« お米を守りたい! | メイン | 地方議会の改革の視点? »

2002年10月24日

寒さと共に気持ちまで・・・

 急に寒くなってきました。気分的にお日様が見えないとやる気がわきません。今日も午前中、寒さと天気の暗さで気分が滅入ってしまうし、おまけに体調もすぐれなく家で寝ていました。
 午後から少し起き出して来月号の「ほうれんそう」を作成したり、「ひとこと提案」のまとめをしました。16時から永山駅で昨日に引き続き署名集めをする予定になっていたので、なんとか元気を回復しました。それにしても駅前は寒くて困りました。そして19時からは高齢者いきいき祭の実行委員会に出席しました。開催までもう1ヶ月ないので、最終的な確認だからです。私はほとんどやることはなくて、実行委員会を仕切ってくれているのは感性工房TAMAのメンバーたちです。私は何をしているかと言うと市民がどうやってどんな気持ちでこの祭に関わろうとしているのか?を客観的に見ることです。
 この祭の特徴は何せすべてを自分たちでやらなくてはならないところです。開催場所の旧南落合小学校跡地の清掃、地域へのポスティングなどすべてを祭りの参加者で行います。もちろん行政側もそうじ用具を貸してくれたり、プログラム作成には印刷機を使わせてくれます。でもあとは主催者=参加者なので全員プレーでやるしかないのです。面白いのは、清掃に参加してくれる人を募ると進んで手を挙げてくれるグループと、「せめて各グループについて1名は人を出してください。」と言わなければ関係なさそうにしているグループがあったり、プログラムも印刷をして半分折りは人の手で行うわけですが、それへの協力を募ってもあまり協力者が得られないなど、色々な市民模様が垣間見れます。
 さらに、一番うれしいのは、やはり「出会い」があることです。このお祭りでは国士舘大学の学生が手伝ってくれます。彼らは「いきいき体操」をやりますが、そこではタオル25本、青竹を使用します。学生だけでは集められない備品について参加者に呼びかけたところ、すぐにシルバー人材センターから「タオルは『シルバー人材』って書いてあるのがあります。」そして「青竹も大きさを言ってくれれば用意できるし、ヤスリもかけなくちゃよね。」と進んで申し出がありました。何気ない「出会い」、ただ同じ会議の場に居合わせたという偶然からつながりが生まれていくことはうれしいことです。周囲から拍手がわきました。
 こんな風に祭が創られていく経過をみると、気持ちがだんだんと楽しくなってきます。そしてコア・スタッフの感性工房TAMAの目標としては回数を重ねるごとにパワーアップしていきたいというものがあります。これは祭自体を成功させるとの意味とは別の目的です。それは「つながり」です。前回と今回を比較すると、地域のつながり・・・で国士舘大学のゼミが参加してくれるという新たなルートを作ることができています。これが成果です。この祭を通じて、どうやって地域づくりをしていけるのかがスタッフ内での一番の勝負どころです。
 私自身はなかなか雑務に協力することも出来ず、いつも申し訳ないなあと思いながら参加しているわけですが、この祭のリーダーを筆頭にして、とかく市民は日々動いている・・・そのパワーを感じながら、今後私自身が何をどのように表現していけばいいのかを考えていきたいと思っています。

投稿者 hisaka : 2002年10月24日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/154