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2002年07月19日

どうして私は議員になったの?

 今日はのんびりと会議を合間にはさみながら過ごしました。明日に控えている市民立法機構の会議に向けて、発表する「市民自治基本条例」についてもう一度考えをまとめました。どんな発表になるのか私自身、とても楽しみにしていますが、ちょっと恐い感じもします。というのも私以外の発表者などの顔ぶれが恐れ多い人たちばかり。そんな人たちと並べられない肩を同じくするなんて、あまりにも不安要素がたくさんです。
 今日のネットの会議ではいよいよ来年の統一地方選に向けての取組みが発表されました。今、「生活者ネット」ということで二人で会派を組んでいるのですが、もう一人増やせば正式会派になることができます。正式会派かどうかは、議会の中ではものすごく重要で、正式会派しか議会運営委員会のメンバーにもなれず、代表者会議(会派の代表が集まる)にも正式に参加することが出来ません。傍聴者としてオブザーバー参加が認められ、意見を述べることも許されることもありますが、議決権はありません。そのために6月議会で一番残念だったことは『住民基本台帳ネットワーク』の導入延期を求める意見書を提出できなかったことでした。意見書の提出は別々でしたが日本共産党と私たちの諸派(三人未満の会派)が議題にするように求めました。議員の数だけで言えば総数13名です。ところが今、多摩市議会は一人会派が7つもあり、それプラス生活者ネット(二人)というわけで、代表者会議では発言権がありません。そのために議員定数28名中のところ13名が意見書を出したいと思っているのにかなわない…という状況が生まれてしまうのです。
 そんなことを踏まえると、やはり会派を組むことの大切さがわかります。「生活者ネット」で三人になれば正式会派となれます。生活者ネットワークでは議員は2期まで、それ以降は議員として獲得した経験を市民の活動に生かすことなどを考えています。今回は議員のローテーションはないので、もし可能ならば新人一人を擁立したいところです。これまで自分の選挙以外はほとんど関わったことがないので、こんなに早い時期から候補者選考をして動き始めるのだと思うと、議会に人を送り出すのって本当に大変なことなんだと感じます。そして私は今日は自分自身で「どうして私は議員になったんだろう?」と問いかけました。「みんなが心地よく暮せたらいいのに。」とか「みんなが自分自身の特技や特徴をいかせればいいのにな。」と思ってきましたが、議員の仕事は本当にそのことを社会で実現していくために力を発揮出来るのかなあ…なんてちょっぴり首をかしげてしまうような今日この頃です。

投稿者 hisaka : 2002年07月19日

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