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2002年07月25日

みんなで一緒に考えること

 朝は恒例?の駅頭遊説です。ステイツマンから応援に来てくれるので本当に心強いです。朝にどのくらいニュースレター「ほうれんそう」が配れるかどうかカウントしています。先週は264枚で今週は215枚でした。その後、少し曇っているからラッキー!ということで引き続き「ほうれんそう」配りをしました。創刊号の時はたった一人で配ったので気が滅入りましたが、ステイツマンと一緒にできるので楽しさがちょこっと加わります。せっかくなので最後まで一緒にやりたかったのですが、午後から予定が入っていたので途中からはステイツマンにお任せしてしまいました。うしろ髪ひかれる思いでした。
 私はタウン誌づくりのお手伝いをしています。もともとは執筆から編集までを引受けるはずだったのですが、忙しくなってしまって、そこまで手が回らないので、自分が取材をしたり原稿を書いたりすることができません。でも、タウン誌づくりが楽しそうなので、最終的なパソコン上のレイアウト作業だけお手伝いすることにしたのです。今日は明日の印刷作業に向けて最終確認をしました。編集人がたったの二人!ということもあり、もちろん明日も印刷作業を手伝う予定です。このタウン誌のコンセプトは「世代を超えて、ジャンルを越えて」です。もともとは70代の方が中心となって作成していたのですが、このコンセプトに基づいて一気に若返りを図ってみよう!と踏み切ったと言うわけです。つまりこのタウン誌は経験豊かな編集人から、20代の若者へと世代交代をして新しく再出発!させるのです。このコンセプトがとっても気に入っています。編集作業の中での世代の垣根ない交流こそが『宝』だと思って、とにかくようやく印刷までにこぎつけた感じです。
 それを終了してから、今日一番のお仕事?東京都市町村職員研修所というところのお手伝いをしました。立川市、八王子市、福生市、町田市、武蔵野市の若手職員の方とともに「行政への市民参画」を考える意見交換会をしました。…私の役割は「多摩市市民自治基本条例」の策定について話をするということです。この自治条例はなんと言っても、その策定過程に大きな特徴です。ワークショップを通じて、市民自身がまったくのゼロ状態から条例文まで作り上げたこと、市長とのパートナーシップ協定を締結して進めてきたこと…まさにこの二つです。それから職員のプロジェクトチームと途中から合流して検討をしたこともあげられると思います。参考になる話が出来たかどうかわかりませんが、自分が自治条例の策定過程に参加しながら感じたことを含めて話をしました。結局は「どうして自治条例が必要なのか?」の議論をもっと深める必要があるのと、職員、議員そして市民の意識改革が必要なんだということですが、全部の市民が意識改革をするまで待ってはいられない…との認識は一致。今日強く感じたことはやっぱり‘まちづくり’のビジョンがしっかりと欲しいということでした。行政職員はいわば手足。市長の方針をもとに仕事を進めていくわけです。議会はその市長の方針を監視しながら新しい提案することが求められますが、まだまだ発展途上です。「方針」がどこまで行政職員の中で共有化しているのか?そしてその前に、その「方針」とやらが一体どこまで議論されているのか?が重要なわけですが、それがなかなか見えにくい、行政も議会も、そして市民もよくわかっていないのは、どこの市でも同じかなあ…なんて思いました。
 でもみんなで一緒に考えることは「文殊の知恵」です。意見交換をしながら自分自身の考えの甘さを認識したり、立場の違いを理解したりできます。その立場の違いを超えて「じゃあ、どうしていこうか?」という発見が出来ることは楽しいことです。行政への市民参加や市民参画というのは一体どんな手法やしかけをすれば、もっと幅広く呼びかけられるのか?とか、何が参画か?とか色んな議論がありました。結論を出すには時間が足りずに「これから創りあげていこう!という意気込みが大事」…みたいな短絡的なものとなってしまいましたが、一生懸命考えている行政の職員がいること、そして行政職員はやっぱり実務を考えながら、現実的に市民参加や市民参画を捉えようとしていることを感じました。私が市民参加とか参画、市民協働を話す時には、理想めいた部分の方が大きいのですが、実際にその事務を担う行政職員の意見を聞いて、とても勉強になりました。

投稿者 hisaka : 2002年07月25日

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