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2002年07月11日

みんなが老人でも楽しい‘まち’にしたくて…

 今日は高齢者社会参加拡大協議会の総会でした。私は去年からこれに関わってきました。この協議会はこれからますます、そして急速に進む多摩市の高齢化を予測して、そして今でも約80%の高齢者は介護いらずで元気にしている状況の中で、もっともっと高齢者が元気になれるような「いきがい」を社会の中に見つけて欲しい!との思いでスタートしました。つまりは「介護予防」の視点にたっているのですが、年をとって家に閉じこもりがにならず、地域の中でどんどん活動してもらいたい!そんな場所を拡大するのが大きな目的です。長年培ってきた経験を地域生かすこと、それにより生涯現役であってもらいというのが願いです。特に団塊の世代がどっさりと会社を退職する頃…今でも会社人間にならざる得なかった男性陣は地域との関わりがなかなか持てないでいます。そんなお父さんたちは会社がなくなった時、途方にくれる・・・という話しはよく耳にします。「濡れ落ち葉」とか「わしも族」なんて言われてしまって可哀相に…と思います。
 私がこれに関わろうと思ったのは、『世代交流』に関心があったからです。多摩市では核家族が多いし、私自身も高齢者と同居していないことはありません。上手く説明は出来ませんが、お年よりの知恵袋を覗いてみたいよな・・と何気なく思ったのが高齢者の社会参加拡大を考える会議に参加したいと持った動機です。今、改めて考えてみると、地域で子育てを助ける仕組みが上手く作れないかなあ…と学生時代に考えたことがありました。例えば自分の母親はそばに住んでいなくても、自分の母親のように頼れる近所のおばさんがいてくれたら、子育てで悩んだ時もすぐに相談することができます。これは高齢者の力を借りることです。そういう意味でも高齢者の知恵や技術をいかせるような仕組みがぜひあって欲しいとの願いがあったように思います。
 人は自分の居場所というか自分自身が必要とされている…と思うことが生きていく元気になると思います。私はそういう点でもサラリーマンの現役は引退したら、地域デビューしてもらって、どんどんと企業生活で培ったノウハウを活かしてもらいたいと考えます。そのことで、介護も要らず病気にもならず元気な高齢者が増えてくれることは私たち若者世代にとってもうれしいことです。老人が公園の片隅でひとりぽっつりとたたずんでいる様子よりも、地域活動の中で少々口うるさくてもで老人のしわくちゃな笑顔が見たい!これが私の願いです。

投稿者 hisaka : 2002年07月11日

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