6月定例会 健康福祉常任委員会

20150624

今日から公共施設の使用料の改定について、個々の施設に対する見直し(値上げ)の条例提案があり、今日は総合福祉センターが対象。そもそも考え方や立場が問われるので、個別の施設ごとに条例は提案されるけれど、可否の態度については同一になります。

ということで、会派としては「利用料の単位」については10円単位で提案されているものを100円単位にしたいということで、修正案の準備も一応しておきました。そもそも使用料改定の根拠となっている考え方「公共施設の使用料設定についての基本方針」についてに全体見直しをかけるべきと言うのが私たちの見解で、公共施設の在り方全体を再構築していこうとしているこの時期に、使用料設定の在り方についても改めて検討し直すべきと言うものです。

行政は上記基本方針通りに、3年ごとの料金改定とするルールの原則に従った見直しである・・・・と説明し、「原則」を主張するため、私たちとしては「だったら、『利用料金については100円単位で見直す』とする基本ルール」にも忠実になったらどうか?と思ったわけです。消費税を適切に反映させていくために「10円単位」にしたというのですが、都合のいいところだけ行政の理屈で「原則」や「基本」を変更するのは「ちょっとおかしくないかなあ?」と感じたのです。

でも、修正案を提案したところで多数を形成できない情勢も読めてきたこともあり、「さて、どうするか?」・・・今日は朝一番で会派でミーテイングをしました。最終的には提案することは断念。同じく修正案を提案する予定と伺っていた、共産党さんは’きっちりと立場と見解を貫く’という意味で予定通りの修正案を提案し、今日は新人のおおくまさんが委員会で修正案の提案や説明をし、質疑応答にも答えておられました。新人議員で初めて尽くしの議会で、いきなり修正案を提案するというのはこれまで事例がなかったのではないかしら?と思います。何だか偉いなあと尊敬してしまいました。自分の新人時代を思い起こしながら・・・・。

ところで、修正案については、「どうせ多数をとれない見込みなら提案しない」という考え・・・ここは市民的に見てどう評価されるのでしょう?自分の立ち位置をしっかりと表明するという意味では砕け散ること前提で提案することもありかなと私個人的には感ずるところもあります。なぜなら、市民は結果だけ見れば、議会では何も動きもなく、そのまま素通りで市長提案に賛意をしめいているように見える気がするので。水面下でいろいろな調整を図っていたとしても(決して悪い意味ではなく、後ろめたさもなくちゃんと市民にも説明できる範囲です^^;)、そういうことは市民には見えないし、わからない。・・・・なので、この件に限らず、個々の議員さんはいつもいろいろ調整など行政側と図っているけれど、いちいち表立った説明もしないし、主張もしなければ、ホント・・・市民には「捉える」ことができないですね。「視える化」を進めるって、どこまでか?・・・ということもあるのですが、「議会ってちゃんと機能しているのか?」とか「議員は仕事はしていないのではないか?」と言われる誤解はどうやったら解消できるのかなあと・・・思ったりするのです。拙い文章ながら、私もブログなど更新していますが、私以上に奮闘されている議員さんもいらっしゃることを間近に見ているので、ホント、議会の動きやら議員の活動を正確に伝えていくことは難しいものだと思うものです。それに、こうして修正案などを準備するにしても、私たち議員が実際に作業をするというよりは、裏方である議会事務局、そしてまた議会事務局を通じて資料や情報提供は各担当部署の職員さんにお願いをしていく・・・・という流れ。「議会って何もやっていない?」とか「議会事務局って楽そう?」とか・・・そういうイメージ変えたいなあと思います。

 

そんなわけで、少し話が逸脱したところで元に戻りますが・・・。委員会で各施設の使用料改定の条例案は可決されていくことになると思うので、来年4月以降は「10円単位」にて市民の方には公共施設の使用料をお支払いいただくことになりそう。うーん。。。細かい。「釣銭なきようお願いします!」という案内は窓口で必須かもしれませんね。

 

明日は生活環境常任委員会があり、消費生活センター、地区市民ホール、コミュニティセンター、女性センターなどの使用料改定が審査される予定です。いろいろ考えていくと、部屋の予約については1時間単位でも取れるようにするとか、何らか工夫をしてもいいのではないか?とも思っています。このあたりは宿題として、意見で述べておくかな・・・なわけですが、述べた意見がただ述べただけ、主張しただけに終わらないようにするためにどうしたらいいのか・・・が次なる課題ですね。

うちのベランダでラベンダーが2本だけ咲いていました♪