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2002年12月27日

ヘブン☆アーティストのお披露目

 東京都が大道芸パフォーマンスのコンテストをやったことは記憶に新しいと思います。コンテストで通過をすれば、東京都オリジナルのライセンスが取得でき、東京都の指定した場所で警察の眼も気にせず堂々と演じられるという試みです。
 実は多摩市の活性化にも一役買ってもらおうと、この度、パルテノン多摩の階段下広場が特設ステージとして都から許可が下りました。今日はそれを記念したオープニングイベントが、比較的暖かいものの寒空のもとで開催されるとの情報をキャッチしたので、早速出かけてみました。
 相変わらず人の動きはせいぜい多摩センターの駅からペデストリアンデッキの中腹、ちょうど三越前のクリスマスツリーの辺りまで。パルテノン多摩の方まで足をのばしてもらうのはさすがに難しいようでした。職員も大きなポスターを持って、通行人に呼びかけてはいましたが、なかなか人をパルテノン前広場まで向かせるのには一苦労です。
 ペデストリアンデッキを歩きながら、パルテノン前広場を見てみると、何かやっているようだけれど、でもあまり人も集まっていないし、遠くから見た印象はテレビか何かの撮影現場のようでした。多摩テレビが取材準備にカメラを回していたのと、ちょうどいい具合の観客はまるでエキストラのようでした。はっきり言って「えーっ、大丈夫なの?人が全然集まっていなさそう…。」と心配になりながら会場に到着。
 確かに東京都からの指定が下りたのがつい最近だったこともあり、PR不足は事実ですが、もうちょっと人が集まればいいのに…と寒さが余計に身にしみるようでした。今日は「海月」というグループのパフォーマンスでした。現在売りだし中のグループのようです。全く私にとっては目新しい大道芸でした。というのも、大道芸というとピエロとか手品のイメージですが、「海月」のパフォーマンスは歌と踊り。メンバーが全て30歳代なので、ジャニーズシニアって感じに、恐らくご年配の方には追いていけない風な楽曲に合わせた演技でした。遊園地とかのウルトラマンショーに近い気がしました。
 私もなかなか理解には難しい感じでしたが、それでもこんなのも大道芸の一つになるのかと勉強になりました。
 ところでヘブンアーティスト・…というネーミングですが、これは文字通り天国の芸術家ってことになるのでしょうか?誰がこう命名したのかわかりませんが、この由来を調べてみたいと思います。
 イベントが終了する頃には、若干、観客も増えて良かったと思いましたが、私には、これがどんな風に多摩センターににぎわいをもたらしてくれるのかと少々不安と期待が入り混じりです。
 多摩センター駅前には全体としての空間デザインが必要です。今年は大々的なイルミネーションが駅前全体を何とかつないでくれていますが、普段はペデストリアンデッキがあるにも関わらず、空間の連続性がなく、ひっそり寂しく、全ての建物が孤独に存在している気がします。イルミネーション後の多摩センターに新しいアイデアが必要です。「多摩センターに行くと何かおもしろいことやってる!」こんな風にいつも動いている場所に創りあげることが求められていると思います。

投稿者 hisaka : 2002年12月27日

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