小美玉市四季文化会館みの~れに行ってきました!

  

3連休最終日の会派での視察です。9月議会の前に会派で調査活動をし、決算審査などにも活かせるかなあと思い、無理矢理の日程を詰め込んでいます…というよりも、先方にお願いをしております。まさかの祝日に視察の受入れを引き受けてくださるとは思っていなかったのですが、ホールが祝日でも開館していたので、対応していただけたようです。本当にありがとうございます。

すでにホールの入口には「今日の予定」が掲示をされていて、すごくかわいらしい「みのーれへようこそ!」と。そして、入り口を入ったところにも、とても素敵な看板が!

「えーっ!」と感激をしていましたら、「いつものことなんです。」ということで、入ってすぐに…運営している人の横顔を感じることができますよね。これが’おもてなし’であって、きっと’ホスピタリティ’ですよね。

今回の目的は…小美玉市四季文化会館の運営についてでした。以前、パルテノン多摩の大規模改修に向けた市民ワークショップに小美玉市の方がいらっしゃり、講演をしてくださいました。議会にもお声かけをいただいていたのですが、その時には足を運べなかったので、いつか直接、話しを聞いておきたいなあと思ったのでした。会派メンバーで一緒に視察をすることで、話題をシェアできますしね。

そんなわけで、午前中じっくりとヒアリングをし、施設の見学をさせていただきました。ちなみに、もともと財団法人での運営に移行することを目論みつつ、開館したようですが…今は、現市長の理解に支えられ、直営方式による運営が行われていることも特徴かもしれません。また、当初は‘みのーれ’だけの運営だったそうですが、今は「文化ホール計画」(市の所有するホールの具体的な運営指針でもあり、基本計画書にあたるモノ)があり、もう1つの館の運営も行っていると伺いました。

この「小美玉市まるごと文化ホール計画」についても、‘みのーれ’の実践あってのものかなと思いながらお話しを伺っていましたが、<ビジョン>にあたるところだけ読むだけでも私の中では共感の嵐が吹きます。まさに、これから多摩市でも実践していかなければならないことであって、従来発想と従来方式を今まで以上に脱皮して、パルテノン多摩の運営が行われていかなければならないことがわかるからです。

 「2年間の活動を通じて辿り着いたビジョン「根を張ってこそ花が咲く」―。切り花はすぐ枯れてしまうのと同様に、出来合いの作品を持ってくるだけの文化活動はすぐ枯れてしまいます。都市ならば頻繁に生け換えるのでいいかもしれませんが、地域は毎年美しい花を咲かせる木々に囲まれていたい。人の根を張れば、まちの幹が伸び、文化の花が咲く、そんな文化活動にしていくことが「持続可能な豊かな文化のまち」の実現につながると考えています。」

「出来合いの作品を持ってくるだけの文化活動はすぐ枯れてしまいます。」ということをもっと肝に銘じておきたいなと思うのです。そして、今、パルテノン多摩の方向性も、「もっと市民と一緒に」という視点から再構築されようとしていますが、みのーれ’のように「買い公演は行わない。使うのは市民たち。」という視点で貫きながら、年間の事業企画から運営までを市民が中心になって行っていけるとしたら本当に理想的だなと思います。

そのかわり、職員さんたちはものすごい大変ですよね。今、働き方改革が言われるようになって、ようやく3ヵ月前に「企画実行委員会」の会議に諮ることで、「休館日」なるものを設けるようにしたといいますが、まあ、市職員さんにとっても「行きたくない職場」にもあがる場所だったようですね。とは言え、‘みのーれ’に配属職員さんたちは楽し過ぎてスーパー公務員というのか、仕事が楽しくて働く人たちだ・・・とも伺ったのですが、おそらく他の部署から見ていれば、「あそこいくと休みがなくて大変そうだ」となっていたことがわかります。

ちなみに、企画実行委員会は地域文化コーディネーター(非常勤)が委員長となり、月に一回開催される会議。一般公募13名の市民の皆さんがメンバーになっています。‘みのーれ’の役割を考えて、方針を決定する心臓部だという話し。この会議体の元に、各事業ごとにプロジェクトチーム(実行委員会)が組織されていて、各プロジェクトチームからの企画や提案を承認するのが企画実行委員会ということです(もちろんプロジェクトチームも市民主体)。ここが自主事業の企画運営をひっぱっていくイメージ。

また、文化教育委検討委員会というのがあり、ここでは市内保育園幼稚園(公立・私立含む)、各小・中学校から代表者が出席し、‘みのーれ’が主催する事業の内容について意見交換しているとのこと。毎年、小学生や中学生には鑑賞教室などを行っているそうですが、ここにもこだわりがあり、あくまでも「和」なんだとか。どんな演目にするかなどなどを決めるのを学校側と協議をすると話しておられました。

そして、何と言っても「みのーれ支援隊」という総勢約180人ほどで組織される文化ボランティアの存在が大きい。各事業の時にボランティアとして参加し、館の運営を支えています。公演の際のホールスタッフ、広報、舞台技術をサポート、演劇、ワークショップなどを支えるみなさんがボランティア。そして、ちょっとの例外もあるようですが、一人の市民がいくつもの役職を兼ねるのではなく「一人一役」を原則としながらの関わりを大切にしていると言います。

しかし、なぜ、これだけ多くの方がボランティアとして支えているのか?

と思うわけですが、やはり、そこには開館に至るまでのプロセスがあったようですね。小美玉市の合併前の美野里町の「四季の里」構想に基づく文化ホールの建設には賛成反対と大きく二分する議論があったようです。しかし、それぞれで対立をしながらも、お互いが本気で町の未来を考えていることを感じ、理解し合い、徐々に・・・「賛成か反対か」というのではなく、対話と協調で話し合いを重ねていくことが大切なのではないか、そこに意味があるのではないかと…話し合いのテーブルが出来上がり、プラス思考による真剣な議論が行われていくような土壌が育まれていったようです。

現在、3代目の館長を務めておられる山口さんももとは建設反対派の市民の一人だったと言います。当時は「文化ホールなんて必要がない。もっと福祉の充実が必要。」と考えておられたと言います。でも、今は…館長に就任!きっと当初は館長に就任するなどと思ってもおられなかったと思います。山口館長のお人柄というのか、私たちが施設見学をしている時に親子連れが館内に入ってきたところを、すでに顔見知りだったのか、とても親しげにお話をされていました。まるで近所のおじちゃんのような雰囲気で、肩ひじ張って「館長」ではないんですよね。

ただ、やはりそのリーダーシップというのか、率いていく力を感じましたね。なぜなら、この館に関わるスタッフすべての研修を実施しているとおっしゃっていました。館内清掃などを委託している会社さん、スタッフさんも含めて、「館を運営するときのマインド」をしっかり共有していくためのレクチャーを行っているとのことでした。委託業者の方も一緒に研修を行うってなかなかないことですよね。私は公共施設のトイレ清掃の状態にはかなりこだわり、あちこちで使用させてもらうのですが、‘みのーれ’の御手洗の清掃状況は17年経過した施設とは思えないくらいきれいで驚きました。一見、清掃ができているように見えても、実は天井を見ると埃が溜まっているような御手洗も見かけますが、‘みのーれ’の御手洗はホテル並みにきれい。この行き届き感に私は感激するわけです。久々にがっかりしない御手洗発見した!みたいな。お掃除のスペシャリストの方がおられるということでしたが、ピカピカでした。

運営については、話しもそこそこに切り上げつつですが、館長は「もともと、一体誰が、ホールを必要として使うんだろうか」という状況から開館し、出発してきたホールだとおっしゃっていました。しかし、なぜこれだけ関わるスタッフが増えているのでしょう。館長さんも含めて、とても奥ゆかしさを感じるわけですが、やっぱり職員さんたちのお人柄や、熱心さが市民にも伝わっているからではないのかな?と思いました。「本気!」に触れるとき、やっぱり人は動くと思うので。職員さんたち、正直、最初はきっと役所文化とは全く異なる‘みのーれ’文化に戸惑うのではないかなって思います。ただ、職員さんたちも小美玉市民の一人として、やっぱり、この場所を良くしていかないと!という気持ちで、楽しんで仕事をされていくのではないのかな?と感じるものです。市民が手弁当で動いている姿を見ていると、やっぱり動かざるを得ないでしょうし。

4月に移動されてきた係長さんは「サーカスプロジェクト」の企画を担当しているそうです。これはパパの関わりが薄いということで、新たに発足をしたプロジェクトなんだそう。しかし、提案企画は認められたものの・・・「サーカスとは何ぞや?」ということで、いろいろ苦労を重ねながら、市民の方と一緒に企画の練り上げを行っているようですね。そして、この企画を作っていく段階で、プロジェクトチームのメンバーと一緒に先進事例などを見学に行くとおっしゃっていて、これがまた「へえ!」と驚きなところ。市民と一緒に職員さんが視察に行くというわけですからね。お楽しみというのではなく、あくまでも‘みのーれ’でサーカス(大道芸?)をやるために事例研究をしに行くというのが…目から鱗というのか、斬新さを感じるものです。そして、係長さんがおっしゃっていたことで印象的だったのは「市民からのクレーム対応がない」ということだったんですね。私はクレームがないというよりも、一緒に課題解決をしていくという意味で、クレーム的な内容であってもクレームとして受け止めることなく、仕事に臨んでいるだけではないのか?とも感じましたが。

 

 

そして…施設見学へ。大ホールは大きさを小さくして使用できるようになっています。ちょうど真ん中のところで下から仕切りが上がっている状態。また、音響反射板についても開閉式になっているという・・・・(「きゃ!!」お金かかっている建物!)。

ゆったりと客席通路もまた広々。座っている人の目の前を人が十分に通れる通路は魅力的ですね。いちいち、「すみません」と頭を下げて、自分の席に行かなくてもいいわけですから。

小ホールはフラット。仕切ることができ、中庭とも一体的に使用できるような作りになっています。(「うわっ!」お金かかってる建物!)

でも、広くしても使えて、大きさを変えることができるので使い勝手はいいですね。会議などでも使用されていると言います。また、館内の壁なども、市民企画によるユニークな展示が行われていました。「ときめき美の小径」という素敵な名前で壁がギャラリーにもなっていました。

 

建物の特徴とは・・・・ガラス張り!すてきですね。そりゃ、私も素敵だなあ!って思いました。同時に「お金(維持管理費)かかりそうだなあ!」とも思ってしまうんですが。

デザイン的には。カーブデザインもあって…「この感じ、似ているなー」なんて思っていたら、やはり「佐藤総合設計」さんの建物だとか。多摩市でもパルテノン多摩の図書館新設が動いていますが、その設計業者でもありますね。

しかし、建物については賞も受賞しているそうです。それほどにため息も出るほどに、素敵すぎて・・・維持管理費がものすごい!って聞きました。「やっぱり!」…多摩市で計画されている図書館も心配になります。全面ほぼガラス張りなので。

今は技術も進んでいると反論されそうですが、館内の空調なかなか厳しいと伺いました。実際に暑かった。ウッドデッキなども素敵ですけれど、やっぱり、傷むというのもありますね。相当程度、メンテナンスに気を遣わないとならない建物になっているようです。デザイン重視で建物を作ってしまうと、却って使い勝手が悪くなる…ここは公共建築物のみならずですが、いろんな場面で考えておくべき視点だと思っています。今、多摩市で考えている図書館についても「まあ、建物の環境性能を高めればいい!」というものではなく、もともと、維持管理コストができるだけ低減できる建物にしておき、そこに環境性能を高めればより良い、もっといい!という視点を忘れてはいけない。

ガラス張りは素敵だからこそ、素敵を維持するために必要なコスト負担があるということを、私たちは学んでおくべきです。市民が負担をしていく。開館した瞬間、間もない時はいいかもしれない。でも、素敵な分だけのコストは後々にじわりじわりとかかっていくんです。それだけは私は確信しています。必要最低限というのが何なのか?ちゃんと見極めていかないと、結果的には子どもたちがそのツケを負担するだけの話です。

最後に、素敵なウエルカムボードの前で記念撮影。さらに、厚かましい私はウエルカムボードのなかみを記念品として持ち帰らせていただきました。せっかく作っていただいたもの。会派の控室で飾ります。大切に保存したいと思っています。ぜひ、見に来て下さい!

 

そして、何よりもこの3連休最終日。「絶対に足を運ぶ価値がある!」と思っていたものの、実際には行ってみないとわからないこともたくさんあります。でも、私が行きたい視察に会派のメンバーが「じゃあ!行こう!」と足並みをそろえてくれて、本当にありがたい。こうしてみんなで少しずつ勉強しながら、パルテノン多摩がよりよく運営されていくために考えていくことができたらいいなと思います。

エアコンではなく。光冷暖。

橋本にあるLCA国際学園に行ってまいりました。目的は「光冷暖」です。エアコンに代わる選択肢として、知人から紹介されたもの。体験会があるというので参加してきました。実際に、LCA国際学園では体育館、各教室に設置してあり、その効果を感じることができるというわけです。学校では、最近はますます温暖化になり、子どもたちが発するエネルギー、子どもたちが窓の開閉を頻繁にすることが多い…ということなどで、光冷暖だけで不十分で、とうとうエアコンも設置することになったとおっしゃっていましたが、昨日の場合…私には寒すぎるくらいに涼しいというか、室内が冷え冷えになっていて、十分すぎるという感想を持ちました。

これは体育館です。光冷暖専用のセラミックが成分として使用されている壁材などが使われていることにより、効果が発揮されていくようです。

これは図書館。ちょっと広めのスペースには2カ所。パーテーションみたいな感じでも配置することができるので、邪魔にならないなーという感じ。ちなみに、お部屋を冷やしているパネルには水滴がついていて、湿度も上手く管理でき(かびない)、とても快適な空間になっていました。70㎡のマンションだと1カ所にパネルを設置するだけで十分、全部屋で押し入れの中までその効果が発揮されていくということです。

実際に、学校の廊下もとても涼やかでした。

 

エアコンのように風が吹かない。じんわりと冷やす感じですね。遠赤外線ヒーターみたいなイメージ。

これは室外機。エアコンの室外機とは違って、エコだと説明を伺いました。どのくらいエコなのか?もう少し詳細が聞けるといいなあと思いましたが。

福岡県にある会社が開発をしているものなのですが、徐々に広まりつつあるようで…。とある町の中学校にも設置工事が終わったところと伺いましたし、病院などへの導入の進んでいるそうです。説明会では、「健康にやさしい」「快適」ということが何度も強調されていたように、私もそのことは体感できた気がします。

環境大臣からも表彰をされていると伺ったのですが、電気代という意味ではその使い方によってはエアコンと同じくらいという話もありましたが、1つの室外機で複数パネルに対応しているようですし、エコという観点で考えても、とても優れモノであるような気はしました。新しい建物を建築する場合には、エアコンと光冷暖と費用も含めて、どっちがよいかを検討するのは有効かもしれません。もちろん建物改修の際にも検討はできるでしょう。

新たな省エネ機器として、ちょっと注目していきたいと思います!

この形式をいつまで温存するか?…という話し。

昨日に引き続き…の話題提供。

東京河川改修促進連盟の総会と大会が行われました。今年は会場が練馬文化センターでした。いつもどおりの形式で始まり、最後は万歳三唱にて閉じる。総会が行われ、その後、大会に切り替わった段階で、壇上には国会議員や都議会議員が来賓でいらっしゃり、その名前の紹介だけでも10分はかかる・・・。

同じ会派の折戸議員に伺いましたところ、折戸さんが議員になって以来、ずーーーーーーっとこの形式なんだそう。ちなみに折戸さんは議員歴36年を超えているわけですが、1回くらいは欠席したことがあったかもしれないけれど、公務なので毎回必ず出席をされているとのこと。

以前は、多摩市議会専用のバスがあり、きっとそれに揺られて全議員が現地会場まで参加していたことでしょうね。その後、専用バスが廃止されてからも、バスを借り上げして参加しておりました・・・・まさに動員のごとく。その後、バスを借り上げる必要がないのではないか、会場まで公共交通機関でも十分に行くことができるという話になり、今は、各自がそれぞれ電車で行き、後に交通費が支給されるという感じになっています。

いずれにせよ、時代が令和に変わっても同じようにしなければいけないのか、通用しない時代なのか?と思います。

今日は、和泉多摩川にて、狛江の花火大会が行われました。先輩にお招きをいただいたので、娘と一緒に出掛けてきました。

「あーーーーーーー!夏!!」

という気持ちを満喫しました。こうしてゆっくりと花火を見たのは何年振りだろうか…とさえ思いました。約5000発の花火が夜空に打ちあがるたびに、歓声が上がる。狛江の地ビールがまたとてもおいしかったです。夏休み気分を味わえるひと時でした!短い時間であっても、こうした時間を持てることが幸せ!

この形式がいつまで温存されるか?…という話し。

前例主義を全面的に否定するわけではなく、必要な場合もあるだろうと思いますが、やはり見直しをしたほうが良いのではないのか?と思えるようなコトはいくつもあるような気がます。見直しをして、もっとより良く会議体を動かしていく方がいいのではないか?という意味。

「市民の傍聴に耐えられるか?」という評価の視点が求められるようにも思うのです。とは言え、それについても個々人の価値観や考え方によっても捉え方は大きく異なるのかもしれませんが。

本日は三多摩上下水及び道路建設促進協議会第三委員会がありました。生活環境常任委員会の充て職ですので、有無を言わずに出席をするわけなのですが…。想定通りに、会議時間は約30分弱という…。奥多摩町の方なども会議に出席をされているわけですが、このために来て下さるのかと思うだけで、個人的にも申し訳なさを感じてしまうわけです。かく言う私も…事務局職員さんも随行して、一緒に出席をするわけですが、往復時間などを考えても…「この時間で、もっと他のこともできるのに、何と言う…。」と思います。

「時は金なり」という言葉を思い出さずにはいられない会議の一つ。きっと私以外にも同じ感想を持ちながら、出席されている方も多いだろうなぁと思いますが、「こんなもん。」と納得しているというか、理解しているというか、年に3回ほどの会議出席だけをこなせばいいと思えば、仕方ないという諦めなのか。

ネット環境がこれだけ整っているので、テレビ会議にでもしてくれると楽なのになーと。会議の進め方も、「段取りどおり」というわけで、「前例に従いまして・・・・」という会議を進行するための台本にも書いてあるのが特徴。

いずれにせよ、この会議をやるために準備を下さっている事務局のみなさん、今回は福生市議会の事務局、他出席者のみなさま、お疲れさまでした…。私はこうした会議の在り方も、もう少し、バージョンアップさせるというのか、こうした形式から脱皮していかないと、市民から見るとますます「議員たちは何をやっているの?」と言われかねないと危惧しております。

ただ、とりあえず、与えられた役割をまずは耐えてこなします。個人的な意見を述べる場ではなく、多摩市議会の代表として足を運んでいるわけなので、こうした話しをまずは我が多摩市議会の中で共有しないといけないんでしょうね。「まあ、こんなもの」でやり過ごすのが吉という結論が出そうですが。

午後から、多摩センターのキャリア・マムさんのカフェのところで「ざくろ酢サワー」をいただき、子どもたちを対象にしたプログラミング教室の2日間のキャンプを見学。子どもたちの姿は撮影できないので、風景だけ。

6名ほどの子どもたちが参加していました。学年は小学校1年生から6年生まで。初参加の子どももいたようですが、フォローに入っている大学生と楽しく会話をしながら、プログラミングに触れる時間を得ているようでした。

スクラッチマインクラフト。

これを教材としているようでした。ゲーム好きの子どもたちにはとっつきやすく、楽しいものなのかもしれませんが、私みたいな人間は…その面白さがいまいちよくわからず。子どもの頃、私の家にはテレビゲームがなかったので、こういうものを見ても全くワクワクもしなかった。

しかし、子どもたち、慣れている子どもはテキストの内容をはるかに超えたところで、モリモリと自分オリジナルの世界で、もりもりプログラムをセットしていくような感じなので、「アナログ人間にはなかなかりかいできない分野である。」とまずは思うわけです。

プログラミング教育が必修化。

反対はしません。将来に役立つスキルを子どもたちが身に着けていくことの必要性を否定はしません。ただ、個人的には学校でプログラミング教育をいくらやったとしても身に着くまでにはいかないだろうと感じています。小学校での英語教育みたいなものと同じ。きっと「こういうのがプログラミング」というのを知るくらいの話しかなあと思っています。

例えば、プログラミングの授業で宿題を出すにせよ、学校でも自宅でも一人一台タブレットやPCに触れることのできる環境が全ての子どもたちに保障されているわけではありませんから、難しいですよね。そう思うと、プログラミング教育が必修化されるその先、本気で「身に着けさせる」というのであれば、子どもたちの学びの格差が生じ過ぎないようにするための環境整備も求められそうな気がするのです。そこまでの保障は仕切れるのか?ですね。すべてのご家庭にWi-Fi環境があるわけでもないです。ですので、こうしたプログラミング教室もお安くはないので、通える子ども層も限られそうな気がしますし、その子どもたちだけがどんどん上達してしまうのかな?なんて思ってみると、今の社会を映し出しているような気がして仕方がないのでした。

今日のプログラミング教室は、はるかに私よりも年代の若い方々で運営されていて、子どもたちはやっぱり大学生くらいの年齢に親しみを感じ、いい関係性を育めるんだなあ…ということを確認できたことも収穫の一つ。特に私の場合、すでに、子どもたちの親世代なので、なおかつ「プログラミングとか、よくわからない。」というまさに昭和世代…の遺物になりかかっていることを自覚しました。

豊田市へ行ってきました!

週末は各地域で夏祭りでした。お天気過ぎるのも大変ですが、でも、台風などで中止になるよりはいいですね。暑さで体力消耗するなあと感じています。

今日は朝から、会派のメンバーで愛知県の豊田市へ。目的は「都心の未来デザインブック」についてヒアリングをしたいと思ったため。つい一週間ほど前に、「やっぱり、直接、話しを聞いてみたい!」と思い立ち、連絡をしたのですが、とても対応がよく、受け入れてくださいました。せっかく足を運ぶので、街の様子も見てみたいと思ったのですが、公共施設は月曜日が休みのところが多く、文化ホールや図書館、美術館、博物館などは行けず、結果的にはトヨタ会館が開館していることが分かったので、工場見学までしてきました。こうした機会でないと、なかなか見に行かない場所。工場見学も見応えがあるというのか、ロボットの活用や働いている方々の姿などを見学させていただき、勉強になりました。

そして、「都心の未来デザインブック」の話し。課長さん、副課長さんからヒアリングをさせていただきましたが、プレイスメイキングのことを含め、とても丁寧に取り組んでこられたことがわかりました。

今、多摩センター活性化についても「クリエイティブキャンパス」という、多摩市オリジナルを否定はしませんが、あまりなじみもなく、理解するのがなかなか難しい構想に向けての取組みが進んでいます。なじみがないので、雲をつかむようなことになっているような気もしています。豊田市は駅前のにぎわいをつくるための「空間デザイン」という観点から、市民参加を取り入れながら、改良や改善を加えていき、「ハーフメイド」という発想で取組みを進めていました。特に印象的なのは、実験という形で試行したことの結果に基づいて、道路区域になっているペデストリアンデッキの一部を、普通財産にすることで管理を変えることにより、長期的にカフェを設置するなどができたといいます。使いながら、次のよりよい使い方に向けて、仕組みも変えていくというのは、まさに「使いこなし」ができる場づくりをめざすからですね。

「なるほど。」と思いました。

「つくる」ではなく「つかう」と両輪で、ハードとソフトを一緒に考えていく。豊田市では都市整備部門がそれを引っ張ってきたようですね。でも、これは、実は簡単なことではないはず。何せ、「縦割り行政」ですから。その意味では、豊田市には、この取り組みを進めるにあたって、リーダーシップをふるってきた人材がいたようで、都市整備部門の中にソフト的な取組みを考える担当者を配置したという話しも伺いました。

それも「なるほど。」という話し。

いろいろ盛りだくさんで、資料などもいただいたので、これから読み込まなければなりません。多摩市にも活かせそうだなと思われるヒントがたくさん詰まっている資料です。説明の後、実際に、駅前空間など広場なども案内をしていただきました。駅前に新しく完成した「新とよパーク」には「電源」(100V、200V)も準備してあって、使用できるような設えにもなっていました。活用のしかたが限定されない場所になっているものの、堂々とスケボーができる広場でもあり、なかなかいいなあと思いました!

「行きたい場所がある!」ということで、会派メンバーに声をかけ、みんなが都合を合わせ、一緒に足を運べたことが本当によかった。日帰りという、スケジュール的にはキツキツでしたが、かなり有意義でした。

なつやすみらしく。8月に。

「ちょこっと」の用事で議会の公務がありますが、気分的には「なつやすみらしく」と思い、夏季休暇中の娘につきあっております。

今日は国立新美術館に。ご縁をいただきまして、毎日書道展に足を運んできました。去年も伺いましたが、非日常で楽しむことのできる空間でもあります。たくさんの書が並んでおり、「私の世界ではないなあ」と思いながらも、日々の積み重ねを大切にされながら、こうした作品展に挑んでおられる方をうらやましくも思います。いつもとは違う時間空間の心地よさがあるなと思います。

そして、その後、「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末の道」を見てまいりました。多くの来場者でひしめきあいながらなので、見心地はいまいちとはいえ、直接見て、感じるということはやっぱり大事ですし、これもまたいつもとは違う時間と空間なのできっとどこかで自分にプラスになっていると思うのです。

そして、牡蠣。「大好物!」という知人のおすすめの一品。なるほど…と堪能。

ハワイアンパンケーキ。これは、娘と。カロリーを気にして、しかし、ホイップクリームは外せない。仲良く???シェアしていただきました。

週末は市内でもあちこちで地域のお祭り。マンションのお祭りがあるので、お手伝いします。