530(ゴミゼロ)。都心へ。

全国市議会議長会の定期総会があり、東京国際フォーラムへ。年に一度の大きな大会ですね。全国市議会の議長さんと随行の皆さんが集結するので、それはそれは・・・すごい人数。そして、もちろん性別で言えば、圧倒的多数が男性なので(随行の事務局長含めて)、休憩になると男子トイレに列ができるという珍景を今年も目にしました。

安倍総理大臣による来賓挨拶がはじまり、衆議院と参議院の議長さんの挨拶の後、待ちに待っていたのは野田聖子総務大臣の挨拶。壇上では一際輝いておりました!…来賓の皆さんの挨拶が一通り終わったところで退席されてしまったので、「あら、残念」と思いましたが、それはまあ、当然と言えば当然です。

そして、粛々と会は進行。正副議長を8年以上を務めておられる議長さんが表彰されていたのですが、なんと「13年!」ということで…驚愕!他になり手がいないのかしら?…そして議員歴50年以上、45年以上、40年以上、35年以上…以下20年以上まで5年刻みで表彰がされる…ここまでが特別表彰。50年以上も市議をやっておられる方が全国では3名も!45年以上は4名、40年以上は17名、35年以上となると95名で多摩市議会の折戸小夜子議員も特別表彰を受賞です。あとは、一般表彰としては正副議長4年以上、議員歴15年以上、10年以上の該当者が受賞します。

と言っても、受賞するかどうかは「個人の意思」によるので、多摩市議会議員でも受賞対象者であっても「辞退」されている方もいらっしゃいます。

ちなみに、単に持ち回りで「評議員」をやっていた私にまで「感謝状」が贈呈されているという…ここは私の意思とは全く関係なく機械的に贈られるものかと思っておりますが、いろいろ日程をやりくりしてくれる事務局への感謝状と受け止めました。いろいろと持ち回りでいただいていたお鉢も、次は稲城市さんにバトンタッチ!ということなんですが、今年は市議会議員共済会の代議員が割り当てされていて、また明日、会議に出席予定です。

午後からの会議なのですが、お昼前に行かなければならず、行き帰りの往復時間を含めて考えると「半日仕事」になってしまうのが難。

夕刻から、多摩市リサイクル協同組合さんの第23回通常総会後の懇親会にお招きをいただいたので参加。市長はもちろん来賓でいらっしゃっていて、市議では藤原マサノリ議員もいらしていました。藤原議員は古紙持ち去りのことなどでも市議会で発言されていて、リサイクル行政への関心も高いですね。またもやキンキラの金屏風の前で挨拶をしましたが、やはりこれはとても緊張します…。まず壇上に登るときに、目の中に飛び込んでくる「金色(こんじき)」がどうにもこうにも苦手。眩しすぎます…。

小倉まさのぶ衆議は総務大臣政務官をつとめておられ、かなり激務なご様子。1時間だけすき間の時間をもらい、都内から駆けつけたとおっしゃっていました。挨拶をされただけで退席。代わりに秘書さんが懇親会に参加されていたみなさんからの意見に熱心に耳を傾けておられました。

ごみ・環境ビジョン21で副代表を務めておられ、多摩市でもごみ減量などの市民運動などにずっと取り組んでおられる江川さんも来賓として参加されておられ、挨拶をなさっていました。ごみ問題も、高齢化とごみ出し問題も含め、福祉の視点も必要であることや食品ロスの問題等など、取組みを考えていく観点が20年前とは違っているとお話をされていまして、そうだなあと改めて考えさせられた次第です。

適切に確実にリサイクルルートにのせていくためには市民意識のさらなる向上が必要ではないかなって感じています。分別徹底の意識というのか、再生資源を出す時の「品質」が問われる時代です。単に分別すればいい…からもう一歩進んでいきたいなと思います。あとは高齢者の方のごみ出し問題についても、高齢者にこれ以上さらなる分別を求めることも難しいというのも確かにそうなのかなとも思ったりもしつつ、やっぱり「慣れ」の問題もあり、習慣をつけていくことを考えるなら、「教育」が大切だなあと思います。みなさん資源循環型社会のためにいろいろなことを考えていらっしゃるんだなあと学んだひとときでした。

そして、やっぱり消費者として「賢く買う」ことの必要。ここが肝!と指摘されていたことには心底同感。もっと「消費者教育」「消費者学習」という観点を強めながら、いろいろな取組みができると良いのかもしれませんね。必要性が言われているものの「消費者」という言葉はいまいち定着していない感じがしますが、いかがでしょうか?

最近、「今日が何日?」なのかも全く意識できておらず。江川さんが「今日は5月30日で530(ゴミゼロ)」とおっしゃっていたのを聞いて、そうだった…と思い出しました。この日だけでも「ゴミゼロ」を意識すること、大切ですね。