2009年9月議会

一般質問通告書

一  唐木田図書館の開館に向けて~多摩市の図書館政策を問う。
二  学校給食センターの今後について~食育推進のために。

一  唐木田図書館の開館に向けて~多摩市の図書館政策を問う。

 来年2010年は国民読書年を経て、新たにオープンする予定の唐木田図書館により多摩市が進めてきた地域図書館整備計画は一定程度、収束するものと考えています。かねてから検討されてきた中央図書館もしくは中央図書館機能の整備に対する結論が未だに示されないことは大変遺憾ですが、おそらく第5次総合計画にはその方針が明確にされるものと考えています。将来像への理想や理念は高く、しかし現実的な対応が迫られることも事実で、今後の図書館政策に一定の方向を示しながら、市民の期待と市民のニーズに応えられる体制づくりを進めていかねばなりません。

 さて、唐木田コミュニティセンター内に開館する図書館は、その運営手法をどうしていくのかが一つの懸案事項になってきたかと思います。図書館については職員を増やし、拡充するサービスに応えることは難しいのが現状かと思います。それは図書館だけに限らないこととは思いますが、行政が一定水準の質の確保も合わせ、その活動範囲を増やしていくとすれば、人員を増やしていかない限りは対応しきれないことは事実です。近年は「官から民へ」の流れで行政改革が進められていますが、図書館の運営についても民間の力を活用しようとする流れは全国的なトレンドになっているようです。これまで行政が担ってきた分野を民間に開いていくことの賛否はありますが、決して端から否定するものではないと思っています。

 しかし、そこには絶えず問われる「価値」と「意義」に、行政の果たすべき役割を見失っては本末転倒です。根幹となる社会的な価値を見失わず、民間とのパートナーシップで、従来は行政の専売特許でもあったようなサービスを将来にわたって持続、継続させることを優先に考えていくべきです。だからこそ、今まで以上に「政策理念」が問われ、どんなことを目標にしているのかを示すことが求められます。理念なく、やみくもに行政改革を進めてしまっては結局不幸になるのは市民です。市民を含む民間とともに社会的価値をいかに共有するのかが問われます。
 
 以上を踏まえ、唐木田図書館の開館に向けた取り組みとともに多摩市の図書館政策の今後について以下質問いたします。

(1)唐木田図書館の効率的効果的な運営の検討をどう進めてきたのか伺います。
①市民連携の可能性について。
②大学連携の可能性について。
③直営の可能性について。
(2)市民討議会の報告書に対する教育委員会の考え方について伺います。
(3)子どもの読書活動推進計画について伺います。
①3年間の取組み状況に対する評価について。
②計画内容の更新と今後2年間の取組みについて。


二 学校給食センターの今後について~食育推進のために。


 今年度の多摩市教育推進プランでは学校給食センターについて民間への業務委託を検討することが掲げられています。すでに教育委員会においては、その諮問機関である学校給食センター運営委員会に対し、民間活力の導入についての検討を依頼しています。
 学校給食は困難な食糧事情という中からスタートしたものですが、いまや飽食社会の中で、その役割に求められる内容が大きく変わっています。1954年に制定された学校給食法も、昨年2008年に初めて改正され、その役割に学校給食を活用した食に関する指導の充実が明確にうたわれるようにもなりました。「食べる」というのは、極めて個人的領域の問題です。法律によりその領域に踏み込むことに疑問が生ずる一方で、国全体をあげて「食育」を行わなければならない時代にあることも理解しつつ以下質問いたします。

(1)行財政診断白書で示された学校給食における課題に対し、この間どのように対応し、改善してきたのかについて。
(2)食育推進計画と学校給食との関係と給食センターの果たすべき役割はどう整理され、認識されているのかについて。
(3)今年度配置された栄養教諭の活動状況について。また、今後の栄養教諭の増員など活動展開をどのように描いているのかについて。

【資料要求】
①唐木田図書館運営費について試算(運営形態別が望ましい)
②過去10年間図書館(各館ごと)利用状況推移
③過去10年間の学校給食の1食当たりのコスト推移(性質別に分析できたらしてほしい)
④米飯・パン・麺による1食当たりのコスト比較
⑤米の産地と銘柄、パン・麺の場合の原料の産地
⑥給食センター調理員の資格取得状況(職員雇用形態別に人数がわかるように)
⑦学校給食センター運営委員会の今後のスケジュール、提供提出している資料
⑧保護者への説明を実施していると伺っているが、これまでの状況。出された意見。

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