無事に過ごせたことに「ありがとう」を。

昨日が仕事納めという方も多かったのかなと思います。でも、年末年始が書き入れ時…とまだまだ仕事をされている方もたくさんいらっしゃり、エッセンシャルワーカーのみなさんにはお休みもなく。私たちは「自分一人」の力で生きているわけではないなということを改めてかみしめている年末です。

先週末で議会での仕事は締めくくりと決め、週明けからは家族のためや自分のために時間を使っています。でも、いつものように朝の駅での街宣活動は昨日まで実施しました。「フェアな市政」の宣伝というよりも、「フェアな社会」としたい…という想いを伝えていきたいと思っています。フェアな社会であり続けるためには、やっぱり、「フェアな社会に暮らしたい」とか「フェアであることが大事だよね!」って…共感の輪を広げていくことが大事。年明けからも、その想いを少しでも広げていきたいと思っています。同じ会派の白田さんと同じ想いを持ち、「昨日よりも今日、今日よりも明日」と日々、自分たち自身も進歩できるようにしていかないと…などなど話をしつつ、頑張れることはありがたいことだと思っています。

篠田桃紅さん。お名前はなんとなく存じ上げていたのですが、その程度…しかし、これもまた同じ会派の折戸さんから紹介をされ「百歳の力」を一気に読了。でも、もう一回、今度は大事なところに線を引きながら、読むかなと思っています。「人の生き方は、なににおいても、どんなときでも、自由です。しかし、不幸や悲劇を周りにもたらすようなことは、許されない。そんなことをする権利はないと思います。」…最後の最後のところに綴ってあった一文なのですが、何となく自分自身の心に刺さっていたトゲが抜けたような気分に。娘に伝えておかなければと思いました。「自由」というのは、実はとっても難しい。

新型コロナで行動範囲はかなり狭まっているとはいえ、振り返ってみると、いろいろと山あり谷ありながらも、やっぱり、また一年分の経験がどっさりと積み重なっているなあと思うものです。そして、何よりも健康であること、無事に過ごせたことへの感謝を自分なりにお返しできるようにならなければと思っています。有形無形…いろんな形があるのかもしれませんが。とにかく、私には日々日々「ありがとう」も重なっていき、自分自身が「ありがとう」に押され押されになっていることとも向き合っていかねばなりません。

今日は…白田さんに車の点検をしてもらい…というか、年末の洗車をしてもらってさっぱり。いつもかっちりスーツ姿ではない白田さんの姿もなかなか素敵なのですよ。ありがとうございました!

メリークリスマス。

もうあと1週間もすれば、新年になるなんて…と思いながら、朝は、多摩センター駅で年内最後の駅頭遊説をこなしてからのスタート。「市議会を身近にする」ことをまずは目標に実施している宣伝活動でもあり、「個人名は出さない」で同じ会派の白田さんと実施しています。「個人名」を宣伝するのは、まあ、選挙前に…ということで、個人の名前をいくら宣伝したところで、「多摩市議会」は身近に感じてもらえないのではないかな…という想いがあるのですが、さて、市民の方にはどのように受け止めていただいているでしょうか。

新型コロナでしばらくというか、だいぶ休止してきたので、早起きして支度と準備をして外出するという一連の生活リズムに慣れるのも一苦労でしたが、一ヶ月くらい継続すると慣れてきて、その後のスケジュールに合わせた行動ができるようになってます。朝早くからの街宣活動がないと、のんびり朝食を食べるとか、のんびり家事をすることができていたのが良かったのですが…。

さて、巷での話題…「京王プラザホテルが多摩センターからいなくなってしまう?」

ということで、すでに新聞などでの報道のとおり。道端でお目にかかった市民の方にも呼び止められ、「多摩センターがますます衰退していきそう」というお声を頂戴しています。市長によれば、「何とか、存続してもらうことはできないのか」も含めた申し入れもしてきた…とのことですが、その甲斐なく、再来年、2024年(令和5年)の1月に閉じる決断をされたようです。

「京王プラザホテル」の存在は、多摩センターだけでなく、多摩市の街のクオリティ向上にもつながっていましたので、「撤退する」ことの耳にした12月議会の最終日(プレスリリース直前でした)には残念な気持ちいっぱいでした。新型コロナによる影響もありながら、決してそれだけではなく、将来を見据えた経営判断とのことでした。聖蹟桜ヶ丘駅に本社を構える京王電鉄グループ…「これからも地域には貢献したいと考えている」…との想いをお持ちくださっているとはいえ、現実は厳しいということでしょうね。

これについて、まるで市行政の‘失策’かのような指摘をされている方もおられるのですが、私はそれ以上に「人口減少社会」の波がヒタヒタと忍び寄っていること、東京にいると例え、郊外で多摩市だったとしてもまだまだ実感わきにくい日本の課題でもありますが、やはり、もっと現実的に捉える必要を再認識させられました。地方都市を見てみれば、都会に人口がどんどん集中していき、どんな状態になっているか…百貨店・デパート、ホテルなどなど…本当に厳しくて厳しくて大変な状況になっていることは周知のとおりです。これを地方都市の失策とだけ言いきれないと私は思っているので、やっぱり市行政の失策として批判だけする気にはなれないというのか。地域だけ、あるいは東京だけ、日本だけ…ということでなくて、もっと広い視野につなげて考えていくべき問題ともいえそうです。

折しも…といいますか、来年3月にはパルテノン多摩がプレオープンし、京王プラザホテルが撤退したのちに華やかに開館するのが多摩市立‘中央’図書館で…さらには、多摩中央公園も民間活力を生かした大々的なリニューアル工事を行っていくことで動き出している多摩市…ある意味、これまでは「他力本願」的に街のイメージアップができていたとすれば、今回の大規模な税投資に見合って、どのような価値を創造するつもりで、そしてまた、そのためにどれだけ本気で取り組むのかますます問われそうですね。市長の想いの丈をぜひ語ってほしいなあ。

私は…大規模な税投資に見合って、その後にもきちんと責任を持った施設の管理運営をしていくところにも一定の投資をしていく必要があると考えていて、「ショボくならないように」と思うとき、そこまでの維持管理コストをつぎ込めるのかどうかと疑問を抱いてきた一人です。なので、特に多摩市立図書館については「公設公営」で直営方式を貫くという方針であるなら、もっと図書館政策全体での見直しが求められると主張してきました。今のところ、「図書館政策全体」が見直されるわけでもなく、正直…現段階ではその行く末を懸念するしかありません。「これからどうしていくつもりなんだろうか」…に対してはいまだゼロ回答。なぜなら、今までもアップアップしてきた図書館運営のさらにその上にグレードアップさせた中央図書館を建設するということなので。アップアップグレードアップ…だけではいかないでしょう。人口増に合わせて増やしてきた行政サービスは、今度は人口減に合わせて減らしていくというのがごく自然な考え方なんですけれど…。

ここ…決して、市長だけの責任ではないですね。議会も一緒になって中央図書館の建設を後押ししてきたわけですから、問われていくと考えています。もちろん私、個人的には慎重姿勢で、賛成しなかった…わけですが、そんなこといくら言ったところで、「議会」としては賛成してきたわけですから、同罪ですね。決して、責任を免れるものではないからこそ、今後どうしていくか、もっと厳しい態度で今後の政策判断を導き出す必要があります。人口減少社会に真剣に向き合うともなれば、今まで行政が抱えてきたもの、もちろん、丸抱えできる環境があったから抱え込めたわけですが、そこをある意味、手放す勇気や覚悟も求められますし、そうしなければ、きっと…維持することさえ困難になっていくのだと思っています。

その視点から、「京王プラザホテル」の経営判断に学ばねばならないことがあるように感じていて、「勇気ある撤退」なんてきれいな言葉で片づけることはできないと思っていますが、苦しい判断をすることが市長だけでなく市議会にも求められる…まさに「政治の判断」になっていくんだろうなと…。「活性化しないのは市長が悪いからだ」…などと咎める前に、「市議会でどんな議論をしてきたのか」も振り返っておく必要もありますね。地方自治は首長と議会が「車の両輪」と言われるように、結局は運命共同体でって一緒になって取り組んできたその結果なので。その意味で問われる議会側の責任をつねに自覚しておきたいものです。

メリークリスマス。唐揚げはやめて、唐揚げ風もやめて…結局、唐揚げにするための下味をつけたまま鶏肉を焼いただけ…でも、おいしくいただき…別腹ケーキは我慢の夜でした。満足。

みんなの食堂「スプーン」×一ノ宮児童館

ずらりと並んでいる自転車に圧倒される広場前@一ノ宮児童館。ちょうど前を歩いていたママが「今日、すごいね、もう満員なのかな。」って、よちよち歩く子どもと手をつなぎながら会話していたけれど、そりゃ…私も、本当に驚いたし。

 

先日、点灯式を見に行ったけれど、手づくりのランタンは聖蹟桜ヶ丘駅から児童館のちょうどいい木に場所を変えて、飾ってあるのもうれしくて、館内も古くて傷んでいても‥‥ちゃんと掃除がされていて、窓には子どもたちが喜ぶクリスマス仕様の飾りつけ。

そして、私の今日のお目当ては…子ども食堂というか、地域の皆さんも共に…「誰でも食堂」の実施団体である「スプーン」さんの活動です。

のれんの向こう側では…「メリークリスマス」で、子どもたちへのプレゼントが配布され、「無料スーパー」が行われていたのです。たまたま中心的に活動されている方にお目にかかる機会があり、ご案内をいただくというラッキーな縁に恵まれたので、どんな活動をされているのかしら…ととっても楽しみにしていました。

子どもたちには「明日、サンタクロースさんが来るといいねえ。」と声をかけながらのお菓子セット配布。午前中でしたので子育て広場に遊びに来ている親子を対象にしたクリスマス企画。午後からは小学生対象に同じくお菓子セットの配布が予定されていました。

 

赤ちゃんを抱っこしているママ、ヨチヨチ歩きの子どもと一緒にくるママ…乳児、幼児期前半の子どもたちって、本当にかわいい。大人がつけていたトナカイのヘアバンドが怖くて、泣き出すような感受性の強い子どももいたり。

 

受付では「お子さんは何人いらっしゃるの?」…と一緒に児童館には来ていないお子さんがいるかどうかも保護者の方に確認し、「お家で取り合いにならないようにね…」と兄弟姉妹の分も手渡ししてあげるという心遣い。また、赤ちゃんを抱っこしている場合には無料スーパーで選んで袋に詰めるという作業をするのに一苦労するわけで、そこはさすが!子育て広場の職員さんがちゃんとフォローに来ていたりして、何という連携プレー。

 

「私が抱っこしているから、いいよ。」…という声掛けは本当に温かいですね。こうした一言がうれしい。子どもを連れて、大人都合の買い物をするって本当に大変なことなので、ちょっと助けてくれるだけでも、ものすごいありがたい。ほんのちょっとの声掛けだけで救われる…その時の感謝とか、ホッとする気持ちが子どもに向き合う心の余裕につながるんだよなあ…。

 

話しを戻すと、ママたちは「子どもにクリスマスプレゼント」のつもりで来たところで「無料スーパー」…市民や企業の方からフードバンクなどに寄せられた品物、子ども食堂への寄付などなどをズラリと並ぶテーブルから、「ここから好きなものを選んで!」と。

お米、お餅、缶詰類、レトルトカレー、パスタソース、ホッカイロ、ティッシュペーパーなどなど…最初はとってもたくさんで、選ぶのにもあちこち目移りしてしまいそうな感じ。それぞれ銘々…ママやパパ主導で好きなものを選んだり、子どもが好きなものを選んだりと…親子それぞれで選び方にも個性があったりして…。とにかく、いらした方が皆さんすべてが「本当にいいんですか?」「こんなにいいんですか?」「すごくうれしい、ありがたい」と目がキラキラになっていて‥‥。思わぬところでママ、パパにもプレゼントに感謝感激している姿に次々と出会うことができました。

プレゼント配布、無料スーパーも来た順番に番号札をもらう方式で、入口のところで児童館職員さんが対応。お部屋が密になり、混みあわないような配慮をしつつ、全員にプレゼントが行き渡るようにと「無料スーパー」は「一人5つ選んでいいよ!」から、急遽途中から「一人3つ」になったものの、それでも、「家計大助かり!」の品物にママやパパたちは感謝感謝の気持ちあふれ、笑顔いっぱいで帰っていく姿が印象的でした。

 

もともと「スプーン」さんの活動は児童館のキッチン(そんなオシャレではない)を活用し、「カレーライス」を子どもや地域の皆さんに提供する活動を展開するところからスタートしていたそうで…その時には毎回130食ほどを作っていたそうです。今日は時間がなかったので、それほど詳しくヒアリングできなかったものの、決して広くない場所(というか狭い)での活動ですので、大盛況すぎて‥‥一体現場はどんな感じだったの?…と想像すると目が回りそう。残念ながら、コロナ禍では「飲食の提供」は中止せざるを得ないわけであって、児童館という公共施設の中であればなおさら…。でも、子どもの成長は止まってくれないし、子育てもお休みにはならないし。子育てがお休みにならないその大変さがわかるからこそ、何かやらなければならない…って思うんですよね。

 

だからこそ、活動を休止せざるを得なくても、しかし、他に何かできることを…と見つけ出して、やれることに取り組んで活動を継続させていく…「子どもを支えよう」「子育てを支えていこう」という地域の皆さんの想いで行われた今日の企画。フードバンク活動の核になっている社会福祉協議会も全面的にバックアップされていました。なんてありがたいことなのでしょう。すべてがボランテイア。

 

児童館子育て広場の職員さんが、プレゼントを受け取った子どもとともに、ママやパパたちの反応、機微も含めてしっかりキャッチされておられましたが、「スプーン」のみなさんが今日のクリスマス企画で感じ取られた手応えというのは「次もやらなければ」に確かにつながるものであったと思われます(勝手ながら)。そのくらい、良き取組み。

 

私自身も子どもたちの反応以上にママやパパたちの表情を見ながら、「子育て支援活動」の一つとして意義ある活動だなあと「とてもうれしい気持ち」でいっぱいでした。そして、「児童館すばらしい」と心の内で大絶賛。言うまでもなく、「地域を良くしたい」「子どもたちのために何かできることを」って活動してくださる方の存在があって成立するですが、それでも、「一緒にやりましょう」と動いてくれる児童館でなければ、実現ができないことだからです。

 

そもそも、児童館で「誰でも食堂」の活動をやっていたの?!…に驚くところから始まっているわけですが、地域と一緒に相乗効果で児童館機能を発揮させていく事例の一つ、モデルの一つですね。これから求められるのは「福祉的」な側面からの児童館の評価であり、地域へのアプローチ。「いかにも福祉」ではなくって、さりげない「支援」ができる児童館がますます求められますから。みんなで「いただきます」はできなくとも、今日のような取り組みは子育て家庭を支援する、「食」の支援という面からも「超絶重要!」ってところでしょうか。

想像以上に盛況すぎて、午後の小学生たちに配布するプレゼントが足りなくなってしまったという…。お昼休みに買い出しに行く…作戦会議の風景。ちなみに、午前中のプレゼント配布数は71個でした!50組以上の親子が参加。すごっ。「スプーン」のみなさま、おつかれさまでした。そしてありがとうございました。一ノ宮児童館もこれからもぜひ、良き活動を続けていってください!

「ゆっくり」になるということ。気長に待つということ。

今年最後のランチハーモニーでした。クリスマスメニューでしたので、デザート入り…一緒に活動している公明党の荒谷さんと…飾りつけをするのですが、生クリームをちょっとだけ絞り、小さなチョコレートを飾るという作業…悪戦苦闘しておりました。

 

「あー、ダメだ。」「ゔー。」とか言う同僚の姿を記念撮影しておりましたが、なかなか上手にできあがりました。月に1度ですが、お互いに議場にいるのとは異なる気分転換な一日にもなっていて、こうした作業で浮き彫りにされる性格というのか人柄を感じるひとときはとても楽しいものです。最終的には今日は83個のお弁当を作り、完売でした。今はもう「予約優先」にしているのですが、まずは30食、40食くらいから…とはじめて、あれよあれよという間にうれしい悲鳴とスタッフの人手を考えると少々頭の痛い数にまで到達しているとも言えます。「息長く継続できる活動にするためには」というのはこうした活動の課題だなと思っています。やれるだけやる、できるところまでやるというのは、とても美しく、理想なのですが、「継続するために」を考える時、息切れしてしまわずにやれるキャパシティを客観的に掴むことこそ求められるように思っています。

「一人暮らしの高齢世帯」…今後も増えていくと思っています。月にたった1度かもしれないけれど、私たちのお弁当を心から楽しみにしてくださることは本当にうれしい。

高齢者のみなさまの会話など小耳にはさんでいると、口には決して出すことなく「老い」を感じていること、また、いろんな動作にも時間がかかることを自覚し、「周りに迷惑をかけたくない」という気持ちが痛いほど伝わってくるのですね。誰もが年を重ねると辿っていく道のり…そう思いながら、それぞれの方の背負ってきた歴史なども感じるのです。「おしゃれ」のことも気にかけているんだなあとか、もちろん健康のことにはみなさんそれぞれが「人一倍」に気を遣っておられることも感じるものです。

「ゆっくりになるということ。」

人間はもともとゆっくりスピードから始まるんですよね。そして、だんだんといろんなことができるようにもなり、その人その人のペースはあるにせよ、ゆっくりから脱皮していく感じで…また、そこから、ゆっくりに戻っていくのかもしれませんね。そして、その最初のところ、徐々にスローペースになるところで、周りが気長に見守って支えていく感じかな。人間の一生とか、営みというのは考えてみると不思議なものだなあ…ということを頭の中でぐるぐるさせながら、ランチハーモニーの手伝いをしている私でした。

夕刻から、ハーモニーカフェ、ランチハーモニーを企画しているハーモニークラブの納会でした。会議をやるはずだったのに、いつもどおりゆるやかにみんながマイペースの集まりは、結局、最後…「一年間お疲れ様!」の労いの会にいつのまにか移行しているという…。「やりたいからやる。無理してやる必要はなくて、そもそも無理をしてやろうと思っている人もいない。」という居心地のいいメンバーです。年明けから、諏訪商店街の拠点についてはちょっと運営手法を変えていき、社会福祉法人のこばと会が主体となり、朝9時から夕方は5時くらいまで…「今日は学校ではない場所に行きたいなー」と思う子どもたちを受け入れる場所に衣替えしていく予定です。もちろん、保護者の方との連絡はとりつつで子どもの受け入れを実施してみる方向です。まだしばらくは試行になるかな。給食の代わりに子ども無料で「食」も提供する予定。

ゆっくり。気長に。

なかなか私にも縁遠さの感じることですが、大切ですね。心がけるの大事。なんか、せかせかしていて、子どもたちもいつも「待ってもらえていなくて」…という社会が子どもたちの気持ちをカラカラにしている気がするので。

12月議会 閉会しました。

瞬く間に今年も最後の本会議となり、滞りなく閉会を迎えることができました。市長が提出していた議案は全会一致にて可決をしましたし、心穏やかに年末年始を迎えられる準備を整えていきたいものです。

こりす(子栗鼠じゃないかもしれないけど)の絵柄の入ったかわいらしいお菓子。鎌倉のお菓子だそうで…頂きものなのですけれど、とってもおいしい。今日一日のあれこれも「すごいおいしーい!」という一言で吹き飛びます。

定例のハーモニーカフェのお弁当も今年は今日が最後でした。冬休み前、受験生の子どもたちの緊張感は高まっているなあという印象があります。今日の本会議では「多摩市子ども・若者の権利を保障し支援と活躍を推進する条例」…いまだ、長すぎて、かつ覚えにくい名称なので…いちいち議案を見返さないと正式名がすっと出てこない…条例も無事に可決されましたが、「権利を保障する」ということがどれだけ難しいことであるか、そして、この条例は「支援と活躍」を推進するということですが…今まで以上に推進することになる‘はず’ということで、どんな風に具体的な施策や取り組みになっていくのか注目したいと思っていますが、そのためにも実態把握がますます求められると考えています。実態把握こそ難しく、子どもたちの権利がいかに保障されているのか?…ということ一つとってもね…と思うのは、特に、コロナ禍における学校現場の状況など掴み切れてると言えますか?…と問いたくなるからかもしれません。

私、条例の制定に期待することはやっぱり今まで以上に「ていねいに」取り組んでいく姿勢だと思っていて、子どもたちが「権利」のことを学び、子どもも大人も共に「人権」を尊重したり、大切にしあえるような心、互いの関係性を育みあえるような環境をつくっていくことがまず優先されるべきことと考えていますが、そのためにも条例の意義、価値を広げていく役割のある行政職員一人ひとりの姿勢を磨くということだと思うんですよね…学校の先生たちも含めて…。職員が市民に対して威圧的であったり(毅然として振舞うことと威圧的にふるまうこととは違う)、先生の子どもに対する対応一つ…さらに、問われるはず。単に条例ができたことを告知して周知するパンフレット作りました…配りました…なんてことではないです…。そして、自戒を込めて…条例制定について、賛同したというのか、賛意を示し、今日の本会議で可決に手を挙げた議員全員の姿勢もまたそれ以上に問われていくでしょうね。

もちろん、私も人権感覚は…とまずは自分自身の姿勢も見つめなおし、日々、振り返ってみることは必要ですね。「議員」という肩書きはいつしか「先生扱い」されることに慣れてしまって、どこかで勘違いしていることはないだろうか、そんな振る舞いを無意識にもしてしまっているのではないか…と時々、反省することもあるのですけれど、「立場」をわきまえることと、偉ぶり、驕り…というのとは異なるわけであって、「人権感覚」が鈍っていないのかどうかも含め、常に自分に問うておくこと…大切だなと感じる今日この頃です。「他人のふり見て我がふり直せ」というのはホントに、素晴らしい先人の教えだと思っております。

明日は今年最後のランチハーモニー…高齢者だけを対象にしているわけではないのですが、朝からお弁当づくりのお手伝いします。今日も無事に過ごせたことに感謝をして、一日を終わりたいと思います。

冬至に備える。

柑橘類さまざま。みかんは「塩みかん」で、「くねぶ」というとっても珍しい柑橘類も初めて。いただくのが楽しみです。取り立ての柚子で「柚子大根」でも作ってみるかなあと思っていますが、カゴには乗り切らない柚子はお風呂に。一年で一番夜が長い日に備えようと思っています。

今日は朝から、市民の方と意見交換をしたりして過ごし、いまどきなオンラインによる保護者面談があり、それから教育長のところへ訪問。ほぼ時間外の時間でも対応してくださるのが本当にありがたい。人との出会い、励まされて、明日からのエネルギーを蓄えることができることはとても大切で、教育長と面会ができたことはご一緒したみなさんにとって「ひとつ」のきっかけになったかもしれないので。現場はいつも学校にある。教育長には多摩市内の学校現場の経験を忘れてしまわないように…と願うばかり。「教育委員会のヒト」になってしまっては困るなあと思ったりもするのです。学校にある空気感をしっかりキャッチすることが本当に大切だと思う。学校を支援できる教育委員会になるためには、常に現場の「風」を感じていることが大切。

そんな感想を抱き、教育長室をあとにしたのでした。明日は本会議最終日です。終わったら、私は一気に年末年始モードスイッチを入れ、久しぶりにまじめに料理でもしようかと思っております。運動会でお弁当がないとお目見えしないのが「鶏のからあげ風」なのですが、こちら、胸肉を塩こうじとかでしんなりさせておいてから、片栗粉を適当にまぶして、フライパンで焼く…というものです。「油で揚げる」というのは、どうも後からの油の処理を考えると苦手なのです。カロリーカットできるとも思うので、このやり方です。クリスマス風な料理を考えていますが、さあ、有言実行できるかどうか…。

白田さんが「市民感覚」ではなくて、「一市民」として意見を述べていくことが大切だとおっしゃっていて、すごく共感。

朝もがんばって続けています。仕事納めは28日かなと思っていて、それまでは雨が降らない限りはやります。ていねいに仕事を重ねていくことを大切にしたいという想いを一段と強くしています。そして一日一日を大切に「感謝」の気持ちを忘れずに。今週のはじまりも穏やかにスタート。

やっと週末…になり。

今週はハーモニーカフェのランチからはじまって、いつも以上にあっという間に過ぎた一週間でもあり、充実していたというのか、毎日考えることがありすぎて、次々に降ってくるお仕事というのか、やるべきことの多さにやや消化不良。

「今年は年末らしいなあと思う。」って知人が言っていて、「いつもと変わらないなあ」と思っていたのですが、確かによくよく考えると昨年は「忘年会」「新年会」もなく静かだったことを思うと、「年末らしさ」が少しは取り戻せているかもしれません。「やっと、再会できたね~!」と楽しいひとときを味わうことのできた一週間だったかもしれません。こうした状況にあっても子どもたちは成長をしていくことを見守り、仕事をバリバリこなしている友人たちとの再会は自分にとっても励みになるものです。

昨日は唐木田で「女性専用」になりますが、シェアハウスの企画があって、そちらにも興味があり、足を運んだり、エコフェスタに顔を出したり…そして今日もエコフェスタで「香害は公害?」のセミナーは聞けて本当に良かった。

外は冷たい。帰り道も足早に。人がいないところではマスクを時々外してみると、心地よい。さて、明日からまた月曜日…永山駅からのスタートです。やることがなんやかんやとたくさん。疲れが溜まるとものすごい「疲れてます」という顔になってしまって、外出自粛せざるを得ない感も。早寝早起きで体調を整えて…と思うのですが、こう寒いと早起きしにくくなってきた…。

★映画上映会のおしらせ★

「僕が飛び跳ねる理由」公式サイト
日時 2022年1月9日日曜日 14時/16時半/19時(開場は30分前から)
※各回先着60名
場所 ベルブホール(永山公民館ベルブ永山5階)
参加費 1000円(中学生以下無料)

主催 すわハーモニーカフェ(042-400-8500/ 15時-17時/12月27日~1月3日除く)

土田選手にインタビュー。

議会だよりの編集会議で…次号の記事を作成中。新型コロナ禍もあって、記事にできる内容を捻りだすにも結構苦労しているのです。今回は…アスリートの土田和歌子選手にインタビューをすることに決めたのですが、すでに「たま広報」などでもその活躍ぶりは取り上げられていて、丸被り。とはいえ、記事作成者の視点、表現方法が変われば発信内容も変わるかなあ…ということとなったので、本日オンラインにてインタビューを決行しました。

インタビュー担当は山﨑さんと本間さん。編集長の小林議員他私も含めた3名はインタビューを見守り、メモをとったりして…さて、どんな記事になるでしょうか。議会活動にもオンラインを導入することが流行っておりますが、有事の時以外にオンラインを活用する必要性が見つからず、やっぱり、議論を深めるには対面で会議するほうがより良い…という考えを持っている私ですが、こうしたインタビューについてはオンラインを活用すると便利だなと実感できたのは〇。

今日は夕刻から東京タワーの見える場所まで行ってきました。都会って…夜まで明るいですね。真っ暗、ひっそりしている多摩市に戻ってきて、ほっとしました。

そういえば、いつから工事が始まるのかなあ…と思っていて、「わ!」…気が付いたら、もう建屋が完成している!尾根幹線沿いの南野に高齢者施設が新設されています。まちのニーズに合わせて…を感じますね。支え、支えられるということを最近、よく考えさせれます。そして、「限りある資源」ということもよく考えさせられています。

今日、午前中にはちょっとした打ち合わせで桜ヶ丘児童館に足を運んできたのですが、児童館職員さんの蓄積している経験やノウハウってもっともっと共有されてほしいなって思いました。常日頃から子どもたちと接していて、「小難しいことをわかりやすく、子どもたちに伝わる言葉・行動で表現する」ということのスキルの高さ…私も学びたいと思いますね。

思い出すのは井上ひさしさんのことば。

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」

もう、12月も半分を過ぎてしまった…早い。

多摩市も「一括・現金」…子育て世帯への臨時給付金。

先週末まで開催されていた作品展「ぱらあーと」。かわいく並んだハリネズミたちを見ながら、子どもたちが「ハリ一本」を真剣につけたんだろうなあと想像。

そういえば、来年は「寅年」なんだなあってことも思い出しました。

今日は議会では子ども教育常任委員会が開催されましたが、昨日の国会におけるやり取りを受けて、多摩市でも「子育て世帯」への臨時給付金について…子どもの未来を応援するための支援金ですが、「現金で10万円を一括給付」と方針を確定したとの報告ありました。

ということで、こちらに情報が掲載されています。「なんだかさっぱりよくわからない」…政策目的など含めて、いろいろな指摘がされておりますが、多摩市としては粛々と…国の方針や支持を仰ぎつつ事務作業を進めていくのみ…。市議会最終日に改めて関連の補正予算が提出される運びです。「愚策」と指摘をした議員は補正予算に反対するのかな?

今日の委員会では「子ども・若者の権利を保障し支援と活躍を推進する条例」についても事前には付帯決議や修正案?‥という話もありましたが、結論としては市長が提出した内容で全会一致で可決したようですね。議会として、具体的な提案事項を取りまとめ、附帯決議にまとめることができると理想的とも言えますが、合意形成をするのは常に難しいことですね。

参考資料として市民の方からいただいた家計の消費構造の変化を捉えるデータから見えてくるのは、とにかく日々の生活でカツカツになっていて、教養や文化といったプラスαになる分野への支出ができていない、難しくなっている実態ですね。年が明けると、「食べるもの」を含めての値上げがドスンと暮らしと家計にさらに大打撃をもたらしそう。子育て世帯への臨時給付金も消費の喚起に結びつくというよりは、日々の生活費として消えていってしまうだけではないか…って思えてきます。物価上昇なのに、給料が上がらない‥支えなければならない高齢世代は増えていく、負担と分かち合い…重たい。

そんな渦中での多摩市…パルテノン多摩の大規模改修工事も予定通りに終わり、議員にも内覧会のお知らせが届いています。「プラスα」分野への支出が厳しくなっている各家庭の現状を考える時、文化活動の拠点になり、公的な役割のあるパルテノン多摩ではその責任をどう果たしていくのでしょう…と注視したいですね。すでにコロナ前には戻れないわけであって、それ以前に議論されていたことだけにしがみつくこともできないはず。時代環境に合わせていかに発想転換ができているか問われるでしょう。

近所にアートを感じられることって必要だなあ。これも「ぱらあーと」の一環で、諏訪商店街に飾ってあった作品。今年最後の定例会も、いよいよ大詰め。来週火曜日が最終日です。

多摩市でもパートナーシップ制度をはじめます。

今日は生活環境常任委員会でした。今日の審査案件は陳情1件と議案1件。それから、生活環境常任委員会が担当している各部門からの報告事項などがありました。そして、陳情として審査をしたのが、来年2月から多摩市でも導入する予定の「パートナーシップ制度」に関し、賛同しかねるという立場からのご意見でした。

これについては、先日、東京都も来年度中に制度導入をしていきたいとの方向が示されましたし、多様性を受容しあえる社会をつくる意味からも求められる制度かなと思っていますが(市側によれば全国でも110自治体で導入済み)、「婚姻制度、家族制度を揺るがす」として多摩市のみならず、全国的にも否定的な捉え方をされることも多い事案。今日の委員会でも、パートナーシップ制度の導入には慎重にあるべきで、もっと深く議論を尽くす必要があるとして、自民党の会派からは意見が出されました。

それでも結論的に言えば、自民党の会派以外の会派はこうした制度の導入に抵抗感はなく、受け止めている感じがします。この件では、私は近藤やよい足立区長インタビュー記事にとても共感したことを思い出し、再読しました。また、「性別ないです。」と井手上漠さんが中学生の時に綴った作文にも大人のありようが問われていて考えさせられ、学ぶところも多く、こちらも改めて再読

「自分らしくいることって
とてもとてもとてもとても、
大切なことなんです。」

漠さんのこの一言に尽きると思っています。

陳情の審査結果は不採択。議案については下水道料金の支払いに関してスマホで決済をするなどに対応するための法律改正に伴うものでしたので質疑もなく全会一致で可決という結果でした。あとの報告事項の項目についてはこちらでご覧いただけます。また各項目について関連して使用された資料は「行政資料室」で見れるように準備もあります。

各報告事項などについても、ところどころ確認も含めた質疑もしながら会議は進んでいくのですが、個人的には「プラスチック削減方針」のことが気になっていて、気候非常事態宣言にも関連する取り組みについては、法律だけしか見ておらず、その範囲内に押し込めたような内容になっていたのはいささか残念。「多摩市」を主語にした取り組み方策があると望ましいと思っていて、今回の議会でも三階議員、私も触れましたが「エシカル消費」の視点をもう少し意識してほしい。多摩市として「どうするのか、どう考えるのか」という姿勢をさらに明確にしながら、市民とともに「資源化」ではなく、「プラなし生活」をめざしていけるような動きをつくっていけると良いのになと感じています。一般質問のやり取りを通じて、環境部ともていねいに意見交換を重ねてきたつもりですが、「エシカル消費」という視点を持つことの必要性、そしてまた、だからこそ「消費者行政」ともつながって、連携をした取組展開を進めていくことの重要性…いまいち理解されなかったのかしら。

一般質問は「一議員の意見ですから」で片づけられるとしたら、それもまあ、仕方がない面もありますが、でも、答弁としては結構、前向きな感じだったはず。まだ、最終的な確定版にはなっていないのかなと思いますので、ごみ対策課だけではなく、消費者行政と一緒に取り組みを広げていけるような方針として最終的には練り上げてほしいと期待します。

また、市民への「周知不足」を要因とした多摩センターは「レンガ坂」の工事着工が延期していることにまつわる報告や多摩中央公園大規模改修を進めていくにあたっての報告事項などもしっかり状況把握をしておきたいと思いましたし、コミニュニティセンターについては市外団体も利用できるようなルールに改定していく方向も示されたので、それはそれで門戸を開き、利用者を増やす、部屋の稼働率を上げる目論見であれば、それなりに伴う営業宣伝活動もしてほしいし、そこを指定管理者(住民任せ)にせずに、行政としても橋渡しができるのではないか?という視点を投げかけておきました。ま、あくまでも一議員の意見にすぎませんけれど、「取り入れた方が良さそう」とか「気がついてなかった点だった」とか…市民のためによりよく、市政のためによりよくなると判断されるような意見であれば、ぜひ、活かしてもらえると良いなあと思っています。

今日はものすごく寒かったので、身体に随分と堪えた…という感じあります。冬らしさが増してきて良いとも考えられるのかな。来週になれば「冬至」ですからね。明日はかぼちゃの煮物でもつくろう。