3月定例会 健康福祉常任委員会

今日は市内中学校は卒業式でした。諏訪中学校は97名の卒業生だったようで、とてもいい卒業式だったと伺いました。私は委員会がありまして、しかも冒頭で市長から「議案の訂正の申し入れ」と予定されていたので、卒業式には行かず、いつもどおり議会へ。実は、今日の健康福祉常任委員会ではいろいろ議論が深まったり、あるいは意見交換されるかなと思っていた「国民健康保険税条例の一部改正」に関わる条例に重大な誤りが見つかり、極めてイレギュラーな議会運営を強いられることとなりました。

議会では、議案が提出され、委員会に審査を付託した議案に誤りが見つかった場合には、本会議で「訂正」やあるいは「取り下げ、出し直し」(同じ議会で取り下げて出し直すことについても「一時不再議の原則」との兼ね合いも検討しなければならないが)という手続きを取らねばなりません。ところが、今回は本会議を開く余裕もありません。議員は公務優先なので臨時で本会議を開くことがあってもいいと思いましたが、それはとても現実的ではなかったので…。

そこで、今日については、当該議案については審査はせず、今定例会の最終日の本会議の中で「訂正」について確認をしあ後、再度、健康福祉常任委員会を開催する・・・という運びとなったのです。何と言う異例の事態。しかも、単なる「字句の間違い」ではなかったところがあまりにも重大ですね。

ただ、この誤りについては、事前に発見されたことは不幸中の幸いとも言えるでしょう。もし、発見されていなければ、条例の根拠がないままに税金の賦課が行われていたからです・・・。そんなことで、良くはないけれど「よかった」と思っています。

 

健康福祉分野は、高齢者、障害者、国民健康保険、介護保険、生活困窮者、生活保護から、健康づくりなどなどとかくその範囲が広すぎて…。一回の委員会だけでは議論も深まらなければ、各担当所管からの報告事項についても質疑も十分にできず…。そんなことで、とても精力的に活動し、各種計画策定などについても勉強会を開催するなど遠藤めい子委員長を中心にしながら取り組んでいます。さらには、「手話言語条例(仮称)」を議会提案で策定するための準備も進んでいて、とにかく忙しそうです。でも、メンバー構成もとても恵まれていて、みなさんとても前向きで協力的なので、「議会の活性化!」という点ではモデルになりそうだなって思います。

ところで、写真に掲載したのは「地域活動・支えあいリスト」です。地域包括支援センターのエリアごとに、高齢者の皆さんの生活を支援している活動などの紹介が掲載されているパンフレット。活用されていくといいなと思います。歩いていける範囲でおしゃべりできるような「サロン」など掲載されていて、とても参考になります。

 

委員会が終わり、夕刻からは久しぶりに諏訪地区の青少年問題協議会へ。こうした活動も支え手を増やすことが課題の一つになっているのかもしれないなあと感じるのは、退任される役員さんにかわって、次の人材を確保していくことも「何となく難しいのかなあ」と感じるから。月1回の定例会であれば、何とか参加が出来ても、「役員」という肩書ともなれば何となくハードルの高さを感じるのもやむを得ないわけですが…。時代とともに活動の在り方も変えざるを得ない部分もある…そんな変わり目にあるのかなあなんて感じたりしています。今日の会議は年度最終回でもあり、お茶とともに青木屋さんの「武蔵野日誌」。これ、やっぱり美味しい。

桜が開きかけたかも~…ということですが、いきなり、冬に逆戻り?ほっとできる祝日になるといいけれど。