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2003年01月16日

選挙前だけっていうのは困るんだよね・・・ホント

 今日は政策宣伝カーが使用出来る日だったので、この寒い中、街頭遊説活動をしました。諏訪商店街でマイクでしゃべっていたところ、おそらく年金生活者であろうおじさんたちが数人わらわらと商店街前のベンチにやってきて腰を下ろしました。そして私のヘタッピー演説に耳を傾けてくれていたようです。
 10分での話しを終えると、一緒に「ほうれんそう」を配ってくれていたステイツマンの「ひさか担当責任者」のぶくんに「あのおじさん、中央大学卒業なんだって、話しに行ったら。」と言われ、おじさんのところに行ってみると「おーっ!びっくりしたよお、君は中央大学なのだなあ。」この間、私がおじさんの住んでいる地域に一軒一軒「ほうれんそう」を渡しに行った時には留守だったそうで「いやあ、こないだ来てくれたでしょう。家内が『お父さんと同じじゃない』ってさ、言うからさ、ビックリしたんだよなあ。僕の同級生にはほらほら、自民党の高村がいるんだよ。」と教えてくれるのです。実は高村さんの奥様は私が北海道に住んでいた時に母ともちょっとした面識があったとの話しを聞いています。その頃はまだ高村さんも弁護士をしていたそうです。私は議員通ではないので国会議員は有名で名前の知れている人しかわかりません。ちょっとラッキー、何とか話しを合わせることが出来てほっとしました。
 その後、「いやあ、困るよ。何だかさ、選挙の前だけワーワーうるさくてさ。全然わからないよな。その時だけ言われたってどうすればいいかわからないんだよ。まったく。」とおじさんは一番居たいところを突いてきたのです。「そうですね、私も同感です。去年に当選してから、十分に活動できないままにまた選挙だから、選挙のために活動をしている気分になってしまいます。」「だめだよー。がんばってくれないと。」「おじさんのお家には『ほうれんそう』入っていますか?」「おう、入ってるよ。でも中央大学だとは知らなかったよ。」「そうです、今回からプロフィールを入れることにしたんですよ。」「そうかあ、でも君は娘よりも若いよ・・・・はっはっはーー・・・。」「よく言われます。」「いやあ、いいんだよお、まあ、がんばれよ。中央大学なんだから。」
 すると隣に座っていたおじさんも「全く、ほんとに困るよ。選挙の時だけ『お願いします』って・・・・一体何を願うのよ。いやあ、おれはあんた知らないだよ。」「すみません、私もこの地域には・・・って思ってニュース配っているんですけれど。」
 こんなヤリトリを終えて、すっかり疲れてしまいました。寒さの上にさらに痛いところを突き刺す質問ばかり。私はフツーに議員の活動をしていれば、4年に1度だけ、何もがりがりしなくても大丈夫だとおもっているのですが・・・?選挙のプロだけが増えて議員のプロがいない状況というはこのことなんだろうなあ・・と思いながら、次の遊説場所へと向かいました。

 それから、その後、今日はオーストラリアの踊り子達との最終プログラム「茶道体験」のお手伝いに参加。手伝いといってもほとんど何も出来ず、手伝いについては指示待ちのスタンバイで踊り子達の様子を見学していました。茶室に入ったとたんに「時計と指輪を外してください」と日本体験スタート。茶室に入ればもちろん正座ですが、出来ない人もいます。5分たたないうちに足を崩してリラックス。
 茶菓子を食べて「ウェー」との様子。お茶を飲んで「マズー」という表情もこらえて苦笑い・・・そして休憩に入るとみんなが和室から退室し、外で足の屈伸運動など。
 一番盛りあがったのは「振袖」。たまたま隣の部屋で着付教室をやっていたらしく、スタッフの一人が協力以来をしたところ応じてくれたそうです。カメラのシャッターが一斉におりました。
 それにしてもオーストラリアの子どもたちはいい意味で伸び伸びしています。お茶体験の順番待ちの時には寝転んで頬づえついたり、体育座りだったり・・・。茶道の先生を怒らせないかとこっちが心配になるほどでした。
 スタッフで食事をしながらミニ反省会。そこで出てきたことですがオーストラリアのダンスはみんなが不揃いなのに上手に見えます。観客の拍手の音も、日本の子どもたちが踊った時の拍手とは色が違います。
 「オーストラリアのダンスはアート、日本のダンスは技術」つまり技術力は日本の方が優れていて、揃っているし指先までに緊張感がみなぎっているけれど、でも感動させるかといえばそうではない・・・けれどもオーストラリアのダンスは『客』が常に意識されていて、だからこそ観客の心に訴えるものがあるのでしょう。私たちの達したこの結論は、ただ単に「表現力」の違いだけの問題でもなさそうです。一体何が違うのでしょうか?
 「上手に踊る」「楽しく踊る」ってどういうことなのか?これを全員の子どもに説明してもらうと、その理由が見えてくるような気がしました。

投稿者 hisaka : 2003年01月16日

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