現場を伝える力を再認識。

昨日に引き続き、消防署の既存建物取り壊し現場です。さらに建屋が小さくなっておりまして、空が広く見えております。やっぱり随分広い敷地なんだなあと再認識。

今日は6名が一般質問しました。補欠選挙で当選した菅原議員は15年のブランクを感じさせない切れ味のよい質問。なおかつ、その間にケアマネージャーさんとして活躍されていた経験を活かした「地域包括ケア」に対する質問で、現場発のご意見やご指摘には迫力がありましたね。「現場を伝える力」を再認識したひとときでした。

菅原さんは「この街に住み続けるための『住まい』」のことを強調していました。つまりは「住宅」「住居」のことです。高齢世帯で年金暮らしの場合には賃貸住宅だと家賃問題がつきまとい、一戸建についても家族の単位が小さくなることで「住み替え」を考えるときが訪れる…その時に「ココ」でのくらしを存続したいという願いをどう後押しできるか?という課題、そしてもちろん、エレベーターがない住宅の問題…高齢者の場合に国交省が熱心に推し進めているサービス付き高齢者住宅という選択肢もありそうですが、それにしても「家賃の高さ」を指摘されていた通り、「何歳まで生きるかわからない。」中で自分の所持している貯蓄の残高と照らし合わせながら考えると、そうそう簡単に移り住むなんてことはできません。シニア層は全体的にお金持ちだと言われますが、全体的には…というところがポイントであって、老人世代の格差もとても深刻な問題と考えています。私も自分の知り合いの皆さんからお話しを伺っていて感じますし、そもそも私の両親も後期高齢者に向けてまっしぐらの団塊の世代なので切実です。菅原さんと両親は同世代なのか…と思いつつ、両親の抱えている問題と重ねあわせ、「これからさらに広がる老人格差、介護の担い手・・・」、私たち支える世代はどうなっていくのだろう?と漠とした不安感は増すばかりです。

避けて通れない問題ですが、真正面から受け止めていると思えない状態にあるのは、私たち市民一人ひとりの意識の在りようにもつながるのかな?と思うことがあります。これだけ高齢化問題が深刻だと言われていても、そこに対する財政負担の問題も含め、とても大変なことになるはずなのに…市民一人ひとりがそれを受け止めきれていないような空気感。そして、「自分の身だけは守ろう」と考える人も増えているような感じさえ受けてしまうのが残念。「自分事として考える」なんてことが全く響いていかないことに敗北感・・・と思うことも多いです。

でも、そんなことにいちいちに滅入っているとやっていられないので、大事だと思うことを言い続けることは多分必要と気を取り直しております。

というわけで、今日は岩崎議員が「性教育」の問題を真正面からとりあげてくれまして、議場にいるみなが考えさせられるような意見を主張してくださいました。性教育については「寝た子を起こす」とおっしゃるかたもいるのですが、これだけ情報が溢れている中、「寝た子を起こす」も何もないわけで…むしろ氾濫する情報の中から誤った情報に洗脳されてしまった方が恐ろしい。性に関する正しい知識を子どもたちに伝えていくべき(もちろん年齢に応じてですけれど)というご指摘に私も同感で、ご尤も…と思います。「子どもたちは正しい知識を知りたいはず」ということもその通りだと思います。いろんな価値観があり、教育委員会としてもかなり「取扱い注意」で腫れ物に触るかのような問題にもなっているわけですが、時代、世の中の価値観、子どもたちが置かれた環境は様変わりしているのに…携帯電話やらスマホやらがない時代の価値観を引きずったまま、子どもたちの「今」に向き合おうとすることにあまりの時代遅れであり、だから「教育ダメ」と言われてしまうことにそろそろ気がついてもらいたい。

あっ現場は気が付いているのかもしれませんが、根本でオオモトが古臭さすぎて、「今」を捉えることができていないのかもしれませんね…なので、私、時代に敏感な若手の国会議員にもっともっと国の中心で活躍してもらいたいですね(若けりゃいいというわけでもありませんけれど)。

岩崎さんはNPO法人青い空でも活動されていて、やっぱり現場を伝える力につながっているのかなと思いますが、活動を通じて彼女なりに捉えた子どもたちの「今」が切々と伝わってくる質問でもありました。

今日は午後からの2時間、萩原議員、増田議員の質問時は副議長と交代しておりまして、音声放送、インターネット中継でずっと質問のやりとりを聞いていたのですが、やっぱり議場にいないと「臨場感」が伝わらないですね。議場の空気感というのがとても大切であって、質問者の発言を他の議員はどう受け止めているか、市長をはじめ職員さんたちがどう受け止めているのか、耳を傾けているのか?は議場にいなければ感じられないことです。そして、市長をはじめとした職員の皆さんの態度というのもすごく微妙な空気感を放ちますね、「目は口ほどにものを言う」というような感じです。「背中が語る」とでも言うのかもしれませんが、議長席で答弁されている部長さんたちの背中が「語る」ことがあるので不思議なものです。議員は質問をするときはいつも真剣勝負なのです。そのことをどう受け止めているのか?というそれぞれの答弁者の受け止めが「背中」に表れているのですよね…。

明日、明後日…一般質問が続きます。

「平成30年」第2回定例会…来年ってどうなるんだろう?

今日は自民党・新生会からきりき議員、生活者ネット・社民の会から伊地智議員が代表質問。その後、一般質問と続きました。伊地智さんが「元号」について質問をしていた時にふと思ったことですが、議会の定例会は来年は3月は「平成31年第1回定例会」になると思うのですが、その次はどうなるのか?とか考えてしまいました。行政が発行する文書などを見ているとどちらかと言えば「和暦」に親しんでいるようですね。議会の定例会も2018年第2回定例会とは言わず、「平成30年第2回定例会」となるわけであって、このままいけば、来年の6月には元号が変更しているので「○○元年(新元号)第2回定例会」になるのだろうか?

それはさておき、昨日からの代表質問を聴きながら思ったことですが、議員たちは「もっと必死に生活をしている市民に向き合う」ことを市長に求めている感じがしています。そしてまた、「評論家的」に語る市長に対し「もっと本音を披露してほしい、語ってほしい」と願っているとも感じ取れました。市長が本気で取組もうとしていること、やろうとしていることが「伝わる言葉」として届いていないのかもしれませんね。「まるで他人事のよう」に捉えているのか?と思えるような、市長自身の言霊が伝わってこないことを議員それぞれに立場は違えど、さまざまな質問や角度から指摘をしていた気がします。

とは言え、各議員とも市長に対し「3期目を集大成として」あるいは「3期目なんだから思い切って本領発揮を」とちゃんと労いを忘れないところが’感じがいい’なあとか個人的には思っています。

所信表明でも、市長が最近の会合などの挨拶でも必ずPRしている「シビック・プライド」ということについて、「それも悪くはないけれど、もっと切実に生活をしている市民の人たちに向き合ってほしい。シビック・プライドなんて言葉とは無縁に必死に必死に暮らしをたてている市民の存在に寄り添ってほしい。」と主張されていた議員の皆さんの声の方にむしろ私は共感をしましたし、行政の役割である「セーフティネット」に綻びが見えているのでは?という暗に指摘していることにつき、どこまで理解しあえているだろうか?とも思ったわけです。そこが私の感想でした。

ところで、多摩消防署の建替えのために、古い建物がどんどん建て壊しされているのですが、たまたま信号待ちの時に写真を撮影して気が付いたのですが、やっぱり建物の高さって大事ですね。空の見え方とかが変わってくるんだなーって思いました。建物のデザインもそうですし、高さも…。そして思い出したのが、今日も質問で話題になっていたけれど、多摩中央公園に建設されるという図書館本館のこと。圧迫感のある建物にはならないことをまずは祈るわけですね。きっとそうはならないはずですが、あの公園の持ち味とか良さについても…まあ、その感じ方は千差万別であることを感じています。私はもともとあの公園がどんなコンセプトにデザインされていたのか?をどんなストーリーのもとであの公園がデザインされていたのか?も紐解いた上で次に進んでほしいと願っていますが、その作業はどんな風に行われ、そして歴史として記録されていくのでしょうね?

さて、今日の一般質問ではあらたに議員が「文化財」問題をテーマに質疑をしていて、とても興味深かったのですが…「文化財行政」を前に進めていく時に「軸」となるような部署を設置すべきとしていたのには同感。先日、子ども教育常任委員会でも文化財ツアーを行ったわけですが、保管をどうしていくかについては、頭が痛くなるほどのボリューム・・・・その問題解決も急がねばなりませんが、それ以上に文化財行政を担う職員をどう配置していくのか?どう確保するのか?どう育成していくか?などについてもまだまだ課題がありますね。今日のところは、パルテノン多摩の大規模改修後の博物館機能と教育委員会の役割分担を明確化していく必要の認識は示されていましたが。

その後、藤原議員は「家庭教育支援」の必要性を語っておられ、それは確かにそうなんだけれど…そのことを条例化するというのはあまり私は好きではないですね。市の考えとしては、現段階では条例化については慎重に取り組む必要があるという姿勢でしたし、藤原議員も恐らくは議会全体の空気を読みつつで「今日明日に策定すべきという主張はしない」と前置きされていましたが、家庭の教育力を高めていくことについては誰しも否定はしないと思うんですよね…ただ、「なぜ家庭の教育力が低下しているのか?」を考えるときに…「母親を責める」方向に議論が向いていくことだけは避けたいですね…「母性神話」に苦しんでいるママたちもたくさんいるのだから…とこれは私の考えです。

最後は藤條議員が「孤独死」についての質問をしていましたが、市で実態を掴む、把握するというのはなかなか難しいんですね。そういう仕組みにはなっていないことと、もともと「孤独死」には法的な定義がないことも余計に難しくしているのかも。何だか、今日のやり取りを聞いていて、結局、多摩市として「孤独死」の捉え方については明確化されていないんだなということはわかりました。

いただいた黄色いガーベラ。お部屋の中に黄色があると元気になれます!

定例会が始まる前に。AtagoHONEY@東愛宕中

今日から第2回定例会が始まりました。しかし、梅雨らしい一日で、ホントによく雨が降り続きました…。市長選後なので所信表明演説があり、各会派からの代表質問からスタートしています。大会派順なので改革みらいは大野議員、日本共産党は板橋議員、公明党は渡辺議員が質問しました。代表質問について感じたことは明日のブログにまとめようかなと思います。

さて、土曜日に東愛宕中学校で蜂蜜の収穫が行われました。今年で3年目を迎えます。ミツバチたちが越冬するのは結構大変なことで、なかなか上手くいっていないと聞いているのですが、前々校長時代から始まった取組み・・・今年の収穫には昨年よりも多くの子どもたちが参加し、にぎやかでした。私はただ、その様子を見守っているだけでしたが、生徒の皆さんの反応を間近にしているだけでも楽しいひと時でした。

中学校などで、こうした「ミツバチプロジェクト」に取組む学校も増えつつあるとは聞いていますが、東愛宕中学校の場合にはまだまだ直接にお世話をしているのは管理職の先生たちであって、やはり「蜂」ですから刺されたりなどもありますし…生徒が日常的にかかわるところまでには至っておりません。今はまだ課外授業であって、希望者のみが「収穫作業」に携わります。いつか、この取組みを授業の一環として組み込むことができるといいのになあと個人的には考えたりもします。ミツバチの生態系とか・・・調査をするのは楽しそうです。

巣箱担当になると、ミツバチに刺されないように防護服を着用、軍手の上からビニールの頑丈な手袋をはめて作業を手伝います。巣箱の中・・・巣枠にはぎっしりと詰まった蜜!重たいのです。

それを遠心分離器にかけます。遠心分離機を使うにも結構コツがいるのですね。教育委員会から様子を見に来た職員さんは遠心分離機を固定する係りとして必死に抱き着いております…生徒たちが遠心分離器のレバーをくるくる回すのですが、これまた力仕事であって、肩から二の腕が筋肉痛になりそう。

しかし、遠心分離機を回した成果が「金色の蜜」となっているのを見ると感激の声!…非加熱の蜂蜜ですのでそれこそ栄養満点です。乳児にはもちろんNGですが。これを調理室で瓶詰。どのくらい採れたのかを最後まで見届けることはできなかったのですが、4月に移動してきたばかりの校長先生も(たぶん)やる気満々で参加し、前々校長先生時代からサポートしていた副校長先生はさすがベテランとしてのノウハウを披露して下さり、そしてちょうど部活を終えて様子を見に来た生徒たちも「どれどれ…」と見学しに来て…いわゆる「蜜ろう」部分に付着しているはちみつを口にして「うっめーー」と歓声を上げ、そしてもちろん最初は「何をやるんだろう…」と引き気味になっていた生徒たちが「金色の蜜」を見た瞬間からテンションが跳ね上がったというその一瞬に立ち合えたことが何よりもうれしい時間でした。そして、この課外活動を支援して下さっているのが多摩市の教育委員もつとめてくださっている原島先生ですが、最初から最後まで巣箱のところでミツバチの気持ちを汲み取りながら(笑)、生徒たちの様子はもちろんのこと、周囲の安全などを含めて目配りをしてくださってありがたいですね。校長先生が変わったとしても、この取り組みを見守って下さる原島先生(地域支援本部を担ってくださっている)がいてこそ成立するのが「愛宕ハニーのプロジェクト」。

さあ、収穫できたハチミツは今度は生徒たちが地域イベントなどでも販売をします。私はその一部を、活用してもう少し広がりのある取組みにできたらいいのになあと思っていますが。しかし、こうした取組みもやっぱり校長先生の心意気で大きく変わりますね。校長先生の姿勢が子どもたちにも伝播しているなあということもまた私が側で見ていて感じたことです。そして、それをサポートする副校長先生の縁の下の力も大きい。

っていうわけで、私が思うことですが、こうした取組みを評価し、継続をしていくためには…ある意味…センスのいい校長を配置をしなければいけないということですね。そういう意味で校長の役割の大きさを目の当りにし、改めて考えさせられた有意義な時間でした!楽しかった♪

 

貝取こぶし館文化祭

今日は北諏訪地区の青少年問題協議会に出席。荒谷議員、橋本議員もご一緒でした。地域の情報交換は大事な場所だなと思う一方で、イベント事などの行事を組み立てていくことの大変さを年々感じています。北諏訪小学校では「あいさつ」を大切に心がけるように児童に促しているという話しがありました。「あいさつを交わせる」というのはとても気持ちの良いことだとも思うわけですが、なかなか難しいことですね。そしてまた、これだけ不審者情報などが行き交う世の中であっては「あいさつ」しにくいなあ(昔との比較においてですけれど)とも実感のある人も多そうです。

さて、議長公務というか、案内をいただいておりましたので貝取こぶし館の文化祭に足を運んできました。今日と明日二日間の開催で、今日の13時からスタート。それに合わせて、お昼はとてもとても久しぶりに貝取商店街の「遊夢」さんへ。暑すぎたので食欲があまり出ずに注文したのは「ところ天」でしたけれど、美味しくいただきました。

貝取こぶし館も立派というか、豪華な施設で時代を感じさせます。館内の調度品の一つをとっても高価そう。地域の方がとても丁寧に施設を使っていただいているんだなあということを感じつつですが…ホント…こうした施設の大規模改修…と先を見ると暗澹たる気持ちになってしまうのもまた事実です。

コミセンではお祭りなどに合わせて作品展などが行われることも多いですが、こぶし館の場合には秋開催の「こぶし館まつり」とは別になっているところが活動の特色の一つかなと思っています。「手あそび、手しごと 笑顔の交流」という文化祭のテーマがとても素敵。書道、絵画、木彫り、お人形やドライフラワーのリースなどの展示があり、「私の一枚」とおすすめスポットなどの写真展、そして今年もいけばなの作品はすばらしかったです。陶器とのコラボレーションになっていて、伊万里焼などの陶器も展示されていたのですが、ピンク色のゆりの花と器の組み合わせがよかったです。つるし雛もありました。

そして、ピロティで行われていた囲碁のトーナメント!…これがまた、とても真剣でそばを通過するのが申し訳ないなあというくらいにみなさん真剣勝負。そして、その隣では子どもたちも対局していたのですが、初心者の子どもには大先輩たちのアドバイスもあり、まさに世代間交流担っているなあと思いました。

しかし、囲碁のルールも奥深すぎてちょっとやそっとではできなさそうですね。ものすごい頭の体操になります。その後、別の予定がありましたのであまり長い時間滞在できなかったのですが、こちらの文化祭は必ずしもこぶし館で活動しているグループや個人というわけでなく、地域でさまざま文化活動されている皆さんの作品が集まり、展示されれているとの話でした。普段利用している人も、文化祭の時だけ作品を出展する人も、地域の人、みんなに開放されているところがコミセン!…運営協議会の会長さんがそうおっしゃっていたのがとても印象的でした。

市民のみなさんがいろんなことで活躍されているんだなあという場面に出会えることはうれしい。今度、貝取こぶし館でのロビーコンサートにも足運んでみよう。

久しぶりの文化財見学。

子ども教育常任委員会のメンバーで保存してある文化財の見学。教育センターのある諏訪複合施設の体育館、そして旧南永山小学校から旧豊ヶ丘中学校に移動した文化財たち、その後…旧西落合中学校体育館と第三小学校の展示室へと移動しながら・・・「まだまだ大量保管」されている現況の確認をしてきました。

用途がそれぞれ異なるという「桶」もズラリと並んでいたり・・・。

文化財だと言われなければ気が付かなそうですけれど(植木鉢が割れた片みたいなので)、発掘されている埋蔵物はそれぞれ発掘場所ごとに分類され、一点ずつに登録番号がされています(廃棄するときには、この「登録番号」を抹消することが必要という・・・抹消するとなれば、照合していくだけでものすごく気の遠くなりそうな作業になるのか・・・)。

日本にはこの巨大な桶をつくることのできる職人さんがたったの2人になってしまったので、貴重な貴重な資料だという桶類もズラリ。

大正時代の乳母車は1台だけしかなくて、とても貴重。ポストも昭和時代のもので最後まで残った唯一のものだとかって…まあ縄文時代からのつい最近とも言える対象、昭和時代の懐かしいものに至るまでてんこ盛り!

そもそも、こうした文化財をどう保管するのか?…という課題意識で見学した私たちも…帰路に着くころには…あまりのボリュームにだんまり。「文化財をどうするか?」という切実な課題を数年ぶりに思いおこし、再び委員会メンバー一同で共有したわけですが、出口が見えるようで見えないです…。

ちなみに旧北貝取小学校に収蔵展示場所を確保することになっていて、その計画も本格化するのかもしれませんが、どのくらいの予算が必要になるのでしょうね?小中学校の大規模改修費用を考えると10億円は必要ではないのか?とも思ってしまいますが、本当にそんな予算のめど・・・確保はできているのかしら?とむしろ心配になります。パルテノン多摩の大規模改修に図書館本館の新設に公園の改修に…そして市役所の建替えと…それ以外にもコミュニティセンターの大規模改修にも取組んでいかなければならない。結局、公共施設の統廃合問題についても宙ぶらりんになっている状況にあり、何が進んで何が進んでいないのか…またどこまで何が進められているのか…全体状況について議会にも市民にも共有されていない気がします。

 

夕刻から、多摩センター商店会の定時総会後の懇親会に議長として参加。松田大輔議員もご一緒でした。小倉衆議やこいそ前都議もいらっしゃり、商店会の皆さんと親しくお話しされていました。市長ももちろんいらしてました。

市民はお客さんとして楽しんでいるイベントも「街の活性化」を支え、裏方で惜しみなく労力を提供し、知恵も出し合う商店会の皆様あってこそ成り立っていることだなあと改めて確認することが出来ました。「多摩センターをいい街にしていきたいし、少しでも元気にしていきたい」とおっしゃる会長さんの言葉を後押しできるといいなって思います。そのためにも議会として、共に課題を共有し合える関係性を築くことができるといいですね。いろんな場面で感じるのですが、抱えている課題なども含め、もっともっとオープンにシェアできるような仕組みができると、よりよい知恵が集まりやすくなりそう。二人より三人、三人より四人・・・10人集まれば文殊の知恵ですね!

「ここちよい暮らしができる」「居心地のよい場所」…多摩センター地域全体がそうなるといいなあって思っています。多摩センター商店会の皆さんと親しくお話をさせていただいて参考になるご意見もいただけました!ありがとうございました。

さあ、週明けから6月定例会です!

今、健康福祉常任委員会では「障がいのある市民のみなさんとのコミュニケーション」というテーマを一つ大切にし、手話言語条例の制定に向けて取組みを進めています。かなり精力的に活動が進み、当事者団体の皆さん、支援をするみなさんのグループなどとも意見交換をし、早ければ9月定例会に条例案を出していくことになっています。今日は6月定例会の議事運営について確認し、決定するための議会運営委員会が開催されましたが、その中、健康福祉常任委員会の遠藤めいこさんから報告がありました。

市民からの声を受け、どのように議会が政策作りをしていくのか?

その道筋を考えていくためのモデルにもなるような取組み。多摩市議会では「委員会主義」で委員会を中心にした活動を主軸にしながら、議会運営をしていくことになっているので、こうした取組み実践が一つずつ重ねられていくことが必要で、議会基本条例を制定してから8年になりますが、着実に議会活動は発展していると私は思っています。

そんなことで、せっかく制定するのであれば、議員も実践しなければと思い、私も今年から多摩市の手話講習会に通っていますが、出席率をまずはクリアすることが必要なので…ちょっと心配です。毎朝、テキスト付属のDVDを見て、復習する…一応、これを初めて今日で3日目です。この間、ゲートボールの練習会に行った際にも手話でお話しをしてくださった方がいらっしゃいましたが…大事なことは「伝えたい」という気持ちと、そしてまた「口話」。へたくそな手話であっても、しっかりと口を動かすことが大切だと教わっているのですが、「なるほど」と思うわけでした。同じマンションにも聴覚障がいのある方がいらっしゃり、この間、たまたまお会いしたので覚えたての手話でご挨拶をしてみました。以前はとっさに手話を使うことすらできなかったので、挨拶くらいなら落ち着いてできるようになっている!と少しうれしいですね。

というわけで、「一般質問を提出していないのは議長と・・・・」と言われるたびに、「提出していいなら、提出したい」と申し出しているのですが、議長は質問ができないという慣例を打ち破るのはなかなか難しそうですね。市議会によっては議長のみならず、副議長も、場合によっては監査委員も一般質問できないところもあるそうです・・・。

一般質問をするだけが議員の仕事ではないと言われればそうなのですけれど、やっぱり質問で市政運営を質していくというのは大切なことだと考えています。しかも一般質問をやらなくなり、自分の感性が鈍っている感じがします。やはり3ヵ月に1回、一般質問をやるというのは頭脳が活性化していた気がします。

話しを戻すと、市議会もいろいろと活動の仕方が変わっているので、実はその活動を支える事務局が旧態然としていては全く話にならず、議会活動を支えきれないということになります。局長のマネジメント力がものすごく問われますし、実務面から支える次長の役割、そしてまた事務局組織の規模も小さいのでお互いに協力し合うことでパワーを発揮してもらわなければならないと考えています。今は昔…3ヵ月に1度だけ定例会が開催され、のんびりと議事運営を支えていればいい時代ではなくなっている。きっと昔々「議会事務局」にいた職員さんが、今の「議会事務局」でもう一度仕事をするとなれば、その違いに驚くのではないかと思います。

スタンダードに議事運営で粛々と進めるべきところ。それについての専門知識をきちんと持っていなければいけないし、議会事務局の管理職にはそれ相応に「熟達」が求められるのがなかなか大変。ピョン!と異動してきただけでは身に付かず、これまで行政事務の職員として身に着けてきたスキルに重ねた力量が必要。お隣の町田市議会の局長さんは議会事務局職員22年目というエキスパート!…多摩市議会にもこうした熟練した腕を持つ、職員さんがいてほしい。そうした人材をいかに育成するかが大事な視点になります…とは言え、議会事務局職員も結局は行政職員の「人事異動」の波の中で動いてしまうのが難。「私たちの地域には『どんな市議会が必要か?』」を考えつつ、職員体制も整えていきたいものです。(ここには、「首長」の見識も関わるところかなとも思ったりしますが。…つぶやき)。

しかし、定例会前なので議員の皆さんも質問の調整などで登庁されていて忙しくされています。そして質問調整に走る職員さんたちの姿も見かけ、議会のある4階フロアもにぎやかです。「ああ、定例会始まるなあ」という雰囲気になってきました。

愛恵会乳児院へ

今日は子ども教育常任委員会のメンバーにお声かけをし、町田市にある愛恵会乳児院への見学とヒアリングをしてまいりました。何度か施設の前を通ったことがあり、気になっていたのですが、実際にはなかなか訪れる機会はなく今まで来ておりまして、たまたまご縁をいただいたのでありがたかったです。まずは施設内の案内をしていただき、その後、1時間ほどヒアリングの時間をとっていただきました。

昨年1月に現在の新しい施設が完成したばかり。施設で働いている保育士さんたちの使い勝手はもちろんのこと、子どもの生活や成長に寄り添った施設づくりがされていたことに感心しました。家庭的な雰囲気を大切にするため、子どもたちは異年齢で構成された6名のグループで過ごしています。乳児院なので0歳から3歳前までの子どもたちがいますが、感染症などに細心の注意を払わねばならず、新生児から6か月くらいまでの子どもたちには専用のお部屋で過ごします。新生児は誕生してから5日間ほどで病院を退院して、そのまま入所する場合もあります。専用のお部屋のなかには、さらに新生児のための専用ルームが区分けされていて、施設的にも子どもの発育に寄り添った必要な設備になっていることがわかりました。

個人情報を保護することも大切であり、子どもたちが過ごす場所は外からは見えなくする必要があります。中庭も外からは子どもの様子が見えないようなフェンスにしていたり配慮されていました。もちろん、施設入口についてもセキュリティは万全になっています。子どもたちが暮らしているお部屋、親子の再統合をはかっていくための相談ルームや宿泊体験ができるお部屋、プレイセラピーをやるお部屋(写真のカウンセリングルーム)、ホールなども見学することができました。今日は雨が降っていたのでお散歩には行けず、ホールなど室内で遊ぶ子どもたちの姿にも出会うことが出来ました。子どもたちは一生懸命生きているんだなあという姿を目の当たりにしました。

施設長さんはこの4月から就任したとの話しですが、以前は都内の児童養護施設などで仕事をしていたとおっしゃっており、施設の運営に関しても法制度など、かなり熟知されている様子でした。愛恵会乳児院は定員が55名までとなっていますが、施設建て替えなどもあり今は暫定で39名となっていること、定員を増やそうとすればそれだけ対応する職員が必要であり、人手不足などのことも話をされていました。当たり前のことですが、子どもたちの暮らしは24時間ですから、夜勤宿直もあります。また、職員さんの世代交代もあり、どうしても女性中心なため、仕事を継続していくためには女性のライフワークに寄り添って、結婚、出産、育児…をしながらも働き続けることができる体制にしていかなければならないとの話も伺いました。

ここに施設入所した子どもたちはほとんどが家庭復帰をしていくとのことですが、それはそれはとても忍耐強く支えていく職員さんたちの存在があることを感じますね。特別養子縁組あるいは里親の難しさなども一般的な話として、現況を伺うことが出来ました。日本では民法の扶養義務が厳格になっており、家族に責任を覆いかぶせる仕組みができていることにも話が及びました。ですので「社会的養護」と言っても、なかなかそうはならない現実があるということですね。

施設長さんは東京都各自治体には子ども家庭支援センターがあり、乳児院から家庭復帰した子どもたちのアフターケアの体制は整っていると話をされていました。昔と比べれば、飛躍的な発展ということですね…。多摩市でも子ども家庭支援センターが窓口となり、子どもや家族をフォローしていますが、それはそれはとても根気のいる仕事であり、大変な業務の一つですね。

今日は赤ちゃんショートスティのことも含めた話も伺ってきたのですが、町田市、日野市、府中市、調布市、世田谷区からは「やってほしい」という依頼があるとのこと。まだ、事業としては始まっていないようですが、多摩市でも子どものショートステイは2歳児からしか利用できないわけであって…検討してもいいのではないか?と思いますね。乳児院の対象年齢の子どものショートステイにもニーズがあるのではないかな?と思ったりします。ここは要検討事項として持ち帰り、委員会でも考えたいところかもしれません。

今年も「反核平和」を訴えて走る。

今年で30回目(とアナウンスが言っていた気がする)を迎えた反核平和リレー。残念ながら、定例会とも重なっていませんでしたし、運動不足の解消と思って参加しました。何しろ、私の年間を通じたスポーツ量があるとしたら、その9割以上を占めるのではないかと思われますね。これではいかん…とか思っていますが、結局、今年も事前練習をすることもなくランナーを安請け合いしまして、若くもないのに速攻筋肉痛が発生しております。

でも、今年は去年とは別ルート。町田市境の多摩ニュータウン卸売市場のところから出発して、多摩市役所へ。市役所で要請行動をしてから、日野市境の宝蔵橋まで。くだりが中心でしたので、比較的ラクチンでしたけれど、しかし、市長に対する要請書を手渡すセレモニーの時間が意外と辛く…ある意味、休息してしまうと、その後に一気にペースダウンする感じで足の裏に「疲労感」がどんどん降り注いでいるような感覚を感じました。

「いかなる戦争にも反対します!」

ただ、それだけです。平和やいのちは大切…という、あまりにも当然すぎることであり、誰しもが思っていることであるはずなのに「どうして戦争は起こるの?」…という子どもの頃からずっと持ち続けている疑問があります。今では少しは社会のこともわかるようになったと思っていますが、それでもやっぱり、「みんなが平和を望んでいるのに、どうして?」と。それは脱原発についても同じ思いがあります。

 

ところで、多摩市は毎年「平和展」をやっていて、市民の実行委員会方式で企画されていますが、「反核平和リレー」のことも「平和展」の一角で紹介してもらえるといいなあって思いました。揃いのTシャツを着て、走っているとはいえ…「えっ、何やってるの?」というわけで、それほど多くの方に知られているわけでもないので。ただ、今回は…「えっ?オリンピック?」…と思ってもらえる率が高かったかもしれません。

そんなわけで、今日は湿布のお世話になることにしました。

アラフォー・クライシス。

今日はいつもどおり永山駅の遊説からの今週がスタート。その後、子ども教育常任委員会の集まりがあり、午前中いっぱいは情報交換など。既に9月に行われる決算特別委員会に向けて取り組む「議会による施策評価」のテーマをどうするか?についても検討中です。議長の私は、予算決算特別委員会のメンバーから除外されているのですが、施策評価については…事前の調査などには加わり、多少の意見は述べることも可能です…。何となく、方向性も決まりそう。

午後は余裕があったので、拓殖大学の授業に伺った際に学生さんたちに書いていただいた感想を読みながら、コメントを書き。みなさんが一生懸命書いてくださった感想ですので、心を込めてお返事をしようと思うと、意外と時間がかかります。そしてまた、パソコンで物書きするのとは異なり、ボールペンを使うというのは最近はとても慣れない…指が疲れるんですよね。

しかし、つくづく地方政治の仕組みは知られていないのだなあ…って思います。そして、もちろん政治に対する関心についてもものすごく低い。うれしいことは(私を見て)「議員のイメージが変わった」と言ってくれることですね。でも、私のみならず、私の周りにはいわゆる「議員像」をいい意味で崩してくれるような若手議員はたくさんいます。そしてまた、同世代で頑張っている女性議員も多い。国会ばかりでなく、地方議会への注目が高まればよいなあっと思います。

 

「7040」問題。

少し前から言われるようになっています。「アラフォー・クライシス」・・・たまたま新聞のテレビ欄で目に留まったので録画して、帰宅してから見たのですが、20年前の状況を思い起こしつつ、「うん、わかる」「そうそう」と頷く場面が多かった。今後は「親の介護」問題が、さらにこの世代にはのしかかってくることが目に見えています。やっぱり日本の場合は子育ても介護も、まだまだ家族の負担が大きい。金銭面でも…。他人事とは思えない番組でした。多摩市はこうした問題にどう向き合おうとしているのかなあって思っていたわけですが、そもそも、今までにはあまり意識されてこなかった課題でもあり、状況の把握から始めることが大切かもしれません。実は、とてもとても困っているのに声を上げることができない人の方が多い…私たちの仕事はそのことを前提にして取組むことが重要だと常日頃から考えていますし、勇気を出して相談に来て下さった皆さんや困りごとをぽろっと話してくださる方からも感じていることです。やっぱり役所はハードルが高い、議会はもっとハードルが高い…そんな状況を変えていくためにも、大学生の授業にこんな私でも登場することは少しは意味があるかもしれませんね。

小中学校の入学式やら卒業式やら等など…で来賓で議員が紹介されるだけでは、いつまでたっても「(何となく)エライ」という位置づけから一抜けすることは難しい…本当は市議会がもっともっと小学生や中学生向きに「地方政治の仕組み」みたいな出張授業をするとか、できるといいのですが。政党色やらイデオロギーやらを学校教育に持ち込まれることを危惧しすぎるのもわからないわけではありませんが、正直…それは議員のことをあまりよくご存知でない意識であるとも思います。なぜなら、私たち議員一人一人にも「マナー」があるわけで、場所をわきまえて話すことは当然のことなんですよね。しかも「議員個人」ではなく「市議会」として取組むともなれば、さらに「場所のわきまえ」が意識されるに違いないのです。ということで、多摩市内の小中学校が「地域理解授業」を進め、「主権者教育」という今、求められる最重要課題に向き合うとするならば、きっと「多摩市議会」にお声がかかることもあるでしょう。まあ、あとは学校のセンスとそれを認める市の教育委員会の考え方ですね。市教育委員会が市議会をどのくらい信頼しているのか?についても測る指標になるのでは?とも思っています。

それにしてもアラフォー・クライシス。これは無視できない社会の大問題。こうした問題に対してきちんと向き合う政治をつくるためにも同世代を含め若い世代がもっと現実を受け止めた上で…政治選択をしていくことも必要ですね。

梅雨空になる前に…。

とても慌ただしかった週末です。自分の理想通りのスケジュールが組めないとどうしても気持ちが急いてしまいます。土曜日は諏訪中学校の運動会の開会式を見に行きました。一段と成長している生徒の皆さんたち!街中ですれ違ってもわからないかもしれない…というくらいに大人になっているなあと思いました。中学校の運動会は迫力もあり、小学校の運動会とも熱気が違いとても楽しいのですが、後ろ髪をギューッとひかれながら、国際交流センターの総会へ。

 

今年度25周年を迎える節目の年になり、12月には記念イベントの開催も予定しています。議会から理事として国際交流センターの運営に関わっている大野議員に寄れば、記念のロゴマークも完成するまでにいろいろと議論が活発に行われたようです。市民のみなさん主導で運営されている国際交流センター。理事長さんが「市の財政も厳しい中で、いただいている予算であるから」と何度か強調されながら、更なる活動の充実をしていきたいと抱負を述べられました。

他市などを見れば、もっともっと国際交流に力を入れ予算化しているところもあるのでは?と思ったりすると、何だか恐縮してしまいます。まさに市民協働の取組みとして進めてきた「日本語セミナー」など、卒業生の数は2000人を超えるわけですから、それはそれはすごいことだなって思います。単に語学を指導するだけに留まらず、生徒さんたちは「多摩市における」生活の悩みなど、ちょっとしたことを相談出来る場所にもなっているのが何よりの特色であり、私はポツリ気持ちが不安な外国人の方にとっての「居場所」にもなっている「日本語セミナー」であると考えています。

指導者の皆さんも共通の研修を年に4回受講し、もちろん指導者の皆さんご自身の語学力も磨いておられ…指導者の方々でも数か国の言語に対応できるという方もおられます。日本語セミナーの門をたたく外国人の皆さんのスキルもさまざまということで、指導者とのマッチング作業などにも配慮しながら、展開されているようですね。

今後、行政が 「多文化共生」を進めていく際、国際交流センターを無視しては進めていけないだろうなとの印象を受けています。そして、何よりも…外国人の方に対する災害時の対応…これがかなり大事。この後、参加をした多摩市自治連の場でも「外国人との共生は課題」との認識をお話し下さった方もおられますが、今はまだほとんど手つかずになっている「災害時対応」についても取組みを進める必要があるでしょうね。

自治会・管理組合113団体で構成される「多摩市自治連合会(自治連)」の総会。市長、議長、教育長は「顧問」という肩書きをいただいています。去年に比べ、総会も活発に質疑などが出され、自治連の活動を今後どう展開していくか等にもつなげていけるといいなと思いました。毎年開催されている自治連のスポーツイベントである「スポ・レク」についても、「予算のわりには参加団体数が少ない気がしている」という指摘もあり、このあたりは役員会の皆さんの認識とも重なるところにもなりそうかなと質疑応答を聞いていて感じました。

また、自治連を通じて各自治会・管理組合に対し実施されている活動助成に対しても、執行率が少し低いのではないか?という指摘も。「せっかくの予算なので、ぜひ、活動を企画し、申請をしてもらいたい」ということでした。「申請しなかった団体」についてアンケート調査を実施するなど状況のヒアリングをしてみてもいいかなあと思いました。もしかすると助成金の使い勝手が悪いと感じていたり、助成金の申請が面倒などと思っておられる団体もあるのかもしれませんね。

総会の後には懇親会と続き、なるべく多くの方からお話を伺いたいと思っていたのですが、お一方お一方とていねいに話しているとあっという間に時間が過ぎてしまったのが心残りです。

そして本日は49回目を数える春季剣道大会へ!

開会式に出席しました。開会式では剣道連盟の皆さんの活躍ぶりが紹介されました。各大会で実績を残されているわけで、それはそれは素晴らしいのです!特に、昨年秋の西東京剣道大会では小学生の部、中学生の部、一般の部で全て優勝!…完全制覇をしたのは史上初めてということ。とにもかくにも練習練習練習…と稽古を重ねられ、鍛錬を重ねられている証です。多摩市にとってもうれしいニュースですね(もっとPRしたい)。

今回、開会式内で演武をご披露くださったのは私の同世代のお二方でした。演武をされている方々にほとばしる緊張感が場内全体にも共有されて…ピリリとした空気感…これ、好きです。多摩市で剣道の手ほどきを受けられた方が、今度は多摩市で子どもたちの指導にあたっているという世代が継承されているのもまたうれしいことです。

ほんの少しだけ試合も見ることができ、「武道いいなあ」と…もし、自分が小さいころやっていたら好きだったかもと思いながら、東部団地自治会の防災訓練の見学へ移動。

 

都立桜ヶ丘公園で、公園管理をしているサービスセンターと一緒に実施されていました。パーゴラに雨風をしのげるようなテントを張る作業などの経験などなど。東部団地は災害時要援護者の支援でも先進的な取組みをされています。サポーターのみなさんはベストを着用されていて、わかるようになっているのもいいなって思いました。

私のイメージだと、地域の防災訓練には消防署あるいは消防団が参加しているのですが・・・今回は多摩中央署が参加しているというこれまた初めて出会う光景でもありました!「多摩中央パートナーシップ」と書かれたノボリのもとに警察署からも課長さんと数名が参加されていて、地域の方に土嚢の積み方などを教えておられたようでした。警察署も「災害につよいまちづくり」と掲げていろいろな取組みをされているのですね。初めて知りました!

こうした場所に警察署が出張してくるのは住民にとってはありがたいことだなあ…と思っていました。なぜなら、身近になりますよね。何となく相談のハードルも下がる感じがするなと…やはり、訓練終了後に地域の方から「ちょっと相談してもいいですか?」と署員の方がお声をかけられていて、「やっぱり」って思いました。警察署にわざわざ連絡をするのは気がひけるし、ハードルが高い。こうした場面だからこそ、「ちょっとしたこと」を尋ねることができるようにも思います。

とにかくも週末は晴天なり…ということで、お天気に恵まれてよかったですね。あちこち行きながら、自分の趣味事もやることが大事と…今年はそう思っていますので、唐木田菖蒲館へコンサートへ行ってみたり、ピアノのレッスンを受けてみたり…結構楽しく忙しく。梅雨入りまであと少し!ですかね?色々なところへ行きすぎると、それぞれのところで聴いたことなど忘れてしまいそうなので、「メモする習慣」をもっとつけなければいけない