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2003年02月21日

来年度の予算書

  昨日届いた予算書を見ながら、3月議会に向けてどんな事項について市に対して問題提起をしていこうかを議論しました。事前に予算書に目を通していきましたが、ひとつひとつの事業を読み解くのが本当に難しく、昨年度の決算書と、今年度の予算書、そして来年度の新しい予算書を見比べるのはとても時間がかかります。所詮、にわか仕立て・・・と思いながらも丁寧に見てみると、結構「よくわからない」出費が多いことがわかります。
 来年度から行財政診断市民委員会というのが立ちあがります。ここで補助金、委託金などを抜本的に見なおすようです。専門的な知識のある市民2人を加えた6人ほどのチームで検討をするとのことですが、「しがらみ」のない委員会であって欲しいと思います。いかなるところからも圧力がかからずに、思いきった見なおしをしなければどうしようもない崖っぷちに立たされているからです。本来は、このような委員会を設置しなくても見なおしていく姿勢が必要だと思います。そしてそれをきちんと提起をし発言をするのが議会としての役割ではないかと考えるのですが、現状、そうなっていないのは非常に残念です。「税金」とすぐに結びつけるのも嫌ですが、市民は議員が果たせていない役割のために、行財政診断をする委員会に対しても謝礼を支払うという自体が生まれているのです。私たちは議会としても、このことを受けとめなくてはなりません。そしてこの委員会の決定には忠実になるべきだと思います。もちろん委員会が「しがらみ」に埋もれてしまっては困ります。委員の選出方法や、そのメンバーが鍵を握ることはまちがいなしです。
 私は「自己改革」をしていく力が大事だと考えています。来年度の予算書を見れば、もう少し自己改革できるところもあるように感じます。例えば、職員定年退職等記念品などは本当に必要なものなのでしょうか?民間企業などではどんどんと削っている部分だと思います。私も以前勤めていた職場では○周年記念の記念品や式典はなくなりました。全体の予算から見れば、たったの○十万かもしれませんが、それがチリも積もれば・・・のように積み重なってはちきれそうになっているわけで、やっぱりもう少し自己改革の力も必要だと思いました。もちろん行財政診断の委員会が立ち上がることが第一歩かもしれませんが、第三者に言われなければ変えることが出来ないとか変われないというのは責任放棄です。もしかするとそのことは、議会そのものにも問われていることかもしれません。
 今、「変える」力が望まれています。なぜなら変わることを迫られているからです。どうやって変えていくのか。「今まで」にとらわれない手法が不可欠だと強く感じているところです。

投稿者 hisaka : 2003年02月21日

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