できることをやっていく。

「できることをやっていくしかない。」ということで、いろいろと考えさせられることが多く…。そしてまた、問題の根源までを辿りに辿っていくと…「これ、市議会レベルだと対応するのが難しくない」というようなこともたくさんあり…かといって、どこを変えていくのかを考えていくと、やっぱり「地道地道」に「これって、どう思う?」を伝えて、もちろん、同意されることばかりでもなく、違った意見もあるでしょうし、異論もあって当然と思うのですが、でも「伝え合う」ということがないと、たぶん、問題を解決するための入り口にも立つことができないのだろうなあと。

子どもたちを取り巻く環境のことを考えると、私まで息苦しくなってしまうのですが、それにしても、どうして、こんなにも学校に足が向かない子供たちが増えているのでしょう…。

そして、それが「コロナ禍」を理由にして片づけられている気もしてならないんです。学校が勉強だけをやる場所であれば、オンラインでも学習はできるし、それで済むと思う。でも、学校で学べることってそれ以外にももっとたくさんのことがあって、本当は学校って、「読み書きそろばん」が重視される場所かもしれないけれど、それだけでもないはず。

先生たちは何を考え、子どもたちの指導をしているのかな…ということと、学校に足を運べなくなった子どもたちをどうフォローしているのだろう…ってすごく思います。先生たちもなんだかものすごい葛藤があるらしく、「週休3日くらいにしてほしい」と冗談でも話している先生がいるくらいに、きっと余裕がないんだと思います。余裕のなさが全て子どもたちにしわ寄せになっているとしたら、ホント、どこから何を変えていけばよいのか…と気が遠くなってしまいます。でも、できることから取り組んでやっていくしかないので。

今と未来をきちんと天秤にかけて、大事なことを見失わずにやっていく…このバランスと言うのか、「より未来を考えて」を大事にして社会は築かれてきたはずなのに、何だか、最近、そう見えなくなってしまうような出来事ばかりで気が滅入る(すごく抽象的なんですけれど)。

とりあえず、週末。休息します。

子どもたちのための場所をつくるということ。

友人の紹介で、桜新町まで行き、さくらキッズガーデンに行ってきました。古くから地域に根差し、その歴史を重ねてきた幼稚園であり、文部科学省の文部科学省子育て支援モデル園の第1号にもなり、幼稚園で保育園の機能をも取り入れるということでは早くから実践に取り組んでおられ、0歳から2歳までの子どもたちへの保育も行っています。

園長先生にお目にかかり、いろいろお話を伺うと、子どもたちの健康問題にとても気を配られていて、子どもたちの生活空間をよりよいものにしていくことへのこだわりがものすごい。もちろん、保育をしている子どもたちへの給食が安心安全であることは言うまでもないのですが、子どもたちに与える電磁波の影響や水などについてもいろいろと気にされていて、情報も収集しているようで…お話しをしているとその情報量の分厚さにも驚きました。保育園には必ず「お昼寝」があるわけで、子どもたちがどうやったら安眠できるのか‥‥電磁波と睡眠力との関りなどにも関心をお持ちでした。すでに生活には欠かせなくなっている機器を動かすことを考えても…電磁波はもはや避けられない…ということを前提にしながらも、どうやったら少しでも取り除くことができるかを考えているという意識の高さには驚かされます。

子どもたちの身体と心を守り、育てるために必要な生活空間を考えることの大切さを垣間見た気がします。どこまで「こだわるか」というのもありますが、多摩市で施設づくりをするときに、ここまで考えるかな…と思ったりしながら、お話しを伺っていました。「木床であれあ、あるいは木材であればいい」と言うことでもないわけであって…。

子どもたちの「食」についても、ミネラルを多く取り入れる方法や身体によい調味料や素材を使うことは当たり前なのですが…職員さんたちに提供しているお弁当(有料ですが)が、これまたすごくヘルシーで…発酵発芽玄米を取り入れているというのに驚き。こちらの玄米を調達している先が…私と同じだったということにも驚きだったのですが、農薬を使わないでお米を育てるために周辺の土地も購入しながら、土地を守り育てている田んぼから収穫されたものなのです。

発酵発芽玄米は栄養価が高いので、実はそれほどたくさんのおかずがなくて大丈夫とも言われていて、私の場合はズボラ家事を助けてくれるスーパーフードでもあるのですが。炊きあがってから、寝かせておけば寝かせておくほどに、もっちりして、3日目過ぎてからが一番おいしいのです。

ということで、ちょっと気分を変えて、他市まで足を運び、お話しを聴いて、おいしいごはんにも満足してきました。

夕方から、「リバティ」に行って、何となくお手伝いを。そして、子どもとカードゲームをしたのですが、子どもと一緒に遊びながら、私まで「レシピ」が頭に入ってしまうという優れものだ!和食レシピの中にも「作らないなー」というものが半分以上ありますけれど…。今週は一週間がとても早く過ぎていく。明日はもう金曜日で週末。

子どもたちの場所をつくる。こだわりがあるのは本当に大事。「リバティ」の室内空間も…実はいろんなところ、こだわりがあるんですよ!ぜひ、見学にいらしてください。

全議員研修。

全議員研修があり、都立大学の丹野清人先生から「外国籍住民の受け入れと基礎自治体について」というテーマで講演をしていただきました。まだまだ、多摩市内で…肌感覚で外国籍の住民の方が増えていることを感じる機会は少ないように思いますが、それでも約2,000名の方が住民登録をされていて、市内に在住されています。市内の学校にも外国籍の子どもたちが通学していますので、市教育委員会でも必要な支援や対応も行っていますが、外国籍の方を積極的に受け入れ、就労支援をしているとか、就労の場が市内に立地しているわけではなく、多文化共生を自治体政策に取り入れていく必要性などは理解していたとしても、具体的な取組みが推進されているかと言えば、まだまだ多摩市では今後の課題という位置づけになっている気はします。

もちろん、国際交流センターがあり、日本語教室や生活支援のために必要な書類などの翻訳作業など、関わっていただいているとはいえ、まだまだ外国籍住民の方はマイノリティであって、例えば、学校に在籍する児童や生徒の約半分が外国籍であるとか、住んでいる住宅にも外国籍の方が増えて、多くを占めるようになっているとか…多摩市内はそうした状況ではなく、実は、外国籍住民の方のニーズが把握しきれず、掴み切れていない面もあるのかなと…その認識を持ちつつ、現状を捉えておくことが良さそうです。

今日のお話しでは、外国籍があり、住民登録をされている方々はかなり厳重な審査と管理のもとに置かれているという話しで、その点では、日本国籍のある私たちと同様の市民サービスが受けられるような環境をつくることにもっともっと配慮する必要を指摘されていた気がします。

私は大学生のころ、川崎市の外国人市民会議のことを調査したことがあり、当時、外国人参政権のことも含めて、考える機会があったことを思い出していました。住んでいる人たちのニーズをどうやって把握するのか、在日韓国・朝鮮人の方々の多く住まう地区に足を運び、ヒアリングしたこともあったなあ…懐かしい。その時、何を話したのかとか、もう記憶の彼方ながら、今でも覚えているのは「そんなに簡単じゃなくて、ちょっとやそっとで調べきれるような問題ではないな」との感想を持って、トボトボ帰ったことくらい。あの時、若かった…ということもまた同時に思い出したのでした。

久しぶりに新宿まで出かけ、これまた質問づくりのためのヒアリング。レトロ感あふれる昭和の喫茶店はやっぱり落ち着く。たっぷりと話しを聴くことができ、やや聴きすぎて消化不良になりながら帰路に。

帰宅したら、ポストに入っていたパルテノン多摩の広報誌。11月発行のニュースなのですが、今週末の公演が1面に掲載されていて…ちょっと心配に…。もう、チケットとか完売している勢いなのでは?…と今、こんな風に大きく宣伝されているって‥‥どういうことなんだろう?なんて感じてしまったため。余計なお世話かもしれませんが。それにしても、パルテノン多摩のリニューアル公演は全体としてどんな状況なのでしょう。気になりますね。一公演を開催するにあたってどのくらいの経費を要したのか、そしてまた、リアル販売できたチケット枚数、その収入など、一つ一つきちんと明らかにしておく必要がありそうですね。

 

現在地で「市庁舎」を建替える。

市庁舎の建替えに関する全議員への説明会があったので出席。来週の月曜日14日から1か月間ほど市民からのパブリックコメントを募集するそうで、それに先立ち、市民に公表する内容(「多摩市役所本庁舎建替基本構想」(素案)」)が事前に説明されただけの話し。特にそこで、何かを議論するとか、そういうわけではなく、一方的に説明を受けて、いくつかの質問はあったけれど、それほど深まらずに終了でした。

一番肝心なところは「現在地で建替えする」という腹決めをしたことの報告、それから、現段階の試算に過ぎないが…だいたい建替えにあたっては約123億円を見込んでいるということを頭に入れておきたいかな。

将来を見据えてということで、人口の将来予測、高齢化率などの図表を出していても、それに対応し、職員数が減っていくこととか、議員の数を減らしていく必要性までは言及がないのは「基本構想」だから?…そこまで詳細は語らなくて良し…としているからなのか?個人的には、議会エリアについては「大は小を兼ねる」かもしれませんが、「無駄に大きくなりませんように」とは心配していて…将来を見据えれば、当然に現在議員定数26名も減らす必要があると考えていてるので、今の議員数を前提にして考えると「大きすぎ」にならないかと心配しています。議員定数を減らしたときに不要になる空間が生じることを頭に入れて…とは思っているのですが。

現時点で、来年4月の統一地方選挙に向けては「議員定数削減」の議論をする時間的余裕も無さそう。ただし、その次、そしてその先をずーっと見据えるなら、議員定数20名くらいまで減らす覚悟は求められる気がする…これが私の考えです。ですので、庁舎問題とはまた切り離して考えるのかもしれませんが、議会活動とか議員活動の在り方を再構築をしていかねばならないと思っています。例えば、議会としてもっともっと機動的に地区ごとのタウンミーティングを開いていくとか、まだまだ議会としての機能を高めていく必要がありますし、もっともっと議会としてもやれることもあると思う。その視点で考えたいな…と。いきなり定数を減らす議論をするのは乱暴で、よりよい民主主義をつくるという観点でもリスクがあると思っていますが、でも、将来のことを真剣に考えれば考えるほど、これから人口規模10万人程度になっていくことを思えば、きっと定数を減らすことが必要になるでしょうね。ただ、それは現在のように、議員がどちらかというと専業であって、一定の報酬を得られるようにするというのが前提。もし、海外諸国のようなボランティアで議員をやるような制度設計にするのなら、議員の定数を増やすことも可能ですね。もし、そうするなら、議会が果たす役割もなかみが変わっていくことと思います。しかし、この議論は永遠の課題のような…合意形成の難しさがありすぎて、一足飛びにはいかないな。

ということで、市庁舎建替え問題に話しを戻すと、来週になれば、今日、私たち議員に説明された資料(「多摩市役所本庁舎建替基本構想」(素案)」)が市民にも公開されることとなります。そしてまた、今月26日、27日に市民フォーラムが行われ、そちらでも直接、市民の方と一緒に意見交換をしていく段取りになっているようです。

私が今日の説明会と、資料をざっと目を通した印象だけメモしておきます。

市庁舎建替えに関しては、これからの「市民サービスの在り方」が変わっていくことが強調され、そこに、いわゆる「DX」への取組みが入ってくることが意識されています。まあ、「市民サービスの在り方」と言うか、サービス提供の‛方法’というのか、手続きを便利にしようというのか…効率化しようというのか、手間を省けるというのか…そこはいまどきで、「DX …デジタルトランスフォーメーション」を導入する方向を理解しないわけでもなく、否定するものではないですし、それによって変わる部分があって当然とは思います。そのこと、一応理解しているつもり。ただし、「市民サービスの内容」そのものはどうなっていくのか…未来を見据えた視点が具体化されておらず、いまいちよくわからず。しゃかりきになって普及推進しているマイナンバーカードも、きっと活用されていくはずですし。

今日配布された手元の資料によれば、建替えにあたっての「基本理念」で「将来の市民サービスの姿」として…

・デジタル化により、市民はパソコンやスマートフォンを使って、自宅や勤務先など好きな場所で、好きな時間にサービスが受けられるようになる。

・出張所など、市民はより身近な場所でサービスが受けられるようになる。

・本庁舎などでは、市民は専門的なサービスを受けるようになる。

ってありましたが、24時間365日で市役所のサービスを受けられるようになるって…ホント?ここでいう「市民サービス」って何のこと?すべてのサービスが受けられるようになると、そりゃ便利だし、助かりますね…。また、本庁舎などで受けられる「専門的なサービス」っていったいどんなサービスなんでしょうね。で、「専門的なサービス」があるなら、その裏には「非専門的なサービス」が存在すると思うのですが、そのサービス内容って?

そして、「はじめに」のところでは、その冒頭に

 現在、DX(デジタルトランスフォーメーション)、働き方改革などで市民の暮らしが変わり、本庁舎に求められるサービスも大きく変わろうとしています。市民サービスへのニーズや市民サービスの概念そのものが大きく変わろうとする今、従来の発想にとらわれることなく、将来のあるべき市民サービスの姿、それを実現するための本庁舎の在り方を考えることが極めて重要です。

と書いてありますが、「本庁舎に求められるサービスも大きく変わろうとしている」…これが「専門的なサービス」のことなのかしら?…現段階で私にはよくイメージができない内容。それにしても、市役所職員が「専門的なサービス」を市民に提供することになりそうですが、そのために職員はどのようなスキルを持ち合わせるの?とかとか。本庁舎にいる職員さんたちって「専門家集団」になっていくのか?

これから議論していく事項だそうですが、どんなことが想像され、想定されているのか?…「専門的サービス」という表現がなぜ用いられているのか気になってます。まだこれからの議論なのかもしれませんが。とは言え、あまりにも自分の想像力やイメージ力の欠如なのか、残念ながら、私には市役所の「専門的なサービス」とそこに従事する職員に求められるスキルをどう考えていけばいいのか…パッと思い浮かべることができない。職員のみなさんは市役所の行う「専門的なサービス」のなかみをどう理解しているのかな…っていうところからヒアリングしてみるしかないか…。「専門的なサービスが受けられる」という表記にスペシャルな…特別感を感じるのは私だけでしょうか?

今日は寒いのを我慢して…屋外にいることはできずで、明石天文科学館のライブにて…皆既月食と天王星食を見ておりました。解説がとても面白かった(こちら録画あり)。

 

「市役所建替え」…私も26日か、27日どちらかで、市民フォーラムには足を運び、市民の皆さんからの意見を聴いてみたいと思います。ちなみに…フォーラムの開催予定は下記のとおりです。

11月26日土曜日 10時~11時50分 永山公民館ベルブホール
11月27日日曜日 14時~15時50分 関戸公民館ヴィータホール

子どもの居場所。

諏訪商店街にある子どもの居場所「リバティ」へ。いつものように子どもたちがいて、にぎやか。キッチンだけでなく、子どもたちを見守ったり、話し相手になっているスタッフ二人の手際の良さと言うのか、子どもたちとの信頼関係と言うのは日々築かれているのだなあと感じます。食事メニューについても、一人ひとり子どもたちの食材好き嫌いを把握し、「努力を促したら、食べてくれるかどうか」という一人ひとりの個性も把握し、その努力の促し方もちゃんと心得ていて、さすが…と思ってしまいます。無理強いをすることはしない…かと言って、子どもたちの意のままに、そのまま従うというのではなく、子どもがやりたい放題、し放題ということでもなく…場を維持していくことはなかなか技術のいることだなあと…感心してしまうのでした。

こうした「子どもの居場所」については、ニーズが高まっていることを感じていますが…その在り方は一様ではないですし、やっぱり「合う」「合わない」というのはあって当然。きっと、万人に合わせるということのほうが難しい。

これが大前提にあって運営できることが、どうしても堅苦しくなる公教育の場とは異なり、呪縛で雁字搦めみたいな学校とは異なり、に課せられている呪縛とは異なり、子どもたちを受け止めることができる温かさにもつながっているのかもしれません。

私は「リバティ」の壁に飾ってあるこの絵がとても好き。懐かしい雰囲気さえ感じる作品。年齢の違う子どもたち同士が一緒にいる感じがいいなあと。

それにしても、ヒシヒシと感じるのは…とにかく、学校に違和感を感じている子どもたちが「こんなにも多いのか!」ということであって、それでも一生懸命に学校に通っている子どもたちがいるということも。頑張りすぎて無理をしていて、気張っていて…そりゃ、疲れるよな…と共感することしかできないですね。きっかりと決められた時間の中で、カチカチパキパキと動いていかないとただただ脱落して、取り残されていく空気感が学校だけでなく社会全体にも広がっているように感じていますが、「一人ひとりに寄り添って」という掛け声がむなしくしか聞こえてこないというのは決して私だけではなさそう。大人社会からのしわ寄せが直撃している…子どもたちを見ていてついついそんなこと感じる今日この頃です。

しかし、だから、「子どもの居場所」が求められているのだと感じ、居場所の必要性を痛感する一方で…ニーズがあるからとどんどん開設できるかと言えば、決してそういうわけでもなく、運営し継続させていくこともまたすごく大変なことを思うと、やっぱり…義務教育であって、全ての子どもたちを受け止めることになっている公教育の場の在りようが問われる気がしています。

不登校問題がますます深刻化していて、多摩市でも不登校の児童や生徒の数は年々増えていて…対応しても対応しても…ということで、教育委員会は対策を講じているはずなのに…数は減りません。多摩市に限った話ではなく、全国的な状況を見ていても…ですが。どこかがズレているというのか、何かが違っているのではないかと思うのですが、根本的なところに対策を打てていない結果とも言えそう。根本的な対策…できるのは自治体なの?…とも思っていて、社会全体で変わっていくしかないだろうと最近は強く感じているので、そう思うと国の方向性とか対策が問われるに違いないのですが。

多摩市民文化祭に参加をされた多摩ファミリーシンガーズの公演に足を運び、子どもたちの透き通った歌声を聴きながらも感じていたのですが…。やっぱり、先生や親以外の大人と関われる場所があって、子どもが自分自身の存在を確認できるって大切なことだなあと。もちろん、そこに必要不可欠なのは大人との信頼関係になりますが、信頼関係があるからこそ、大人は子どもに対し、時に厳しさを教えたり伝えることもできるわけですから。あたたかくて、でも厳しい指導をされるファミリーシンガーズの高山佳子先生が公演にあたって、指揮をされているときと、舞台の上で子どもたちを紹介したり、挨拶をされるときのオーラの違いが物語っているように思います。先生が全て子どもたちに舞台の上で出番をおつくりになっていることを演出から見て取れ、私にとっては学びをいただける機会でもあるのです。

今後、子ども政策のかなめとなっていくだろう「こども家庭庁」ができて、どうなっていくのでしょう。多摩市でもその動きを捉えながら、どう進んでいくのでしょう。「子ども」ではなくて、表記も「こども」になるそうですしね。

「すべての人に居場所と出番のある地域づくり」

子どもたちの居場所がその一つとして大事な役目を担うとするならば、市民の善意やボランティア精神に頼っているだけでなく、それこそ必要なところに「みんなのお金=税金」を使っていく必要があるのではと思えてならないようこの頃なのでした。

 

立冬らしい寒い一日でしたね。どんどん冬が近づいてくるんだなあ…と思うだけで、背中が丸く丸くなっていきます。冷えますね…ホント。

 

 

自転車利用環境向上会議@さいたま

3年ぶりに開催された「自転車利用環境向上会議」にお誘いをいただきましたので、せっかくなのでと初日のセッションだけ参加してきました。5月に急ごしらえにて開催したThe Dutch Cycling Embassyとのご縁がきっかけです。私の暮らしにとって、自転車はそれほど必要なものでもなく、時々マンションのシェアサイクルを利用している感じですが、電動アシストのある自転車は本当に便利ですね。車だと駐停車しにくい場所は意外と多いので、その場合には自転車の方が便利だなあと思うこと多いです。でも、自転車で車道を通行しなければならないのが恐ろしい…自分自身も車を運転しながら、車道の自転車に冷や冷やしているので、その逆バージョン。なので、自転車を利用するのも気が引けるという面があります。

とにかく安全に自転車が走行できるようにしていくことが必要ですし、そのために必要な環境を整えていくことが優先になりますし、同時に自転車利用にあたってのマナー向上も一つ課題になっているなあと…今回のセッションに参加し、日頃、私が感じているような認識はこうした場でもまさに現在進行形で議論されていて、関係者の皆さんがいろいろとご苦労されていることを感じた次第です。

いよいよ、キックボードがどんどんと世の中に出回りそうな…そんな予感。それに向けて法律なども着々と改正されていることもわかりました。

先日、地球温暖化対策を考える市民のワークショップに参加した時にも、環境の視点から「自転車の利用」が語られていましたし、また、健康増進と言う面からも「自転車の利用」は以前からも着目されているものの…しかし、多摩市の場合には丘陵地域でアップダウンがありすぎることがネックと指摘をする方もおられます。まあ、何というか、アップダウンが激しいせいか、電動アシストの自転車の電池の消耗が早いような気もしております。でも、サイクリングはとても気持ちがよく、ニュータウンからも乞田川沿いを走行しながら、多摩川にまで行くと本当に気持ちがいいです。それはそれは心地よく楽しめるような周辺環境は整っている気がします。ただ、ホント…自転車は車両で「車道を通行」というのが怖い。あとは、やっぱり歩行者の交錯もありますし。

海外から日本に視察にこられた皆さんからは「日本にはすでに自転車文化がある」とお話しをいただくのですが、自転車を利用している人がいるから「自転車文化がある」には直結しない面があるのだろうなあ。

何と言っても「歩行者優先で」…これが外すことのできない大原則。東京オリンピックでロードレース大会がちょっとかすったくらいで「自転車文化」を語ることのできるような多摩市ではなく、一方で、「ウォーカブル推進都市」なんてことも言っていることを考えると、まあ、それを共存させていくための工夫やいかに…という感じがします。

この会議に先立って、自転車利用環境向上に関心のある議員の皆さんの集まりがあり、そちらにもぜひ…と言われて出席をさせていただきまして、多摩市議会でも自転車愛好者である藤條議員も参加されていました。藤條さんは「取締りの強化と罰則が必要」とおっしゃっていましたが、私は自転車のマナーを学ぶ場があって、そのうえで取締りになるんだろうなと考えているので‥‥あ、そういえば、多摩市には「交通公園」なるものがあったけれど‥‥とふと思い出したりもしたのでした。せっかくあるなら、もっと活用した方がいいですね。おそらく。

今回の会議では、5月に多摩大学で実施したシンポジウムの時にも参加してくださったThe Dutch Cycling Embassyの代表よりプレゼンテーションも行われましたが、「実験を恐れないこと」…というわけで、自転車の利用環境を考えていくために必要な基盤整備を進めていくにも、市民との合意形成が必要であり、そのためにも「社会実験を!」という指摘だったのかなと受け止めています。これはとても大事な視点。実験をやって、その結果分析がもっと大事なんですよね。

最近、多摩市でも特に市内の公園利用や活用を考えるための社会実験が流行っていますが‥‥その結果の分析がいまいち、良くわからないなーとか思っているのは私だけでしょうか。ちゃんとその結果が公表されているとはいえず、人がただ集まってきたら「◎」みたいなそんな感じ…。

いい雲が広がってますねえ。空を見上げて、深呼吸をして、「さて頑張ろう」という感じ。ところで、文部科学省では…教育委員会を通じて、マスク着用に関してはリーフレットの活用を!…って求めているようですね。しかし、律儀にマスクを絶対に外さないで外遊びしている子どもたちの姿などを見かけたりして…ホント、心配になります。

モンブラン。

一年中…食べたいと思えば…手に入れることができるモンブランとは言え…やっぱり、栗の季節は秋ですね。10年以上ぶりに大学時代の友人に会いまして、懐かしい昔話で時間を忘れるひとときでした。食事の最後に思い残すことがないようにデザートも注文しなければ…ということになり、最初からメニューを眺めては狙っていたお目当ての「モンブラン」をしっかり食べてきました。

それにしても、朝から晩までの時間があっという間過ぎて、やることが追いついておらず、特に引き受けた事務作業とかが溜まってしまって、それでも睡魔に勝つことができずにいますが、「締め切りがある」というのはありがたいことですね。妙な集中力を発揮することができる感じがしています。

これ、コキアだと思うんですけれど、すごくモッサモッサしていてかわいい。教育委員会のある第二庁舎のフラワーポットの様子です。毎年、こんな状態になっていたっけか?記憶があいまい。秋を感じます。12月議会に向けて質問の準備もしていかないとと思っていますが、定例会と定例会の間は実質2か月くらいで、その間に質問をじっくり作るというのは…意外と意外と大変だったりします。年に1度だけ一般質問のチャンスが巡ってくるというような議員数の多い地方議会とは異なり、毎回質問の機会があるというのは恵まれているとも言えますが、それだけ私たち議員側も勉強しなければならない…っていうことかもしれません。結構、必死です。家族にもなかなか理解してもらえないところ。「暇そう」とか言われることもありますが、暇そうに見えても、いろいろ頭の中では考えていることがあるんですけれど…と。

11月にしては暖かく、天気も良くてありがたいですね。洗濯物がしっかり乾くというのは本当にありがたいこと。抗菌剤入りの目薬を使用して、何とかメバチコが治りそう…よかった。

何のため+誰のため。

つまり…「見つけよう秋の多摩NEWライフ」という取り組みが、次の動きにどう繋がっていくのだろう…と興味深く。将来実現したい暮らしや屋外での過ごし方を考えるイベントとして開催されたようですが、これがパークイベントで社会実験だとすれば、実験結果をぜひヒアリングしてみたいと思っていて…その結果はどうすれば得られるのかなあと。

 

個人的にはニューマチヅクリシャ さんの「たまのニューテンポ」の取組みは気に入っていて、旧東永山小学校からレスキューしてきたアイテムを活用した店舗の内装とか、素敵だなって思っているのですが‥‥。

実験の時しか活用させてもらえないようで、日常的にこの場所を開放して使えるような感じではないのが本当に残念。実験している間だけ、一過性でいつもよりはだいぶ人もいて「わー」って感じなのですが、それが終わると途端に尻すぼみ感。非日常は非日常のままで終わってしまうのか…さてどうなんだろう。

おなじみの…腰掛スペース。いつ見ても感心してしまう…斬新なアイディア。

そして、ニューマチヅクリシャさんが企画をした「まち歩きツアー」に参加してみました。

そして、諏訪団地の高層階のお部屋に実際に足を踏み入れることができて、そこには市内在住のアーティストさんの作品展示がされていて、素敵な空間に様変わりしていました。

リフォームされていて、いつでも賃貸できるお部屋なので、画鋲やら釘は絶対に使えないという条件がついていたようですが、展示の仕方にもアイデアと工夫がされていて、なるほどなあと。うちでもこんな風にすればいいのか…なんて学べてしまったりして。

また、窓から見える風景にいちいち声を上げてしまうというか、同じ場所であっても、見る場所、見る角度によって見え方が違うことを再認識して、そこに面白さを感じたのでした。

まち歩き中…アーティストの皆さんが「わあ、この文字がいい!」と「多摩永山郵便局」の看板(?)を見て、感激の声が上がっていたりして、醸し出すレトロ感に良さがあるのかなとも思ったのですが、確かにずっと見ていると、懐かしい気分に。なかなか味のある文字体。…といいますか、この建物には団地の集会所があるのですが、小学校のころ、いつもここまでお絵描き教室に通っていたんです。

商店街のロードにチョークでたくさんの絵が描かれていました。「地域が参加していくことが大切」というポリシーをもち、こうしたイベントなどにも積極的に協力しておられる瓜生小学校のサポーターの皆さんで、子どもたちも一緒に楽しめる、参加できる場づくりをされていたようです。

さて、「将来実現したい暮らしや屋外での過ごし方を考えるイベント」ということで、永山南公園にはおしゃれにテントがあったりして、くつろぎやすい空間づくりができていたと思いますが。それって「将来実現‥‥なの?」というのが素朴な疑問でして、別に「明日からでも、毎週土日とかでも、やることはできないんだろうか?」とついつい欲張りに思ってしまうわけですが、これが見慣れた風景になってしまったら、面白みもなくなるので、そういう意味では「たまーに」…いつまでも試行中とか、実験中を続けていた方が良いのかしら?

いずれにせよ、こうしたイベントは「何のために?」そして「誰のために?」が付きまとうというのか、こうした場づくりを重ねた先の目標をどこに見ているんだろう?…UR都市機構さんは…なんて思うのは私だけでしょうか?住んでいる人たちの心が動くような場になっていたかどうかが一番気になりますね。