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2008年07月14日

議会改革が進む足元では・・・・?

 今日はストックマネジメント(資産管理)計画と公共施設の配置のあり方特別委員会が開催されました。

 6月定例会の最終日に第2回目の中間報告書が公表されています。この中間報告書は「やまばとホール」の存廃について言及がなされており、「やまばとホールに関しては、本報告書をもって最終報告」という位置づけになっています。
 実は昨日、民主党TAMAで議会後の市民との懇談会を開催したのですが、「そもそも上記特別委員会の設置目的は「やまばとホール」の存廃を決めるものではなかったはず」「一般論が個別論にすりかえられて、お茶を濁して終わりになってしまう危惧を抱いてしまう」という市民からのご意見をいただきました。同感です。この委員会は「やまばとホール」の存廃に意見を述べるものではなかったはず。私たちの会派としても委員会の目標とすべきは「公共施設そのもののあり方の見直し(縮減)」だと思っていますし、それが議論できるものと期待をかけてきました(あっ、過去形)・・・・今も期待しています。


 というわけで、今日の特別委員会では今後の議論の進め方を含めて、各会派の意見をとりまとめる必要があったので昨日の懇談会終了後に私たちの見解を下記のようにしました。  

☆現在、行政が設定している10のコミュニティエリアまたは中学校通学区域を単位として、その区域内におけるすべての公共施設において実施・展開されている事業の洗い出し作業をする。
→それによって、同じ区域内で同種同類の事業の展開を明らかにすることができる。
  別々に事業実施することの妥当性、必要性を判断し、できるだけ整理統合することを考える。
→整理統合ができるのであれば、事業総数を減らすこともできる。施設そのものの機能統合もできる。
→公共施設の縮減へ
 

 さて、この私たちの見解のみならず、他会派からの意見もあり、今日の委員会ではさぞ活発な意見交換が進んだのかと期待をしていたのですが・・・・傍聴ができなかったので状況報告を伺ったのですが・・・・私の期待していた議論の展開にはならなかったようです。


 「お互いに主張し続けるだけで何も決まらないで議論が終わってしまう会議」(って「CHANGE」の朝倉啓太の言葉♪)


 客観的に傍聴席から見ていると、そういう印象もあるらしいです。しかし、今後の議論の行方に期待したいものです。
 何せ、多摩市議会は市長に相対する機関としての存在価値や存在意義を再確認するために議会改革に取組んでいるわけで、「議会として」にこだわって互いの主張を認め合いながら、議論もするし、結論も出していこう・・・・って目指している途上ですから。


 議会改革を進めている多摩市議会の「理想と現実」?!・・・・議会改革は仮想の世界ではないはずなんですけど。・・・・・前向きに取組むのみ。

投稿者 hisaka : 2008年07月14日

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