多摩市議会での主な発言内容を紹介していきます

22陳情第13号 聖蹟桜ヶ丘駅の近くに新しい認可保育園をつくることを求める陳情

民主党TAMAを代表し、意見討論いたします。

本陳情は、聖蹟桜ヶ丘駅至近に、認可保育園を新設し、待機児解消を図り、安心して子育てと仕事の両立のできる多摩市をつくってほしいと願いから提出されたものです。

子育てと仕事が両立できる環境を整えることは優先課題であり、言うまでもなく、待機児を解消する手立てを講じなければなりません。陳情者は他市の保育サービスを利用するしか選択肢がなく、通勤電車を子どもと共にし、仕事を続けているとのことです。その大変さは目に浮かぶようです。同じような状況で生活を送っている市民は他にもいるのではないかと思います。働く理由は様々だと思います。経済的な理由だけではありません。それぞれの生き方や価値観に基づくものであり、家庭や家族を得ても働き続けたいと願う女性が増えている状況に対し、従来の古びた観念で否定する意見には賛同できないものです。


さて、今回の陳情については何とか陳情者の願いをかなえたいとの立場から審査をしました。しかし、駅の近くと限定した場合、用地確保が困難であり、市側の説明でも努力を重ねてはきたものの、土地所有者との協議が整わない等、すぐに解決できない課題を抱えている事がわかりました。委員会においては、一ノ宮にある市の所有地を活用するとの意見も出されましたが、土地条件などは決して良好と言えず、活用するにしても整地その他の対応も必要であることなど、一足飛びに問題解決策とは考えにくい状況も説明され、理解するものです。また、待機児の発生率が地域的に見れば高いということ等、市側も現状については十分認識し把握をしていることもわかりました。引き続き、市側には全市的な待機児解消に取組むとともに、聖蹟桜ヶ丘周辺における待機児問題の解決に向けた対応を求めますが、本陳情そのものの実現性に対する議会の責任の果たし方を考えるとき、、採択するという判断までには至りませんでした。そこで、新たな認可保育園という選択肢ではなく、その他の保育制度の充実をあわせて考え、陳情者の含意を実現していくべきだと考えます。

例えば認証保育所の制度もありますが、特に、家庭福祉員、保育ママ制度の活用の工夫など可能性を探っていくべきだと思います。個人的にですが、私も0歳児で赤ちゃんホームと言われる保育ママに預けられて育った一人ですが、今でも保育ママになって下さった方とのおつきあいがあります。保育ママには、保育園とは違った良さがあり、保護者にとっては預けた先のママが地域で顔が見える心強い存在にもなり、密な関係が築けるというメリットもあります。保育ママとして登録してくれる人材の確保も簡単ではありませんが、地域の人材発掘、育成または登録後のフォロー、連携保育所システムの充実など努めていただきたいと思います。

待機児解消は阿部市長にとっての優先政策でもありました。働く保護者の安心を確保することはもちろんですが、預けられる子どもの立場、子どもの育ちにも視点を置いてこれからの保育政策を進めて欲しいことを申し上げ、本陳情に対する趣旨採択の討論といたします。

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このページは、岩永ひさかが2010年6月12日 06:35に書いたブログ記事です。

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