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2002年10月19日

うららかな一日

 昨日、多摩大学の学生4人と出会ったからか、今日は朝から元気でした。私は学生がもっと地域に関わって元気を分けてもらいたいなと思いますが、なかなかきっかけを見つけることが難しいのです。それは学生も同じで、これまで多摩市と縁もゆかりもなかったのに突然に地域に踏み込むには勇気がいります。ここにいる‘人’を知らないからです。そこの勇気を出してもらいたいな?と思うわけですが、もちろんこちらの方からも働きかける必要があると考えています。
 私はちょっと運に恵まれているなと思うことがあるのですが、ちょうど2ヶ月前の出会いにはびっくりしました。というのもチャータースクールについての行政と市民の懇談会に参加した時にたまたま多摩大学生と居合せたからでした。さらにはつい2週間ほど前、自転車でぷらぷらとチラシまきをしていたときに偶然ばったりと再会したのでした。とてもラッキーだと思いました。そこでこのチャンスを生かすべく、今後、多摩大学生で地域と関わりたいという意欲を持っている人たちとどうやってネットワークしていくかについてや、私が議員になってみて知った多摩市のことなどについて情報交換をしたのでした。
 多摩大学はユニークな授業を行っているようで、新入生全員で「自己発見講座」というのを今年初めて試みたようです。詳しくはわかりませんが、班ごとにわかれて多摩市内の調査など実地勉強によって、自分自身のテーマを探していくという授業だと思われます。
 昨日出会った一人は、「『自己発見』では多摩ニュータウン地域の高齢化について調べました。『3A(=Active Advanced Aged) Project』と題して、ニュータウン地域の高齢者がいかに活発に社会参加できるか、についての政策を発表しました。最終的に、高齢者の精神面での若返りを目的としています。」ということに取組んだそうですが、これはまさに「介護予防」「高齢者の社会参加拡大」という私のテーマのひとつです。そういう思いを持った学生とぜひ一緒になって考えてみることは、彼にとっても地域にとっても意義のあることだと考えます。
 今、地域社会の創造は<連携>なくしては語れない時代です。多摩市では産業というよりは大学との連携、そして市民との連携による‘まちづくり’を模索していると思います。もちろん大学教授の専門性も大事ですが、私自身は多摩大学生と市民とを結ぶことで生まれる力の可能性を信じています。もしかすると私自身、大学生と年齢も近いので市民と学生との間の橋渡しにちょっと役割が見出せるかな?と思いました。
 大学との連携と言えば、今日は多摩市で多摩白門会が発足しました。これは多摩市に在住の中央大学の卒業生たちで結成するものです。それぞれ時期は全く違うけれど、同じ学び舎で過ごしたということで生まれる連帯感は不思議です。「校歌」を歌えば打ち解けるようです。もちろん親睦も重要ですが、この白門会(経験豊かな様々な方がいらっしゃいます)を地域で生かせるのかも楽しみなところです。もちろん今日が船出…なのでまだまだこれからですが。ちなみに多摩市の渡辺市長は全く私と同じ学部同じ学科の大先輩です。それもまた、うれしいことです。
 私はネットワークづくりはとても大切なことだと思います。そしてネットワークを閉じないでどうやって広げていくのかが、もっと大事なことだと思います。学生のネットワークと言うのは時に学生だけに終わってしまって地域への広がり不足かなと感じます。例えば白門会にしてみても、ただ単なる卒業生の会に終わらずに、縦のつながりを生かした親睦を深めながら、何を発見していくのか…がネットワークの面白さだと思っています。
 意見は色々言えるけれどいまいちアイデア不足なのが私のダメなところですが、どんなヒラメキができるのかに知恵を絞ることはとても楽しい作業です。

投稿者 hisaka : 2002年10月19日

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