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2002年10月23日

お米を守りたい!

 「食の安全」を脅かす話題が後を絶ちません。私たちの食卓は不安だらけです。私もスーパーで買い物をする時、添加物をチェックしたり、少し高いけれど有機栽培の野菜を選ぶ努力をしています。こだわり出すと、はっきり言って何も食べれなくなってしまいます。「ほどほどに・・・」、なるべく安全なものを選ぶようにするしかありません。自分自身で健康な体を守るしかないのです。
 そのためには情報を知ることが最低限の条件です。私たちが選択するに必要な情報を入手できた上で、自分自身がどうするかを最終的には決定します。その選択について責任をとるのも自分自身です。
 さて、遺伝子組み替え食品の危険性はもう数年前から指摘がされ、食品事業者もどちらかというと積極的に遺伝子組換えをストップしている状況にあると思います。ところがこのご時世の中「祭り晴」という除草剤に耐性のあるイネが認可されようとしています。これがなんと遺伝子組換えなのです。時代にかなり逆行するのではないかと思います。そして日本にはお米が余っていて、遺伝子操作をしてまでもイネを育てて増産をする必要性が感じられません。それにも関わらず、なぜ今「遺伝子組換えイネ」なのでしょうか?私はそこには色んな立場からの思惑がある気がしてなりません。
 この思惑・・・については明白な答えを出すことは不可能で、あくまでも臆測に過ぎません。でも私は「色んな思惑」があると察知して、一連の動きを捉える必要性を感じることが大切だと思っています。ところが残念ながら、私たちが察知する段階に至るだけの情報が届けられていません。実際、新聞のどこにも遺伝子組換えイネのことを見たことがありません。見落としているのかもしれませんが、大きな記事として取り上げられていた記憶はありません。食品の安全性が問われている時に、本当は遺伝子組換えイネが研究途中にあるとの情報をもっと広く知らせていくことが必要なことだと思っています。それへの賛否については、最終的には個々人が出すことでしかありません。けれども私たちのところに届く情報はあまりに唐突で、そして不親切なものが多いのではないかと感じる今日この頃です。
 目先のことだけを追う時代はもう終わったことをもっと認識する必要があると思います。今すぐに遺伝子組換え食品を食べても、変化が起きないかもしれません。けれども考えて欲しいのはやはり今だけのことではなく、長い目で見た未来のことです。未来の視点に立ってみても遺伝子を組換えが、どんな影響を及ぼしているのかどうか誰もが想像することができません。だからこそ余計に恐ろしいと思うのです。
 今日は今までの活動を整理していました。そして夕方に多摩センターで遊説と合わせて、遺伝子組換えイネの署名集めもしました。でも、なかなか署名してくれる人がいません。とてもがっかりしてしまいます。特に笑顔で通りすぎる高校生や大学生を見ていると、どうやったら彼らにもっと訴えていけるのだろうか?と思います。個人的には、やっぱりお米は守りたいです。できれば販売することを阻止したいというのが私の気持ちです。「買わない」という選択肢だけでは不充分だと思うからです。

投稿者 hisaka : 2002年10月23日

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