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2002年10月21日

地域で学校づくりしちゃおう!

 月曜日はいつも雨降り。今日も土砂降りの雨で、朝遊説。雨が降っている時にはテンションも低くなるし、せっかく配っているチラシも受け取ってくれる人が少なくて残念。
 午前中はネット事務所で稲城・多摩・東京都の情報交換をしました。この会議は一番面白くて、今日も都議の新井さんからいろんなことを教えてもらいました。新井さんはさすがに勉強もしているし、私以上に経験もあり、彼女の視点にはいつも学んでいるところです。私の気持ち的には門下生。今日も自治体のバランスシート作成の必要性などを聞き、ますます勉強不足を痛感したところです。公会計の考え方は難しくて、OL時代には決算書の整理をしょっちゅうしていたものの、なかなかその経験を生かすわけにはいかないからです。例え、赤字が出ていたとしてもそれを一概に非難することも出来ないからです。

 今日は午後からはリフレッシュ。こちらもOL時代から抱いていた夢の実現へ第一歩です。私は常に何かを表現していたい人間ですが、出来れば自分一人ではなく、たくさんの人と一緒になって創り出すことが大好きです。それは演劇部の経験が大きいのかもしれません。とにかく私はみんなで創り出すことの楽しさを子どもたちと共有したいと考えてきて、OLをしながら子ども向けに読み聞かせをしたり、歌を歌ったり等をしたいと構想中でした。
 ところが人生は面白いもの!議員になってしまって、その夢をまたもや先々へと延ばすハメになっていたのです。そんな私の思いを共有していた仲間の一人が公民館の保育室開放デーのちょっとした時間を利用してミニイベントをしようという話になり、今日は第1回目でした。プログラムは読み聞かせで「とりかえっこ」という絵本をパフォーマーの安倍久美子ちゃんが子どもとお母さんたちに披露しました。初めての試みですが、なかなか好評で次回も・・・という話になりました。次回には私のOL時代の友人がヴァイオリンの演奏をする予定で、私もちょこっとお手伝いするつもりです。

 そして今日は多摩第1小学校の建替のためのワークショップでした。こちらは傍聴のつもりで初参加しました。今までからも参加したかったのですが、なかなか都合がつかないのと、一応地域の人たちのワークショップということもあり、地域外の公募市民はいるものの、私自身は地域外だし、しかも立場は議員で、何となくしゃしゃり出るのも気が引けたので参加してきませんでした。でも、やはりどうしても参加をしたかったので、担当の職員の方に聞いてみたところ「来ても良い・・。」という了解を得られたので、傍聴に出かけました。
 しかしハプニング・・・というか人数の少ないグループに加わって欲しいと頼まれたので、いつしかどさくさに紛れて議論に参加してしまいました。私個人的な意見は述べずに、他の参加者の意見を聞いていましたが、ずうずうしくも途中から、広げられた模造紙に絵を描きながら、参加者の意見をまとめることをお手伝いしてしまいました。
 3つのグループがありましたが、共通している意見はやはり「地域開放」の視点でした。地域の住民が自由に出入りできて、そして子どもたちと交流出来るように、そして地域の交流の拠点として施設を活用したいと望んでいるようでした。あとは多摩川沿いという立地を生かして欲しいという要望が強かったと思います。最終的にはどのようにまとまっていくのか楽しみですが、曲線を大事にした建造物にしたいというのも願いのようでした。
 学校だとしても公共施設です。やはり公共のものとして地域みんなで大事にしていきたいという住民の気持ちがひしひしと伝わってきました。私は自分たちの手でつくることで生まれる愛着こそが大事だと思っています。それは結果ではなくて過程の問題です。私のいたグループでも「お金がかかりそうだなあ・・・」というため息まじりの声もありましたが、そこを「いや、いいのいいの。夢なんだから。今の段階は。とにかく欲しい物を出していこう!」と積極的にリードしてくださる人もいました。私はこのプロセスが大切なんだとつくづく思いました。
 最後に参加者より「私たちがこうして取り組んでいるけれど、先生たちやPTAの方はどうなっているんですか?情報交換とかしているのですか?」という核心をついた質問が飛び出しました。「自分たちだけが一生懸命やっただけでは意味がない・・・。」という含みがあるようでしたが、全くその通りだと思いました。
 このワークショップをリードしているのは市の職員です。すべて準備も職員が行っています。その段取りとか手際の良さには拍手を送りたいです。こんな風に職員がどんどんと地域に来て欲しいです。

投稿者 hisaka : 2002年10月21日

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