2008年12月議会
一般質問通告書
一 多摩市の図書館政策について~「わたしのまちの図書館」づくりのために
図書館は市民が共有する「本棚」だと思います。図書館政策というと小難しくなってしまいますが、「わたしのまちの図書館ってね」と市民がそれぞれの思いで語れる、または語ってくれるような、図書館づくりをしたいものです。
さて、図書館運営も財政難で厳しい状況を余儀なくされていると思います。その中で最大の懸案事項は過去からの課題先送りにもされてきた中央図書館の建設、もしくは中央図書館機能の配置と言うことだと考えています。他市の中央図書館に足を運ぶと蔵書数その他情報収集・発信機能の充実などで多摩市の図書館との差異を感じます。しかし、それが多摩市にとって必要不可欠な存在として、今後の施設整備計画に位置づけるべきかどうか、それを優先するべきかどうかは大局的な見地から判断していくことだと考えています。
しかし、図書館そのものが市民に価値ある場として多摩市のまちづくり政策の一画に位置づけられ、図書館活動が将来にわたって発展していくことは誰しもが望むことであると思います。図書館の存在に見出されるべき価値や図書館が根差さねばならない立ち位置は常に確認され、その運営がなされていかねばなりません。図書館は単に市民に本を貸し借りする場だけではなく、そこには「知」が集積されるとともに、そこに蓄積されている「知」を発信していける力を備えていくことが必要だと考えます。まちづくりに情報収集機能がどれほど重要であるのかを大上段からあえて語るまでもないと思いますが、図書館は市民の自治にも欠かせない存在で、「知」の中枢機関としての役割を担っていることは言うまでもありません。図書館は、いつの時代も市民の「知」の拠点です。
ところで、多摩市では図書館と学校図書館との連携体制も情報システムのリニューアルにより一層整備され、図書館政策全体に今後ますますの発展と将来展望に期待が持てる状況にあると理解しています。特に多摩市教育委員会は他自治体に先駆け、学校図書館司書を全校に配置し、学校図書館機能の充実を図ってきました。子どもの読書活動を支え、情報リテラシー教育を進めていこうとする姿勢の表れだと考えています。情報システムの再構築がこれからの学校図書館活動の活発化にどうつなげていくのかが問われます。せっかくの体制づくりを活きた結果としていかねばなりません。学校図書館に求められる役割や機能も改めて確認したいものです。
市民に役立つ図書館、赤ちゃんからお年寄りまでにすべての市民が必要とする資料を提供すること、いつでもどこでもだれでも気軽に利用できる図書館づくりを基本として取組んできた多摩市の図書館政策の今後の展開を伺うため以下質問いたします。
(1)中央図書館への展望について戦略プランに掲げた検討の進捗状況について。昨年度の市民討議会以降の取組みはどうなっていますか。
(2)図書館運営の基本的な考え方は示されていますが、多摩市の図書館政策の目標は何か。それはどこで示されているのか。また、目標実現の手段がどのように展開され、評価されているのか。(具体的な回答をいただきたい)
(3)図書館協議会の位置づけ、果たす役割、そこでの答申がどのように政策に反映されていますか。
(4)学校図書館司書が目標にすべきことは何か。どのように示されているのか。その目標実現のためにどのようなことに取組んでいるのか。また評価されているのか。
【資料要求】
①図書館職員の勤続年数(各図書館ごと。正規職員以外も。司書資格の有無。)
図書館以外に配属されている司書資格を持った職員数と配置場所がわかるもの
②図書館職員の業務分担がわかるもの(正規職員とそれ以外)
③今年度までの図書館協議会への諮問事項一覧と答申の概要。
④「多摩市の図書館」平成19年度版
