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2002年12月24日

議員定数が2名削減されました

 議会が終わったのが23時すぎ。今日の議会は長くなることが予想されていたので、覚悟はしていたけれど、さすがに辛かったです。
 市民のために存在する議員であり、議会です。議員定数の削減は市民にとっても重要な案件です。
 私には私の理想の議会像があります。でもこれに近づけるためには、まだまだ時間がかかります。そしてもっと市民と一緒に議論をしながら、積み重ねていかなくては実現できない議会スタイルだと思います。
 さまざまな議論が飛び交いました。でも議員定数を削減する主張も、現行通りで定数減に反対する主張も、どちらも間違っていないと思いました。議員定数が一体何人がいいのかについては、きっと誰しも正確な答えが出せるはずはありません。ただ法律の中では今のところ上限36人と決められています。これは人口規模によっての目安だと思います。
 私は議論を聞いているうちに心配になりました。そこには議員一人ひとりは自分の支持者や支援者の意見を聞いているかもしれないけれど、議会として市民と共に議員定数についての議論を全くしていないということです。例えば議会が主催して、議員定数などについて意見を聞く会等を開くべきで、もっと市民に広く聞く事をしたかったです。
 実は議員定数が一体何人がいいのかについて、その答えは市民が持っていると思います。市民のための議会です。だからこそ市民が自分たちの声が一番反映されやすいなあと思えるようなスタイルにするべきなのです。
 でも、とにかくつかれました。今日の議会での議論はきっと永遠に抱える課題だと思いました。もう一度自分なりの総括が必要です。
 私の会派では今回の削減については反対の立場をとりました。私たちは市民参加が進んできていると言っても、その市民参加なるものを制度的な位置づけのもとで推進しているわけではないという主張をしました。市民の声に耳を傾ける議員であり、行政である・・・市民参加は進んでも市民の意見がきちんと実現され、反映できなければ、せっかくの市民参加も無意味なものとなってしまいます。市民参加を実効あるものにするために、今、多摩市では市民自治基本条例の策定をしているわけです。私は議員定数削減などについて、実感として市民参加が進んでいるということにプラスして、きちんとした制度的保障を市民参加に付与した上で考えていきたいと思っています。
 なぜなら議員が変わったら、そのまま市民参加のありようが変わる可能性も十分にあるからです。制度的な保障のもとで市民参加が推進されていれば、おそらく議員定数は削減の方向に向かうのだと改めて思いました。
 でも私の目指す議会像の実現はまだまだ程遠そうです。

投稿者 hisaka : 2002年12月24日

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