2010年02月17日

どこの地域も地方議員の存在意義が見えない。

 今日は北海道は根室市議会の市政クラブの皆さんがお越しになりました。市政クラブの皆さんは社民党、民主党の方2名ずつの会派。遠方はるばる、初めてお会いしたみなさんでしたが、民主党に所属をしているということでとても親近感がありました。ちなみに社民党に所属されている波多さんが現在は議長をお務めになっているとのこと。

 今回、多摩市議会への視察は「議会改革」ということ。根室市議会でも議会改革プロジェクトは進んでいくようで、昨年8月の改選後、特別委員会が設置されたそうです。とにかく「議員定数を削減!」「議員報酬を削減!」という風当たりが強いと。それは多摩市でも同様ですね。地方議会受難の時代ともいうべく、地方議員の仕事の在り方、地方議会の存在意義・存在感諸々・・・・全国共通して問われていることを痛感せずにはいられません。


 「地方議会不要論になっていく。」


 という危機感を持ちながら根室での活動をされている皆さんと私・・・・共通の認識です。議会の活動に理解が得られなければ、地方議員の存在意義がますます揺らいでいくことは間違いありません。でも、これからますます地域は重要になってくるはずで、地域で物事決めていく、特に税金をどうやって使っていくのかを地域で決めていくために議会で果たすべく役割の大きさを見逃すことはできないと感じます。利害調整機能をちゃんと果たせるようにしていかなければならないはず。


 あれもこれも・・・・。


 そんな時代ではなく、「あれか」「これか」と公正に判断していくために議会での議論こそがますます問われるはずです。議会は進化、議論は深化させていかなければ。

 ところで、今日は一般質問の通告提出締め切りでした。ほぼ全員の方が発言するようです。今回から、よりよ質問と答弁で質のいい議論の展開を進めるためにと事前に市長の第一答弁書が質問者に届く手はずになっています。午前中に発言をする人は開会30分まえまでに、午後からの発言の人には昼休みの時間に第一答弁を手元にすることができるとのこと。・・・・これって、前日くらいにもらえるのであれば意味がありますが、直前にもらったとしてもどれほど有効性があるのかは個人的には疑問です。

 で、議会が市長第一答弁書を予め質問者に渡しておく・・・ということを市長に要望した結果、逆に市長からは一般質問の通告を行う際、質問事項を単に箇条書きにするのではなく、なぜその質問をするに至ったのかなど質問趣旨、意図を明らかにしてほしいとの要請が・・・・。議員側の一般質問通告の提出の仕方も個性豊か。単に質問項目を箇条書きにしただけで提出する人もいれば、私のように質問趣旨長々を述べる文章付きで提出する人もあり。でも、答弁を執筆する側としては質問項目箇条書きって、やりにくいというのはわかる気がします。私の場合は先輩からの指導もあり、質問項目だけで質問するべきではないというのが刷り込まれているわけですが。

 いずれにせよ、一般質問が本当の意味で政策討論になっていくならば、答弁書の事前渡しは有効とも言えるでしょう。傍聴席からは「単なるセレモニーになり下がっていく」「ますます形骸化していく」と批判を受けないような展開になるようにしなければなりません。でも、正直言って、私としては各議員が自己満足の世界で展開しているという指摘もある一般質問そのものの在り方が問題だと思います。議員の顔をたてるために答弁するとか、議員先生さまの顔に泥を塗ることはできないと変に気遣い過ぎて分かりにくい答弁・・・これこそが悪しき伝統であり慣習。やりもしないのに「研究します」とか「検討します」とか・・・・。


 そんな答弁で満足してきた議員も満足してきた議員であり議会だとすれば、やっぱり存在意義問われても仕方がないでしょうね。そこに身を置く私自らがそんなことを言っていては話にならないことは重々承知ですが、存在意義を問われているからこそ、その存在感をしっかり示せる議会にしていこうという意欲がわくこともまた確かなんです。

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2010年02月10日

何をどう目指していけばいいのか。

 選挙の応援はしばし休憩・・・というわけでもないのですが、今日は午後から藤沢市役所まで足を運んできました。

 藤沢市では学校給食について、センター方式調理からいわゆる単独、自校方式調理へと転換を図ってきた歴史があります。まちの規模は全然違うし、土地柄も違っているけれど、それでも学校給食センターを順次廃止し、各学校での調理に方針転換を図っているというのはすごいこと。ただし、中学校についてはミルク給食で生徒はお弁当持参です。最初は中学校でも学校給食があったそうですが、とにかく子どもが増えた時代に中学校までに学校給食を展開させていくのが難しいと判断し、それまで実施していた学校についても給食廃止をしたのだそうです。

 昨今・・・中学校でも給食を出してもらいたいという要請や要望も高まっているようですが、いまでは中学校ではお弁当というのが定着しているのでしょう・・・・朝の忙しさなどでお弁当をつくる時間がないご家庭のためには中学校でスクールランチ=お弁当を注文できる体制もあるそうですが、注文者は各学校とも1日に10人程度なので、むしろ弁当事業者さんが泣いている・・・現状もあるのだとか。


 というわけで、藤沢市の視察は非常に有意義でしたが、何と言っても給食業務に携わっている栄養士さん調理士のみなさんの活動が素晴らしかったです。年に1度の「学校給食フェア」の開催は今年で28回目。また、職員組合が中心になって出店しているそうなのですが、市民祭りなどでもブースを借りて、学校給食メニューの紹介(試食もできる)する取り組みなども行っているそう。積極的にまちに出かけて学校給食を伝えていく取り組みがあってこそ、市民からも理解されるのでしょうね。栄養士さんや調理員さんの思いを発信するからこそ、そこをきちんと評価してくださる市民が存在する・・・給食を食べるのは子どもたちだからと、その子どもたちだけを見た活動ではなく、税金で学校給食事業を運営しているわけなので、市民にも信頼される内容になっていなければいけない、そのための年に1度の試食会などが市民と学校給食を結ぶ信頼関係にもなっているのでしょうね・・・・何せ学校給食フェア28年の歴史があるわけなので。


 学校給食フェアで試食会などを行うと200~300食(実際の給食の4分の1くらいの量が一人分になるらしいですが)があっという間になくなってしまうそう。一度言ってみたいなあ学校給食フェア!って思いました。藤沢市は学校給食に力を入れていて、単独で調理を行っている学校にはすべて栄養士が配置されているそうです。話によると県費採用の職員ということで市が単独採用をしているわけではなさそうでしたが、市としてもきちんと県に申し入れて、定年者の追加で新人採用などもきちんとしてもらっているそう。


 とにかく藤沢市の場合にはセンター方式からの転換を掲げたのが1980年(昭和55年)のこと。どれだけ時間がかかっているかがわかるかと思います。もう30年になるわけで、それでもまだ4つ建設されていたうちの1つの学校給食センター(調理場)は稼働中です。多摩市のように給食センター方式で何でも一括でスタイル転換というわけにはいかないですが、給食の食器についてもアルマイト食器から順次強化磁器食器に変更して行ったりと財政的に厳しいとはいえ、少しずつでも着実にセンター方式を事項方式に転換しているという粘り強さ。脱帽・・・という感じ。でもやっぱり、なぜこのように取り組めてきたのかと言えば、市の総合計画にしっかりと位置づけられているからなんです。総合計画の中に「学校給食センターの転換」が高らかに謳われてきたからこそなのでしょうね。


 そういう意味で、今日感じたことは・・・・現状を是認したうえで次のステップを考えることもできるけれど、それとは異なって「多摩市の学校給食」って何を目指しているんだろう?っていうこと。


 学校給食に従事している職員の皆さんはどんなことを市民に伝えてきましたか?今、どんなこと伝えられますか?


 その前に、多摩市はどんな学校給食を目指そうとしているのか・・・その先が見えないのかもしれないとも思いました。食育が言われるようになり、より地産池消を目指して市全体を上げて、農政を担当している部署もあげて学校給食への取り組みをしているような気もしました。そういうテーブルがようやくできたともおっしゃっていましたが・・・・。藤沢市の場合は海にも面しているので、地元で採れたじゃこと地元産の小麦粉を使用してのかき揚げとかにも挑戦しているみたいです。いいなぁ・・・なんて思わず思ってしまいましたが、やっぱり、今、給食に求められていることは単に「安全で安心で継続して提供できる。おなかをいっぱいにしてあげる」ということだけではないのでしょうね。


 「昔と今とでは学校給食の役割が大きく変わってきたと思っています。」という説明をしてくださった栄養士さんのご意見。それには同感です。「食べ物が豊富にありすぎるから、却って大変なんですよね。見方を変えたら。」ともおっしゃっていました。

 「なるほど。」

 今の学校給食センターをどうする?という問題とは別に、もうひとつ多摩市が目指す学校給食の姿がどこにあるのかを考えてみないと。永山と南野にあるセンターを一方は完全直営による運営でもう一方は調理業務を一部民間委託化する運営するという図を描いている多摩市。直営調理給食と民間委託調理給食になることにより給食に差が生じるのではないかって懸念に対して、学期ごとにセンターそれぞれの所轄校を変えるということを想定しているというのも何だかよくわからない迷走した考えだと思うし・・・。直営調理給食と民間委託調理給食双方ともに給食に差は生じないという立場を貫く必要があるのに、「懸念に応える」なんて一見親切で、市民の不安にこたえるかのような姿勢・・・・でもはっきり言って、私に言わせればどちらがどういいのかはわかりませんが、「格差出ますよ」ということを暗に意味しているようなものだし・・・。


 色んな資料を見返していると本当に心配な点が出てきた・・・・。ということでしばし原点に立ち戻り、はたと考えたのが「多摩市の学校給食は何を目指しているの?」ということ。その答えこそが全く見つからないまま今に至っているのが藤沢市とは大きな違いなんだろうなあ。


 もちろん藤沢市でも職員問題は深刻で、正規職員の退職不補充などもあり、パート職員さんの力を大きく借りているとのこと。でもそれでは本当に正規職員がいなくなったときの経験の蓄積その他が皆無になってしまう恐れもあり、昨年度あたりから「学校給食調理業務員」という非常勤嘱託職員制度を導入し、民間で調理経験のあった人などを積極的に採用しながら、配置し、過去からのスキルを継続して伝承していけるような体制にしていきたいと考えているとの話でした。

 何はともあれ、どうやってこの問題考えていけばいいのか?藤沢市から学ぶべきことってどんなことなのか・・・?あれこれと考えて、昨日とはうって変わった寒空と冷気に何だか大きな深呼吸をして帰路についたのでした。

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2010年01月26日

どうせなら議員どうしで議論したい。

 今日は子ども教育常任委員会でした。継続審査になっている陳情の審査とあとは行政から各種の報告事項を受け、その後、委員会メンバー以外の議員さんも加わり、青陵中学校の校舎見学をしました。青陵中学校は統廃合したのち、現在は旧豊ヶ丘中学校の校舎をしようしていますが、いよいよ貝取中学校の増改築が終わり、新校舎への移転も目前です。増改築にかかった費用は約8億円なんだとか。今後、統廃合していく学校についても同じだけの費用はかけられないという話を伺いました。立派な施設になっていて、視察した議員さんからは「学校格差をますます感じるねえ」などとの感想が漏れていました。確かに、私の住んでいる地域の諏訪中学校などと比べれば・・・・・・それはそれは立派。たぶん、もともとの建物自体も諏訪中学校よりも新しいはず。・・・・「校舎がいくら立派でも、勉強ができるわけではないからねえ。」とおっしゃる議員さんもおられましたが、「やっぱり環境って大事よ!」という意見も。

 最低限の安全な施設は必要ですが、豪華絢爛立派だからっていいわけではありませんよね。都内23区内の新しい学校に行けば、それこそもっとお金をかけているところもあり、びっくりするものもありますが・・・・・。環境も重要ですが、子どもたちの力を伸ばすことのできる教職員の存在こそより重要。人間環境のレベルアップこそ必要で、そっちに力を入れていきたいものです。


 施設を新しくしたり、または新たな施設を設置したりと・・・・・必要なものへの対応を否定することはしませんが、年間最低限の維持管理経費が今まで以上にかかるというのであれば本末転倒な話だとは感じます。そこを考えた施設づくりが行われているとは思いますが、調度品や家具とか・・・・一瞬見ただけですが、壊したりしたとき・・・メンテナンス費用かかりそうな気もしました。

 さて、陳情について。内容は唐木田図書館の業務について民間委託に反対、学校給食センターの調理業務の民間委託に反対、再考を求める・・・という内容の陳情です。結果的にはすべての陳情はまた継続になり、結論は3月議会まで持ちこされることとなりました。
 民主党TAMAとしては民間委託化について何が何でも反対!という立場ではありません。「行政がやれば何でも安全で何でも安心」という考え方そのものが神話じみていますし、「何でも行政でやる時代」ではないと考えているからです。

 それにしても、民間に任せた方がよりよいサービスの提供につながるという説明って不思議です。「なぜ、今までやってきたものをそのまま直営でやり続けたらいいサービス提供ができない!」って判断するのでしょうか。そこが十分に説明しきらない行政にも問題があるような気がします。給食センターについても民間に任せた方がメニューの工夫ができるというのですが、なぜ今はメニューの工夫ができないの?って思います。
 民間委託に反対されている陳情者の方から提出されている資料によれば、「食器」の問題があるらしいのですが。コンテナにつみこむことのできる収容可能食器数に限りがあるので今以上の工夫も改善もできないというのが現場の意見らしいです。陳情者の立場からすれば、今以上の工夫も改善もできない実態なのに、「民間に任せたらメニューの工夫ができる」とする説明は間違っているというのが指摘。


 どっちにしても、ちゃんと説明してもらいたいものです。コンテナに積み込むことのできる収容可能食器数が献立の工夫や改善とどう関わっているのかがわからない。


 

 図書館については、新たに1館増やすということで・・・・図書館の職員内で積み上げてきた議論をもとに唐木田図書館の業務の民間委託化を方針に打ち出してきた経過があります。多摩市の図書館は全国にも稀な運営方法で、「6館一体運営」という手法です。ですので、唐木田図書館についても民間委託するからと言って、「離れ小島」にして、切り離せるものではなく、これまでの運営手法に則ったかたちで、新たに民間事業者とのパートナーシップでよりよいサービス展開を目指したいというのが説明です。
 図書館については人員配置の在り方その他諸々の事情を考えると、内部検討で打ち出されてきた方針に頷けないものではありません。ただ、それについても反対の声は小さくはありません。そういう意味では「なぜ、反対なのか。」逆にいえば、「直営でやり続けなければいけない」と考えている立場の方が、説得力を持ってその理由を説明してもらいたいと思うのです。
 公務員削減、全体的な方向性として、人を増やさないというなかで、市民要望を何でもかんでも吸収してきた結果、今回の唐木田図書館の開館につながっています。「そういう計画だったので」。ということで開館するのだと思いますが、本当は「そういう計画」こそ見直す勇気を持つべきなのだと思っています。サービスを増やしても必要な公務員の確保ができないことは目に見えているわけで、そうであるなら、どうすればいいのか?・・・これこそが今、突き付けられている問題でもあると考えています。


 直営を堅持するために、正規の職員ではなくて嘱託職員や臨時職員の雇用で何とか対応していけないものか・・・・という意見もありますが、それにしたって「官製ワーキングプア」なんてことも指摘されている問題です。正規職員の給与水準については何も触れないで、議論を進めようとしても難しくなっていると感じています。

 そういう問題も含めて、行政にどうこう質疑をして問い詰めるのではなくて、私たち議会側で議論を引き取って、意見交換していくことが必要な気がします。賛成反対で立場を鮮明にすることも大事なことで必要なことかもしれませんが、「討議する議会」を目指すのであれば、今回の陳情をめぐっては議員どうしてちゃんと意見交換をしておきたいです。そのために「継続」になった(とすれば)のは望ましいことと思います。
 

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2009年10月26日

複合施設の効用。

 土砂降りの大雨に・・・定例の永山駅でのニュースの配布を中止した朝でした。結局ずっと雨は降りやまない一日で寒かったですね。

 今日は自治体議会政策学会が主催をしている講座の・・・オプションツアーに参加してきました。ツアーの内容は中央区の複合施設の見学。2か所の施設を見学してきました。一つは晴海地区にある高齢者施設、保育所、中学校の巨大ビル(って私は思ったけれど)ともう一つは新富町が最寄り駅だったけれど、高齢者施設と知的障害者施設が入居しているさらに巨大なビル(ここは上階にはURの賃貸住宅も)。この程度のビルに驚いているあたり・・・都会知らずという感じかもしれませんが、東京都外から参加されていた議員さんは私以上に驚いていました。そのくらいびっくり・・・・「さすがに中央区」というのが感想でした。

 複合施設になっているメリットというのは日常的な交流が図りやすいだろう・・・ということで、特に晴海地区にあるビルに入居する3施設は協力しながら年間の交流を企画して計画化したりしているようですが、行政サイドには複合施設をコーディネートするような担当部署がなく、色々な場面での手続きが結構煩雑に感じることもあると伺いました。高齢者施設、保育所、中学校それぞれから稟議を上げて所管課に印鑑をいただきながら情報共有をするということなのでしょうね・・・きっと。でも行政内部の手続きとは異なり現場での日常的な情報交換など、何か問題が発生した時には「内線電話」により対応ができるようで、そのあたりはかなりスムーズなのだとか。

 今日の見学会はソフト面での交流の場面などは見ることができず、ハード的な施設見学に特化していたのがいささか残念だったわけですが、地下にあるそれこそ巨大な巨大なビル管理システムを見せていただき、こちらもびっくり!ビルは一括管理しているということで防犯はもちろんのこと空調や電気設備関係すべてをビルメンテナンス会社が担当しています。高齢者施設は24時間ですので、365日24時間体制です。私にとっては「23区内は当たり前なんだろうな・・・と思う冷暖房完備の中学校」に対し、これまた東京都外から参加されていた議員さんは驚愕されていました!

 「こりゃー、、金がかかる。」


 この一言が妙に印象的だった私です。

 複合施設の難しさってどこかにあるのだろうか?と思ったわけですが、建物そのものがきちんと仕切ってあるので、ある意味では「ゆるやかな関係」を保ちつつ、干渉はしないし、音(場合によっては騒音トラブルなども起きかねないが)の問題もなく穏やかに運営されている施設用です。(それやそうだ・・・立派なビルだもの・・・と私は思いました。)

 学校というのは他の施設を入れたがらない性格があると認識していますが、この場合には同じところにありながらも一つ一つは独立が保たれているので責任の所在がはっきりしているのでしょうね。ここは学校の空き教室を利用して云々・・・と利活用を考えて学校側と調整協議を進めようとする場合とは大きく異なります。

 まあ、、何せこの施設の建設はもう18年前にさかのぼるのですが、当時の金額で一部都有地の購入含めて約145億円!そのことにも驚き。私はこの時の土地の価格約57億円にびっくりしたのですが、中央区の担当者の方は「いえいえ、銀座の一等地などと比較をしたら高いとは言えませんよ。」ということで、これまた私とはずいぶんと感覚の違うお言葉でした。土地がない中央区の場合にはこのような複合施設を建設することの方が行政コスト的にはメリットがあると・・・・「なるほど」。


 この説明に「うちらのとこは土地はいくらでもあるよ!」とこれまた遠方からいらした議員さんのため息+驚愕の声でした。

 以上が晴海地区の施設。もう1か所の施設についてはあまり時間もなく駆け足の説明と見学でしたが、維持管理大変そうだなと同じく思った次第です。高齢者の施設や障害者の施設は時と場合によっては近隣とのトラブルなどがありそうですが、そういう問題もなく立地していることだけはわかりました。

 ところで複合施設の効用というかメリットってどこにあるかと言えば、やっぱりお互いの日常的な交流にあると思うのですね。確かに交流はしやすくその活動も多い方だと思います。でも、目を転じて多摩市を見てみても、、、、、結構地域の小学校はさまざま交流事業にも取り組んでいるわけで、そういう点では見劣りしない気もします。それぞれの地域事情に合わせた取り組みが進んでいるということになるのでしょうね。

 「中央区ならでは」「都心ならでは」


 そんな感想を抱いたわけですが、改めて思ったこと・・・・やっぱり都内って「みどり」が少ないです。複合施設は確かに立派、施設設備も目を見張るほどでした。ちょっとは憧れる感じもありました。
 でも、子どもも高齢者もみんなが、「みどり」に心癒される時間をたっぷり持ちながら過ごせる多摩市はいつでもどこでも深呼吸することができます。それは中央区にはない多摩市の大きな魅力だと思えてうれしかったのでした。

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2009年10月22日

共通するのは・・・市長のリーダーシップ

 公契約条例とDV(ドメスティック・バイオレンス)の取り組みについて野田市までヒアリングに出かけました。民主党TAMAの2名だけで行くのも・・・と思い、他の会派の方にもお声かけをしましたが、急遽の企画だったこともあり、生活者ネットワークの向井さんとの3人で訪問しました。

 市役所最寄り駅は東武野田線の「愛宕駅」だそうですが、まだまだ未整備だそうで来訪者には「野田市駅」の利用でお願いしているとのこと。私たち3名も野田市駅で降り、先方の議会事務局の方に出迎えていただきました。東武野田線には柏駅での乗り換えだったのですが、柏駅で「野田市駅」のことを尋ねたら駅員さんが「キッコーマンの工場だらけで何にもないよ。」と教えてくださいました。・・・・その言葉通り、駅前には「キッコーマン」工場があり、お醤油らしきかおりが漂っていました。「キッコーマン総合病院」という名称の医療機関の看板を見つけて、これまたびっくり!

 
 それはさておき・・・・ヒアリングテーマであった公契約条例とDV被害者の支援について。後者についてはこれまた数年来・・・「野田市に行ってみなくちゃ!」との念願果たせたという感じだったのですが、両方ともに職員の方から非常に充実して説明をしていただくことができました。(以下はメモ)

◆公契約条例
・2005年に全国市長会を通じ、公契約に関する法整備をしてもらいたいという意見書を上げている。それから4年経過している。
・昨今の状況を考え、市長は昨年の10月にいよいよ公契約条例の制定を決めて職員に指示。
・制定過程での情報公開が不十分との指摘は一部からあったが、議会でも全会一致で可決。
・制定過程では非公式ながらも労働組合や建設事業者の方々にヒアリング、意見交換はしてきた。
・条例の適用範囲はとりあえず限定している。事務的にも初めての試みであるため、まずは取り組んでみて、そこから改善を図っていきたいと思う。(建設・土木事業は1億円以上の契約・それ以外については1千万円以上の契約が該当。)
・この条例を制定する大きな意義としては、自治体発で国を動かし、国に公契約への法整備を迫るところにある。したがって、制定後、全国すべての市と東京都23区に対し、「ぜひとも、公契約条例をそれぞれの自治体で制定し、国に対する法整備を求める動きを作っていこう」という趣旨の提案分を添えて条例分を発送している。
・公契約条例に対する全国からの問い合わせは圧倒的に議会関係者が多く、残念ながら行政関係者は少ないのが現状。
・市長の指示があり、リーダーシップがなければ、他に事例もないような公契約条例を制定することには二の足を踏んだかもしれない。

◆DV被害者に対する支援
・これは女性の総合相談の一つ。ワンストップサービスと言える。ワンストップサービスは市長の公約。「たらいまわしはしない」→野田市には障害者に対しても総合相談窓口が設置されている。
・市長は千葉県の男女共同参画に関する懇談会の委員もやっていたので、本課題に対する認識も深かった。
・公設でシェルターを確保している理由は、被害者をすぐに保護するためには地元にシェルターがなければ対応できないから。(千葉はものすごく広い。県のシェルターは千葉市にあり行くまでにも時間がかかりすぎる。)
・DV被害者の支援が各自治体で広がっていくだろうと想定して、野田市の仕組みを作ってきたが他の自治体ではなかなか進んでないのが現状。その理由は厚生労働省が本腰を入れていないからではないかと分析している。男女共同参画(内閣府)の取り組みの一環として行われているため、各自治体でも企画部などに「男女共同参画課」などが設置されていることが多い。しかし、野田市では特にDVについては児童福祉・高齢者福祉・生活福祉関連にも密接することが多く、これに力を入れながら女性支援を行っているので「保健福祉部」に男女共同参画課を設置しているのが特徴。連携が図りやすい。
・男女共同参画課の職員は課長を含めて3名。十分にやっていける。「女性が窓口に相談来た場合にはすべて連絡を。もしくは担当課に回してもらえば対応する。」としている。その意識は定着している。
・女性に対する相談は「女性が」・・・と思われがちだが、そんなことはない。相談者を見極めてあげてあげることが大事。話をまずは聴くことができれば性別は全く関係ない。(実際に野田市の担当者は男性と女性。今日説明してくれたのは男性職員さん。2003年に農政課から転身させられたらしいが、かなりDV支援に対する知識も深く、また多くの事例を経験していて、それらの現場の状況を踏まえながら説明していただきました。)
・市長が「やる」と決めて、リーダーシップをとらなければここまでは進んでこなかっただろう。
・ほかの自治体ももっと進めてもらわないと!他自治体から野田市に「どうしましょう?」と相談が来ることも多くて、そのことに「どうしましょう。」って困る。


以上が私的メモ。・・・感じたことは・・・「市長がやろう!」と決めたことだから、職員は否が応でも動かざるを得ない状況になり、その範囲ではものすごく汗をかいて仕事をしているということ。ボトムアップ方式ではなくてトップダウン方式!・・・・もちろんトップダウン方式に対する賛否はあると思いますが、異口同音「市長の決断がないとここまでは進まないでしょうね。」ということでした。
 決断したからにはご自身が責任をしっかりととる・・・ということにもなるのでしょうね。


 ・・・・って野田市の市長さんは5期目だとか。うーん、ちょっと多選すぎません?なんて思う面もありますが、それでも「ふさわしい人」として市民が選ぶわけですから。もともとは旧建設省の方で野田市に副市長として出向されてきた方なんだそうです。


 野田市と言えば「まめバス」。バス車両の頭に「枝豆」が帽子のようにちょこんと乗せられていて、とてもかわいいのです。走っている姿もかわいらしい!時間があったら、乗りたかったなあ♪でも、残念ながらこの車両は生産終了・・・・新型車両に変わっていくのも時間の問題になるみたいです。

 ちなみに野田市への行政視察は①公契約条例②まめバス③DV支援というのが多く、今月来月は毎日のように公契約条例に関する視察受け入れをしていく状況なんだとか。そのくらい注目されているということですね・・・・実際に制定されるかどうかは別としても。多摩市でも制定の必要性を感じますが、その認識をまずは議会内で広げていく必要がありそうかな。

 そう・・・これに関連しては板橋区の指定管理者に対する話題。(日経新聞より)

◆指定管理者人件費算定見直し 板橋区 上限基準を撤廃
 板橋区は、区施設の運営を民間などに委ねる指定管理者制度について、指定管理者の人件費の算定方法を見直し、同制度で運営する施設で働いても自活できないワーキングプアが生まれるのを防ぐため、従業員の人件費上限を、区職員の6割とする基準を撤廃したほか、非正規従業員は、区の臨時職員と同水準の賃金とするなど、人件費等を定める指針を策定しました。

 区立図書館・高齢者施設など同制度を導入する約40施設を対象に、2010年度から適用する予定。正規従業員は、民間の給与実態を踏まえた額に変更し、派遣社員ら非正規従業員の賃金は、区の臨時職員に払う時給(900円)やハローワークの求人情報などを参考にするよう定めました。

 板橋区は、区の負担する指定管理料は増える見通しだが、雇用環境の改善には必要と判断した(政策企画課)と話しています。

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2009年10月16日

わりと有意義だった視察・・・その②

 視察報告の続きです。2日目に行ったのは大津市の「子育て総合センター ゆめっこ」。もともとは商業+住宅の複合施設のビル(たぶん再開発事業とかで建設されたものではないかと思われる)のに、どうやら事情を聴くと商業テナントが撤退してしまったという事情があるらしい。そこで、退去してしまったテナントに代わって入居したのが大津市を中心に公共関連テナント(一部民間もあるが)。ビルの名前は「明日都浜大津」。第三セクターが運営しているようですね。


 そのビルの一角に入居しているのが「ゆめっこ」。リニューアルにもかなりお金がかかっただろうなという滋賀産木材をふんだんに使用した内装(もちろん床暖房)、遊具も木製、砂場まである・・・というしつらえ。祖父母に両親に子どもという組み合わせで休日などは来館する家族もあったりするので多い時には一日500名が利用するなんて時もあるそうです。(こちらに施設内の写真が詳しく掲載されています!「ゆめっこ」)


 子育て総合センターと銘打っているだけあり、ここを拠点にして各種の事業が行われているけれど、公設公営でいつの時期まで継続して運営し続けていくのかについてはいろいろと議論があるそう。これはどこの自治体でも事業が同じなんだろうと思うわけですが、私が注目したことは「ゆめっこ」には発達相談員、栄養士という専門職の配置があること。栄養士が配置されているのは、ここで栄養相談やクッキングの事業も行っているからとの理由ですが、やはり人口33万人都市だけあり、その分人材が充実しているような気がしました。もちろん多摩市の場合にも来月オープンの子育て総合施設(多摩市立幼稚園跡地)に入居することになっている子ども家庭支援センターには保健師さんが配置されていて、ある意味で専門的視点から子育てにアドバイスできる体制は整っているとは言えますが。ちなみに「ゆめっこ」の保健師さんは臨時職員とのことでした。


 それから、もう一つの特徴は市民サポーター登録。一定の講座を修了することでサポーター認定をされ、「ゆめっこ」事業のお手伝いをする市民のこと。今では100名ほどの登録があるとか。老若男女さまざまな人材が登録をしているそうです。サポーターの役割というのは言うまでもなく「お手伝い」なわけですが、サポーターの自発性に任せているそうで、サポーターがたくさんいる時もあれば、0人の時もあり・・・・との話でした。要するに基本的には職員の運営になるわけですが、それでも雨天の時など利用者が多い時にはサポーターの人手が欠かせないでしょうね。


 「いい施設だな。」と思いました。何と言っても大津市は面積が広いので、「ゆめっこ」を利用できる市民も一部と言えば一部とも言えますが・・・・遠方に住んでいてもたまには車に乗ってやってくる親子もいることと、子育て支援という観点では大津市の設定する福祉エリアごとに一つずつ地域の子育てプラットホーム的な拠点施設を設けて、出張で発達相談員などが出かけながら事業展開をしているようでした。


 
 「こういう施設が今のお母さんたちには必要なのねえ・・・」と道中ご一緒した住田さんがおっしゃっていたのが印象的でした。0歳児から保育園を利用してきた私にもこのような施設の必要性を実感する機会は少なかったのが実情ですが、「どこに行ったら、同い年くらいの子どものいる人たちに会えるのか?友達ができるの?」って話している知人も少なくありません。全天候対応型の遊び場が必要な時代です。

 駒ケ根市と大津市・・・スケールの違いを加味したとしても、両方の視察ともかなり意義あるものだったかなって振り返っています。

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2009年10月15日

わりと有意義だった視察・・・その①

 常任委員会の視察から帰りました。駒ケ根市→名古屋宿泊→京都経由→大津市・・・という行程は結構ハードスケジュールだと思っていましたが、他の常任委員会はもっとハードなスケジュールをこなしたとも聞いています。生活環境常任委員会では淡路島まで足を運んだと。視察先については受け入れ先自治体の事情もあるので、思いどおりにいかないことも多いのですね。駒ケ根市の視察については私にとっては「念願の」という感じ。実は昨年も視察候補地の一つでしたが、先方の都合とあわずにお断りされたのが経緯です。

 そんなわけで、遠路はるばる(本当に遠くてびっくり)と電車移動で駒ケ根まで。駒ケ根市の方から名物の「ソースかつ丼」をぜひご賞味くださいと推奨をいただいていたために、昼食は駅前の食堂で「ソースかつ丼」を。満腹を抱えながら、駒ケ根市の子ども施策、行政の一元化の話を聴くことになってしまいました・・・・。


 駒ケ根市は教育委員会が母子保健を含み、子ども関連課を集めて途切れのない子育て・子育ち支援をしています。とても大所帯の「子ども課」というのがあります。正規職員は100名ほど所属しているとか。駒ケ根市の正規職員は全体で300人ほどということなので、実にその3分の1が「子ども課」の職員ということになります(でも、ここには公立幼稚園、保育園などの先生なども含まれるので、実際に事務局として仕事をしているのは25名ほどらしいです。)

 この発想については、すでに退任されているそうですが元の教育長さんの強い思いが発端にあるようで、当初は「子ども行政の一元化特区」の認定を受けてスタートしています(今は法律が変わったので特区認定は不要です。)。いまどき、多摩市のように教育委員会に属してきた生涯学習部門(社会教育を含む)を市長部局に編入させようとする自治体は多いわけですが、その逆・・・市長部局で掌握(っていうとイメージ悪いが)していたものを教育委員会に分権(?)していくというのは珍しいと言えば珍しいような気がしますね。


 その自治体ごとにやり方があるとはいえ、私としては母子保健分野も編入し「妊産婦→乳幼児→保育園(幼稚園)→小学校→思春期」までが同じ課内に所属して、トータルにフォローし合える関係が構築されている(しようとしている)駒ケ根市のやり方には学ぶところが多いような気がします。
 駒ケ根市の説明で「一貫した理念に基づく施策の展開ができる」というのもその通りだと思います。もちろん、説明をしてくださった職員さんは、「一元化をしなくても、職員の横の連携が上手くいっていれば問題はないですよ。」と言っていましたが、「でも、意思決定をスムーズにするという点ではやはりメリットは大きいように思う。」という話や、連携が円滑にいくかどうかは残念ながら個々の職員の力量に帰する点も否めないと指摘されていました。そういう意味ではやはり一元化しておく利点はあるのかもしれません。個人情報保護の観点からいっても、情報の共有をしやすい環境にあることは間違いありません。課、部(それも市長部局と教育委員会ということになればなおさらのこと)をまたいで情報を共有し合うところに立ちはだかる壁は低くないので。


 
 子ども課の中に、子育て家庭教育係、母子保健係、幼児教育係、学校教育係とあるわけで、子ども課長さんが必要とあれば保育園にも学校にも出かけて現場を見にいくことは日常的なこと。多摩市の場合だと縦割りになっているので保育園のこと、学校のことを担当している課長さんは別々。その課長さん同士の連携関係などがどのくらいスムーズで円滑化と言えば・・・お世辞にも「ものすごく上手くいっています」とは言えないのが実情ではないかと感じるわけです。だいたい物理的に考えても保育部門と教育部門が入っている建物は別々ですし、日常的に課長さんどうしが顔を合わせて軽く打ち合わせや意見交換や相談事をできるような環境にはないのです。


 ってわけで、私としては駒ケ根方式は学ぶべきではないかと思うのですが、「まあ、今の教育委員会で駒ケ根のようにやろうと思ったとしてもそれはかなりの無理があるわね。」と理想と現実をしっかりと見据えた議員さんの意見も。教育委員会の力量にもよるということなのでしょうね・・・・・。


 うーん、厳しい。

 説明を下さった駒ケ根市の課長さんからは実際の現場の事例もお話をいただいたり、あとは「発達支援を専門とする小児科医が不足をしていて困っている」という話も伺ったり、子どもたちの様子や支援体制の充実への課題も示唆いただきました。

 視察を終えて、駒ケ根市のおいしい空気を満喫する間もなく、私たちは高速バスで名古屋に向かいました。「駒ケ根市まで地元の人間が滅多に乗車をしない飯田線でお越しくださって、本当にありがとうございます。」とのことでしたが、それもそのとおり・・・名古屋まで電車移動しようと思えば6時間はかかるのだとか。高速バスだと3時間かからず到着するわけで、空気のおいしい場所にすむとなれば車の免許が欠かせないのだと改めて思いました。電車網が発展していない場所に住んだことがなく、常に自宅から駅まで徒歩10分圏内に住んでいる私は免許がない不便さに困り果てたことはないのですが・・・・。


 まずは駒ケ根市の報告でした。いろいろと先進事例を学ぶことは意義あるわけですが、やはりそこに自治体のスケールの差異を十分に加味することが必要ですね。

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2009年10月14日

子ども教育常任委員会の視察♪

 今日から視察ですので、報告は明日にまとめて。
 秋晴れさわやか。紅葉の時期にもなってきました。宿泊地は名古屋です。

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2009年08月11日

続・議会の準備

 今日は午前中に南野の学校給食センターにまで行き、話を伺ってきました。先日追加で1名の市民公募のあった学校給食センター運営委員会には4名もの応募者があったのだとか。1名欠員のまま委員会がスタートしていたので気になっていました。はからずとも4名もの応募とはうれしいことです。市民の関心の高さを示しているのかな?

 さて、学校給食センターと言えばその運営の効率化が既に記憶彼方に近くなっている行財政診断白書の重点項目にあげられていて以降の懸案事項。すでに、議会でも業務効率化を目指して運営手法の見直しを検討すべきだと指摘(自民党や公明党の議員)が続く一方で、市民にきちんと説明をしないで民間に業務を委託すべきではない(生活者ネットワーク)という意見、民間活力導入には全く反対(共産党)という立場の意見表明があります。もともと私自身はメラミン食器導入とともに給食拒否でお弁当持参っ子・・・給食よりもお弁当の方が断然においしい!との考えしか持ってこなかったというのが事実です。札幌で小学校に入学したときには親子方式の給食で隣接する中学校で調理されたものが運ばれていた気がします。札幌の給食はおいしく、多摩市に転校してきたときの給食の味にどちらかというと最初は憂鬱だったように覚えています。給食で出されるハムやウインナー類はどうも受け付けられず、呑み込んでいました。


 ・・・とその時代よりははるかに給食の内容もよくなっているのかもしれませんし、大人になり・・・求職試食会などでは「こんなものか」といただいているわけですが、「おいしさ」の基準が家庭の味にある限り、給食というのはどこまでいっても「おいしくて大好き!」にはなれないようにも思いますがいかがでしょうか?


 まあ、「まずくはない」「とびきりおいしくもない」・・・・でも「おいしくは食べられる」くらいでいいのかもしれません。

 話を戻すと、そんな給食を調理している学校給食センターですが、もう再来年(2011年)の9月からできたら現在ある2つのセンター(永山、南野)のうち、一方を民間に任せていきたいというのが方針のようで、順次そのための手続きを踏んでいるのが現況。学校給食センター運営委員会にも給食センターの運営について「一部業務の委託化」に対する検討を諮問しているのだとか。もちろん、これは「一部業務の委託化もすべきではない」との結論が出る場合も想定しているようですが、このご時世・・・・公務員天国で多摩市の公務員給与は日本一とスクープされている状況を考え合わせれば、やはり業務の効率化は避けられないのかもしれないと薄々感じさせられる今日この頃です。

 いずれにせよ、今後の学校給食というのは単に満腹になればいいというだけではなく、新たに「食育」の観点を取り入れて指導することが求められるので、多摩市教育委員会としても学校給食を通じて実現したいことは何かを見定めていく必要もありそうです。すでに言わずもがな、その方針たるや確固たるものがどこかに示されているのかもしれませんが・・・・探してみないと。一般質問の話題にできるかどうかはそれから考えようかと思っているところです。

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2009年08月10日

議会の準備をしなくっちゃ。

 今日は永山駅の朝街宣活動からスタート・・・ってものすごい豪雨で家を出れるかどうかと思いながらも、ちょうど7時ちょっと前には少し雨も小ぶりになり何とか駅前に。諏訪第一公園沿いの遊歩道は泥水は大雨の時には通行も妨げるくらいにまで。どこを歩けばいいのかもわからないくらいに水たまりになっているのはなかなか改善するのが難しいようです。

 いよいよ衆院選投票日までのカウントダウンということですが、私にとっては投票日と合わせて9月1日に開会する定例会までのカウントダウンも始まっていて、特に来週末には提出をしなければならない一般質問の作成に向けて少々焦りも。

 9月中には昨年度の決算特別委員会も開催されますが、来年度予算の編成に向けても重要な時期とも言え、やはりここで一般質問はしないという判断は下しにくいもの。「選挙があるんだから・・・」ということはやっぱり言い訳できないなあとの思いで重い腰?準備不足になりそうな不安に駆られながら、ようやっと少しテーマの選定を始めたところです。


 今日はまずは図書館にヒアリングに。中央図書館の建設なのか中央図書館機能の整備なのか・・・もうそろそろ方針も決定するように思いますし、唐木田コミュニティセンター内に開館予定の地域図書館についても運営方針が決まっていくのだと考えていますし。そのあたりのことを伺ってきましたが、いましばらく時間をかけなければ、確定方針は出なさそうな感触。この問題をどう取り上げていけばいいのかと悩むところですが、多摩市の図書館政策を示すべきだとは考えているので、そこを中心にしながら考えを深めてみたいと思います。


 それにしてもあまりのすごい大雨でした。でも、図書館内には朝の9時半から車での来館者もあり、お気に入りの居場所でゆったりくつろぎながら(と見えた)本を開く人、閲覧室(学習室)で勉強をしている人などなど。4月から開館時間を9時半からにしていますが、そのことを喜ばない人はいないようです(当り前か・・・・)。

 ヒアリングをした図書館長の話によると、「赤ちゃんのおはなし会」がとても好評だとか。なるほど。子どもの読書推進ということに照らし合わせても、ブックスタート事業から始まって、図書館がフォローアップしていく役割は大きいと考えています。今度、子育て総合的施設である「子育て総合センター」(愛称募集してたけれど・・・)でも何か図書館と連携した取り組みを視野に入れているのだろうか?


 多摩市の場合には学校図書館司書を全校に配置しているという条件を考えても、子どもの読書推進の環境は恵まれていると思います。そこを今後どう生かすのかがカギですね。来年は・・・「国民読書年」ですから。

 というわけで、今日は図書館に足を運んでみたのですが、明日は給食センターに行く予定です。民間への調理業務委託化が協議の俎上に上っていますので、その状況を伺いに行きます。久しぶりの選挙外活動です(笑)。


:::閑話休題:::

 土曜日の「沈黙を破る」の土井監督のトーク。「私はジャーナリストで市民運動家ではない。」という発言がとても重く心に響きました。この一言をかみ砕いて説明するのは簡単なようで難しいのですが、映画をご覧になるとその意味がストンと心に落ちてきます。お薦めします。

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2009年05月18日

スケールの違いを感じます。

 今日は大田区の産業プラザPIOと羽田空港のD滑走路建設工事現場の展望台に行ってきました。

 「一体何のため?」

 と尋ねられそうですね。多摩市とは無縁とは言えないかもしれませんが、しかし多摩市の施策との結びつきがいまいち感じられないと思われてしまうでしょうね。


 そうです・・・・「見聞を広めるため」「視野を広がる」・・・・これが今日の端的な感想です。今日の大田区訪問は都内各自治体で活動している私とほぼ同世代の民主党所属議員が行っている政策勉強会の企画でした。今日の企画担当は大田区の森愛さん。総勢7名で大田区の産業振興部の方にお話を伺い、その後・・・空の玄関口である羽田空港の拡張工事の現場へ行きました。


 多摩市とは抱えている地域事情が違うだけに、さすがにその落差を感じたわけです。人口約70万人、一般会計予算規模は約2100億円ですから・・・。そして「モノづくり」、町工場のイメージと言えば、大田区とのイメージもあるように、産業振興で点で考えても多摩市の地域事情とは全く異なります。しかし、今日の話で一番参考になったのは、大田区では今年から「観光課」という部署が設置されたそうですが、それに関わる「大田区観光振興プラン」の話は役立ちました。ちゃんと区ホームページトップのところに「大田の観光・みどころ」というバナーもあります。

 多摩市でも「経済観光課」が設置されて2年目だったかな?(記憶薄)でも、残念ながら市ホームページには観光案内につながるようなページが目立たないなあ。とりあえず今年はフィルムコミッションが目玉事業?市民が中心となって実行委員会のようなものを結成しながら通称「たまロケ」(たまロケーションサービス)スタートしました♪もっとPRしたらいいのに。

 大田区の観光課長さんはもともとJAL社員だったのだとか。3年間の任期付きで大田区の観光政策を担当するために雇用されたのだとおっしゃっていました。羽田空港に勤務をしていた頃には「大田区」を意識したことはなかったけれど、この仕事をして改めて自分の元職場だった空港の大田区にとっての位置づけ、そしてまたその他観光資源の発掘など「とてもおもしろい!」と仕事の面白さを話して下さいました。
 と言っても・・・現実的にはそんなに大した観光名所などがあるとも言えない「大田区」。でも、観光振興プランをつくる中でできたキーワードが「愛着と誇り」。「わが街」への愛着やら誇りやら・・・これって多摩市でも言われていることですね。住んでいる人の意識こそが街を変えていく、いい街に育てていく・・・・そんな認識は大田区でも多摩市にあっても共通のことなのかもしれません。「自分の街、とってもいい場所だよ!」って区民、市民が言ってくれることは一番の宣伝効果ありますよね。さすがに取り組みのスケール感は違うのですが、とても参考になる話を伺えたなと思いました。


 それから、「思い」を持ち仕事をするということがやっぱり不可欠だと感じたのは観光課長さんとともに応対してくださった産業振興課長さんの「大田区のモノづくり」への思いを伺ったから。経済産業省の方から出向している方のようでしたが私とほとんど年齢も変わらない方。普段、「脱官僚政治」なんて聞こえてきますが、しかし「大田区のモノづくりこそ」と振興施策に燃える若手官僚は外部の私の眼からは優秀で、なおかつ志高いと映りました。大田区の町工場で人工心臓をつくっていたり、H2ロケットの部品(?)をつくっていたりと・・・直に伺うと日本の産業を支える「底力」を感じますよね。


 
 場所を変えて羽田空港のD滑走路の展望台は・・・まさか自分では絶対に足を運ぶことはない場所ですね。マニアの方の中にはもう20回以上も通っていらっしゃる方もおられるとか。滑走路工事の専門的な工事の話などを伺い(かなり私の専門外でチンプンカンプンな感も否めませんが)、「嗚呼!公共工事」・・・と思いつつも、大規模のプロジェクトって傍で見るとすごいと思いました。工事手法などの話にはただただその技術に驚きました。

 これが大田区の視察。終わってからとんぼ返りでパルテノン多摩の評議会へ。昨年度の事業報告や収支報告の案が議題でした。住民にとっては?・・・・私は帰り道に歩くパルテノン大通りの雰囲気はとても好きなのです。イルミネーションがないパルテノン大通りはひっそりとしすぎているとの声もありますが、この「静けさ」がいいんです。


 明日は6月定例会の議案説明があります。

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2009年02月16日

明日が通告書の締切。

 週末とても暖かくて過ごしやすかったですが、三寒四温・・・・また今日の夕方から寒くなってきました。

 明日は一般質問の通告書の提出日。午前中が締め切りで、発言順のくじびきをします。年明けから学校図書館の見学に行ったりと素材集めをしてきましたが、やはり先般配布された市長の施政方針案に沿って「子育て・子育ち支援」のことを取り上げることにしました。

 市長は来年度の位置づけを「暮らしの安心と夢の実現を目指す年度」とするそうです。なるほど・・・・来年度と言えば市長選前の一年間になりますので、市長にとっては任期最後の一年となり「勝負の一年」ということですね。市長が選挙で掲げた公約がどこまで実現しているのかがまさに評価される一年とも言えるでしょう。「子育てするなら多摩市で」と市長は「子育て・子育ち支援」を重点施策にしてきました。この間別の自治体に行った時にも「子育てするなら××市へ」というフレーズが目に飛び込んできましたが、国が少子化対策に力を入れているので、それに倣って全国自治体がこぞって「子ども施策」を重点化するのも当然と言えば当然なんですが・・・・・。

 今回の質問は「それぞれの子どもの持つ力を引き出すことができるよう」に「ひまわり教室」を教育センターの中に移転して民間事業者への業務委託を実施、そしてまた発達障害にかかわる総合相談担当という部門を新設、・・・・・「途切れのない支援」(今年度の施政方針)の体制の構築に取り組んだことを強調していますが、問題は「実態にあり」ということで、「発達障害の早期発見と早期支援に努め、子ども一人ひとりのライフステージに応じた支援を充実」ということの中味を言葉だけではなく具体的にはどんなことなのかを尋ねたいと思っています。

 ◆通告書本文はこちらから→議会質問内容


 明日は私たちも質問を通告するわけですが、同時に市長からは議案配布が・・・・どっさりと予算にかかわる資料も届くのかと思うと・・・・・やるべきことが目の前に降ってきて忙しくなるのはいいことですね♪

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2009年02月13日

耳の痛いお話?!

 今日は東京都市議会議長会主催の議員研修会でした。26市の議会全体から議員が結集するので、それはそれは一種独特異様な雰囲気です。って私もその中の一員ですが・・・・。例年は府中の森芸術劇場なのですが、今日は会場が昭島市民会館でした。昭島市まではバス。各市からずらりとバスが並んでいる光景というのもなかなかのもの。昭島市民会館そばの空き地・・・おそらく非日常な風景だったと思います。観光ツアーではないわけで。。。

 ということで、従来はこの研修会に合わせて永年勤続の議員表彰は事務局員表彰もあったのですが、廃止されました。ですので「研修会」に集中できるようになりました。今までは表彰式がとても長くて・・・・・私にとっては正直苦痛で退屈な時間だったので、開会宣言があり、数名の方のご挨拶が終わって講演会に入ってくれるのには助かります。


 昨年は松下圭一さんが講師でした。大家すぎてしまって私には話が小難しかったのですが、今日は元鳥取県知事の片山善博さんが講師。とても楽しみにしていた講演会でしたが、期待通りでした!


 テーマは「分権・自治で問われている国と地方の議会政治」というもの。副題として「地方議会は十分に機能しているか」と付されていました。
 要するに・・・・・「地方議会は全く機能していない!」というのが彼のお答えでした。そこをわかりやすく紐解いてくださって、わかりやすい事例解説とともに笑いも巻き起こる講演会はあっという間の時間でした。

 片山さんは「悪意や底意があるものではないですが、とても耳の痛い話をすると思います。」とご丁寧な前置きから講演をはじめられましたが、地方分権で首長をますます強くしたことを指摘し、地方議会が機能不全状態を解消しなければならないとい事を繰り返し述べていらっしゃいました。

 
 「借金まみれのおじさんから『お金を借りても大丈夫。後でローンを全部肩代わりしてあげるから。』なんて言われて信じる人がいますか?」

 
 にも関わらず、地方自治体は国を信じて地方債を発行し続けてしまった・・・・・。それを歯止め掛けるのがまさに地方議会にも関わらず、首長と一心同体で行動してきたことに猛省を!ということなどなど片山さんの小中学生でも理解できるわかりやすいたとえ話はテンポ軽快で、私はとても面白かったのですが、中には反感めいたボヤキも会場内から聞こえていたようでした。


 また、市長に距離の近い「与党的」な立場と言われる人たちはいつも市長をかばい、市長を支えるのが自分たちの役目だと少々勘違いしていませんか?ってズバリ指摘していたのも痛快。市長と議会は「車の両輪」なのに、べったりと車輪がくっついていたら「一輪車」になりますよ!一輪車はバランスをとるのが難しいというご指摘も本当にわかりやすい地方政治の現状を言い表すたとえ話。


 さらに滑らか口調で一言「首長には当たり外れがありますよ!」ですって。一人しか選べないんだから仕方がないと。
 その時、会場はワッと湧きました。失笑の渦に。・・・・おそらく、どの議員さんも「わが街の首長」の顔を思い浮かべたのではないでしょうか?

 さて、今日は市長の施政方針が配布されました。3月定例会の初日に読み上げられるものの原稿です。市長は「議会との切磋琢磨」という言葉がお気に入りだと思っていたのですが、今年の施政方針の文章の中からは「切磋琢磨」の文字が消失されておりました・・・・・・・・。

 私は来週火曜日の一般質問の提出に向けて、ここ数日は頭の中の整理で眠れない日々になりそうです。

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2008年11月25日

再び日本一と言われるサービスを目指す! 日野市の図書館

 12月定例会前・・・かなり慌しいです。今日は日野市の中央図書館に伺い、日野市の図書館基本計画、図書館の歴史について取材してきました。今回の一般質問のテーマにした「多摩市の図書館政策について」を考えるための情報収集の一貫です。

 日野市の図書館政策はかなり評価が高く、例えば、図書館長は「司書」という伝統があったり、学校図書館司書の全校配置などにも積極的に取組んでいました。でも、今は館長職も「司書」ではなくなり、学校図書館司書も引き上げてしまっているので、何となく勝手な立場からは「後退感」を抱くものですが、それもこれにも何らかの理由があるんだろうなあ・・・・と思いつつ、ヒアリングに臨みました。

 日野市の図書館では今年の8月に初めて「図書館基本計画」を策定しています。多摩市の図書館には基本計画がありません。日野市がどうしてここへきて基本計画なるものを策定することになったのか、その経過や計画を策定したことの意義を中心にお話を伺いました。どうやら本基本計画は日野市の行財政改革大綱の一貫に位置づけられ、日野市としての全体方針の一角にあるようでした。


 この大綱では「図書館サービスの拡大を図り再び日本一と言われるサービスを目指す」という方針が掲げられ、基本計画の策定他図書館サービスの充実がメニューとして提示されています。これを機に、改めて図書館改革(?)、図書館のあり方を見直し、さらに市民に便利な図書館(日野市では「図書館コンビニ」と言うらしい。)を目指したいと考えていることがわかります。実は、図書館業務への嘱託職員の導入によるコスト削減とサービス拡充という一見相反するものが抱き合わせにされているような行革の視点があることにはあるのですが、いずれにせよ、図書館政策の先進地の日野が「再び日本一!」と目標にしたとの意気込みには敬意を表するものです。


 目標が明確になっているのは市民にとってだけでなく、何よりも職員にとって意義あることだと思います。仕事上の目標目的のわかりやすさほど重要なことはありませんから。相変らず・・・中央図書館なのか中央図書館機能にするのかもよくわからないままに右往左往している我が多摩市とは違うように思います。基本計画には老朽化し手狭になった日野市中央図書館のリ・スタートも視野に入れた「新中央館」構想もあるのですが、そちらのほうは財政状況との見合いにより一挙に進まないまでも、「お金がかからずに、努力と工夫でとりくめるものはあります」との話があったように、基本計画の中で図書館が取組むべきことが再認識されたと言います。市民に役に立つ図書館としてこれから取組まなければいけないことは決して少なくないこと、計画書を策定したことの意味は十分にあったという話を伺いました。

 「なるほど。」

 計画を策定しただけで満足、計画をつくることだけが目的化してしまう、計画をつくっただけで疲れてしまう・・・・・という状況ではないことだけでも伝え聞いて安心しました。やはり、淡々と業務をこなしていればいいというわけではなく、目標を掲げながら、計画を策定し、実行すること(って当たり前のことですが)って行政活動のきほんの「き」かもしれませんね。


 他市の職員の方とお話をするといろんなことが学べます。今日も質問をするためのヒントをいくつかいただいて帰りました。市民の方からのヒアリングその他を通じて収集した情報を明日はざっと整理してみないと考えています。かなり膨大な情報量になるので、それを問題提起したり提案できる形に頭の中味を整頓しなくては。

 それにしても日野市の「中央図書館」と多摩市の「本館」はどう違うんだろう?とか考え始めると、結構迷宮入りしてしまうのが正直なところ。まだまだ勉強不足なのかもしれません・・・・。でも、私も色々と見聞きする中でわかってきたのは「図書館システムは人である。」ということ(まあ、これは図書館システムに限らないことなのかもしれませんけど)。これについてはやっぱり、「学力世界一を支えるフィンランドの図書館」にも書いてあって、ここがまさに多摩市でも大きな課題になっているのではないか?って感じているところ。人減らしでサービスの充実は考えないほうがいいですし、品質向上も望めないと思います。

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2008年11月21日

「絵本」がつなぐ 「絵本」でつながる in三鷹市

 今日は三鷹市で「みたか・子どもと絵本プロジェクト」のお話を伺ってきました。今回の一般質問でテーマにした「多摩市の図書館政策」を考える上で、きっと参考になると思ったからです。

 三鷹市には毎年のように出向いている私。男女平等条例のこと、特別支援教育のこと、そして今年は図書館政策に纏わること・・・・・ということで、三鷹市は私にいつも知恵を授けてくれる街。職員の方から多くのヒントをもらうことができるのです!

 さてさて・・・・今年は?・・・・とまたまた三鷹市も議会直前の忙しい時期にも関わらず、快く直前のヒアリングを受けてくださいました。今回は「子どもと絵本のプロジェクト」ということで、三鷹市立図書館に伺うつもりをしていた私。ところが、なんと!この事業を担当しているのは市長部局で「生活環境部コミュニティ文化室絵本館担当」という部署。組織的にはコミュニティ文化施策に位置づけられているようで、まずはそこからしてびっくりしました。

 このプロジェクトのきっかけは現市長の清原慶子さんが1期目の公約に掲げていた「絵本館構想」。当初はハードの整備を入り口にしていたようです。ところが、市民の賛否を受けて、ハードの整備に一気に着手することを保留し、現在の思わぬ(?)展開に!!全く想像もしなかったような事業の広がりはまるで雪だるま式。話を聞いている私は「すごいパワーだなあ。」と関心しきりだったわけです。それにしても、まず驚いたのはこの事業を担当している職員はたった2名の女性のみ。まさに凄腕・・・。市民の方々との活動は休みはなく「大変ではない」とは言えないものの・・・市民のパワーを感じるとみるみるボルテージが上がり、パワーがふつふつと湧き上がるんだろうなあとお見受けしました。話を伺いながら私は何度か「職員は本当に二人だけなんですか?」とお尋ねしてしまったくらいですから。


 ちなみにプロジェクトについてはホームページでの進行状況を辿ると詳細がきちんと報告されているのですが、市民参加の歴史では先行先進地の三鷹市だけあり、その取組みを支える市民の層の厚さを感じずに入られません。


 例えば・・・・「市民参加でやってるの?それなら、いいよ、タダで印刷物のお手伝いするよ。」とお仕事を請け負ってくれる地元の印刷業者さんの存在があったりするみたい。それにこの取組みの一貫で開催した「神沢利子展プロジェクト」。ものすごい好評だったとの話ですが、企画内容から何からすべて市民の実行委員会が行なったもの。ステキなデザインのホームページやチラシなども三鷹市在住のアーティストがもちろんボランティアとしての協力。神沢さんが三鷹市在住だったという「縁」があったとは言え、これだけの企画内容でやりとげた市民のパワー!支えている職員は2名だけですので、やっぱりすごい。(裏の裏の裏の話までは聞くことができていないかもしれませんが、職員が市民に引っ張られるっていう状況だったのだろうと推測できますね。)


 「まさか、このような展開が次々に・・・・」と思っていなかったというのが担当職員の方のお話。もともと絵本館担当として配属されたときには「絵本館の建設」がその使命だったわけです。ところが、市長判断もあり、紆余曲折を経ながら「絵本」という文化を広げていく土壌づくりが優先されることとなり、まさにハードではなくソフトの充実に邁進中・・・・おそらく多摩市なら図書館事業として実施されるであろう「子どもと絵本ボランティア講座」も絵本館担当の事業の一つですし、プロジェクトそれぞれの内容も一見すれば子育て支援の担当部署で取組みそうなものが並んでいます。

 
 でも、絵本ボランティア講座の場合にも「絵本の読みきかせのできる人材を育成」だけが目的ではなく、この講座をきっかけに地域を担う人材に変わっていける市民の輩出が最終的なゴールライン!図書館事業でやる場合にはその目的がどうしても「本につなげる」になりがち。しかし、絵本館担当の目的はコミュニティ、文化・・・・一人ひとりにぴったりくるものを支援するわけなので、敷居を低くできている気がするとのことでした。ちなみに図書館でも「読みきかせ講座」を行っていますが、ここには連携体制があり、絵本館担当の講座は「入門編」の位置づけ、図書館担当の講座は「中級以上編」との役割分担ができていて「重なり合わない」のだそうです。
 それと同様に「子育て支援」という入り口からでは参加しにくかったり、関心が持てない市民の方であっても、「絵本」という切り口を示すことでぐっと参加の扉が開いた部分もあり、参加者の顔ぶれも多彩で広がったことを実感しているとのお話でした。

 うーん、盛りだくさんのことを聞いてきました。帰りにがけには市庁舎の情報資料コーナーと市立図書館にも立ち寄り、行政資料室を拝見しましたが、多摩市の行政資料室はもっともっと改善と工夫をしていかなければいけないと痛感。これは‘まち’の歴史の違いなのかな?


 
 それから、「市長の存在の大きさ」を今日は目の当りにしました。清原市長はご自身の経験から「これからインターネットの時代だからこそ、直接のコミュニケーションが大事。だから『絵本と子ども』。」この市長の強い思い入れとこだわりこそがプロジェクトの原動力。もともと東京工科大学メディア学部長だった経歴、そして学生時代の研究では三鷹市の文庫活動を対象にしたこともあるとか。単なる思いつきだけで進めているプロジェクトではないからこそ、市民への共感の広がり方が違うのかもしれません。そしてついに・・・・?!「星と森と絵本の家(仮称)の整備」に着手です。ステキな名称ですね。シンボルマークを公募したところ海外からも含めて1130作品の応募があったそうです。

 あったらいいなを形に♪・・・・・多摩市で模索することが私の使命ですが、 「いいな、三鷹市の絵本プロジェクトに参加したいな~。」って心からそう思える取組みでした。

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2008年11月19日

はちおうじ子ども議会

 八王子市の子どものしあわせ課の方に「はちおうじ子ども議会」についての取材をしてきました。先般は「はちおうじ子ども議会報告会」を行い、解散式も行ったとか。

 大人たちの議会よりも進んでいますね。解散式をかねていたとは言え、市民にきちんと報告をするわけですから。都内初の「議会報告会」だったりして。多摩市の議会改革特別委員会でも「議会報告会」の開催は慎重に検討すべきことの一課題になっていて、そんなに簡単に開催できるものでもないのに。

 さて、「はちおうじ子ども議会」ですが、概要については先日参加した子ども施策シンポジウムの分科会でエッセンスについては聞いていたものの、やはり改めて実施にいたる経過などを伺うとそこには八王子市行政の地道なる取組みがあることがわかります。

 八王子市には「子どもすこやか宣言」があるのですが、この宣言は国が批准した子どもの権利条約の内容を踏まえて、市独自で子ども参加も得ながら作成したものなのだとか。「権利ばかり主張することはまかりならん」と「〇〇の権利」と述べてみただけで、ものすごくバッシングされるような最近の風潮があるわけですが、八王子市では「子どもの権利条約」と合わせて「子どもすこやか宣言」の普及啓発に積み重ねがありました。(ちなみに・・・・子どもすこやか宣言の内容には賛否両論もあるのだとか)

 特に子ども議会の下地をつくるにあたっては市内を5ブロックに分けて活動を進めてきた「子ども会議」があります。各地域の児童館が中心になり、子どもたちの意見表明や子ども参画を考える場づくりをしてきました。ここが子ども議会の開催にもつながっていくわけですが、子ども会議に参加をしていた子どもが「子ども議会」の議員になったわけではなく、市広報で募集をしたところ予想をはるかに超える子どもたちからの応募があったという話を伺いました。子どもたちは応募に当たって「私が好きな八王子」「わたしが市長だったら」「こんなまちに住みたい」というテーマのうちから選び400字での作文を書いたのだとか。


 えらい高いハードルを潜り抜けて応募をした子どもたち。もちろん募集人数15名に25名の応募があったわけですが、作文での選抜ができるものではありません。すべての子どもたちが議員として活動することになったそうです。子ども議員たちの活動は市内の施設見学や1泊2日の合宿研修などを経て、本会議での政策提言づくりにを行いました。市議会議員との質疑応答や市職員からのヒアリングも実施し、本格的な発言通告書作成づくりがなされたようです。そして子ども議会での発言を市長がきちんと受け止め、実現されていると言うのがこれまた八王子のすごいところ!今日のヒアリング先の「子どものしあわせ課」も子どもたちの提案によります。


 「発言したことがきちんと活かされていく」・・・・この経験が大事なんですよね。発言されたことが反故にされたままだと、本当に空しくなってしまいますから(って自分の経験も踏まえて。笑)。


 子どもの意見表明とか子どもたちの参画とか子どもたちの主体性・・・・と言えば学校コミュニティなどの「生徒会活動」の事例が挙げられます。もちろん「子どもコミュニティ」における子どもたちの自主活動の経験も重要でしょう。しかし、「はちおうじ子ども議会」における活動のように社会全体、大人社会に向けて子どもたちがその存在を生き生きとアピールしていけることの意義は大きく、その必要性がもっと認識されてもいいと考えています。「はちおうじ子ども議会」は八王子市の次世代育成支援の地域行動計画の改定に向けての一取組みなので、継続的に今後の開催が約束されているものではありませんが、この取組みの成果や評価が次のステップにつながっていくことを願うものです。


 何しろ・・・・この企画そのものが当初から注目されていたわけではありません。取組みがスタートしてからマスコミなどでも話題になったことで、市長その他が一目を置くようになったと伺いました。「目玉事業」ではなかったと聞くと、子どもの権利条約や子どもすこやか宣言をしている八王子にとっては特別なことではなかっただけなのかしら?・・・・それともあまり重要視されていなかった?・・・・・と勝手なる想像をしてしまいますが、いずれにしても子どもたちの意見表明の場が大きくアピールできたことの意味は見過ごせません。これからの八王子市の取組みに期待したいです。

 また、八王子市のこの取組みは2年越しでの準備をしています。単なる思い付きではないという点も重要なポイント。子どもたちの本音をきちんと引き出していけるようにと「学生サポーター」の育成をしていますが、そこが今後のまちづくりの大きな財産につながっていきそう。そこも要注目。そしてもちろん追記しておきたいこととしては「担当者の熱意。熱意を受け止めることのできる上司力」という点でしょうか。今日の取材は一緒に活動をしている学生2名同伴で行ったのですが「職員の方の情熱。」に偉く刺激を受けていたことを今日のまとめにしたいと思います。


 「公務員って仕事をしてなさそう。」・・・そういうイメージだけを撒き散らす報道は本当に控えてもらいたいものですね。実際にお会いした職員の方の熱意に感動することって多々ありますから。(もちろん多摩市にだって熱意のある職員の方はいます。これはお世辞ではありません。)

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2008年11月15日

視察報告・・・議会改革のヒントとアイデアその②

 議会運営委員会視察報告の続きです。

 会津若松市議会では議会基本条例について制定過程や条例内容の説明を伺いました。先方議会で中心となって取組んだ小林作一議員さんも同席をしてくださり、私たちの質疑などに対応をしてくださいました。

 会津若松市では議会基本条例と政治倫理条例を同時に制定をしたのだとか。制定に向けては議長の諮問機関として議会制度検討委員会を設置しています。この検討委員会は議会内で正式に設置された委員会ではなく任意設置のプロジェクトチーム的なものなので、議員以外にもメンバーに加えることができたところが大きな特徴。なので、市民が1名(3名公募したが1名しか応募がなかった)と学識経験者もメンバーに名を連ねています。
 「もともと会津若松市議会は議論好きなんですよね~。」と事務局が苦笑されていましたが、毎回の検討会議は午後から始まり夕方まで4~5時間かかるのは当たり前だったそう。議長就任に当たっての「公約」の一つとして上記2つの条例制定が掲げられていたらしく、一年間という限られた時間で議論しようとの見解では一致していたようです。

 
 やはり・・・・検討委員会のメンバーとそれ以外の議員とではかなりの温度差があったようですが、そこは随所で全員協議会を開催し、研修を行ったり、意見交換を行ったり・・・・と丁寧なやりとりを重ねてきたとの話でした。その結果、議会基本条例については全会一致で可決できたと言います。ここは我が市議会でも目指したいところですね。


 一部が我武者羅になればなるほど、周りの目が冷ややかになる・・・・なんて状況は避けたいものです。最後は多数決で反対する人がいても仕方がないと割り切らないようにしたいです。会津若松市の場合もよりよい合意形成が図れるような努力は並々ならずされてきた経過があるでしょう。その努力のほどは当事者でなければわからないところだと思いますが、文言一つとってもかなりの調整の賜物だったようですし。


 ところで、やはり気になるのは条例制定後のことですが、現在は条例に基づいて行った市民との意見交換会で出されたさまざまな意見を集約し、議会として取り上げて議論していく段階です。条例をいかに運用していくのか・・・・という手法そのものは実際に取組みを進めながら並行して検討を重ねているようでした。
 「条例を制定する段階ではまだ取組んだこともないような新しいことも盛り込まれているので、詳細まで詳しく規定することをしていません。」との説明は大変参考になるものでした。実践を積み重ねながら、条例文に規定すべきものや規定できるものは後の改正で対応していきたいと考えているそうです。「条例は進化させていくもの」なので、栗山町の議会基本条例の場合は「議会の憲法」として制定されているものですが、会津若松市議会の条例は最高規範の位置づけをしていません。そこもまた私たちでも考えさせられるポイントの一つになりそうです。


 でも、「議会基本条例を制定したからといって議会の何が変わるの?議員はどう変わるの?」・・・・これがおそらく市民の素朴な疑問ではないかと思っています。

 確かに「どう変わるんだろう?」って今はなかなか説明しにくい面もあります。ただ、栗山町にせよ、伊賀市にせよ、そして会津若松市にせよ・・・・「議員の意識が変わる。」ということは実際にあるようです。会津若松市議会の条例より・・・抜粋。

 「議会の構成員として、一部団体及び地域の代表にとどまらず、市民全体の福祉の向上を目指して活動すること。」(第3条「議員の活動原則」より)

 これについては一部議員からは抵抗感のある文章だったようですが、最後は多数決で取り入れられたものの一つ。多摩市議会でこの文言に学ぶとして取り入れるとしたら?・・・・反対する人っているかな?


 その他、条例の文言内容などさまざま質問にもお答えいただいて「とてもいい視察内容だった。」と私たち一同は満足して帰路に着きました。果たして・・・・今後の取組みにどうつなげていけるのか?財政難を理由に市長から視察旅費の削減を求められることを避けるためにも、視察の成果を示したいものです。

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2008年11月14日

視察報告・・・議会改革のヒントとアイデアその①

 1泊2日の議会運営委員会の視察は天候にも恵まれ、空は高く広い!そして紅葉がキラキラしている!車窓からの眺めを味わうことのできた道中でした。初日は東北新幹線で郡山まで。そこから少しばかり南下して須賀川市まで電車で10分。須賀川市議会事務局で手配をしてくださった昼食会場でひと休みをしてから研修会場である須賀川市議会へ。そこで2時間ばかり「議会だより」と「インターネット中継」の話を伺い終了。それから、再び郡山まで戻ってから電車で日本海方面に約1時間揺られ、2日目の研修地である会津若松市まで移動して宿泊。今日は午前中に会津若松市議会で「議会基本条例」の話を伺ってから、先方の議会事務局員の方の案内で鶴ヶ城を見て、昼食をいただいてから帰路に着きました。

 ・・・・と書くと「真面目に視察したのか?」って指摘されそうですが、多摩市議会の視察はかなり真面目です。今日の会津若松市では午前9時過ぎには到着し、歴史的建造物=庁舎=議場を見学すると共に研修が始まったわけですが、通常は「2時間」目安で行われる視察も今日は質疑応答も活発で終わっみたら正午になっていました。会津若松市は観光にとても力を入れている場所で、特に鶴ヶ城はまちのシンボル的存在。なので「ぜひ、まちを見て欲しい!」とのことで城址のご案内をいただいたわけですが、時間があまりなく外からお城を眺めただけで逆に申し訳ない感じもありますね。「本当は天守閣までご案内できればよかったんですけれど、ぜひまた会津若松にいらしてください!」ということでした。地方都市に行くと視察の受入れの条件で「宿泊も当地でお願いします。」と言われる場合もあります。先方には疲弊、衰退している地域経済に少しでも活力を・・・・との視点があるのでしょうね。

 
 それにしても議員の視察などは市民的にも「ちゃんとやってるの?」と批判の対象になりがちで、議会費の予算計上などにあたっても予算編成権のある市長からも「本当に意味があるの?」と言われる存在なのですが、「百聞は一見に如かず」という部分は否めないですし、多摩市議会が行っている視察は(かつてのことはわかりませんが)、かなり「きっちり行われている」と思いますし、市民からの説明責任を追及されても対応できる内容であることは確かです。


 って何だか言い訳みたいですが、「議員の視察ってどうなの?」と批判が絶えない状況なので多摩市議会の場合のことを書いてみました。


 さて、肝心の視察内容についてです。須賀川市では「事前告知型」議会だよりのアイデアをいただきました。多摩市議会だけに限らず、全国どこの議会でも「事後報告」の議会だよりの発行はしていると思います。しかし、議会への関心を高め、傍聴者を増やすために事前にお知らせをする手法を取り入れたのだそうです。このアイデアは・・・・商工会出身の議員の方のものだとか。説明をしてくださった事務局の方は「民間の発想だなと思いました。」と述べていらっしゃいました。事前告知方式はそれなりに効果が発揮されているようですが、気になるのは事後報告のこと。議会だよりそのものに事後報告が掲載されるのは次の事前告知の時に合わせて・・・・になってしまうわけですが、実は市広報に掲載されるのと地域のローカル紙でも大事な問題については取り上げてもらえて、議会だよりで知らせなくても補完してもらえる状況があるようです。

 地元のローカル新聞の存在はとても大きく、何と議員の一般質問の内容まで取材して掲載されているのです。そこで、議会だよりでは議員の一般質問の内容の掲載はせず、そのかわり各常任委員会の活動内容や報告、そしてまた各会派の政務調査費を使用しての視察等の報告詳細が掲載に紙面を割くことができるのでしょうね。須賀川市議会だより「はちまん」についてはホームーページでももちろん見ることが可能です。


 「出せる情報はすべて出していて、これ以上出せるものはないのではないか。」と事務局の方が胸を張っておっしゃるくらいに須賀川市議会の情報公開、情報提供は進んでいます。市議会のホームページの充実度合いもかなりのもの。確かに・・・政務調査費については1円からの領収書間で公開されています。もともと須賀川市は日経のIT自治体ランキング(2007年)で第2位になっているとおり、情報発信にはこだわりをもって取組んでいることがわかります。市議会のインターネット中継などもその一貫に位置づけされるともなれば、「予算を回せない!」ということで実現困難の壁にぶち当たることもないのでしょうね。


 ただし・・・・インターネット中継などどのくらいの視聴があるのかどうかは・・・・・・「ちょっとカウントしていないんです。」と職員の方はちょっと冷や汗ぎみ。実際に市民の関心がどこまで高まっているのかまでリサーチしていないようですが、私自身は積極的に公開しようとの姿勢、そしてまた蓄積されていく情報を後からでも見ることができるというのは大事なことだと思っているので視聴がどのくらいあるのかは気になるデータかもしれませんが、そこまで気にすることもないと考えています。「見る人がいないのに取組むことの費用対効果に疑問。」という意見もありますが、私自身は費用対効果だけで測れない観点に着目してもいいと感じています。


 ちなみに議会だよりの配布方法は・・・・市の広報の配布にあわせているとのこと。新聞の折込ではありません。町内会単位に配布をし、町内会長さんから各戸に届いていくようなシステムだとか。単身者用のアパートまでは網羅できていないのが実情との話でしたが、地方都市ではまだまだ自治会町内会システムが機能していて、広報物の配布などでも大いに活躍しているのでしょう。ここは多摩市と事情の大きく異なるところです。

 以上・・・まずは初日の報告。本日の会津若松市の視察報告は続編で。

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2008年11月11日

戦没者追悼式に出席

 毎年行われている戦没者追悼式に参列しました。これまではやまばとホールが会場でしたが、昨年から会場が関戸公民館のヴィータホールに変更しています。私は・・・と言えば、今年初めて参列をしました。市長、市議会議長、都知事(はもちろん代理の方)、遺族会代表の方が追悼文を読み上げ、その後で来賓者は一人一人氏名の点呼があり献花をし、続いて一般参列者が準じ献花を行うとの次第になっています。これは毎年の決まったかたちのようです。

 とても立派な祭壇が準備されており、「平服でお越しください」との案内がなされているものの黒ネクタイなど礼服で身なりをぴちっと整えた方ばかり・・・・恐縮してしまいました。市長も市議会議長も都知事も「平和」に言及し、安心で安全なまちにしていきたいと誓っていました。遺族会代表の方も「戦争は二度と繰り返してはいけない。」と発言なさっていました。

 この追悼式・・・・年々一般参列者は少なくなっているそうです。みなさん毎年歳を重ねることを考えるとわかることです。若い世代が引き継ぐ、受け継ぐ世代になっていく‘はず’なわけですが、このような追悼式の行事もいつまで続くのかは年月との見合いになるのかもしれないと思ったりしました。追悼式を毎年一度でも行うことは「戦争」「平和」に心を寄せることにもなり、決して無意味なことではないと思います。しかし、これから先・・・・何十年も開催し続けることができるのだろうか?開催するとしたらどんな形につないでいけるのだろうか?・・・・・それについては考えさせられるのが現実です。


 議長は自身の追悼の辞で「風化している」との表現を用いていましたが、年月を重ねていく中で意識や認識が希薄化することに歯止めをかけるのは何にも増して難しいことと言わざるを得ません。でも、戦争で家族を失った悲しみを今でもなお心に抱えながら暮らす方々は日本にも、そして海外に目を転じれば存在するのです。今日の追悼式でも一般参列者の中に涙を拭う方がおられました。その悲しみを察することしかできない私ですが「非戦・平和」が多くの犠牲の上にあることを再確認させられた気がします。気持ちが清められたような一日でした。

 
 久しぶりに???・・・・というか、足を運ぶのはまだ数を数えるほどで5回目。午後から多摩センターの図書館本館に伺いました。「広すぎる」との批判もありますが、たっぷりとした空間に市民の方がゆったりと読み物をされている姿に、「時間の流れ方が違う場所」だと感じました。次の一般質問は多摩市の図書館のことを考えてみようかなと思っていて、館長にヒアリングをしてみましたが・・・・どういう角度から質問しようかとなかなか絞り込めずにいます。


 ☆図書館に関するご意見などありましたら、ぜひお寄せください。
  →hisaka_box@yahoo.co.jp


 ☆ほうれんそう第72号(10・11月)を掲載しました。

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2008年10月31日

市制施行37年。諏訪中開校30周年。

 今日は午前中に市制施行から37年の毎年恒例の式典がありました。市民表彰などが行われたそうです。私は午前中は久しぶりに通勤電車に揺られ、昨日に引き続き「地方自治と子ども施策全国自治体シンポジウム」に参加をしたので、市制施行の式典は欠席しました。そして午後は諏訪中が開校から30周年目を迎えるとのことで記念式典があったのでそちらにも出席をしました。慌しく過ぎた一日でした。

 来賓挨拶で初代の教頭(今なら副校長)、二代目校長の先生が述べられていましたが「ニュータウンができて、7年くらい経ち、やっと中学校が地域に完成したという喜び、期待感があふれていたことが懐かしく思い出される。」と。ちょうど私が生まれた頃の話ですね。当時のことを記憶を辿っても全く思い出せない私にとってはやはりニュータウンにもただただ歴史を感じてしまう・・・・というわけで、廃校になったり、統合新校ができたりという今の状況は未来からどんな位置づけになり、どんな視点で受け止められるのだろう・・・・などと式典中ずっと考えていました。

 諏訪中学校は「荒れている」なんて昔のイメージで語られることありますが、今はとても落ち着いた雰囲気の学校です。入学式卒業式も地元地域の学校にしか出席をしていなければ、なかなかわからないわけですが、式典と言うことで出席をされていた議長、副議長、文教常任委員長も「とても真面目な雰囲気の学校だ。」という印象を持ち帰られたようです。式典のオープニングは中学校3年生女子の選択体育(なんて科目があるんだ!)を受講している生徒のみなさんの「諏訪中ソーラン」から。小学校の運動会と言えば私は3年間連続でソーラン節を踊った記憶がありますが、民謡調のコテコテな雰囲気ではなく現代風なアレンジを加えた楽曲にあわせて私にとっても「新人類の舞!」と思えるような演技の披露がされました。私が中学校3年生頃は「御神楽」が体育の授業であったと記憶していますが、音感ゼロな私にとってその授業がどんなに憂鬱で苦痛であったかを思い出したりしました。それにしても新人類のソーラン節の舞は軽やかでした。

 今の中学生の悩みってどんなところにあるのだろう?

 昔の中学生(私)も時代環境の変化があれば、その当時に抱いていたことも「今は昔」。実はそのことを意識しておきたいわけですが、やはり「自分たちの主張」や「自分たちの意見」が社会でどれだけ大事にされるのかを深く考えるような時期なのではないかなという気がします。なので、午前中に参加をした「地方自治と子ども施策全国自治体シンポジウム」の「子どもの参加支援」をテーマにした分科会で事例発表のあった八王子市の「はちおうじ子ども議会」や長野県茅野市の「こども会議」、中野区の「ハイティーン会議」などの取組みに労を惜しまず、地味に続けることの意味が大きいような気がしています。特にお隣八王子市の子ども議会の事例には学ぶところがとても多い!短い事例報告の時間だけでは聞けなかったことを直接伺いに足を運ばないとと思っています。子ども議員である小学5年生~中学3年生までに立場の近い「斜め上」の年長者=大学生のファシリテーターを育成して取組んだ子ども議会・・・・なかなかいい試みだと思いましたが、多摩市でやったら二番煎じになるだけ?!

 でも、やっぱり子どもたち自身が発言し、主張し、そしてそれによって「変わる」ことの実感を得られたとすれば、その経験は変え難い大きなものになると思います。


 ところで、諏訪中学校の吹奏楽部は東京都のコンクールで金賞を受賞しています。その指導に当たっている副校長先生がタクトを振る姿・・・・・会議などでお会いするといつもお疲れ気味の様子チラリと感じることもあるのですが、そんな疲れも感じさせないほどにとても生き生きされていた後姿が今日一番の印象的な場面でもありました。生徒と体当たりで向き合っている姿こそ一番輝いている!そう感じました。これぞまさに先生たちの本来の姿だなと。とてもいい記念式典に胸が熱くなりました。


 明日は青少協北諏訪地区委員会の新しい企画!「お釜でたいたごはんを食べよう」があるのでお手伝いをする予定です。地域の方のご協力を得て校庭で釜炊きを行うとの話。私にとってもはじめての経験です。

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2008年10月28日

共に働くの実践を!「チャレンジドオフィスちば」

 厚生産業常任委員会のメンバーが千葉県の「チャレンジドオフィスちば」に視察に行くとのことで・・・・・委員会外の議員への呼びかけもあったので参加をしました。視察といっても参加者が政務調査費を使用しての視察だったので結果的には「議員有志」による視察という性格?位置づけの視察となりました。聞くところによると、「県」への視察って公式的には難しかったのか、「委員会視察」にはならなかったようですね。


 というわけで、おかげさまで私も参加できたのでよかった♪


 「チャレンジドオフィスちば」の取組みは「行政(公共)サービス等における障害者就労のあり方に関する研究」に始まります。いわゆる障害者の雇用といっても身体障害者の雇用はしているけれど、知的障害者や精神障害者の雇用はなかなか進んでいかないというところが問題意識の原点。県庁でも障害者の法定雇用率は目標に達しているものの雇用しているのは身体障害者のみ(ってこれは千葉県に限らず、全国自治体に共通していると思うし、民間事業者についても同様だと思われます。)。それでは示しがつかない!と奮起してスタートしたようです。もともと本格的な研究に取組む以前から、知的障害者の雇用促進ということで2004年に2名、2005年と2006年に1名ずつの当事者の雇用を行っていました。そこには、知的障害者の雇用促進を民間事業者に求める行政が実践してなければ説得性がないだろう・・・・という管理職の判断があったようです(極めて良識的!)。そこがベースになり、改めて実践段階にと進めていくために2006年に上記の研究へ・・・・・・「障害者モデル就労」のプランづくりを行い、2007年6月に「チャレンジドオフィスちば」の開設にたどりつきます。


 オフィスの定員は5名。オフィスマネージャー(再雇用職員)がコーディネーターになり、5名それぞれのスケジュールと作業内容の設定などを行い、日々の業務を見守っています。5名は嘱託職員として雇用されていて午前9時から午後4時まで、休憩時間1時間を除く勤務です。嘱託職員なので雇用契約は1年ごとで、更新は2回まで。それ以降はステップアップという形で、民間企業などへの再就職をフォローアップしていくシステム(というかモデル)です。既に昨年~今年度にかけて、2名が民間企業に再就職していったとの話です。知的障害者は働くことに何らかの課題を抱えている場合が少なくありません。「チャレンジドオフィスちば」ではまさに訓練・支援により課題を克服し、次の段階へのレベルアップを目指すことが使命の一つ。実際に雇用されている知的障害者を全面的にバックアップしているのは「障害者就業・生活支援センター」で、「チャレンジドオフィスちば」の役割は知的障害者の就労支援の一角を担っていることとなります。
 なので、今日もオフィスにはジョブコーチ(障害者就業・生活支援センター)の方が働く場に立会い、働く姿を離れた場所から見守る姿がありました。オフィスではマネージャーと県の人事担当者とジョブコーチの方との連携で5名のフォローを進めている様子でしたが、やはりジョブコーチの方の果たす役割が大きいようですね。ジョブコーチの方にアドバイスを適宜もらいながら、5名それぞれの個性を理解し、必要な支援を行っている様子(声かけの仕方、業務の手助けの仕方などなど)でした。

 5名の日常業務は文書の集配、封入作業、コピーやシュレッダー処理、給茶機の清掃、ごみの回収や簡単なパソコンの入力作業などなど・・・・季節モノの仕事もあれば、定期的な仕事もあり、それらの組み合わせで進んでいきます。「仕事はとても楽しい」「嫌な仕事はない」・・・・ちょうど、私たちがオフィスを訪問したときには封入作業中でした。直接お尋ねしたところ、小さな声で答えてくださいました♪それぞれの役割分担で、封筒にはんこを押している職員、封入文書を3つ折作業をしている職員、その文書を封筒に入れている職員、そしてテープで封をしている職員の姿がありました。みんなで一斉に同じ作業をすることもあるようですが、それぞれ役割分担があるというのもまたいいですね♪責任感が味わえそうです。
 ちなみに報酬は千葉県の最低賃金(732円)をベースにしているとか。最終的には民間企業などへの就労につなげていくことが目的なので、「県で働いていたときは賃金は高かったのに、仕事が楽だった」ということを避けるためとの説明でした。なので月額は9万4千円(今年度実績)。


 それにしても、とてもいい雰囲気のオフィス。みんながマイペースで作業をしていました(見学者がいたから余所行きだったかな?ごめんなさい)。
 「それだけ地域に雇用の場がないということの現われだと思う。」とマネージャーの方はおっしゃっていましたが、中には1時間45分もかけて県庁まで通勤している職員さんもおられるとか!(多摩から千葉県庁まで行くのとほぼ同じくらいの時間?!)

 彼らのこなしている業務は「できる業務・できそうな業務」を全庁をあげてそれぞれの部局が切り出していく作業が必要になりますが、実はそれらの中には「職員が残業でやっていた業務」も多かったとか。ですので残業代の削減にも寄与できている部分もあるのだとか。統計までは出していないそうですが、実際にはそのような業務が見受けられるというのが人事担当者の「ここだけの話」・・・。


 なんて・・・・公表してしまいましたが、どこの自治体にも「できる仕事はあるはず!」ということなんです。例えば組織改正などで部署などの名称が変われば、パンフレットなどに部署名の訂正シールを貼る作業なんかが発生したりするでしょうし、封入作業などもあるでしょうし・・・・。やれる仕事はたくさん眠っているとの話でした。(でも、多摩市では封入作業や宛名シール貼りのために正規職員が残業をするということは少ないようにも思いますが。実際のところは調査してみないといけないかも。)


 だから多摩市でも千葉県同様の取組みが「できないはずはない!」のですね。今日一緒に行ったメンバーそれぞれに同様の感想を抱いたのではないかと思います。ただ、ジョブコーチや再就職先となる民間企業の開拓などなど周辺の部分での体制づくりを優先しなければ実を結んでいかない気もしましたが・・・・。
 


 
 さてさて、この事業のもう一つの使命はやはり「一緒に働く環境を作る」ということ。県職員そのものの意識改革があります。実際に障害者と共に仕事をすることへの不安感などが払拭されつつあるなど、少しずつだとは思いますが、職員の障害者に対する理解が広がっているようです。「シュレッダーはとても危険だから、誰かが見ていないと不安。」とこぼしていた職員も実際の働く姿を見れば「一人でもできるんだ!」と体感してくれる。その実感こそが何にも変え難いものに。


 多摩市でもできたらいいなあ!やっぱり、民間事業者に求める前に行政自らがチャレンジしていかなければ!できないとしたらその理由がどこにあるのかを分析してみることが必要ですね。そこは厚生産業常任委員会のメンバーに委ねましょう。せっかくの取組みを多摩市の実践につなげるための処方箋づくりができたらいいなって思います。


 何だかとても印象的だったこと。オフィスを後にする際に「ありがとうございました」と去りゆく私たち一行の背中に向けて、作業をしていた職員の方がとっても大きな声で「おつかれさまでした」と言ってくださったのですね。それが何だかすがすがしくて新鮮でした。市役所の中で聞いたことのないような明るくて大きくてさわやかな声で、ドキッとしました。

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2008年10月25日

視察報告続編・・・・多治見市の総合型地域スポーツクラブ

 視察報告続編です。あいにくの土砂降りを名古屋から多治見市へ電車に揺られて30分余り。多摩市よりも少し前に開発された高蔵寺ニュータウンの最寄り駅を過ぎたところで一気に電車が山の中に???トンネルを越えると「渓谷入り」という感じ。一山超えたら景色が様変わり!晴天なら風景と空気の色の違いにもっと感激があったように思うものの・・・・ざあざあ雨が降っていたのが残念。


 もちろん、いくつかのトンネルを通過して、多治見駅に到着するあたりには「まちの風景」に変わり、駅を降り立ったら、ごくごく一般的なロータリーやら商店街があり、変わり映えのしない?!JRの駅前広場がありました。そこから車で10分もかからずに市役所に移動。移動する途中で見た「多治見焼」のお店などなど・・・・・窓からだけのお楽しみではもったいないなあと思いながらもこれは趣味の旅行ではないのだから・・・・と気を取り直して「総合型地域スポーツクラブ」の話を聞いてきました。


 総合型地域スポーツクラブというのは文部科学省が推進している事業です。各自治体で一つは設置しましょう・・・・と目標が設定してあったなあとのうる覚えな記憶が頭の隅のほうにあったわけですが、これもまた多摩市にとってどのくらい優先度合いのあるものなのかは疑問だったので、そこまでの関心は寄せていませんでした。ただ、国に変に目標を押し付けれて多摩市は一体どう取組んでいくつもりなのかなあとぼんやり考えたことはありますが・・・・。もともとスポーツ音痴の私にとっては壁の高い分野だったりもします。


 ということで、多治見市の総合型地域スポーツクラブについて。話を伺ったのは「小泉地区」の取組みでした。・・・というか、多治見市ではモデル的に小泉地区で本事業をスタートして、今後の展望としては他の地域にも広げて行きたいと構想しているとの話。(なので、まだ小泉地区での実践を蓄積している途上です?!)


 さて、「いつでもどこでも気軽に」スポーツの楽しめる地域をつくることが事業の目的。5~6人以上のメンバーが集まることで1つのクラブとして登録することが可能です。サッカー、バスケットボール、バレーボール、剣道、野球、水泳、陸上・・・・などなどのクラブチームが活動しています。しかし、スポーツだけでなく吹奏楽、パソコンといったクラブの活動もあります。もともとスポーツを通じて世代間のつながりやふれあいをつくることも狙いの一つになっているようなので、その趣旨に合致するようなスポーツ以外の活動も取り込みながら、コミュニティ活性化につなげていこうとしているようです。


 特徴はもちろん「地域で運営する」という点。行政は「総合型地域スポーツクラブ」として立ち上げた当初3年間は運営費補助をしていたそう(といっても1年目60万円、2年目40万円、3年目20万円)ですが、現在はすべて自前の運営です。現在はクラブチームに所属している会員からの会費年間一人2000円と地域にある小中学校の施設を使用するため、市から施設管理委託業務料(放課後・休日の校舎管理(セキュリティ・鍵・施設使用の申請業務代行)を行っている)を財源としています。
 ちなみに地域の運営主体というのは、自治会長さんや地域のある学校のPTAの代表などなどで組織されていて多摩市のイメージから言うと「青少協」に近い感じです。クラブチームで活動をしているのは主に中学生たち。多治見市の場合には17時までは学校の部活で、それ以降はクラブチームの活動で・・・という風になっていて、クラブチームの指導者が学校での部活顧問・指導者の先生たちと重なっているみたいでした。というわけで、私としては部活とクラブチームとをどうして分けているのだろう?という疑問がすぐにわいたのですが、「部活からクラブへ」を基本の考えで方針を確定して進めているとの回答でした。(でも、そうすることのメリットはどこにあるのでしょう?)


 

 どんな活動をしているのか、どんな活動が求められているのかと言えば「総合型地域スポーツクラブ」でインターネットで検索をすれば数々の情報を得ることができます。東京都の体育協会でも推進しているみたいですね。何とも・・・・・個人的には事業に対する感想としては下記のとおり。


 地方分権とか地域主権とか言いながらも、国主導で助成金を出しながら推進して行くやり方、まだまだ「補助金を通じたコントロール」の手法が古すぎる。各自治体とも「一つはつくりましょう!」なんて目的に掲げられているところあたり・・・・・・確かにスポーツの振興を進めていくことは必要なことかもしれませんが、どんなやり方をするのかは地域独自の取捨選択、自治体の選択に任せる時代のはずなのに、まるで逆行するような取組みにも感じます。「総合型地域スポーツクラブ」を作ってくれたら、補助金出しますよ!・・・・なんておかしな話だと思います。


 なので、多治見市での取り組み事例は取り組み事例として参考にはなりましたが、もともと文部科学省からの発信で進められているこの事業のあり方そのものに私は疑問。ただし、学校の小規模化が進んで子どもたちのやりたい部活メニューが揃っていないという現状に対応できる可能性もあったり、地域の人材を活用したりなんていう点でやりようによっては面白い取組みにもできそうです。


 ただ・・・・「ボランティアが基本」というところで、どこまで続けることができるのか?各クラブチームの活動も所属をしているメンバー(中学生)の保護者などへの負担がかなりあるみたいでしたし。続ける活動にしていくための工夫、もちろん自主運営の基盤を支える財政的なもの含めて今後の課題は決して小さくなさそう。
 なので、多治見市の場合にも「小泉地区」から他の地域地区に取組みを広げていきたいとの構想はあっても、そう簡単に広げることは難しいということになるのでしょう。地域地区にどんな受け皿があるのか・・・という事情にも関わってくるでしょうから。


 だからやっぱり「各自治体に一つ以上は作りましょう!」なんて目標に掲げることそのものがナンセンスとしか思えない。最後に・・・・自民党の無駄遣い撲滅チームの行った政策棚卸でも「不要」とされていることを追記しておきます。

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2008年10月24日

視察報告・・・・はびきの市民大学

 1泊2日の視察でした。大阪は羽曳野市での2時間を過ごし、名古屋に戻って宿泊し、今日は多治見市にトンボ帰り・・・して多摩まで帰ってきました。このようなスケジュールで行われる視察と言うのは、視察先自治体の市役所と最寄り駅の往復で終わってしまうので、「市井の様子」を掴むことができないのがいささか残念な行程ともいえます。

 羽曳野市の「はびきの市民大学」のある「LICはびきの」がオープンしたのはちょうど1999年のこと・・・・国がやれIT立国だとどんどんとIT関係の補助金を増やした時期と重なります。「LICはびきの」もその流れも汲んで建設されたものだとか・・・・・・。なので、多摩市では既にどなたの記憶にも残っていないと思われる「情報ライブラリー」(事業の成果がほとんど上がらずに、現在は無理やりに市民活動情報センターにリニューアルさせられた)と同様もしくは重なるコンセプトも持ち合わせている「生活文化情報センター」なのでした。

 そこの一大事業が当該「はびきの市民大学」。聞くところによると職員発意の提案からスタートしたものだとか。その背景にはどうやら地域の文化財「古墳」の存在がありそう。古墳群をちゃんと保存をして、伝えていく・・・・そのために市民の理解が欠かせないとの実感を持ち、そして歴史遺産を残そうとの熱意を持った職員の存在。ここに一つの大きな事業のミッションがあるように感じました。事業を進めるための職員の情熱やここにあり!との印象が強く残りました。
 受講生である市民の皆さんにお会いをすることもできずに終わった視察なので、安易に他市の議員が評価する必要もないとは思っていますが、個人的には多摩市で同様の事業展開が必要かといえば、その優先度は極めて低いような気がしました。前期(4~9月)、後期(10~3月)のタームに分けて実施される企画講座は近隣大学その他の教授の協力も得て、かなり高尚な内容なものばかり。例えば、「歴史の中の女たち」、「幕末・維新期の日本/激動する社会と諸階層の対応」、「西洋音楽史/クラシック音楽の起源を探る」・・・・そして、少しカジュアルな感じとしては「日常生活前進トレーニング」「脳とこころの健康科学/バランスを大切に」等などありますが、講師陣がいわゆる大学教授その他専門家と思われる方々の名前がずらり・・・・・・。


 民間の「〇〇カルチャーセンター」みたいだなって思いましたが、ただ単なる受講生に留まるのではなく、そこからまちづくりを担う人材へと巣立っていってもらうことが大目的になっている(受講生がどこまでそのことを理解しているのかは別として)点が少々異なるようですね。ちなみに、1講座は12回で6000円。1回あたりで考えると500円となりますが、「気軽に受講できるわ!」と思える費用設定とは言い難い気もしました。受講生はやはり定年後くらいの方々の層が占める割合が多いわけですが、cultivateにきちんとお金を投資できる余裕が持てる人かどうか・・・・受講生の顔ぶれも何となく思い浮かんでしまった私です。


 そういう点で考えたとき、そこまでして税金で「市民大学」を運営する必要性があるのかないのかは羽曳野市でも予算査定などでは話題になることだとか。それでも事業を運営している職員の情熱、そして事業に込められているミッションがあるからこそここまで続いていているのでしょうね。

 羽曳野市の事例は事例として参考にはしたいと思いますが、多摩市も前向きに取組んでいくべき事業かどうかを問われれば、かなり慎重な考えるべきでしょう。公民館や図書館をもっともっと機能アップしたり、社会教育施設どうしのネットワークをより発展させていくことのほうが有効かと思いました。多摩市の公民館はまちづくりの人材育成を随分と手がけてきていると思います。現在もその伝統は引き継がれていると思いますが、私の知っている限りでも何人もの方が「公民館講座」出身で、そこをきっかけにまちづくりのさまざまな活動に関わっていらっしゃるので。


 というわけで、まずは初日の視察報告から。・・・・それにしても夕刻からは民主党TAMAの市政報告会に出席しましたが、ノーメイクなおかつ移動疲れでひどい表情だったのではないかしら?


 視察2日目の多治見市についての報告は続編で。

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2008年10月12日

久々に外の空気!

 今日は民主フォーラムTAMAが主催の議会報告会でした。で、体調が万全とは言えませんが私も出席をしました。

 何と言っても数日ぶりなので新鮮さがありました。仕事から全く離れて・・・というか、自宅で過ごすと言うのは初日は「よし!いつもとは違って家のことができる。」と思えたのですが、その気分は全く持続せず。・・・・・何だか地域その他さまざまな流れから1人取り残されていたような「浦島太郎」気分を味わっていた私です。

 「非日常から日常へ」の橋を渡りつつある・・・・っていうのが今日一日にぴったりな感じ。・・・・まだ、ノーメイクな私は顔色がとても悪く(すみません)、周囲からも必要以上の心配をされてしまうわけですが、たぶん・・・・あとはコンディションを整えれば大丈夫って思っています。実際に、議会報告会に参加された方に「顔色が悪いですね。。。」と声をかけていただきました。(でも、たぶん、私・・・普段から顔色はあんまりいいほうじゃないです。)


 さて、今日の議会報告会は9月定例会の主な議題などを話題にしたのですが、市民の方との意見交換の中心になったのは「決算特別委員会」のことについて。議会が行っている「評価」のあり方などについてさまざまなご指摘やご意見をいただくことができました。説明は今回行った事務事業評価一覧表とさらに各会派が評点にコメントを付しているシートとを合わせて資料配布をして行ったのですが、この資料類はまだ市議会のホームページにも掲載されていないもの。かなり興味深く読み込めるものです。特に各会派のコメントはその立場なりの見解がよく伝わるものなので、見比べると面白ささえあるかもしれません。

 参加者のみなさまは「評点ではなく、コメントシートがいい資料だ。」と口々に評価をしてくださっていました。実際に評点のつけかた(質的評価と量的評価は0~4までの点数で。総合評価はA~Cの3段階評価の二段構えになっている)については、評価基準のあり方その他問題点は多々指摘でき、評点そのものはあてになりそうであてにはならないが、コメントは役立ちそうだということなのかもしれません。私もそこには同感で、コメントを見ることで意見の相違などがくっきり表われていると思います。
 いずれにせよ、議会が事務事業評価に取組もうとしている姿勢には概ね肯定的なもののやり方には一工夫も二工夫も必要と言うことになるでしょうね。


 これ・・・・市民が議会の事業評価をしたらどんな点数がつくでしょう?

 議会が行政に行った事務事業評価のごとく二段構えで評価をしてみれば・・・・・・。ちなみに、議会では質的評価と量的評価とは下記のような視点が盛りこみ評点をつけています。


 <質的評価>効率性の高低・公正性の高低・公平性の高低・市民満足度の高低・有効性の高低・目標達成度の高低・市民協働度の高低
 <量的評価>事業の必要性が増加⇔減少・税投入の妥当性が向上⇔低下・事業への市民ニーズが増加⇔減少


 それぞれ評価の視点にはものすごく他方向、多くの観点が混在しているのが分かると思います。(ので、評価をするときの統一基準をもっと明確にしなければ評点として精度の高いものにはなりません。)


 で、総合評価としてのA~Cについてですが・・・・・。


 A:高い評価ができ、さらに発展継続すべきもの
 B:ほぼ妥当な評価ができるが、修正を加え継続をすべきもの
 C:不十分な点が多く見られ、廃止も含め相当な検討が必要なもの

 ということになっています。(これについても、高い評価はできる事業だけれど、すでに役割が終了していて廃止を含めて検討が必要な事業もあると考えられるのでは?という市民からの指摘もあり。これはご尤もですね。同様に、不十分な点が多く見られるけれど、さらに発展継続すべき事業もあるわけです。)

 以上を勘案して、市民の観点で市議会で行っている本取組み(決算の事務事業評価)を評価するとどうなるでしょう?一市民としての私の評価・・・・・。

 <質的評価> 1   市議会としての頑張りは評価できるが、まだまだ評価のあり方など改善の余地がある。市民が満足するレベルには至っていない。
 <量的評価>4   もっとやるべき。やらねばならない。しかもきちんと評価した事業についてはきちんと後追いをしていくことが必要。日常的な議会活動の活発化を!


 で、総合評価については「不十分な点が多く見られるが、さらに発展継続すべきもの」って感じになるでしょうか。なので議会で示しているA~C段階評価には該当できない評価です。

 何はともあれ、「議会の意気込み」を尻すぼみにしないためにどうできるのかが鍵かもしれません。今回の事務事業評価が次年度予算にどうやってつながっていくのか、つなげていくところで議会が果たすべき役割も問われているでしょう。評価のしっ放しというわけにはいかないでしょうから。その点については、決算特別委員会のとりまとめ役を果たし、さらに議会運営委員会の委員長でもある小林さんもそれなりに構想してくれているのでは?と期待しています。

 今日の市民の方のご意見で「これぞまさに市民感覚!」と思えたものがあります。それは、「議員さんたちはそれぞれに主義や主張もあっていいと思う。でも、みんなが『市民のために』という気持ちで違いを認め合いながら合意点を見つけたり妥協点を見出していくことをして欲しい。そのための議論をしてもらいたい。」というものです。

 私もそう思います。今回の決算特別委員会でも初めて取組んだ議員(会派)どうしの意見交換でも「主義主張を尊重しあいながら妥協点を見出していく」という議論に昇華させることはできず、またそういう時間が持てなかったのも事実ですから。


 ここは議会として・・・・というよりも、個々人の議員自身のあり方にもつながってくる部分かもしれません。たぶん・・・・議会の中で合意形成を探るような議論の展開が主流になってくると、市長と議会・議員との関係も自ずと変化してくると思っています。「見解の相違です!」と簡単に交わされるような議論で生産性が一気に激減してしまうような残念な議事進行を避けて通れそうです。議場でのやりとり、整然とした議事進行において「合意形成」が図られていき、まさに市民的に見たら「わかりやすい」物事の決定が図られていくのではないかと。


 これぞまさに「決定過程の透明化」と言えるのかも。

 ・・・・ってまた私は理想論ばっかり言っているかもしれません。私はいつまでたっても玄人にはなりきれない?!

 でも、議会の決定その他・・・・「わかりにくい」ってよく言われることも事実。そのわかりにくさは「議決する前から決定している」・・・・議場はただのセレモニー化していると揶揄されている状況そのものだと思うんです。これは一般的にというレベルでの話ですが。


 あっ、多摩市議会の場合は議会内勢力図を思い描くと緊張関係?拮抗関係?があったりもするので「セレモニー化」している議会などとは随分と隔たりある様子ではないかと思います。だからこそ「議会改革」の動きも結構活発なのでは?と。全国見渡せば、反首長的立場で活動している議員は情報公開条例に基づいて情報公開請求しなければ、行政側からの資料が公開してもらえないなんて旧態然とした議会もあるようですし、市長と議会との意見交換の場である「全員協議会」その他の会議を非公開で実施して当たり前と考えている議会もまだまだ少なくありませんから。


 多摩市議会はそういう意味からすると随分と公開も進んでいます。でも、「議会の公開度が高い=わかりやすい議論が行われている。決定過程が透明化している。透明性の高い議論が展開されている。」ではないことを私たちは自覚すべきなのでしょうね。まずは私・・・・きちんと自覚していたいと思います。

 イレギュラーな休日の活動報告でした♪

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2008年08月26日

「何だか毎日忙しい・・・・」とポツリ。

 今日は一般質問の打合せをしたい・・・というわけで、朝は教育委員会の指導主事さんと担当者の方との意見交換をしました。今回の一般質問では貝取・豊ヶ丘地域における学校統廃合と新たな学校の特色づくりという視点で「小中連携(小中一貫?)」のことを取り上げたいと思っていますが、できる限り、「ご質問者(私)の意図を汲み取って」という配慮、気配りのもと・・・・答弁書の作成をする担当者は東奔西走というわけです。
 といっても、別に答弁書の内容が私の思いどおりのことになるわけではありません。答弁者になる管理職(部長)があまりにも頓珍漢な答えをしないように、恥をかかずに済むように・・・・なんてレベルで「答弁準備」のための質問どりで意見交換です。事前にある程度の質問内容や質問意図を聞いておけば、答弁者の心の備えと心構えができるということです。

  さんざん、こちらの意図を尋ねてくるので、さぞかし完璧回答が返ってくると期待しては大間違い!!答弁内容自体は全く私の意に沿わないことの方が多いですね。素っ気ない返答でサラリとかわされることも少なくありません(ってそれがほとんどだけど)。いずれにせよ、「素っ気ない答弁」でさえ準備をしておかねばならぬ・・・なんて事情もあるみたい。答弁する管理職(部長)は「はぐらかしの術」を磨く必要があるみたいですし。

 過去の経験からしても、「事前の打合せって一体なんだったの?!」という思いを噛み締める経験を幾重にもしている私。今日の事前の意見交換が議場でのやりとりにどうつながっていくのかは当日のお楽しみなのです。

 今日は建設環境常任委員会が開催されていました。定例会直前の開催は陳情の審査のため。案件は聖ヶ丘と馬引沢地域の間に位置する斜面地のマンション建設に対し、周辺住民との協議をして欲しいというもの。「まあ、こんなところにまでマンションを建設するんだ・・・・」と思わざるを得ないような場所に建設される予定になっているのですが、もともとの土地の所有者は都市再生機構・・・・・・またしても、都市再生機構の「売り逃げ」事件簿にファイルできそうな感じです。「良好な住環境の形成」よりも「負債解消」に邁進している旧公団に対する不信感は募る一方ですね。そして、それに対し、市長が全く及び腰というか、対応姿勢が甘々ということで、委員会でも怒りの発言が飛び出していました。


 午後の予定があったので、途中までしか傍聴できませんでしたが、行政担当者の状況説明やら、現在までの対応姿勢やら今後のことなどについての答弁があまりにも「まちづくりに無責任」・・・・というか、「土地の所有権を侵せないから」を理由にして逃げ隠れて、事業者と住民との間に挟まれたくないという意図がヒシヒシと伝わってくるような無責任な回答ばかり。その回答がさらに委員会メンバーの一部の怒りをかっていました。


 行政の立場というのは微妙なのかもしれませんが、住民の立場ではなく完全に所有者であるマンション事業者よりでの回答をしている姿にため息をつかずにはいられませんでした。

 

 それにしても、定例会が始まる一週間前だというのに、昨日は議会改革特別委員会が開催されていて、今日は建設環境常任委員会の開催・・・・・・さまざま諸準備をしなければならない事務局泣かせな日々なのかも。
 とは言っても、エレベーターの中で遭遇したあるベテラン議員さんは「いやー・・・・・何だか毎日忙しくって」とポツリもらしてから深呼吸をしていましたが、その気持ちに同感。

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2008年08月05日

市議会の研修

 年に一度の市議会の全体研修でした。予算は講師謝礼10万円。今年の話は「公共施設のストックマネジメント」についてで講師は首都大学東京の角田誠さんでした。講演内容としては、公共施設のストックマネジメントが必要になってきた背景と多摩市の公共施設全体を捉えて、これからどんな風に考えていけばいいのかでした。方向性としては施設の全体数は減らすべきだという方向のもと、施設の利活用を考えるべし・・・ということでした。多摩市の公共施設はいつの日からから「ありすぎる」という指摘がされているのですね・・・・・・・・。実際に他自治体と人口一人当たり面積などで比較をすれば「ありすぎる」になってしまうのですが。そう単純計算できるものでもないと考えていますが。


 話の結論としては、専門家は専門家なので、客観的な観点でデータの分析と専門的見地からの提案はするけれど、政策コントロールについては分野外なのでそこは市議会などでやってくださいという話。結局のところ、公共施設をどのように配置をするのか、そして今ある公共施設の縮減を目指して整理統合していくために最も重要なことは市民の合意形成をどうとりつけるのかということ。最も難儀な部分には関わることができませんということを予告されたかのようでした。もちろん、当然といえば当然のご意見かもしれませんが・・・・・。


 いずれにせよ、多摩市の建物に関するデータについては非常に評価をして下さっており、ここまできちんとした基礎データの資料の整った計画があることが素晴らしいことだと。(これは市長曰く職員の英知の結集です。)


 つまりは、あとはそれに基づいてどのように取組んでいくのかが問われていることとなるでしょう。そのために設置したのが既に「やまばとホールは廃止の方向で・・・」なんて中間報告をした市議会の特別委員会だったりもしますが、ここで合意形成で見解を一本化させるような論議が繰り広げられるのかといえば、なかなかその道のりは遠いのが現実。今日の研修が今後にどう活かせるのやら。

 ところで、せいせき多摩川花火大会が中止になってしまいました。我が家の北側の部屋から楽しもうと思ったのにな。夕方頃乞田川の増水ぶりを見ると、中止せざるを得ないことは一目瞭然でした。ものすごい勢いの泥水が流れていました。


 それから、多摩市の公式ホームページは各担当部署が個々個別の更新ができるようになり、かなりリアルタイムで情報掲載が行われる場合もありますね。でもどんな情報が更新されているのかを見失わないようにしないと。というわけで、本日「(仮称)第5次多摩市総合計画」の策定方針が掲載されています。
 また、昨日の報告でも情報提供をしました「事業仕分け」のこと。文部科学省事業の中で全国学力テストについても不要としたそうです。

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2008年08月04日

種々雑多な報告。

 今日は午前中は議会改革特別委員会の世話人会で、今週木曜日に行われる委員会に向けた打合せをしました。次の委員会では「討議する議会」をテーマにした意見交換に入りますが、色々と議論を重ねていて思うことは・・・・・・「現在の制度や仕組みの中でも議論することができるのではないか?」ということ。取り立てて新しい仕組みを導入しなくとも、現行の枠組みを活用しきれていない面が多分にありそう・・・・その思いがますます募っているのはどうやら私だけではなさそうです。

 つまり・・・・「卵が先か、ひよこが先か」の議論に終始したくはありませんが、どんなにいい仕組みが合ってもそれを活用できる人がいなければ・・・・という話と通じるものがあり、結局のところ行き着く先には議員一人ひとりの認識や意識の問題にぶち当たるということです。今でも例えば・・・・委員会などでわざわざ休憩を取って意見交換や議論をしていることをやめるだけでも随分な変化だと思います。「休憩を取る」ということは「議事録に残らない」ということで、思い出すのは自治基本条例を議論していた頃の総務常任委員会の議事録で「開会します」・・・・「暫時休憩します」・・・・・・「本日の会議はこれにて終了します」という数行しか記録されていない(ひどい)ものです。


 今は、なるべく休憩を取らないで意見交換をするようにと各常任委員会の委員長は議事運営を進行しているように思っていますが、それでも「休憩」なくしては意見交換できない場合があることもまた事実です。

 「よほどのことがない限りは休憩はしない」(よほど・・・の判断が難しいが)とささやかにでもルールをつくることだけでも改革が大幅に前進するような気がします


 さて、午後からは民主党東京都連の男女共同参画委員会の政策勉強会に参加し、大沢真知子さんから「ワークライフバランスを日本の中でどう実現していくのか」という講演を伺いました。講演内容はほぼこちらでの対談どおりかなって思いますが、「多様な働き方が選べるようで選べない状況」を変えていくためには雇用主である企業が変わっていかないことにはどうにもならない。企業行動を大きく変えていく、それを誘導するための政策をつくることが必要です。そのためには政権交代を・・・というのが民主党の主張になっていくと理解しています。ワークライフバランスの問題は性別を問わずすべての市民の課題です。ワークライフバランスの講演会には男性の参加者が多いとの話もありました。
 みんな・・・頭の中ではわかっていることなのにな。


 情報化時代は常に知の更新をしていかなければいけない社会。疲労回復にも時間がかかる社会らしいのです。


 疲労の回復を仕切らずにどんどんと知の更新と詰め込みだけをしていくとすれば精神的に飽和状況なり、追い込まれていくことが想像に難くありません。私の中では何とかしないと・・・・との気持ちだけが空回りしています。

 ところで、賛否両論あるものの今日は構想日本が自民党のプロジェクトチームとで文部科学省の事業仕分け作業を実施しました。今日と明日の2日間・・できれば傍聴に行きたかったのですが。面白い結果が出ているようです。改めての報告が楽しみです。
 構想日本では事業仕分けをさまざまな自治体でも実施をしており、7月末には町田市でも行ったとか。「どかどかと他人がやってくることに納得いかない」と話す人もいますが、その意見にも頷けるわけですが、それ以上に「無駄遣いという感覚」に麻痺を来たしている状況もありそうな気がして、外部から指摘されることの重要性も感じたりします。


 
 それから、もう一つ。昨日・・・西葛西の「親子カフェ」まで行ってきました。ママたちのくつろぎ空間で大盛況でした。日曜日だったので家族連れで楽しむ風景もありました。・・・・・今のところ東京の東地域を中心に展開しているようですが、多摩市などでも十分にニーズがありそうで、場所さえあれば・・・・なんて思ったりしました。新しいタイプの子育て広場登場・・・と言った感じです。

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2008年05月22日

「自分の思いは実現していますか?」

 午前中、特別支援教育の説明会があり参加してきました。会場になっている教育センター(諏訪複合施設)ですが、場所的にはやはり便利ではないなというのが印象です。来年度からひまわり教室が移転するわけですが、通園をどうしていくのかは課題ですね。今はバスでの通園ですが、保護者に送迎を行うとなると駐車場のこととか別の問題を考えることが必要かなあと思いながら施設全体をひとまわりしてみました。ひまわり教室については、今のところ鋭意協議が続いているとのことですが、少なくとも7月までにはきちんとした方向を明示できなければならないと思います。つい先だっての定例会で今年度予算が可決されたわけですが、もう既に来年度予算に向けた準備が始まるわけですから。

 ・・・・と考えると、市役所の仕事も自転車操業的ですね。自前で営業利益を上げる云々と考えなくていい反面、「コスト削減」だけを考えて仕事をするというのは憂鬱になることです。営業利益を上げるためにどうすればいいのかをあわせて考えようとすると、そこには創意工夫の広げようもありそうですが、市役所の仕事を考えればわかるように税収入の拡大というところについては、職員1担当者レベルでは手の届かない範疇になりますよね。そうなると、まずは何に先立っても「コスト削減」を迫られるわけで、なかなか辛いものがあります。


 「費用対効果」ってとても大事な観点だと思うのですが、その費用対効果って・・・いつを見据えていうのかも問われそうですし。今だけで考えればお金を手厚くかけすぎている・・・という評価になることも多いのかもしれませんが、しかし結果がそんなにすぐ出るものでもない分野があると感じています。特に「教育」分野はそうですよね。お金をかければかけるほどいい・・・という風にも言えませんが、お金をかけずに創意工夫だけを迫られてもどうしようもない面もでてきているように感じています。


 それにしても今日の説明会ですが、子育て支援課の職員は参加をしていましたが、障害福祉担当の職員はお見かけしなかったような。今後、就学前後の連携を図るのであれば障害福祉担当職員もこのような場に足を運んで理解を深めることがあってしかるべきと思うのですが。 まあ、こんな機会を捉えて参加をしなくても他の場で理解を深める場があるのなら別です。そんな場が「ある」とは聞いたことありませんが、もしかしたら私が知らないだけかしら?

 ところで、今日の午後、中央大学のとある授業にゲストスピーカーとして招かれました。大学を卒業してちょうど10年というところですね。10年前の私ってどんな風だったのかとか思い出しながら、キャンパスを歩いていました。今は大学も「クリーンキャンパス」といって、貼り紙やビラを禁止、整然と掲示板がありそこにだけビラ・チラシ貼りを許可しているという感じです。お行儀のいいキャンパス内・・・・居心地がいいような悪いような。
 授業は「政治とメディアの現場から見た現代社会」というタイトルだったんですが、私が話をしたのは「世の中の情報」だけでは得られない現場を見て欲しいということでした。「地域が大事」とか言われている割には、私たちがいかに地域の情報不足で暮らしているのか・・・といえば、「地方議会」「地方議員」のことをまったく知らないということからもわかることですよね。もちろん「知る術」が少ないし、機会に恵まれていないということもありますが、地方議会や議員に関心がわくほどに話題にも取り上げられることが少ない現状・・・今の大学生はどんな風に考えるかなあと問題提起をしてみました。ちょうど、多摩市議会の議会改革の取組みは好事例になり、アンケートの説明もできたことはよかったです。


 女子学生さんからの質問で「自分の思いは実現していますか?」というものがありました。


 しばらく考えさせられましたが、「地域のことに目を向けて欲しい」という自分なりの思いを実現するために努力はしているけれど・・・ということにしかならないのかなと。まだまだ議員のHP、BLOGや議員が配布をするチラシなども知られる存在ではないことは市民の意識調査からも明らか。それらの媒体が地域に目を向けたり、地域政治に関心を持つきっかけにどのくらい貢献しているのかわかりませんが、それでもやり続けていれば、一人でも二人でも増えてくれるのかもしれないと信じることしかないですね。地域に関心を持つ市民がいなければ自治も成立ちませんから。


 というわけで、月曜日の午前中に一般質問の通告書締切を控え・・・・何を課題として取り上げようかと再精査中です。一般質問って、自分の思いを発言する場かもしれませんが、それがどんな風に実現に結びついていくのかって・・・・悩ましく考えさせられますね。ここには市長との関係性がモロに影響してきそうなので。

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2008年05月07日

連休ボケの暇はなし。

 連休明けの初日は体が重い感じがします。


 しかし、今日は朝から議会の出前委員会の遊説でした。連休中も3日と6日にはそれぞれ桜ヶ丘、多摩センターの駅で昼間に1時間ほどPR活動をしました。参加については強制ではなく、あくまでも‘有志’ということになっています。「一体、どのくらいの人数が集まるだろう・・・・?」との不安もありながら、実施したわけですが、毎回7~8名の参加者があり、ほっとしています。今朝は永山駅でのPR活動でしたが、連休明けに騒がしい駅前・・・・?しかも、顔ぶれも平素とは異なる感じ・・・・不思議そうな視線が私たち議員集団に注がれていました。


 ところで、連休と言えば「こどもまつり」は盛況でした。3日には多摩少年少女合唱団の第30回定期演奏会がありました。この合唱団は多摩市公民館の主催した事業から発展して今に至っています。公民館の果たす役割の原点を見るようですね。プロフィールにあるとおり、昭和48年(1973年)にスタートしています。私の生まれる前からだなあと思うと、それだけで「すごい!」って感じます。歴史って脈々と流れている、引き継がれている・・・・舞台で歌声響かせている子どもたちの姿から素直に伝わってくるだけで味わうことのできる感激がありました。この演奏会は「こどもまつり」の実行委員会と共催で行われ、公演場所がパルテノン多摩の小ホール。昨年は「こどもまつり」の屋外のステージで多摩少年少女合唱団のみなさんが歌っていらっしゃったはず。今年も屋外ステージでも歌ってほしかったなあなんて欲張りに思ったりもしました。
 
 ちなみに、多摩センターと言えばキティちゃん(「キティちゃんの会える街」を標榜しているのが多摩センター♪)ですが、私は「ハローキティのハッピーキャラバン」にわくわくしている子どもたちの純真な心にも感激をしてしまいました。子どもたちが夢見るというか、子どもたちの心が躍動するというか・・・・・そんな場所っていいなあと。
 ・・・・多摩センターの街づくりについて「子育て孫育ての発信基地で活性化」としていたのが民主党TAMAのマニフェストにあったっけ・・・・と思い出しました。でも、まだまだ発信基地にはなっていないかもしれませんね。子どもとともに多摩センターで時間を過ごすことが‘おしゃれ’、「多摩センターブランド」の確立までには今一歩の努力を要するかも。「クロスガーデン多摩」も‘おしゃれ’って感じとは少し雰囲気違うかなあと・・・個人的には思います。でも、とっても盛況ではありましたが。

 そんなこんなで、連休中の1日は福生の市長選挙のお手伝いやお見舞いやフランスから一時帰国した友人の小さな演奏会に出かけたり・・・・と・・・・気がつけば6月定例会に向けての準備をしなければという時期になってきました。連休ボケしている暇なし、頭を切り替えないと。


 

 先にも書いたように、今日は朝遊説からスタートしましたが「多摩市手をつなぐ親の会」さんの総会に出席をし、すっかりと仕事モードにスイッチが入りました。今年度で40周年を迎えると言うことで、こちらもまた私の生まれる前からの歴史が脈々と引き継がれていることにただただ敬服するばかりです。どんな小さなことでも「続ける」ってやっぱりすごいことですよね。「継続は力なり」って名文句をひらめいた古の人物を尊敬しています。

 そして、何よりも仕事モードをONにさせられたのはまたもや「個人情報紛失した」という情報が届いた夕方のこと。デジタルカメラの紛失とのことですが、詳細については改めて。ここのところ立て続けに個人情報紛失事件が発生していることもあり、議会としての対応を早急に協議すべし・・・・・本日は緊急で代表者会議が招集されたようですが、明日は総務と文教常任委員会のそれぞれ委員長、副委員長と議長、副議長での協議が行われることになりました(私=文教常任委員会の副委員長)。でも、議員の中に個人情報保護の分野に精通している「専門家」格の人物が存在するかと言えば、必ずしもそういうわけでもなく、民間企業などでのセキュリティの在り方など議会として学ぶ必要性もあるように感じています(って私だけかもしれませんが)。この問題はなかなか難しい。

 多摩市議会初の出前委員会もいよいよ週末日曜日と迫りました。私たちの宣伝効果はいかに?!緊張感高まります!
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 広報・宣伝★「あなたにとって市議会は必要ですか?」★
多摩市議会初!!!市議会出前委員会開催します!
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