地域子育て拠点ネットワーク会議ワークショップの発表会。

今、「子育て世代包括支援センター」を設置する方向で検討が進められていますが、あえて「多摩市版」と冠をつけ、まずは健康推進課が核となって議論が重ねられているようです。たまたま、その話し合いの発表会があると聞いたので、同じ会派で子ども教育常任委員会に所属している白田議員と県g買うに伺いました。

今年の2月から取り組みが始まったようで、各地域ごと、子育て関連で活動しているみなさんが集まって話し合いを進めてきたようでした。

各地域ごと行われた話し合いの成果が掲示されていましたが、それぞれにいい議論が行われてきたように見受けられました。また、発表の内容も非常に参考になり、子どもや保護者を支えている地域の現場からの実感がこもった発表内容は聞きごたえもありました。

私はひょんなことから、こうした場があることを知り、急遽…見学をさせていただいたのですが、「現場の生の声」を伺うことができるとても貴重な機会であり、もっと多くの議員にも聞いてもらえるとよかったなあと思った次第です。

また、せっかくの場であり、児童館や学童クラブの職員さんも参加をしているにもかかわらず、所管の管理職が一人もおらず…ちょっと残念。この内容がどのように共有されていくのだろうか?とも感じたのでした。

とても盛りだくさんで、すごくいい内容でした。この内容を踏まえて、一般質問したほうがいいかなあとか考え中。

コンプライアンス推進について学ぶ@鎌倉市

今日は会派「フェアな市政」にて鎌倉市への視察を実施しました。内容は「コンプライアンス推進の取組み」です。昨年度の決算審査でも取り上げた課題のひとつ。その際にも鎌倉市で実施している非正規雇用の職員さんを含む全職員の意識調査のこと、コンプライアンス推進のためのアドバイザー的役割を果たす副参与の配置などにも触れました。

この件、事前に、鎌倉市議の知人にも尋ねたところ「効果はじわじわと発揮されつつある」と伺ったので、その実際についてヒアリングしたいと思ってきました。ようやく、会派内での日程調整がついたので、足を運んでまいりました。

コンプライアンス推進に取り組むきっかけになっているのは、やはり職員の不祥事。生活保護費が紛失したり(これは刑事事件になっているようですが、まだ見つかっていない)、あるいは期限切れワクチンの接種が行われていたことなどなど…。こうしたことが相次いだことから、市長の肝いりにて、当初は職員課にコンプライアンス推進担当を配置されたようです。現在は、行政経営部にコンプライアンス推進課としての位置づけに変更しています。コンプライアンス推進課が持ち込まれるさまざまな問題や課題を調査し、その結果に基づき、必要に応じて職員に対する処分を下すのが職員課と役割分担を明確にするためと伺いました。

なるほど。なるほど。

また、コンプライアンスの推進をしていくためには職員間でのコミュニケーションを活性化することが大切だと考えているそうで、とにかく大問題にはなっていなくても、事務処理ミスが散見されているとも伺い、それらは職場内で解決できるはずのこと…のようでした。

これ、まるで、この間の決算審査の時に私が総務部長とやりとりをしたのと同様の内容すぎて、鎌倉市役所にいるのに、多摩市役所でヒアリングしているかのような気分にもなりました。

まさに「職場風土の改善が必要」という視点は、我が多摩市行政に対しても指摘されている事項でもあり、軽微な事務処理ミスがなかなかなくならない…という指摘についても何年来にわたる課題でもあり、監査委員からの指摘事項でもあります。

どこも同じなのか?…とも思いつつ、ヒアリングをしていましたが、鎌倉市では職場風土の改革や改善について、若手でやる気のある職員さんたちのワーキングチーム(ジュニアボード)からの提案を活かした「ありがとうカード」(参考ページ)、週に1度3行のメールを部下から上司へ、上司は返信をする…というようなルール(義務ではないらしい)など、いくつかの取組みも実行していると伺いました。効果についてはいかに?ということですが、全職員に実施している意識調査の中ではじわりじわりとでも成果が上がっていることが読み取れるようです。

実は…これについても多摩市も同様。多摩市役所でも若手職員の皆さんが職場のコミュニケーション活性化や風通しのいい組織づくりに向けたアイデア出しを行っており、少しずつアイデアを実行すべく、人事課が後押ししていくようですよ。多摩市役所でも努力が重ねられていることも改めて確認。あとは、その実効性というのか効果がどんな風に発揮されているかを検証できるといいんですよね。鎌倉市の場合には全職員に対する意識調査を実施しているので、経年変化をとらえることができるのが良いですね。多摩市でも意識調査を実施すればよいのにと思います。

ここで特筆すべきは、鎌倉市の場合、意識調査についても第三者機関に委ねている点。もちろん調査については匿名になっています。かなり辛辣な自由意見なども返ってくるようですが、そこは、しっかりと第三者機関、あるいは副参与からの助言をもとに、意識調査の分析や報告がまとめられ、共有されているところと言えるでしょう。手前味噌で市役所内だけで完結させないという点が優れていると思います。

また、管理職を対象とした「褒め方叱り方」の研修などもなかなか面白い。「昔のやり方」は通用しないという認識のもと、管理職から意識を変えていくことの必要性を痛感しているとのこと。これまた、多摩市役所にもぴったり当てはまることだなと。

やはり、実際に足を運ぶと、インターネット上での情報だけではわからないことが見えてきますね。とても有意義な視察になったなと思います。

そして、夕刻から、諏訪商店街に近々オープン予定のカフェ「リバティ」にて会議。そしてまたキッチンスタッフからのお料理紹介ということで、カフェのメニューのいくつかの試食(というか、がっつりと食事をしてしまいましたが)をさせていただきました。子どもの居場所として運営していく方向で、スタッフをこれから募っていくこともあり、まだまだ最初は助走で始める予定ですが、これまで地域で重ねてきたハーモニーカフェの活動をさらに広げていけそうでこちらも楽しみ。「ひとりぼっちじゃないよ」というメッセージを発信できるような子ども基地になるといいなあと思ったりしています。

それにしてもあっという間に10月も終わってしまうので、焦ってしまう。明日は10月末日。しっかりと締めくくりたいなと思っています。ポスティングもやらなくっちゃ!です。

議員の学校~議会改革の主眼をどこに置くか?

昨日に引き続き、「議員の学校」に参加させていただきました。法政大学の廣瀬克哉先生から講義からはじまり、午後は参加者でワークショップ。なかなか充実した内容の一日でした。

廣瀬先生からは犬山市議会の「市民フリースピーチ制度」のことが紹介されましたが、多摩市議会でも議会運営委員会で視察に行けばいいのになあと思いました。市民が発言した内容を議会として受け止め、どう扱うのかを議論し、場合によっては議員が一般質問をして取り上げていく…というような仕組みになっているそうです。一見の価値あり。実際の様子も見に行きたいものです。

実際に、多摩市議会のことで考えても…確かに26名の議員だけでは気づかなかった視点、思いつかないような発想があるかもしれない…。

そのことを個別に議員に伝達するという手法もあるのかもしれませんが、そうなると、どの議員に伝達するのかを選択する必要があり、ハードルが高い場合もあるかもしれませんし、そこでいろんな柵に巻き込まれていくようなことを考えれば、ダイレクトに議会で発言できる機会があるというのは新しい形としてはなかなか面白そう。

ちゃんとフィードバックされているのもいいなって思います。新しい取り組みにチャレンジしていくと傍聴席もにぎやかになるのですね。去年のマニフェスト大賞も受賞しています。犬山市議会でやっているから、じゃあ、すぐに多摩市議会でも…とはならないかもしれませんが、議会の機能をより高めていこうと意欲的に取り組んでいる市議会に足を運ぶことで、きっと何かはヒントがあるのではないかな?と私は思っています。

実際に、昨日今日と2日間ですが、ほかの地域で奮闘されている議員の皆さんと意見交換をするだけでもエネルギーをもらえるというか、地方議会の存在意義や価値の向上をどう考えるのか?あるいはそのために何ができそうなのか?について、思考停止せずに考えていかねばと思いなおすことができましたし。

そして、「議会改革の主眼をどこに置くのか?」

という廣瀬先生からの投げかけに、多摩市議会の場合にはどこに主眼を置いてきたのだろうか?そしてまた、今はどこに主眼を置いているのか?も、実はとても大事なことであって、本当は一つひとつ議会運営の中で議論しておきたいことかもしれないなとも思ったりしました。

「一般質問は議員にとっては舞台であり『花』」

しかし、それってホント?…と全国でも先進的に議会改革に取り組んで上位ランキングある議会では「実のならない『花』」と冗談っぽくおっしゃっていたと聞きましたが、まさに、それ、そこ…という感じもします。

また、とある議会での条例制定に至る過程では、個人の議員が指摘をしたり発言をした事項については30%くらいが取り入れられていたそうですが、議会全体として意見を取りまとめて指摘した事項については100%活かされていたとのこと。

まさに、議会は地方自治の一翼を担っていること、「二元代表制」という仕組みに則っていることがよくよく理解できる事例だなと思うのでした。

そんなことで、私たちの多摩市議会も、市民に必要とされる市議会として今後も存続できるように努力していかねばならないですね。

手話講習会で総合福祉センターに行きましたら、かわいい装飾。ハロウィンなんですね。かぼちゃパイが食べたくなりました。かぼちゃの餡はおいしいですね。作ろうかな。

 

議員の学校~いまこそ地方議会改革のとき。

西国分寺にある都立多摩図書館のセミナールームで2日間にわたって開催される議員の学校に参加してきました。主催は多摩住民自治研究所。テーマが「地方議会改革」ということで、多摩市の実践事例を紹介してほしいとの依頼でした。

事例発表というのも、いろんな角度から発表することができますし、今回は主に「チーム議会」をつくるためにどんな考えで議会全体の取組みを進めてきたのか?…という話を中心に。しかし、多摩市が議会改革というのか、議会基本条例の制定に取り組んだのは平成19年のことであって、かれこれ…10年以上も前のこと。記憶をたどり、過去の記憶を引き出すのは意外と大変。

「だから、記録が必要。」と再認識させられました。記憶ほどあいまいなものはないかもしれない。

今日は前半で講義があり、日本国憲法や地方自治法のことにも触れながら、地方議会の重要性が語られていましたが、首長と議会とで緊張感のある関係性をつくっていくことの必要性、あるいは、民主主義とは何なのか…それにどう向き合っているのか?などなど、考えさせられるひとときでもありました。日々の活動を通じ「民主主義をどうあるべき?」という議論をする場面はそれほど多くないのが現実。しかし、私たち議員一人ひとりが意識しておくべきことなんですよね。きっと。

「一つひとつ物事の決定過程がフェアであるかどうか。」

とても大事なことだと思っているので、「おかしな名称」「何なのその名前?」と言われることも多いですが、会派名を「フェアな市政」としております。なんとなく今の市政に対しての肌感覚で必要だと思えることなので。私たち自身が政治を担う一人として、現状にどう向き合うのか?というスタンスが常に問われます。自分自身のスタンスを磨いていくこと、磨き続けていくためにも学び続けることが大切なんだなあ~と感じた一日でした。日常のアレコレに気を取られすぎると、意外となおざりになってしまう。

「議員が学び続ける必要があっても、なかなか『場』がない。だから、『議員の学校』をつくった」と伺いましたが、公務員は法律で研修を受けることが義務(権利)になっているけれど、議員が研修を受けることなどどこにも決まりがないとの指摘があり、今更ながら、「なるほど!」と思ってしまいました。多摩市議会の場合には曲がりなりにも議会基本条例で調査や研究の必要性を謳っているにはいますが…。

さて、本当は今日一日の参加で終わる予定でしたが、明日予定されているグループワークのお手伝いもさせていただくことになりました。この間、多摩市議会の研修でファシリテーションを学びましたので、少しは活かせる場があるとよいなあ…と思っています。

お天気に恵まれた週末。

今週末も秋を感じる週末でした。

三市収益事業組合からのご縁があり、日野市議会で長年ご活躍された江口和雄さんの旭日小綬章受賞祝賀会にお招きをいただいたので出席。人とのご縁を大切にしながら、活動をされてきて、そのつながりこそが財産だとお話しされていたことが印象的でした。おめでとうございます。150人ほどの方が集まっていたそうです。盛大でした。

 

乞田地域の秋そば祭り。4月まで一緒に市議会で活動していた増田匠前議員からお声をかけていただき、今年も参加しました。前日は地域の皆さんで小麦粉50キログラムからの「多摩そばづくり」…そばと言っても、昔はそば粉を手に入れることがなかなか困難で、小麦粉からつくった麺…つまりはうどんの生地をそばの太さに切りそろえたものだったとのこと。その伝統をつなぐ行事でもあり、秋ナスときのこたっぷり(きのこは地域の皆さんで山梨や長野方面に収穫に行っている)のおつゆにつけていただきます。

毎年、この行事を楽しみにして、地域外からも多くの皆さんがお越しになる行事の一つでもあり。小麦粉50キログラムからの麺づくりは、朝8時から夕方は6時くらいまでかかったと伺っていますが、地域のみなさんには整理券が配布され、ふるまわれるのです。

そして、恒例のお餅つき。消防団長が気合を入れて、餅つきしている姿が印象的でした。乞田地域の行事には消防団で言えば第7分団のみなさんが常に何らかの形で協力をされています。消防団の活動というのが地域と密接不可分であることがわかるわけですが、団員の皆さんが日程のやり売りを含め、お互いに協力しつつ、最大限地域行事にも参加する体制をとっておられるので頭が下がります。秋のシーズンはそれぞれ自治会など地域での防災訓練もあり、やはり消防団はみなさん協力されるわけで…要するに、週末に本業から離れ、ほっと一息ついている間もないわけです。このところ台風、大雨などなど消防団の皆さんはそれこそ休む暇なし。ありがたいですね。

  

秋そば祭りと同時開催で乞田ふれあい館では地域の皆さんの作品展があり、また、多摩市民文化祭ということで、聖蹟桜ヶ丘の関戸公民館ではギャラリーにて手編みサークルのみなさんによる作品展、パルテノン多摩では華道連盟のみなさんの作品展、市民美術作品展なども開催中。

  

毎年のように力作ぞろい。華道連盟の方とお話をさせていただいた際、お花を生ける時に「向き合う」とおっしゃっていたのがとても心に残ります。作品をつくるというのは「向き合う」作業。「自分の心に向き合うこと」が最も求められることかもしれませんね。もちろん、花材にも向き合うのだと思いますが、ただ単に「見た目の良さ」だけをつくる以上に、心を整えながら作品を仕上げていくのだと思われます。小学生の華道教室は参加者が初心者とのことですが、そうは思えない素敵な作品が並んでおりました。

今回は、ピン!と背筋を正さなくっちゃと思わせてくれるような、スッとしたフォルムのある作品に魅かれました。

心の中にあるイメージや風景を花材で表現する技術。自分にはできないことなので、「いいなあ」って思います。

市民美術作品展。「多摩市議会議長賞」を選ぶために、ここ2年ほどは頭を悩ませたわけなのですが、今回は気持ちを楽にしながら、数多くの作品を見ることができました。この木版画が気に入りました。かわいらしい。

 

多摩センターは恒例のハロウィンで大盛況。市民美術作品展の入り口のところでは木版画のかわいらしいポストカード、その場で作ってくださいました。さっそく机に飾りました。

 

盛りだくさんの秋イベントで、民謡を聞きに行ったり、なぎなた大会を見せていただいたり、ラグビーワールドカップ観戦会に参加をして、そして、実はその合間で、市民の方とお目にかかり、恒例の方のご無事を確認したり。

いろいろ…。

そして、週明けに予定している集まりで「地方議会の実践の現場から」とスピーチをさせていただく機会があるので、その準備をしなければいけないのに、全くできていなかったり…。パワーポイントでスライドを作り始めたら、なかなか思い通りにいかず、ぴたりと作業を辞めてしまいまして、気が向く前にブログを書いているというわけでした。

とりあえず、明日の発表までに何かを作らないといけない。そんな自転車操業のような日々を送っているときに、やっと「秋号」のニュースも完成しましたので、また、アップいたします。

 

関東地区競艇主催地議会協議会の臨時総会

先日の役員会で確認された内容をもとにして開催された関東地区競艇主催地議会協議会の臨時総会に出席するため、高崎市まで行ってきました。三市収益事業組合は管理者が稲城市になっていて、事務局は稲城市からの出向で2名、この間4月からは多摩市からの出向で1名と、もともと生え抜きというのか、三市組合で雇用されている職員さん1名という構成メンバー。ですので、こうした会議に議長として出席をするときには、随行してくれる事務局長が稲城市の方。そして、議会は議長は多摩市、副議長はあきる野市(ちなみに監査委員もあきる野市)となっていて、現在は子籠敏人議員が副議長。

今回の臨時総会には、青梅市議会からの山内公美子副議長、戸田競艇企業団も副議長が杉本佳代子川口市議と女性の進出を感じられたことがうれしかったですね。やっぱり、こうした場にも女性議員が参加していくことが大事だと思うので。

会議のほうは…言ってみれば「シャンシャンで終わる」ものなのですが、競艇のことだけでなく、他市の方と情報交換や交流を深めることもでき、「形式ばかりの」と感じないわけではありませんが、それでも、何かの時にはこうした競艇主催地議会どうしのつながりが力になるのではないかと感じるものです。

臨時総会を終えて、高崎市内で1泊してから、桐生ボートレース場へも足を運び、レースは開催されていないものの、他の地域で行われているレースを観戦。今はインターネットや電話でも投票できるという時代…なんか、そういうことに妙に感心してしまうのです。「収益を得る」そして、それを社会に還元する…なのかな…とか、考えさせられることも多いですね。今回の台風にあたっても、日本財団の緊急支援策、動きも早くてさすがだなと思ったりもします。

みどり市議会議長さんからいただいたシティセールスにばっちりつながっている名刺。なかなかかわいらしくていいなあ。「みどモス」というらしい。子どもたちがかかわってキャラクターを検討したと聞いたので、余計、興味を持ち、帰宅してからホームページで情報収集してしまいました。市としてもキャラクターを大切に考えているんだなって伝わります。「みどモスの動き」「みどモスの活動日記」を思わず、じっくり見てしまいました。

そして、にゃんともTAMA三郎の動きもチェックしてみた。まだ、知名度低い。時々、宣伝していかないといけないなー。ぜひ、フォローしてください!

 

議員研修にてファシリテーションスキルを学ぶ。

多摩市議会の全議員研修会。過去には「全議員でわざわざ研修会をする必要があるのか?」ということで実施しなかったときもあり。でもそれは、研修会が必要ないから…というわけではなく、市の財政に議会として貢献するためのコスト削減への協力の一環であっただけ。

そんなことで復活した全議員研修ですが、今回は「ファシリテーションスキルを学ぶ」ということで、私たちの会派から提案した内容で実施することができました。議会報告会や私たち議員が市民と話し合いなどをするときなどにも活かせる技術を身につけたいなあというのが動機です。これまでも、なんとなく、付箋を使ったりして、KG法などまねっこをしてきたわけですが、構造的に学ぶというのか、ちゃんとその理屈も知っておくことで、さらによりよいファシリテートができるのではないのかと感じていましたので。要するに、私たちの会派で学んでみたいことですが、きっと議員全員で学んだほうが有効かなと思うので、全議員研修会でやれたらいいなということです。

全議員研修会を開催するというのは、「全員で共有したらよいと思われる内容」について各会派や各議員が考えるという意味もあり、自分たち自身が所属をしている「多摩市議会をよくするためには」という視点をもつ機会にもなると思っています。

個人の努力も大事ですが、やっぱり市民にとっては「多摩市議会」という場がより良くなっていくことのほうが継続性を考えても、きっとプラスになりますから。

そんなことで全議員研修会で「ファシリテーションスキルを学ぶ」という、ちょっと毛色の変わった取り組みができたのはうれしいことでした。実は議長をやっていた時から考えていたことで、その時には一度だけ参加した議員だけを集め「グラフィックファシリテーションを学ぶ」という講座をやったことがありました。実際に、演習を取り入れながらやる講座は楽しかったので、全体でやるともっと良いだろうな…とは思ってきましたが、さて、今回の研修会についてのほかの議員の皆さんの反応はどうだったでしょう?

多摩市議会らしいのは、こうした研修会などを開催したら、必ずアンケート調査などをやって、振り返りをすること。

一つ一つの市議会としての取り組みを「やりっぱなしにしない」努力を重ねていくというのは、他市議会でも珍しいと聞いていて、これもまた多摩市議会らしい文化になっていると私は感じています。

そういえばの週末はかなり多くのイベントに参加をさせていただきました。聖ヶ丘コミュニティセンターと唐木田コミュニティセンターのお祭りでは、地域図書館がとても大切な存在であることを認識させられるコーナーが印象的でした。

そして、唐木田菖蒲館はやっぱり、「とてもよく考えられている」と思えるわけですが、いつものロビーが晴れ舞台にも変わるような設計がされていて、今年もまた…華やかなフラダンスをはじめ、地域で活動されているみなさんの発表が披露されました。わざわざ「ホール」にまで行かなくてもよい!となっているのは唐木田菖蒲館ならではのこの造りだから。

コミュニティセンターなどなど公共施設の建物の設計も、その時代や環境を反映しているなあというのも面白いですね。

深まる秋と朝晩の冷え込みと、そして、台風被害の大きさとそこにまた降り続く雨と。穏やかに過ごせる日々への感謝の気持ちが深まるばかりです。ありがたいですね。

 

「秋」と言えば…。

先週は視察を終えて、その翌日には来月5日に発行予定の議会だよりの編集会議。最終原稿作成に向けた調整などなど。意外と時間がかかる作業。「より市民に理解してもらえるように」ということとを意識するのですが、限られた紙面、限られた文字数の中で伝えることは本当に難しい。私たちが知らず知らずのうちに慣れ親しんでしまった用語などもありますし。なるべく見やすく…と考えているのですが、どんな写真を使うのか?など難しいのです。

特に、議会だよりの表紙を飾る「写真」については、季節を彩る写真をどう選ぼうかと頭を悩ませているのです。

さて、「秋」が到来…。日常のくらしが継続できている私たちは本当に感謝なければいけないなあと台風の被害状況を見聞きするたびに思います。先週は台風のために中止になった催事もありますが、今週末は予定通り。

多摩市民文化際のオープンセレモニーに出席し、「文化芸術の秋」を味わうことができるのだと思うことが幸せ。そして、教育長がかなり旗振り役になっている思われ、教育委員会が力を入れている「ボッチャ大会」が多摩桜の丘学園で開催され、市議会の有志チームにもなぜか加わってしまいました。運動能力があまりにも低すぎる私は、チームスポーツは大の苦手なのに。

秋と言えば…「〇〇」。

それぞれに思い浮かべることがあるでしょう。そして、こうして思い浮かべることができる幸せに感謝をしなければならないってしみじみと感じてしまうのです。台風の被害が大きかった地域の皆さんのことを思えば…心が痛みます。そして、今回だけでなく、災害からの復興にまだまだ道半ばで取り組んでいる地域が本当に全国各地にあることも私たちは忘れてはいけないんだろうと思うのです。

感謝の気持ちを心に忘れず、一日一日を重ねていきたいですね。ようやく、遅れていた市議会レポートの原稿も完成に近づきました。あとは印刷と配布と…時間を作って、もりもりやらなくちゃいけない。

 

 

「ゼロ・ウェイスト」をめざす。

生活環境常任委員会の行政視察。徳島駅から…有償ボランティアタクシーに乗って、約1時間。徳島県でも最も小さな上勝町へ行ってきました。

委員会で設定したのは「廃プラスチックをいかに減らすのか?」というテーマ。それに関連し、人口は約1500人でしかも山間部という多摩市とは似ても似つかないような町に行くなんて…という声もあったように聞いていますが、日本で初めて「ゼロ・ウェイスト宣言」をしたところ。日本全国というよりも、世界中からも注目されている場所であって、世界各地からの視察も絶えない…そして、「ゼロ・ウェイスト」がまちのブランドにもなっていると伺ったくらいに、がんばっているところ。町役場の限られた職員さんで対応するのもきっと一苦労だと思われます。

見に行く価値があると判断して足を運んできました。しかし、通常であれば、行政視察は2カ所ほどに足を運び、学んでくるわけですが、交通アクセスも良好ではない山間地域…そこで、今回は上勝町と言えば有名な「葉っぱビジネス」のこと、あわせて「有償ボランティアタクシー」のことについてもヒアリングをしてきました。

ゼロ・ウェイストのことについては、もともとは山に大きな穴を掘って、「野焼き」をしていたこと。その穴に町民の皆さんがごみを捨てに来ていたという時代の話からはじまり、現在45分別まで行っていること。ごみ収集車は1台も走っておらず、町民の方が「リサイクル拠点」まで自ら「廃棄物」を運び、自ら仕分けをしていくことやその場がコミュニケーションの場にもなっていること(来た人どうしやリサイクルステーションにいる職員さんと)、高齢者などリサイクル拠点に自力で来ることができない方々のための2か月に1度の収集が安否確認の機会やふれあいの機会になっていることなどなど伺うことができました。

  

自ら廃棄したものの行方、どこに引き取られていくのかはもちろんのこと、引き取られるときに「収入」になるのか、「支出」になるのかも一目でわかるように工夫されていました。例えば「金属製キャップ」のところには「入 キログラム120円」となっており、「徳島市 アルミ原料」という風に行先とどう再利用されていくのかが明示されているのです。ちなみに「プラスチック製キャップ」は「出 キログラム0.49円」「大分県(容リ協会) 製鉄の還元剤」となっていたりします。

「マジック・ボールペン」「カミソリ・カッター」そして「ハブラシ」などなど、町役場は「リサイクルしてもらえる先」を探してくるところがお仕事。ハブラシはライオンの回収で有名ですね。また花王の「リサイクリエーション」にも取り組んでいます。とにかく徹底的にリサイクルできるものはリサイクルする…現在のリサイクル率は79%くらいとのお話でした。

それ以上のところ、やはり20%くらいはどうしても焼却処分せざるを得ないものもあるということで、「蛇口のほうをしめなければいけない」とおっしゃっていました。私たちは容器包装類からfを含めた商品価格を負担しているんですよね…と思うとき、「できるだけゴミになるものを生み出さない」ということに意識を向けていく必要がありますね。わかっているのですが、ここにもっともっと働きかけをする必要性、分別をしてもしても、それでも「どうしても焼却…」という現実を目の当たりにしているからこそ、言葉にさらに実感がこもっている気がしました。

ちなみに、生ごみについては各家庭でリサイクル。生ごみ処理機によって対応しているとのこと。ですので、リサイクルステーションには「ごみ臭さ」がほとんどありません。多摩市で上勝町のことをそのまま取り入れるわけにはいかないわけですが、もともと、ゴミ収集が行われていなかったという歴史があったとはいえ、「ただ、廃棄するだけ。ただ、分別するだけ。」ではない…町民の皆さんが日常の暮らしの中でコスト意識や実際の再資源化についても自然と意識が向き、「ごみ」を考えられるようになっている良いシステムだなと思います。多摩市でももう少し取り入れることができるとよいなあと思うのです。「有料指定袋を買えばいい」で終わってしまってはいけない。

さて、今、「ゼロ・ウェイスト認証」ということにも取り組んでいるとの話だったので、ちょっとおしゃれなお店にも足を運んできました。建築そのものもユニークで廃材を存分に使用しています。

 

私たちは地元産ゆこうを使ったソフトドリンクをおいしくいただき、その際には紙ストローに「おおっ!」となりました。スーパーマーケットなどでは難しそうですが、地元のお店ならではの「量り売り」などにも取り組んでいるようです。宿泊したホテルも「ゼロ・ウェイスト認証」がされているホテルでした。

台風19号の影響を心配しました…とお気遣いもいただきましたが、行った日にはわざわざ上勝町の森副町長さんが歓迎のためにいらしてくださいました。上勝町の視察はすべてパンゲアフィールドさんが引き受けておられ(視察メニュー)、いわゆる、議会事務局どうしのやり取りなどもなく、いつもとはちょっと違った雰囲気だったのですが、副町長さんがいらしてくださり「宿泊していただけるのは本当にありがたいです。」と感謝の言葉のいただき恐縮でした。

副町長さんからは「葉っぱビジネスとゼロ・ウェイストの2本柱」に加えて、「教育にも力を入れていれている。町営の塾を開いている。」というお話も伺うことができました。そしてまた、「上勝町持続可能な美しいまちづくり基本条例」を制定し、55ある集落がそれぞれに地域課題の解決に取り組んでいるとのお話でした。町が町民主体で実施する公的な事業に上限100万円で補助金を出しているという話でした。道路の修繕とか、バス停に屋根をつけるとか…そんなことを町民の皆さん自らで行っているとの話でした。

2040年に人口が約900人にまで減少するという予測に対し、何とか1000人は死守したいと頑張っている町。そして、その町の頑張りに魅力を感じている若い世代が移住し、葉っぱビジネスやゼロ・ウェイストなどの取り組みの担い手にもなっているようにも感じました。実際に、視察対応してくださった方々はみなさんお若かった!

これは人口ピラミッドなのですが、少子高齢化が一目見て捉えることができる。町民で一番多いのは80歳代以上なのです。

でも、「高齢化を決して悲観はしていない」ということで、前向きな姿勢で取り組んでいく秘訣…ここを探り切れなかったなとは思っています。ただし、「葉っぱビジネス」が町の人たちの意識や価値観に大きな影響をもたらしたのは事実。「やればできる」という意識が、「ゼロ・ウエィスト」宣言やその取組みにもつながっているのではないかな?と思った次第です。

今、新しいリサイクルセンターを建設中。そこには宿泊施設やコインランドリーなども併設し、複合機能のある拠点にしていく構想です。ちょっと興味があるけれど、気軽に行けるという場所ではないのが残念。


(上から見ると「?」の形になっているそう。ここに来れば「リサイクルの疑問」が解決するよ!という意味を込めて)

個人的にはいろいろと感じること、学ぶことの多い視察になったように感じております。多摩市もまだまだこれから、努力できることはあるな!と思いますし、努力できることを見つけていくことも大事ですね。

「だから、学ぶ。」

 (東京都道路整備事業推進大会)

3連休明け。そして、週末の台風とその被害の大きさと…。多摩川が増水し、濁流が流れるも氾濫せずに持ちこたえてくれたことをかみしめてしまいます。それでも総合体育館をはじめ、市内に設置された避難所には約2500名の市民の方が避難されていたと伺っています。

もし、多摩市の自主に避難所にホームレスの方がいらした場合にはどのような対応をしただろうか…と想像してみたり、避難地域に指定されていても避難されていなかった方(もちろんマンションなどでも1階ではないと非難していなかった可能性も高い)も多かったこと、家族がいて、しかも乳幼児や高齢者がいる場合に車で避難所に移動できるようにしてほしい、あるいはペットは…障がいのある市民の方々への対応などなどいろんなお声をいただいています。聖蹟桜ヶ丘の京王SCさんは、台風で立体駐車場の1階が出口の精算機も水に浸かってしまうほどになっていましたが、上階を近所の方が車両の避難場所として使用していたこともあり、台風明けの日は「駐車場無料」という対応をされていたと聞いています。神対応!と思ってしまいました。

それにしても、今回の台風の爪痕。言葉を失うほどです。そして、その一方、気候変動によりこうした天気が毎年のように訪れる可能性のほうが高いのかと思うと、今回の災害対応で認識されたと思われる課題を整理していくべきだろうなと思っています。

多摩市の話ではありませんが、避難した際に寒さ対策で支給された毛布があまりにもかび臭いというのか、使いたいのに使う気持ちが阻まれるようなものだったという話も聞こえています。今後の多摩市の対策に生かしていくべきことについて議会としても整理ができるとよいのに…と思います。

さて、今日は東京都道路整備事業推進大会でした。生活環境常任委員会の公務でしたので遠路はるばる委員の皆さんと一緒に砂防会館へ。いつものように(議長公務でも出席していたので)、道路整備の必要性や現在の進捗状況などについてレクチャーをいただき、その後、大会宣言や決議が行われて終了という…スタンダードというのかパターン化されているというのか、まだこのスタイルで続行されているのか?というような会でしたが、しかし、台風明けということもあり、あの台風の被害を目の当たりにすると、こうした大会で道路整備などについて(例えば無電柱化などはやってほしいと思いますし)、都や国に対して要望していくことの意義もちょっぴりと感じるのでした。

都議会議長に就任された石川良一都議の来賓あいさつが新鮮でした!

今日は夕刻からは手話講習会。頑張って出席しているのに、なかなか上達できないのが悩み。それでも継続はきっと力になることを信じて学びつづるしかないなと思うのでした。

そんなわけで、今日のブログのタイトルは「だから、学ぶ」にしました。いろんなことから学ばなければならないと思うのです。「自分にとっては学べなかった。学ぶものはなかった。」を知るのもまた重要なことではないか?と感じる今日この頃。何でもかんでもから学ぶという姿勢が成長につながっていくのではないのか?と思っているのでした。

明日から1泊2日で生活環境常任委員会の視察です。徳島県の上勝町に行ってきます!「ごみゼロ」…上勝町では「ゼロ・ウエィスト宣言」により、徹底的なごみの減量に取り組んでいます。多摩市とは人口規模が違うからとはいえ、それでもかなりモデルにできそうな内容もあるのではないか?と期待大です。

すっかりと秋らしくなり、肌寒くなりましたね。体調も崩しやすい季節です。でも、市内ではさまざまなイベントが目白押し!

個人的には今月22日火曜日の多摩中央公園パークライフショー(こちらを参考に!)。私もかかわっているのが「屋外映画会」です。映画(無声です)「LISTEN(リッスン)」を上映します(当日は17時半~上映開始)。それ以外にも興味深い取り組みがありますので、ぜひぜひ、見学にいらしてください!