市議会の動画に字幕がつきました!

今日はあちこち…よく動き回りました。写真だとよくわからないのですが、向こうには富士山が見えていて、暖かな一日で空を見ながら歩くのにもちょうど良く。

多摩市では障害者差別解消条例…去年の7月から「多摩市障がい者への差別をなくし共に安心して暮らすことのできるまちづくり条例」が施行されていて、それに伴って、市議会の対応も協議がなされ、一つには「手話」をつけるということもありつつ、もう一つには動画に「字幕」をつけるということにもなり、作業が進められてきました。まだまだ全部とはいかないまでも、昨年末、12月の第4回定例会本会議の映像記録分の作業が完了したということで連絡があり、早速見てみました。結構、きれいに入るもんだなと思います。例えば、最終日の本会議(最終日以外の本会議についても字幕がついているので、各議員の一般質問のやり取りもご覧いただけます)。

ちなみに、障害者差別解消条例に関連しては、啓発促進の動画もアップされています。3回分あります。当事者参加をずっとリードされてきた木村英子さん(現在は参議院議員)が登場されているところも見逃せない点だと思っていますが、視聴したい!…と頭の片隅にはあるものの、まだ、私も視聴できていませんが、多くの方にご覧いただけることを願っています。ちなみに、この動画は掲載の期限があって、今年度末までなので3月31日までに見る必要はあります。

先だってのブログにも少し触れた通りですが、東京都が4月から新生児の出産にあたり10万円のプレゼントを給付する件については、3月に出産予定の方から数名、ご連絡をいただきました。春先の10万円給付に倣う新生児への給付については1月末までで多摩市の制度では対応が終わってしまう…2月3月に出産を迎えることになるのに、制度の対象にならず、どこからの支援も援助も受けられないことが残念です…と。悲しい気持ちになるのは当然のことですね。他の議員からも、制度の谷間というか2月3月に生まれた子どもへの対応については「どうするのか?」という指摘がありましたが、18歳以下の子どもたち全員に5千円の図書カード、中学3年生と高校3年生の学年世代の子どもたちには3万円のクオカードを一人ひとりに配布するような対応ができる多摩市ですから、この状況下で生まれてくる子どもたちにも目を向けていくことは必要なことかもしれませんね。正直、図書カードとクオカードについては「やりすぎではないのか」「なぜ、そのタイミング?」と私は思いましたけれど。

一方、都議会議員の斉藤れいなさんがブログで記されているように子育てというのは出産はゴールではなくてスタートであって、その先の末長い支援が必要だという視点はその通りだと思いますね。そもそも、やれ子育て支援だということでいろんなことに予算がつけられていますが、しかし出生率は回復していないわけであって…その理由の分析をもっとしてほしい。国にも言いたいですね。国の進めてきた少子化対策やらの政策効果をきちんと説明してもらわないといけないと思います。そして、必要なところに必要な支援が届けられているのかについてももっと検証することが必要。ひとり親の支援についても同様。地域などで活動し、子どもたちを支えている人たちのボランティア精神を充てにしていても、もう続かない。「届く支援をしてほしい」という思いを少しでもカタチにしたいと願ってきましたし、今も、そのためにどうすればいいのかを考えていますが、ていねいに人と関われる時間の保障とその働きに見合って対価を受け取れるようにしていかなければ、先細りになってしまう危機感さえあります。

「昔の子育て」を前提にして、取り巻く環境も背景も違うことを考慮せず、凝り固まった昔ながらの発想、染みついた先入観からあれこれと「現在」を批判される方もおられますし、私に対しても「子どものことしか言わない。老人のことはまったくやらないよね。」というような言葉を吐きつけられたこともありますが、やっぱり、「子ども」をもっともっと社会全体で大切にできる環境をつくっていきたいものです。

さて、1月末までに出産したご家庭には、新生児に10万円を給付するという多摩市の制度。市長はどう対応するでしょうね。東京都の4月以降の対応を踏まえて、どう考えるか…市民が見つめているというのはその通りでしょう。そもそもなぜ1月末までなのか?という理由も含めて、もう一度説明を聞かないといけないかななんて思っております。

PCR検査もさまざまで。

今日は午前中は来月発行の議会だよりの編集会議。しかし、昨年末に終わった定例会での出来事が、新年になりすっかり頭の中からリセットされた状態になっていて、記憶を辿るというのも簡単ではないというか…。単に記憶力が低下しているだけかもしれませんが。

その後、知人と会い、PCR検査のことについて話を聞きましたが、PCR検査をする事業所にも国への登録を「している」「していない」があったり、保健所の審査を「受けている」「受けていない」があり、臨床検査技師についても常勤の技師が「必要」「不要」の違いがあったりと、実は精度管理の在り方が全く異なっていることを知りました。要するに今、「安価」にPCR検査を受けることができるというのは、やはりそれなりの中身ということだそう。検査についても1つ1つの検体を調査する手法と、いくつかの検体をまとめるプール方式というやり方もあったりと、きちんと検査してもらえるところに出したほうが良いよというアドバイス。郵送…と言っても、レターパックのようなもので唾液を送り検査をしてもらうようなものもありますが、本来検体については郵送をするようなことはあり得ない…という話しも。安全に運搬する必要があり、SARSやエボラ出血熱と同じような取り扱いをするのが本来なんだそう。

「なるべく安く済ませたい」…というのが素人の考えになるわけですが、しっかり検査をしてもらうという視点で検査機関を選ぶ必要があるということでした。知らないこと多いなあ。

緊急事態宣言についても、7つの府県を対象に加え11の地域へ。私たちはただただ翻弄されるだけの状態で、解明されていないことが多すぎるからなのか、政府から発信される情報についても何を信頼すればよいのかわからないようになっていて。結局は一人ひとりの判断に委ねられるのでしょうね。溢れる情報を自分に都合よく解釈して行動するという風にも言えるのかもしれません。「正しい情報はどこにあるのか」…と思います。

新年の地域行事についても「どんど焼き」が軒並み中止になっていますが、「他市ではやっているのに」という声も聞こえてきます。学校行事も同様ですね。「他市では修学旅行も実施したらしいのに、なぜ多摩市は中止なのか」など疑問の声が上がるのは当然のこと。その一つひとつに、「それぞれの判断がある」と言わざるを得ず、そして、その判断が何に基づいて正しいものなのかを問われるとその根拠もいまいち示し切れない状態にあり、結局は「その場の協議の結果」…と言わざるを得ません。

未来から「今」を振り返るとき、歴史的にはこの事態はどう評価されるのだろうか…とふと思うものです。私は新生児がマスクだらけの人たちに囲まれるのが普通の暮らしになってしまうことに危機感があります。「表情を読みとる」って生きていく上で何よりも大事なことですよね。みんながマスクをして、みんなが白衣を着用してかつどうしているようなSFっぽくて、一面グレーな世界観…これは、勝手な私の想像なのですが。腹から思いっきり声を出すということもできないよ言うな状態にあり、子どもたちの表現力の育ちにも影響があると思っています。子どもたちどうし、「声を合わせる」こともできない、「歌う」ことができないのも辛い。

いろんなことを考えると、気持ちがどんよりしてきます。それでも、きっと事態が好転する…と信じて進むしかないのでしょうが。困ったこと、悩んでいること…一人で抱え込まないでほしい。鬱々としてしまう気持ちを吐露できる場所をもっと増やすことが大事になっていく気がします。もし、何かあればご連絡いただければと思います(hisaka_box@yahoo.co.jp @を半角に変換してください)

運動不足にならないようにしたい。

市の公式ホームページでもまとめられました。必要に応じてチェックされると良いかと思います。

緊急事態宣言の発出に伴う多摩市の対応

 

鏡開きも終わりました。今年も一応…お雑煮は食べましたが、もう、お餅は食べなくていいかなあという気分…鏡餅のうえにのせていた小さめのミカンも傷んでいましたので、かわりに乗せてみましたら、ホントにかわいらしくて、しばらく飾っておきたいくらいです。

緊急事態宣言が発表され、3連休を経て、今日は午前中は三市収益事業組合の事務局長が書面会議についての説明にいらしてくださったり、午後からは議会の災害対策連絡会もあり、業務が本格的に始まったなあという気分にもなりました。とはいえ、自粛モードにもややスイッチが入っており、いつも配布しているニュースも最終稿を完成させたのですが、印刷時期をどうしようかと思ったりもしています。印刷の時期をずらすと、もう一度内容を書き換える必要も発生するのですが、本当は朝の活動も再開させて…配布しようかなとも考えていましたので、ちょっと検討中。

さて、議会の災害対策連絡会では市長も出席し、成人式をオンライ開催するまでの顛末についての説明があり。「基本的には開催するという気持ちで判断をしてきた。」…判断にブレはありません…と言いきっておられました。PCRの検査キットの配布についても、事前に配布することは難しいので、当日会場に足を運んでこられた新成人の皆さんにお渡しすることにしていたが、それについては「自覚を促す」という効果を狙っていたとも。若い人たちは無自覚症状の場合が多いこともあり、知らず知らず感染し、ウイルスを運んでしまう場合もあり…そうした行動を自粛してもらうための「自覚」ということになるでしょうか。

簡易キットは唾液で検査するものを準備していたそうで、成人式終了後に市役所に持ち込んでもらい、そこから検査機関に順次送る予定だったようです。1日くらいで検査結果は出て、その結果「陽性」だった場合には、地元の医療機関につないでいくことを考えていて、それについては「医師会長も『引き受けましょう』」と言ってくださったという話し。
私がちょっと驚いたのは、その後の話の中で「成人式では感染予防の対策をしっかりするので、『感染はしませんので』」と副市長がおっしゃったこと。それなのに、中止したのは…東京都からメールか何かで「オンラインで開催へのご協力負お願い」が届いたからだということ。

リアル開催でも来賓数は絞っていて、議会から出席予定だった議長、副議長、子ども教育常任委員長の出席のみでしたが、オンライ開催となりビデオメッセージだったようですね。市長はオンライン開催であっても、リアルに式場からメッセージを発信された様子。お隣稲城市は、成人式はリアル開催で、市長などの来賓あいさつは全てビデオメッセージ対応をされたようですが…。いろいろと工夫があるものですね。

今日の災害対策連絡会では、成人式が中止になり、「延期してほしい」という声もあったことなど考慮して、なんらか新成人の皆さんのフォローをしてほしいという要望が出されました。どんなことなんだろう…とか思ってしまって。また、いわゆる国民に10万円給付の件については、多摩市は新生児については今月末までに誕生したお子さんには申請することで10万円の給付を行うことにしていたのですが、2月3月に誕生されたお子さんへの対応も必要ではないかという意見も…というのは、新年度4月以降東京都が新生児に10万円分の支援を行うことを発表していることを踏まえ、「2月3月」が抜け落ちてしまうのではないかという視点からの要望。ここは確かに考えさせられる点ですね。

再び、緊急事態宣言…ということですが、新型コロナウイルスの感染が拡大していることは日々、発表される感染者数にも明らかですが、多摩市のPCR検査センターでも検査をされた方の陽性率が高まっていると伺いました。基礎疾患をお持ちの方などは暮らし方にものすごく気を遣われていて、家を一歩も出ないで…と考えておられる方もいらっしゃるようですが、運動不足になったり、人とのコミュニケーションが減ってしまうことは心配です。

多摩市チャンネル。自宅できる運動リスト。

これもご参考に。私は別チャンネルがお気に入りで、自宅でストレッチやってます!

緊急事態宣言への対応…などなど。

思わず買ってしまった「焦がしキャラメル」はミルクキャラメルを噛んで食べているような味わいが続き、美味しかった。でも、甘かったので食べ終わってから、塩昆布をひとつまみしたくなる味でした。

 

緊急事態宣言に伴う多摩市の最新情報はこちらに掲載されていきます。

新型コロナウイルス感染症関連特設ページ

複数お 問い合わせをいただいている公共施設の利用については、基本屋内施設は20時までとなります。タイトルの表記がわかりづらいのですが、図書館は閉館はしませんし、感染症対策をしながら通常通りですし、前回の緊急事態宣言の時とは対応も異なります。

図書館の開館状況について

「前のときよりも、感染者の数も多いのに、学校が休みにならないなんて…」という内容の会話をしている中学生がおりまして、「確かに」と思った次第です。

屋外のスポーツ施設については通常通り。「密」にはならない空間があるからだと理解できますね。すべての機能を停止させるわけではない…というのは良い判断と思っています。

緊急事態宣言の発令に伴うスポーツ施設の開館時間の短縮等について

しかしながら、情報発信についても一つひとつ見ていくと、各部署がそれぞれ担当者ごとにホームページの情報を更新しているので、タイトルの表記のばらつきが随分と気になりますね。「緊急事態宣言の発令に伴うスポーツ施設の開館時間の短縮等について」…スポーツ推進課担当者の付しているタイトルはわかりやすい。

情報がまとめられているようで、まとめられていないので、公共施設関係で情報が掲載されているもの。現段階でのリンク。

(1月8日現在)緊急事態宣言発令に伴う公民館・消費生活センター・TAMA女性センター閉館時間変更 のお知らせ

こちらもわかりやすいですね。(1月8日現在)とついているのもポイントかもしれません。ここで縦割りを感じるのは、タイトルに消費生活センターとTAMA女性センターが入っているものの、情報を更新したのは公民館のようですね。施設利用の受付窓口という観点でまとめたのかなと思っています。なので、タイトルの割にはクリックをすると「公民館 閉館時間変更について 緊急事態宣言の発令に伴い、永山公民館・関戸公民館は20時で全館閉館いたします。」となっているあたりが…いかにも…。ですので、消費生活センターは消費生活センターで個別に情報更新がなされていました。女性センターはどうするのかな?

新型コロナウイルス感染症の影響に伴う消費生活センター諸室の利用について

東永山複合施設の教室・陶芸小屋・体育館の利用時間の変更について

二幸産業・NSP健幸福祉プラザ(多摩市総合福祉センター)の利用について

コミュニティセンターについてもおそらく、夕方からそれぞれの館の方々と協議がされていると思うので、基本20時閉館になっていくと思います。正式な情報が掲載されるはずなので、そちらでご確認ください。地区市民ホールも同時に情報が更新されると思われます。

さて、個人的には情報更新されていた「令和2年度 多摩市立複合文化施設等指定管理者候補者選定委員会」で旧北貝取小学校に新たに設置される「多摩市立市民活動・交流センター及び多摩市立多摩ふるさと資料館」の指定管理を行うために、事業者選定が行われていて…気になっていましたので、ようやく決定過程の議事録などが公開されていて目を通しましたが…。もともと、この選定委員会が発足した段階では「パルテノン多摩の指定管理者を選定する」ことからはじまっていて、そこに、予算の効率的な執行という観点なのか、旧北貝取小学校に予定している2つの施設の指定管理者の選定も付け加わった形。なので「多摩市立複合文化施設‛等’指定管理者候補者選定委員会」となっていて、これまたすごいわかりにくい。当初の要綱には「‛等’」がついておらず、途中で要綱変更されているのが特徴。

パルテノン多摩の指定管理者と旧北貝取小の2つの施設の指定管理者を選ぶときに必要な視点や観点というのは若干異なるのではないかとも思う私にとっては、効率的な予算執行で一つの選定委員会でまとめてしまうという考え方を無理やりは理解するものの、目的も性格も異なる施設であるのに…という気持ちは今でも拭うことができないです。

早速、議事録に目を通しましたが、やはりここでも担当者間の縦割りは一目瞭然ですね。議事録には参加委員の数や出席職員の顔ぶれが記入されていますが、記入者が違えば書きぶりも違うことが見てとれます。議事録を作成した担当職員さんの配慮の違いを感じるという点があるかな。

審査結果報告書に「なお、要求水準等で求めてはいませんが、多摩ふるさと資料館の文化財等とコラボレーションする事業について、今後施設を管理運営していく中でさらに検討し、積極的に実施してもらえるとよりよい運営につながると考えます。」と記載されていたことは気になります。こうした公募を実施する際には選定された事業者の提案内容が公表されることが望ましいと思いますが、公表しないのが多摩市なんですよね…このやり方は変えたほうがいい。予め公募などを行う際に、「選ばれた場合には提案書を市民に公表する」と告知しておけばいい話であって、他市では当たり前のように優れた提案内容を公開し、市民とも情報共有しているところは少なくありません。市民との情報共有が大切であって、丁寧にすすめていくという姿勢が必要だと思っています。

3連休に入りますが、静かに過ごすことが基本ですね。密にならない場所で身体を動かすことは忘れずに…ですが、それにしても寒い…。冷えますね。よい週末を。

再び、緊急事態宣言で。出初式、成人式は中止に。

緊急事態宣言が発せられることを前提に、週末に予定されていた出初式は早々と中止の決定。もともと、今年は議員の出席は取りやめで、議会からは議長が出席ということになっており、密を避けるために主催者側も来賓の数を減らすなど対応をしていましたが…。

そんな中、ここ数日、成人式が開催されるのかどうかと問い合わせがあったので、発表をしばらく待つしかないなと思っていたところ、今朝になって「全員にPCR検査をしてもらう」ということで開催する方向が示され…市長が決めたことと聞き、それはそれで…無自覚症状が言われている中、参加者全員にPCR検査をさせるなんてことになった場合…まさかの「成人式クラスター」みたいにはなりやしないかと不安が立ち込めたのは言うまでもありません。そもそもPCR検査の制度そのものも疑わしい点があることはすでに認知されている通り。それにしても、もしも一人でも「陽性」の結果が出た場合の対応等、市側はどのように考えているのかしら?とも思っていたのですが、それ以前に、成人式の来場者に対してPCR検査キットを配布するということで、そこもまた「???」となっていて、どういうことなんだろう?…どんなオペレーションでこの対応が考えられていて、成人式開催の運びになるのかしら?・・・と資料が欲しいと求めていた矢先、「都知事からの要請で成人式は中止。オンラインでの開催になりました。」という次の連絡が届いたというわけです。

成人式については他市の開催状況についても調べないとと思っていましたが、町田市は早々と中止を決定していましたし、東京都内の他の市でも開催については見合わせることにしたという情報が届いていました。そんな中で多摩市の対応は異例というか特異中の特異…しかもPCR検査キット?とも感じていましたので、遅ればせながらの都知事要請での中止の決定に、正直、個人的にはほっとしているところです。

とはいえ、成人を迎えるにあたり、いろいろと準備をされてきた方々がいらっしゃり、そしてまた、着付けなどなど予約のキャンセルなども相次ぐのかなと思うとき、心が痛くなるというのは言うまでもありません。そのことを考慮して、できれば開催することが望ましいという市長の判断があったのではないかとも思いますし、とにかく、新型コロナウイルスによる影響が多大であることを感じるばかりです。

そしてまた、いつまでこの状況が継続するのかわからないことも確か。ワクチンがどこまで有効に機能するのかさえ、わからなくなってきた気もします。ウイルスが変異していくわけであって、これもまた予想の範囲内と言えます(だから、慌ててワクチンを打ったとしても…という考えもあります)し、とにかく、この状況を冷静に分析をして受け止めていくことが重要ではないかと考えるのみ。そして、この状況を乗り越えていく、乗り越えていけるように考えていかねばならないですね。次年度以降のさまざまな催しについても今から検討する必要がありますし、考えてもみれば、「来年は元通りになるだろう」と思いながらこれまでの時間を過ごしてきたわけではないはずなので、その点からすれば、改めて、従来のしみついた習慣やら発想から脱して、「新たなもの」をめざすこと大事かなとも思います。

その意味で、私は成人式を「延期する」のも選択肢の一つかなと思っていましたが、保証ができない状況にあると考えていたので、開催を見合わせるという判断は否定されるべきものでないと考えます。

すでに我が家では「修学旅行とかどうなるんだろうね」…と高校2年生になる子どもと会話しております。この分だと海外での研修は中止になりそうですね。でも、「研修プログラム」の内容を考えれば、海外での経験体験が付け加わることの価値もある一方、別に海外でなくてもできる内容もあるわけで…海外にこだわらなくてもできる手法を工夫することが可能ではないの?とも考えることができますし。ですので、「オンライン」を上手く活用した取組みは一つ、これからのカギになっていくのかな。私はあまり得意ではないですが。

来月7日までを今回の緊急事態宣言の期間とするわけですが、延期される可能性もありますし、いろんなことを踏まえながら、市民の暮らしをどう支えていけるのか・・・これまでの対応策を頭の置きながら知恵を絞りたいと考えています。ぜひ、ご意見ありましたらお寄せください。

「探究」する学びをつくる。

ドルトン東京学園の公開研修会に参加しました。学校の研修会を一般にも開く…こも発想にものすごく共感します。すばらしいですね。これぞまさに「開かれた学校」と言えるのではないかと思えてなりません。

「自分だけが良くなればいいわけではない。周りも一緒に良くなっていくことが大切。」

今、私たち一人ひとりが求められていることだと思っていますし、子どものころから私も言い聞かされて育ってきたなと思いますが、「せっかく話を聞く機会をつくるなら、滅多にないこの機会を一般の方々にも開いて、シェアしていこう」という考え方が素敵です。「こたえのない学校」の藤原さとさんをお招きした約1時間半…非常に中身の濃い充実したひとときでした。

「自分だけが幸せならいいのか」

こんな問いを立て、そして、社会を捉えて考え、そして行動できるような人が増えていくといいのになあと常日頃から願っていますが、「どんな社会をつくりたいのか」というめざす目標からつながり、つくっていく教育プログラム、「学び」が展開されることが大事ですし必要ですね。

多摩市の場合には「2050年の大人づくり」なんてことを大目標というのか、大きな方針と方向性として掲げ、教育委員会のみならず多摩市全体でも取り組んでいるようですが、そこに「どんな社会をつくりたいのか」ということが合わせて示されているかと言えば、そういうわけでもなさそうですね。

そしてまた、子どもたちの創造性、想像力が大事だと言いながらも、子どもがのびのびと学べるような教育現場があるかと言えば、やっぱり、それとは真逆になっているわけであって…とにかく先生たちの発想は「管理」…そして、学校の先生たちそのものも「管理」されているわけなので、矛盾が噴き出しているとも言えます。学校嫌いの子供も増えれば、学校現場のいきぐるしさに耐えられなくなる先生たちも増えていて…文部科学省があれこれ掲げているお題目は立派だなと思いますが、まるで雲の上で語られていることのように思うことも多い。

多摩市では他市よりも先駆けてESD教育に着目し、市内全小中学校がユネスコスクールとして教育活動を展開していますが、その効果検証というのか成果はどのように省察されているのでしょうね。年月を重ねているESD教育の到達点について確認してみる必要がありそうです。「探究学習」にもつながる取り組みでもあって、かなり先行してきた多摩市教育委員会の成果と課題があって、次の発展と展開につながっていくのかなと思うものです。

そういえば、数年前まで毎年開催されていた「多摩市子どもみらい会議」などは各学校から選抜された子どもたちによる発表となっていて、「立派でした」「子どもたち大したものだ」という感想を持つ一方、つねにどことなく違和感を感じていたことを思い出します。要するに、各学校の代表の子どもたち…ある意味「良い子」(良い子をふるまう訓練がされている)が集まり、大人向け発表会に過ぎなかったとも言え、そのこと含めた振り返りをすべきだと感じます。それに、今後は、「オンライン」という新たな手法も導入されることになりますし、個人的には工夫のし甲斐があり、面白い展開ができそう…とも。これは、外側から見てる人が気軽に言えることなのかもしれませんが、いずれにせよ、多摩市でも「探究」する学びへの取組みが進化していくことを期待するものです。

藤原さとさん、ドルトン東京学園のみなさまにもこうした研修会の場を開いてくださり、感謝申し上げます。より多くの方にシェアしたいお話しでもあり、とてもわくわくするひとときでした。ありがとうございました。

お正月は箱根駅伝…盛り上がりましたね。去年は壮行会は開催できなかったものの、グリナード永山では国士舘大学への応援コーナーが設置されていて、今でも足を止めてご覧になっている方がいらっしゃるのはうれしいですね。来年もまた国士舘大学も応援したいなあ。頑張ってほしい!

2021年が始まりましたね!

今年は年末年始があっという間に終わった気がします。今日は会派でも新年初めての顔合わせがあり、今後の活動などの打合せ。それにしても、去年と全く同じで、「市役所の建替え問題どうなるんだろう」という同じ議論から始まるという…。「なんか、去年と同じ議論してる…」ということで、手狭になっているなおかつ老朽化していて、耐震性能にも問題があり、災害時緊急時の避難場所として機能も果たせない庁舎…建替え問題への取組みは新型コロナウイルス感染拡大を背景に停滞しているというか、進んでいるのか進んでいないのかすら見えてこないわからない状況とも言えます。

「移転建替え」と言っていたのも、「移転」はしないことになったのか…?

ということも含め、とりあえず、可視化されている議論の終点を辿ってみると、遡ること4年前の「多摩市役所庁舎の在り方検討委員会」の報告書。ここで思考停止してしまったのか?その後、優先して取り組んできたのは…?

私たちの会派は、市役所建替えあるいは頑丈な物件を賃貸することも考えられると思っていますが、とにかく今の老朽化した庁舎への対応は急ぐべきだと主張をしていて、取り組みの優先順位は上位にあるとしています。もちろん、華美に豪華にある必要はなくとも、いざというときに機能不全に陥らないようにすべき…ここを否定する人はいないのではないかと思っています。市役所建替えというと反対の住民運動などが起こりがちですが、今の多摩市役所の現状はそうも言っていられないに切実で、年々危険度が増していると捉えているのです。

ですので、そのために必要な財政計画も立てていくべき、だとするなら、将来の財政フレームに基づいて立案されてきた公共施設の再配置問題とつじつまが合わなくなっている図書館再整備問題も立ち止まるべきであり、旧北貝取小学校の大規模改修と新施設の設置(恒久的に「市民活動交流センター」「ふるさと資料館」にする)についても、一旦立ち止まって良いのではと訴えてきましたが、議会の大多数は市長が進めている方向にお墨付きを与えている状況で、ちょっと一息置くという選択は眼中にもないようです。

新型コロナウイルス感染拡大の勢い…国全体での後手後手の対応に翻弄されていることも否めないとはいえ、しかし、財政的には厳しくなることが予測される中、新規の建設事業などは見合わせていくという選択肢もあってよいのでは…と今でも思えてなりません。

とはいえ、議会でも議決を得て、市長としては堂々と進められる状況になっていることもあり、私たち会派も主張を変えるつもりはないものの、不安と危惧が高まる一方という状態とも言えます。その場凌ぎで何とかなってきた…何とかしてきた…この状態と状況を変えていくことが大事ではないのかなと思ってきましたが、「入ってくる税収(予算)を余らせるな。使いきれ。」という沁みついたしきたりというのか、役所の振舞いを払拭するのはなかなか難しいのか…。「予算はあるんだから、使いましょう」…ここは、節約を心がけている私のやりくり、お財布事情とはずいぶんと異なる感覚でお金が使われていく気がします。何かの時には「借金をすれば」…とか、将来世代との負担の分かち合いで対応すればよいのだから…という「世代間負担の公平性」も既に崩れているはずなのに。

新年早々から、そんな意見交換というか、談義となり、「今年もよろしくお願いします。」「言わなければならないことは、しっかり言っていく。」ということで意識合わせをして、今日の会派ミーティングは解散です。行政に対し「そうではない」と反対の立場や否定的な意見を述べ続けるというのも、ラクチンではないので。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。