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2002年12月21日

議会最終日に向けて

 24日が12月議会最終日なので、最終打合せをしました。最終日には昨年度の決算についての意見討論もあり、そして議員定数削減についての審議もあるのでかなりハードになりそうです。
 昨日、ネットの全体会があり、その中でも議員定数削減のことが話題に上りました。「代理人」の立場は生活者ネットワークとしての意見を議会に届けるわけで、自分自身の考え方を会員と議論した結果についてを述べる必要があります。そこでは自分の意見が必ずしも通るわけでありませんが、民主的な話し合いを持つわけで、その中での自分自身の立場を自分なりに整理をして位置づけておかなければなりません。それは簡単なようで難しいことです。
 さて、議員定数削減については市民の中にも賛否両論あるようで、議会で議員定数削減が提案される運びになり、それに対する「削減しないことを求める」陳情が提出されています。
 議員の定数は法律で、多摩市の人口規模なら最大36人までと決められていますが、条例により市議会議員数は決まっています。現在は、28名定員です。よく、他市との比較で多摩市の市議会議員数が多いと言われるのですが、それはあまり意味のない議論だと思っています。どこと比較するのかによるからです。極端な話し、村や町と比較すれば・・・どうなるでしょうか?1議員当りの人口数が700人というところもあります。1議員当りの人口などで比較するとき、多摩市は今のところ1議員当り、約5千人です。これは多いのでしょうか?少ないのでしょうか?1議員当りの人口数で考える時、議員一人当り受け持つ人口が多ければ多いほど、それだけ仕事が多くなるのでしょうか?はっきりと考えられるのは仕事がどれだけ多くなるのかはわからないけれど、一議員歳費は増加できるということです。町や村の議員たちは歳費が少ないと言いうのは、受け持つ人口数が都市と比べて圧倒的に少ないのです。でも、それなら仕事が少ないのでしょうか?そんなことはありません。議員の仕事は増えるも減るも自分次第です。すべて自分の裁量だと思います。
 要するに何が大事かと言うと、この‘まち’にふさわしい議会づくりをすることなのです。議員定数が減ると、行政に対するチェック機能が弱まるとも思えません。少ないなら少ない中で、どうやって議員一人ひとりのチェック能力を高めていくかが問われるのだと思います。
 私が理想とする議会像があります。でも、すぐに実現出来るわけでもありません。それならばどうすればいいのか?理想像により近づけるためには何が欠けているのか?あと2日間しっかりと悩む必要がありそうです。
 今日は公共選択学会に行く予定でしたが、ネットでの会議もあまりにもハード過ぎて参加できなかったことは、ちょっぴり心残りです。

投稿者 hisaka : 2002年12月21日

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