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2002年06月01日

伝えることからはじまりで・・・。

 午前中に出席した多摩市視覚障害者福祉協会(視障協)の総会で会員の方からの意見に、私を含め来賓者は考えさせられたと思います。彼女は視障協の役員に対して問うていました。「一体どんなことが役員会で話されているかわからない、そのときの内容がちっとも会員のところに通知されないから、この会が何をやっているのか、何を目的としているのか全然わからない・・・だから意見だっていうこともできないし。」
 彼女たちは視覚に障害があり、朗読ボランティアや点字ボランティア(文書などを点字に変換する)が頼りなわけです。例えば議事録とかを作成するにも一苦労なのです。会員としてやぱり議事録などを送付して欲しい・・・こんなことを発言していました。
 「伝える」ということが難しい・・・私自身が伝えることが大切で、議会のこと、私の活動のことをすべて公開して伝えていく必要があるなあ・・考えていますが、視覚障がいのある人たちに「伝える」というところまでは考えが及んでいませんでした。そのことに反省をしながら総会の席に座っていたのでした。
 本当は「伝えない」つもりはなくても、伝えきれない状況がある・・・実はそういうことを自ら気づくことこそ大切なことなのに、私ができなかった・・・・自分自身が「地域・・・地域の人を大事にしたい」と言っていたことが本当に薄っぺらいと感じたのです。
 そして帰り際、選挙の時にお会いした朗読ボランティアの方に言われました。「あなたも独特な若者の語尾の伸びには気をつけなさい。議会とかではもっとピシッということも必要よ。」絵本の読み聞かせの朗読とは違います。私はうなずきました。きちんと伝えることが出来る人になりたいと思いました。

投稿者 hisaka : 2002年06月01日

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