なぜ、議会基本条例…?

新型コロナワクチン接種の予約、当初の予定を変更し、今日と明日も行っています。19日水曜日から65歳以上で接種希望者の予約受付も始まります。それに先立ち、75歳以上のみなさんに優先的に接種をしていただけるように対応したいということのようです。電話予約に諦めておられる方のお声も聴いています。今は電話もつながりやすい状況にあるといいます。こうしたことをネット環境のない方に伝えていけるといいと思っています…しかし、こればかりは口コミ…。

今日は議会で開催する定例の災害対策連絡会が中止となり、いつもより少し時間に余裕のある一日でした。一般質問の通告書のことを考え、途中で煮詰まりすぎたので、近所を歩いてきました。曇り空、風も強かったですが、歩いている方、走っている方も多く、高齢の方だけでなく私と同世代の方ともすれ違いました。

途中で畑を見たり、広がる空を見たり、鳥の声を聴いたり…ただし、虫が近寄ってこないかだけは細心の注意を払って…てくてく歩いて…1万歩以上を達成したところで帰宅。畑のトマト…トマトはあまり食べないようにしているけれど、おいしそうでした。

夕刻以降のほうが忙しく、オンラインで打ち合わせなどをしてから、「市民と議員の条例づくり交流会議」「自治体議会改革フォーラム」が主宰のオンライ交流会に参加。法政大学の総長になられた廣瀬克哉先生から「15年目を迎える栗山町議会基本条例」をテーマにお話を伺うことができました。ちょうど私たち多摩市議会でも議会基本条例を制定していたころのこと思い出していました。私は栗山町議会への視察には行けなかったことまで思い出していましたが…あの時は、家族以外に子どもの預け先を見つけることも難しく、断念したんだったなあ…と。議会活動を全うできていないことに後ろめたく、同僚議員のみなさんは温かく理解を示してくださったのもの、自分の中ではかなり自分自身にがっかりしていたこと覚えています。

廣瀬先生が、議員になったときに既にそこにあった議会基本条例を継承していくという課題意識と「改革しなければならない!」と議会基本条例制定をめざして取り組んでいるときの渦中にいた議員の課題意識との違いを指摘されていましたが、考えてみれば…多摩市でも議会改革に着手し始めて議論していたころからを知り得る議員が少ないよなあ…(遠い眼)。

改めて、この間を思い起こしながら、「市民が使いこなせる議会基本条例に」という視点を忘れてはならないこと等など…当時の想いを振り返っておりました。「なぜ、議会基本条例をつくったんだろう」…この原点を時に確認することは大切ですね。それは全ての議員に求められることですね。そしてまた、多摩市だけではなく、他自治体の議員も同様。私たち地方議会に関わる者たちに常に「その在りよう」を問うことにも通ずるものかもしれませんね。地方議会は市民のためにある。当たり前のことですが、市民にもそのことが実感されているかどうかが大切。

「市民のために役立っているとは思えない」…そんな議会はいらない!…って言われないようにという危機感と問題意識が日々の活動に緊張感を与えていくのかもしれません。私が議会基本条例をつくるためにエネルギーを注いでいた時に一番強かったのはココ…かな。

多摩市議会も任期後半2年間がスタートします。一つひとつ丁寧に活動を重ねていくこと。これしかないなって思いながら、また明日からも頑張ります。明日は6月議会の議案説明会。

不安を解消するために情報発信が大切。

多摩市の職員が新型コロナワクチンを接種していたとのマスコミ報道があり、驚かれた方からの問い合わせをいただいています。ワクチン集団接種に関しては、予約が取れずに不安な気持ちで過ごす方々がいるのになぜ…という疑問を持たれる方もいらっしゃり、確かにそのお気持ちも理解できるものです。一方、市長からのコメントにもあるように「集団接種会場」で対応にあたる職員についても「医療従事者とみなす」という位置づけであり、市としても万全な体制で臨む必要があるというのもまたその通りです。連休前に方針を決め、職員も市内医療機関で順番に接種をおこなったそうです。実は、私たち議員も連休明けになってその事実を知り、ちょうど連休明けから75歳以上の市民のワクチン接種予約が開始され、とにもかくにも予約が全く取れないという苦情の声が殺到していた時でしたので、「一体、どういう経緯?」と驚いたというのが正直なところです。

ただ、集団接種会場で従事する職員も医療従事者と同様に…というのは考えてもみれば当然のことであり、事後報告であったとはいえ、否定すべきことでないと受け止めていました。しかし、マスコミの報道はどちらかと言えば「感じのいい印象」とは真逆な温度感。

とはいえ、電話予約があまりにもつながらない…あるいは、AI予約で「はい」「いいえ」を上手く聞き取ってもらえなかった等など…今回の予約の件で「こんなにみじめな気持ちになったことはない」と話しておられるみなさんからの声、ネット環境を持っていない高齢者のみなさんのお気持ちなどを察すると、やはり、心象悪くなってしまうのも致し方ないようにも思います。でも、「どうなっているの?」と尋ねられ、それについて事実を説明すると理解を示してくださる方も多いのは救いです。

さて、昨日、全議員への呼びかけがあり、急遽、田村医師会長が市議会にお越しになり、現況について説明をくださいました。先生が発熱外来で診察する患者さんで新型コロナウイルス「陽性」となったかたのほとんどが変異ウイルスであることや変異ウイルスは若い世代でも重症化しやすいこと、とかく感染力が強いということをはじめ、ワクチンは1回接種で得られる効果は約70%、2回接種が完了すれば約95%の予防効果があるとのエビデンスを得ていること等、説明がありました。また、身近なクリニックでも対応できるところからでも順次ワクチン接種できるように準備を整えたいと思っていることなどもお話しくださいました。

そして、市職員が「医療従事者」としてワクチン接種したことに対しては、「最前線に立ち、コロナに立ち向かう」という強い気持ちで職務を遂行してほしい、そのためにも、例えば、(こんなことがあっては困るけれど)クラスターが発生するとか、問題が発生した時には市の職員が(ワクチンを接種しているのだから)、率先して消毒作業や必要な対応のために現場に出向き汗をかいてほしいとおっしゃっていましたね。「(先に接種をして)ずるいといわれるのか、評価されるのかはこれからのこと」と断言されていたことには頷けるものです。

すでにワクチン接種が始まっていますが、予約された方はほぼキャンセルもなく会場に足を運ばれ、1回目の接種を済まされているようでした。まだ、75歳以上でも予約が取れていない方もおられ、今のところ、75歳以上の方の約65%くらいは予約済み、残るみなさんへの対応をどうするのか、「もう、電話はあきらめた」と予約する気力を失ってしまった方々への声掛けなどが課題です。

 

また、今日は市長から、「まず75歳以上を優先したい。そのために来週19日からはじまる65歳から74歳までのみなさんへの対応として準備してあった予約枠を75歳以上の方にまわしていきたい」との話もありました。接種可能枠の見直しなど実施されていくようです。ネット環境のある方はリアルタイムでも更新されていくホームページ情報をチェックしていただくとよいかなと思います。

65歳~69歳の皆さんへのお願い
5月19日に開放する予約枠(5月26日~6月16日接種分)は、2,590枠のみとなっています。

65歳~69歳の方も予約は可能ですが、70歳以上の方がより多く予約できるよう、予約をしばらくお待ちいただくなどのご協力をお願いします。ワクチンは安定的に供給され、希望者の接種が完了するまで続きます。

以上のように、現状を踏まえた呼びかけがされています。一日でも早くワクチン接種をという気持ちを抱いてしまうことも理解できます。ただ、希望者には全員接種していただけるように来月に入れば、今まで以上にワクチンがスムーズに多摩市にも入ってくる見込みですので、もうしばらくお待ちいただき、ご協力いただければと考えています。

また、あわせて、副反応に対する心配などのお声もいただいています。個々人がそれぞれ判断していくことが必要と思っていますが、厚労省で開催されている審議会に報告されていますので、情報としては参考になるのではないかと。

 

情報がないと本当に不安ばかりが先立ち広がっていきます。適宜適切に情報発信していけると良いなと思っています。

一息つくとき。

しとしと雨が降ったりやんだり。でも、雨が降ると埃が舞うことなく空気がきれいになる気がしています。今日も新型コロナウイルスワクチン接種予約の受付がありましたが、ネット受付についてはかなり大幅に制限したのかな…と思われます。ネットからの予約を試みると、夕方以降しか「予約枠」がなかったからです。そして、昨日よりも電話でとることができてホッとしている・・・というお声も聴くことができてよかった。予約が取れるということが安心で、「これで眠れる」という声を聴けると、私も心から良かったと思います。

今日は市民の方からお話をいろいろ伺った一日。話しを聴き続けるというのは、自分自身にとっても意義のある時間なのですが、実はとっても疲れることでもありますね。帰ってきてから、滅多になく…どっと疲れて、いただいたお饅頭を一つずつ食べるつもりが、賞味期限が書いてあったことをいいことに三つもパクパク食べてしまいました。いかんですね。

と思ったので、その後、Youtubeを見ながら、マンションでもできるカロリー消費体操をやってみたりして、一日終了。そんなことで、明日は金曜日です。すっかりと土日にスケジュールがパンクしそうになるようなこともなくなり、自分の時間を持つことができるプラスに感謝しています。自分自身をリセットする時間もあり、来週からのスケジュールを確認して準備をして、一般質問をきちんと作成しておく必要もあるのと、あとはオンラインで行われる娘の学校のPTA総会がどんな形式になるのかなアということもちょっと楽しみ。明日は急遽、全議員への呼びかけがあり、多摩市医師会長の田村先生が現状についてお話を下さる予定などなど。

新型コロナウイルスワクチン接種については、希望する方は全員接種することができますので、焦らずに予約をお取りいただけるといいなと思っています。ネット環境がない方にもきちんと対応しなければならないという問題意識で市の担当者も日々、工夫をしているようなので、そこは信頼していただいて…と思っております。

わかっていた光景とはいえ。

新型コロナウイルスワクチン接種の予約再開(月曜日、火曜日はお休みだった)され、電話がやっとつながって予約を確保できたという声を数件ですが聴くことができました。電話予約ができたという話しは初めて…。歳末感謝セールで特賞を引き当てるくらいの感覚なのかなと思うくらいにつながらないと聞いていたので、数件であっても「つながった」という声を聴くことができ、ネット予約に対応できない市民にも配慮した予約受付体制になってきたのかなとも感じています。

「いのち」がかかっている。

みなさん、そんな受け止め方で、必死に電話予約をされています。プッシュホンを押しすぎて人差し指が痛くなってしまうからと絆創膏を指に貼ってから電話をしているという方もいらっしゃいます。今日も予約ができなかったという声もありますし、今日、予約ができたという声もありますし、悲喜こもごもがこんなにも身近に感じられたことはあったかなと思うくらいです。「受験の時の合格発表みたい」だと…でも、息子が合格した時よりもワクチン接種の予約ができた今日のほうが「ホッとしている」と。受験はやり直しができるけれど、ワクチン接種の予約はダメならダメで終わってしまいそうだ…とそんな気持ちで電話機に向かっておられるわけであって、予約ができた時には涙が出たと。

さて、市議会も定例会前に差し掛かり、一般質問を準備しています。今回は「気候非常事態宣言その後」のことをとりあげたいと思っていて、担当所管へのヒアリングなどを含めて、情報収集中です。

そして、改めて…図書館本館建設予定地を見に行きました。車で当該地のそばを通過することはあっても、しっかり見ていなかったので見てきました。わかっていたけれど、やっぱり凄まじい光景です。時代に逆行しているのではないかという気持ちは私の中ではいまだ錯綜中でもあり、竣工されてしまえば、また時の流れと共にこの場所に馴染む風景になっていくのかもしれませんし、きっとそうなるに違いないはずだと思いつつも、心が痛くなるような風景でもあります。

「あんなにも木の伐採が行われてしまうなんて」・・・と想像以上だったとする声も耳にしますが、レンガ坂沿い遊歩道側の工事囲いは高いので、歩いているだけだとなかなか全体を見るなんてこともできず。ガシガシ動いているブルドーザーの音をぼーっと聞いておりました。

一応というか、伐採した木の活用をする「中央公園のみどりの記憶をつなぐプロジェクト」が行われ、図書館の家具をつくったり、木工体験ワークショップ、木のしおりづくり、炭焼き体験ワークショップなど企画もありますが、それはここにあった樹木のうちどのくらいを使用するものなのかなと思います。「みどりの記憶」…当然ながら、樹木だけの話ではなく、動植物もいたわけでしょうし、そのことも含めた記憶であるのかどうか…というのは気にかかっていますが、ここで暮らしていた動物や植物のことまでは調査をしている感じはないなあ。「生物多様性」大事だと思っているので。多摩中央公園の開園と共にこの場所で育まれてきたものにはもっと多様性があったのかなと今更ながら…。

「気候非常事態宣言」に掲げられている3つのこと。

1.「気候危機」が迫っている事実を市民全員と共有し、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指します。
2.資源の有効活用を図り、使い捨てプラスチックの削減を推進します。
3.生物多様性の大切さを共有し、その基盤となる水とみどりの保全を積極的に推進します。

せっかくの宣言も、正直、まだまだ市民も共有できているわけではなく。残念。認知度を上げていかないといけない。もっと発信していかないといけないだろうなあと考えつつ、一般質問作成中。

議長は続投。臨時議会/ワクチン予約情報。

「もう、電話がつながらないからワクチン接種の予約をやめることにした…」という声が聴こえています。でも、希望者には必ず受けていただけるので…とお伝えしていますが、75歳以上の方から「電話がつながらない」ということをお聞きになった74歳以下の方からも不安の声が届いています。「インターネットがあれば、ネット予約が最もとりやすい」ということをお伝えしています。

ワクチン予約の件について。臨時議会の議事が終わったタイミングで市長の発言があり、「75歳以上の方(ワクチン接種を希望する方)について予約が取れていないかたへの対応をしていく」と明言されました。それにあたっては、65歳から74歳までの方の接種日を少しずらして後らせるなどの対応が必要となり、早急に詳細をつめ、議会にも速やかに報告するとの話でした。現在、公表されている接種可能人数を計算しただけでも、まだ予約をとれていない75歳以上の接種希望者分を賄えるものではなく、74歳以下の対象者については時期を調整することで円滑に進めたいという意向は、現状を考えれば当然のことと思います。

自治体の立場からすると、とにかく走りながら考えていくしかない状態にあって、その都度、最善を尽くしていくべき。「65歳から74歳までの方には動画配信やその他広報なので丁寧に現状の説明などをしていきたい」という市長のことばどおりに動いていくと考えます。100%の完璧にはいかないまでも、とにかく今考えられること、必要と思われることについては手を尽くしていく姿勢こそが行政に求められることと思います。

さて、今日は臨時議会でした。私たちの任期も折り返しなので、後半2年間のスタートとなります。慣例によって議長や副議長も辞職し、再度、選挙が行われます。結果的には議長は藤原マサノリ議員が続投、副議長は橋本由美子議員が新たに就任しました。慣例ということなので、橋本議員は監査委員も辞職されたこととなります。大会派順に役職に就任することになりますし、議会選出の監査委員は公明党会派から選出される段取りになっているはずです。これは市長提出議案の人事案件ですが。

常任委員会も新たにメンバーが決まりました。

■総務 渡辺しんじ委員長 藤條たかゆき副委員長  飯島文彦 池田けい子 いぢち恭子 折戸小夜子 橋本由美子

■健康福祉 桐木優委員長 板橋茂副委員長 あらたに隆見 小林憲一 しのづか元 しらた満 山崎ゆうじ

■生活環境 松田大輔委員長 本間としえ副委員長 岩崎みなこ 岩永ひさか 大隈真一 藤原マサノリ

■子ども教育 三階道雄委員長 岸田めぐみ副委員長 安斉きみこ 大野まさき 遠藤ちひろ 斉藤せいや

■議会運営 池田けい子委員長 遠藤ちひろ副委員長 大隈真一 大野まさき 岸田めぐみ 山崎ゆうじ 渡辺しんじ

■予算決算特別委員会 遠藤ちひろ委員長 渡辺しんじ副委員長

新体制も決まって、とにかく「新型コロナウイルス対応」に議会も一丸となって臨んでいかねばならないという方向では全議員の意識も高まっているところで、今後2年間も引き続き、民主的で市民のためのよりよい市議会運営ができるように協力し合いたいものです。

ハーモニークラブは子ども食堂はずっと中止している状況にあります。また、今はカフェも閉店しています。でも、「食」の提供をやめてしまうことはできないと判断し、毎週一回ですが、お弁当テイクアウトは継続しています。予約制です。必要な方がおられましたら、ぜひお問い合わせください。大人は300円で子どもからはお金はいただかないことになっています。今日は「生姜焼き弁当」でした。お問合せ先はこちら…090-4964-9599/担当櫻田/平日14時-18時まで。

必ず接種することができます。

グリーンライブセンターもそろそろバラの季節だと思いますが、街中でもバラの垣根などきれいですね。新型コロナワクチン接種の予約については、心細くなり、どうしようかと途方に暮れておられる方も多いです。地域のサークルでも1名しか取れている人がいないし、家族(息子、娘さんが多い)にお願いしてインターネットが使える人は言いけれど、お願いできないと…ずっと電話をかけていて…かけてもかけてもつながらないし…と。週末も無事に予約ができたという方からの連絡もあり、まだできていなくて心細く、不安になっておられる方の連絡もあり対応をしていました。

今日は市議会でも災害対策連絡会が開催されましたが、「接種予約」に関する市民からの問い合わせに対応している議員は多く、相次いでその状況が披露されていました。

市長も会議の冒頭に出席し「何とかしなければならない。」ということで、ご自身の高齢のお母さまからも同様に不具合の指摘をされていることや、ワクチン担当部署に対して、何か対策を講じてほしいと指示しているとの説明がありました。

予約することができなくて、夕暮れを迎えてしまう…そして、不安になってしまう…そのことで却って身体を悪くする人もいるのではないかという議員からの意見には同感です。そして、何よりも、来週は19日水曜日になれば、65歳から74歳までの市民の接種希望者の予約も始まることとなり、おそらく75歳以上の方よりもITリテラシーをお持ちの方は割合としては多いと思われるので、ますます電話でしか予約する手段を持ちえない75歳以上の方が取り残される可能性がありますね。

この問題意識は全ての議員が危機感として持っており、何とか対応を進めていかないと、「75歳以上優先」が優先でなくなってしまうという矛盾した状況が生まれてしまうのです。

今日と明日は接種の予約は行わず、また水曜日から予約受付が再開。そしてまた、今週の水曜日から、集団接種も開始していきます。1回目接種された方には、その場で2回目接種の予約を確保するという流れになっています。希望者には確実にワクチン接種をしていただけるはずですが、しかし、自治体ごとのワクチンの割り当てがあり、そこを上手く采配していくことが必要です。今はまだワクチン供給の見込みについても不確定要素もあるため、1回目接種の方が期限内に2回目接種を逃さないような対応を確実に講じていかねばならないため、ある意味、多摩市らしく慎重な予約対応が行われているとも言えます。

市民の方には「必ず接種できる」ということ、また、集団接種ではなく「個別の医療機関」での接種についても対応できるように進んでいくことも説明しているのですが、「いつから」「どこでやってもらえるのか」まではまだ明らかにされておらず、私も回答できない状況を心苦しく思っています。

会議の報告では今日までに8520名の予約受付が完了していて、まだ約13000人の75歳以上の方の予約受付が終わっていないことがわかりましたが、予約受付完了の約9割がインターネットということで…。何とか電話回線を通じての予約を増やすことができないものかと思います。私の周りの方でも電話で予約ができた方はいません。来週19日水曜日以前、「75歳以上優先」で予約できるのはあと4日間で予約可能人数が3480人(12日と13日720人、15日1320人、16日720人)なので、約9000人くらい(もちろん接種を希望されない方がいるとしても)は65歳以上の接種希望者とも合流していくこととなります。「もう、ダメなのかしら」という気持ちが毎日のストレスとして蓄積してされている状況を身近で感じていますので、少しでもその不安を解消できるようにしていきたいものです。そのためにも必要なのが情報です。

 

デジタルデバイド…を再認識させられるとも言え、やはり、何でもかんでもインターネットが便利とアナログを置き換えてしまうことで取り残されてしまう方々の存在を身近に感じているところです。「過渡期」なのかもしれませんが、「誰も取り残さない」ことを掲げている限り、行き届いて対応していかねばならないですし、想像力を働かせながら、配慮の在り方を考えていかねばならないと思っているところです。

明日は臨時議会です。議員任期後半の役職などを決める本会議。気持ち新たなスタートラインにしていきたいものです。

遊歩道の街路樹チェック

昨日に引き続いて、今日も朝から新型コロナワクチン接種の予約をされた方からの連絡を受け、「やっと予約が取れました」という安堵のお声。そしてまた、今回の予約に関するご意見などもいただく。

たま広報でも「新型コロナワクチン接種」のことが書いてあるけれど、とてもわかりづらいなどご意見もあり、「でも、発行段階ではワクチンがどのくらい届くのかとか、確定事項ではなくて告知しきれないこともあったのではないかと思います。」と説明をすると「なるほど。」とご理解くださる方も多いですね。「今日も予約ができなくて」という方もおられる一方で、「ワクチンは必ず確保されるのよね」と念を押しをされるかたもおられたり…さまざま。

市の情報も随時更新されていきますし、インターネット予約サイトなども微修正で改善が加えられているようで、そのことにお気づきになった方もおられるようです。予約日ごとの予約受付人数についても、確定用情報として…素早く情報提供ができるということではホームページ(特設ページです!)には情報掲載されています。高齢者の方はみなさんインターネットをチェックする、あるいはホームページすみずみチェックするのも大変なのかなと思われます。今は75歳以上…ということを考えると。

神戸市では大学生が高齢者のワクチン接種予約について「お助け隊」となってサポートしているという情報もありましたね。各自治体で工夫がなされているようです。今日は市議会でも議会運営委員会が行われたのですが、ワクチン接種予約の件について議員に寄せられている声があれば寄せてほしいということで、急遽なのかヒアリングも行われたようです。よりよく改善できるところなど、前向きに捉えて対応したいとする姿勢なのかなと理解しています。

こうなることはある程度予測できていたことでもあるので、「よりベスト」に近づけるように考えていくことが大切ですね。

さて、今日は折戸議員と一緒に豊ヶ丘1丁目に出向き、道路交通課の職員の皆さんと地域住民の方との遊歩道の街路樹チェックをしてきました。ぐんぐんと成長する街路樹、「引っ越してきたときと比べると、背丈がうーんと大きくなってしまって…」とおっしゃる住民のみなさん。街路灯のあかりが遮られる、あるいは遊歩道が暗がりになる…ということで、その都度、市に相談をして個別対応で剪定はしてもらっていたようですが…。今年に入ってから、「何とかできないものか」と市に相談をしたところから始まり、実際に、樹木が生い茂る季節に改めて状況を確認することになり、今日を迎えたようです。遊歩道に面してすぐの住宅街。遊歩道沿いにかなり密に植えられている樹木たち…育ちに育っていることは一目見ればわかります。

大木だなあと見上げて喜べない…「巨木になりすぎた樹木に恐怖を感じる」というご意見に「きっとそうだろうな」と思えるのは、強風に枝がわっさわっさとものすごい揺れること間違いなしでしょうし、「倒れてきたらどうしよう」と窓の外を心配してしまう気持ちが想像できるからです。また、強い風雨などがあれば、落ち葉がどっさりとトイに溜まってしまって困っているという声、住宅の外壁、屋根なども枯れ枝などが飛んできて傷がついていると言われたことがある、そして、雪が降り積もれば、その重さで枝がへし折れてしまうようなことがあって、万が一が起きたら…などなど声が出されました。「こちらは高齢になるのに、木は成長するし、脚立を使うのにも躊躇してしまうし…」…今までは、何とか住民自身で枝を切り落としたり、なるべくできるところは自分でと対応をしてきたけれど、「さすがに難しくなってしまって」と…市にお願いすることの心苦しさが入り混じったお声も伺うことができました。

 

街路樹チェックを開始するにあたり、担当職員の方から「多摩市には街路樹が約1万6千本あります」という説明もあり、「他の地域でも対応しなければならないところもあり、今年中にすべてを伐採するのは難しいかもしれない」という説明がきちんと行われていたことは好印象でした。住民の方の中には「木を一本伐採するのには30万とか40万とか必要なんです」ということにも「すごいかかるんですね。」と驚かれていたご様子もありました。

地域住民の方と一つひとつの樹種を確かめながら、伐採なのか、剪定なのかなどなど、どのように対応することができるのかを見極めつつ、何らか対応する樹木についてはお決まりの目印…スズランテープを巻いていきました。市としては、周辺住民だけでなく、遊歩道を利用される市民の方、例えばウォーキングされる方々の声も聴いておく必要があり、「みなさんからいただいたご要望を100%叶えられるかどうかは確約できるものではないけれど…」ということの説明もあり、行政側の抱える事情についても住民側にまずは共有される場面もあり、重要なコミュニケーションだなと思った次第です。

地域の方は、職員の方が一つひとつ丁寧に樹木チェックをされたことに感謝をされていました。「本当にありがたいし、うれしかった。」との感想もいただきましたし、なかには「要望要望で申し訳ない」という気持ちを漏らしている方もおられ、恐縮されていました。

個人的には防犯的な面からも「安全安心を確保する」観点で、やっぱり巨木化していたり、立ち枯れまでは言っていなくても、密林のように植えられているからか互いに競り合って、養分を確保しきれずに弱っていそうな樹木、枝がからみあってどうしようもない状態などなど…適切に手を入れてあげると、街路樹にとってもよい環境ができるのかなと思いましたが、素人考えかな。陽の光が土壌まできちんと届くことも大切なことかなと思ったりします。

折戸さんは「職員がフットワーク軽く、現場に出向き、市民と一緒に考えることは大事なこと。」とおっしゃっていましたが同感です。今後、限りある予算の中で対応しなければならないので、多少の時間がかかりそうですが、そのことも含めて、コミュニケーションをていねいにとり、意思疎通をすることさえあれば上手く進んでいくかなと思いました。

暑い夏は日陰を作ってくれる街路樹であったり、青々としていて目を休ませてくれる効果があったり、樹木が果たす役割はとても大きい。一方で、住宅がそばにあれば防犯や防災面からの安全安心確保の面から対応する必要がある場所があることも事実。…樹木の伐採や剪定には数多くの意見がありますが、何を優先に考えていくかなど悩ましいということも再確認。私自身もいろいろと学べたこともあり、いい場面に立ちあわせていただいた地域の方と職員の皆さんに感謝です。

多摩市街路樹よくなるプラン

予想通りの。「予約ができない」

今日から新型コロナワクチン接種について予約開始。4月下旬に65歳以上の皆さんのところには通知が届いていて(写真は見本)、予約については後期高齢者75歳以上から開始。議会では「それだと受付がパンクする」という懸念が強く示されていました。受付の工夫が必要だと…意見が出ていました。先行してワクチン接種受付を行っている自治体の事例を耳にすれば「多摩市も同じようになるだろう」というのは想定済みなことだったので。

結果…「やっぱり」ということでした。でも、一旦決めて走り出してしまうと、そのやり方を急に変えることは難しく、議会からの意見というか、議会に報告された段階では「時すでに遅し」だったとも言えます。

・75歳の主人のために、家族3人がかりで対応した

・9時にすぐインターネットの予約サイトを開いたけれど、希望日時が取れなかったので、別のところをと思ったら、もうダメだった。

・1時間半くらい電話をずっと回し続けた

・9時8分くらいでもう予約が取れなくなっていた

・インターネットの予約サイトは操作が難しくてできなかった。電話にすればよかった。

・家族でやったのに、とれなかった

・高齢者の年齢も名前もわかっているのだから、予約させるのではなくて、市が順番を機械的に割り当ててほしかった

・明日も同じことをやらなければならないのかと思うと気が滅入る

・インターネットを使えない人には不利な感じがしてしまう

等など…私のところに寄せられたご意見です。誰がこんなやり方を決めたのかという憤りの声もある一方で、「やっぱり…つながらなかった」と落胆するよりも呆れてしまった…というご意見も。

ただ、お一人暮らし高齢者の方、「私、このまま予約が取れないのではないかと思うと…」と心細さを漂わせながらおっしゃっている方の声を聴くとかわいそうになってしまって、「大丈夫、ワクチンはちゃんと確保されるので、受けることはできますから」と慰めはするものの、この状態が明日もまた続くのかと思うと…。

ワクチン接種を望まない方もおられますが、接種を希望される方については接種していただけるようになっているので、そこは安心してほしい…とお伝えしながら、「ごめんなさい」と伝えるだけで精一杯です。

別件で、市役所に電話をかけてもかけても…代表電話はつながらないので、相当…市役所のほうへの問い合わせなどもあったのではないか?と思われます。この状況をあえて、ヒアリングするとかは控えておいたのですが、週明けには議会でも災害対策連絡会が開催される予定なので報告されるのではないかと考えています。

緊急事態宣言も延長されることとなりました。これも予想の範疇。しかし、オリンピック・パラリンピックはこの状況にあってもまだまだ開催する方向になっているのかどうか…多摩市でも聖火リレーについて地元説明会が開催される予定になっていますが。

さて、連休中は風が強かったり、雨も降ったりと…お天気は「穏やかさ」を感じてのんびりする心地ではなかったですね。ウォーキングをして、多摩市の良さを再発見してみたり、「使う・使わない」をさらに吟味する断捨離をしてみたり…あとは6月議会に向けて一般質問の作成準備をして終わりました。毎日があっという間なんですよね。議会報告ニュースも配り終えていないところもあるので、今週中には。