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2002年06月17日

なんて見づらい予算書なの!

 明日から補正予算審議に入るので、今日はいつもより早く家を出て、事前に配られた補正予算案のなかで「ちょっとここが気になる!」」を担当所管に聞きに行きました。骨格予算が組まれていたので、今回の補正予算によって新市長の意向が色濃く反映されることは周知のこと。もちろん市民自治基本条例、こども議会、男女共同参画条例は今回の補正予算で事業から抹消されています。これは残念なことですが「一応前向きな検討・・・」という答弁をいただいているので今後の動向を見守るしかないな・・と思っています。

 ところで理事者(行政)側の答弁ですが「検討します」と言うときには「まあ、やりません」ニュアンスがこめられていて、「研究検討します」のときには「やらないです」と言うことなんだと古い先輩議員が教えてくれました。「ベテラン議員はみんなそのことをわかっているんだよね。」とのコメントでした。ちょっとショックです。何でも「市民から選ばれた皆さんに対して「やりません」なんて断ることは出来ないでしょう。だって代表者なんだから」とついでに言われました。私は自分のことについて「大した代表者じゃないなあ・・・」とつねづね思っています。ただ『議会』という機構が市民総体の代表機関であるから、建設的な議論の場所になって欲しいとは願っています。
 さて、予算の方ですが、先ずは国や都からの補助金がどうやって各事業に充当されているのかが全くわからない!という見づらさ。歳入では総務費・民生費・土木費・・・との区分で補助金があるのに、歳出で総務費・民生費・土木費・・・に割り当てしてある補助金とのバランスが全然とれていないのです。「補助金の行方を探せ!」とばかりに財政課に訪問。すると課長さんが言いました。「そうなんだよー、見にくいんだよー。僕も手で補記しているんだよぉ・・・。」「新しいシステムを今度から導入するから、こっちではそういう部分もわかりやすくなるようにする予定だから、待っててください・・。」・・・・「あのー今すぐ知りたいんですけど。」(とは言えませんでした。)シーンとしてしまいました。すると課長さんが丁寧に自分の補記しているものを順番に読み上げてくれました。課長さんは実直なお人柄なので、私の方もあまり強く言えず、「そうですね、やっぱり見やすくて、誰にでもわかる予算書が欲しいですよね。」と苦し紛れに。
 それにしても財政課に行く前に私は土木費の補助金が歳出と見合っていないのはなぜかについて、担当部長さんに聞きにいったのに非常にお粗末「わからないなあ・・・財政課に行ってみて!」と言われたことには、キョトンとしてしまいました。「一体どうなってるのかしら?」
 どちらにせよ、見やすい予算書の完成を待つのみです。

投稿者 hisaka : 2002年06月17日

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