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2002年09月21日

どういうこと???

 午前中の会議では都議会と稲城市議会との情報交換をしました。その中で「あら?」と思ったのは、都立高校の改革についてです。東京都は都立高校に新たな特色を持たせようと策略中です。例えば先日発表されたように公立校どうしでの中高一貫6年生学校を計画しています。これについては、(1)中等教育学校(前期課程3年と後期課程3年にわけ、一体的に一貫教育を行う)形態、(2)併設型(これは併設する中学校からの進学者(この場合中学も都立となる)と一部の生徒は高校入試で受入れ可能)、それから(3)連携型(地域の中学校と当該区域にある高校とを教員や生徒間交流などの面で連携を深めていく)の3形式が考えられていました。
 先日17日に文教常任委員会が行われました。既に多摩市内の都立高校は中等教育学校にはならないことが決まっています。けれども市としては連携型で進めていきたいとして東京都教育委員会に働きかけをしているとの説明がありました。
 ところが、今日情報交換をして判明したのは、既に東京都は連携型は実施しないという方針を打ち出したとのことでした。・・・となるとこの間の市の話は一体なんだったのだろう?東京都は随分前に連携型は採用しないという決定をしているにも関わらず、多摩市では都に強く働きかけていきたい・・・という姿勢を持っている???この齟齬は一体どこから起こっているのか本当に不思議です。どちらが本当なのか?多摩市が何も知らされないままに連携型を要求しているのでしょうか?なぜ、このような食い違いが起こるのか、さっそく休み明けに真相を確かめに行く必要があります。一体全体どういうことなのでしょうか?

 さて、午後からフォトジャーナリストの桃井和馬さんのミニフォーラムに参加しました。桃井さんは世界中を飛びまわっている方です。国際政治とか環境問題を柱にしながら活動をしています。彼は世界中のさまざまな政治家に出会いを重ねています。そんな彼が言いました。「監査しなくてはならない。」それが政治家としての条件だと。自分自身でいつも自分を監査できなくてはいけないのです。人は誰しも自分のことが一番かわいいので自分自身を監査することは心がけても、そう簡単なことではないと思います。でも彼の言葉は本当だと思いました。
 実は今日、ある大学の先生に言われました。「必ずしも自分自身の言い分や主張が通るわけじゃないんだ。自分が良かれと思っていても、それが市民全体を考えた時にどうなのか?通用しないこともある。その時には自分を捨ててでも市民のために働かなくてはならない。自分の面子なんて関係ないんだ。市民のために行動するんだから。」
 もう一つ。夜、お食事会があり、以前から誘われていたので参加しました。そこで初めて出会った人に言われました。「これから勉強します。・・・そんな人は議員としての資格はないからやめてもらいたい。そんなことはいいんだよ。もっと勉強をして磨きをかけていく。そうならなくちゃだめ。自分の意見を持ちなさい。信念を貫かなくちゃダメ。それくらい責任が重いんだから。」さすがに私にはとても厳しい言葉で、ちょっと涙が出そうになったけど我慢しました。彼は言いました。「今まで一生懸命はやってきて、何かはあるでしょ。いいんだよ、それで。今、何もできない・・・それは赤ちゃんと一緒。そんな人は必要がないんだから。がんばりなさい。自分をしっかりと持って。」・・・励まされたんだけれど、泣きそうでした。とっても重荷であることはわかっているつもりです。でも「つもり」では務まらないのです。彼は4月の選挙で私に一票を投じてくれたとのことでした。言い訳はできない立場にあることをものすごく実感をしました。

投稿者 hisaka : 2002年09月21日

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