委員会でした。

だんだん冬になっていくとはいえ、ベランダにはさんさんと陽がふりそそぎ、バラの花のつぼみがキラキラしてきて、いつ咲いてくれるのかなあと楽しみになるくらいに膨らんできました。

今日は委員会でした。もれなく委員長を引き受けなければならないという立場になっているので…所属している生活環境常任委員会には、議長がいて、副議長がいて、監査委員がいて…新人議員議員が2名で、そして私…という構成なために、想定外にも引き受けているということなのですけれど、「質疑することができない」とか「意見を述べられない」というのは、私にとってはかなりストレスフルな時間だったりもするのですね。

委員の皆さんが質疑をしていて、行政が答弁していて…とやり取りを聞いていて、「ここ、聞いてほしい」ということがあったりするのです。委員長が発言することも妨げられるものではないとはいえ、やっぱり…議事進行をしていくほうが優先なので、そこはジッと耐えているのですけれど、今日も、陳情の審査、議案の審査…これからの市民の暮らしやまちづくりにも関わる大事な案件があって、「質疑できたらいいのになあ」という思いで過ごした一日でした。もちろん、委員のみなさんの質疑や意見などにじっくり耳を傾けて、学び考えを深ることのできる時間になるとプラスに考えているのですけれど。

今日の案件についてはこちら

特に陳情案件については「5G」に関する問題であって、市民の立場に立って、私たちができることは何か?をもう少し深めて議論することも大事かなと思っています。陳情そのものに対する判断は今日の委員会で一定方向性を出し、「採択することは難しい」ということで全会一致になったのですが、それでも、電磁波の影響による心身の不調を抱えながら暮らしておられる市民の方がいらっしゃることに目を背けることはできないと思っています。海外のように「予防原則」の立場でしっかりと規制するような…我が国そのものの立場がそうはなっていないところで、多摩市だけで「5Gを規制していく」ということの難しさがありすぎる。ただ、多摩市行政は「市民の方の中には電磁波の影響で不調を訴えておられる方もいる」ことをに認識していること、そしてまた、今日の委員会の場でも「苦しんでいる立場の市民の方を無視することはできない」という発言もあり、実際に、陳情審査の過程でも直接、困難を抱える当事者の方からの声も伺うこともできたので、そこを議会としてもどう受け止めるのか、問われるような気がします。「お気持ちわかりました」ということだけでいいのだろうか…ということかもしれません。市民からの声、たとえ少数者の声であっても、その声に耳を傾けていかねばならないこと、寄り添う立場で議会が行動しなければならないこともきっとあると思うので。

その意味では、結果だけを見るのではなく審査の経過や過程も含めて、市民の方にも見ていただけるといいなあと思ったりします。「市民の立場で議論をする」…それは、「市民全体の立場」に立って議論するということであって、「その人個人」(訴えている人)というわけではないので、そのあたりのバランスというか、感覚は個々の議員の立場や価値観によっても変わってくるのものですが、訴えている当事者の方には「議会や議員の理解が悪い」となってしまうのかな…と感じたのは、陳情ののちに議題となった政策提案で発言された市民の方が結構厳しく「市民の立場」のことを強調されていたからかもしれません。

 

今日のハーモニーカフェは「麻婆豆腐丼」でした。いつものように学習支援に来てくれている小学生が今はやりの「鬼滅の絵を描いてる」と自由帳を見せてくれました。登場人物を自分なりに理解して表現して描いてあるところがいいなあって思います。一人ひとりの子どもに寄り添うってどういうことなんでしょうね。

そもそも「寄り添う」とは?

便利使いされていて、私も便利に使っている「言葉」であり「用語」なのですが、自分で「寄り添う」をどう語れ、言語化できるのだろうか…自問自答すると難しいですね。「寄り添う」っていうのは、「必ずしも、その相手に合わせる」ということではないですね。「あたたかさ」「やさしさ」だけでなく、時には「つめたさ」「きびしさ」が同居するような表現かもしれません。

今日の委員会のことも振り返りをしながら、来週の本会議最終日までに委員長報告を書き上げる。ちょっと一仕事せねばならないなという感じです。あとは、議案に対する意見討論もいくつか書きたいものもあるというか…さて、どこまでこなせるでしょうか…。しかし、今日はいつになくとても疲れた。ずっと座っていただけなのに。

エコ・アクションへ。

先週末開催の「消費生活フォーラム」と「エコ・フェスタ」と…もう一週間も経過すると記憶がゆるゆるなってくるのですが、大事だと思ったこともあるのでここにメモしておこうと思います。

毎年開催されていて、大事な行事だなと思っているのですが、なかなか参加者の輪が広がらないというのか、こうした活動に関わってくださる方々の粘り強さというか、継続性には頭が下がるばかりなのですが、もう少し、発信力を持たせたいなあと思っているところです。

私は電磁波問題に関する学習会に参加し、それから、東日本大震災の後、いち早く原発、エネルギー問題に対する市民のアクションを!と行動をはじめた「多摩循環型エネルギー協会(エネ協)」のみなさんが企画をされたシンポジウムに生活環境常任委員長として出席し、貴重な発言の場をいただくことができました。多摩市は半年ほど前に市議会とともに「気候非常事態宣言」を行っていますが、ここへ来て、国もエネルギー問題2050年にCO2排出ゼロ!と言い始めたタイミング!…私たち、何ができるのか…と投げかけと問いかけは、ホント、タイムリーだなと思った次第です。

 

私は…結果的には「気候非常事態宣言」として結び付くこととなったかなと思われる生活環境常任委員会での取組み、「廃プラスチック発生抑制」をテーマにした調査活動などの報告をさせていただき、あとは、環境部の地球温暖化対策担当課長、ごみ対策課課長、公園緑地課課長、環境政策課のそれぞれから現状の取組みや課題などが発表されました。環境政策課長は急遽欠席となり、部長から代役を。それぞれ課長さんたちから担当業務について現状の課題も含めての報告…なかなか凝縮されていてよかったなと思います。

フロアの市民の方々は、環境活動などに熱心に取り組んでおられる方や行政や議会なんかを上回る情報や知識量、経験をお持ちの方も多く、「もっと緊張感をもって、しっかり目標を立てていく必要がある」と手厳しく、「そうなんだよなあ。宣言しただけで終わってしまってはいけないな」と思っているものの、次なるアクションというか、打つ手に乏しいというのは…まったく、鼻息荒くCO2削減を宣言した国に対して私が感じている歯がゆさと似たものがあるなと。

とにかく、私は地道に地道に、そして着実に確実に、市民の意識をどう変革していくかが鍵だと思っていて、その意味では、消費生活フォーラムとかエコ・フェスタとか、その在り方もちょっと斬新にできないかなーとボーっと考えているわけです。そこに思いついたのは「環境×芸術」ということであって、全国の事例やら海外での取組みに目を転ずると、目を見張るような「エコとアート」のコラボレーションが実現しているものが多数あり。

だから、私はパルテノン多摩って、そういうところに役割があるのではないの?と思うのです。パルテノン多摩が文化や芸術を通じて、社会課題を解決する…気候非常事態というのは、ホントに深刻で切実な社会課題だからこそ、私はそうしたことに挑戦するアートにこそ取り組めないのかななんて思ったりするのです。アイデアはいくつかあるのですけれど、これはちょっとまだ秘密。環境政策課長がとても前向きに考えてくださっていて、そのアイデアにも期待するところなのです。

ここのところ、「アート×ビジネス」ということでもいくつかオンラインでのセミナーを受講していますが、やっぱり「アートの力」を活かすことができたらと思います。

アートは「他者への理解」の入り口。作品のつくりての顔を思い浮かべたり、そこにある意図や想いを理解しようとした瞬間の自分の意識の働き…ここが大事なわけなので。新しい発見とか気づきとか、自分との違いを含めて見えてくることがたくさんあるはず。だから、私はアートって「いい」とか「悪い」とかではなく、自分にとって「好き」「嫌い」というか「合う」「合わない」というような歓声でいいと思うのですが、身近なところで触れるということがとっても大切だなと考えています。

だから、パルテノン多摩があるわけですし。

話を戻すと。このエコ・フェスタのミニシンポジウムで感じたのは、こうやって環境部長以下すべての課の課長が集合して、話を聞ける機会って‛めっちゃ’貴重じゃないかしら?!!!

という気づき。私の散漫でまとまらない話は別として、課長たちの話を聞いていて、多摩市の環境部のことがホントに手に取るようによくわかるというか、こうした場で「気候危機」をそれぞれ担当課が自分事として考えて、発言もするって重要なことではないの?ということ。なにせ、この件では、「地球温暖化対策担当課長」なんて課長がいるわけで、ともすれば、彼一人だけに「気候危機」「CO2削減」の取組みがのしかかってしまうというのはよくある話なので。環境部全体でまずは取り組みを進めていく、そしてまた、市全体としても…と勢いをつけていくためには、こうして市民とともに「環境部」としての一体感を創り出せるような場があるといい。

 

環境が大事だという割には、国もそうなのですけれど、「環境省」はあってもなんか立場的には強くない。それは多摩市でも同じような気がしてますので、奇をてらうことは必要はなく、着実なところでエコアクションにつながるような取組み、そしてまたちょっと珍しい「環境×芸術」にもトライしてもらいながら、市民の意識変革につなげていけるように後押しをしたいところ。私も情報集めなどしていきたいと思います。

 

町田市の芹が谷公園。町田市の国際版画美術館へ。「文化施設×公園×もっと使われる公園へ」の取組みが進んでいる場所でもあります。ここでも考える公園活用、そして、文化施設の在り方、子どもたちに残したい風景…。直接足を運んで触れることが大事だなと実感する週末。穏やかに過ごしたいなあと思っているのですが、いろいろ先送りしている事務仕事があるな…。

ミスドにありがとうを伝えてきた。

  

 

今日で閉店するというニュースを耳にして以来、最終日には必ず行くことを決めていたので…。駅前での用事ついでに立ち寄ってきました。「33年間ありがとうございました。」って書いてある。そう・・・私が引っ越してきて、小田急永山の高架下にミスタードーナツができたときに、「めっちゃ、すごい。」というのか、永山が都会になった!…と思った記憶。当時はミスドといえば、オサムグッズで、随分とポイントを集めては、景品をもらっていたなあというのが子どもの頃の思い出。

ついで、大学生の時にはおかわり自由のコーヒーに助けられて、テスト前の勉強の場。加えて、議員になってからは、永山駅で朝の街宣活動を終えてから、若かりし頃は一緒に活動していた大学生たちと一緒に「暖を取るため」によく通ったことを思い出します。顔見知りの店員さんにもすごくよくしてもらったときもあったなあ。

その当時は、お店の場所も違って、店舗のつくりが今よりも私好みで、カントリー調の音楽がぴったりの場所で心地よかったなあ…。家に帰りたくない時に立ち寄れる場所の一つでもあったしな。

 

 

そんなわけで、私のセレクト・・・大好きな3種類を購入しました。第1位はフレンチクルーラー。食べた気がしないふわふわ感と、周りをコーティングしているお砂糖が時々固まっていてシャリシャリしているのが美味しい。1つで満足感を得るには、食べ方に工夫がいる。第2位はオールドファッション。シンプルなのがいい。外側のクッキー感が好き。時々、中までちゃんと火が通っていないというか、生焼けのことがあったのも良き思い出ですね。バイト君が失敗したのかなア・・・・とか思いながら食べてました。そして、第3位がハニーチュロ。これ、発売されたときには衝撃的。外側の固さというのか歯ごたえが好き。よーく噛んで味わえるので、1つでも満足感。2つ以上食べると顎が疲れますが。

3つを一気には食べれないので、オールドファッションは翌朝に。

今日は議会に行かずで、市民の方とお目にかかったりしつつ過ごした一日でしたが、ミスドに行ってから立ち寄ったのは、私が気に入っているのはグリナード永山にあるボンラスパイユ。自然食品のお店です。ふとハンバーグを食べたいと思って店内を見ていたら、なんと「豆腐ハンバーグ」の素が売っていたので…思わず買ってしまう。

これ、「くらこん」の製品。「くらこん」と言えば、私の中では「根昆布とろろ」なんですけれど。最近、SDGsの後押しもあってか、大豆ミートも流行っていますが、私がつくる豆腐ハンバーグにはミンチ鶏肉を使うので、これはちょっと魅力的かもしれないと早速購入。

 

これも、我が家の食卓には欠かせない。

で、これが完成品。やっぱり、調味料というのか、味の濃淡というのか、好みにぴったりくる「○○の素」を見つけるのは難しいことを確認。

そんなわけで、議会の忙しさがひと段落すると、こうして料理の実験というか、何かやってみたくなるのですね。しかし、焦げ目がつくまで焼くということだったので、ちょっとしっかりめに火を通そうと思ったら、少し焦げすぎたなあ。好みでしょうゆとか、ポン酢をかけて…ということですが、この味に調味料をさらに加えるとなると、味が濃すぎて喉が渇きそうだなあ。

閑話休題。今日の結論は「やっぱり、自分が好きな味で自分で作るほうが満足度高い。」…一日の報告でした。

新型コロナウイルス…ワクチン接種は義務ではないので。

聖蹟桜ヶ丘にオープンして2か月余り…気になっていながらも、行列してまで買わなくていいなあ…と思っていた「LA・PAN」の高級クリーミー生食パンをいただく。かわいらしいクリスマス仕様の刻印入り。トーストせずに、そのまま味わう…ということですが、やっぱりふんわり温かいほうがおいしいのではないかと、「生食感」を失わないように、スライスをしてから、ゆるーく、よわーく電子レンジにかけてみる。「あー、なるほど。なるほど。」と納得をしながらいただいて、このふわふわ感…場合によっては、食べた気がしなくて、食べ過ぎるパンのひとつではないのかなと思いましたが、バターとかジャムとかつけなくておいしいパンで、シンプルにこのまま味わうのが一番おいしいパン!ということを確認しました。ちなみに私はハードパンが好きで、多摩センターにある「木のひげ」のパンを時々購入しますが、おすすめです。こちらは食べなれないと「いまいち」と言われる場合もありますが。

さて、今日は全議員向けの説明会があり、最終日に提出される予定の補正予算内容が示されました。国の動向に翻弄される自治体…という構図がぴったり。新型コロナウイルスのワクチン接種が国のほうで決まったので、それを受けての対応を進めていかねばならず。低所得ひとり親家庭への特別の給付金について年内に再支給するということで対応を進めていかねばならず。特に、後者については…いきなり示された‛年内中’という期限を意識して、間違いのないように振り込みをしなければならず…。もともと児童扶養手当受給世帯というのはあるものの、今回は、手当を受給していなくても収入が激減したひとり親家庭も対象になるようですが、その場合は世帯に対して5万円みたいですね。基本は、手当受給世帯が対象なのですが、今回は子どもの頭数でも金額が変わり、こども一人目5万円、二人目以降3万円と加算があるようです。収入が激減している子育て世帯というのは「ひとり親に限らず」で、私は低所得で「ふたり親」が揃っている世帯でもその厳しさ・・・変わらないような気がしますし、確かに全体の割合としては低所得子育て世帯は「ひとり親」が多いのかもしれませんが、そうではない世帯が取り残されていくことへも目を向ける必要を感じます。

そして、ワクチンの件。ワクチン接種をすることは「義務」ではなく、選択できるとはいえ、しかし、ワクチンを接種している摂取していないで線引きされるというのか、「あなたはワクチンを受けているから良い」、「あなたはワクチンを受けていないからダメ」みたいに二分されるようなことがあってはならないなと思っています。副反応というか、ワクチン接種の副作用については懸念の声が上がっていますし、もちろん、ワクチンが世の中にリリースされるときには一定の治験も重ねているとは思っていますが、でも、やっぱり、見聞きする限りは怖い。積極的にワクチン接種をしようという気持ちになれない人たちが多く、ましてや、子どもに受けさせたくないと考える人がいるのは当然のことと思っています。これ、NHK番組での放送記録のようですが、いずれにせよ、その安全性を含めての情報提供が少なすぎることと、もともと「その情報に信頼性を持てるのか」という点でも疑問を抱いておられる方も多いのは、やはり子宮頸がんワクチンの時の事例もあるからですね。

 

「政府は最終的には「ひとり一人が自分で判断して決めること」としています。

 

ということですが、そのためには公正な情報公開こそが必要でしょう。多摩市が市民にワクチン接種の案内を送るときにはどのような送付書をつけるのでしょうね。「ぜひ、受けましょう」とか「ぜひ、受けてください」…とはならないと思っているのですが、ちょっと注意を払っておきたいと思います。市議会は明日から委員会。やり残しているあれこれを少しずつやらねば…と思っております。今年中に終わらせたいのに終わってないことがいくつもある。

明日で最終日という…ミスドに行かないといけない。(ミスタードーナツ小田急永山ショップが閉店…悲…。)

12月議会 今日の本会議は粛々と。

今日は補正予算の審議と契約議決(金額が大きいもの)、それから明後日から始まる委員会に付託される条例の提案が行われました。補正予算など、いくつか質疑が出されましたが、最終的には本日の議決案件はすべて全会一致で可決しました。

高校時代の友人に注文していたクリスマスリース。めっちゃクリスマス!…のデザインにしてしまうと、この時期にしか飾れないのも残念なので、年間を通しても飾ることができそうなデザインをオーダーしました。グリーンが基調で…とお願いをしていたのですが、とても素敵な完成品。これは、「生花」の作品なので、近づくと「森の薫り」がします。そして、手元に届いた時には、まだ「息」をしているということで、少し湿った感じ…。数日経過をしたら、乾燥して、すごく軽くなったのにも驚きですが、漂う香りも少しずつ変化している気がします。

玄関を開けるたびにすごくうれしくなる。

もともと赤いリースがあったので、隣同士にならべると、すごくクリスマス感。コロナ禍で迎えるクリスマスも「新しい様式」になっていくことでしょう。

昨日、共産党の橋本さんの一般質問では教育活動の一環で行われている小中学校の移動教室や修学旅行にも触れられ、今日の補正予算でもそれに関連する質疑、やり取りが行われていました。「子どもたちがワクワクしたり、思い出になるようなこと」…確かに、その視点はとても大切であると思っていて、行事がことごとく中止になってしまい、楽しみしていた子どもたちの気持ちを思うと、「かわいそう」という気持ちにならないわけでもありません。ただ、一方で、それに代わる知恵をどこまで出し合えるのかを問える状況や環境にあることを前向きに受け止めていく必要がありますね。

「今まではこうだった」

と言って、意気消沈したり、ため息をついている場合ではないなあと。うちの娘を見ていても、行事は無くなり、保護者の参観もできず、学校との接点…面談すらオンラインでの実施であって、今までの常識から当てはめると「これでいいのか」と思ったりもするのですが、しかし、こうした状況であればこそ、学校それぞれの工夫が問われ、そこは教育委員会の指示を待つまでのことなく…学校長が経営の中で「学校、子ども、先生、保護者、地域をつなぐ」ために何をやるのか…ではないかなと思うのです。これまで学校は「家庭や地域との連携」を語ってきたわけですから、そうであるなら、この状況をどうやったら乗り越えられるのか、本当は保護者とも話し合いをしたらよいのにって思います。そのためにオンラインを活用できたりするといい。その意味では…学校間の差がはっきりと見えてくる気もします(これは多摩市内に限らずの話)。そしてまた、目を転じれば、もちろん、各市ごとにも違いが生じていますので、そこには教育委員会「力」も問われてくるかもしれません。

コロナ禍で学校が閉鎖的…これでは本当に困ります。対面でなくとも工夫はできる。そのためにオンラインを活用しようという流れになっている。授業だけではなくて、保護者との対話こそ重視してほしいなあ…。市の教育委員会についてもライブ中継してほしいな。

うちの場合は、高校生なので…この状況を受け止めながら「でも、毎日が楽しく充実しているし」と言っております。ただ、この状況だとホント…入学する前に楽しみにしていた行事は中止になってしまって、残念そうではありますが。「ただ、これもまた思い出」と割り切っているようです。大人が子どもたちを慮る以上に、子どもたちは子どもたちで「今」を自分なりに歩いているのかなって思うとき、柔軟ではなく、変化に弱いのはむしろ大人。「変化の激しい社会を生きなければいけない子どもたちを育てていく」前に意識改革が求められそうですね。

明日は休会になりました。私はあとは来週の委員会があるので、そこに向けて準備を。陳情審査についても内容をもう一度、見返したり、振り返りをしておこうと思っています。明日はぐっと冷え込みそうなので、どうぞお身体にはご自愛ください。

12月議会 一般質問5日目 パルテノン多摩のこと質問しました!

あえて大きく載せますが…。あれって、思いますよね。苦肉の策の「多㋮」なのかもしれませんが…。こうした表記はなんだか「多摩センター」のブランド価値を高めるベクトルには向かないというか…何とも残念な感じです…という市民からの感想が寄せられ、さすがに私はここまで注意を払って見ていなかったのですが、なるほど…唖然とする。感性の問題ですが、この略字は気持ちのいいものではなく。

今日は一般質問の5日目で4名が質問に立ちました。私はトップバッターで「多摩市の文化振興とパルテノン多摩について」を質問。文化振興については、今後、文化施策を進めていくために条例を策定していく方向が見えてきましたので、アートカウンシル的な機能を果たす評価機関の設置をしてほしいことを特に強く要望しておきました。条例内容については検討委員会が設置され、議論していくことになっているのであまり多くを深堀してはいけないと…一応配慮してみましたが、必ず入れてもらいたいのは「評価」の視点。

そもそもこの30年間、文化芸術振興を担う拠点として運営してきたパルテノン多摩に総額約267億円もの税金を投じてきて、それに対する評価がなされているとは言い難い状況があるので。議会もチェック機関として役割を果たし切れなかったとも言える…という自戒を込めて、私は専門家が加わり、そこに投じた費用と成果を評価しなければ、いけないと感じています。文化芸術施策の評価というのは相当程度の専門性がない限り、評価するのが難しい。全国の事例のみならず、海外のことにも見識があって、そのうえで、私たちの現状に意見が述べられ、助言が欲しい。

「自らが文化芸術の専門集団」というプライドは必要だと思うものの、しかし、パルテノン多摩を担ってきた多摩市文化振興財団の30年間・・・市民はどう評価しているでしょうか。井の中の蛙ではなく、客観的な評価がなされ、そのうえで、これからの発展を考えていきたいと思います。専門家集団は、時にはそこにあるプライドが邪魔するというのか、「何もわかってない人たち、専門家でもない人たちに言われたくない」…と本来、聞き入れるべき指摘などを受け止めることすらしない…という場合も多々あり。そういう意味で、評価するにもそれなりの実力を伴う方々に力をお借りするしかないと思うのです。民間企業が自己資金で運営しているホールや博物館ではなく、多摩市民の税金で運営しているという事実をしっかりと認識してもらわないと困ります。その意識をどう活動に還元していくか、そのためにどれだけ財団自身が自己改革を進め、財団の職員一人一人が研鑽を積むかにかかっていると思います。

「多摩市文化振興財団が素晴らしいから、絶対に存続してもらわないと困る」という市民の声…一人の声でもいいから聞いてみたい。もちろん、その理由は問いますけれど。

そうした認識のもとにこれからのパルテノン多摩の運営についてもいくつか質問。いくつか質問というよりか、休館中の現在からリニューアルオープン後ということで、「多摩市文化振興財団+パートナー企業3社」が担うことで特命で選定されたので、それに関連して…私の思いの丈というか、不安な気持ちを吐き出しておきました。既に審査結果報告書はその議論の経過をまとめた要点録と共にホームページにも掲載されています。市は「基本的な管理基準を満たしている」と受け止めて、改善事項などについて積極的に意見をいただくことができた…としていますが、そもそも評価委員会が下すべきは「管理基準を満たしているかどうか」であって、「基本的な管理基準」ではないんですね…という表現に込められている意味を問わざるをえないということです。基本的に「管理基準を満たしている」であれば、まだ理解できますが、わざわざ「基本的な管理基準」としているわけであって、日本語としては随分ニュアンスは異なりますから。

そのやり取りについては、あえてここには書きませんが、この報告書には「提案内容に具体性がない、見えてこない、疑問が多い、非現実的、独創性がない」「今後、指定管理料を削減する見込みがたてられていない」というような…目を疑うような言葉が並んでいて、正直、今後のパルテノン多摩を任せていいのだろうか?と危機感を抱くしかなかったというわけ。今更、他の事業者を選ぶということにはならないことを思うと、相当程度の改善をしてもらわなければ、市民に対する顔向けができないと私は思っています。正直、報告書にこれだけのことが書かざるを得ないわけですから、相当程度ひどいとしか思えません。普通はここまで書かないはず。つまり、ここまで書いておかなければ、選定委員会もあとから問われるということですね。恥をかくというか…。

ぜひ、そのことを「財団+パートナー企業」である共同事業体の皆さんに深く深く認識していただき、自覚もしていただいて…もっとしっかりと‛ねじ巻き’してもらわないと。そしてその役割が行政…。まあ、私としては、所管であるくらしと文化部の担当者の皆さんに(温かく)エールをお送りしたつもりです。

答弁した部長は「今でも相当厳しくいろいろなやりとりはしている」とおっしゃっていましたが、今年度は休館中にもかかわらず「250,000千円」もの予算で業務委託されているわけであって、その委託業務が遂行されていなければ、あるいは発注者である市に対する成果が上がってこないとするならば、きちんと精算行為をしてもらわねばいけません。そしてもちろん、共同企業体がやりきれていない業務については所管のくらしと文化部職員に肩代わりしてもらわねば困ります。はっきりいって、私が手元にある資料などをいろいろ突き合せたりした限りにおいて、そもそも多摩市文化振興財団の組織はPDCAを回せていない。まずは、その点からしっかりとチェックを入れてほしいものです。

 

…ということで、長々と書きすぎました。今日は私の後には、共産党の橋本さん、フェアな市政の大野さん、生活者ネットワークの岩崎さんが質問をしました。橋本さんの質問した「子どもの健康」については「ブルーライトカット」問題にも触れておられましたが、1人1台タブレットになって子どもたちの眼への影響は心配されることですね。大野さんからは障害者差別解消に関わり、当事者と接する場を設けることで職員のスキルを磨くべきという指摘、岩崎さんからは「ジェンダー問題」にまつわり、大事な指摘がいくつも出されていたと思います。特にジェンダーのことについては、知らず知らずの刷り込み…って大きいと指摘されているのは周知のとおり。「ジェンダーレス」をどうするのか、私自身に縛られている意識があることに気がづくことから始まると思っていて、「気づきを促す場づくり」こそが大事なんですよね。

今日で5日間の一般質問が終わり、明日は補正予算などの審議です。自分自身の発言内容が「本当に市民のためになっているのか」を一つ一つ客観的に確認しながら、組み立てていく作業なので一般質問は何度やっても、緊張します。夕刻から、学習支援のボランティアに行ったらいつものように子どもたちが来てくれていて、一生懸命宿題に取組む姿があって、そこになんか癒されるわ~…という一日でした。

12月議会 一般質問4日目

冷たい風が身体に刺さるような一日が重なっていく気がします。完全無農薬と土づくりからがんばっている農家さんから「皮を剥かないで食べる」りんごが届きました。店頭に並んでいるようなピカピカではないけれど、これが本当に美味しいのです。食べきれないので妹家族にもおすそ分けをしてきました。「皮を剥かなくていい」のは、ひと手間省けてありがたいかも。

さて、12月議会も一般質問4日目となりました。5名が質問に立ちましたが、もっとも印象に残ったのは教育長の答弁ですね。トップバッターの公明党の三階さんから「子どもたちは将来に不安をいだいていると思う。」ということで、教育長に答弁を求めたところ…「コロナ時代を生きる子どもたちは、これまでにない生活様式を模索していかなければならないからこそ、自律心や困難に立ち向かう柔軟性が必要。」…そして、ユニセフの幸福度ランキング(私がちょうど9月議会の一般質問当日に発表されたので、記憶に残ってます。日本の子どもたちの幸福度が先進国の中でも低いという衝撃。)を踏まえて、「日本の子どもたちの幸福度には格差があるのは事実であり、この状況で子どもたちが前向きな気持ちを育んでいくこと難しい。だからこそ、行政が環境改善、格差是正のために果たす役割と責任が大きいと個人的には思っている」と今まで以上に明確な発言をされたような気がしています。なんか、一人で胸が熱くなってましたが…。その教育長の言葉を市役所のパフォーマンスに活かしていってもらいたいと強く思います。教育長の声を久しぶりに聞くことができたなとうれしかったです。

松田さんはGIGAスクール構想のことを取り上げていましたが、内容としては今後の財政負担をどう見込んでいるのかという視点でした。一人1台タブレット端末も…子どもたちが無償で利用できるのも「今しばらくの間」かもしれませんよね…ということです。そもそも機器は更新作業も必要になってきますし、そこに投じなければならない費用負担は軽くはないでしょうね。そのうち「教材費」として保護者負担になっていく時代が到来することも予測しつつ、対応できるようにしておきたいものです。紙媒体の教科書って今後どうなっていくのかしら?といつも思います。そして、「そろばん」についても…。

同じ会派の折戸さんは「お悔やみ窓口」の設置を提案されていました。これは公明党の池田さんも以前に提案したことのあるものですが、死亡届などを含めた手続きを滞りなく進めていくためのヘルプデスクというのか、ワンストップサービスで対応できる窓口が欲しいという要望は、これからニーズが高まるのではないかなと思ったりもします。実際に、私も届け出をした経験がないのでどんな手続きがあるのかとか十分に把握できていません。その時になったら(と予測できないことなので)、あたふたしてしまいそう。「お悔やみ窓口」があると親切な市役所のイメージ高まりますね。

公明党の荒谷さんがとりあげていた「摂食障害」のことについては、入院しなければならなくなった知人もいたことを思い出します。身体を心配する周りからの心配の声も受け付けなくなってくるというか、聞く耳を持たなくなってしまい…と深刻な事態になってしまう…心のケアなのですが、重篤な状態になってしまうとなかなか回復することが難しく。摂食障害が知られていないという指摘をされていましたが、確かにそうかもしれません。「ちょっと痩せたほうがいい」と思って始めるプチダイエットが思わぬ方向に進んでしまうことあります。

最後は自民党会派に所属している藤條さんが質問していた先日のオンライン文化祭。NHKニュースにもとりあげられていたのですね。このタイミングで開催したイベントとして価値があったのではないかなという気がしています。この取り組みを継続していくことが街の活性化や魅力づくりになっていくかどうか…税金を使ってやっていくとなると、そこは賛否分かれるような気もします。「オンライン」という手法は新しい生活様式に欠かせない手段になってくるとは思いますが。

 

というわけで、週明けの一般質問に向けて、担当所管と再度、意見交換。明日はエコフェスタのトークイベントに、生活環境常任委員長として出席をしなければならず、妙な緊張感が…。質問の準備もあったりで、気ぜわしい一日だったな。明日の天気予報は今日よりも暖かくなりそうだし、晴天になりそう。洗濯物、すっきり乾いてほしいなあ。

12月議会 一般質問3日目

水のやりすぎというか、手入れのし過ぎでダメにしてしまったアロマティカス。育てやすいらしいのに…。ということで、また、たくさん分けていただいたアロマティカスを鉢に移動させてみました。こんもりしてる。このまま、ちゃんと根づいてくれますように…。しばらく放置しておくほうが良さそうなので、窓辺に置いておこうと思います。

今日の一般質問は共産党の小林さんから始まり、自民党の桐木さん、生活者ネットワークの岸田さん、公明党の本間さん、最後はしのづかさんでした。

小林さんは生活保護や障害者差別解消条例のことに触れながら、「安心して安全に地域で生きるためにどうすべきなのか」を問いかけていたと思うのですが、私たち市民一人ひとりのつながる力というのかコミュニティ力が脆くなっていることで、ますます行政に求められる役割が大きくなり、正直言って、機能不全に陥るほどの負荷がかかっているような気がしてなりません。そして、もはや市民協働で…といっても、協働の相手として位置づけられる市民の存在が不確かになっているようにも感じ、「言われていることは理解できても、対応しきれないくらい」になっている現実が突きつけられているのが今かな…とも思っています。

「なんで、こんなに思いやりの欠ける社会になってしまったのか」…ってご意見をいただき、その方とお話をした際、正解を見つけることは難しいながらも、「お金に支配されてしまったからだ」とおっしゃっていたことを思い出します。頷ける面もあります。

自民党の桐木さんは欠かさずに介護保険と東京ヴェルディの話題を。東京ヴェルディのホームタウンになっている多摩市ですが、その盛り上がりを感じている市民はどのくらい存在しているのかなと…ちょっと疑問なところありますが、市のイベントなどでもヴェルディ君が登場することはあります。最近は、イベントがめっきり開催できなくなり、ヴェルディ君も出番が少ないですかね。

岸田さんは環境の話題で「多摩川」のことを取り上げていました。河川の管理者は国であったり、都であったりするけれど、市民はそんな理屈で区別したりはしないという主張はその通り。道路も同じですよね。国道であろうが、都道であろうが、市道であろうが…「道路は道路」というのとまったく同じ。多摩市の管理外であるから、テリトリーではないとするのではなく、川に関する国や東京都からの情報キャッチし、市民にも伝達していけるように、そしてまた、市民の声を多摩市として集約して東京都や国に挙げていくようなルートも作ってほしいとする提案には頷けます。

続く、本間さんの「少子化」の質問では、私も気になっていた「多摩市子育て世代包括支援センター事業」について、保健師が地域の子育て支援拠点や児童館への出張相談を行ったり、発達相談も開始しているということがわかりました。昨年度、子育て世代包括支援センターの開設をめざして行われていた地域の子育てを支えている関係者が集まるワークショップがありました。市内エリアごとに分かれてそれぞれ議論されていたのですが、とても有意義で活発だったと聞いています。私もその発表会を傍聴しましたが、参考になる意見が多かった記憶があります。そこで出ていた意見が早速、取り組みに反映されているようです。具体的な動きになっていることを知るとうれしいですね。この事業を通じて、改めて浮き彫りにされてきたこと、子育て世帯の実情など、ヒアリングをしてみたいと思っていますが、健康センターの業務は新型コロナウイルス対応も含めて、忙殺されているんだろうなあ…と思うだけで、ちょっと遠慮がちにもなってしまう。

最後はしのづかさん。多文化共生のことについて具体的なアクションをつくっていくべきとの主張には同感。「やさしい日本語」を意識することは、海外出身の人のみならず、子どもや障害をお持ちの方などにとっても有効かなと思います。昨日も公明党の池田さんが「伝わる表現と表記」の必要性を要望されていましたが、無意識のうちに使っている「ことば」を見直すことは大切なことだなあと一層、感じた次第です。

日に日に寒さが身に沁みるような気がします。こう寒くなってくると、あの暑さが恋しくなる…。小さいファンヒーター出しました。頭寒足熱。

12月議会 一般質問2日目

せっかくなので、やっぱりセブンイレブンに行って、「恋する火曜日の極上パンプディング」を買ってみました。一度食べたら満足の一品ですね。ドラマとリンクしてなければ、買うことがなかった商品かな。冷やしても味が落ちないフレンチトーストってこんな感じかなとか思いながら、いただきました。この味わいや食感を開発するまでの努力に敬意を表します。

 

さて、今日は一般質問の2日目でしたが、あまりにも進行がスムーズで16時くらいに終了。議員側の発言は30分と決められているので、要するに、答弁する側がもたついたり、(言い訳気味に)長ったらしく説明したりとしていると…終了時刻がどんどん押してしまうということですね。逆に早く終わるということは、議員が一方的に発言するだけで、行政側からの答弁は二言三言くらいで、答弁数が少なかったとも言えます。

 

今日トップバッターの斎藤さんがコロナ禍と中学校の部活動のことについて尋ねていましたが、学校休校や感染防止ということで活動にも制限がかかり、燃焼しきれないまま引退を迎えてしまった最終学年の子どもたちの気持ちを考えると心が痛いですね。やりきれない思いを噛みしめるしかないというのが現実ですね。ただ、今日のやりとりでよくわかったことは、「そもそも部活の在り方」が問われていた最中のコロナ禍というめぐり合わせになったのかもしれない…ということ。教育長は「先生たちの働き方改革とも深くつながり関わっている」とする認識を示され、また「子どもたちへの負担」という視点も含めて、「部活動をコロナ前の在り方(従来の形)に戻すことだけがすべてではない」ことを念頭に置いた議論の必要性を述べておられたのが印象深かったです。しかし、外部指導員の活用というのも言うほど簡単ではないというか…必要な指導員を頭数揃えることも大変だと思います。子どもたちの育ちを見守り支えていく外部指導員を学校経営の中にどう位置づけていくのかも課題のひとつ(と言っても、結局、校長の経営力にも関わってくるだけ)。

 

続く、自民党・新生会の山﨑さんはいつもの通り丁寧な通告で、子どもの貧困問題から「食」のこと、健幸都市のことについて質問されていましたが、市長からの第一答弁でほぼ納得のできる回答だったのかな…という感じで、さらっと終わってしまいました。そのおかげで、今日の終了時刻が大幅に前倒しになってありがたかったのですが、第一答弁からほぼ満足できる回答が返ってくるってうらやましい。

 

公明党の渡辺さんは都営住宅の建替え問題を。建替え時には、建物が高層化されることにより集約化するので、新たな活用方策を考えることができる「土地」が創出されます。その土地の活用をどう考えるのか、そろそろ東京都と具体的な協議を…と促しておられましたが、多摩市としてどうしたいのか、その議論を可視化していけるといいですね。民間からのアイデアも募集できるといいのになとか個人的には思います。渡辺さんは雇用の創出につなげたり…ともおっしゃっていましたが、私も職住近接で「働ける場づくり」という視点で考えていくことは大切だと思っています。一方、これからは人手不足の時代になっていくでしょうし、「人が働く」を念頭に置く時代ではなくなっていくのかなとも。

 

引き続き、公明党の池田さんが「『書かない窓口』で業務改革を!『伝わる日本語』で情報発信を!」をテーマにしながら、質問されていたのですが、いつもストーリーがあって、とても楽しく聞けるやり取り。特に、立派なパンフレット、案内チラシなど羅列している言葉が難しすぎることを具体的事例を挙げながら、指摘されていました。町田市では「見直そう!‛伝わる日本語’推進運動」をやっているようですね。市民に伝わる表現を工夫することが信頼できる市役所づくりにもつながるとの指摘はご尤も(「お役所言葉」見直そう)。私たち議員も、いつのまにか、わかりにくい「お役所言葉」に親しんでしまい、慣れ切ってしまうので気を付けないといけないですね。反省反省。

 

最後は共産党の板橋さん。とりあげておられた介護保険のこと。一人ひとりに寄り添った満足納得のいく行き届いた介護…その必要性は認識していたとしても、ほんと、この先も含めて、財政的な負担の問題には頭が痛い。サービスの量を増やすのであれば、それに連動して私たち一人一人の負担も重たくなる。高齢者のみなさんのみならず、介護保険料の負担は重たく、みんな、声には出さなくても「これ以上、とらないで」と思っているはず。負担した分、安心した充実したサービスが行われているとは言い難いこと…薄々気が付いているし、そのこと肌感覚でわかっている感じがするので。板橋さんは「介護保険のサービスについて、市の負担が増えないように国に財政負担を要望していくべき」という主張をされていましたが、国の財政負担とは言ったって、私たち国民一人一人の負担に跳ね返ってくるわけなので、複雑。

 

私が一般質問で資料要求したのに合わせて…パルテノン多摩の指定管理者選定委員会の要点録や審査報告書がホームページにアップされていて、それはそれでありがたいのですが、読み始めたらと頭が痛くなってくる内容。ついでに、多摩市文化芸術方針検討委員会のことについても掲載内容が更新されていて、構成メンバーの顔ぶれについても市民にわかるような表記に変わっていてよかった。やっぱり、単に「学識経験者」だけだと不親切ですよね。市民の方から指摘されたので、そのことを伝えたところ、速やかに対応してもらえました。市民の立場でどうあるべきかを考えて、よりよく改善されたり、改良されていくことはありがたいですね!

12月議会 一般質問

12月1日。昨日から始まっているものの、今日から本格的に開会した気分です。つい立ち寄ってしまうコンビニで買ってしまい、食べるか食べないかを迷っていたアイスを開封。これは、リピートしたくなるおいしさ。しっとり感もある作っとしたクッキーとしつこくクリームではないアイス。この間まで、セブンイレブンに行けば、「イタリアンプリンアイス」だったのですけれど。時期を逃すと手に入らなくなってしまうこともあるので、「バニラ香るクッキーサンド」…また買いに行かなくちゃ。

ということで、今日の一般質問はトップバッターは共産党の安斉さんから。いつものように丁寧にヒアリングなどを重ねたうえでの質問構成。共産党の議員の皆さんのスタイルなのかなと思いますが、所属する団体を通じたアンケート調査など活発にされているなという印象です。都営住宅の建替えのことを取り上げておられ、既に完成し、諏訪地域から転居しと落ち着いている永山3丁目にできた新築の建物。移転計画が浮上してから、近隣のみなさんからの反対の声などあったことを思い出します。安斉さんのみならず、他の方も以前から指摘しているのですが、永山3丁目住宅にはまだ空き室のままになっている部屋がいくつもあります。住戸の面積というかタイプがいくつかあるようで、一部の募集が行われているようですが、しかし、「一体、全体としてはどれだけの空き室があるのか?」という点については「東京都からの情報が得られないので、お答えできません。」に留まり、それ以上もそれ以下もなし。東京都と多摩市の…力関係というのでしょうか、ちらつきますね。安斉さんは「もっと、多摩市から情報が欲しいと東京都に言うべきではないか。言ってもいいのではないか。」とおっしゃっていましたが、そうそう強気になれない理由もあるのか?!なんか、変に疑り深くなるというか、勘ぐってしまうというのか「なぜ、情報を積極的に公開しようとしないのか」と思いますね。不信感募ります。公平に公正に公営住宅の運営が行われている…そこを裏付ける積極的な情報公開を求めていきたいものです。

その後、同じ会派の白田さん、社民党のいぢちさんが質問をされましたが、共通して尋ねていた「庁舎問題」については、「令和11年度の建て替えを見据えて」ということのようです。以前は、「平成41年度には新庁舎を稼働させていく方向」ということだったのに、「見据えて」ということなので、多少、意味合いとしては後退しているようにも感じた次第です。気持ち的にはそこを目標にはしたいけれど、取り巻く環境や事情が随分変わってきたので、改めて検討しなおさなければならず、そのためにまた時間をかける必要がある…というニュアンスが込められているような気がしてしまった…。とはいえ、庁舎の老朽化…見た目ではわからないほどに進行しているので、「見据えて」でなく、ちゃんと取り組みを進めていかないことには…という危惧しています。「見据えて」って…単にそこを見つめているだけであって、伴わなければならない具体的な行動はまだ…ということ?!…とか。ここは、現状を改めてヒアリングしておかねばならないですね。

自民党・新生会の遠藤さんの質問は「市民参加」のことについても、「新しい生活様式」に対応していく必要があって、審議会などの傍聴についてもオンラインを取り入れていくべきだと主張されていました。視聴できるようにしていくこと、大切です ね。個人的にはまずは教育委員会からお願いしたいと思っています。やろうと思えば、やる気があれば取り組めること…熊本市教育委員会は既にチャンネルも設けていますし。積極的に開いていく心意気こそがあればこそ。ぜひ、多摩市も教育委員会チャンネルを開設してほしいですね。多摩市議会は委員会の中継も行っていますが、家庭用のビデオカメラを設置するという低コストで実現できています。再度強調したいのは「やろうと思えばできる」ということ。

今日の最後は共産党の大隈さん。子育て真っ最中のパパなんだなあと思いながらやりとりを聞いていました。実は同じ学年で同世代なんですが、なんか、そんな感じがせず、トレードマークの「赤いくま」が頭に思い浮かんでから、なんか、サンタクロースみたいだなと思い始めて…サンタクロースの仮装がぴったりではないかとか…一般質問の一日の最後に差し掛かると、さすがに集中力が切れ切れになり、余計なことを考えている自分にハッとします。大隈さんが「相談窓口」は市民にとっては足を運ぶにはハードルが高い場所だと言っていたことには同感ですね。「どうしてなんだろう」をまずは考えるところから始めないと、相談員の人数を増やしたところで、解決しないと思うんですね。遠藤さんが「受援力」とも言っていましたが、そもそも「助けて」と言えない社会になってしまっている現実…国のトップがあまりにも「自助」を強調するので、「助け」を求めること=良くないこと…のように無意識のうちに刷り込まれている気がするのです。もちろん、「自助」を全否定するものではありませんが、国のトップが「自助」「自助」「自助」と言いすぎだと私は思っていて、「助けて」と言い出しにくくなっているのではないかなと。そしてまた、「助けて」と言っても、誰にも聞いてもらえない…という諦めの気持ちを抱いている人たちも増えているのではないかと。政治がこうした状況に向き合い、解決策を導いていく…自分自身の力不足も感じます。まずは子どもたちの「助けて」を聞いてあげたいと思っているのですが。

コロナ禍で疎遠になっていた方と電話をして、お元気そうなのでよかった。今日一番、ホッとしたことですね。