デジタル教科書。

子ども教育常任委員会で「デジタル教科書」について情報共有する機会があり、各会派からも数名の参加OKということでしたので、同席させていただきました。

光村図書出版の方から直接、お話を伺うことができ、「デジタル教科書」の現在を知ることができたような気がします。実際に、デジタル教科書を使用しながら展開している授業風景などの動画もあり、何となく「ふむふむ」と思う一方で、やっぱり臨場感にかけるので、どこかでデジタル教科書で授業しているところがあれば、見学させてもらいたいと思います。コロナ禍でこうした活動が一切自粛モードになっているのは本当に残念なことです。

私はデジタル教科書で学ぶことが必要な子どもたちがいると思っていて、その子どもたちには今でもデジタル教科書を使わせてあげるべきという思っていますし、実際に、今日も、デモ機でデジタル教科書を拝見したところ、ピンチアウトすることで文字を大きくすることができたり、また、色覚に合わせた色味の調整もできたりするのはとても便利と確認できました。そしてまた、英語の教科書については、ネイティブな発音が単語を学ぶときの助けにもなっていくと思いますし、適切というのか、場に応じた使い方の工夫で子どもたちの習熟度が上がることも大いに期待できる…とも感じます。多摩市は「日本一英語を話せる子どもたちの育成」をめざしているので、その点からも英語のデジタル教科書というのは、中学校3年間でたったの3回しかないオンライン英会話よりも効果の発揮が見込めるのではないのかって思います。

とりあえず、多摩市では子どもたち全員にデジタル教科書…ということではなく、来年度は英語の教科書の補助教材として「指導者用デジタル教科書」を導入する予定のようです。

そういえば…って思い出したのは、他の予定があって聞き逃していた超教育協会のオンラインセミナーで、今日、いらしてくださった光村図書出版の方が講師をつとめておられたこと、思い出しました。

デジタル教科書は、今の「紙」の教科書をただ単に電子化しただけではない使い方ができる…ということで、それはそれは便利になりそうかもしれない。例えば、読み方がわからない感じなども、ちょっと操作をすれば、フリガナが出てきたり、ついでにその意味などについても簡単操作で表示されるようになるかも。

そうなると、辞典って必要なくなりそうですね。

が、私はやっぱり、「辞典」って大事だと思いますね。もちろん、ちょっとした操作で「瞬時にわかる」ということも必要なことかもしれませんが、辞典を引くというのは、引いてみて、目的の言葉なり漢字なりを調べてそれで終わりではないから。その隣に、別の言葉が見つかり、漢字が見つかり…って余計な情報も同時に目にすることができる効果があります。その効果って絶大ではないのかなぁとアナログ世代の私、なおかつ、私は辞典とか見るのが好きだったので、そう思えてなりません。

そんな、オバサンじみたことを言っていても始まらないのかもしれませんが、不必要と思われる中に、無駄と思われる中に…実は不必要ではなく、無駄ではないことがたくさんあるはず…と私は思っています。

デジタル教科書になれば、すべてタブレットの中のアプリだかなんだかで持ち運びできるという点では、荷物軽減にはつながりそう。そうなるのはまだ先かなア…なんて思っていましたが、ここへ来て、急に現実味帯びてきた感じで、自分自身もそのスピードについていくのが大変なことと、その成果がいかに発揮されていくのかの検証をしきれないままにどんどん先々にと電子化が進んでいくことへの脅威も感じております。

「不便」をすべてそぎ落としてしまった世の中って一体どんな世の中になっていくのか?…。多少の不便さとか、手間を必要とする環境こそが、私たちを成長させたり、工夫させたりするのには必要だと思うんだけどなあ。しかし、この流れに抗えないほどの状況や状態にある自分自身を一方で感じていて、そこには葛藤も大きい。その中にあって、つねに「その本質は何なのか?」を見極められるように、しっかり自分を磨いておくべし…(どこかで聞いた言葉だな)。

足が竦む大雪?!

 

午前中は市民の方と面会。なんと、北諏訪小学校の大先輩だったことがわかり、結構、話が盛り上がる。「つながり」というのは不思議。何を話したかと言えば、ものすごく多岐にわたる内容だったのですが、「少しでも社会のお役に立てるように」という気持ち、そしてまた「充実感とは」についてまで話が及び、とても楽しいひとときでもありました。肝心な相談内容については別途対応が必要ですが、就業に対する希望と企業側の求める人材とのミスマッチはずっと課題になっているような気がします。確かに求人募集の広告を常に出している事業者もいらっしゃいますし。マッチングがとても難しいというのはその通りですね。

午後はオンラインにて、南町田にあるコミュニティスペースを運営されている中山綾子さんにお話を聞く会がありましたので参加。「自分らしい働き方」って何か?…とか、「場づくり」の大事さ、重要性はわかっていても、実際に運営するとなれば「どうやって継続させていくのか」という壁に必ずぶつかりそうだけれど…?とか、示唆に富むお話を伺うことができました。

その後、また外出しなければならない用事があったのですが、まだの外を見たら、もう「真っ白!」…オンラインに集中している間に、雪がふぶいておりまして、驚き!外出する足が竦みましたが、どうしても、行く必要があったので、仕方がなく徒歩にて。でも、あっという間に雨に変わりましたので、よかったです。

夜は夜で、またオンラインで気候ネットワークのセミナーに参加をしましたが、「2030年の私のために、今できること」シリーズで、今回は、「進化する古着?2021年のファッションとエコ」というテーマでとても大盛況でした。私はファッションよりも「エコ」のほうに関心が高いのですが、「大切に着続けることができる」を重視したモノづくりは応援していきたいですね。なるべく買わないように買わないようにと心がけながら、工夫をしているのですが、体形の変化にはどうしても追いつけないという悩みもありますが。

同時刻に開催されていたイベント「だれひとり取り残さない刑法改正を-どうなっている?刑法改正検討会」については、YouTubeでも後日配信されるということなので、明日の夜にでも視聴する予定です。こうした動きも市民レベルでもきちんとフォローしていけるといいですね。正直、なかなかついていけない課題でもあります。

あっという間に明日が金曜日になってしまう…というような感じで、目まぐるしく日々が過ぎていきます。私の信頼している医師が「感染予防の三原則 1.感染源の排除 2.感染経路の遮断 3.宿主の抵抗力向上」としていて、もはや1や2が難しい現段階にあって、3の重要性がもっと発信されてほしいとおっしゃっていました。その通り、私はこの意見に賛同します。しっかりと栄養を摂取して、適度に運動して、ストレスを溜めずによく寝る…ということで、私もやり残したことがあっても気にせず、睡眠を優先することとします。

それにしても雪が積もらなくってよかった。

「早く、ここで食べられるようになるといいのに」

今日は月に一度の、「ランチハーモニー」の日ですが、今回もお弁当の配布対応でした。本当は集会所に会食会場を設置したいのですが、この状況だとなかなか難しい。朝から諏訪商店街の「カフェ・リバティ」に集合し、本日は55食分を作りました。

温玉付きのすき焼き風お弁当。

年明け初めてでしたので、スタッフの一人が「お年玉チョコ」の寄付をしてくれたので、お弁当につけてお渡ししました。いつも東部地域包括支援センターの方が予約を入れてくださるのがありがたい。やっぱり、予め配布する数が把握できているというのはロスが無くて助かります。せっかく足を運んでくださったのに「すみません、完売してしまいました」とならなくて済むようにと…これまたスタッフがさまざまな状況を勘案しながら、お弁当の個数を考えているのですが、いつも50食めどですね。

お弁当箱…こうして並べて、スタッフのチームワークで開始時間の11時30分にはまずは10個を作り上げ、諏訪4丁目の集会所の運び届けるという流れなのです。ハーモニークラブのメンバーと支援してくださる方々のチームワークが大切なのですが、世代も近いということで、絶妙なチームプレーで対応できているなあという感じがします。

私はお弁当を運びつつ、配布する集会所でいらしてくださる方にもお目にかかることができ、リピーターの方々が元気な笑顔を見せてくださることのホッとします。本当は「ランチ会」を楽しみにしてくださっているので、「早く、ここで食べることができたらなあ」とおっしゃるかたも多いです。諏訪4丁目の団地一部は既に永山3丁目に移転建て替えをしているので、そちらに転居された方がわざわざ足を運んでくださいます。ありがたい限りです。

みなさんが「お年玉チョコ」…5センチほどの大きさなのに、それはそれはとても喜んでくださいました。「女性はなかなかチョコレートはもらえないからね!」…最近、そういえば、お店もバレンタインデー装飾に変わってきたから?…とおっしゃっる方、「うわあ!」と目を細めてくださる方などなど。「ほんの気持ち」を受け止めてくださる一瞬を共有できるとこんなにもうれしいんだなあって…こういう場面はよくあるようで、でも、そんなに多くはありませんから。

ランチハーモニーの日は私にとって、「日々の暮らし」どうあるべきなんだろうを考えさせられる機会になっていて、毎回が良い一日であり学びの多い日なのです。ここにいらしてくださるみなさんは後期高齢者の方が多いので、とにかく風邪をひかず、元気にいてほしいと思いつつ、「また、来月お待ちしています!」というお声掛けをしています。

 

こうしたランチで、テイクアウトをやっていると…どうしても気になるのがプラスチック容器。これをどうにかできないものかと悩みますね。テイクアウト対応をするための容器など等、ここを何とかしていきたい…これも課題。

市民の暮らしを「下支え」するための予算。

今日は市役所で「お弁当マーケット」が開催され、議会にもお声がかかったので、注文。コロナ禍にあって、苦しい状況が迫られている飲食店を応援するために市民の方々が企画をし、経済観光課が協力をした取組み。緊急事態宣言中になってしまったため、一般に広く宣伝することはせず、食堂のない市役所職員に呼びかけての実施でしたが、「ぜひ、議員の皆さまも」ということでお声掛けをいただきましたので、私も1つ注文。議会には「もう、締め切りをしてしまったお弁当もあるので…」ということで、選択肢がかなり少なくなってから、選ぶような格好だったのがいささか残念…ということですが、私は基本、昼食は質素にしておくことを心がけて暮らしているので、こちらは夕食のおかずの一部にさせていただき、温めなおしたりして、おいしくいただくことができました。ポテトサラダはおいしいなあ。

さて、午後から、来年度予算について全議員説明。この状況にあり、次年度予算はかなり厳しいとは聞いているものの、基本「未来への投資」について手綱は緩めないということが市長のポリシーにもなっているので、大型の公共建設工事に関わるものはストップせずそのままに。他市では大型の公共施設に関わって、特に新設する場合には「凍結」とか、しばらく先送り…という判断もしているようですが、「都市計画税を使うことができて、影響は少ない」という理由のもとで進捗していくというのが多摩市の状況です。けんちくけんせつにかかわるところは都市計画税を使えるのですが、しかし、その後の運営管理にあたっては都市計画税は使えないので、新たな収入増を見込むとか、他に支出減を見込んでおいてこそ、「持続可能である」と思っていますが、その点に対する説明は全く不十分。

今までは、公共施設を日常的に運営し、維持していくための支出が将来世代の負担として重くのしかかる…って説明されていたのに、いつのまにか、そこには触れたがらないような状態にもなっていて、議会全体で見ても、当然ながら、議会も市長の取組みを後押ししている立場でもあって、「将来にわたっての維持管理コスト」問題に触れて、指摘する声もだんだんと潜んできたような気もします。そんな中で、私の所属しているフェアな市政のみ…「ちょっと、今の状況で、進めてしまわないほうがいいのでは?」と厳しい態度を示しているのですが、少数派であって、ついには「反対ばっかりしていて、まるで〇〇〇みたい。」と言われることもあります。でも、何でもかんでも反対をするというわけではなく、是々非々で判断しています。

そして、気になるのは老朽化している施設の今後…。コミュニティセンターなどの大規模改修も時期を向けていますが、スケジュールの見直しを行っています。都市計画税を使えるか使えないかなんて事項は目先のことだけの話。将来にわたってどうするのかについても含めて考えたうえで対応すべきでしょう。

とにかく全体としては、堅調な予算立てをするしかないわけで、「市民の生活を下支えするために努力をさせていただいた」というのが財政を担当している企画政策部長からも説明があり。一応、全体としては「629億円」というのが一般会計の規模であって、過去最大級ということです。基金などかなり繰り入れをしているというか、都市計画基金を41億円取り崩していますので、ここは大きい!パルテノン多摩とか図書館本館再整備等など、多摩中央公園内の工事がガシガシ進む予定で、そこに惜しみなく使っていくということになるものですから。

市民の暮らしを「下支え」とは…。今だけでなく、将来にわたっても、「下支え」できるような責任を果たせるような、そのビジョンが描いていけるような内容にしていきたいものです。

 

来年度、ちゃんと予算が組めるのかなということもある意味、心配もしていたわけであって、どちらかというと今日の説明会は「何とか工面できました」という報告だった感も強いですね。そのためか、議員からの質問は1つもなく説明会が終了。何ともいえない空気感でもありました。

ただ、来年度予算とは関係のない話のところで、多摩市でも新型コロナウイルスワクチン接種に向けて「担当課長」が設置されることが決まった報告(これは2月~)とか、新生児応援臨時特別給付金について給付対象に2、3月生まれも加えることになったのはよかったですね。

とりあえず、財政課がものすごく苦労を重ねながら、出来上がってきた予算案なのだろうということで、そこにまず敬意を表しつつ、実際には予算書をつぶさに見ながら、来年度予算内容がどうなのか、審査に臨まなければいけないなあと思った次第です。日医大多摩永山病院の移転建替えの件について、新たな要望要請内容のことは、今回はまだ反映されていませんしね。

少し寒さが和らいで1月最終週が始まりました!

とても冷え込んだ週末でした。今日は久々に青空を見たような気もするくらい。一応、ステイホームを心がけつつ、新年のごあいさつがてら「ほうれんそう」のポスティングもしています。そして、また、オンラインを活用した学習会などが活発化していて、気候変動問題、一時保護所の問題、海洋汚染問題、遺伝子組み換え・ゲノム編集問題、地域のコミュニティと教育…といったセミナーやら意見交換などにも参加もしています。

今日は午後から、10月に「5G・電磁波問題」について、お話を伺った「電磁波問題市民研究会」の網代太郎さんがお越しになり、多摩市が12月議会に「5G基地局の設置に関する陳情」に関連し、議会として「趣旨採択」の結論になった経過につき、ヒアリングに来られましたので、社民・ネットの会の伊地智さん、岸田さん、それから環境政策課の課長も同席をいただき、この間の経過についてお話をさせていただきました。

他市では「電磁波問題」に関連しては、「総務省の基準があって、一地方議会(あるいは一市民)がとやかく言うことではない」とする姿勢により、冷遇されることも多いといいますが、多摩市議会があるいは、多摩市が「電磁波問題」について、過敏症の市民の気持ちに寄り添った対応をしているということは「珍しい」ようです。

今回、市議会が陳情を「趣旨採択」というかたちで全会一致にまとまったことに注目をしてくださっているようです。他市の議員の方からは「趣旨採択」というのは「採択ではないのだから、それほど効力はないのではないか」とするご意見やご指摘もいただいたのですが、私個人的には今回の趣旨採択については「過敏症の市民の方の存在を否定するのではなく、そのうえで、私たちができる対応を考えていこう」という点で委員会の中では議論を重ね、一致していると考えていて、その意味では「前向きな次の取組み」に向けてスタートラインを作れたのではないか…という意味で、決して何の効果も効力もない…とは思っていません。

ということをお話をさせていただくとともに、もちろん、外せないこととしては、もともと、多摩市には「携帯電話等基地局の設置に対する要請行動」を重ねてきた歴史があり、その裏には当時の市議会での「携帯電話基地局の設置に関する陳情(これも基地局に対する懸念を訴える内容)」に対する今回と同じく「趣旨採択」という結論があったこともお伝えしました。今回のような対応ができたのは、「議会と行政と、そして、課題を訴えてきた市民の運動や活動」というそれぞれの経験の積み重ねがあったから…と説明されていた伊地智さんからの説明にも「うん、その通り」と思いましたし、同感です。また、「環境部としての姿勢」についても話が及びましたが、確かに、環境政策課長の勉強熱心さについては、頭が下がる思いでもありました。

何しろ、今回の陳情を審査した生活環境常任委員会は議長、副議長、監査委員と三役が揃っていることの心強さなどもあったり、いろんな意味でめぐりあわせが良かったとも言えますね。そして、市長自身の考え方も行政運営にはとても反映されていくと思っているので、市長も「市民目線」を比較的重視しながら、原発や放射能問題にも対応を重ね、今でも「放射能性物質検査」も継続していることからもわかるよう、「国の安全基準が示されていたとしても」という点を乗り越える姿勢にもさほど強い抵抗を持たず、職員さんの対応力が発揮されたことも今回のポイントと考えています。

ということで、私もこの間、一連の流れの復習ができて良かった。あともう少し、先日のブログにも書いたように、今回の2つの陳情に対して委員会としてもできることを探っていきたいと思います。

今日は定例の学習支援のボランティア。「密にならないように」と配慮をしながら、それでも、この日を励みにしたり、支えにしながら日々を過ごしている子どもたちもいると思っているので、スタッフはがんばってます。ほんの少しだけお手伝いをして、帰宅。明日は来年度の予算についての説明があります。厳しい予算組になるとは聞いていますがどうなっていくのでしょうね。説明を聞いてみなければわかりません。

主権者教育について思うこととか、情報共有のこととか…。

大学院で地方自治を学ぶ方からの取材を受けました。多摩市の総合計画のつくり方について関心を寄せているということで、市民参加がどのように行われていたのかなど…私も復習しながら、お話しをさせていただきました。春らしい和三盆の砂糖菓子をいただいてしまい恐縮。どうもありがとうございます。

その時にも話題になったのは、「若い世代の参加」ということなのですが、やっぱり、「主権者教育」に‛ちゃんと’取り組んでいくということではないかなって思います。そもそも「上から言うことを従っていればいい」とプレッシャーはかけていなくとも、先生に対してちょっと意見するというか、異論を述べてみたら、もう大変!…という感じで、その後、教師ににらまれたり、恨まれたりすることに子どもたち(保護者も)がどれほど気を遣っているか…。

「主権者教育」の原点というのは、先生から与えられた課題やらテーマ以外のことに対しても自分の意見を自由に持ち、発言ができ、違った意見があることをお互いに認め合えるような環境があってはじめてスタートするもの。もはや「ここ、ちょっとおかしい気がする」なんて…授業以外の学校生活の在り方などについて言えば、疑問を持つことが許されているとは思えないようなゴリゴリ管理された環境にある子どもたちには、もはや「意見を持つことすら許されない」のではないのか?なんてことを感じる場面も無きにしもあらず。その中では「主権者教育」は成り立ちにくいとも言えます。特に中学生の場合には、高校受験を控えていたりすると、余計に先生の眼を気にして気にして暮らしている場合も多いですから。

18歳に選挙権が引き下げられ、さらにはもう来年には18歳になれば「成人」になってしまうという…。何の根拠でそうなっているのかもわかりませんが、そのうち、18歳になったら年金の保険料を支払うことにもなっていきそうな気配すら感じる今日この頃です。

いずれにせよ、「主権者教育」のことについては、一応、文部科学省でも推進しなければいけないという意識はお持ちのようですが、一向に進んでいるとも言えません。多摩市では選挙管理委員会が頑張って各学校での出前授業なども行っていますが、「選挙を知る」ための授業としては興味深く、導入にはなるのかもしれませんが、さらに本質を追究していくともなれば、難しい。

なんてこともあるなあと思い出しながら、院生の方の取材に対応しておりました。その方は「地元に帰って仕事をしたい」ということで、地域貢献に対する思いを強くお持ちでした。しかし、若い世代の就職する場所というのがやはり限られていて、選択肢は多くはなさそうでしたね。地元に帰って仕事をするとなれば、思い出すのはやっぱり「役所」となってしまうのか…。でも、その志を大事にしてほしいなあと思いながら、最後、お見送りいたしました。わざわざ多摩市までいらしてくださって、ありがたいですね。

今日は生活環境常任委員会の打合せも行い、12月定例会で「趣旨採択」となった、「携帯電話基地局の設置」に関する話題について意見交換をしました。非公式に開催される委員会というのは記録が残らず、市民と共有しがたい状況に置かれていることを認識する今日この頃です。議会では災害対策連絡会ということで、新型コロナウイルス感染症対応でも定例的に集まりを持ち、行政との情報共有も実施していますが、何でもかんでも市民に公開したり公表したりできるような情報ばかりではないということは心得ているとはいえ、しかし、原則は市民にしっかり議会での議論を共有していくことが大切であって、そしてまた、私たち自身が、後々・・・過去を辿る必要があった場合にも辿ることのできるような状況を残しておくこともまた重要であると考えています。特に、後者のほうが大事ではないかと痛感していますが。

日本共産党多摩市議団のニュースにも掲載されていましたが、「日医大多摩永山病院の移転建替え」問題に関して、今、新たな動きがあります。そうしたことももっと市民と情報共有したほうが良さそうですが、そもそも市の公式ホームページでの扱いも、どちらかというと、市民と積極的に共有したいというスタンスを感じられないのは残念なことです。日医大からは理事長名で市への要望事項が記載された書面が届いていて、この内容がかなり重たい。まだ、それについても非公表状態なのか、私が探し出せていないのかわかりませんが、かなり重大事項だと思うのですが、どこかで公開されているのかしら。「市民主権」という言葉を大事にするまちづくりのために必要な対応を進めていきたいものです。

手仕事のある暮らし。

今日はいつも以上に寒く感じるのも「大寒」と耳にしたからかもしれません。空気が張りつめているというわけではなく、でもピン!としているように感じました。自分では上手く富士山が撮影できないなあと思っていたら、うれしいことに「今朝の富士山」と一枚送られてきました。駅前に往復するとき、いずれも富士山を眺めながらというのは得した気分になれます。

最近、「手仕事」がやっぱり大事だと思っているのですが、中でも最近のおすすめは「機織り」ですね。手仕事をされている方を応援したいと思っていて、コースターやテーブルマットも購入してみたのですが、諏訪商店街にある「あしたや みどり」のお店でもカッタンコットンと機織り機が動いていて、以前からも店頭に並ぶ作品を眺めてはきたのですが、我が家のくたびれてきた座椅子用クッションを買い替えることにして、年末にオーダーしていたものが届きました!

コロナ禍でステイホームになったせいか、私のように?…身近なところ、自分自身の暮らしの充実に関心が向くようになったり、暮らしの質をあげたいと考えている人が増えているのか、「あしたやみどり」のクラフト工房にも注文が増えているとも耳にしましたが、小さなところで経済循環の輪をつくっていけるのもまたいいなあと思っていて、次にはテーブルマットで少し大きめのものをオーダーしようかなあと思っているところです。

手仕事…とは疎遠なところにいる私ですが、暮らしの中に手仕事をする心の余裕と時間の余裕を持てることは理想かもしれません。コロナ禍でステイホームで、在宅時間が多いからできること、暮らしに取り入れていきたいものです。

 

年明けに「新年のごあいさつ」もかねて市議会レポートを作成しないとと思っていましたが、ようやく仕上がりましたので、ポスティングはじめます!アメリカのトランプさんが「何らかの形で戻ってくる」とおっしゃっていましたね。ぼーっと画面を眺めてしまいました。強い執着心というのか、何かにこだわりがあるんでしょうね。

「現状分析を知りたい」…新型コロナウイルスの市内感染状況については

ペルスネージュの「窯だしポテト」は私にとっては懐かしい味。お店の看板商品です。もともと、馬引沢にお店があり、ケーキを買いに行くとなれば「ペルスネージュ」という感じでした。札幌にいた時には「パールモンドール」というケーキ屋さんが近所にありましたが、ケーキ屋さんって楽しいですよね。ショーケース越しに並べられたケーキを見てうっとりしたものです。ペルスネージュは今は唐木田に移転してしまったので疎遠になっているのですが、久しぶりに立ち寄ってみました。いただくのが楽しみな「ポテト」。

さて、知り合いの方にお目にかかりましたら、新型コロナウイルスの感染状況について、もっと分析した内容が知りたいと言われまして、市のホームページで情報を探してみたのですが、日々、感染者数については更新されていて、日報というかたちで、多摩市内患者数・退院者等数が掲載され、また、週報というかたちでは、多摩市内年代別・性別等患者数も掲載されています。感染者状況についても日々更新されていますが、しかし、とても見づらい…。ましてや、高齢者の方はインターネットなど利用されていない場合も多いので、やっぱり紙媒体で情報をお届けすることが必要ですね。そんな私も久しぶりにインターネットをくまなく見ていたので、日報は毎日見ておいたほうがいいなと認識した次第です。自宅療養者数、調整中の数の推移を把握しておかないといけない気がしております。

紙媒体での情報と言えば、「たま広報かわら版」が配布されていますが、エリアにもよるのかもしれませんけれど、我が家に入ったもの…これは臨時号ですが。通常のたま広報(5日、20日に配布される)や議会だよりではまず見ないようなお姿…。

こんな感じで他のチラシと一緒に、とても雑な状態でポストに突っ込まれていましたので、これでは、手に取る気分が半減以下だなと思っておりまして、せっかくお届けするのであれば…と思います。私もニュースを地域に配布する際、ポスティングの会社の方にお願いをしたこともあり、「読む気もしない状態で入っていて、対応したほうがいい」という苦情をいただいたこともあります。自分で一枚一枚届ける時には確認できるのですが、他の人にお願いをする場合などについては、一言添えておくことも大切かなと感じたこともありました。

話を戻すと、多摩市の場合にも東京都から(保健所から)提供されている情報を日々、ホームページでは公表されていて、あとは「たま広報かわら版」でということになりそうです。SNSなどでも発信がなされているとは思いますが、Twitterもこまめにフォローしている方も少なくはないかもしれませんが、きっと多いとも言えないでしょうね。

いずれにせよ、感染者の現状については、正確な情報を得るためには東京都から多摩市に届いている情報をチェックすることが確実だと思っているので、ぜひ、お手数ですが、こちらより、情報を見つけてご覧いただけるとありがたいなと思います。掲載情報の見やすさ…みたいなことでご意見がありましたら、お寄せください。

多胎児へのサポート「多摩市」が大絶賛される。

今日はオンラインにて女性地方議員の勉強会にて「多胎児予算審査のチェックポイント」を学びました。講師はNPO法人フローレンスで多胎児の支援をされている市倉加寿代さん。昨年もお話を伺ったことがあります。多胎児…という言葉はあまり聞きなれないかと思いますが、「ふたごちゃん」「みつごちゃん」…ということです。ふたご、みつごの子育てというのは私には想像を絶する大変さがあるのだろうと思っていますが、なかなかその大変さが理解されにくく、そしてまた、少数派であるママやそのご家庭の声が取り上げられにくいというのもあります。市倉さんたちの活動によって、国、都、そして各市区町村でのサービスが拡充されてきたというのは事実であって、多摩市議会でもそうした動きを背景にしながら、質問でも多胎児へのサポートへの言及がされるようになっています。

ちょっと見にくい写真をアップしているのですが、こちら、市倉さんのツイートです。「多摩市の多胎児家庭への移動経費補助、市役所から対象家庭に電話くれて、会う日調整したら、PASMO2万円分を持ってきてくれるの超良くない?これくらいさらっと簡単でいいのに。超スマート。設計者素晴らし!!」…ということなのです。多摩市が大絶賛されているのですね。今日の勉強会の中でも改めて紹介をしてくださったのですが、もともと移動することが大変なご家庭に対する支援であるのに、「わざわざ取りに来てください」という制度設計はナンセンスだなと思っていて、ちょっと考えてもみれば、どうすればいいのかもわかりそうなものだなあ…とも思ったのですが、しかし、ごく普通の当たり前の感覚もひとたび行政の内部で事業化されるときには「取りに来てください」が一般的になってしまうのかもしれませんね。

ちなみに多摩市では(多胎児家庭支援のための移動経費の補助)、新生児訪問の時、そしてまた、1歳、2歳を迎える誕生日に合わせて、健康センターから保健師さんが対象のご家庭に出向いてお届をすることになっています。詳細はこちら。東京都の制度を活用したものであって、東京都からの補助がなくなっても、多摩市が継続するかどうかについてはまだ先の判断になるとはいえ、いずれにせよ、同じように東京都の制度を活用していたとしても、各自治体によって制度設計が違ってくる、市民がどう手続きするのかについてはやり方が異なるということなのでしょう。他市の制度設計を調べたりはしていないので、他がどうなっているのかはわかりませんが、こんなにも多摩市が大絶賛され、市倉さんによれば反響も大きい!ということでした。ちょっとうれしいですね。

新型コロナウイルス対応ばかりに追われているように見える健康センターですが、ホント、他にも幅広くさまざまな事業展開をしていることを認識しなおすこともできました。子育て家庭への支援については、コロナ禍かどうかは関係なく、孤立している親子がいないかどうかを丁寧にフォローしていく視点が欠かせないと思っています。

午後から、議会の災害対策連絡会があり、傍聴しました。連絡会自体は各会派の代表者がメンバーとなっていますが、その他議員も参加ができます。ワクチン接種にむけた準備状況などについて説明がありました。これに関しては、きちんと「選択制であり、希望者にのみ接種」ということをしっかりと示してほしいと考えています。強制されるものではないことを。

今日の連絡会には医師会長の田村豊先生が出席くださり、多摩市の現状についてお話しをいただくこともできました。ワクチンについては、長期的な視点で見た時にはその副作用がどのように表れるかなど、「まだ、誰もわからない」とおっしゃっていたことは正直なところでしょうし、正しい情報でもあると言えます。また、ワクチン接種した時の副反応というのは、必ずしも「ワクチンが理由とも限らない」という指摘もされていたように、ワクチン接種をしたことによって表れてくる副反応や副作用について「ワクチンが要因」だと立証することがどれほど難しいことか…。だから、怖いんですが。それから、ワクチンについてはその効果はだいたい6か月くらいと思われるということも伺いました。

新型コロナウイルスについては、多摩市でも医療崩壊寸前とも言える状況と受け止め認識をした対応が求められるとおっしゃっていました。とにかく日々の行動というか振舞いに気を遣っていくことが大事ですね。自分のためだけでなく、周りの人のためにもです。

携帯電話基地局の設置?!

自粛中…ステイホーム…ともなると、オンラインでのセミナーとか打ち合わせなどの比率が高まってきます。ずっと画面を見続けているのは健康に良くないなと感じます。強制的にパソコンから離れることにして…結構、連絡あるかないか気になりながらも、「まあ、気にしないことも大事」という時間をつくるのも忍耐というか、もはや努力が必要な領域にあることを自覚しつつあります。

 

昨日は春の陽気となり、気持ちも軽やかに。近所の方々と散策へ。多摩よこやまの道もいろいろな歩き方を楽しめるものだなあと思うわけですが、ウォーキングをされている方は本当に道にお詳しい!新しい道を覚えることができたので、また歩いてみたいと思います。

さて、諏訪商店街の駐車場そばに楽天モバイルが携帯基地局の設置を考えていることがわかりました。諏訪商店街のある店舗に先方の代理店の方が説明の資料を持参されたとのこと。幼稚園も近くにあったり、子育て支援の拠点もありますし、その基地局が4Gなのか5Gであるのかも気になりますね。とても心配。情報をいただいたので、すぐにハーモニーカフェにも連絡を取ってみましたが、「そんな方、来てないよ。」ということで、どうやら、代理店の方は諏訪商店街すべての店舗、あるいは近隣に説明をしたのではなく、たまたま1つの店舗にだけ説明資料を届けられたということなのでしょうか?(まだ未確認ですが、少なくともハーモニーカフェには来ていないので「すべて」ではないことは明らか)。それにしても、「近隣住民の皆様」宛の文書には、「※ご不在のお宅には資料を投函させていただいております。詳細説明をご希望される場合にはお手数をお掛けしますが下記連絡先まで連絡をいただきますようお願い申し上げます。」となっているようなんですが、どのエリアに配布しているんだろう?この文書。

 

しかし、それをもって「説明をしました」とはならないと思いますが、随分、不可解な話です。少なくとも、携帯電話基地局の設置については事前に市(環境政策課)に申請をするなど対応されているはずなんだけれどなあ…。

 

ということで早速、市にも問い合わせ。どうやら、見落としていなければ…ということですが、市に対する申請が行われていない様子です。市から各携帯電話事業者に対して行っている要請について無視をしたわけではないのかもしれませんが、どうやら代理店の方はご存じなかったようですね。楽天モバイルの本社側から代理店にきちんと情報伝達がされていなければ、こうして市から事業者への要請も「知らず存ぜぬ」になるという事例…になりそう。

 

12月の定例会で生活環境常任委員会ではこれにも深く関連する陳情2件の審査を行い、最終的にも全会一致で「趣旨採択」という結論を出したところです。私は電磁波過敏症については、化学物質過敏症、香害などと同様に、その発露の仕方には個体差があるものの何らかの影響が生じていると考えるべきという立場です。理由がわからないけれど、いつのころからか、頭鳴りがやまないという悩みを持っている私にとっても無視できない課題のひとつと捉えています。もちろん、携帯電話、パソコン、無線LANとその利便性にどっぷり浸かっている暮らしもあり、切り離せない生活をしていることを前提にしているので、これを一切この世から無くしてしまおうとか、そんな極端なことを訴えるわけではありませんが、しかし、電磁波の危険性については改めてきちんとした知識を得て、使い方を考えていく必要があると考えています。

とにかく、日本の規制の緩さというのは…私たちは知っておくべき事実ではないかと思っていて、特に5Gに対しては慎重であるべきというのが考えです。それは海外での動きを見れば明らかなのです。大きな力には抗えない面もありますが、でも、使う側、消費者側として知っておかねばならない情報が知らされていないとは考えています。マスコミも電磁波過敏症のことは全くとりあげてくれませんし、「国が認めているんだから、それに対していちいちケチをつけるな」ということになるのでしょうか。でも…海外に比べて日本の規制がユルユルであって、そもそも日本の基準はどうなのか?を問う必要があるんですけれどね。

 

市の環境政策課でも前提とするのは「国の基準」という姿勢は持ちつつ、しかしながら、危険性を指摘する声を全く無視するのではなく、そしてまた、電磁波過敏症に対する理解もあり、実は…多摩市の環境政策課の姿勢は高く評価されているんです。12月定例会の生活環境常任委員会でさまざまやり取りが展開されているのですが、視聴された方から評価のお声をいただきます。

いずれにせよ、楽天モバイルによる諏訪商店街駐車場そばの基地局設置の件については、どのような経過があるのかなど週明けから改めて調査したいと思います。個人的には市が実施した要請行動について代理店の方がご存じなかったとすれば、改めてその内容の周知徹底を図っていく必要がありますね。