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2003年01月15日

10年ぶり以上の給食

 昨日に引き続いて、オーストラリアからの子ども達と連光寺小学校の訪問をしました。彼らは前日の練習の疲れがあるにも関わらず、やはり同じ子供どうしという共通点からか、予定よりも早く到着した子は既に体育の授業、サッカーに加わり、校庭中を走り回っていました。
 2時間目は体育館で折り紙や大縄跳び、そして3時間目は書初めの見学、4時間目は音楽の授業で和太鼓を経験しました。小学校の授業見学も何しろ初めての私は、オーストラリアからのお客様のおかげで、先生や生徒の風景をみることが出来ました。
 一番びっくりしたことは、書初めの練習のことです。なんと半紙にもともと文字型が印刷してあり、子ども達はそれをなぞりながら練習をするのです。私の小学、中学時代はお手本を左側に置いて、一生懸命にらみながら文字格好を真似していたわけですが、時代とともに教材も変わっていくのだと感心してしまいました。
 今日、一番の楽しみは「給食」を食べれることでした。これも私は小学校4年生ぶりです。ちょうどメラニン食器とランチ盆への変更とともに給食をやめてお弁当持参していたので、初めてのメラニン食器+ランチ盆給食です。メニューはチョコロールとトマトスープにエビフライにスイートコーン炒めでした。まずパンが個包装されておらずランチ盆に直に置くことにビックリ、ごみを減らす対策なんだと思いましたが、何かと「衛生面が・・。」と言うわりには気にしないのね・・・納得。さらに先割れスプーンは時代遅れでフツーのスプーンしかついてないことにもビックリ、エビフライはどうやって食べればいいのでしょう?先生に尋ねてみるとメニューに「ごはん」がある時にはお箸がつくけれど、パンの時にはつかないとのこと。つまりエビフライは手でつまむか、切れ味よくないスプーンの端で一口大に切るか、スプーンにのせてそのままかじるのか・・・という選択しかないわけです。ここはやはりお箸の持参をすべきでしょう。何でも家からの持参ということになると、「忘れ物」の指導が大変になるとの学校側からの反発がきそうですが、先生達がこの給食のありかたについて疑問を持たない方がおかしいと思います。エビフライなどをスプーンで食べるなんてことはマナーとしていかがなものかと思うからです。それならばせめてフォークとナイフを用意してもらいたいと感じました。
 一緒に給食を食べたスタッフ達は口々に「えっ・・・このエビフライは何で食べるの?」と言っていたわけで、これがある意味で良識だと思います。
 給食の味付けはまあまあですが、塩辛さが気になるのとやはりセンターから運ばれてくる間にエビフライの衣はシナッとなっていました。オーストラリアからの引率のお母さんもエビフライの衣は外していました。オーストラリアからの子ども達は日本食をあまり好まないようで、やはりスナックや菓子パンが好きなようです。「給食おいしかった?」と尋ねると「スープとパンと牛乳だけ」と答えていました。
 夜にはやまばとホールで多摩市のバレエ教室との合同での公演がありました。なかなか楽しめた舞台でした。準備期間も短かったのに、バレエ連盟にも協力してもらえたことはありがたいことれした。彼らの多摩市滞在も忙しいけれど、なかなかの充実ぶりではないかと感じます。
 スタッフはみんな無償です。会社の休みをやりくりしながら、みんなで創り上げるのはかなり大変ですが、ちょっと段取りが上手く行かないことにハラハラしながら進んでいくけれど、何とかなることが面白いし、これが市民力なんだなあとつくづく感じました。

投稿者 hisaka : 2003年01月15日

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