「肩書き」/ 64歳以下のかたの新型コロナワクチン接種に関する情報

熱心にごみ拾いをしてくださったり、掃除をされている方がいらっしゃり、それが一日の生活リズムにもなっていて、ボランティアをしているとか、そんな気持ちでもなくて、すごく自然体で。そんな方々に支えられているのが「まちの美化」。イベント的なクリーンアップに参加するわけではなく、ただ、淡々と日々の活動を重ねているだけの姿にはただただ頭が下がるばかり。中途半端に手伝いを申し出ることもできないという気持ちも抱きつつ。

さて、「肩書き」によって態度が変わる…ってすごく困ったことだと思っていますが、そんな場面に出くわすと、気持ちがげんなり。仰々しく「先生」とか呼ばれることもありますが、未だ…というか、「先生」でも何でもなさ過ぎて、返事をする気が起きなくなるということで、そのことを知人に話したら、「大人な対応を」と言われました。もちろん、大人な対応をしているつもりですが、そうではないかもしれません。そしてまた、「議員なんて…」と心では思っているのに、表向きだけ「先生扱い」されていることも察することができる場面もあります。「議員」という肩書きが消せるわけではなく、「議員」は「議員」で、「議員」という肩書きがあってできること、あるいはその肩書きに支えられて仕事や活動ができていることも確かなのですが、しかし、どうして「肩書き」によって、扱われ方というのか扱いが変わるのかと思えて仕方がない場面と、名刺を出したら先方の態度が微妙であってもあからさまに変わる…に未だ違和感を感じています。

 

夕刻からいつものテイクアウト実施の子ども食堂@ハーモニーカフェ。コロナ禍の影響はじわりじわり…これからますます広がっていきそうな気がしています。小さくてもいいので、こうした活動がふえていくような地域社会は理想のまた理想かもしれません。でも、必要だと思っています。

新型コロナワクチン接種については、「大規模会場」でのワクチン接種は予約急減…が報道されている一方で、東京都から「都内の医療従事者等向けのワクチンが不足しており、融通が困難になりつつあります。」という文書が発信されているようです。私にも多摩市の対応について問い合わせをいただいています。ちょうど議会には情報提供がありましたので、こちらでも共有いたします。

※多摩市では16歳から64歳の方の接種券は6月30日に一斉送付。

※接種券が届く前に国が設置する大規模接種会場(千代田区大手町)での接種を希望される方は、多摩市新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター(電話042-313-7003)まで連絡すれば、本人確認等を行った後、郵送で接種券を送付(接種券が手元に届くまで2日から3日程度)。

私の周りには大規模接種会場でワクチン接種された方もいらっしゃいます。非常にスムーズだったと伺いました。多摩市のコールセンターも人によって対応がまちまちなのか…。ものすごくいい対応だったというお声もあれば、ひどい対応ぶりで、録音しておきたかった…というようなお声もいただいております。

ワクチン接種は任意接種。強制ではないので、接種するかしないかは十分に見極める必要があります。私も周囲で話題の一冊を読んでみます。

プラスチック削減方針。

 

一般質問のやりとりで、使い捨てプラスチックの削減について「多摩市役所プラスチック削減方針」を策定したとのことでした。東京都でも同様の方針があり、議会からも都に倣う倣わないは別にしても、こうした方針を定めることが必要ではないかとの話題も出ていたと記憶しています。市の施設や事業で使われるプラスチックの削減を進めている、あるいは進めていくということでした。

最近、「プラなし生活」というサイトが気に入っていて、あちこち見ています。しかし、プラなし生活で、プラスチックを買わない暮らしなど無理すぎる…と思います。バラ売りで買ったジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ…もビニールに入れてしまいハッとするみたいな感じ。

さて、道路アダプトの花壇です(アダプト制度)。年に2回ほど、フラワーポットが配布があります。歩道など、近隣住民の方々のボランティアのみなさんが活動されています。地域を見守るという意味でも、とても小さな区画であってもこうした活動は大切だなと感じています。花壇を大きくしてしまうと、なかなかメンテナンスが大変なこともまた事実。今は関わってくださるボランティアの高齢化も課題になっているとも聞こえてくるのですが、たいそうな区画でなくともよく、こじんまりとでもいいので場所が増えるといいのになあと個人的には思うものです。

先日、新しいお花を植付けしました。その際に…フラワーポットと入れ物。

そういえば、これの処分はどうなっているのか?…と思ったのです。「多摩市役所プラスチック削減方針」にあてはめて考えてみれば、これまでのように廃棄処分というのはあまりにも心苦しく、しかももったいないですね。道路アダプトに関わっている団体などで再利用や活用ができれば問題がないのですが、そうではない場合の対応が必要ですね。「欲しい方募集…」というのも団地やマンション住まいの場合には非現実的。畑とかお庭とかあればまた別なのかな?

ということで、担当所管に問い合わせをしたというか、相談をしてみました。「そうですね。市の方で回収することができます。」とのこと。他の団体の方々はどうされているのかなあ。たまたま問い合わせをしたので回収していただけるのですが、今後の対応方策は改めて協議が必要ですね。回収してその先…市が廃棄物として処分するのであれば元も子もなさそうですが、市の方でリサイクルというのか捨ててしまわず、その先、再利用できるように進めていかねばなりません。地域の方との会話では「段ボールに入れてくれるといいよね」という話しもありましたが、フラワーポットは仕方がなくとも、プラスチックの入れ物はとても丈夫で便利という話しも(ただし再利用できる場所があれば…)。

いずれにせよ、一つひとつ従来の当たり前というか、何の疑問も持つことなく行っていたことにも「廃プラ削減」というのか、「多摩市気候非常事態宣言」を意識した取り組みや行動が求められそうですね。これは、市が配布する啓発グッズ類にも当てはめて言えること。例えばクリアファイルみたいなものとか…。

もちろん、今、市のプラスチック削減方針に基づいた「環境配慮」については随分と意識されているようで、啓発グッズ一つを採用するにあたってもバイオプラスチックや再生プラスチックであるかどうかなど配慮が行われつつあるようですが、個人的にはバイオプラスチック、再生プラスチックを生産するための熱量なども考慮したいですね。循環型になっているからOKという話しではないことを頭の片隅に留めておきたいものです。

ちなみに市全体を対象にした「多摩市プラスチック削減方針」については今年度中に策定する方向と聞いています。それにしても、減らしたくとも減らない…「消費者意識」への働きかけをもっと行うことも大切ですね。国でも法改正があり、レジ袋の有料化に続き、プラスチックスプーンやフォークなどの有料化も進んでいきそうですね。

私は来月から始まる「環境配慮型おうち消費促進事業」をちょっと楽しみにしています。交換グッズの多摩産材の「お箸」が欲しいと思っていますが、取り組み状況を見つつ、参戦しようかと思っております。

しかし…とにもかくにも我が家のプラスチック削減方針を…とも思うわけですが、そうなると…個包装のお菓子は買わない…ということになり、結局食べ過ぎるだけの話しとなっていることを反省する日々です。

学校でワクチンの集団接種はやめてほしい。

昨日も新型コロナウイルスワクチン接種の予約が行われました。約5500人分でした。電話でも予約が取れたということで、市民の方から連絡をいただいたのですが、それでもずっと電話から離れられなかったとのこと。この次は6月23日で予約できる枠数が約13500人です。希望される方は接種することは可能ですので、慌てずに予約いただければと思います。

今日は本会議でした。粛々と議事進行も進んだので午前中には終了しましたので、午後から時間を有効活用できました。今年は梅ジュースを作ってみようかと思って、まずは1キロ購入。きれいに洗い、へたをお掃除して、一つ一つ優しく実を拭いてから乾かしてから冷凍してみました。お砂糖をたくさん使うので、作るのを躊躇してきましたが、自分でもやってみたいと思うのはコロナ以降のステイホームによる心境変化かもしれません。

さて、本会議で行われた補正予算の審議の際、ちょっと内容とはかけ離れてるかもしれない…と思いながら、最近、ニュースなどでも話題になっている「学校における新型コロナワクチンの集団接種」のことについて市の見解を確認しました。「集団接種はあり得ない」「集団接種には慎重になってほしい。やめてほしい。」という声が複数の方から寄せられています。ワクチン接種に前のめりになっている状況にあり、様々な理由から「ワクチン接種を希望しない選択」をされている方の肩身がますます狭くなっているようにも思います。ワクチン接種は義務ではなく、あくまでも任意…しかし、「任意接種」であることが強調されることはほとんどなく、マスコミなどでも耳にする機会が少ないような気がします。

現在のところ、多摩市では学校における集団接種については慎重に検討し、対応する必要があるという見解でした。「打たない選択をした子どもが差別されることのないように」…ということでしたが、「打たないほうが嫌な思いをしてしまう」という意識が述べられた気がしまして、そりゃそうだよな…とも思いました。接種をしてもいいし、接種をしなくてもいいのですに、接種しないほうが「嫌な思い」になるのはなぜなのか?…が問題であると私は思うのです。

いずれにせよ、市教育委員会では個々人の選択を最大限尊重できる対応をすべきであり、学校での集団接種は誰が接種して、接種しなかったのかが特定されてしまいますし、望ましくない対応であると私は思っています。接種をしたい場合には個別にかかりつけ医などで対応できる選択を取るべきです。

「現段階では」ということもありつつ、市の教育委員会としては学校における集団接種に対し、具体的な検討を進めている段階でもなく、慎重な協議に入っている段階でもないことが確認できたように思いますが、

それにしても、「接種した人に特典」というようなサービスを考え出して、経済活動を喚起しようとする取組みも出てきましたね。「接種しても接種しなくてもいい」というのが基本的な考え方というか原則になっているにもかかわらず、こうした呼びかけも受け容れられてしまうのかと思うと、悲しい。分断を感じさせられます。

文部科学省の大臣は慎重姿勢を示しているということです。当たり前のことだと思っています。良識ある対応を進めてほしいと思います。ワクチンの接種は「任意」であることがもっと理解されていく必要があると考えています。

閑話休題。

社会保険労務士の知人と一緒に相談対応をしたのですが、「労働者の権利」のことを体系的に学んできたことがなかったように思います。ほとんど何も学んでいないと言ってもいいに等しいくらいに学ぶ機会がないままに学校を卒業して、就職して、仕事をすることになる…という感じがするのです。

よく「権利意識が強すぎる人がいて困っている」とか「権利ばかり主張されて迷惑」というようなことを時に耳にすることもありますが、自分自身にある権利のこと…意外と無頓着である場合も多く、本来なら「権利侵害されている」と憤ってもよい場面でも主張することを良しとしないような雰囲気を感ずることって意外と多いかもしれない。

そして、「働く」ということを考えた場合、「働かせてもらっているのだから」ということで、職場内でのふとした疑義について主張することで、逆に不利な立場に立たされるのではないか…とか考え、結局、ぐっと堪える人も多そうです。職場内での困りごとなど、相談できる「労働組合」のある職場ばかりではなく、小規模な事業者とういか家族的な経営が行われている場合などの場合にはなかなかキツそうだなとも思います。働くにあたっては、就業規則や雇用契約書含めて、一応、目を通していることにはなっていても、実際には意識的に読もう、知ろうとしなければ、その内容を熟読することもないままに労働を始めてしまう場合も少なくないかもしれません。アルバイトやパート契約の場合など、「雇用してもらえた」ことがありがたいとさっさと雇用契約にサインしてしまいそうですね。自らの経験を振り返ってもそう思います。

めぐりめぐって、私のところに持ち込まれた労働関係の相談に対応しつつ、そういえば、議員には「雇用契約書」なんてものも存在するわけでなく、就業規則があるわけではないなということにもふと気がつきました。

あきる野市議会議員選挙が行われています。私が議長をやっていたのと同時期に議長をやっていた同世代のメンバーでちょくちょく情報交換なども継続していますが、その一人が改選を迎えていますので、久しぶりにメンバー集合の声がかかり…足を運んできました。

「市議会議員の仕事にやりがいを感じている」という候補者の訴えを聞きながら、自分自身にも当てはめていろんなことを考えたり、感じさせられた一日でした。しかし、炎天下の中での選挙…体力の消耗が…そして、やっぱり、自分自身も若い時とは体力が違うなとも痛感するわけです。しかし、地方議会のなり手不足というのか、立候補者の顔ぶれは年齢層は高めであって、まだまだ40代でも「若いんだから頑張って」になるのが現状ですね。

この階段をのぼった上の神社からの景色はすばらしかったです。

2日間の議会休会日を経て、明日はまた本会議があります。「市民に信頼される議会をつくる」…もっとできることありそうだなあということも思った一日でもありました。選挙応援というのは自分自身にとっても良き時間になるなあ。

 

6月議会 一般質問5日目

今日で一般質問も5日目。議長を除く25人が一般質問を行いましたが、私が25番目…。議会の初日は6月1日だったので、今日までとても長かった。順番が回ってくるまでの「待機時間」の長さが疲れを倍増する感じですね。そんなに意識はしていないけれど、やっぱり妙な緊張感が常につきまとっているようなので。

そんなわけで、帰宅してからの楽しみと冷凍庫にしまっておいたアイスクリーム。コンビニでのお買い物は「コンビニ限定」のものに限るというのが私の原則。このアイスクリームはあの…ヨックモックとのコラボ企画。最近は商品にもカロリー表示がされているのでわかりやすく「113キロカロリー」ってあって、アイスクリームの割には少なめかなって思っていたのですが、その理由とは…。

小さい!…袋を開けて、妙に納得。上品な味わいのあるアイスクリームですが「濃厚ミルク」という感じではなく、意外とさっぱり感もあり。おいしい。でも、「しっとりラングドシャ」が…。もちろん、‛しっとり’にならざるを得ないんだろうなと理解はするものの、「しっとりしないでほしい」と思ったのです。そして、この手の商品だとやっぱり「ビスケットーサンド」のほうがいいなあと。大きいしお得感と満足感もある。

さて、今日の一般質問は「気候非常事態宣言」のことをとりあげました。環境行政というのは私にとっても未開拓で、全然、勉強が追いついていないことを実感した質問づくりでもありました。環境に関するテーマのオンラインセミナーではたびたび登場する「SDGSウエディングケーキモデル」を共有し、SDGSへの取組みを考えていくヒントにしていきたいとも思っていたので、冒頭でしっかり伝えることができただけで満足。

とにかく、子どもたちの未来に責任を持つまちづくりは、地球環境問題への対策と対応抜きには語れないことをヒシヒシと感じる今日この頃。

市民の方から、地球温暖化になり、感染症を媒介する「蚊」の生息地が広がっているから多摩市でも水たまり対策とか側溝の管理をもっと適切にしていく必要があることを指摘していただいてからも半年以上が経過…、そしてまた、環境活動に取り組んでいる市民の方からもいろいろとお話しを聞きながら、ずっと考えてきたテーマでもあり。地球温暖化の深刻な状況をもっと自分自身も受け止めないといけないなと思ってきたので、ようやくここにたどり着いた…という感じ。しかし、知れば知るほどに環境行政に取組むことの難しさを感じ、「一体、どこから手をつけていけばよいのか」と途方に暮れてしまう気持ちにならないわけではなく…。

まだまだ勉強不足で、もっと情報収集したり、先進事例を学んだりしなければならないと思っていますが、長期的な視点でまちづくりを進めていくにあたり、今後、「気候非常事態宣言」に関する取り組みを重視しなければならないことだけは確信をしていて、その想いを少しは共有できたなら御の字。

温暖化がもたらすさまざまな地球の変化と変容に私たち人間はどう向き合っていくのでしょう。人間にとって便利で快適な生活があまりにも人間の身勝手であることに私は反省するばかりなのですが。どうせ私一人が反省しても仕方ない…みたいな気持ちを捨てるところが始まりかなと思いますが、かといって…仙人のような暮らしはできないわけです…。どんな質問だったのかについては、インターネット中継や議事録がそのうち仕上がってくるので(と言っても3か月後だけれど)、そちらで確認していただけると良いかと思っています。

ちなみに、今月は東京都の「蚊の発生防止強化月間」でもあります。今は新型コロナウイルス対策に奔走する日々ですが、地球温暖化と共に永久凍土に眠る未知のウイルスが溶け出す可能性も指摘されていて、これからの感染症についても恐怖を感じています。

というわけで、今日の一般質問を行うにあたっての裏話を少しだけ。

今回の質問はとにかく綿密な打ち合わせを重ねて重ねて…重ねた成果を披露させてもらいました。環境部長は音声を読み上げするアプリを使用されるので、市長答弁以降、いわゆる「再質問」についても事前に準備をし、部長が答弁できるように準備をしてもらう必要があったのです。しかし、そのための準備というのはかなりハード。何せ、答弁する環境部長が、その場で臨機応変にぼやっと曖昧な答弁をしたり、たまにははぐらかすような回答をしたり…なんてことは一切できないので、再質問内容についてはかなり吟味をする必要があったのです。

そんなわけで、多摩市の「気候非常事態宣言」への取組みについて、「こんなこともできないか」「こんなふうに考えたらどうか」…というように、ここ1ヶ月半くらい、たぶん1週間に1度くらいの頻度で意見交換を重ねてきて今日に至る。無理難題も含めて、要求をつきつけては…いろいろ悩んで?考えてもらい答えを出してもらい、でも、また時間が経つと思いつくことや考えつくことも次々出てくるので…次の提案をして、もう一回、持ち帰って協議をしてもらったり…というような調子。私も浅知恵なので、逆に課長たちから学ぶこともたくさんあったりで、意見交換をするたびに認識を新たにしたり、自分自身の意識も向上したような感があります。

大事なことは着実に取組みを進めていくことであって、ハードルを低くする必要はないけれど、予算的なことはもちろん、動ける職員の頭数や仕事量などのことも念頭に置きながら、「どこまで無理してもらえるのかなあ…」「頑張ってもらえるかな…」という合意点を探って…という作業の繰り返し。

今日の質問=ひとまず今日までの到達点ですね。

一方、こんなにも最初から最後まで決まりきった質問と答弁をすること等…経験したこともなく、そしてまた、すべて台本通りにやりとりしているだけの質問にもなっていて、…傍聴している側からすれば、「何やってるのか」って思われそうですね。インターネット中継などご覧いただくと、お膳立てしてもらった質問のようにも見えるのは仕方がないかな。ただ、今日の質問をつくる過程を共有している課長さんたちとの苦労は代えがたいものがあったので、これからの取組みに真価を発揮してほしいと期待するばかりです。

「地球環境への取組みに力を入れなければならない」

って誰も否定しないと思います。今までもスローガンは並べ立ててきたので。でも、今までのように取り組んでいてはいけない…という危機感が再認識され、環境行政に対して、もっともっと真剣になってほしいことを望みます。

阿部市長が一旦は廃止されてしまった環境部を復活し、その初代部長に就任した今の浦野副市長からも答弁をもらいましたが、浦野さんが多摩市ではじめて策定した「多摩市環境基本計画」の時の担当者であり、当時のエピソードが紹介されたのも印象深く、教育長からもESDの今後の方向性についても「気候非常事態宣言」を改めて意識した取り組みを進めていきたいという答弁、最後に市長からも「議会とともに宣言をしたのだから、大事に取り組んでいく」という趣旨の発言もあったので、今後の取組みにも目を光らせなくっちゃ。

実際に言うは易く行うは難し…でも「地球に住めなくなる日」にならないように。私の暮らし方も行動もささやかながらも今以上に「ゴミを減らす」を心がけるなど、していく必要がありますね。

でも、プラスチックを買わない生活は…本当に難しい(この新発売の「レトロプリン」はプリンの下にスポンジケーキ付。私はスポンジケーキは要らない派)。今日は、共産党の橋本さんの「少年法改正」のことはとても気になっていることなので少し勉強しておかないといけないなって思っています。

明日明後日…市議会は休会です。全国市長会が開催される予定を踏まえての議事日程が編成されているから。今日の一般質問のことももう一度振り返って、引き続きフォローしていけるように考えていこうと思います。

6月議会 一般質問4日目

昨日は朝から雨予報でしたね。たっぷりと雨が降り注ぎ、今日はお手入れを手伝っている花壇にもまだまだ雨水がたくさん沁み込んでいました。土が湿っていると雑草抜きがラクチン。

さて、昨日の市議会は一般質問4日目でした。公明党の池田さんから始まり、共産党の安斉さんまでの5名。質問については市議会のホームページからもご確認いただけるとうれしいです。また、各議員が事前に市側に提出している通告書もアップされているので、ご覧いただけるとそれぞれの議員の問題意識なども少しは伝わるかもしれません。

私はいよいよ自分の質問も週明けに迫り、今日もまた環境部のみなさんと意見調整などを行いました。今回は市長答弁とそれに続く再質問までをきちんと事前に伝えておく必要があり、なかなか調整というのか、事前準備に気を遣います。当日はほぼ予め確定している質問と答弁とでやりとりすることになります。今回はその場で質問を変更することのできない不自由さがありますが、その分、今までになく綿密な打ち合わせができているので良し。「声が出せないことがもどかしい」とおっしゃる部長とは筆談やメールでやりとりをしながら、意思疎通ができているので、とにかく月曜日の質問に向けて、この週末であともう少し整えていこうと考えています。

新型コロナウイルスも新規感染者数がまた減少傾向にあるようですが、このまま落ち着く方向になっていくのかどうか…。2回目のワクチンを接種できたという方もいらっしゃいますが、それでも「安心」とはならない状態ですね。昨日も新型コロナウイルスのワクチン接種についての質問がありました。公明党の三階さんも、同じ会派の折戸さんと同じように「高齢者」の方々への配慮はもちろんのこと、街宣車を活用した情報のアナウンスなど提案されていました。選挙の時の「投票の呼びかけ」など行うのと同じように、街宣車くらい出せそうなものなのに…何がネックで街宣車での情報のアナウンスができないのかって、ほぼ全議員、思っているはず。

本日6月5日は「世界環境デー」です!今年のテーマは「生態系の回復」…「生物多様性」ですね。もっと注目されてほしいというか、注目していかなければならない課題だと思っています。

<参考>昨日の池田さんのとりあげてくださった「生理の貧困」のこと…こちらに取材されています。
https://www.asahi.com/articles/ASP5V577GP5MULEI001.html

→会員でなければ全文ご覧いただけないので、こちらにも掲載します。

 

経済的な理由で生理用品を買えない「生理の貧困」。子どもたちが人目を気にせず支援を受けられるようにと、学校のトイレの個室に生理用ナプキンを置く取り組みが始まっている。ある自治体では、女性市議たちが結束して訴え、話題にのぼってからわずか6日という異例の早さで設置が決まった。

 

東京都多摩市では3月から、市立の小中学校26校で女子トイレの個室に置くようになった。

 

きっかけは、女性市議たちの訴えだ。

 

公明党の池田啓子市議(57)は、報道などで女性の「生理の貧困」の問題を知り、議会でも取り上げられないかと考えていた。党内で情報交換をしていると、特に、子どもたちがネグレクト(育児放棄)などで両親から生理用品を買ってもらえなかったり、父子家庭で父親に言えなかったりする状況もあると聞き、気になっていたという。

 

学校の保健室では、生理用ナプキンを配ってはいたが、急に生理になったときや持参を忘れたときに限られていた。

 

「保健室に子どもたちが『すみません、ください』と言いに行くのは何か違うなと思っていた」

 

3月11日の議会で、別の女性議員が総括質疑で「生理の貧困」に触れ、他の女性市議との雑談でも話題になった。「関心は高い。すぐ動かなければ」

 

「5分ください」 市長に直訴

 

多摩市の市議26人のうち、9人は女性。要望書を作ろうと呼びかけると、全員が集まった。LINEでやりとりしながら、数日で仕上げた緊急要望書には、生活に困窮する人に食料とともに生理用品を配布することや、学校や公共施設に無償で置くことなどを盛りこんだ。

 

「5分でいいから時間をください」。阿部裕行市長に頼み込み、3月16日、市長室で市長と清水哲也教育長に面会した。9人の女性市議全員が顔をそろえ、緊急要望書の内容の実現を訴えた。

 

その日のうちに教育委員会では話し合いが行われ、学校に生理用品を設置するよう伝えた。市が防災用品として備蓄していた生理用ナプキン1664枚が活用されることに。翌日の議会開催前に、市長が議場で「『生理の貧困』に今後対応していく」と表明。議場では拍手がわき起こったという。

 

「こんなスピーディーに、良い意味でのトップダウンで対策が進むなんて驚いた」と池田市議。「生理用品が、トイレットペーパーのように当たり前にトイレにあるようになれば」

 

養護教諭との関わりが深い子もいるため、引きつづき保健室での手渡しも続ける。教育委員会の山本勝敏教育部参事は「性に関わることで、非常にデリケート。誰にも言わなくて大丈夫、と安心感を持ってもらえるよう、中でもトイレの個室という鍵をかけられるパーソナルスペースに置くという選択肢も設けた」と話す。

 

ある中学校では、以前は保健室で生理用ナプキンを渡した際は、生理が終わったら家から新しいものを持ってくるよう生徒に伝えていた。期限や罰則はないが、様々な事情で家からの持参が難しい生徒もいて、養護教諭からは「今後もこの取り組みを続けてほしい」と声があがっているという。

 

品川区では女性職員がプロジェクト

他の自治体でも取り組みが広がる。

 

東京都品川区では4月から、区立の小中学校46校で、原則小学4年生以上が使うトイレの個室に生理用ナプキンの設置を始めた。3月の区議会で、区として「生理の貧困」にどのように対応していくのか質問があったことを踏まえ、決めたという。

 

女性職員だけでプロジェクトを立ちあげ、教育委員会などとも連携しながら、受け取りやすい方法を検討した。従来通り保健室での配布のほか、保健室に出入りする姿を見られたくない子どもにも配慮し、女子トイレの個室に置く流れになったという。学校には2万3296枚を配布した。

 

プロジェクトをとりまとめている品川区福祉部高齢者地域支援課の菅野令子課長は「子どもは、大人以上に声をあげづらいと思う。これをきっかけに、何か困ったことがあったら気軽に先生に相談できるようになれば」と話す。

 

活用しているのは防災備蓄品の一部。これまで使用推奨期限とされる5年が過ぎたものは廃棄していたが、今後は一部を困っている区民に配るなどして有効活用していくという。

 

昨日は…「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が制定されました。「減プラスチック社会を実現するNGOネットワーク」からの共同声明もぜひご一読ください!

6月議会 一般質問3日目

有害な空気を吸ってくれると聞いてから、アロマティカスのファン。なかなか売っていないので探すのが大変で、しかもすぐに売り切れるらしいので、お店に予約しておきました(ちなみに、若葉台のユニディ)。やっと購入できた!ここから、挿し木したり、株分けをしていって、ベランダにどんどんアロカティカスを増やしたいと目論んでます。

今日は一般質問も3日目。安全でおいしい学校給食で遺伝子ゲノム編集食品の問題を取り上げてくれた生活者ネットワークの岸田さんから始まり、市役所建替えを促す立場からの共産党の板橋さんの質問、「プッシュ型」で相談支援体制をしっかり構築すべきと主張されていた公明党の荒谷さんの質問、公務員は究極のサービス業であって「窓口業務」も委託しないほうが良いと発言された自民党の山崎さん、いつもながらご自身も介護事業所を営む自民党の桐木さんからは介護報酬などのこと、本日一日も、多岐に渡り、課題てんこ盛りだなあと感じることのできた一日でした。

個人的には「プッシュ型」の相談支援体制の構築は大事なことだと思っていますが、体制づくりの議論ばかりに熱心であってもね…というのが私の本音だったりもします。議論しないよりは、議論をして、今の体制に不十分さがあったり、不備があるようであれば改善されていくことは重要だと考えていますが、結局、「図」としては素晴らしい体制が描けたとしても、動かすのは「人」。「人づくり」人材育成のほうをもっと重視しないと、どんなに立派な体制が構築されたとしても動かないというか。

なかでも、「子どもの支援」についてはより問題が水面下に潜っているような印象もあり、深刻だなと捉えていますが、前回の一般質問でも取り上げた「子ども・若者総合支援条例」とも関連して、今後の相談支援体制の構築などは大きな課題です。ただ、やっぱり、新たな体制構築をする前に、現状、今でも、動ききれているとは言い難い面があるのはなぜなのか?その要因について、問題の本質を捉えて議論をし、深めていかない限り、いくら体制整備でネットワーク構築をしたところで、期待されるパフォーマンスが発揮されないような気もするのです。逆に言えば、体制の不備や不十分さをきちんとカバーしていくのは「人」であって、責任を持って動く人が揃っていればさえ…ということもあるので?とも思うのです。

「プッシュ型」で支援していく体制づくりは、同時に「支える人」づくりの議論とも並行してほしいなあと切に願うものです。週明けの一般質問に向けて環境部と調整を進めています。新型コロナウイルス禍に向き合って、生き方や暮らし方…「分岐点」を感じている方も多いのではないかなって思っていますが、今回取り上げる「気候非常事態宣言」はまさに「分岐点」にある私たちのためにあるようなものだとの思いを募らせています。宣言をしただけに終わらせず、地球温暖化問題をはじめとする環境問題にもっと真剣にというか、危機感持って取り組んでいかないといけないと思うものです。有名な動画ですが…温暖化とホッキョクグマ…心が痛いし、悲しいし…人間の身勝手を痛感するばかり。

6月議会 一般質問2日目

需要を喚起するため…ということですが、「夏は冷やしてかりんとう」って私にとっては魅力的!…パッケージってとても大事。その商品や製品の印象にも強く結びつきます。さっそく、冷蔵庫に寝かせてみます。

今日は一般質問2日目。生活者ネットワークの岩崎さんの「ヤングケアラー」に関する質問から始まり、最後は同じ会派の白田さんまでの5名がそれぞれの立場から意見開陳しました。この間、答弁調整をしているとき、「ぜひ、ご質問者のお考えなど、意見開陳していただければと思います」…って言われまして、「あ、そうだった。」ってしみじみ。一般質問は意見開陳する場であって、質問と答弁を繰り返したりして、議論を深める場ではないんだなあと。

そしてまた、市民の方からも「一般質問って、会議ではないですよね。」「質問者と答弁者がいればよいのではないでしょうか。」って素朴な疑問の声が届きましたが、「全議員、タブレットをお持ちですよね。」…って…わざわざ集まってやる必要はあるのでしょうか?と。

確かに…とも思う一方で、「臨場感」というのか、やっぱり、音声情報だけでは伝わらない雰囲気みたいなものがあるかなとは思いますが、結局、最後には臨場感やら空気感などは取り除かれたテキストになって「議事録」に残るだけの話と思えば、「臨場感???」になるのかもしれません。

大野さんがとりあげていた高等学校の学習指導要領により新たに設置される科目「公共」の話。高校は多摩市教育委員会のテリトリー外とは言え、「中学校段階での取組みをどう考えるのか」という視点は興味深いなと思っていました。今日の答弁を聞く限りでは、まとめれば「大事な科目であると思います」という認識が述べられたに過ぎない感じでしたけれど、いよいよ選挙権年齢だけではなく、来年4月からの成人年齢も18歳に引き下げに向かっていること…どれほどの人が意識しているのでしょう。

「18歳から大人」…消費者庁のページにも。消費者行政を担っている多摩市の所管では何か考えているのことはあるのかしら?それにしても、消費者庁のページは該当年齢の子どもたちが飛びついてみてくれそうだなあという印象が一切ない。誰のために向けているページなのかなって思うのですが、とりあえず「仕事してます」っていうPRくらいにはなるのかな。「特設ページ」だそうですが。動画…見る人いるかな。それなりにお金かかってそうなのに=税金。

多摩市はどう取り組むのでしょう。成人年齢が引き下がること自体、該当年齢の子どもを持つ世帯であっても「え、そうだったの?」という場合も多いかもしれませんね。教育委員会だけの問題ではないでしょう。

さすが、法務省のほうが若者の心をつかみそうなページですが、そもそも、こうしたページが設けられていることすら認識されていないのが残念なところ。「大人への道しるべ」…消費者庁の特設ページよりはいいですね。ちゃんとお金をかけている=税金。

って、うちも該当年齢児がおりまして、要するに高校三年生の途中に「成人」になるという…。本人、全く意識していない感じですね。高校では何か考えているのかなとか保護者面談の時にでも聞いてみなくちゃと認識することができてよかった。

一般質問は意見開陳。各議員の視点、そしてまた個性も含めて発揮される場かもしれません。「こんなことに気が付くんだなあ」とか、自分との違いなども含めて、学べる場とも言えます。自分自身の視点とか視野が広がることも多いですし。当たり前のことですが、議会は「市民の多様性」を感じられる場とも言えるかも(それでも一部だと思っていますが)。そして、多様性がなければいけないとも思います。多様であるというのはバラバラということでもありますが、そこが良いのだと思っています。個人的にはやっぱりオンラインにしてしまうことはもったいない気がします。なぜなら、微妙な議場全体の空気感というのか、ちょっとしたざわつきとか、小っちゃいため息とかピリピリ感とか…これはきっとオンラインでは伝わり切らない。そして、そうした微妙な空気感とか雰囲気も含めて、やっぱり、私個人もいろんなことを判断しているんだなあって最近、ほんとによく感じるので(と言っても、「空気を読む」ことは得意なほうではないです)。

明日もまた一般質問…って明後日もですが。自分の出番(?)は来週月曜日なのでまだエンジンがかからない。

6月議会が始まりました。

今日から定例会です。開会初日の冒頭の報告事項のところのみですが、手話通訳がつくようになりました。手話通訳はじっと眺めているだけでも勉強になりますね。たまたま帰宅をしたところ、ポストに届いていた冊子「おもてなしの手話BOOK」…知人が投函してくれたようです。なんと、ありがたい!

私は、今年度、手話講習会への参加は断念しました。学習支援のボランティアと重なってしまうのが一番の理由です。そして、昨年はコロナ禍で手話講習会も開催見合わせとなっていて、1年間のブランク…学んでいたこと、覚えていたことも…どんどんと断片化されてつつあることを自覚しています。このままだと忘れるだけ…。ちょうど週末、やっぱり手話を少しくらいは使ってお話ができるといいのに…と痛感する場面に遭遇できたので、リ・スタート…という気分になったタイミング。まずは復習から始めようかと思います。

さて、本会議初日ですが、一般質問が行われました。やはり「新型コロナウイルス」関連の話題が多いですね。トップバッターの折戸さんは「ワクチンの予約の在り方」について「(後期)高齢者への理解や配慮が不足している」ことを指摘されていましたね。行政にとっては「耳の痛い話」だったかもしれませんが、実際には「その通り」としか言いようがない状況でしたから。質問のタイトルが「高齢者向け集団ワクチン接種予約に、インターネットや AI での先着順方式は最悪な方法だったのでは?」という…何ともわかりやすい。そのものずばりだったと思います。

市長は「今回のさまざまな反省点を次に活かしていく」と当然と言えば当然なのですが、妙な言い訳もせず、きっぱりと「うまくいかなかったところ」を反省材料にしたいと潔かったのは印象的。どこかに前例があるとも言い難く、過去にも経験したことのないような状況に対応していることを考えると、万全を尽くしたとしても、不具合が発生したり、想定したり想像したり…を超える問題等が発生するということが容易に想像できます。その都度、改善していける対応力というか柔軟に考え、行動できるのかが問われるんだろうなって思います。とはいえ…もちろん、「それくらいのことは考えつかなかったの?」ということもあるわけで、だから、市民の憤りやら落胆にもつながるわけなんですが。

きっと、ワクチン接種の予約のこと、そしてまた、ワクチン接種が始まれば始まったで接種会場などでも不具合があるだろうことは(少しくらいは)織り込み済みのうえで前に進んでいるとも言えますね。ただ、先にも書いたように、生じた不都合などに対し、必要に応じて対応することは必要ですし、実際にそうしようとする姿勢はあるのではないかなとは感じます。実際に対応が良くなっているところもあります。と言っても、これは私の理解の範疇でしかありませんが。

いずれにせよ、今のところ、個人的に思うことは、接種希望される皆さんが無事に接種を終えられるように見守ること、そして、接種を希望しない皆さんが肩身の狭い思いをしなくても済むような環境を整えていくこともまた必要不可欠なことであって、そのことを置き去りにしないでほしいとも思っています。

折戸さんが指摘をされていた予約日の予約受付開始時刻前の防災無線でのアナウンス放送。「お間違えの無いようにおかけください」という呼びかけの印象の悪さ…これ、タクシーの運転手さんも耳にして驚いたと聞きましたが、一方、番号違いで間違い電話が多数かかってきていることの苦情も市には寄せられていることもまた事実…難しいですね。

 

ところで、ワクチンを接種してからの「効き目」というのでしょうか。インフルエンザは毎年予防接種があるように、新型コロナワクチンもこれから毎年のように接種しなければならないような状況になるのかしら?…現段階では正直、ワクチン接種が進んだら集団免疫が獲得されるということもありますが、今後の対応についてはまだわからない感じですね。毎年のワクチン接種予約に関しても、もしかすると今回の経験が活きるかもしれませんし、ワクチン接種に限らず、何か次の取組みにも応用できることもあるのではないかと思って期待します。

個人的には、とにかくも接種は義務ではない。あくまでも希望制であり、「打たないことも打つことと同じように認められていること」とが社会全体での共通理解となり、認識されていることが必要不可欠だと思っていますが、同調圧力が妙に広がる今の世の中にあって、一抹の不安があります。

 

さて、今日は篠塚さんの「保育園の入所状況」についての質問のこと、興味深く聞いていました。端的に言えば、「保育園の定員割れ問題」です。保育園への補助金は入所している子どもの人数に応じて配分されていきます。定員割れになると、保育園の経営に多大なる影響を与えます。経営者は「定員」を前提にしながら、保育士など働き手を確保するわけですから、定員割れになれば、当然ながら経営的に見れば保育士さんの「余剰」が生じるというわけですね。入所する人数に合わせて保育士さんを確保するわけではありませんのでけいえいがわの苦労というのは察するに易し。要するに経営難に陥るというわけです。今後の対応をどうしていくか、かなり気になっていました。現場で苦労されている話も耳にしていましたし。4月よりは少しは状況が良くなってきたとも聞くものの、それもまた各園によっては事情は異なるようにも思います。確か、東京都全体でも今年4月時点での待機児がおよそ1000人となり、昨年から半減したとの発表ありましたが、コロナの影響と働き方の関連等なども影響しているのかな…でも、それだけでもなさそうな。

 

いつだったか、市内の認可保育園の方が「私立であっても認可保育園には多くの税金が使われているのだから、そこに課せられ、果たすべき社会的な責任は重たいと考えて、子どものためや地域のためにいろいろとやっていかなければならない」と使命感がヒシヒシ伝わる発言をされていて、ものすごい感激したことがあります。そうした志に支えられ、多摩市の保育行政は進んできたと思ったからかもしれません。確かに、多摩市の保育園環境は公立保育園中心ではなく私立の保育園によって整えられてきたというのは事実です。でも、そもそも保育園というのは行政による定数管理があって、運営されているものなのです。勝手に定員を決めたりして開設しているわけではないのです。行政が多摩市全体として必要な保育量の見込みなどを盛り込んだ「保育計画」を策定し、待機児解消に向けた認可保育園の増設などが行われてきたのです。

今年度当初の段階の「空き状況」に、経営には大打撃という話しはちらほら聞いていました。幼稚園なども「認定こども園」になったりで、利用者としては選択肢が増えて喜ばしい一方、今後は少子化の流れも踏まえて、子どもの取り合いになるのではないのか…という状況も頭の片隅に入れておきたいものです。そのこと踏まえ、行政も保育ニーズへの見込みも立てていかねばならないですね。待機児解消のために保育園の定員をひたすら増やすことをどちらかと言えば優先してきた時代はひと区切りかなと思います。

実際には、市内保育園によっても状況が異なっていて、そこは篠塚さんが指摘されていたように「園の立地条件に左右されている」というのもその通りだと思います。市内にある各保育園の経営を担う法人は待機児解消に対応し、かなりの経営努力も重ねながら、保育行政の充実(まずは待機児解消)に協力してきたという経過があります。しかし、これからは、かなり難しいかじ取りにもなりますが、今後、次の時代(ますます子どもが少なくなっていく、そして人口全体も減る)に備えていくことが求められそう。2園あった公立保育園を1園にしてきた背景にも少子化があったことを覚えています。

 

また、保育士の確保問題。先に書いたように、確かに…「定員割れと人員過剰」の問題があったにせよ、実際には相変わらず、保育士の確保はとても厳しい状況。募集広告を出してもなかなか人が集まらないと聞いています。昨年度から多摩市でも「子育て支援員」の研修がはじまり、「みなし保育士」として働ける人材の確保(保育士資格はなくても、一定の研修を受講することで「保育士ではないけれど保育士とみなす」新たな位置づけの人材育成も始まっている)にも取り組んでいますが、現場の人手不足のところに手当てできるまでに到達しているとも言い難く、ここ、丁寧なフォローアップ含めて課題かもしれませんね。昨年度は48名の方がこの研修を受講されたのだとか。

今日はいつものようにハーモニーカフェへ。ちょっと学校に行くの疲れちゃったかな…という子どもたちも足を運んでくれます。日々、緊張して気張って過ごしている子どもたちが息抜きに来てくれるのがうれしいですね。明日からもまた一般質問が続きます。