新型コロナウイルス感染症への緊急対策…その3の内容。

まだ、自分では買いに行ったことがないプリンで、いつか自分でも買いに行きたいと思っているのが小川フェニックスのプリン。とてもうれしいことに、いつも頂きものなので、「特別においしい」と味わっていただくのですが、確かにおいしい。このプリンも、カラメルソース別添というのがありがたい。どれからいただくことにしようかと迷うなあ…。

今週は金曜日に臨時議会が開催される予定です。今日は午後から、それに先立つ議案説明が行われました。国や東京都が新型コロナウイルス感染症対策として実施する緊急措置に対応して提案される補正予算の審議が行われます。

市が「独自策」として実施するものは下記の通り。

●国の1人10万円の基準日(4月27日)以降に生まれた子どもに対する給付金の支給(来年1月末までに生まれた場合)
●PCR検査センターを10月以降の継続費用。あわせて、検査場所までの送迎費用
●新型コロナウイルス感染症感染者の濃厚接触者以外の方への新たな検査体制の構築
●店舗における感染症予防に関わる経費の補助(アルコール消毒液など)
●感染症対策を積極的に実施している店舗への安心マークを市で独自でもステッカー作成。
●消防団詰所の感染症対策備品の配布(非接触型体温計など)
●各公共施設でのパーテーション設置に関わる経費(やや見苦しビニールカーテンを変更する)
●避難所における感染症対策の敷材準備
●困窮する大学生への経済支援として、小中学校で臨時で雇用

という感じです。財源については国や東京都からの交付金を活用して実施していくものになります。あとからあとからで、国も東京都も大規模な予算出動が行われ、その必要性も決して理解できないわけではないとはいえ、しかしながら、将来への影響をどう見込んでいるのか…など、心配や不安を抱く国民、都民、市民は多いでしょうね。

それにしても、国の杜撰な予算執行の在り方には、開いた口が塞がらないというのか、こうしたことが氷山の一角かもしれないと思うと憤りを通り越して、もう、悲しくてやりきれない気持ちになっております。

さて、今回、上記とは別に、低所得で苦しい状況にひとり親世帯への支援についても国や東京都からの支援策が盛り込まれています。国からはひとり親世帯の子ども一人につき臨時で特別給付金が支給される、都からひとり親家庭への食品類の提供(子ども一人当たり1万円分)という内容。その事務手続きを行うのが多摩市ということですね。これについては、市の独自策でも既に児童育成手当受給世帯の子どもに対し、一人5万円の給付をすることにしていて、それはものすごい手厚い支援でしたが、その後、国や東京都の対応になり、その意味では二重にも三重にもと支援が重ねる結果に。それはそれで否定はしませんし、厳しい世帯への支援に積極的であることは望ましいこととも思いますが、しかし…こうして「ひとり親は大変だ!」の声が上がり、そのプレッシャーにより支援が進む一方、「低所得・ふたり親・子育て世帯」が取り残された状況にあることだけは認識しておくべきでしょうね。親の人数には関わりなく、低所得の世帯は大変。もちろん、低所得かどうかも関わりなく、子育て世帯は大変だという声も聞こえてくると思っていますが、「ひとり親は大変だ」と言っても、ひとり親で一定の収入がある人は支援は受けることができませんから、本質的に「ひとり親の大変さ」に理解がある支援が実行されているわけではないのです。支援策を講ずるにもどこかで線引きをするときには「所得」に着目するわけです。そうであるなら、私は「親の人数」ではないという視点で、改めて検討すべきだと思います。子育て中の低所得世帯は、ひとり親かふたり親かに限らず、大変であって、学校休校中についてはエンゲル係数が家計を圧迫する…という話しを耳にしています(低所得世帯でなくともエンゲル係数は上がりました)。

市としては、ひとり親世帯に対し、今回緊急実施した現金給付については、その効果を見極めていくという答弁があったので、その効果をどう見極めたのか、そして、検証したのかといったあたり、今後、フォローしていきたいですし、ひとり親に必要なことは当面では現金給付をすることが重要であっても、中長期的な視点では就労支援、雇用先の開拓などをしていかなければ、結局、現金給付をし続けることになりますし、「自立支援」に対する強化をしてほしいことを求めていきたいと思います。

また、6月議会ではかなり多くの議員から要望のあった通りで各小中学校1教室に1台の大型モニター設置のための費用も計上されました。子どもたち一人一台のタブレット端末が配備されるのは来年の4月になるのと同様に、大型モニターについても全国各地の学校が必要としている備品なので、先んじて予算を確保しても実際に手に入る時期はとしてはいつ頃になるのかなあ。

 

夕方から、楽しみにしていた久石譲さんのコンサートの全曲配信を堪能することができました。もし時間ができたら、クラリネットやってみたいなあ。

武道館・陸上競技場・テニスコート内覧会@多摩東公園

低気圧が身体の不調をきたすことがあるそうですね。頭痛やら肩こりやら…と思っていましたが、一言…「単に、年を取っただけ」と言われて、返す言葉なし。

さて、武道館、陸上競技場、テニスコートがリニューアルされ、一般向けの内覧会があり、せっかくの機会と足を運んできました。自分自身が利用者でない限り、よほどのことがない限り、施設の中まで入ることはありませんので、私にとってみれば、「またとない機会」でもあります。

まだ、工事が終わったばかりと感じさせるような新品くささのある工事後のにおい。LEDに交換された電気はあかるく、そしてまた、何より武道館は空調が入って、快適さには格段の違い。トイレなどもきれいになっていて、気持ちがいいですね。この状態をいかにして持続させていけるか…今後は指定管理者の力量が問われていくことと思います。もちろん、市の責任が全く問われないとか、無くならないというものではなく、「指定管理者任せにはしない」とする姿勢は必要です。ただ、日常管理などは指定管理者の豊富な経験に委ねられていくことと思います。行政が直接運営するよりも機動力がアップしたり、あるいは多摩市以外の地域でも公共施設の指定管理を実施し、新たなノウハウなどもあるかもしれませんし・・・そのあたり、どのように発揮されていくか注目したいと思います。

それにしても、武道館…オープンしたのは昭和61年ですから1986年ですね。その頃は他市と競いながら立派な公共施設を建設してきた時代です。多摩市と同程度の自治体では「武道館」があること自体、珍しい。ここであと30年間は使う…ということ前提に大規模改修を実施したことを思うと、それこそ、どこまで活用実績を上げていけるかが問われる気がします。ますます市民にも認知され、その存在価値が納得されるようにならなければ…と思います。

今回の大規模改修工事はできるだけ使えるものはそのまま使うということを心がけたようですが(って当たり前のことと思いますが)、建設当時もとっても気合を入れてお金をかけた施設だなあとしみじみと。今回は必要最低限ということでエレベーターを設置するなど法対応も実施して、武道館の工事費としては約4.7億円。

そして、陸上競技場とテニスコートと合わせて、全体では12億円。かなり大規模な支出!…です。しかし、一方、比較すべきではないと思うもののパルテノン多摩の大規模規模改修は約80億円の規模・・・なんだか、12億円が「その程度の改修費」に思えてしまうということで、感覚が鈍りそう。市民がパルテノン多摩を持ち続けるためのコストの大きさを改めて認識しておきたいものです。

武道館。いい場所だなあと思います。武道だけでしか使用できない、させないという考え方ももう少し寛容になってもいいのかなあ…個人的な意見ですが、使ってあげるほうがいいなあって。もちろん「大切に」というのは言わずもがなであって、何でもかんでもOKにはならないかもしれませんが。この場所を維持管理していくための運営コストのことを考えることも必要になる時期も訪れるかもしれません。

陸上競技場、テニスコートも見学しましたが、限られた予算内で工夫をしていることがわかるような場所もいくつか見受けられました。陸上競技場はトラックが「青」になっていて、さわやかさを感じる施設になったと思います。ただし、いわゆる「公認」の競技場ではない点が残念。中途半端にしか記録会が実施できないという悩みは相変わらずのつきものですね。それはそうと、ロードレース大会とか…どうなるのかな…とふと思い出したりもしました。

テニスコートはコートを1面増やしました。6面は人工芝。1面はクレーコートに。更衣室の中までは見学できませんでしたが、当然、お色直しというのか改修していますので、快適にご利用いただけるといいなあと思います。また、実際に利用される方に感想を聞いてみたいと思います。

 

個人的にはテニスコートのすぐそばの喫煙所があまりにも堂々しすぎているのが気になりますが、「わかりやすい場所になければ、あちこちで喫煙されてしまう可能性がある」という配慮がされた結果の場所のようですね。それも一理あるかなとも思いましたが、時に風向きによっては簡単に受動喫煙できてしまうのは残念。

 

いずれにせよ、大規模改修をして、「使うのが楽しみ」と感想をおっしゃってくださる方もいるのがうれしいです。「大切に使われているんだなあ」といつになっても感じ続けることのできる場になってほしい。これは残念なだと思っていますが、古くなったり傷んだりすると、いつしかぞんざいな使われ方をしてしまうようなことってあると…感じるのです。だからこそ、日々のお手入れ、点検も含めて、心をこめて取組んでいただけるようにお願いしたいですね。管理している指定管理者だけではなく、その意味では市の姿勢もまた問われていくことでしょう。

 

 

最後に…私が納得できないというのは、やっぱり自動販売機のズラリと見事なペットボトル。自動販売機についても「置く」、「置かない」と意見は対立しています。ただ、私は「置く」ことを鼻から否定はしません。ただ、「気候非常事態宣言」をしている以上、多摩市として発信していかねばならないことがあるのではないの?と。ここにもまた、宣言を発した多摩市の本気度が問われる気がしてなりません。

もっと、プラスチック・フリー生活に。

   

レジ袋が有料化になり、プラスチック・フリーをもう少し心がけてみようと思いつつ、しかし、ホント、身の回りにあふれているプラスチック類に愕然とするわけですね。きれいな包装は見栄えもよくします。

しかし、郵便局でレターパックを買ったときにも、当たり前なのですが、「袋は有料」と言われて、ハッとするわけであって、スーパーだけではないのか!…と。一方、「紙袋なら無料」といただける場合もあると、「なんてありがたいんだろう!いいお店」と評価ポイントがアップするという。

今日もオンラインでミーテイング2件。ただ、私…パソコンをずーっと眺めていると、ぐったり、しんどくなってしまうので、最近はパソコンを使う時間、使わない時間とはっきりと区切ることとしました。使わない時には必ず、電源はオフにするということも心がけることにしました。

気になっていた本をやっと購入して、届きました。さらに暮らしの中で工夫ができるかどうか、学んでみたいと思います。

気候非常事態宣言をした多摩市。阿部市長が復活した「環境部」がますます問われるなと思っていますが、まずは「脱・ペットボトル」から始めていくのはどうか?とも思うものです。市内公共施設の設置している自動販売機のことも、本当はとっても気になる。

実はこの本を少し読み進めるだけで、内分泌攪乱物質のことが書いてあり、知ってはいたけれど、やっぱり、怖い…。

 

 

暮らし方を見直す。

 

ここがとっても大切ですね。暮らしを見直すということは、自分自身を見つめなおすということとも直結しますね。大雨の被害、心が痛みます。大雨は去って、穏やかな青空が戻ってきたとしても、被災された方の暮らしが元通りになるまでにどれほどの時間が必要になることでしょう。だからこそ、無事であることへの感謝をより一層感じますね。その感謝の気持ちを自らの暮らしの見直しにもつなげていきたいと感じる日々です。

気候非常事態宣言はどう活かされていくか。

連日のプリン話題で恐縮ですが、近頃の私…実はプリンが一日の楽しみでもあり。正体不明の蕁麻疹に襲われ、「温熱性蕁麻疹」ではないかと疑ったので、勝手なる食事療法と言いながら、「アルコール抜き生活」。ステイホーム中はオンライン飲み会なるものが企画されたり、それに参加するのが楽しかったり…ということでしたが、突如と夜も眠れない日々だったので、原因究明を…。どうやら、飲食をし、特に、アルコールを摂取して体内の温度が上昇、つまりは血流の流れ方に変化が伴うことによって、顔以外の身体に蕁麻疹が現れることが判明。

アルコール以外にもやめたのは「香辛料」ですね。あとは、味噌汁に入れるとめっちゃくちゃおいしい「生姜」を抜く、「わさび」をやめるという食事。今は、程度を考えて、薬味を使うことにしているものの、「辛い」はなるべく避けております。

ということで、私、別の楽しみを見つけるということで、スーパーで簡単に手に入って、納得できる作品(プリン)を探すことに楽しみを得ているというわけです。

蕁麻疹はストレスなどなど、その原因は不明だと言われているので、それこそ、何をすればいいのか?という話しになりますが、「薬などはできるだけ使わない。」というポリシーのもと、試行錯誤中です。

 

さて、お天気情報を気にされている方多いと思います。郷里の状況が心配な方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。私も父の住む長崎県の情報を気にしています。「経験したことのないような大雨」ということで、「線状降水帯」という名前も記憶に定着されている方も増えているのではないかと思っています。数年前まで、「聞いたことない言葉」だったと思います。

とにかく、安全な場所に避難する…。多摩市でも去年の台風19号のことを思い出しますが、確実に、地球環境の悪化が私たちの暮らしに脅威をもたらしているとしか言いようがなく、そしてまた、地球そのものに脅威を及ぼしてきたのはまた私たちであることを見つめなおさなければならないとも思うものです。

6月議会で「気候非常事態宣言」が議決されています。そして、市長と議長とでプレスリリースをしていますが、新型コロナウイルスの話題でちょっぴりかき消されているような感あり。でも、別の場所では多摩市の「気候非常事態宣言」の問い合わせも来ていますし、宣言をした多摩市は何をするのか?次なる行動にこそ注目が集まっていると言えます。議会も市長と共に宣言をしたことにもなりますから、議会がどうその責任を果たしていけるのか?という点も心に留めておきたいと考えています。

そんなことを考えながら、オンラインセミナーで得た情報をもとに、調査中。他市などに視察に行きたいと思っているのですが、難しいのか…。他の分野でも先進事例もあり、できれば、直接、ヒアリングしていきたいと思っています。東京は3桁台で新型コロナウイルス感染者が増えていますが、「検査体制が整ったから」というのはその通り。要するに、「もっと当初から検査数を増やしていれば…」ということなのでは…と思ったりもしますが、専門家でもない私がそのことを語っても意味なし。

 

ちなみに、本日の「牧場のカスタードプリン」について一言。これも素材にこだわったプリン。何が気に入ったかと言えば、カラメルソースが別添になっていること。要するに、カラメルソースの邪魔感を感じずに最後までおいしくいただけるという幸せ。たまにはカラメルソースもおいしいのですが、カラメルソースのおかげで、せっかくの「たまご感」がかき消されてしまうこともありますから。大きさとお値段と比較するとちょっと高めに感じるかもしれませんが、でも、満足感高くいただける作品。木次乳業さんは島根県雲南市ですし、そこもまた〇。

見えていなかった問題が、可視化されるとき。

都知事選挙の結果はやっぱり想定通りの結果になったなと思います。そしてまた、4地区で行われていた都議会議員の補欠選挙の結果についても、私が考えていたとおりの結果でした。政党に所属をしていなかったとしても、自分の思いを託したいと思える候補者がいれば、もう少し熱を入れて、選挙支援もできたかもしれませんが、当初段階から、いろんな思いが入り混じり、いつもとは違って選挙運動には加わらず。ただ、私の一票は「現職」に入れることはしませんでした。私が願っていたことは、現状を踏まえて、私たちが自分自身で「くらし」のことを考えて、意思表示してほしいということ。

その点からすれば、これもまた、予想通りとも言えますが、投票率は低下し、多摩市も前回63.23%が今回は57.50%と約5ポイント減。「やっぱりな」と沈む気持ち。

今日はコンビニスィーツで、おみせに「おすすめ」とポップつきのプリン。黄身とミルクを贅沢に使用と書いてあるだけあって、プリンのは黄色が強め。甘さは私にとっては甘いほう。私はやっぱり、もう少し「たまご感」のあるプリンのほうが好き。

 

さて、市議会の災害対策連絡会が開催され、市内で障害者福祉施設を運営されている皆さん、7団体の方がいらっしゃり、意見交換などを実施しました。災害対策連絡会は会派代表者がメンバーなので、それ以外の議員はオブザーブ的に出席しました。約8割の議員が出席。

 

新型コロナウイルス感染の拡大に伴う自粛により、厳しさを増している各団体の経営状況、そしてまた、施設に通所されている当事者のみなさんがたの状況について報告がありました。公共施設内で喫茶を運営している事業所などは、公共施設が閉鎖したことに伴う収入減はもちろんのこと、それにより、当事者の就労支援を継続させるためのご苦労をされていること、休業補償などもしていかなければならないけれど見合った財源を確保していくこともなかなか難しいこと(国や東京都からの支援金を受けるにもハードルが高い実態)、当事者の皆さんはステイホームのことも十分に理解されている場合とそうではない場合もあり、環境変化によって体調にも影響が生じていること、また、家族への負担も増加していること…現在は、徐々に活動を再開しているとはいえ、「3密」を回避するにも活動場所が狭いため、通所の人数制限をしなければならず、当事者の皆さんの期待には応えきれていないこと。公共交通を使わずに通所を可能にするための送迎を実施しているけれど、それは全て団体側の持ち出しにせざるを得ないこと。もちろん、新たな人材を確保することは難しく、「密」にならないギリギリのスタッフ人数で業務全体も回さざるを得ないこと…運営者側も苦渋の選択をしながら、日々を過ごしていること等、「もし第2波が来たら…」という危機感と常に向き合っていること。当然ながら、社会全体の状況から、受注できる仕事量も減っていて、ますます収入減にもなっていることは想像できます。「たまげんき」というネットワークを組織しながら、大口の仕事を一括で受注するなど、仕事確保など工夫もされているようですが、なかなか厳しいとのお話も伺いました。ここには「たまげんき」の事務局体制にも課題があるようですが、ここへきて、そのことがますます見えてきたという現状も。

 

私たち議会として真っ先に気になるのは、行政からの支援あるいは対応ですが、「市として障害者支援をしている団体の実情を把握して、その全体状況を公表してほしい。」…と要請をしていても、期待に応えられるような状況にはなっていない様子。ちょっと残念。ただ、行政側も、1度はアンケートを実施していて、ヒアリングなども行った経過は確認しています。とはいえ、それでもまだまだ現場に寄り添うという意味では不十分さがあるのだなあと理解することができました。

 

「市からの発信も薄い。『頑張ってください』というような一言の励ましも薄い。」という本音を語ってくださったのですが、私にはこのことが最も印象的でした。具体的な金銭面での支援などなどできなかったとしても、でも、声をかけて、労うということはできるんですよね。そして、その一言がとってもうれしくて、エネルギーに変わる場合も多い。やっぱり、団体の皆さんに対する「感謝」があればこそ、自然に口を次いで発せられる言葉ってありそうですよね。各団体の窮状について、行政が全く理解していないというわけではないはず。その表現って難しいのかなあ。

 

いずれにせよ、現況把握と情報発信や情報共有という点では、1つの団体で情報を収集していくことが難しいというのはいかなる場合においても同様。こうした時こそ、行政が動くことが重要ですね。もう少しネジマキしなければいけないなあ…というのが議員共通に得られた感想ではないかと思います。

 

今日いただいたご意見からは「市に問い合わせをしたら、都に。だったらと都に問い合わせをしたら、市に。」とたらい回しになっている現状なども明らかにされ、「市としての方針が明確にされると、活動しやすい」という声も強かったかな。また、同時に、障害者のための「福祉避難所」に関する言及もありましたが、この辺りもかねてからの課題とはいえ、改めてその必要性を切実さをもって感じるようになったとも言えそうですね。

 

障害をお持ちの方々の支援とは関わるみなさんの熱意に支えられているところも大きく、そして、その熱意にある意味、甘えさせていただきつつ…という面もあるように思っています。また、、障害者就労支援については、国レベルでは莫大な予算がつぎ込まれているにもかかわらず、実際に当事者の皆さんの手元に暮らすために十分な「賃金」として届いていない現状はつねに問題視されてきました。今に始まった話ではないんですよね。「障害者の自立支援」とは何か、改めて問うていく必要がありますが、そこを一自治体で取り組むというのはなかなか難しい。だから、国全体の政治や政策の方向性が問われているのです。知人が自立支援を行うNPOをやっていますが、「自立支援というのは名ばかりだ!」との憤りが企業につながったという話を聞いています。

 

新型コロナウイルスによって、今までは関係者だけには認識されていて、なかなか社会全体の課題にまでなっていなかったような問題が可視化されてきたような気がします。今日の意見交換の内容はもちろんのこと、ひとり親支援、生活困窮者などなど…すべて「自立を応援します!」とかけ声だけになっていたような問題が噴出しているような感じですね。多摩市という身近なところの範囲でできることは限られているかもしれない。でも、もっと取り組めることはあるはず…そして、そのためにこそ、税金をどう使っていくか、有効活用をするために知恵を使わなければならないとも思うものです。現金給付というのは一時的なものであって、継続はしないし、できません。どうやればいいのか…。「目先のことだけではなく、本質的に取り組むべきことは何か。」…私たちが見つめておくべきこと、問うべきことなのかもしれませんね。

 

「豊かな生活とは何か」

 

成熟社会などと言われつつ、いまだに私たちが求めている豊かさの方向性、一人ひとりの価値観が問われている。ステイホームの間に、きっとそうした価値観と向き合う経験をされた方も多いのではないかなって思います。「新しい日常」が向かう先はいかに?いきなり方向展開はできないまでも、今こそ、向かう先を指し示せるような市政運営をめざし、心がけていきたいものです。(なにせ、財源には限りがありますからね。取捨選択が必要なのです)

 

本日、多摩市議会にお越しくださった「たまげんき」のみなさん、お忙しいのにありがとうございました。議会としてこうしたご意見を共有してどう次の一歩を踏み出せるのか。健康福祉常任委員会が動いていくことになりそう。より多くの耳で現況を伺うことができ、問題共有できたことが政策を動かしていく第一歩につながるはず。

現金給付のそのあと…どうするのか。

若手の女性議員がメンバーになっているウーマンシフトの学習会に参加。

国際的にも活動されているセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが今回の新型コロナウイルス感染拡大を受け、実施した「ひとり親家庭応援ボックス」。1度目は東京都23区が限定だったのですが、追加支援はその範囲を拡大…その支援状況について伺いました。ひとり親家庭支援のための地方議員ネットワークでもアンケート調査を実施しましたが、その時に得られた回答と同様、ひとり親で子育てをされている世帯の深刻な状況が明らかになったようです。

でも、新型コロナウイルスによって深刻になったわけではなく、もともと生活が厳しく、必要な支援が得られているとは言い難いからこそ、今回、その歪が一気に露呈しただけの話、今に始まったことではないのです。その意味で言えば、社会全体にも多くのひとり親の困難な状態がより鮮明に認識されたのではないかと思っていて、「ひとり親家庭等への支援」として実施している各種事業への評価も問う必要があると感じています。国としての取り組み方を改めて問うてほしい。今は、目の前で困窮し、食事もままならない世帯への支援やら現金給付が中心で行われていて、そこはしっかり取り組んでほしいと思う一方で、食糧支援がいつまで継続できるのか?さらには現金給付も継続できるわけではなく、一自治体には限界が見えている。

「ひとり親」が置かれている状況や状態に目を向けて、今の支援制度の在り方の根本を質していくことが求められていると考えています。圧倒的に足りていないのは就労場所。そして、就労しやすい環境があること…だと思っています。そのための支援こそ、もっと力を入れていく必要があり、そのために政策誘導してほしいとかねてから思っていますが、ますますそう感じています。

そしてまた、ひとり親世帯の子ども…ということで言えば、今日も話題になったのは「高校生への支援」です。高校3年間が見落とされているという声も今はまだ聞いてもらえていない状況だなあと思います。高校生になるといろいろとかかるお金が増えてくるというのは、誰が考えてもわかることだと思っていますが、武蔵野市では高等学校等への進学にあたって、入学準備金の制度がありますが、こうした制度がある自治体は少ないです(多摩市の高等学校など進学者への支援)。高校生になると教科書も購入しなければならず、結構、お金かかります。制服やら、体操着やらが指定されているともなれば、その出費がいろいろ嵩みます。義務教育の小中学校時代と比べても、お金のかかり方が違うんですよね。

高校生だからアルバイト…と言っても、それで明け暮れなければならないような状態では本末転倒です。経済的な理由で「勉強したい」あるいは「進学したい」という気持ちを諦めなければならない子どもたちの存在も気にしておきたいものです。

 

そしてまた、一方、大変なのは、ひとり親だけではなく、「ふたり親・低収入・子育て世帯」についても同じくらい深刻であることを受け止める必要があります。「二人いれば、助け合えばいいんだから」ということで済むわけではないはず。むしろ、ふたり親で困難な状態にあるご家庭のほうがいろいろな面で厳しさがあるのではないか?とも言われているように、結局、親の人数によって支援の在り方を変えるのではなく、「世帯の収入」で見ていくべきだと思っています。セーブ・ザ・チルドレンの方もその必要性を認識されていましたが、要するに「困っているご家庭」(困窮世帯)の子どもたちへの支援だとおっしゃっていました。

 

今、当面の暮らしが成り立たなくなっている人も増えている。そこに緊急支援が行われていますが、現金給付は一時的なものでしかなく、その後の支援をどう進めていくかが問われています。「その先の支援」について、なかなか見えてこない中、今日は東京でも新型コロナウイルス感染者が100名を超えてしまうということで、どうなっていくのか、ますます不安が立ち込めています。多摩市も可能な限りで支援策を打ってきたと私は思っています。もちろん、十分不十分と評価はあると思いますが、いつもながら慎重に、今後の財政運営なども見込みながら取り組んでいると捉えています。しかし、その後が問題になる。

 

「こんな経験は初めてなんだから、『あーすればよかった』『こうすればよかった』…と振り返っても仕方がないのよ。ただ、とにかく、感染は防止をしなければならないのだから、そのことにきちんと取り組んでもらいたい。公共施設とかもこのまま開けていて大丈夫なのか心配」というお声もいただくと、感染者が増えていないからと言って油断ができないというのもまた事実だと思うわけです。都知事選が終わるまで、この状況でのらりくらりとされてしまうのかもしれませんが、都知事選が終わってから、また一気に何か動き始めるのかもしれませんね。

それはそうと、みなさま投票には行かれましたか。期日前投票をしようと思いながら、私はまだ行けていません。でも、「未来に希望をつなげるための一票」は「現状でいいとは思わない」と考えて投票したいと思っています。

7月のはじまり。

今日は「半夏生」。

タコを食べると聞いたので、「タコ」を食卓に。今月…と言えば「土用の丑の日」が21日にあるようで、その日は「うなぎ」ということですが、「うなぎ」は「食べることはできる」一品であって、好んでは食べません。

「半夏生」にタコを食べるというのは、たまたま立ち寄ったお店で「明日はタコだよ~」というのを聞いたからであって、その言われは?また、一つこの年齢になって得た知識。

今日は午前中は「議会だより」の打ち合わせがあり、その後、「子ども・子育て・若者プラン」の策定にあたってのニーズ調査報告書を手に入れたので、見始めたら…その興味深さに、このニーズ調査を踏まえて、一体、子ども青少年部ではどのような議論と協議を重ねてきたのかが知りたくなりました。せっかくお金をかけて調査をして、報告書を策定しているのですが、大事なことはこれに基づいて「何を議論するのか、してきたのか」ということではないか…と思っています。4月に部長が交代してしまったので、どのくらい内容が引き継げているのかわかりませんが、こうしたニーズ調査があって政策立案や計画づくりが行われているはずと考える立場としては、調査報告書の活かし方を確認することは重要だなと思ったのでした。

午後はオンラインで会議をしたりして、あっという間に夕方。オンラインで活動ができる便利さ。しかし、その引き換えに失っているものは無いのか?…と最近、ちょっと気になり始めてます。むしろ、オンライン活用になって、忙しくなっているのではないか?…というのもあるかもしれない。

洗濯物が乾きにくい季節。ちゃんと乾かしておかないと…いけないなあと思いながら、諏訪商店街の「カフェ・リバティ」で借りてきた本を読んでみる。いつもとはちょっとジャンルが違う一冊。

「読みながら、震えた」と宮下奈都さんが書いておられるように、震えるというか、痛くて読めなくなるというか、胸がつまるし、情景が思い浮かぶのので、こみあげてくるものもあり。子どもの育ちに関わっておられる方々におすすめします。