それぞれの地域・それぞれに特色。

和田・東寺方コミュニティセンター運営協議会の定期総会にお招きをいただきました。コミュニティセンターの運営協議会もそれぞれの方針があるため、議長にお声をかけていただけるところとそうではないところがあります。考え方の違いがあってもちろん良いわけであって、それがそれぞれの地域の特色にもなっている感がありますが、バランスよく全市を俯瞰して捉えるという議長としての視点を磨くためにはいろんなところを見たほうがいいには決まっています。やはり自分の住まいを拠点にしながら、地域を考えたり捉えたりするわけで、身近ではない場所に足を運ぶことで今まで知らなかったこと、見えていなかったことを理解できるようにもなります。

和田・東寺方コミュニティセンター「大栗川・かるがも館」は2月にオープニングを迎えたばかり。開館から3ヵ月が経ち、ようやく運営も落ち着き軌道に乗りつつあるようでした。まだ完成したばかりという雰囲気も残る館内ですが、地域の小中学生が勉強道具を片手にフラッと立ち寄り、窓際のデスクで何やらテスト対策などに備えている様子。いい風景だなあと思いました。定期総会では会長さんが「これまでは市内で既に運営されているコミュニティセンターの取組みを参考にしてきたけれど、これからは自分たちの工夫をプラスしていきたい」という意気込みを語っておられ、同時にまた、決して難しいことではないけれど「笑顔・挨拶・感謝の心」をいつも忘れないで、過ごしていくことを心がけたいとお話しされていたのが印象的でした。

そして、ここの「特色」をみんなで作っていきたいと語った副会長さんの締めの挨拶に込められた思いも参加者のみなさんで共有されていた気がします。ここに市内で8館目のコミニュティセンターの建設が持ち上がったには平成8年の頃、その後、いろいろな経過をたどり、市内で9館目となった「大栗川・かるがも館」…約20年という歳月が流れています。「その間に地域に関わってくれた行政職員の皆さんから多くの力、指導をいただいた」という労いの言葉のいただけたこともまた、うれしいことでした。

その後、私は諏訪老人福祉館・地区市民ホールへ。文化祭が開催されていましたので覗いてまいりました。展示コーナーでは、木目込み人形などの作品もありビックリ!古布なども利用されたのかな?と思われる手づくりのセンスのいいポーチやかばん、絵手紙などの作品もありました。それぞれにこの場所等利用されながら、生き生きと活動されている皆さんの姿を思い浮かべながら拝見してまいりました。老人福祉館の方では「TAMAフレイル予防プロジェクト」の一環でしょうか?簡単にできる運動に取組むみなさんの姿、囲碁・将棋コーナーでは次の一手を熟考する高齢者の皆さんのお姿がありました。

飲食スペースと談話室になっていた1階では、老人会に皆さんが模擬店と称し、とても美味しくコーヒーを入れて下さり、集まってきた皆さんが楽しくおしゃべりをされていました。久しぶりにお目にかかった方は「グランドゴルフをやっている!」と以前と全く変わらないはつらつとしたお姿!これまた懐かしさと共に再会をうれしく思いました。しかし、談話室は圧倒的に女性が多い!・・・家の中に閉じこもることなく、ちょっとのおしゃれをして外出をし、人と会話をすることってとても大事ですよね。元気の秘訣ココにありだわ!・・・と思ったのでした。「地域に集まれる場所があることはとても大事。新しいとか古いとかって関係ないのよね。」という言葉が妙に響くのは、開館したばかりのコミセンと歴史を重ねる福祉館・地区市民ホールとに双方足を運んだからかもしれません。公共施設もそれぞれの地域性がよくよく反映されていていいなあって思います。

 

その後、また市民の方にお会いしたりして、いろいろお話も伺って、今日も一日終了。「高齢化が進んでいく、介護や医療をどう支えていくか?」と同世代で語ったりもした夜は…なかなか有意義でした。明日は水防訓練、身体障害者協会の総会等に出席する予定です。

南多摩総合防災施設見学&多摩中央警察署30周年!

 

東京消防庁のハイパーレスキュー隊の訓練施設でもあり、都内で災害があった際に他地域からの応援を受け入れる拠点にもなる南多摩総合防災施設。総務常任委員会企画した視察に同伴してまいりました。せっかくの施設見学ということで、全議員に呼びかけたところ…議会事務局の職員も含め総勢で23名という大所帯に・・・私は今日でここに来るのは3度目でしたが、何度来ても関心してしまうくらいの最新施設。

特に実火災訓練棟では実際にたん白泡による消火の見学もでき、合わせて…バクテリア分解による無害化の話し、あるいは排煙処理についても無害化しているという設備水準の高さについては目を見張ります(12月の完成式典に参加したときのこと「訓練に終わりなし。」)。

こうした場所が多摩市からほど遠くない場所にあることに心強さがあります。とてもいい視察となりました。

訓練中の隊員の皆さんの姿も垣間見ることが出来ました。また、日程をあわせて下さったのでしょうか?多摩消防署の金子署長も同伴下さりありがたかったです。東京オリンピックの開催に向けてはテロへの対策なども含め、警察などとの連携で訓練されているそうです。訓練がなければ、いざという時に対応できない。「志」というスローガンを掲げた訓練にはまさに終わりなし。常に何があっても「身体を動けるようにしておく」というわけで、筋トレする場所もありました…。

そして、多摩中央警察署30周年の記念祝賀会にお招きをいただきましたので来賓として参加。警察署の活動を支援し、協力をされている懇話会、交通安全協会、防犯協会の皆さんの主催でした。日ごろ、地域でお世話になっている事業者や市民の皆さまが多数参加され、とても盛況のうちに終了。参加されている皆さんは地域の中でホントさまざまなお役目を引き受けられている方々ばかり…頭が下がりますね。一方、地域での活動を存続していくための担い手の発掘や育成が課題になっているよう…「そろそろ引退したいと思ってるんだけれど。」という苦笑いが何だか切実でした。

議長になり、消防や警察や…と今まであまりお付き合いのなかった分野でお目にかかることのできる方々がたくさん。みなさんからいろいろな学びをいただけるのは感謝ですね。これをどうやって議会に還元していけるか?をいつも考えているんですが、それがなかなか難しくもあり。いずれにせよ、せっかくいただいている貴重な経験を私たちのまちの発展につなげていかなきゃですね。

 

日本版パリテ法成立!

日本版パリテ法が成立。しかし、それに対する注目度は低くはないけれど、高くない。とても画期的なのですが、メディアでのとりあげはそのほかのニュースと比べると結構あっさり。

昨日は多摩市建設協力会の定時総会後に開催された懇親会に三階みちお副議長とお招きをいただき参加。会長さんが「女性が他にはいなくて、すみません。なかなか気が遣えないかもしれない。」なんて言葉をかけてくださったのですが、そういえば…と周りを見回してみれば、出席者に女性は0で、来賓でも女性は私だけ…ということでした。逆に、女性が一人だけ…ということで、むしろ周りに気遣いをさせてしまうのではないか?と心配する気持ちの方が大きいかもしれない。

「ぜひ、こうした場で情報交換を」と会長さんのご配慮のもと、来賓である市長や副議長、前都議は各テーブルをそれぞれまわらせていただき、会員の皆さんからいろいろお話をお伺うことができました。地元に根ざし、事業を営まれている皆さんだからこそできる地域貢献がある…市長や副議長も労っておられましたが、特に大雪の際の除雪作業などは行政だけでは行き届かないところで市民の安全安心の確保に協力をしていただいてます。そしてまた、週末に多摩川河川敷一ノ宮公園で開催される水防訓練にも参加をしてくださってます。会長さんが「地元企業だからこそやれること、できることがある」とおっしゃっていたのはその通りですね。

毎年、市長とは意見交換会をされ、要望書なども提出されていると伺いました。私たち議会には提出されている要望のなかみが共有されているわけではないことをお伝えしまして、必要があれば、ぜひ議会にもお知らせくださるといいなと思った次第です。

今週、市役所ロビーでは民生委員・児童委員の皆様がPR活動をされています。今回、はじめて「ミンジー」がやってきました!このキャラクターはとても人気で、こうしたPR活動に駆り出されており、やっと多摩市に来ることができたのだとか。とてもかわいらしいので、もっと人がたくさんいるところ、それも子どもたちがいれば人気だろうなあ。市役所のロビーもミンジーくんのいてくれた間はいつもとは違った雰囲気で、よかったなあ。PR活動については、場所の確保にもご苦労されているお話を伺いましたが、市役所ロビーだと来る人も限られてしまうのは少し残念。

民生委員や児童委員さんの活動も知らない市民の方の方が多いだろうなあと思っていて、知らなければ何かの時に連絡をする…なんてことにもならないわけですし、「相談する」というのは簡単そうでいてとても難しく、「顔を知っている」などがなければ、普通はなかなか連絡もできない…。市民のみなさんにとっては議員という存在も同じように「気軽に相談ができ、連絡ができる相手」ではないのと同じですね…。

こうしたPR活動はとても大事…と思っていますけれど、市議会でもこうしたPRやってみたらどうかしら?ともふと頭に思い浮かびました。

 

日本版パリテ法の成立が女性議員の誕生をいかに後押しするのか?「女性だから優遇する」ということだけでは市民にはなかなか理解されていかないだろうな…と思うけれど。女性を増やしていく…という道筋が地域でどう実践されていくか?多摩市議会は女性割合が高い議会ということですが、会派ごとに見ていけば、1つの会派だけ女性議員が存在していない…という。女性は増やせるだろうか?女性が立候補できるしやすい環境づくりをしていくこともまた大事ですね。来年の統一地方選挙に向けた地域での取組みも要注目です。

臨時議会でした。

臨時議会が開催されました。先月の市議補選で当選した2名をお迎えするために開催するもの。多摩市議会議員定数26名がようやく揃い、残りあと1年弱になった任期の活動を進めることができます。しかし、当選したお二方ともに、既に多摩市議会議員としての経験をお持ちなせいか、何となく既に馴染んでおられます。「以前よりも格段に議員活動は忙しくなってるから、大変だよ。」とお二方にお声かけされている方がおられましたが、ホント…議員活動に占める「議会活動」の割合は雲泥の差ではないかと思っています。いずれまた、お二方には多摩市議会の活動について印象やら感想を聞いてみたいなあと思います。

今日の本会議では、市長が行った専決処分の承認も行われたのとあとは予算決算特別委員会の設置も行いました。こちら委員長は小林憲一議員、副委員長は本間としえ議員です。予め、内諾をいただいていた通り…ということで、あっというまに終了した会議でした。

さて、合間を縫って…他の市民している山野草展に行ってきましたが、永山団地の道端から集めてきたという寄せ植えはすばらしく。道端を歩きながら、小さく咲いている花を見つける楽しみ…そんな時間を過ごしてみるのも大切なことと感じさせられますし、何と、私には余裕がないものかと思い知らされます。

「いつかやってみたい!」と思っているコト・・・一応、書き留めたりしていますが、なかなか実行できないのでリストにしているだけで終わってしまいそうな…。とは言え、こうしていろんな活動をされている市民の方からお声をかけていただき、「知る」ことができるのは幸せですね。

 

個人的には今日から手話講習会初級のスタート。健康福祉常任委員会で「手話言語条例」の政策提言をめざしていることもあり、やはり提言するからには少しくらい実践も伴って、努力をしなければと考えておりまして…。全36回で、8割の出席がなければ修了証をいただけないそうです。既にこの間の土曜日の開講式は公務と重なって欠席しているという…ことなんですが、何とか時間のやりくりをしてみたいと思っています。5月病を吹っ飛ばせとばかりに、気持ちの良いお天気が続きますね。洗濯物がよく乾いてうれしい。市議会もいよいよ6月の定例会に向けての準備が進んでいきます。

 

市民活動を後押しするということ。

この週末…唐木田コミュニティセンター運営協議会、愛宕コミュニティセンター運営協議会の総会に出席してまいりました。いずれも、地域の方が寝食忘れて24時間365日に近いのではないか?と思うくらいに…特に、役員として活動されている皆さんはかなりの時間を割き、館全体の運営、企画と携わっておられます。

「地域にはいろんなお考えを持つ方もいらっしゃるのでなかなか大変」

とおっしゃる言葉の裏側にある実感…すごくよくわかります。その’いろいろ’にていねいに対応し、受け止めていくエネルギーは並大抵ではない…もう一つ付け加えて言うならば、運営協議会の皆さんは無償ボランティアですから、それがどれほどのことなのか理解していただけるのではないかと思います。職業として窓口で日々日々いろいろな市民の方に接する職員さん、あるいは私たち議員とはだいぶ異なることは言うまでもありません。そこを後押しする側の行政や議会の向き合い方が問われるのだなあとしみじみ感じながら、同席させていただきました。

「お忙しいかもしれないけれど、ぜひ、普段に活動している現場をぜひ見てほしい。」

ここが私たちに問われていることなのではないか?と思ったのでした。年1回の大きなイベントやお祭りの時はもちろんですが、「日常」を知ることは必要不可欠ですね。

というわけで、今日は国際交流センターの日本語教室をのぞいてまいりました。永山のクラス。東永山複合施設で毎週月曜日の午前中、開室しています。

「指導者の不足が心配」と伺ったのですが、レッスンにいらっしゃる生徒の皆さんそれぞれの日本語習得レベルに合わせて対応していかなければならず、生徒数に合わせた指導者数の確保ができるのが理想と言えば理想。だいたい2人の生徒さんに1人の指導者という体制になっている様子でしたが、母国語が英語ではない方も多いので、指導者側も英語以外の語学力がなければ…という感じですね。今日、はじめてレッスンにいらした方と中国語で滑らかに会話をされているボランティアさん…独学で学び、日本語教室の中で会話する中でさらに上達したと伺ったのですが、すばらしいなあとありきたりの感想ですがそう思いました。

そしてまた、国際交流センターがそもそもボランティアのみなさんに支えられている場であり、地域の中で困っておられる外国人の皆さんにちょっとした手助けをしようという志で集まる市民のみなさんで成り立っている場所だけあり、「日本語教室」と言っても、単なる語学学習に留まらず、ここへ来てはじめて、母国語で自分自身の気持ちを吐露できるような、日常の暮らしにある困り感を受け止めてもらえたり、共感してもらえる、聞いてもらえる場になっていることも感じました。「ここへ来て、泣く人もいらっしゃる」という場面に何度も出会っているボランティアさんの経験からもわかることですね。

国際交流センターの存在も日本で初めて暮らすことになった外国人の方にとっては「知っていても、門をくぐりにくい」場合もあるようで、その点では、市役所の窓口など「案内」が鍵を握っているのかも…と感じました。「言葉の壁」は大きい。実際、自分自身が海外で生活するとなればどうなるか…想像に難くはありません。逆の立場になって考えてみること、大切ですね。現場に出向いて、改めて感じたり考えさせられること大事だなと思いました。

 

そしてまた、東永山複合施設…高齢者の皆さんの麻雀広場がすごかった。相変わらずの大盛況ぶり・・・麻雀牌の音というのはすごいものありますね…。健康の秘訣、ここにあり!とある意味頷けてしまう。

 

いずれにせよ、地域でそれぞれが健やかに、それぞれに「意義」が感じられるようなことに関わり、過ごすことができるのは幸せですね。自分自身の生活時間をどう消費していくか。地域には探せばいろんな選択肢があることがわかります。行政や議会は多様な選択ができる環境を守っていくことに役割があるのかなあなんて思った昼下がりでした。そしてまた私たちが多様にある選択肢を「知る」ために現場に出向くことの必要を同時に思ったのでした。

明日の午前中は臨時議会が開催されます。

’現場’に出向く学生たち。

特別支援学級のこと、ちょっと知りたいなあなんて思っていたところ、「恵泉女学園大学の皆さんがインターンに来る」ということを伺ったので青陵中学校へ。その後の予定も詰まっていたので、ただ「さらっとお会いした」くらいのことだったわけで、偉そうに何か語れるほど意見交換をしたわけではありませんが・・・。

教育実習ではなく、こうしたかたちで学生さんたちが「学校の現場に出向く」っていい機会だなあと思ったのでした。多摩市でも教育委員会で職務代理者としてもご活躍頂いている岩佐玲子先生の指導を受けられているみなさん。・・・娘との歳の差が5歳くらいか…と思うだけで、自分の年齢を感じるのはもちろんのこと、たまたま学校に届いていた各出版社の「道徳」の教科書を眺めながら「心のノートっていうのがあった!」という会話をしているところがまた時代だなと思うのでした。

何のために「道徳」が教科化するのかなあ・・・指導をする先生たちの方が大変だろうなと思います。先生が指導し、そして子どもたちを評価する。そもそも先生たちは「道徳」なるものの指導を受けてきた経験はないでしょうし、何だかエライ大変だろうと思います。お辞儀の仕方とか座り方とか…教科書に載ってしまう時代になったことをどう受け止めればいいのでしょう。「そんなのおかしい」と批判する前に、私たち一人ひとりも「なぜ?そんな状況になってる?」を問いかけてみることは決して無駄にはならないような気もするのです。

 

私も各出版社の「道徳」の教科書を表紙だけ拝見したのですが、各社ともすごく力を入れていることがわかります。それに対しても、いろいろな複雑な心境になります(例えば、こんな風に話題になっています)。まずは子どもたちに手に取ってもらえる教科書にならなければはじまらないということなのかもしれません。

 

女子学生のみなさんたちもとても興味深く各社の教科書を手にとっていました。また機会があれば意見交換したいなあって思いましたね。また、実際に特別支援学級の各クラスの指導の様子などを見学し、その後、レポートを提出するそうですが、彼女たちに目に映る「今の中学校」はどんな印象なのでしょう。「自分たちの時とは違う」と感じるのでしょうか?・・・もちろん私は「自分の時代とは違う」=「昔とは様変わりしてる」と感じていますが。いずれにせよ、現場に出て学んでいる大学生たちの姿は清々しくてまぶしい。頑張ってほしいなあって心からのエールを送りたいですね。大学がインターンシップにも力を入れる時代・・・卒業後の自分の進路を決めるとき、一つの手掛かりにはなるのかもしれませんね。

 

「現場を知りたい!」と好奇心旺盛な学生さんたちを受け入れのできる場所が社会に多様に広がっていると良いのかも。でも、受け入れ側には大変なエネルギーも求められそうですね。なので協力者がいることが幸せであり、受入れをしてくれる中学校が存在しているということもまたラッキーなことかもしれません。

 

ということで、私も、久しぶりに「受入れ現場の一つ」になってもいいかなあ、インターンシップのような活動してみようかしら?と思ったのは、町田市前議長の吉田つとむ市議がインターン生ととても楽しく議員活動をされているお話を伺ったから。「インターンシップやってみようかな」って申し出てくれる大学生がいてくれるのは議員としてまだ続けていていい…と思える一つの評価軸にされているとおっしゃっていて、「なるほど」と思いました。この10年間で81名もの大学生の受入れてこられたとのこと。就職の時にもしっかりと役立つようなビジネスマナーなども指導されている様子でした!大学生からすれば吉田市議はおそらくご両親よりもはるか年長者でしょうね…私の場合ですと「母親」って感じになってしまいそうで、そこが自分としてはややネックなんですが。ここはちょっと自分としては懸案事項。大学生に年齢が近い時分に一緒になって政治活動等していた時代のことを思い出すと、あの「若さは足りない」と思うため。今、どこに自分自身のエネルギーを割きたいのか?・・・ここを自分でちゃんと見極めておくことが大事と思う今日この頃です。

 

ところで、今日は市役所は一斉に保存年限などを終えた書類の処分DAYだったようです。大きなトラックに次々と廃棄書類が積み込みされておりました。議会事務局の職員たちも運んだり、積みこんだりしていました。こうした場面に遭遇したのは初めてのことですが、なかなか文書管理というのも大変な仕事だなあ・・・保管場所も大変なんだなと思った次第です。そういえば、市役所は狭い、そしてまた老朽化が進んでいる・・・「市役所建替え」も焦眉の課題ではないか?と考えていますが、今のところ、その進捗状況はどうなっているのか・・・?ヒアリングすべき事項に追加しておかないといけないな。

市民が「議会」の在りようをつくり、支えていく。

今日は午前中は議会運営委員会。来週の臨時議会に先立ち、議事運営などを決定しました。臨時議会では先月行われた市議会議員補欠選挙を受けて開催されるものです。でも、ちょうど都合のよいタイミングでもあり、いつのは6月議会の初日で設置する予算決算特別委員会をここで設置し、9月の決算審査に向けた準備にいち早く取組めるようにと考えています。

いろいろな評価はあるとして…多摩市議会で取組んでいる決算審査にあたっての「施策評価」は振返ればその歴史はもう10年以上になるのです。最初の頃どうだったかを思い出すのも、「記憶を呼び出すのが難しく、やっぱり大事なのは記録」と感じております。今日も、府中市から杉村康之市議と市民の方がいらしてくださり、多摩市の議会基本条例策定に向けた取り組みなどについてお話をさせていただきました。先日の市民との意見交換会にもお越しくださったとのことでしたが、そのつながりで、伊地智恭子議員にも同席をいただいたので、私とは異なり、フレッシュな視点で「今の議会」と「議会基本条例」と「議会改革」への想いを付け加わり、とても有意義な情報や意見の交換ができたように思っています。

やはり、その過程では、多摩市議会の決算審査、それに伴う事業評価や施策評価についても触れるわけですが、「これはなかなかすごい。」というのが感想だったようです。

何がすごい・・・って・・・「議会活動が大変そう」というわけですが、私たちには当たり前のことで定着していることなので、「すごいことをしている」という感覚はないですね。それを支える議会事務局についても、他地域の事務局よりも多分大変であり、忙しいことは事実。私たち議員も「ココのこと」しか知らないわけですが、多摩市議会の議員はおそらく他の地域の市議よりも2倍以上は忙しいと思われます。

今度、地方議会への女性の参画についてプレゼンする機会があるのですが、その準備をしながらつくづく思うのは、やっぱり「まちの議会の姿はそのまちに住んでいる市民たちによって在りようが決まる」ということですね。多摩市議会の場合は女性議員が多い。この間の補欠選挙が終了し、議員定数26名の内11名が女性!約43%が女性です。全国の市区議会の女性割合は平均で14.8%です。人口の男女比と同じように、議会も男女が半々くらいであることが望ましいと考えています。

国の方では政策決定の場に女性をもっと増やすべく目標値も掲げていますが、「女性の活躍推進」の御旗を掲げつつも実態がなかなか伴わないというのもまた事実。「2020年30%」についてもまだまだ隔たりあるわけで、特に政治の場にもっと女性を増やしていこうと・・・先月衆議院では可決された「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律案」がようやっと参議院委員会に附託されました!その動向と推移も見守っていかねばですね。

男女で区分けできるものではないとはいえ、女性議員が増えると何が変わるか…って「ポスト争い」がなくなるような気がします。私が議員になった頃は「誰が議長をやるのか?」あるいは「誰が委員長をやるのか?」そして副議長や、副委員長は…みたいなことでものすごくしのぎを削るようなことが行われていて、何と言うか、人事をめぐるポスト争いに議会での緊張感が一番高まるような状態に違和感とモチベーションの低下を味わっていたことが懐かしい。

そして、今は、議会改革の取組みなども経て、「委員長ポスト」に問われる力量があり、「委員長を引き受ける」というのもなかなか覚悟がいることでもあります。そういう意味からすれば、議長も同様。なので、私、「議長を引き受ける」というのは荷が重たいということなんです。ずいぶんと副議長をはじめ、議会事務局職員の皆さんに助けてもらっているのですが、まだまだ人生経験的にも修行が足りないはずなんですよね…私の力量については私が一番よくわかっている。「議長になれば、それなりになっていくから大丈夫」とは言われたものの、どうも自分の中ではまだシックリとはいっておりません。

という感じなのですが、議長2年目もスタートをしておりまして、「置かれた場所で咲く」を大事にしつつ、できることは怠らずにやって行こうと考えております…。「なぜ、議会改革に取り組んできたのか。その心はどこにあったのか。」を振返りながら、議会基本条例を策定してきた経過とその後の多摩市議会の歩みについて記録しておかねばいけないなあと思っております。

久しぶりにパルテノン多摩のこと。

子ども教育常任委員会が開催されました。パルテノン多摩の大規模改修、そしてまた図書館再整備のことについて、特別委員会を終了させたため、私たちの委員会でその後のフォローをしていくことになりました。所管調査事項として、残りの議員任期の間で委員会で議論していくこととなります。

パルテノン多摩の大規模改修については「基本計画素案(案)」というものが報告されました。これについては市民説明会も開催していく予定とのこと。それに先立ち、私たち議会にも説明したいということのようでした。ここで改修するということは、「あと30年は使い続ける」という決断でもあり、そしてまた後世に対しても使い続けていくことを強いることにもなっていく・・・その重みを共有したいと感じています。それだけにていねいに、そしてまた慎重な議論を重ねていくことが大事。

「もっと市民に使われる施設にしたい」という想いがあり、居心地の良さや使い勝手をより良くすること、人が集まる場所にするための工夫を盛り込んでいくことは必要ですが、時代や環境と共にまたいつか「飽き」が訪れることがあるとすれば、その時に、また次の一手を打つことができるようにもしてあげてほしい、しなければならない…とも思います。今、考えたことが30年後も通用するなんてことは「あり得ない」ことを前提にし、施設づくりをしていく視点をどこかで持ち合わせておきたいなあと。「今は今」そして「将来は将来」…「その時にはまたその時に考えればいい…」というのもまた考え方の一つかもしれませんが、「その時はその時」であっても、「その時」が来た時に「どうしようもない」とならないようにしたいものです。

一方、パルテノン多摩が文化行政の発信基地でもあり拠点になっていくならば将来的にここに何を築いていくのか?という視点が必要不可欠。きっとそれが時代が進んでも「不変の価値」になっていくと思うからです。ただ人が集まって、賑やかになって…それだけでいいの?ということもあります。要は「人を集めて何をしたいの?」ということが問われる。「人が集まれば活性化」とはならないでしょうから…。

「市民に喜んでいただけるようにしたい」

大規模改修の議論の中でよく聞く言葉です。しかし、それは言わずもがなの当然のこと。わざわざ市民に忌み嫌われるようなことをしないはずなので。ただ、それだけでは「なぜ、それを私たちは税金を使ってまでやる必要があるのか?」の説明としては不十分。そこに何を見出していくのか?あるいは既に見出せているのか?が市民にも理解されるとき、はじめて、パルテノン多摩の将来がさらに開けていくと私は考えています。

なかなか伝わりにくい文化行政の価値、そして意味や意義を語ること、そして語るだけではなく、具体的な取組みとしてカタチにしていくことですね。きっと。

「開放的なはずなのに『なぜか』閉鎖性を感じる」「開かれているはずなのに、『なぜか』すごく窮屈感がある」…「なぜか」を言葉にして一つずつ解きほぐしていくと、パルテノン多摩の今後の在り方をどうしていくべきなのか、もう少し見えてくるかなあなんて思ったりしています。市民とも一緒に「共通言語化」できるのかどうか…今週末から、再びパルテノン多摩についてワークショップが開催されるようですが、その中での議論に期待しましょう…ということですね。

多摩センターでヤギが元気にしている姿を見ているだけで飽きない・・・。いい風景です。#多摩市イイトコ1000

50回目を迎えた「手をつなぐ親の会」総会

先月末からお招きをいただいている各団体の総会です。連休明けのスタートは知的障がい児・者の保護者の皆さんを中心に活動をされてきた「手をつなぐ親の会」の総会でした。毎年、市議会議員全員に案内状が届きます。私もわりと毎年、欠席せずに参加していますが、今日は議長としての出席です。自分の気持ちを好きに挨拶に込めるわけにはいかないので、議会代表として挨拶をしなければならないです・・・当たり前のことですが、なるべく自分の心境に近い言葉を選びながら挨拶しています。

今回は定期総会も50回目、会が発足して50年!…多摩市は市制施行50周年も3年後のことですから、手をつなぐ親の会みなさんが重ねてきた歴史、その地道な活動、そしてまた蓄積…ありきたりの言葉ですが、やっぱりすごいことだ!って思います。

会が発足した当時は「無いサービスをつくるために活動をしてきた」…今は「在るサービスをいかに組み合わせて、一人ひとりが’その人らしく’よりよく暮らすことのできるのかを考えて活動を進めている」…ここに辿ってきた歩み、ある意味「勝ち取ってきた」とも言える状況があるのだと思っています。

ここがベストではなく、まだまだやらねばならないことたくさんあるわけですが、やはり当事者の皆さんの運動によってすべての人の「生きる権利」に目が向き、そして社会環境全体が前進してきたことは確かです。もちろん一つひとつ、まだ不足しているところを充実していくことは大切な視点ですが、それ以上に「後退させない」ために何ができるのか?という視点を忘れてはならない…というくらい取り巻く環境の厳しさが増していると感じています。

私たち個々人の生活に一番身近なのは自治体である「多摩市」。私たち市議会が「どう考えていくか」もとても問われる時代になっていると考えています。今、健康福祉常任委員会は市の障害福祉施策についても検証していくべく、様々な活動団体にヒアリングをするなど実態調査を精力的に進めています。時間がいくらあっても足りない、やればやるほどに課題が見えてくるというのが委員会全体の受け止めであり、メンバーみなさんの実感のようですが、こうした委員会の活動の積み重ねができてくると議会活動にも「厚み」が出てくるでしょうし、市の施策をゆるぎないものにしていくのではないか?とも思います。

より地域が大事、住民に身近な場所が重視されている時代であるからこそ、私たち多摩市議会の役割も重たくなっている。従来通りのやり方では全く立ち行かない状況になっていることを私たち議員一人ひとりは感じていると思います。私が議員になった時よりも、議会活動そのものも忙しい、活発になっていることは事実。そしてまた勉強している議員は増えていると考えています。そんな多摩市議会の姿をより多くの市民の方にも知ってもらえるようにするのが議長としての役割…と思っているのですが、それがなかなか難しい。「個々人議員の活動」ではなく「議会」が評価されるようになっていくと、もっともっと私たちへの期待感も高まっていくのでしょうね。それがとりあえず私のめざすところ。

「市議会が市民から期待される存在にならなくては、執行部のチェック機能は果たせませんからね!」

くじけそうになった時に思い出すこの言葉を胸に…。

今日から今日から!

ゴールデンウィークが終わりました!私は「なるべくパソコンを見ない」という目標を立ててみて、別のことをしようといろいろ考えていましたが、その別の時間には「睡眠」していたような気もします。

とは言え、ゴールデンウィーク後半戦(って3日から?)も普段はできないことを心がけて人に会ったり、情報交換をして過ごしました。多摩センターではこども祭り。娘はあれこれと忙しくなりなかなか参加することのできないボーイスカウトの活動ですが、保護者としては活動を支えるちょっとしたお手伝いということで焼きそばを販売し、屋台の中からパルテノン大通りで楽しむ人の動きを眺めたり、あとは、このゴールデンウィーク中の大発見!・・・・というのか、久しぶりにゆっくりと楽しんだ京王プラザホテルのラウンジのいつものケーキセット…

3月下旬ごろに伺ったときからのリニューアル版で、ちょっとグレードアップした感じになっていたのがうれしかった。私は和栗のモンブラン一押しなんですが、3月の時と比べれば、スポンジに洋酒が効いていてちょっと大人味になっているということで、変わらない美味しさでしたけれど、栗がのっていて、ものすごくテンションあがりました!

連休明けも月曜日でしたし、今日はいつもどおり永山駅前での遊説からのスタート。私、いつも一日のスタートには「今日から今日から!」って言葉を大切にしているのですが、今朝は早起きした娘のお弁当作りから始まり、「今日から今日からっ!」の気合いがちょっと普段とは違ったかなあ。

議長公務といいますか、7月に稲城市議会と合同で研修会を実施するという初の試みを実施する運びになっています。これは「議会で研修するための財源がないかなあ」と探していたところ、事務局の職員さんが助成制度を見つけて下さり「一般財団法人自治研修協会」さんからの支援を得ることができました。何とラッキー。講師をお願いするのは協会さんにお願いをしたところ、帝京大学の内貴滋先生となりました。今日は稲城市議会の北浜けんいち議長と事務局長、そして我が多摩市議会からも事務局長と研修を担当してくれる庶務の係長と一緒にご挨拶に伺いまして、先生と直接お話をさせていただいたのですが、テーマは「地方自治の動向」ということで改正された地方自治法の内容を学ぶ・・・なんてお堅いタイトルにして研修提案をしていたものの、実際の講演はもう少しやわらかいお話しになりそうです。先生はもともと自治省でお仕事をされていたので、経験もとても豊富、なおかつイギリスの地方自治制度にも造詣が深いそう。

「地方自治は民主主義の学校」ってイギリスのジェームス・ブライスという学者さんの言葉ですが、先生が…「自治の本質」というワードを繰り返しておられたのが印象的でした。どんなお話が伺えるのかしら?ちょっと楽しみです。

それにしても全国地方自治体の幹部候補?たちが集結するという立川の「自治大学校」に先生を訪問したのですが、あまりにもすばらしい施設でしてビックリしました。ここに寝食共に過ごして勉強するという地方自治体職員さんたちの研修センターになっているのですが、なかなか良き施設ですね。この場所ってどのくらい活用されているのかなあって思いました。体育館もあるんです!

そんなことで、多摩市議会だよりが全戸配布となりました!お届けできたかなあ。担当している職員さんが、ホームページに下記のような文章を載せてくれました。

タイトル;たま市議会だよりを全戸配布します

 

たま市議会だよりの配布方法変更について
日頃より、多摩市議会の運営および広報活動等にご理解ご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。

たま市議会だよりは、より多くの市民のみなさまに議会と市政に関心を持って読んでいただけるよう、5月5日発行の217号より、今までの新聞折込と郵送配布から全戸配布へと配布方法を変更することとしました。

引き続き、市民のみなさまに読みやすく、手にとってもらえるようなたま市議会だよりを発行できるよう取り組んでいきます。ご理解ご協力のほど、どうぞよろしくお願いします。

こうした文章を市民向けに書いて発信してくれる職員さんの目線がとても素晴らしいなあと思ってます。冒頭で、市民のみなさんに「ありがとう」って…自然に綴れることが素敵すぎます。

同じように「たま広報」についても配布方法が変更していて、

市の公式ホームページにもとても大きく宣伝されているのですが、

タイトル;たま広報の配布方法が変わります!

たま広報を市内全戸(事業所除く)に配布します!

今まで新聞折り込みや、希望された方に個別で配布を行っていた「たま広報」ですが、すべての方に市政情報をお届けするため、平成30年4月20日号から多摩市内の全戸(事業所を除く)に配布を行います!

 

・・・以下・・・

となっていて、これはとても事務的な感じですね。スタンダードな感じで、これが一般的かもしれません。でも、やっぱり読み手側の目線に立って綴ることの大切さがあるのではないかって思います。そういう意味で、私たち議員と身近に接しながら、市民生活を捉えたり、市民に対応している職員さんたちが自然と習得しているスキルがあるのではないかなあって…手前味噌かな?

そんなことを感じた連休明けでもありました!とても気持ちのいい季節になり、居心地のいい多摩市内をあちこちで感じられるかなあ。うれしい。