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2010年03月29日
建替え決議のこと。
小雪がちらつく・・・冷たい朝。数人の方から声をかけていただきました。
<朝日新聞>
多摩ニュータウン23棟、一括建て替え決議 高層7棟に
東京都の多摩ニュータウンで最初に入居が始まった分譲団地「諏訪2丁目住宅」(多摩市)の管理組合が28日、臨時総会を開き、5階建て23棟の団地を、11階と14階建ての高層マンション計7棟に建て替える決議を可決した。1971年、同団地の入居開始で街開きした同ニュータウンで団地の全面建て替えが決定したのは初めて。住民の平均年齢が60歳を超す一方、エレベーターがないことなどから、約20年かけて建て替えを検討していた。現在の諏訪2丁目住宅は640戸すべての部屋が同じ間取りで、広さも約50平方メートルで同じ。建て替えで戸数をおよそ2倍の約1200戸に増やし、増えた戸数は販売する方針。販売で得た資金により、現在の住民には今の部屋の面積分について新たな負担が生じないようにする計画だ。 (2010年3月28日21時32分)
<読売新聞>
多摩ニュータウン23棟、一括で建て替えへ東京・多摩ニュータウンで最も早い1971年に分譲された多摩市の団地「諏訪2丁目住宅」(640戸)の管理組合は28日、老朽化した5階建て23棟を一括で建て替えて11~14階建ての7棟に集約し、総戸数を約1200戸に増やす方針を決めた。
国土交通省によると、分譲集合住宅の一括建て替えとしては、国内で最大規模という。
実施計画によると、2011年7月に着工し、13年11月に完成予定。増えた分の住戸を売却し、事業費に充てることで住民の負担軽減を図る。建て替え前と床面積が同じ場合は、負担金はないという。
同管理組合は28日、臨時総会を開催。組合員の約9割が、区分所有法に基づく建て替え決議に賛成した。
管理組合の加藤輝雄理事長(62)は、「ようやく建て替え実現の大きな折り返し点に至った。組合員が自分自身の問題として、議論を重ね、決断したからだ」と話した。 (2010年3月28日21時6分)
<毎日新聞>多摩ニュータウン 一括建て替え決定 高層マンションに
東京都多摩地方西部の「多摩ニュータウン」で1971年に最初に入居が始まった「諏訪2丁目住宅」(多摩市、640戸)管理組合が、老朽化した全23棟を取り壊し、高層マンション7棟に一括建て替えすることを決めた。ニュータウンで全面建て替えが決定したのは初めて。増加分の戸数の売却益で現入居者の負担を軽減する手法を採用。全国でも高齢・老朽化で建て替えに悩む団地が増加する中、再生のモデルケースとして注目を集めそうだ。
28日に管理組合の臨時総会が開かれ、9割以上の賛成多数で区分所有法に基づく「建て替え決議」が可決された。現在の5階建て23棟を11階と14階建ての計7棟に建て替える。来年7月に解体工事を始め、13年11月に入居開始予定。
総戸数は約1200戸に増え、現在よりも増えた分の住戸を販売して得た資金を事業費に充てるため、現在の住民が建て替え前と同じ面積の部屋に入る場合、負担は生じない仕組み。代替住宅については、管理組合が都営や市営住宅などへの一括入居をあっせんしていく方針。
多摩ニュータウンは東京都の多摩、八王子、稲城、町田の4市にまたがる約3000ヘクタールに開発された国内最大のニュータウン。計画人口は34万人だが、現在は約20万人に減少し、高齢化や空き部屋が目立ち、再生が課題になっていた。【松本惇】(2010年3月29日12時52分)
<産経新聞>多摩ニュータウンの建て替え決議 分譲40年、再生モデルに
日本最大級の郊外団地、多摩ニュータウンで約40年前に最初の分譲があった「諏訪2丁目住宅」(東京都多摩市、640戸)の住民が28日、集会を開き、団地の全面建て替えを決議した。賛成は区分所有法が定める所有者数の8割を超えるなどの条件を満たし、同ニュータウンで初の建て替えが決まった。
建て替え計画は住民が約20年にわたって検討、作成した。現在の5階建て23棟は平成25年秋ごろには11~14階建ての7棟、約1200戸の新築に生まれ変わる。団地の一括建て替えとしては国内でも最大規模で、建物の老朽化や住民の高齢化に悩む全国の大規模集合住宅を再生するモデルとなりそうだ。
この日の集会には約500人が出席し、所有戸数によって割り当てられた議決権に応じて投票。賛成は全640戸の92%に当たる586票、反対は54票だった。(2010年3月29日 0時05分)
<東京新聞>多摩ニュータウン 初の建て替え 住民可決
東京都南西部の多摩丘陵に広がる「多摩ニュータウン」(NT)で、一九七一年に最初に入居が始まった分譲集合住宅「諏訪二丁目住宅」(多摩市、六百四十戸)の臨時住民総会が二十八日開かれ、老朽化した全二十三棟を取り壊し、高層マンション七棟に一括して建て替える決議に91%が賛成。区分所有法が定める「八割」を上回り、可決した。多摩NTでの分譲集合住宅の建て替えは初。来夏の着工、二〇一三年秋からの入居を目指す。総事業費は非公表だが数百億円に上るとみられ、団地の一括建て替えとしては国内最大規模。NT再生のモデルとして、老朽化に悩む各地の関係者の注目を集めそうだ。
諏訪二丁目住宅は総面積約六・四ヘクタール。現在は全棟が五階建てで、間取りは同一の3DK、約四十九平方メートル。エレベーターがなく、高齢者らが暮らしにくくなっていた。
計画によると、新たな七棟は十四階と十一階建てで約千二百戸。床面積は九十五~四十平方メートルの十数種にし、床は段差のないバリアフリー対応とする。増戸分の売却益を建設費に充て、住民負担を軽減。現世帯が建て替え後に同程度の広さに住む場合は、負担はない。増床の場合は応分の負担が必要となる。
また保育所やコンビニ店、医院、高齢者支援施設が入る複合施設なども設けられる。
今後、住民らが建て替え組合を設立し、参加事業者の東京建物(東京都中央区)が加わる。同社が組合から増戸分を購入、物件を販売する仕組み。組合は総事業費として、同社への販売益、増床を希望する住民の自己負担分、国などの補助金を充てる。
決議を受け、多摩市は新年度から国土交通省の「住宅市街地総合整備事業」を活用し、一帯の約三百ヘクタールで道路や公園のバリアフリー化などに取り組む。高齢化や老朽化が進むNTの再生を支援する狙いで、国交省市街地住宅整備室によると「補助金を活用したNT再生の第一号となる見通し」という。
<多摩ニュータウン> 東京都の多摩、八王子、稲城、町田の4市にまたがる約3000ヘクタールに開発された日本最大のニュータウン。1965年に都市計画決定され、71年に多摩市の諏訪・永山地区で最初の入居(2690世帯)が始まった。当初の計画人口は34万人で現在の人口は約20万人。(2010年3月29日 07時07分)
多摩市のまちの再生と言えば、ニュータウンのリニューアル問題が何よりも大きな宿題。ある意味で国もしくは東京都が旗振り役をしてくれて、何でもかんでもやってくれて・・・お膳立てされた状態でまちを造ってきた時代とは違う・・・「住民」がいるということがまず何よりも条件としては大きな違い。住民の合意形成が何よりも求められる建替え問題。昨日は建替え決議が行われていた臨時総会の会場の側を通って、「どうなったのかなあ」と気になっていたので、決議が可決されたニュースがインターネットで配信されたのを見て、安堵の気持ちともう一方では、これからがもっともっと大変になるという思いにも駆られました。一括立て替えなので、工事中の安全確保の問題をはじめ、地域でも考えなければいけないことも多いはず。
そしてもちろん、諏訪団地のみならず、今後に建替えを検討している団地もあるやに聞いているので、そこに対する支援もまた住民の意向に沿いながら対応することが求められます。経済社会環境にも翻弄されながらもようやく建替え決議に至ったこれまでの経緯、費やした時間、そこまでの苦労の大きさは測り知ることができず、建替え決議の重さを受け止めた多摩市としての取り組みがより問われるのだと受け止めています。
投稿者 hisaka : 2010年03月29日
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