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2008年07月15日

議論はつきないんです。

 曲がりなりにも・・・・・とりあえず作成した民主党TAMAのマニフェストの進捗状況確認と見直し作業が必要だと考えていて、できれば今月中に終わらせようと目論んでいます。・・・・突貫工事的にホームページにアップをした基本政策集も「素案」のままになっていますが、概ね、この内容をベースにしながらもう少し内容を整理していくことになりました。

 そのために時間の調整がつく限り、会派で集まることになったのはいいですが、一つ一つの政策内容を吟味して、点検見直し作業をするのって膨大な時間が必要ですね。・・・・・・そりゃそうか・・・・・・・多摩市の場合の第5次総合計画(いわば市役所のマニフェスト?!)なんて3年越しで見直しをするといっているわけですから。議論はつきないというか・・・会派3人で集まって、終わりなき意見交換をしていると多摩市の課題の多さとそれを解決していくための時間とお金、そして政策実現をしていくために見合った私たち民主党TAMAの力量のことなど感じさせられます。


 ところで、「政策実現」に向けて議会の各会派もしくは議員個人ベースでは市長に対し「予算要望」というのを行うみたいですね。先日、話題なりました。私たち民主党TAMAは「予算要望」をしておらず(私が生活者ネットワークにいたときには予算要望をしていたことを思い出しましたが)、むしろ「予算要望」はあえてしなくてもいいのではないか?という議論をしています。
 予算要望というか、市長に対する要請事項は「議会」にて行えば十分と言うのが私たちの見解。毎定例会の一般質問や予算・決算特別委員会や常任委員会など・・・・私たちにはさまざま発言をする機会があるので、そちらでフォローをしていけば十分だと思っています。仮に予算要望の内容が10項目あり、そのうち1項目だけが市長の予算案に活かされていた場合・・・・・「その1項目」のために予算案に疑問があっても反対し難い立場に置かれてしまう恐れも・・・・。

 地方政治の仕組みはもともと法的に市長に強い権限を付与していることを考えると、「意見の一部を活かしてあげたのに、賛成をしてくれないとは・・・・何事か。信頼関係の問題だ。」という趣旨のことを言われかねません。もちろん、そんなことをあえて発言しない首長もいるとは思います。


 しかし議会各会派もしくは議員からの「予算要望」のみならず、各種市民団体その他からも多くの要望を受け付けている市長にとっては「ただの一部」であっても予算案に反映させることも大変なこと、なおかつ議会には予算を認めてもらう必要があるわけで、そのために腐心するに違いありません。なので、市長が「活かしてあげたのに」との気持ちを強くすることも全く理解できないわけでもないんですが・・・・。


 というわけで、議会改革の提案で「予算要望をやめるべき」「予算要望をなくすべき」との意見もありましたが(私たちの会派が出した意見ではありませんが)、今のところ、その意見は反故にされている状況で未だ改革論議の中で触れられておりません。やっぱり予算要望は市長と議会各会派・議員個人との大事な「取引材料」を指南しているんでしょうか。


 市長は多摩市公式ホームページの一角にご自身のページを設けているわけですし、特に議会各会派・議員個人からの「次年度予算要望」申し入れがなどがあった場合にはそれを全部公開してしまえばいいのに・・・。そしてそれに、市長として「来年度活かす」「来年度以降で活かす」「活かすかどうかを今後検討する」「検討するつもりはない」くらいの4つくらいの分類で回答を付したならもっとわかりやすいですね。


 それにしてもやはり予算要望が「政策実現」の第一歩になり、そこに位置づけられるものであるかどうか・・・・ここの議論もつきなさそう。どこかで議論してみたい感じがします。私としては、政策実現をするために「議場」があると思っているので、議会の場で大いに議論をしていくことが市民にとって一番わかりやすく公平で公正な気がしてならないんですが。


 これは「正論だけれど、理想論にすぎない!」・・・・というわけで、わかってない業界人の寝言になっちゃうのかなあ。

投稿者 hisaka : 2008年07月15日

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