今日のできごと。

  

今日は8月5日発行の議会だよりの編集会議があり、最終稿の確定に向けてのチェック作業。この編集会議も会派から1人ずつメンバーが出ているのですが、座長はずーっと変わらずに共産党の小林憲一議員。そして、前回からの引き続きメンバーはネット・社民の伊地知恭子議員と壮士の会の斉藤せいや議員と私。5月の議会人事改選で、自民党は山崎ゆうじ議員、公明党は本間としえ議員とメンバー構成が少し変わったのでちょっぴり新鮮な気持ちで迎えた編集作業でもありました。議会だよりは「多摩市議会」として発行する媒体であることを意識して編集作業を進めていくのですが、原稿については各常任委員会の委員長に執筆してもらうことも多いため、やはり文面には議員それぞれの個性というか特性が表れるものです。こうした作業に関わると、「議会全体として」を意識する視点が磨かれるような気がします。各議員がどのようなスタンスを持ち、日ごろの議員活動を実施しているのかについても垣間見れる場合もあるので、楽しい作業とも言えます。「客観的な視点でとらえる」という作業を重ねているつもりなので、その意味でも、ちょっとした訓練になりそうです。

その後、ヒアリングに出かけた先で見かけた植木。公園管理作業の一環として行われたものなのか、それとも近所の方が手入れをしてくださったものなのかどうか不明ですが、公園のベンチのそばにある植木鉢のフォルムがあまりにも絶妙すぎて、かわいらしかったので思わず写真撮影。かつては「もえるごみ」「もえないごみ」を捨てるためのごみ箱だったわけですが、利活用というのか再利用ですね。これ、多摩市ならではの再利用方策だと思っているのですが、他市からの来訪者に案内するたびに「いいね~!これ!」と好評なのです。そして、「高級なごみ箱だったのね」とも言われるのですが、確かに、すっかり固定されていて取り外しもできないほどに頑丈。このまま放置しておけば、ゴミが捨てられるだけでしょうし、蓋をしておくというのもいかがなものかと思われますし。そこで「フラワーポットになった!」と理解しています。しかし、このように、何ともカチッとピチッと姿が整えられた凛々しさを感じる状態を目にしたのは初めてのこと。やっぱり姿かたちがちゃんと整えられているとより素敵に見えてしまう。とてもいいタイミングに出会えただけで、今日は運がついていたと思えるのもまた幸せなことです。でも、刈り込み作業が行われる前の状態を見てみたかったなあ。

久しぶりに遭遇した後輩が趣味でお菓子作りをして、さらにはビーズも始めたとのこと。いいなあ。いい趣味。お菓子作りはとても楽しいのですが、ちょっとずつ作るのはなかなか難しく、クッキーやケーキ…小家族用に少量ずつ作るとなれば、手間を考えると…買ったほうが随分安い…となってしまい、結局は作らないまま終わってしまいます。作らないでいると腕は落ちていきます。レシピも記憶から消去されていきます。やっぱり、繰り返し繰り返しやることの効果は大きいですよね。

今日のハーモニーカフェのお弁当。手づくりコロッケなのですが、コロッケの具材は防災用アルファ米の炊き込みご飯の具材が活用されていて、ソースが無くて食べられるしっかり味になっていました。アルファ米炊き込みご飯の具材の味付けって、すごく濃いんですね。

油で揚げるメニューのコロッケは自分ではほとんどというよりも、数回しか作ったことがありません。衣をつける作業は嫌いではないのですが、揚げ物メニューの場合は片付けのことまで考えるとついつい避けてしまいます。なので、「揚げる」という行為は私にとって、ものすごくハードルが高く、「鶏の唐揚げ」についても「唐揚げ風」が我が家のレシピとなっております。こちらがお気に入りのレシピ。カレー風味にするとか工夫はできます。低カロリーでおいしいく仕上がります。我が家にとって「揚げ物」は外食か、買って食べるものという位置づけです。

緊急非常事態宣言が出たとはいえ、いつも通りに変わらずに淡々と。感染予防対策を心がけながら過ごす一日。大事なことは手洗いとうがいです。

雨上がりと虹と。

夕方に土砂降りになって、空を見上げたら虹が出ている…という景色に遭遇すると「いいことがあるかなあ」と根拠もなく思えてしまうのは幸せなひとときかもしれませんね。昨日の夕方に虹が出ていましたが、でも、今日もいつもと同じような一日でした。ただ、いつもと同じように過ごせることもまた幸せですね。島根や鳥取の大雨の被害も心配です。

今日から4度めの緊急非常事態宣言です。議会では定例的に開催している災害対策連絡会があり、今後の対応などが報告されたものの、基本的には「感染防止対策徹底」ということで、公共施設などの閉鎖も最小限にしていく方向で、集客が多くなると見込まれるようなイベントなどの開催は見合わせつつ、何というか…繰り返される「緊急非常事態宣言」にスムーズな対応ができるようになっている感じですね。昨日までと何かが大きく変わるというようなことありません。

新型コロナワクチン接種についての報告もありましたが、こちらも粛々と進捗していて、希望者が接種できるような体制が整えられていて、5月連休明けの接種予約のあの騒ぎ…戦々恐々としていた雰囲気も落ち着いてきたのかなという印象もあります。ワクチン接種については追加での予算が必要になるとのことで、14日に臨時議会が開催されることになっています。

この土曜日に、久しぶりに北諏訪地区の青少年問題協議会が開催されました。会議の開催も1年半ぶりくらいのことであって、「本当にご無沙汰しております。」という間に、小中学校はPTAの役員のみなさんの顔ぶれも変わっていますし、学校の先生も異動などで変わっていたりして、もちろん、北諏訪小学校の校舎に入るのも同じくらい久しぶりのことだったので新鮮でした。

会議の際、北諏訪小学校の校長先生から「プールの授業の外部委託」についての報告があり、取材を受けたものがテレビで放送されると聞いたので、本日、バッチリ録画をして視聴しました。天候に左右されずにプールの授業ができることや、プールの水質管理などの先生たちの負担軽減ができること、プールの授業を見学する子どもの数も5分の1に減ることや、グループ分けによる指導がきめこまかくできることなどを含めて、メリットが多く語られていました。校長先生も「子どもたちが泳ぐ力が格段に上がる」と実感を語っておられましたが、確かに、担任の先生だけで指導するのとは異なり、複数のプロのコーチのみなさんが加わることにより、指導体制が充実していることがわかります。コスト的には単年度で見れば「増」になるものの、維持管理費用などを含め長期的に考えれば「高くない」という計算になっていることも案内されていました。今後3年をかけ、全小学校にもこの取り組みを拡げていく方向になっていますが、北諏訪小学校のように徒歩5分圏内に民間プールがあるところばかりではないので…そこが課題ですね。

札幌に住んでいた時には学校にプールが無く、夏のシーズンに2回だけだったと思いますが、隣の小学校だったかにみんなで歩いて出かけて行った記憶があります。遠足気分だったことも思い出しますね。たった2回だけのプールでしたし、スクール水着などの指定もなく、色とりどりの水着を着て、みんなで水遊びをしていたことだけを思い出します。すごく楽しかったなと。プールの授業って「泳ぎがうまくなるだけ」が目的ではなさそうな気もしますね。今はそうではないのかしら?ちなみに、多摩市に引っ越してきて、学校が水着までも指定することに「えーっ!」ってなり、自前の水着を着ていたのも懐かしい。運動が苦手な私は札幌にいてスイミングスクールに通っていました。おかげでプールだけは大好きで、足は遅くても泳ぐことは人並みにできていて、スクールの水着は私にとって誇りでもありました。ですので、北諏訪小学校に転校してきてからの2年間はスイミングスクールの水着を着て、授業に参加していました。水着の色は「赤」でした。そのことでプールの授業に支障があったとも思えません。

ということで、「プール授業の外部委託化」についてですが、ゲストコメンテーターからは子どもたちにより良い指導をするという点からも好評で、「スポーツ選手のセカンドキャリア」という視点からも推進されていくべきだと力強い後押しがありました。個人的には今のところはメリットに目が向いていくものの、必ず、デメリットというか課題も見えてくるだろうと思っていますので、そこを丁寧に検証しながら、より良い取り組みに進化させていく姿勢を持ち続けるべき…と考えています。

久々に入った学校内。1年生の教室のところに、七夕飾りが、願い事をしたためて、掲示されていました。「でんしゃにしょっちゅう乗れますように」って書いてあるのが目に留まりました。コロナ禍の子どもたちの気持ちが素直に表現されていますよね。そんなこと、コロナ前には考えたこともなかったですね。

それにしても、緊急非常事態宣言にはどのような効果があるのか…この状態を子どもたちがどう受け止めているんだろう…と思えてなりません。政治への信頼感はますます揺らぎそうですね。

「助けてほしい」が言える場所を。

今日はオンラインにて「本を活かしたまちづくり戦略 未来の読書のカタチ」を受講してから、新宿歌舞伎町へ。

「図書館は大切だけれど、ただ本を貸し出ししていればいい」というわけでなく、そこでどんな活動が行われているのか…それも、地域事情に則した取り組みができるのかどうか…地域のことをどれだけ真剣に考え、地域のことを研究し、そのうえで資料選びを行うこと、さらには市民に届く情報提供する努力と工夫に情熱を注ぐことができるか…そこに必要なのは「人材」…図書館で仕事をする「ヒト」にかかっているんだなあと再認識。単に図書を貸出するだけが図書館の機能ではないことを意識し、「読書文化」なるものをどんな風にまちに広げていこうとするのか問われることを学んだのでした。「読書とは何か」についても考えさせられるひとときでした。娯楽的読書なのか、機能的読書なのか。私の場合は両方がオーバーラップしていて、明確に区分けできるとも思えませんが、自分の立ち位置を確認したり、問い直すために読み進めることが好きですね。

さて、夜の歌舞伎町に出かけた理由とは…「夜の見回り活動」についてお話を伺うためでした。コロナ禍でしかも夜に都心への外出は1年以上ぶり…ですし、緊張してドキドキ。新宿駅の構内がなんか、随分変わっていて驚いた・・・。

ということで、今日お話を伺ったのはNPO法人レスキュー・ハブの坂本新さんです。若手市議会議員の会の有志で集まりました。まずは、活動にまつわるエピソードなどを伺ってから、実際に坂本さんに同行して大久保公園をはじめとする歌舞伎町の一角をパトロールというか、見回り。坂本さんの活動の内容は私が書かずとも…記事にて。まさに、その活動の様子を、実際に足を運んで目の当たりにしていたのでした。

 

会議室での事前レクチャー。オンラインでも坂本さんのお話しを聞きたいというメンバーがいたので、質問にも丁寧に回答をしてくださり、何というかそのお人柄を感じられた一場面でもありました。

 

実際の見回り現場。坂本さんと顔見知りの方も多そうでした。いつもとは違って、私を含む同伴者5名がゾロゾロいるのには違和感があったことと思います。坂本さんはいつもどおりに、街頭に立ってスマホをいじっている女性に「最近はどう?」と…声をかけてはグッズを手渡します。性別を言ってしまうのは…と思うものの、男性が女性を支援するというのはなかなか無いですし、違った目的で声をかけられたのかと思うでしょうね。女性が女性を支援するというのは何となくわかる気がするのですが、坂本さんはかなり体格もよくて、ちらっと見ただけだと怖そうで、怒られてしまいそうな感じもあります。もちろん、受けとりを拒否される場合もあり、その場合は強制はしません。ただ、何度も何度も繰り返し声かけをしながら、まずは顔を覚えてもらい、ある時に受け取ってもらえる場合もあるようですね。一定の信頼関係を築くことに時間はかかることを心得たうえでの活動です。

最近は、ロクシタンから300本寄附していただいたというハンドジェルを配布しているそうですが、やっぱり人気があるらしい。「え、ロクシタン…」と反応してくれる人が多いのだそう。実際に、ガールズバーの前に2人組で営業していた方々に手渡すと「いいんですか、こんなのもらっちゃって」と。少し前までは昼間もSEをやっていたけれど、そっちはやめたと話していたのは、すごく若くて、スタイルもよくて、かわいい子でした。坂本さんは「お店の中にも一緒にお仕事している子がいるの?何人いるの?」と声をかけて、その方々の分まで数を渡しておられました。

グッズを渡すことではなくて、カードを渡すこと、手元に届けることが目的。

困ったときには連絡してください、相談してくださいと連絡先が記入してあるカードです。このカードの渡し方についてもようやく形ができてきたと話しをされていました。いちいちカードに何が書いてあるかなどは説明をせず、ただ、グッズにつけて渡すだけ。一度だけではカードの存在が認知されない場合も多く(カードは見ないで廃棄されてしまう)、繰り返し渡して、何かの折に‛ふと’…あるいは‛やっと’カードについて認知してもらえる場合もあるようですね。

雨上がりの大久保公園周辺…いつもよりも少ないとはいえ、周辺に男性と女性の姿。女性側に声をかけていくのですが、決して「何やってるの」とも言わず、「変わりはない?」という言葉かけで、相手の状況をそっと聞いてあげるところから。「こんなことやっていていいとは思っていない」…でも抜けることができなくて、生きるために必死にここに来ていることを否定してはいけない。本人が支援を受けたいと思わなければ、どんなにか支援をしたところで上手くいかないから…。そのとおりですよね。相手をまずは受け入れなければ始まらないこと、それから、最後までしっかりと支援し続ける覚悟が求められます。「責任を持って最後まで支援する」ということも実はとてもエネルギーのいることであって、相当の強い気持ちが無ければ、全うできないことですね。よほどの強い意志を持たなければここまで心身ともに時間を割くことができないのではないかと。坂本さんからはこれまでのエピソードを伺ったものの、それでもまだ、私には坂本さんのその強いエネルギーがどこに根差し、源があるのか、・・・どんな原体験があるのかと・・・ついつい考えてしまったのでした。支援の必要性は頭ではわかっていても、生半可な気持ちで関わってはいけないと思うと、二の足を踏んでしまう場合も多いでしょうし、実際に正直言って、私はまだそこまでの活動をする余裕はありません。もう少し余裕ができたなら、こうした活動にも関わっていきたいものです。約1時間半のどの見回り活動に同伴しながら、今の私に何ができるだろう…そして、行政は何ができるのか…ということも考えた次第です。

困り感を抱いていると思われる方たちのところに自ら飛び込み、「何かあったら、いつでも対応します」…の扉が開いていることを知らせていく活動。名刺大の小さなカードが命綱です。坂本さんは昼間は別の仕事をして生計を立てていることから、日中も両方をやりくりして対応するのにはかなりの神経を使い、そして体力もつかっておられるようでした。なにせ、連絡先については深夜1時までは受付しておられるとのこと……睡眠を削ってでもという使命感には頭が下がるばかりです。「本業は…『見回り』と言いたいところなんだけれど」と本音をポロリと漏らしておられた一言が帰路に着いてからも印象的でした。

坂本さんは、今後、歌舞伎町に近い一角で居場所を作りたいと話しておられました。今も大久保公園のところには「駆け込み寺」があります。ここを運営されている玄さんにも議員になりたての頃にお話を伺ったことがありました。朧気ながら記憶がよみがえってます。坂本さんは玄さんとの連携も模索されているようでした。

今日のキーワードも「孤立感」。

「どうせ誰も助けてくれない」「誰にも頼れない」と自分自身で自分のことを諦めている気持ちから抜け出た時、次の一歩が踏み出せるのだと考えています。たったの1回だけで心を開いて…なんてことはありえないですね。そして、改めて、「孤立感」に打ちひしがれ、「孤独感」で心が固まってしまう前の段階が重要であることも感じています。手を差し伸べるとか、支援をするとか…そんな言い方も上から目線のような気もしてきますが、「一人ではないよ」「助けてくれる人はいる」…当たり前のようにそのことを信じられるような地域や社会をつくっていきたいものです。そのために果たすべき政治の役割は大きい、そしてセーフティネットである行政の役割と責任も大きいんだよなあ…。

議員としてもできることはもちろんですが、地域の一員として、一市民としてもできることあるなと思いながら、雨上がりの夜空を見上げたのでした。

「脱炭素化」…言うほど簡単ではないという話しで。

先月の議会で一般質問をした「気候非常事態宣言」のこと。多摩市は免れているとはいえ、観測史上では最大の降雨量になってしまった山陰地方でも被害が発生していますし、もちろん、熱海の土砂崩れはじめ…現地の映像をずっと見てはいられず、決して他人事ではないという恐怖さえ覚えるものです。

地球温暖化対策…エコライフの推進などなど言われるものの、日々日々、私たち一人ひとりの暮らしと地球の温暖化とを結びつけて意識することのほうが難しいのも現状。この夏もまた暑くなれば、クーラーのスイッチをオンしてしまうでしょうし、団扇で耐えるとこともできないと思われますし、頭では「温暖化」を理解していても、実際に行動に結びつけることも難しいのが現実です。それでも、国も「二酸化炭素排出実質0」をめざすことにしていますから、多摩市でもそこに向けて取組む必要がありますし、そのための計画づくりにも着手していこうとしています。今日もそれにまつわり、環境政策課にヒアリングをしてきましたが、地に足をつけて取組む必要と、絵に描いた餅にならないような計画づくりと…相当勉強をしなければならないことを私自身も実感しているところです。計画づくりを得意とするコンサルに丸投げだけは避けたいものです。

昨日に続いて、オランダの「自転車文化」を学ぶセミナーにも参加。「ひとを中心とした文化」という言葉が何度も出てきましたし、それは、実は「歩行者を大切にする」という発想が根本になっているような気もしていて、そういう意味では、多摩市の場合、ニュータウン地域の歩車道分離の遊歩道は本当に魅力的なんですよね(「ひとを中心」という表現もちょっと誤解を受けやすい面もあるかなって思っていて、使い方が難しいなと思っているのですが、まあ、この場合は「自動車」ではなくて「人間」という意味に捉えることとします。)。自転車と共存…という点を考えると、今のところ、自転車利用者のマナーに委ねられているところはありますが、道のつながり、景観や音なども含めた快適さも含めて、都市インフラとしては優れていることを再認識しつつ、ディスカッションを聞いておりました。実は、地球温暖化対策を考える時にも欠かせないのが交通問題であって、今後さらに「自転車」も注目されていきそうです。持続可能を念頭に置いたモビリティ計画も含め、地球温暖化対策は私たちの暮らし方そのものにも転換を迫るものであるなとつくづく感じます。

そして、日本建築家協会のカーボンニュートラルのセミナーにも参加しました。オンラインだと参加しやすいですね。東京大学准教授の前真之さんからの講演でしたが、先日の、「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」にも前先生が参加されていて、話題になっていました。こちら「規制改革チャンネル」からもライブ配信、後からでも視聴できるのですが、なかなか面白いのです。まだ全部見切れていませんが、「住宅・建築物におけるエネルギー性能の向上」については、多摩ニュータウンの再生と取組もうとしている(すでに取り組んでいる?)多摩市にとっても重要な視点かなと思っています。再エネを徹底的に増やしても、省エネがされなければカーボンニュートラルにはなっていかない!…そのとおり。

あなたは「カーボンニュートラル」に向けて、どんなことに取組めばよいと思いますか。

という質問に答えることは実はとても難しい。アンケートへの回答を考える時、なかなか文章にできなさすぎて、それこそが私自身の問題であるなと痛感しています。

夕刻から、臨時の教育委員会が開催され、小中学生の五輪観戦の中止が決定したそうです。ようやく…。なぜ、東京都教育委員会で方針を出さないのかいささか疑問。もともと多摩市教育委員会が前のめりになって五輪観戦を推進したわけではなくて、辿っていけば東京都教育委員会の大方針だったはずなのに。変なの…って思っています。教育長は「きちんと意見を聞いてから決定をしたいので」とおっしゃっていて、他市よりは少し遅ればせながらで、やきもきしましたが、臨時で会議が開催され、手続きを踏んでしっかりと市教委の方針を決定できたことはよかったです。

それにしても、また緊急非常事態宣言を発令する運びとなったわけですが、宣言をすることの意義と意味に不信感ばかりが高まる一方です。「何やってるのか、政治は」って私たちも言われてしまいます。力抜けてしまいます…。そして、五輪は一体誰のためになんでしょうか。私の子ども時代を思い出すと…「オリンピックが始まる!」…となれば、ワクワクして、ものすごく楽しみにして、いつもよりもテレビを長くつけることができて…それがオリンピックだと思うんですよね。こんな状況下で開催されるオリンピック…子どもたちはどう受け止めるのでしょう。オリンピックで「頑張れ日本!」なんて応援している場合ではなく、新型コロナによってものすごいダメージを受けている多くの人たちの存在がある、生活が苦しくなって、その影響を受けている子どもたちもいる…何をやっているんだろう…声を出すことはしない子どもたちですが、つい気持ちを想像するとき、痛いなって。

それにしても、日本の首相が「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして実現する決意に何ら変わりはない。」ということだったはずですが、どうなっているんでしょうね。ホントに。

たなばた。

 

短冊に願い事を込めて…ですね。これからどうなっていくのか…行く末を案ずるわけですが、安全に暮らせることがどれほどありがたいことなのかと思う今日この頃です。

オランダのサイクリング文化を広める活動をしているDutch Cycling Embassyが主催するオンラインイベントに参加しました。坂道のないオランダと日本、あるいは多摩市とは違う部分もあるとはいえ、自動車中心に傾いていた社会の在り方を見直し、オランダ独自の取組みにより暮らしのデザインを変えてきた歴史を知ると、さすがだなあと思えてなりません。持続可能なまちづくり…や「人」を中心に据えた都市づくりを進めてきて現在に至る…ということで、私たちが一足飛びに真似をすることは難しいですね。

日本でも自転車が安全に走れるように…と配慮が進みつつあり、専用レーンを設けたり、道路上に「青い線」が引いてあったりもしますが…しかし、冷や冷やしてしまう。歩行者、自動車、そしてもちろん自転車…お互いに冷や冷やすることのない環境があるなんてうらやましい。道路であって、もちろん歩行者にも安全、自動車も安全に走れる環境の整備等が進んでいて、お互いに冷や冷やしなくても済むというのはありがたいですね。

最近(と言っても、少し前からだけれど)、日本でも「自転車ブーム」で自転車利用する人も増えていて、多摩市内でも電動自転車の普及とともに自転車を見かけることも増えていて、走行ルールを守って車道を走る自転車が増えてきて、私のような下手っぴドライバーにとっては事故に遭う危険性が高まっていると感じています。ですので、オランダのような環境整備があることは本当にうらやましい。

東京などの場合は公共交通機関網も発達していますし、自転車との組み合わせで環境にもやさしく、健康にもプラスになるような環境づくりができそうですね。ただし、「東京」…と言っても、やっぱり地域性があると思うのですが、安全に、そして安心してサイクリングが楽しめる都市空間はまちの魅力づくりにもなることは間違いなし。

先月末稲城市にオープンした「サイクルカフェ」に行ってみないといけないなあ。それにしても、また緊急非常事態宣言ですね。多摩市内オリンピックの自転車ロードレース競技の沿道での観戦についても気になるところ。

こちら、厚労省の審議会開催時の資料など。新型コロナワクチン接種が原因であるのかどうかについて因果関係は特定されているとはしていなくとも…しかし、接種後の死亡例については報告されていることは頭の片隅に入れておきたいものです。

 

新型コロナワクチン接種は強制ではない…ということ。

明日は七夕なので…今日のハーモニーカフェのテイクアウトのお弁当はキラキラお星さま仕様。いつもよりも手の込んだメニューでしたが、私も盛り付け、飾りつけをちょっとだけお手伝いしました。予想通り…お弁当を買いに来た子どもたちは大喜び!「早く、持って帰って食べたい!」という声が聴けることがうれしい。

色が美しく撮影できていないのですが、レインボーのマーブルパン。これ、手づくりパンで、わざわざ作っていただいたもの。すごくかわいらしくて、キキとララのお弁当みたいでした。

今日は、今月中に発行しないといけないとニュース原稿を作成して、そこから午後は環境部のみなさんと意見交換をして、新型コロナワクチン接種に関して不安の声が出ていることもあり、その声を拾ってまとめた要望書を提出したり。私のところにも新型コロナワクチンの接種券が送付されてきましたが、いよいよ12歳から16歳にも接種券が送付される段取りになっています。

ところで、先んじて送付されてきた私たちの接種券ですが、同封物の中にワクチンに関する説明書が入っておらず。これについても数名の方から問い合わせがありましたが、当然ながら、市の方にも問い合わせが入っているとのことでした。接種するかしないかを判断するにあたっては、説明書を読むことは必要なのに…なぜ?…当然の疑問ですね。説明では「接種券を送ることを優先した」という話し。接種するワクチンがファイザー製なのかもモデルナ製になるのかが確定できない状態だったので、説明書を封入することをしなかったそうですが、それはいかがなものかと思います。まさか、「説明書を隅々まで読む人はそこまではいないだろう」なんて認識ではなかったと思うのですが、非常に残念な対応です。ワクチン接種にあたっての、市の姿勢を表すものではないかと思うのです。市長はわざわざ同封物までもを確認するなどしていないと思いますが、こうした対応について、市長は市民の立場に立ち、どう受け止めるのだろう?って思います。ワクチン接種にあたっての説明責任をしなければならない立場の在りようが問われます。

そして12歳から16歳の子どもたちへの接種券の送付…どうなるのかも心配ですが、今日ヒアリングしたところでは、大人とは異なるという意味で善処してくれるような感じでした。ヒアリングでは12歳から16歳の子どもたちには「かかりつけ医での接種」をお願いしていくようなことを聞いたのですが、思わず…「あ、いや…12歳から16歳の子どもたちって『かかりつけ医』がいるのでしょうか?」って尋ね返してしまいました。うちの娘のことを考えても、もっと言えば、私自身にも歯医者以外の「かかりつけ医」と呼べるようなお医者さんっていまのところありません。医者にかかったほうがいいかな…と思っている間に、風邪は治ってしまいますし、迷っている間に行くタイミングを逸してしまう場合もあるというのか…。ですので、「かかりつけ医で接種を」というのには違和感があるのです。我が家の場合も、小学校就学以前にはしょっちゅう…小児科の受診をしていましたけれど、成長と共に身体も強くなって、医者などほとんどかからない…というのが現状。風邪かなと思うと、改源。ひどくなったら麻黄湯で何とかしているというわけなのです。

さて、新型コロナワクチン接種なのですが、私が懸念しているのは…子どもにも大人と同じ量のワクチンを打つのか…という点。そもそも、アメリカ人を基準にしたワクチン量を日本人に接種しているという点でも疑義を述べている先生もおられます。それを子どもに接種するというのですから、個人的にはもう少し慎重になってほしいと思っているのですが、とにかくワクチン接種をして「公衆免疫」を獲得しなければならないと躍起になっていて、マスコミなどでも慎重に捉える視点などが発信されることなく…心配しています。そして、もちろん、いち早くワクチン接種をしたいと希望されている方もおられますし、接種券を早く送付してほしいというお声もあります。ただ、私は子どもに接種するにあたっては、どうしても心配が拭いきれないのです。

その点を踏まえて、多摩市内での医療機関では対応をしていただけるとありがたいとも思います。泉大津市の南出市長のワクチン接種に関するメッセージ。これ、話題になっていますが、こうしたスタンスで発信くださる市長さん、ありがたいですね。応援したいと思います。そして、阿部市長にもこうしたメッセージの発信を工夫していただきたいと思います。まだまだ新型コロナワクチンについてはわからない点も多いのです。接種したから大丈夫というわけでもなさそうです。また、副反応だと認められず、因果関係は特定されないとされながら、あきらかにコロナワクチンの接種により体調を崩したり、入院されたり、死亡したと思われる事例などもあるのです。私も専門家でも何でもない立場ですから、断言することはしませんが、でも、わからない点が多いということは確かです。その意味で、慎重に個々人が見極めることは必要。なおさら、子どもたちへの接種について判断するのは保護者でもあり、やはり情報を伝える市の立場が問われると思っています。

新型コロナワクチンの接種は強制ではありません。

それよりも、都内各自治体、小中学生のオリンピック・パラリンピックの観戦取りやめ、中止の決定をしたというニュースが続々と入っているのですが、多摩市はどうするのか?

「勝ちすぎない」という結果。

一年ぶりのふるさと多摩夏祭り。今年は「ピンク」の朝顔が欲しいと思っていたのです。「富士」という品種だそうです。咲き終わったお花を摘み取って、秋まで咲き続けるように育てたい…と思っていますが、上手くいくかな。

東京都議会議員選挙の結果が出ましたね。多摩市、稲城市の南多摩選挙区の結果には頷けるものがありました。そして全体としても、前評判というのか、選挙コンサルタントなどを名乗る方々の分析は当たらずで、議席は減らしたものの都民ファーストへの一定の支持が明らかとなり、議席増で躍進するだろうと思われていた自民党が期待されていないことがわかり、公明党が厳しいとしながらも候補者全員当選という強さを見せ、立憲民主党は議席は増やしたものの目論見通りの結果が得られたとも思えず、その立憲民主党との連携関係が結べた地域では一定の成果を出せたと自負し、もちろん手ごたえを感じることができたと話す共産党は1議席を増やすことができたということ。どこか一つの政党が「勝ちすぎる」というわけではない結果で「圧勝」とか「躍進」というような言葉が躍らない結果。今後の都政運営に置いてどのような綱引きが行われていくんだろう…と思うものですが、各政党は国政選挙の前哨戦とも位置づけていることを思うと、今後、都民ファーストに所属の議員のみなさんの国政選挙に対するスタンスがどうなっていくのか…都知事との関係性は「是々非々」ということをおっしゃり、「ふるい議会をあたらしく」するためにこれからも取り組むとする言葉通りに行くとしたら、どんな対応が図られていくのか注目したいと考えています。都民ファーストに所属の都議会議員のみなさんは、私が民主党に所属していた時に一緒に活動したり、勉強していたことが懐かしく思い出されますが、当時の「志」…今でも忘れずに貫いてくれているといいなあって思うものです。

今回の結果で個人的には「無所属」で立候補されていた江戸川区の上田令子さん、品川区の森澤きょう子さんの当選は個人的にうれしいです。このお二人には勝ち抜いてほしいと思っていました。都議会の中で「一人会派」であることはなかなか辛いところもありそうですが、ぜひ、がんばってもらいたいです。生活者ネットワークも岩永やす代さんが当選されて、よかった。生活者ネットワークの議員の多くは議員に立候補することを決めてから地域活動に出始めて、顔を知ってもらう行動をするというよりも、もともと何らか地域で活動している中から議員(代理人)となっていくわけで、みなさんテーマをお持ちです。とても大切なことだと思っています。たまご?ひよこ?…議論でしかないかもしれませんが、議員になるために地域に顔出しをしていくことがほとんど。もともと議員になりたい人を候補者に選ぶわけではないのが生活者ネットワークであって、その良さを発揮した活動の継続、期待するものです。生活者ネットワークの候補者は全員当選してほしかったので残念。春に亡くなった大学の恩師も「自治」にこだわり、ずっと応援していました。

今回の都議会議員選挙で…女性議員がまたじわりと増えたことはよかった。127の議席のうち、やっぱり半分ちかくを女性にしたいなと思うものです。今は、「女性だから当選しやすい」みたいに言われてします。女性がまだまだ特別であるという認識の裏返しにある発言。「女性だから、男性だから」を意識することのない時代の到来はまだまだ少し先になりそうですが、とにもかくにも「政治家なんてなりたくない」と嫌煙されるのではなく、子どもたちが憧れを持てるような職業にもしたいですし、「いい仕事をしているなあ」って政治が信頼されるようにもしていきたい。

今はそれに著しく逆行しているようにしか思えないのが悲しく、そこへ来て、この低投票率…ここには本当に毎回、ガッカリさせられるものですが、その意味では、今回の都議会議員選挙で自分自身の立ち位置の難しさ、あるいは、静観せざるを得なかったという状況など振り返ってはいろんな思いがこみ上げるものです。

でも、落胆ばかりもしていられず、また明日からのために深呼吸をしてから、前進するしかありません!今回のどこかが「勝ちすぎない」という結果が都政運営の緊張感となり、いい方向に変わっていくことを願うのみ!

ていねいな暮らしがある場所。

 

海士町の「あまマーレ」の閉館時間に間に合って、訪問。ここにあったのが「古道具屋さん」。昔は保育園だった施設を再活用している施設。大規模な修繕を施すわけではなく、キラキラと生まれ変わるようなこともなく、昔の佇まい、園舎の趣きをそのまま活かし、だけど、そのままではない空間。あ…涙もろくなっている私は、何だかホロリと来てしまう。懐かしくて、昭和時代の映画のロケに使われそうな施設なのに、なのに古臭くない。

この気持ちは何だろうって思うけれど、ていねいに使われていることがうれしい。そして、掃除が行き届いていて、物を大切にしたい、あるものを丁寧に使い続けたいという心が感じられる場所。「これだ」という感じがして、すごくうれしい。

そして「古道具屋さん」。横文字にすれば「リサイクルショップ」とも言えるかもしれないけれど、でも、結婚式などの引き出物などなどお家に眠っていたような品物がていねいに並べられていて、引き取り手を待っているという感じ。きっと、「今は足りているから…」って、大切に仕舞われていたものばかりなんだろうな。

「足るを知る」というのか、欲張らないというのか…便利ではない町だからこそ、「今あるものの中で工夫する」ことが知らず知らず身についているのかもしれない。町には100円ショップはないけれど、ここに来れば、いい食器に出会えそうで、そのほかにも大切にお取り置きされていたものが並べられていて、見ていて飽きない…(のに、眺めるだけしか時間が無くて残念でしたが)。

コワーキングスペースもあって、子どものお部屋もあって、調理のできるお部屋もあり。みんなのコミュニティスペースで教育委員会が管理をしている施設のようですが、管理人をされている集落支援員さんたちの抜群のセンスが光っていて、公共施設ならではの利用のしにくさを感じさせないというのか、使う人が場所に合わせなければならないというよりは、使いたい人が使いたいように使えるような印象…居心地の良さは「受容」を感じることとも関係があるかな。居心地のいい公共施設のお手本みたいな気がしてしまった。

リニューアルしなくても、ていねいに使い続けるための使い方がある。そんなことを学んだひとときでもありました。勉強になりました。

島では唯一のパン屋さん。廃業を決断した「ときわベーカリー」さんを次世代につなぐ。事業を引き継ぐのが「隠岐桜風舎」。パッケージは昔のまま。バタークリームのパンは絶品で東京にはなかなか売っていない。大人買いしたいくらい気に入りました。でも、大人買いなどしてはいけない、独り占めして買い込んではいけないよな…っていう意識が働くのは、やっぱり、数に限りがあることがわかり、みんなで分け合うことが大切だなと思うからかもしれません。欲しいものを欲しいだけというよりは、必要なものを必要なだけ、今いるだけを買う…お買い物をされている方の姿に学んだこと。つなかけ」も素敵なお店でした。

「私が作ったんです」・・・っていただいたかわいいイラストの「隠岐 絵本ルートガイドブック」。これはどこで手に入るんだろう。人口が約2300人の町。高齢化も進んでいる町。でも、若い力をまちづくりに活かすことや取り入れることに積極的で「大人の島留学」の制度を利用して島に滞在しているみなさんのお姿もお見受けしました。

都会のような贅沢ができるわけではないのに、豊かさを感じるのはなぜでしょうね。何となく日ごろの自分を反省するような時間を持てたりして、海士町の滞在は私にとっても貴重なひとときになりました。物を大切にして、ていねいな暮らし、なおかつシンプルな暮らしをすることをますます心がけたいと思うのでした。今あるもの…を見直してみることも大切ですね。新しいものばかりが良いわけではないというのか。

 

帰りのフェリーから。オープンしたばかりのEntôはやっぱり素敵でした。

海士町は昨年、ふるさと納税で目標の1億円を達成したのです。すごいですよね。たまたま担当している方とお話しする機会がありましたが、そのためにものすごく努力をされていて…一度でもご縁があり、ふるさと納税をしてくださった方全員に一軒一軒電話作戦をしたそうですよ。なかなかできないことですよね。すごいことですよね。感心せずにはいられませんでした。

ここに「在る」ということ。

ご縁があり、島根県の海士町で滞在する機会を得ています。そして、たまたま本日リニューアルオープンを迎えたホテルEntô 。またとないチャンスだと思い、オープニングセレモニーの式典も覗いてきました。

今日の晴れやかな舞台にさんさんと照らす陽の光、建物の向こう側にはきらきらした海が広がります。本土を往復する船着き場からすぐ、まさに玄関口でもある場所に完成したホテル。「この場所にこのホテルが本当に必要なのかどうか…」という議論を幾重にも積み上げてきたと伺いました。そして、ここから今日からの始まりに緊張感と期待感の高まりが溢れている空気感をちょっぴりシェアさせていただく時間にも恵まれ、いつになく「それぞれの人の物語」ということについて思いをはせる時間を得ています。

「ここに在る」ということはどういうことなのか。この場所で約22億円のコストを投資することの重み、そのことをきちんと町民と対話をしながらも分かち合ってきたエピソード…ここ、もっと聴きたい。町議会にも特別委員会が設置されて議論がされたとも聴いたので、いつか議事録を読んでみたいなあと。

関わる人たちのベクトルが「この地へのこだわり」にぎゅっと寄せられていったとしても、こだわり方は違うはず。差異はどんな風に解消されてきたのだろう…とついつい想像します。また、ここに来ることもあるでしょう。その時、ぜひ、ヒアリングしてみたいなあ。ここに在るホテル、この場所をめぐるさまざまな人たちの物語にこれからも注目。

町の図書館も見学。見つけた「たねの貸し出し」コーナー。

「野菜の種を、図書館で借りられるようになります。もしうまく育って種が採れたら少し上乗せして返却してください」

このメッセージにものすごく感銘してしまう。心穏やかになり、心に豊かさを感じられるのが図書館だと思っていて、まさにこのメッセージのやさしさに図書館を運営している司書さんの顔が思い浮かびますよね。本棚の一角に別に主張はせずに、すき間にあったちょっとした空間。こういうのがとっても大切だと思うんです。