9月議会が閉会。

今日はとても長い一日になりました。閉会してからも打ち合わせなどがあり、20時をゆうに超えてから帰路に着きました。自宅にたどり着く前に、コンビニに立ち寄りたくなり、自分自身の労いにと高いほうのソフトクリームを買ってしまいました。

最終日が長丁場になることは珍しいのですが、今日は新型コロナウイルス対策の補正予算の審議にも時間がかかり、真っ暗になっていた…ということです。そのほかの市長提出議案は全て可決しています。私たちフェアな市政だけ、3つの議案では「否」の態度を表明しましたが。令和元年度決算については「不認定」、それから旧北貝取小学校に「市民活動・交流センター」と「多摩ふるさと資料館」を設置するための条例提案も「否決」としました。

私たちが主張しているのは、平成25年に持続可能な市政運営をするために取組むとしてきた「公共施設の見直し方針と行動プログラム」に沿った市政運営ができているとは言い難いと判断するからです。将来にわたっても建造物として安全に公共施設を使っていくために、そしてまた、安心して使用していくための運営や管理をしていくための費用の捻出が困難にならないようにしていかなければならない。持続可能に公共施設を維持管理していくために打ち出されたのが「公共施設の見直し方針と行動プログラム」であり、もちろん、当初平成25年の段階から今に至るまで、さまざまな経過をたどっていること、最初に計画した通りには進んでいないことは承知しているものの、しかし、考え方や方針として、当時と今とで「大きく変えても大丈夫」という状況にあるとは思っていません。方針転換をして、公共施設の統廃合が不要になったわけでもなく、将来にわたって公共施設を維持管理するための費用の削減を考えなくてもいいような状態にはないはずです。そのことは昨年度決算に対する意見討論でも述べましたし、白田さんの行った「市民活動・交流センタ条例」に対する討論の中でも指摘をした事項です。

過去からの取組みを総括しつつ、流れを追いつつ…そして今…新型コロナウイルスの感染拡大により、さらに経済状況も厳しくなっていくことを思えば、少し状況を見極める必要があるのではないのか…ということです。「公の施設」として条例で設置するということの意味は軽くはないと思うのです。それぞれ、事業を担当している所管は与えられた職務に対して忠実に、そしてまた努力をしながら、その業務を重ねてきていることもわかります。とはいえ、「頑張っているんだから」ということで「〇」にすることができないところは辛いです。その努力は認めるものの、でもやっぱり大きな方向性は大事だと思います。そこだけを見ていれば、本当に苦労に苦労を重ねていて、市長の補助職員として奮闘していることは確かなので。決算を不認定するとか、市長から提出された議案を否決するとか…反対のための反対をしているわけではないのです。私たちなりに、市民生活やこれからの多摩市のまちづくりの行方を考えていく上で出した結論です。

多摩ふるさと資料館を設置するにあたっての条例で討論をしていますので、その原稿を掲載しておきます。議会だよりなどでは賛成か反対かの結果で「〇」と「×」しか明記されないので、「どうして、否決するの?」と言われてしまいそうですね。いいことをやろうとしているのに反対する理由がわからないと言われてしまいそう。「×」にするなんておかしいと…その理由は聞かずに結果だけしか見てもらえないだろうなと思うのもちょっと残念ですが、そこも含めて覚悟のうえでの「×」。(多摩市ふるさと資料館設置条例_フェアな市政討論

この討論でも述べているように、これまで置き去りにされてきた文化財行政への積極的な取り組みや展開が…見えているとは言い難く、新たな資料館設置をする余裕があるのだろうか…と思うんです。倉庫機能とか保管庫を増やすのとは異なり、魅力的な展示を行っていくともなれば、それなりの「ヒト」の配置と伴う予算が必要になります。実物を見るというのも大事かもしれませんが、これからはデジタル技術を用いる時代になっていく?

いずれにせよ、私たちは今は経済状況、私たちが置かれている社会状況を見極めることも大切であって、「一旦立ち止まる必要はない」と主張されている方との立ち位置が異なっています。議会は市民の縮図ですし、みんなが「立ち止まる必要はない」と主張する必要もなし。様々な意見、主張があって成立するのが議会なので、私たちは私たちが聴いている市民の声を背景に、判断し態度表明をしたということです。今の進められている状況に「大丈夫」とお墨付きを与え難い…そういう声があることもまた、世論であり、少数派の声として受け止めてもらいたいですね。「反対したやつは切り捨て」ということであっては、民主主義は成熟していかない。反対の声があっての賛成であるからこそいいのではないかと思っています。

それにしても新型コロナウイルス感染についてもこれからの状況は心配ですね。

今日の議会閉会後、市長からの発言があり、「都内から少し遅れ、多摩市内でも感染が広がりつつある」とのことでした。公共施設での感染拡大、クラスター発生などにならないよう、さらに緊張感を持たねばならないということですね。私たち議員のところに届く情報もとても乏しいのですが、先週末の永山公民館利用者の感染確認に続き、貝取にあるコミュニティセンターを利用された方に感染確認された方がおられるようです。こればかりはお互いに気を付けあいながら、そして、感染してしまった方のいち早い回復をお祈りしながら、誰もが感染する可能性があることを意識しながら、日々を過ごすことが大切ですね。市側も公共施設の利用者で感染が確認された事実は粛々と発表するものの、それ以上のことについては人権配慮の観点から公表することにはとても慎重です。私は慎重であってほしいと思います。「コロナ差別」のほうが怖いので。

今日の報告はひとまずここまで。決算審査で取り上げた低所得者世帯への学習支援のこととか、今日の補正予算で取り上げた18歳以下の子どもたちすべての5千円の図書券配布、中3と高3にあたる年齢の子どもたちには3万円のクオカード配布の件等についてもまとめないとなあ。ブログはすっかり私の備忘録のようになっておりますが、こんな駄文にお付き合いをいただき、読んでいたただいている皆様、いつもありがとうございます。

わっ、きゃー…日付が変わった。10月になった…。今年も残すところあと2か月。あ、アイスクリームはさすが300円の味でした。おいしかったです。たまに食べるのにおすすめします。

石炭のない未来。

石炭火力ゼロをめざすキャンペーンがリリース。 Japan Beyond Coalが発足し、朝からオンラインの配信があり…会派で打ち合わせをする前に途中まで試聴。

多摩市が「気候非常事態宣言」をしていること、多摩市議会も一緒に取組んでいくことを謳っている限り、この分野に対する私の乏しい知識も補強していかねばならず、情報収集中です。今日のウェビナーについては後日録画配信もされるということなので、再試聴したいと思っているのですが、「わかりやすく、信頼できる情報の発信が大事」ということを聞いて、「ホント、その通り」…その役割が一番担えるのは実は行政なんだよなあ…とちょっぴりため息(これは、多摩市が…ということに限らず)。

そんなわけで、地球温暖化入門編…江守正多さんの「20分でわかる」シリーズの動画(参考…第1回)はおすすめです。そして、昨年末、多摩市でも講演をしてくださったときの動画は「多摩市チャンネル」からご覧いただけます。

動画で視聴できるのはとても便利。市で主催の講演会なども会場の定員をキュッと絞らなければならないこともあり、できるだけ動画配信もしていく方向になっている感があり、今週末の斉藤環先生の講演会も動画配信されるので、とても助かります。

そんなわけで(え、どういうわけ?)…今日は明日が定例会最終日なので会派ミーティングをやりつつ、明日の補正予算に関するヒアリングをしたりなどなど…。質疑するかどうかは、他の議員のかたの質疑を踏まえて、重なるようであれば、発言はしない方向で考えています。マスクで話すのはとても息苦しくて、苦手です。でも、準備だけはしておきます。

今日はこの本も届いたので、「脱・石炭」のことも考えていきたいと思います。発電所などの問題は私たちの暮らしに不可欠ながら、身近なようで身近にはなかなかならない課題なのですね。でも、やっぱり自分事としてもっと真剣に考えていかないと、地球が本当に壊れてしまうのだと思います。課題がたくさんあって、全部に精通するのは難しい…。一人ではやりきれないとわかっておきながらも、そう思うと、気が重くなることもありますが、せめて学び続けよう…と思う今日この頃なのでした。

イエナプランの学習会@カフェ・リバティ2階

今日は久しぶりの秋晴れ。暖かな一日でした。びっくりしたのはベランダの鉢植えです。つぼみが一気に開きました。半額以下のセール品で苗を購入した時には1つだけ花が開いていただけ。「もしかすると、つぼみのままで終わってしまったりして」と思いながら、一応、肥料を上げたりしていたのですが、つい2日前に華が2つ増えて、今日は一気に明るくなりました。

ちなみにこちらが2日前。青空に洗濯日和の一日でもあったなあと思います。市議会は先週末が代表者会議で、今日は議会運営委員会でしたが私はメンバーではないのでマイスケジュールにて活動。新型コロナウイルスで週末のイベントだけでなく、市民の皆さんの活動なども休止しているものの少しずつ、感染症予防対策などもしつつ、動き出していますね。それに、オンラインでの活動が本当に増えていることを実感します。

今日は諏訪商店街の「カフェ・リバティ」の2階で、午前中は「イエナプラン」についての学習会がありましたので参加。「イエナプラン」というのは、オランダの学校事例が紹介されてから、注目されている教育方法です。「異年齢で学ぶ」ということで、私の中では学年の壁を取り払い、みんなで学ぶというだけが私のイメージでしたので、こうして身近な場所で学習会があると聞いて、楽しみに足を運びました。

実際に現在、イエナプランの要素を取り入れた授業というのか、クラスづくりをされている先生がいらしてくださり、イエナプランとは何かについて、オランダを訪問されたきた様子も踏まえて、お話をしてくださいました。日本でもイエナプランスクールとして開校されたばかりの長野県佐久穂町の大日向小学校は有名ですね。いつか見学に行きたいと思っていますが、イエナプランの考え方を実践する日本で初めての認定校です。

文部科学省が一人ひとりに寄り添った教育とか、学習を展開していく必要性を強調し、あちこちでも使われるようになった「学びあい」。「学びあい」というのは、子ども同士ではなく、大人と子どもでも双方に「学びあい」というのがあるはずですし、それは先生同士でもそうあってほしいのですが、実際の学校現場と言えば…想像するに易し。さらには「多様性が大事」とか「みんな違ってみんないい」とか暗唱させられる割には、それとは真逆の指導が行われていたり…。

もちろん、各学校それぞれ、各先生個人それぞれと個別に見ていけば、学校経営やらクラスづくりやら、素晴らしい実践、展開をされているところもありますが、しかし、全体的に見れば、「学びあい」とは隔たりある現実が広がっている気もします。それでも、昔よりは、以前よりは学校でも「意識せざるを得ない」(指導要領がある)ために、意識しているとはいえ、それでも、まだまだ…。

そんな中で、イエナプランが大切にしている「一人ひとり」の考え方というのは、日本の公教育にそのもの丸ごとを取り入れることは難しいとはいえ、学ぶだけでも価値のある考え方だなと思います。特に授業のはじまり、あるいは終わりなどに行う「振り返り」のための「対話」は大事ですね。先生も一緒に対話の輪の中に加わることが大切。そして、クラス全員で対話するともなれば、やっぱり必要となるのは「少人数学級」と…これだけは確信します。

今でも、「対話」を意識した授業づくりをされている先生もいらっしゃいますが、どうしても人数の多いクラスだと、班分けとかグループ分けをしなければならない。そして、先生は分かれたそれぞれのサークルを見ていかなければならないので、加わることはできていない場面もありますね。そして、サークルのそれぞれの監視員になってしまっているような場合もあり。「学びあい」をつくっていくためには、「学びあい」に向き合う大人の在り方や姿勢が問われそうです。

今日の学習会でも「対話」の時間がありましたが、「学校でイエナプランを取り入れていることを、家庭がどう受け止め理解し、そのつながりのなかで、子どもに向き合うことができるかが大事では」とう意見も出されました。子どもの意見を聞いたり、考えを聴いたりする…忙しいとついつい雑になってしまうこともありますね。そうすると、子どもはいつしか話さなくなってしまう…。

いずれにせよ、「イエナプラン」は日本の学校教育に「対話」を取り入れ実践を重ねていくときに大いに参考になる考え方であると思います。でも、「イエナプラン」だけではないということ…ここは頭に止めておきたいところ。オランダの学校システムは日本のシステムとは異なることが前提ですが、国内にある学校の中で「イエナプラン」で運営されているところは全体の3%ほどだそう。つまり、そのほかの学校は他の考え方やメソッドに基づいているということになります。要するに「多様な選択肢がある」とも言えますね。他民族で構成されている国であって、移民が多い国だからこそ多様な選択肢が必要になっているとも言えますが、選んだ学校が合わなければ、別の学校に転校することも可能…子どもに合う学校に出会うまで転校することができるようです。そして、「不登校」がいないというか、「不登校」という言葉が不要みたいですね。「イエナプラン」を選ぶこともできるし、合わなければそれ以外にも選択肢があると伺いました。それが保障されているところ、この自由度の根拠というか支えているのは国ですね。全て教育が無償化されているからこそ可能になるとのことでした。税金の使い方を考えさせられるエピソードでもあります。

多摩市でも日本イエナプラン教育協会の支部が発足したそうです。せっかくのご縁をいただきましたし、イエナプランはとても魅力的なので、私も情報を得ながら、応援していきたいなと思っています。公立学校で導入していくには、壁が高そうですが、その考え方を学びあいで広げていくことができたら良いなあと。まだまだ私自身の学びが足りないですが。こうした学習の機会はとても貴重ですし、大事だなと。そしてまた、学校の先生たちにも聞いてもらいたいお話でした。実際に公立学校でエッセンスを取り入れながら実践を重ねている事例の話には「子どものたちの変容」が具体的であり、説得力もあり、心の中にも沁み込む内容と言えます。

イエナプランのことを学んだあとは、「カフェ・リバティ」の「和栗のパフェ」を堪能しました。そしてまた、夕方からは同じく「カフェ・リバティ」の2階で子どもたちの宿題カフェがありまして、「鬼滅の刃」の漫画を読んだりもしました。子どもたちに大人気なので、Amazonプライムでアニメは全部見終えたのですが…意外とハマります。

明日は休会日で、明後日が9月議会の最終日です。今月はあっという間というよりは、何だか長くも感じます。不思議。秋晴れが続く天気予報なのでうれしい一週間になりそうです。

令和元年度決算審査終わる。

今日の帰り道に立ち寄ったスーパーマーケットでパンの棚をチラ見したところ目に飛び込んできたために思わず購入してしまう。このパッケージは魅力的だと思います。どのくらいホイップクリームが入っているのかしら?

昨年度の決算について、特別委員会での審査が終わりました。結果は一般会計は賛成多数にて「認定すべき」、特別会計は全会一致で「認定すべき」となりました。私たちの会派は一般会計については「認定すべきではない」としました。今年の3月、つまりは昨年度末の補正予算で「反対」をしていた理由を考慮しています。図書館本館の再整備に関わり、建築確認申請が下りていないにも関わらず、今年度予算で建設費を計上していたからです。なるべく早く事務手続きを進めていきたい、「3月に下りるはずだった建築確認は5月末までには下りるはず」という見込みがあるために対応するという話しでしたが、「そもそも建築確認が3月末で下りる見込みだったものが下りなかった」わけなので、確実に進めていくためにも‛見込み’で考えるのではなく、「建築確認を取得した」ことを確認してから、建設費用の予算を提出すべきではないの?というのが私たちの意見でした。

その後、図書館本館の再整備ですが…「なるべく早く進めていきたい」としていた心意気に反して、建設工事の入札が不調となり、少なくとも半年ほど…手続きが遅れてしまうようですね。いやはや何とも言い難い状況。入札不調の原因については「なぜ?」と思うわけですが、そこは私なんぞではなかなか理解しがたい要因がありそうです。

さて、今日の質疑では、荒谷議員や篠塚議員が職員の「残業時間の多さ」を指摘していまして、かなり共感しながら聞いていました。「なぜ、残業が多くなってしまうのか」について要因を分析していくことは重要ですね。まずは業務量の把握から始まると思うのですが、その業務の進め方の効率かというのか、取り組み方を含めて捉えつつ、マネジメントしていくことも必要…そのうえで、人員配置がなされるべきでしょう。篠塚さんの指摘のように「必ずしも人を減らせばいい」というものではないと思っていますが、しかし、「業務に見合った人員配置」…そこには当然ながら、従事する職員の個々の経験やら力量も反映されていく必要があり、いかに管理職の役割が大事であるのか、管理職がどこまで機能しているのか…これこそが最も問われている点ではないかと考えるものです。

それにしても、全体を通しても思うことですが、総じて職員さんたちは従事している業務に対しては真面目に向き合おうとしていることはわかります。ただ、「よりよく業務を進めていこう」とどこまでの意欲、モチベーションをもって取り組もうとしているかについてはかなり部署によっても違いを感じます。例えば、周辺他市などの事例などを熱心に調べたり、学んだり…多摩市の取組みをより良いものにしていくためにどこまで情報収集をしているか?…もちろん、他市の取組みをそのまま真似すればよいというものではなく、そこから学びながら「多摩市の取組み」にしていくことが次のステップになりますが、意外と、全国に広がる様々な事例までを調べて云々…ということまで手が回っていないような感じがあります。ユニークな事例などたくさんあり、それらを知れば知るほどに「多摩市ってすごい」と自画自賛している場合じゃないなあと思うこと多いです。だから、努力しようとか頑張ろうっていう気持ちになれるのかもしれませんが。

まあ、とにかく決算審査も終わって、4連休明けで、今週は既に明日が金曜日になり、また週末がやってくるし…あとは最終日に向けて心穏やかに準備作業を進めたいと思っています。今日の決算審査では総括質疑があり、私たちの会派では白田議員が担当してくださったのですが、「地籍調査」の話などは、まさに「税金をどう公平に賦課していくか」という視点になっても重要ですね。明治時代のままの状態で登記されている場合など、実測値とはかなり隔たりある場合もあるようで。実測値より土地の面積が大きい場合には所有者は「税金(固定資産税)を多く払いすぎている」ということになりますし、実測値より小さい場合にはその反対になりますから…。「フェアであること」そのためにやれること、できることを着実に進めていくべきでしょうね。

そういえば、明日の15時から、中央大学の宮本太郎先生により「多摩市版地域包括ケアシステムのさらなる推進~断らない相談支援、参加支援と地域づくりに向けた支援」と題した講演会が行われるようです。多摩市のチャンネルで中継がされるということですが、講演会の情報についてはホームページでどこに掲載されているのか、ちょっと情報が探せません。すみません。でも、時間になれば見れるのかしら?こちらからどうぞ

令和元年度決算審査も大詰めを迎えています。

今日は国際手話デーでしたね!…手話のレッスンが中断してしまって、とても残念です。忘れないようにしないとと思うのですが、使わないと忘れます。週一回のレッスンがどんなに大事なものであったかと思い知る今日この頃。

さて、秋を感じる4連休いかが過ごされましたか。「GO TOトラベル」についてもいよいよ東京都が追加されることとなり、一見、新型コロナウイルス感染症への対策にも何となく気持ちが緩みそうになりますが、しかし、緊急事態宣言が解除されたときにも思いましたが、「安全宣言」というわけではなく、そういうわけにはいかないことは意識しておきたいものです。私は4連休に何となく気分転換をしたくて、ベランダの植木鉢を整え、ガーデンシクラメンを植えてみました。ガーデニングの真似事…大切に育てないとと思います。寒い冬にも耐えられるシクラメンですが、上手に水やりと肥料をあげなくてはなりません。

今日は先週に引き続く、決算審査ですが、商工費の質疑から始まり、土木費、消防費、教育費と進んでいます。今日のトピックスと言えば…やはり「街路樹管理経費」でしょうか。かなり注目されていて、多くの議員が質問をしておりました。

多摩市の魅力は「みどり」であって、市民も誇りに思っていることや同時にシティセールスにもなるような並木道もあることの指摘、しかし、街が重ねた年月と同じく街路樹もそれなりに老齢化していて剪定のみならず、伐採も必要になっていることなどなど…景観維持、または枝ぶりがかなり立派というか、育ちすぎて手入れができなさすぎて道路の安全性を阻害する原因になっている現状への対応やら、現状の予算では不足しているのではないかとの指摘が相次ぎました。

市では「街路樹よくなるプラン」を策定し、それを根拠としながら予算を確保し対応しているのですが、樹木というのは生き物なので計画通りにはいきませんし、思ったようになるものではなく…担当所管である道路課も苦慮しているというか、苦労されていることは私たち議員も重々承知の上。正直、「追いついていない」のが状況ではないかと指摘せざるを得ないようにも思いますし、それは予算面だけではなく、一つ一つ剪定伐採などなど進めるにしても、確認作業を行うともなれば、「街路樹」のことだけを業務にしていない道路課の人員という意味でもまあ、ギリギリのところでやっているとも言えそう。

私も立ち枯れしている樹木のこととか、気になっている箇所がいくつかあります。今日の質疑でも「かつては美しかったツツジ」の話も出ていましたが、今は街路の植え込みになっているツツジも美しさというよりか、雑草とのコラボレーションの状態が何とも残念であり、痛ましかったり、ゴミが突っ込まれていたり…という場合もありますね。

育ちたい街路樹、しかし、思うように根っこを貼ることができずに、遊歩道などでの根上がりはつまづいたり、転倒したりする危険要因にもなっていたり…何とかしなければならないとの気持ちがあるのは担当者も議員も同様なのですが、しかし、いかんともしがたい「予算」の壁。

必要な予算を確保せよ!…「街路樹」に対して、優先的に予算を獲得させるためには、どうすればいい?…当然ながら、予算には限りがありますし、その他のところで工夫するというか、削減していくしかないですね。

となれば、やっぱり、何を削減するのか…どの事業を諦めるのか…あるいは優先度を考え直すのかなどなど議論せざるを得ませんが、今日のところは、街路樹管理費についても「みどりを管理する」という観点で、公園管理費などとも統合して、効率効果的な執行ができないのか?という提案はありましたが、そうそう上手くいくものでもなさそうな答弁でしたね。

少し観点異なりますが、篠塚議員が「樹木の伐採の際に、腰かけできるような高さで伐採すればベンチになる」とおっしゃっていて、それは確かに一理あり…と思いました。ただ、私はキノコとかが生えているような切り株などには座る気しないなあ。

 

特別仕様の青木屋さんのどらやき。敬老の日にちなんでランチハーモニーのお弁当に追加したデザート。最近、青木屋さんの「武蔵野日誌」とご無沙汰しているなあと思い出したので、買いに行きたい。ちなみに、次回のランチハーモニーは10月28日水曜日です。メニューは「たまごのせキーマカレー」。予約も絶賛受付中で300円。今日は手伝えなかったのですが、次回はフロア係でお手伝いしています。

ちなみに、今日は教育費のところで「文化財行政」についてちょこっと質疑しています。文化財保護法が昨年4月から改正されていますし、今後、多摩市でも文化財を通じて、まちの歴史にどう向き合っていこうとするのか問われていると思いますし、そもそも文化財をどう大切に保存し保管するのか、将来に残そうとしているか…建造物としての聖蹟記念館をはじめとして、古民家なども気にしています。「文化財」になっている建造物についての大規模修繕というか、維持管理や保全計画については別途策定する必要もありますが、今のところ放置されている感があり、心配です。私、聖蹟記念館は好きな場所のひとつなので。朽ち果てて終わることに内容にしてほしいと願っています。

明日で決算審査も終わります。総括質疑に向けても、気になることを書きだしておかなければいけないな。市議会の最終日は9月30日ということで、終わりが見えてきました…。あ、そうだ。最終日に向けて委員長報告も作成しなければいけない。

令和元年度決算審査の続き。

決算審査も3日目が終了。議員は持ち時間が一人30分なので、それをどこに費やすかで議事進行は進みます。私は今日で自分の持ち時間は消化済み。でも、優先的に「ここだけは」と思っていたことについては全て言い尽くせて、次年度以降の改善にぜひ結び付けてほしいと伝えることができたので、あとは、少しは時間がかかったとしても「めざすべき方向」に向けた丁寧な取り組みを重ねてほしいと期待するものです。

今日は「公立保育園」のことから取り上げました。昨年度末で貝取保育園は閉園になり、公立保育園は1園のみとなりました。もともと2園しかなかったので、統廃合されたというイメージです。待機児がいるのに、保育園閉園?という声もあると思うのですが、将来を見越せば、この判断は決して間違っていないと思います。ただ、その代わり、この1園はこれからもずっと存続させねばならないと私は思っているのです。

多摩幼稚園が廃止されるときのことを思い出します。今は幼稚園も保育園も垣根がだんだんと無くなってきつつありますが、でもやっぱり根拠となり、立脚するところの法律は異なりますし、それぞれ育まれてきた文化が違います。もちろん、就学前の子供たちが通う施設ということですし、時代の要請もあり、幼稚園が保育園に近い形で運営するようにもなっていますが、そんなに簡単に「同一視」することはできないわけです。多摩幼稚園を廃止した後に思ったことは、教育行政が唯一の公立幼稚園を手放してしまって本当に正解だっただろうか…という思いですね。その後、就学前と小学校就学後の接続のことがさらに課題となった際、幼稚園と小学校の連携を教育行政の観点から考えていくともなれば、やっぱり、「公立」で直接かかわれる現場があったほうが取り組みやすかったかもしれない…と振り返ることもあったからです。

今は、「子ども」という主体に着目し、「子ども青少年部」が設置され、国の縦割りの弊害を乗り越えて厚生労働省「保育園」、文部科学省「幼稚園」などと区別するのではなく、市レベルでは同じ部署で担当することになっていますし、保育園も幼稚園も「保幼小連携」の視点でモデル事業にも取り組んでいるとはいえ、「やりやすさ」を考えれば、やっぱり「公立」。同じ組織にあるわけですから、意思決定させすれば進むということですね。

その意味で、私はこれからの多摩保育園というのは貴重な存在になっていきますし、ある意味、「就学前」の子ども施策を考えるうえで重要な現場として、しっかりと多摩市の子ども行政を引っ張ってもらわねば困ると思っております。ですので、これからもある意味、叱咤激励を続けていかねばならないですし、保育士職員の意識やモチベーションなども水準高く維持していけるように応援したいと思っています。

貝取保育園では閉園を目前に控え、新規募集もしなくなり、とてもこじんまりとアットホームな保育ができたといいます。NHKにも取り上げられた「じゃれつき遊び」の実践は多摩保育園でも存続されていけばなあと今でも思っていますし、就学前後の接続を考えるための「たまっ子5歳児輝きプログラム」についても貝取保育園の当時の園長先生が「公立保育園」としてしっかり実践に関わってくださるようになった。個人的にもいろんな思い出があるのです。あ、私が子ども教育常任委員会で委員長をやっていた時に「2園とも民間移譲すべき」という意見と「公立として2園とも存続すべき」というような意見が対立していて、いろんなやり取りのうえで「1園にする方向」を打ち出したというのも思い出のひとつなんですけれど。「2園存続」を主張していた方からは相当恨まれているな…とも思いましたが、でも私は「1園存続」でその代わり、そこにきちんと集中していったほうが多摩市のためになると考えていましたし、今でもその思いは変わらないので、絶対に1園存続はさせていきたいということです。

「じゃれつき遊び」のこと…ぜひ、ご一読ください!NHKのホームページより。

少々、思い入れたっぷりとなりましたが、そんなことで、今日は「公立保育園」の振り返りをしてしまいました。担当課長はもともと貝取保育園の最後の園長先生なのですが「議会の答弁はものすごく緊張して、心臓がバクバクする」ということですが、「保育士をやってきて、議会答弁をするなんて考えたこともなかった。」っておっしゃっていたことがあり、すごく納得したんですよね。保育士さんとして多摩市に入職し、子どもたちの保育のことを考えてきて、議会対応をすることを微塵も考えていなかったと…。でも、子ども行政を進めていく上で、やっぱり「現場」をしっかり把握している専門家の存在は大事ですから。保育士として多摩市の子ども施策の立案にかかわることの大事さ、私はそうした実感も含めて、ぜひ、後輩保育士の皆さんに伝えていただきたいと思っております。市役所でやっている「保育に係る事務」と「保育園」の現場をつないでいく「保育士」の力量が今後ますます必要となりますから。

これまで貝取保育園を支えてくれた皆さんの実践に感謝します。そして、これからの多摩保育園に大いに期待します。ちなみに、今日は「ひとり親等学習支援事業」のことももう一つ取り上げましたが、それはまた別途まとめます。

やっと週末でしかも4連休で。遅ればせながら、とあるきっかけで「ガルパン」なるものを知ってしまい、夜な夜なアニメ見ております。いろんな意味で興味深く、はまる。

令和元年度決算審査

昔からの定番お菓子のハーベスト。たくさん食べないと「食べた気がしない」ほど薄いビスケットですが、変わらない味わいでお気に入りですが、食べた気になるためには「たくさん」が必要なため、なるべく買わないようにしているお菓子のひとつ。しかし、ずーっと気になって、スーパーに行くたびに買い物かごに入れるかどうか迷っていて、やっと、買ってしまった。ちょっとグレード高くするためか、容器包装がちょっと…。正味なかみよりも見た目がごっつい感じがします。ただ、1つで十分満足できるところが〇。特別な場合には2つまで〇にしようと思います。お菓子の箱は紙ごみ。中に入っているプラスチック容器、一つ一つの個包装についてはプラごみ。

今日の決算審査は歳出で「議会費」からはじまりました。議会費は自分たちに関わる予算なので誰も質問せず。でも、「議会費増やして!」と市長に要望するためには質疑することも可なのかもしれませんけれど。

それはさておき、「総務費」。トップバッターで挙手をしたのは共産党の小林議員でした。平和事業に関する質疑からスタート。もちろん積極的に取組み推進するという立場であり、それに続き、同じところで公明党の本間議員も「戦争はしてはならない」とはっきりおっしゃっていたのが心に残りました。私もそう思います。子どもたちを被爆地に派遣する事業については今年は新型インフルエンザもあり中止していますが、選ばれた子どもたちを派遣することの意義が全くないとは言わないまでも、それ以上に、多摩市の子どもたち全員に対する「平和学習」のなかみがますます問われるような気がしています。「平和・人権」というように、出発点は「他者への思いやり」というのか「他者への尊重」から始まると思っていて、ここは人権教育とも切り離せない問題にもなっている。戦争の悲惨さを伝え、もちろん、それを通じて、戦争をしない平和な社会を希求し行動できる人材を育んでいくことも必要ですが、「怖さ」だけを伝えるだけでは不十分であって、その根源を辿ったところにぶつかる人間模様も含め、子どもそれぞれの年齢に応じて学び続けることが大切ではないかと思っています。

ところで、この事業を担当している「平和・人権課」ですが、男女平等施策とその拠点施設でもある女性センターも所管しています。課長が女性なのですが、やっぱり女性の課長さんはこうした課題の向き合い方が男性の課長とは異なっている気がするのは私だけでしょうか。歴代の担当者の顔ぶれを思い浮かべたりしていますが、性別で言うのもなんですが、女性の課長には「誠実さ」が感じられるというか、問題の本質を自分のものとして獲得しながら、取り組んでいることを感じます。答弁の内容を聞いていても、うわべの言葉ではない感じ。

でも、これはもしかすると傾向として課長職にある女性のみなさんの多くがそうなのかなとも思いますが、篠塚議員が質疑していた契約問題などについても答弁していた総務契約課長も同様。ちゃんと内容を感じられる答弁であって、ふんわりと曖昧にせず、できることやできないこと、考えていることや考えが及んでいないところ等など、的確に答えが返ってくる気がします。副市長や健幸まちづくり政策監は女性ですが、やっぱり、市職員として地道に経験を重ねてきた女性の皆さんが管理職となり、そして部長になってほしい。心からそう思います。数年前といっても、もうずいぶん前のことですが、女性の部長がいたときのほうが、男性の部長のみなさんにも緊張感があったような気もしますね。これ、あくまでも個人的な見解ですが、議員へ妙なリップサービスというのか、気遣いをしないところ、「冷たい」と言われようが何だろうか、「率直さ」があるところがいいのだと思っております。

今日、私が取り上げた内容をメモしておきます。「集会所管理経費」。集会所に対する市の取り組み方針が転換し、地元自治会などへの移管ではなく、もっと集会所を使ってもらえるようにしていく、「そのために頑張る…」という宣言をしていますから、その進捗状況を尋ねました。「そのために頑張る」というのは、市として集会所の管理にも適切に予算を使っていきますということだと理解しています。昭和時代に建設された集会所ですから建物も傷んでいるところもあり、エアコンなどの備品類なども老朽化しているところもあります。しかし、平成16年以来、集会所については地元に移管していく方針だったので、なかなかお手入れもされずに放置されてきて、もちろん日常管理は地元自治会で対応しているので、何とか維持されてきたといっても過言ではありません。そうは言っても、年月を重ねれば重ねるほど、古くなるものは古くなっていき、集会所の周りを取り囲んできた植栽は大きくなっていき、しかし、担っている自治会の皆さんは高齢化をしていて、畳に座るのが辛いという声、植栽の剪定についてもやりきれない…そしてまた、自治会費の負担感を感じておられる声も聞こえてきます。ですので、今までのように「地元自治会にお願い」と言っても、お願いしきれないような時代がすぐ目の前に来ているような気もするのです。

もちろん、地域には若い人だった住んでいるではないか!

という声もあると思っていますが、マンションで資産管理をする管理組合とは性格が異なるわけであって、自治会への参加は強制ではありません。若い世代は自治会への加入を拒む場合もありますし、高齢世帯になり自治会から抜ける場合もあるのです。ですので、従来どおりの枠組みでこれからも対応していくことが難しくなるのではないの?というのが私の課題認識です。

そうしたことを含め、改めて集会所をどうしていくか、「地元移管はせずに、もっと使ってもらえるように市として頑張ります」と方針転換をした限りにおいては(その方針転換の是非はここでは論じませんが)、それに伴う行政の責任をしっかり果たしていくべきですが、責任を果たすための必要経費が確保されなければなりません。来年度以降、かなり財政を取り巻く状況も厳しくなることが見込まれているのに、対応しきれるのかどうか…。

この件では、公明党の池田議員も質疑を重ねてくださったように、「使われていない集会所」については廃止も含めて検討していく視点も必要ですね。答弁では、今、各自治会に対し集会所の活用状況含めて活動アンケートを実施中とのこと。その結果を踏まえた取組みがなされていくのかなと。部長は「乞う!ご期待!」ということで理解しております。

今日は「総務費」の質疑が終わり、「民生費」(福祉系)の審査に入りまして、そこでも質疑をしましたが、その内容はまた明日にでも。質疑を進めていく順番があり、私が取り上げたのは「生活困窮者支援」のところで「受験生チャレンジ貸付事業」のことでしたが、ここは明日予定している「ひとり親家庭等学習支援事業」とも関連しているので改めてメモに起こそうと思います。

この本、とても面白い。面白いというのは、語弊がありますが、とても参考になります。

令和元年度決算 今日から特別委員会です。

今日から予算決算特別委員会です。勉強しないといけないのに…こんな時にタイミングよく届く「フランス組曲」の楽譜。今日は楽譜を見ながら、1曲だけ…CDを聴くということで、あとは週末の4連休(4連休だと知らずにびっくり!)にお楽しみはお取り置きしておいて。「その時代」のことを考えながら、ピアノを弾くというのがいいなと思っていて、バッハの時代はそれほど感情を込めず、機械的というか淡々と弾くというか、チェンバロをイメージしながら弾くというのが楽しいのです。そんなに簡単ではありませんが。

さて、決算審査は総括的質疑から歳入までの質疑を行いました。総括質疑では、新たに就任された込山代表監査委員からの発言もありました。前任の代表監査委員であった澤登さんは独特の口調により、率直的確な指摘をされる方だったことを懐かしく思い出します。込山代表監査委員は前任者からの引継ぎにあたっては、「込山さんは込山さんの視点で」と申し送られたようですね。澤登さんらしいなあと思います。「前はこうだったから。」に捉われることなく、真っ新な視点というのは重要ですよね。それは議会にも同じことが言えるかもしれず、私のように「前はこうだった…」ということに縛られすぎるのは良し悪しかもしれません。ただ、「継続性」はあるので、そこを無視することはできません。それでも、新たな人材が加わること、あるいは交代することによって、今までにはなかった視点や観点、そして感性が持ち込まれることになるのが大事。その意味では、ずっと同じことをやり続ける時にも凝り固まらない自分であるように心がけなければいけないですね。いつしか、「あの人、時代遅れ。ずれてる。」と言われないようにしなくては…とだから学び続ける姿勢を失わないようにせねばと思うものです。私にとっては回数を重ねても重ねても、いつも議会というのは変わり映えがしないようで新鮮な場とも言えるかもしれません。

今日の総括質疑は、自民党会派からは遠藤議員、公明党会派から荒谷議員、共産党から板橋議員と3名が質疑をされました。総括質疑は一般会計の最後のところでも時間が確保されているので、私たちの会派は全体を通した振り返りとして総括的質疑をする予定です。他の会派の皆さんもそれぞれ持ち時間の範囲で臨まれるのだと思います。

個人的には遠藤議員が「事業について、『卒業』するための目標値という考え方を取り入れては」という話しをしていて、とても共感しましたね。事業評価が行われ、目標達成度合いなども示されていますが、一体その目標って何のための目標なのか?…って問い直すということですね。達成できたなら、その事業は事業としてお終いにするという考え方もアリかもしれませんし、そのほうがいい場合もあるかも。

いずれの事業も「市民全体のための」必要性があって、税金が使われている。それぞれ事業の目的、目標設定、それを達成するための手法があるわけですが、どれもこれも、「すごく上手くいっている」というのは無いような感が否めないものも数少なくないかも。もともと目標設定の在り方が適切かどうかも問う必要があることはもちろん、「卒業させる」という視点は重要ですが、「卒業できない場合」には「単位取得できない場合」には落第…退学いうこともあっていいと思いますが。あとは「単位取得満期退学」もよろしいのでは?と。

明日から歳出の質疑に入るので、事業ごとで具体的な内容でまた他の議員の方の質疑も聞けるでしょうし、学びたいとも思っています。私は一般質問つながりの「子どもの育ちを保障する」という視点で、低所得世帯対象の学習支援のことを質疑しようと考えています。

「見合った事業」。必要な人員と必要な予算。

明日から昨年度の決算審査が行われます。昨年一年間の行政活動についてチェックする…議会の果たす大事な機能とも言えますが、「既に『使ってしまったお金のこと』だし」という言い方がなされる場合もあり、今更、そこでチェックをしたところで…という言われ方をする場合もあります。ただ、一つひとつの事業に見合って予算額が妥当であったか、あるいは、事業実施の効果などを評価して、翌年度予算につなげていくことが大事ですね。もちろん、決算審査の場で各議員から指摘された事項がすべて翌年度に取り入れられるものでもありませんが。行政が「聴く耳」を持つかどうかというのは、首長の姿勢にも大いに関係するところがありますが、「できるだけ、議会から出された意見に耳を貸そう努力する」という真面目さを持ち、行政活動が行われているかどうか…そのあたり、問われるような気がしています。議会の中では「たった一人」の意見なのかもしれませんが、その一人と同じ意見を持つ人も市民の中には存在していると考えることができるかどうか、それによって、本当に大きく変わる気がします。行政活動の「質的向上」を考えさせられる今日この頃です。

さて、今日は子ども教育常任委員会がありました。北貝取小学校を約10億かけて大規模改修し、市民活動の場づくりと文化財などの資料を展示する場づくりをする…「恒久活用」としていくための条例設置の提案が行われました。私たちの会派は「新型コロナウイルス感染症の影響は無視できない」と考えており、ここ数年先のことではなく、さらにその先の将来にわたってのことも考えたうえで、「今、設置を急ぐべきではない」という立場で条例に反対しました。

特に、「多摩市立ふるさと資料館」として設置される場については、市内の学校跡地などに点在して収蔵、保管されている文化財類を一カ所に集め、展示していく方向で検討が進められているようですが、足を運んだ方々に魅力を感じてもらえるような展示を常に提供し続けることがどれほど難しいことであるのか…。もちろん、子どもたちの地域学習のために云々…などと思いは様々あり、いろんな構想が思い浮かぶのかもしれませんが、はっきり言って、常設展示をする場所を設置し、そこにより多くの人に足を運んでもらうような工夫を行っていく…相当な努力が必要であって、そのために「人」も必要で、「お金」も必要になると感じています。多摩市の文化財行政は正規職員というよりは、嘱託職員や会計年度職員の方々に支えてもらっている現状にありますが、新たに「ふるさと資料館」なるものを設置するともなれば、そこにどのような人員体制を敷いて臨むのかが問われそうですね。ここ、私が最も気にしているところです。それにしても、これから…それこそ、わざわざ足を運ばずとも「知れる」とか「学べる」環境をつくることが求められている感じもあり、資料のアーカイブ化に力を入れていくほうが良いのではないか?と思っています。もちろん、資料について原物は大事に保管すべきであって、状態を守っていくために必要な環境づくりが重要ですね。

ところが…ここは予算の関係だと思われますが、ふるさと資料館については「人が日常的に出入りしない場所」(つまり純粋倉庫として使う場所のことと思われるが)についてはエアコン機能を設置しないことになっていて、それで本当に良いのか?という点には疑問もわきますね。もちろん、今まで、学校跡地などに詰め込まれており、エアコンなどなくても耐えてきた骨とう品ばかりだと言われればそれまでですが、その扱い自体が「文化財にとってはナンセンス」だったのかもしれませんし。

いずれにせよ、新たな施設を設置するというのは、責任をもってその施設の維持管理を含む運営をし続けるわけですから、「人・カネ」の問題は付き纏うというものです。それにしても、「施設はこれ以上増やせない」と言っていたはずが、結局「施設が増えている」という状態になっていて、例えば図書館についても同様ですが、「施設はこれ以上増やせない」「新たな人も図書館には配置できない」…などなどという理由から、将来を見越して、「今なら間に合う」と行政改革に取り組んでいたはずが、私には今の状況が「未来への投資」という言葉によってベクトルの方向が逆向きになっているような気がしてなりません。

もちろん「未来への投資」を否定するものではありませんが、私にとっての「未来への投資」は「子どもたちの育ちを保障していく」ということで子どもを応援し、支援するために税金を使っていく…ということ。そして、お金をただばら撒くという発想ではなく、子どもたちを支える人材を増やすとか、そういうことにお金を使っていくということなので。

今日も近所の公園は夕焼けチャイムがなってからも子どもたちの声。随分と日暮れは早くなり、冬に向かっていることを太陽の動きからも感じられるようになる「秋の一日」でした。子どもたちが大人になる社会に何を残すことができるのか…「モノ」ではなく「伝えていきたいこと」をもっと大事にしたいと思うのでした。

明日から決算審査。発言時間に限りがあるので、何を質疑しようかとずっと考えています。いくつかに絞ろうと思っているのですが、まだ絞り切れていません。「必要な人員と必要な予算」があり、行政活動が「質」にこだわって行われているか?というのを私は一番気にしています。そうでないと「見合った事業」にはなっていかないと思うので。

5G…「便利さ」だけに囚われず

週末にメダカ鉢の水槽を洗って、良さそうな砂を購入。1年くらい大丈夫…ということが書いてあったのですから、こんなにも良いことはないなと。バクテリアすごい。

最近というか、いろいろ情報を集めながら、気にしていることのひとつが「電磁波問題」ですが、今日の生活環境常任委員会には「5Gアンテナの設置を携帯各社にやみくもに行わせないことを求める陳情」が提出されており、審査しました。ちょうど先週末にも、「第五世代移動通信システム(5G)基地局設置に関する条例制定に関する陳情」が提出されていることもあり(後者はまだ議会運営委員会を経て、委員会に付託されていないのですが…)、市民のみなさまの中には不安の声があることを感じています。提出されたばかりの陳情も私たちの委員会で審査されることになるはずなので、今日の陳情についても結果を出さず、「慎重審査」として継続することとなりました。

すでに自宅の固定電話は使わない時代。私も携帯電話を便利に使っています。電磁波問題についてもそれなりには気にしつつ、でも、「便利さを享受している限り」は真っ向から否定できないというのか、否定するための根拠も論拠も自身ではそこまで持ち合わせているとは言い難く、「まあ、大丈夫だろう…」くらいの安易な認識に立っていました。しかし、そして「5G」は「4G」よりも強力であって、瞬時に情報のやりとりができるということ。要するに、そのためには強力な電波が必要であって、社会の隅々までに電波が行き届き、すべての市民が便利に使うためにはアンテナを設置しまくらなければいけないのだそう。何となく、直感的に「これ、ちょっと怖いかもしれない」と思ったのがはじまりですね。そこで「これ、やっぱり、もう一度、情報集めをしておかなければ」と思ったのです。もちろん「情報通信網」が現代社会の維持には必要で必須ということ前提です。

 

電磁波過敏症のことも、それが本当に電磁波であるかどうかも立証することが難しい。ただ、人間には多かれ少なかれ、個体差があるものの電場、地場からの影響を受けているといいます。コンセントからの影響もあるという意見もあります。きっとアレルギーなどと同じように「反応」するかどうか、その度合いには当然ながら個々人で違いが生じるということですね。身体の状態によっても影響の受け方が異なるでしょう。

 

すでに、インターネットなどでも探してみれば、症例も出てきますし、危険性を指摘する情報も掲載されています。もちろん「5G」の危険性なども指摘をされていて、海外などでも「リスク」を考えて政府そのものが対応しているところもありますが、今の日本ではなかなかそこは期待ができないですね。新型コロナウイルス以前から「新しい生活様式」を訴えている「ムーンショット計画」。国で行われている議論はすでに私の脳みその範囲を超えている感あり。新型コロナウイルス感染症のことについても「5G」との関連性を指摘するような情報も掲載されているので、情報の受け止め方もまた大事であって、リテラシーが問われていくことも実感していますが。

 

とにかく、私レベルでは「5Gのアンテナはとても強力な電波を飛ばすこと。そして、そのアンテナを網目のように設置をしなければ活用することが難しいこと」は理解できます。そこで、「強力な電波」についてはちょっと慎重に捉えていくことが望ましそうだ…ということですね。多摩市では5年前にも「アンテナ設置」(当時は4G)に関する陳情が提出され、その際には、行政も対応してきた経過があります。「4Gにしても5Gにしても、その安全性の確かさについて拠り所としているのはWHOや国の指針」であって、多摩市行政が独自で「リスク」を訴えるということはできないのも現状とはいえ、予めアンテナ設置(基地局)の際には行政にも連絡をしてもらうような対応を図ってきました。

■携帯電話等基地局の設置に対する市の要請行動について

ただ、ここをもう一歩、水準高くすることも検討する価値はありそうですね。全国でも5市では「携帯基地局の設置」に関する条例などがあるという話しでした。多摩市の場合は「協力を依頼する」という引き気味な姿勢なので、もうちょっと強気でもよいかなとか。もちろん設置そのものを拒否するとか否定するとかではなく…。

アンテナから発信されている見えない「波」の影響を評すること自体、行政にも私たち議会にも(素人すぎて)難しい面もありますが、「でも、電磁波過敏症の市民の方の存在」は認識は重要であって、その方々の不安に向き合うという姿勢は大事になるのではないでしょうか。このことを環境政策課では意識している…それだけでも私は「〇」と思います。中には「そんなこと気にも留めない」自治体もあるでしょうから。

 

私は何よりも子どもたちへの影響を気にしています。赤ちゃんってシワがないし、みずみずしいのは…身体にそれだけ水分が保持されているということであって、子どもたちの脳みそは大人に比べて水分量が多いです。だからこそ、電磁波の影響を受けやすいとも言えるのです。メリットばかりが語られる便利さですが、その代償として私たちは何を引き受けているのか?引き受けることとなるのか?…その説明は正直言って、足りてなさすぎるのが今の日本の現状ですね。「ノーリスクではないことを踏まえて」…市民が選択することが大事なのに。「GIGAスクール構想」がズンズン進んでいることもまた、電磁波過敏症を気にされている方々にとっては脅威でもある。そのことを頭に入れておきたいものです。「便利なものはすべていい」とはいかないですね、きっと。

 

これ、なかなか堂々巡りにもなってしまう話題なのですが、市民の方からの陳情を受け止められる議会でありたい、行政でありたいと思うものです。陳情審査が継続となりましたので、もう少し情報を集めたり、勉強してみたいと考えています。みなさんはどうお考えですか?