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2002年06月18日

補正予算審議・・・様子見の1日目

 予算書なんて見たこともないし、見ようとしたこともなし。前の職場にしたってそこの資本金すらも答えられず、職員の数だってよくわからなかった私。職員数だって把握して、予算額についても知っていなくてはならない・・・ずいぶんな成長ぶりだこと・・・これは仕事に対する意欲なのでしょうか?責任感なのでしょうか?私は当然のことを今までしていなかったのね・・・と恥ずかしく思っていますが。

 さて、今日の1日目。審議は歳入からスタートします。歳入とはなんたるや・・・という地方財政そのものから勉強するのは大変で、他の人の質問の内容を理解するだけも四苦八苦状態です。けれども今日は「歳入の自治」という言葉を聞いて、なるほど・・・と納得しました。やっぱりこれから交付金なども当てにできなくなります。各自治体が自主財源の発掘をしていく必要があります。歳入が増えることは期待できないわけで、そうすると歳出の削減を徹底的に行う、またはこれまでの歳出のあり方を見直さなくてはなりません。どこにどうやって限られた資源を割り当てていくのか・・・今までのように行政に何でも頼ることができないのです。そのことをきちんと市民に説明をし理解を求めていくことが大切だと思いました。
 今日、一番の焦点は「前市長の事件の原因究明と再発防止の検討委員会」についてでした。収賄事件など二度と起こしてはならず、この機にもう一度事務手続きについては点検をする必要があります。多くの議員がこれについて徹底的な原因究明を求めたり、行政側の責任を問うていましたが、私はこのやりとりを聞いていて、本当に嫌になってしまいました。議員が問うていることに的確に答えない行政側へのイライラが募りに募っている議場に息苦しさを感じました。何しろどんな問いかけをしても行政側の姿勢は同一で、答弁も繰返し繰返しばかりだったこともあります。そこで私は言いました。本当は言うつもりはなかったのですが、どうしても言いたくなったのでした。
 「この委員会での検討結果だけを提示されただけでは市民は納得しないと思います。市民が知りたいのは、このような事件がどうして起こってしまったのか、そしてこれに対してどうやって行政として対応していこうとしているのか・・・どこに反省があり、見なおしていこうとするのか・・・。やはりその検討結果ではなく、検討の経過ではないかと思います。その点では委員会の検討経過を議事録などの形で市民が見れるようにするとか、委員会の傍聴ができるとかは考えていませんか?」
 私は何せ、行政側が内部で調査委員会を設けて、その委員会で一体何が話されているのかがわからない状態が不透明で納得できないと思うのです。市民は行政側のきちんとした対応を見たいと願っているのです。調査過程、検討経過こそが大事ではないのかと。「こうなりました」「こうでした」という結果だけしか示さないのではなく、そこでも「説明責任」が問われるわけで「どういう調査検討プロセスを経て・・・・に結論しました。」というように歯切れよくしなくてはならないと思うのです。これについての答弁は・・・ムムム・・忌々しき答えでしたが、自分の言いたいことを言えたことはスッキリしました。なぜなら私はこの調査検討が内部だけで行われることが、自分自身にとっても不透明で不信感を払拭できないと考えているからです。

投稿者 hisaka : 2002年06月18日

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