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2002年11月30日

こんな時に限って

 私は運がいいなあ、ラッキーだと思うことが多いけれど、自分で勝手に運を悪くしてしまったと反省することも多い。
 朝昼晩の気温差が激しいからか、火曜日くらいから実は咳がひどくなって、なかなか治らないのです。今年の風邪はしぶといのでしょうか?私は病院が大嫌いなので、とにかく睡眠療法をしようと試み、木曜日以降は夜8時前には寝ているのに、ちっとも治らないのです。そこで観念して病院に行きました。すると普段は薬を飲まないせいか、今度は薬が効きすぎて眠たくなってしまうわけです。
 今日は朝から、プレイパークのシンポジウムが開催されていて参加する予定でしたが、もちろん断念。けれどもどうしても午後からの予定、公会計の話だけは聞きたかったので、家で元気を蓄積していたのですが、なんと寝てしまって遅刻・・・・・。さんざんな一日です。今日みたいな日に風邪を引くなんて最悪です。 
 さて『公会計』の話ですが、これは知り合いの税理士さんに教えてもらう予定でした。というのも9月議会の時に去年の決算について総括質疑をしたわけですが、とにかくまだまだ勉強不足で、何をどのように捉え評価していけばいいのかがチンプンカンプンだったからです。12月議会を過ぎれば、3月議会では来年度の予算についての審議があるので、それまでに少し公会計を学ぶ必要があるなあと感じていたところ、ちょっとした知り合いが快く引き受けてくれたのです。
 まずは地方自治法上の制度面からのレクチャーで長、議会の権限や決算といえば監査委員の制度ですが、そう言えば監査委員とは一体どんなことをしているのかがわからなかったので、その仕事や位置付けについても説明を受けました。監査委員が行政から独立しているので、庁内にある監査委員事務局も独立しているはずなのに、なぜか議場では行政側に座席があり、議員のほうを見つめてくるわけで、私はすっかりと行政の一部だと勘違いをしていました。もちろん事務局は市職員が人事異動でかわりばんこに担当するのですが、監査委員の仕事はとても専門的な知識を要求されるので事務局職員があまり入れ替わり立ち代わりなのは好ましくないように感じました。 
 私はOLの時に粗くですが企業の決算書を整理する仕事をしていたのでちょっとだけ簿記をかじっていました。企業会計は全て複式簿記ですが、公会計では単式簿記で、現金主義で組み立ててあることを再認識しました。現金主義では現金のヤリトリが実際に発生した時に帳簿上にあがってくるので、複式簿記で言う買掛金、売掛金などの発想が存在しません。まだ、あまり上手く説明できないので、これは要勉強ですが、実際に今後市として払うべき費用があったとしても、それを未払費用として計上しないので、「わかりにくい」わけです。例えば市の関連として、福祉協議会や土地開発公社、交通公社などもありますが、それらの分まで含めての連結決算を組んで、複式簿記採用の決算書を作成すれば、それこそものすごい債務負担が露呈するのではないかと思うのです。
 今日は公会計の話の第一弾で2回目も予定されているので楽しみです。なかなか公会計システムはわかりにくいし、単に収支だけをみて判断することも出来ません。なぜなら行政の仕事は民間企業なら採算とるのが難しい仕事が多いわけで、赤字が出ているからダメというようにすぐに結論付けることができないからです。
 でも、今後の多摩市の財政状況を考えてみればやはり、少しでも赤字を減らすにはどうしたらいいのか?を考えるべきです。赤字補填に市民の力を使うわけではなく、本来の自治を実現するために市民活力を育てていくことが、将来のいい結果に結びついていくのではないでしょうか?ちょっと楽観過ぎるかもしれないけれど私の意見です。

投稿者 hisaka : 2002年11月30日

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