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2002年10月28日

正しい情報を伝える責任・・・お詫び

 昨日、新聞の折りこみで『ネットニュース 71号』が配布されました。その文中で非常に大きなミスをしてしまいました。「児童館めぐり」という記事の中で、児童館の開館時間を17時までとしてしまったのですが、正しくは18時までです。
 市内児童館9館すべてを見学したにも関わらず、このような初歩的なミスをすることにとても残念だとの指摘とともに、市民に対する混乱を招くという苦情のメールをいただきました。当然、ミスをしたことについて速やかな対応をしたいと思いますが、次回のネットニュースの発行が年明けなので、まず児童課の課長さん、そして各児童館に謝罪の電話をかけました。本当に迷惑をかけてしまったとの思いと恥ずかしさがありました。担当の行政職員の方々に対しては電話ででも何とかお詫びすることができましたが、問題なのはニュースを読んで下さった市民の方々への対応です。今すぐの対応、例えば号外の発行などはどうしようも不可能なのです。発言の取消しがきかないことの恐ろしさを身にしみて感じました。今日は一日中、落ち込んでしまいました。
 市民に対して正確な情報を伝えるべき立場なのに、混乱を招きかねないミスをしてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。今回の件で市民はもちろん、行政の担当者の方には多大な迷惑をかける結果となりました。それ以上に私は私自身のミスが原因で多摩ネットに対する信頼感まで傷つけるということ、「情報」に対する認識の甘さ、特に発信者としての自覚のなさを痛烈に感じました。正確な情報を流すべき立場としての責任の重さは事の重大性や問題の大小には関わりなく、常に意識をしなくてはなりません。
 今日のことはただ単なる反省で済まされる問題ではないと思っているのですが、それでも現実的には今回の失敗を二度と繰り返さないようにするが今の私が精一杯出来ることとして、前に向いて進んでいこうと思っています。
 朝は元気に朝遊説をした後はかなりの落ちこみモードでした。午後からは少し回復してネットでの打合せ、そして夜は東京大学大学院生の板垣竜太さんの「歴史から見た韓国の住民登録制度:日本との関係で」という学習会に参加をしました。板垣さんは国民主義に立脚した住民基本台帳ネットワークシステムへの反対運動の限界性を指摘しました。国民のプライヴァシーの侵害として住基ネットを反対する人は多いけれども、今一度、日本社会の中の外国人登録の問題をも考える必要があるとのことです。反対を主張をするならば、同じように日本社会で生活をしている外国人に対しての日本政府の在り方、日本社会のしくみを同時に語る必要があるとのことでした。これには私もハッとさせられました。「在日の問題は私たち(日本人)の問題でもある」という結びに解決すべき課題が複雑に絡みあっていることを再認識しました。まだまだ勉強不足ですが、外国人参政権の問題などの捉え方については考えを深めていきたいです。

投稿者 hisaka : 2002年10月28日

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