秋季剣道大会@武道館

スポーツの秋。市民体育大会の一連の流れの中で、開催される秋季剣道大会にお招きをいただきました。多摩市剣道連盟のみなさまは日ごろの鍛錬の成果をしっかりと結果に結びつけておられます。開会式でも各大会でのすばらしい結果が報告されていまして、とてもうれしく思いました。

剣道大会をじっくりと見るのは初めてのこと。連盟の方からお話を伺いながら、午前中いっぱい、小学生の部の表彰が終わるまでたっぷりと試合の様子を拝見させていただきました。小学生の場合は2分と言う試合時間に魂を込め、集中力を溜めこむ感じでしょうか?勝負を決めるポイントなど剣士たちの動きについていくだけで精一杯だったものの、俊敏に動いているかどうか・・・などなどは少しだけ感じることができたかなと。

剣道の場合、勝負がついたとしても・・・勝利をしたほうはガッツポーズをしたりなど、パフォーマンスはしません・・・というのも「負けた相方」に対する思いやりなんだそう。一つひとつお作法があることも教えていただいたり、とても有意義な時間をいただいた気がします。お話を伺っていると、やはり少子化を感じます。剣道人口についても徐々に減っていて、地域のグループも統合などされているようですね。時代の流れを堰き止めることはできないですね。どうにもこうにも難しい。そしてスポーツで言えば、選択肢も広がり、多様になっていることもまた事実。数が多い分、子どもたちが分散してしまうのもそれはそれで現実と受け止めざるを得ません。

「礼に始まり礼に終わる」…武道の根幹を支える精神性については、私たち日本人としてはやはり押さえておきたいところですが。

議会では武道館の大規模改修工事のことが話題に上っておりましたが…やはり改修工事が必要なんだろう…とも思いました。一方、改修工事にはどんなメニューが準備されているのかしら?とも感じました。いまや熱中症がこれだけ話題になっているわけで、エアコンがついていない武道館…エアコンをつけたところで、どれだけ効き目を発揮するのかもやや疑問ですが、真夏でガンガン炎天下のもとで使用するとなると、かなり大変かもしれません。とは言え、これだけ気候の変化を実感する中、「標準装備」についても考えさせられますね。

 

それ以前に、私個人的には武道館入口が喫煙スポットになっていたことが気になりましたけれど…。

市長はこれは気にならなかったかな?…私は灰皿にタバコの殻がギュウギュウになっていて、臭いを放っていたのですが。健幸都市と受動喫煙と…喫煙者の権利と…いろいろありますが、市長もきっとここは改善したいと思ってくれたはず。

 

台風でしたが、永山フェスティバルのベルブホールは満員御礼!

たっぷり約3時間も過ごしてしまいました。池田けいこ議員、藤條たかゆき議員…そして本格派のミュージカルソングを聴くことができ、大満足!市民文化…ココにこそあり!って感じました。

陸上競技記録会@多摩市陸上競技場

陸上競技記録会が開催され、市長とともに開会のセレモニーというか、開始前にご挨拶をさせていただきました。議長にならなければ、こうして陸上競技場のフィールドに立ち入ることもなかっただろうなあと思うくらい、私はスポーツが苦手ですし、どちらかというと苦手からくる運動嫌い。スポーツのできる方を見ていると本当にうらやましいです。とは言え、娘が陸上部でして、私とは真逆の道を歩んでおります。

陸上競技場もずいぶん傷みがひどい。いよいよ大規模改修に入りますが、どの程度改修する予定なのか気になるところです。そろばん(今は、計算機)をはじきながら、「どんな使い方がされるのか、したいのか」に照らし合わせながら、改修内容が決められていくことでしょう。ラインなども消えかけていて、スタッフで支えて下さる陸上競技協会のみなさんが前日準備などでラインを引き直したりしてくださったようですが、それでもなかなか…。

東京ヴェルディさんと協力関係を結んでいるため、芝生だけは非常に素晴らしい状態に保たれていますが、トラックの状態はやはり良好とは言えず、あとは備品類などもずいぶんと老朽化進んでそうな気がしました。

挨拶をした後、しばらくテントの中からレースの観戦をさせていただきました。国士舘大学のみなさんもお手伝いをされていて、「アナウンスをやったことがない」という女子学生の方が、ベテランのアナウンス担当の方からレクチャーを受けながら、一生懸命レース案内や結果の報告をする姿が何ともほほえましく。「いいね、なかなか上手だよ!」…という大先輩からの声かけで、女子学生がみるみるとアナウンスの腕を上げていく・・・若さはいいなあ!順応が早い!・・・と思いながら、娘の同級生たちのチャレンジする様子をたっぷりとはいきませんでしたが、拝見させていただき、さわやかな気分となりました。

何とか雨もポツポツ降りながらも、記録会は終了できたのではないかと思います。私は記録会の後、永山フェスティバルのオープンセレモニーに出席し、その後、パルテノン多摩で行われていたイベント、多摩中央公園ではアースデイも小さく開催されていたので足を運んでまいりました。多摩センターと永山と行ったり来たりして過ごした一日に「やっぱり、多摩市楽しい!」とか自画自賛。

明日は台風予報で、パルテノン多摩のパルTAMAフェスも永山フェスティバルの野外ステージは中止となりました。残念ですがこればかりは仕方がないですね。かなり大型な台風が到来しているとのこと。心配です。私は明日は秋の剣道大会にお招きをいただいていまして、そちらに出席してきます。運動嫌いですが、見るのは好き。小学生から一般の部までみなさんが集まると伺っているので、楽しみです。

台風予報…お出かけ予定のあるみなさまお気をつけください!

今日のあれこれ。子ども教育常任委員会でした!

子ども教育常任委員会がありました。開会前にやっと完成した多摩第二小学校の校庭を見学させていただきました。長きにわたった校舎の建替えもようやく完了。校庭の砂が飛び散らない「グリーンサンド」という舗装をしているそう。快適な使い心地のグランドに来週の運動会に向けて練習する子どもたちも生き生きとした姿を見せてくれました。校庭には立派な体育倉庫と男子女子のお手洗も。もちろん洋式!学校建て替え事業もひと段落?にも見えますが。実は多摩第三小学校をどうするか、次なる大きな課題です。「蜂の巣校舎」と言われる特徴的なデザインにもなっていますし、どのように更新していくか…。まだめどが立っておりません。老朽化は進んでいます。

さて、今日の委員会では「障害のある児童が5年生以降も学童クラブを利用できるよう早急に求める陳情」についての採決がありました。直前まで、陳情者や一緒に活動されている皆さんからメールなどもいただきました。私たちの会派では既に「採択」を決めていましたが、他の会派のみなさんの結論がどうなるかはわからず。いろいろ調査を重ねてきた結果、すぐに現行ルールを変更する難しさも理解していましたので「採択」にはならず「趣旨採択」になるのかもしれない…と予測もしていました。でも、結果としては「採択!」に。傍聴にいらしていた方々は「予想外だった」という感想もいただきましたが、ホッと胸をなでおろしました。(改革みらいの討論<障害のある児童の学童クラブ受け入れについて>)

その後、連光寺学童クラブの待機児への対応を求めた陳情も可決。連光寺の学童クラブは手狭になっている現在の場所から、連光寺小学校内への移転をめざし、担当課では鋭意取組み推進中ですが、来年4月には間に合いません。でも、学童クラブを拡充していく方向で動いていますし、その取り組みは見守るしかありません。お待たせする間にも待機児が発生してしまう心苦しさはありながら、一定の時間が要することは理解していただけるものと考えています。

採決したのは陳情2件。あとは協議会にて文化・スポーツ、子ども子育て、教育分野からそれぞれ取組む事業の進捗状況など報告がありました。どんな内容か・・・については市議会のHPより。ちなみに今日の子ども教育常任委員会の内容はこちら。

委員会終了後、シルバー人材センターの理事長、専務理事、常務理事、事務局長がお越しになり、要望書をいただきました。いろんなことにズンズン取組んでいる感じがします。早朝5時から8時でヤマト運輸の荷物の仕分け作業なども受注しているのだとか!50人ほどのチーム編成で、ローテーションをしながら、毎日仕事をこなしておられると伺いました。少しの稼ぎがある…やっぱり励みになると思います。高齢になると早起きも大得意ですので!…こうした活躍ぶりが注目され、雑誌からの取材など問合せもあるようです。こうした多摩市シルバー人材センターの取組みがモデルとなり、他市に波及していることも伺うとうれしいですね!

その後また、一緒に活動しているメンバーと一緒に子どもを支える地域づくりをどうするのか?についてヒアリングをしたりして、今日も盛りだくさんの一日でした。台風が近づいて・・・かなり大型なんですね。楽しみにしていた聖蹟桜ヶ丘でのみらいフェスは中止。永山フェスティバル、パル多摩フェスはどうかな…。明日はまずは陸上競技記録会の開会式に出席するところからスタートします!体力勝負!頑張らなくっちゃ!の3連休♪

議長は何をやっているのか?

秋らしい・・・彼岸花。そしてまた「永どん」のシルエットかと思われますが、「栗」のお菓子をいただいた時の紙袋。彼岸花を見ると小学校の教科書に載っている’ごんぎつね’のお話を思い出します。これは毎年のこと。いただいた「栗」のお菓子があまりにも美味し過ぎて食べすぎます。「栗ごはん」を食べたいですが、栗の皮むきにハードルが高い…。

今日は生活環境常任委員会でした。いよいよ和田・東寺方地区のコミュニティセンターの開館に向けて指定管理者の決定をしたり、地区市民ホール、コミュニティセンターの使用料を減額する見直しの提案の議決など行われました。地区市民ホール、コミュニティセンターの使用料については前回の見直しを議決する際に議会で附帯決議がなされたものです。市民に利用しやすい料金設定をどう考えるか?どんどん利用料金が引き上げる方向に再考すべきという意見を述べた結果ですね。市民には「議会の附帯決議」のことまで伝わらないのが残念ですが、議員としては成果の一つだなと思えることがうれしいですね。

それにしても各常任委員会の協議会では情報がてんこ盛りに提供されていて、会派や議会全体で共有するのも大変だなと感じます。今日の委員会でも、「八ヶ岳フレンドリーふじみ」の運営終了のこと、ニュータウン再生への取組み、都営住宅の建替えのこと、まちの環境美化条例に加熱式タバコをどう扱うか・・・など興味深い情報が沢山。あと10月1日から「ごみ分別アプリ」がリリースされますので、その報告も。タブレットを活用することにより、情報共有がしやすくなるかなと思っているのですが、届いた情報に目を通すのも結構大変です。手元に届いた情報も説明資料だけではわからないことも多いので、問合せしないとなあと思うことも多い。しかし、そんな感じで、あちこち議員から問い合わせがあるというのも職員の立場にすれば「仕事を中断」することにもなるのか?とか…いろいろ考えておりますが…。

しかし、面白いというか…多摩市の場合市の職員さんに「先生」と呼ばれることは滅多にというか、ほどんどないのですが、「先生」と呼ぶものだと考えておられる職員さんもいらっしゃるようで。たまたまお話を伺った方に「先生」とおっしゃったのが妙にツボにはまってしまいました。昔は「先生」って呼ばれていたのかな…と。

今日も私は決算資料を見ながら、自分にとって必要な情報の収集。あとは来客があったので対応をして、議会事務局と日程を調整したり、会派で意見交換をしたり…あっという間に一日が過ぎていきました。明日の子ども教育常任委員会の準備も少しだけ。「障害のある児童が5年生以降も学童クラブを利用できるように早急に求める陳情」も半年ほど継続し、審査を続けているので…そろそろ結論を出す時期ですね。

久しぶりに、明日は委員会があるので…「質疑ができる!」「意見が言える!」…。市民の方から「議長は何をしているのか?」と尋ねられると、意外と「答えるのが難しい」…。何かはやって、一日を終えているのですが、「これをやっている!」みたいなことが…あるようでないような。でも、毎日、登庁しておりますが。

放課後子ども教室を必須の取組みにすべきか?

議会では健康福祉常任委員会が開催されました。健康福祉常任委員会は伝統的に?…とても熱心で、夕方遅くまで委員会が開催されていました。私は午前中から、決算特別委員会に向けて準備をしなければと資料を見たり、ヒアリングをしたりなどなど。「これだけは!」と思っていることについては同じ会派の議員に「質問委託」しようと思っていて、これを機に、更に問題認識を共有してもらえるといいなと考えています。

今日は午後から子ども教育常任委員会のメンバーで多摩第一小学校と愛和小学校の放課後子ども教室を見学させていただきました。多摩第一小学校のふれあい広場のやぎさんたちも元気でした。折戸委員長が雑草を差し出したところ、やぎさんは全然見向きもしません・・・・ところが、キャベツやとうもろこしの皮を持参した子どものところにはちゃんとすり寄って、おねだりをするような様子・・・。やぎさんたちもどうやら口がこえているようですね。多摩センターの法面に放たれているやぎさんたちとは違うようです。

 

ということで、今日から多摩第一小学校の放課後子ども教室は1年生が参加できるようになったらしく…昇降口のところにはランドセルがズラリ!ここで受付をして、子どもたちは校庭や各教室で企画されている「遊び」に参加をします。受付はPTAの役員の方々が担当しているそう。開催するのは毎週水曜日を基本とし、学校側との調整で年間15回。担当役員の皆さんが受付のところで子どもたちの出入りを見守っておられました。

遊びのメニューは実に多様!今日は6メニューありました。「吹き矢」はお休みだったそうです。校庭では芝生の広場でドッチビー。一ノ宮児童館長も様子を見にいらしていました。連携するというか、フォローしているというか…一ノ宮児童館にボランティアに来ている大学生もお手伝いしているようですが、今日は夏休み明け初日だったそうで不参加…そのかわりに鶴牧中学校で一ノ宮児童館に職業体験に来ている生徒も参加していました。

囲碁、将棋、そして地域のサロンの方の企画は今日は「手品」でした。サロンの方々(高齢者の皆さん)は年間計画を立てておられ、いろいろなお楽しみを工夫されているそうです。社会福祉協議会の地域福祉推進委員会で関戸地域には「まち育てネットワーク・関戸(まちネット)」があり、その方々が全面的に協力をされています。ボランティアさんについても人数が不足しそうなときには、まちネットの皆さんが呼びかけをし、地域の方にヘルプを依頼するなど、連携が行われているようです。

多摩第一小学校は現在731人の児童。放課後子ども教室にはだいたい毎回150人から200人という参加率。定着している感がありました。学童クラブに通っている子どもたちは、学童クラブに行く前に放課後子ども教室で遊び、その後、学童に登所する感じだとか。もちろん強制ではなく、任意ですから、放課後子ども教室に参加しなくていいかな…と思う子どもは直接学童クラブへ行きます。学校との連携も上手くいっているようで、けがをした場合には保健室なども時に使わせてもらったり、あとは保護者などから職員室に入った連絡なども上手に伝達されている様子でした。

さて、場所を移動して愛和小学校へ。愛和小学校は今年から基本週5日間で放課後子ども教室が開催されています。多摩第一小学校と異なるのは、自由に外遊びをしているという点。月1回くらいの頻度で、エディブルスクールヤードの方々と一緒に活動する日もあるようです。学童クラブに通う子どもたちは、一旦は学童クラブに登所し、出席確認をしてから、放課後子ども教室に合流するようになっているそう。多摩第一小学校とは異なるやり方ですね。

というわけで、放課後子ども教室といっても、それぞれの地域で関わる人たちの意見などを調整しながら、運営されていることがわかります。

愛和小学校の場合には、校庭の南側にある法面を基地のようにして遊ぶ子どもたちの姿が印象的でした。地域のボランティアの方は安全管理員として子どもたちの見守りをしていて、子どもたちの求めに応じて会話をされたりしている様子。多摩第一小学校でいろんな遊びのメニューが企画されているのとはこれまた全く違いました。基本…「自由に遊ばせる」。

愛宕児童館の館長さんはもちろん様子を見にいらしていました。愛和小学校の場合は毎日開催されているので、児童館の職員さんもかわりばんこで子どもたちの様子を見にいらしているそう。今日は放課後子ども教室、明日は児童館…と子どもたちもいろいろ遊ぶ場所を変えながら楽しんでいるようです。愛和小学校の場合は17時まで行われています(第一小学校は15時半までです)。

ちなみに両方とも放課後子ども教室に参加するためには事前に登録をする必要があります。家に帰宅しないで、ランドセルを置いたまま遊ぶことができるわけなので、保護者の了解のもとで参加することが大原則となります。

放課後子ども教室を実施していない小学校は現在3校。今のところの市の計画では平成31年度までに全部の小学校で開設し、できれば週2回以上・・・・というのが目標なんだとか。小学校は場所を提供するだけの話で、運営そのものは「地域等」に任せるのが基本です。第一小学校のようにPTAも関わりを持っている場合もあれば、愛和小学校の場合には校地内にある愛和小学童クラブを受託している法人の方がコーディネーター的な調整役として関わっている場合もあるし、他の地域でもまた別のかたちがありそうです。

いずれにせよ、放課後子ども教室は…多摩市放課後子ども教室事業の実施に関する要綱によれば、その目的は、「放課後等に小学校等を活用して、地域住民、大学生、民間教育事業者、文化・芸術団体等の参画により子どもたちとともに体験活動、交流活動、学習支援等の事業(以下「本事業」という。)を実施することにより、子どもたちが地域社会の中で心豊かで健やかに育まれる環境づくりを推進すること」であって、よく読んでみれば、別に「放課後等」なので放課後でなくても良さそうで、「小学校等」なので別に小学校ではない場所で開催しても良いわけで、青少年問題協議会の地区委員会などで開催しているイベントなどもものすごく広いところからみれば、この活動の一つとも言えそう。放課後子ども教室を実施していない地域に対し、今後フォローして、開設を促していくそうですが、そこまでのエネルギーが必要なのかどうか…「計画通りにやらなければ」…と縛られる必要もないかなと個人的には思います。「計画通りに実行するのが能力の高い職員」となるのかもしれませんが、地域ごとに置かれた環境、育んできた歴史なども異なりますし、そもそも「地域等」に運営を委ねていくわけなので、無理なく進めることのできるカタチを考えることのほうが大事でしょう。その中で、地域ごとに「放課後子ども教室の必要性」を確認することも大事ですね。今、地域にある資源をどう活用できるかも考えたいものです。地域への出張児童館などもいい取組みだと個人的には思います。

というわけで、 「放課後子ども教室を全ての小学校で実施する」ことが至上命題になっているとはいえ、それに縛られ過ぎず、少し肩の力を抜いてみてはと思ったりします。私も放課後子ども教室を実施していく方向がいいかなと考えてきた時期もありますが、そもそも多摩市の場合には「放課後子ども教室」が学童クラブを補完する機能として位置付けられ、発展してきたわけではなく、「地域交流」の意味合いが強く、なかなか軌道修正をするにも難しい気がします。そしてまた、学校施設を開放してもらい放課後子ども教室を実施する…ここに対するハードルも高そうですし。

 

ですので、「放課後子ども教室を必須の取組みにすべきか?」について言えば、「必須」にしなくてもいいのではないか?というのが私の今の考えです。このあたりは、今、未実施の地域に対するプレッシャーをかけるよりは、「子どもたちの遊びの環境」…多摩市全体の子どもたちの放課後(を含めた、子どもの育ち(主体性、自主性)をサポートするための地域づくり)のありかたやそのための環境整備を考えていきたいものです。主体性とか自主性とかを育むためのプログラム等など…ここはやはりプロ指導員としての児童館職員の役割が期待されます。

 

今回、子ども教育常任委員会で「子どもたちの放課後」を考えるにあたっては…国に動向も気になります。そもそも、子ども子育て支援制度になった際、地域の子ども・子育て支援事業の中に「児童館」が位置づけられなかったことは多摩市の児童館行政にとっても大きな転機となっています。「児童館が何をなすべきか?」について、国の方向に合致させていく必要があったからです。で、次々と、児童館にも常設型の「広場」を設置してきたのが経緯です。でも、やはりそれだけではない・・・と国の方も気が付いたというか・・・・目が向いてきたというか・・・・社会保障審議会では遊びのプログラム等に関する専門委員会での検討も本格化しています。ワーキングチームには古くからの知り合いがメンバー入りしているので心強い!情報を少しずつ分けてもらおうと思います。

ということで、子ども教育常任委員会で決算審査で議論するテーマは「子どもたちの放課後」…その議論の行方はいかに?!明日の議会日程は生活環境常任委員会です。

 

多摩市は「オールドタウン」か?

虹が二重にかかっていて、夕焼けがとても印象的だった…ということで、フェイスブックなどには多数の写真が投稿されていましたが、どちらも見逃しておりまして。残念。最近見た中で、私が印象的だった空模様の写真でもアップしてみました。

議会日程は総務常任委員会でしたが、市長提出の議案は粛々と審査され、全て可決されていました。決算審査に向けて、同じ会派のメンバーに質疑するのをお願いしようと思って、あれこれ調べ始めたら終わらなくなってます。「不登校・ひきこもり」問題に今年と来年の2か年で取組もうと考えていたのですが、2年間議長になれば質問も質疑もすることができず…。すごく残念。就学前のこども、あるいは保護者への支援が以前に比べて手厚くなる一方で、就学後の子どもたちへのフォロー体制はいまいち。中でも、教育センター改革は以前からずっと課題になっていて、それは現在まで続く・・・。責任者を配置するなど、少しずつは改革する努力がなされているものの、教育センターに対する評判はなかなか上がっていかないですね。それにしても、質問や質疑をしないというのは、とても我慢がいることです。会派の他のメンバーに委ねるのもなかなか難しいことだなと感じながら、事業報告書と格闘しております。

議長室の扉を開けていると、たまたま用事があって市役所に来られた市民の方がのぞいてくださり、声をかけて下さるのがうれしい。議長経験のある大学時代の先輩と電話で話し「議長のイロハ」なるものを教えてもらいなるほどなあ…思ったり。「めぐりあわせで議長になったんだから、前向きに頑張って!」と言われました。結構前向きにやってるつもりなんですが…。

ところで、総務常任委員会の協議会で、シティセールスの展開について説明がありました。先般実施した全職員、全議員向けアンケートの集計結果の速報につき報告がありました。面白いものだと思いました…。特に「多摩市はオールドタウンだと思うか?」の設問に対し、議員は「はい」が8名、「いいえ」が14名、(なぜか)「無回答」2名でしたが、職員は「はい」302名、「いいえ」211名、「無回答」16名という結果です。議員はやっぱり自分の街を肯定的に捉えたいとする心持ちであるためか「はい」が少数派。一方、職員は客観的に捉えた結果の「はい」が多数派ということでしょうか?「オールドタウン」が高齢化、老朽化が進んでいるとの意味ならば、多摩市以上にもっともっと深刻に高齢化老朽化している場所もありますね。「ニュータウン」というのは計画的人工的に建設された郊外の住宅街と思うことにして以来、「オールドタウン」という表現は自ら使わないことにしています。今は少し荷が重くなっている高度化された都市基盤、インフラなど・・・やっぱり、今でも維持管理コストを無視すれば素晴らしいと思いますし、「ニュータウン」はやっぱり「ニュータウン」と思います。

議長になると、すべての委員会の資料が手元に届くので、目を通すことができます。今まで「子ども教育」常任委員会にこだわって居座ってきたので、それ以外のところには目を向けていたようで全て把握しきれていないものだと痛感していますが、いずれの委員会でもいろんなことが盛りだくさんで報告されていて、やっぱりこれらきちんとフォローしていくための議会の体制が必要だなと感じています。委員会で報告されるのは行政の取組みのごくごく一部であることを思うと、それ以外のところも気になりますね。全て税金で行われている活動であるわけで、市民の皆さんにどう還元できているか?意識しながら、見ていかねばならないと感じています。「税金で仕事をする」そしてまた、私たち議員は「税金をいただいて活動している」ことを強く自覚することが必要ですね。よりよく市民に還元される活動がどうできるか?私も「もっとできるのではないか?」とかいろんなこと反省しつつ、また明日からガンバロ…と思うわけです。

明日は健康福祉常任委員会です。子ども教育常任委員会のメンバーで決算事業評価に関わって第一小学校と愛和小学校の放課後子ども教室の見学も予定されています。見学行けるのは楽しみ!

9月定例会 老朽化はパルテノン多摩だけでなく。

公共施設の老朽化が話題になる中・・・聖蹟桜ヶ丘駅東側の駐輪場も年月を経て老朽化しているため「建替え」するそうです…と聞いたので現地に足を運んでまいりました。確かにとても傷んでいて、雨漏りもひどい。管理員の方は「今度、建替えになるみたいだけれどねえ」とおっしゃっていて、既に「建替え」のことをご存じのようでした。床も水が入り込んでブカブカな感じ。快適に利用するのとはほど遠い感じでしたが、それでもこの場所を日常利用されていて、管理員の方と顔なじみの方もおられるようですね。管理員の方がお一方お一方に「ありがとうございました」と声をかけておられるのが妙に印象的でした。24時間利用可能ですが、管理人さんは20時ごろまでいらして、あとはまた朝からここにいらっしゃるようですね。一つひとつ公共施設の見直しプログラムに入っていないけれど、取り組まないといけない「老朽化対策」ここにアリ!…と思いました。

 

今日はパルテノン多摩・周辺施設等特別委員会でした。議会では市民との意見交換会の結果などホームページに掲載しています。また、特別委員会で詳細の報告はされていませんが、市のホームページには大ホールと小ホールについて特定天井について昨年度実施した調査の結果が掲載されております。私たちにとってはこうした情報も重要なんですが、市民にとっての重要性の優先度は低いと判断されているようですね…トピックスに掲載されていないので、情報はひっそり更新され、議員でも情報が公開されていることに気が付かない人の方が多いですね。

さて、特別委員会は陳情の審査から始まりました。端的に言えば「将来に向けてもっと構想を磨く必要があり、そのためにもう一度時間をかけて取組み直すことが必要ではないか?」とする問題提起をする陳情と、もう一つは、現在パルテノン多摩を利用されている団体の皆さんから「早急に大規模改修に取り組み、なおかつ工事期間はなるべく短気に、閉館期間を短くし、市民に不便をかけないようにしてほしい」ことを訴える陳情です。結論は前者は「不採択」で後者は委員長判断で「採択」でした。陳情については結論の出し方に議事進行上のルールがあり、前者の陳情の場合「採択1名」「不採択3名」「趣旨採択4名」だったわけですが、趣旨採択の判断のうち2名が討論を行わなかったことから…委員長が「採択」で採決を取って、「不採択」(趣旨採択4名も挙手をしないため)となりました。傍聴席からも疑問の声が飛びましたが、議会の標準的ルールです。たとえ2名が趣旨採択で討論したとしても、「いずれの意見も過半数に満たない」ために「審査未了」となるそうです。ちなみに後者の陳情は「採択4名」「趣旨採択4名」であったため、委員長が「採択」を述べて結論は「採択」。この場合は「同数」であるため、「いずれの意見も過半数に満たない」にはならないそうです。3つ以上の意見が出た場合のみ「いずれの意見も過半数に満たない」ルールで「審査未了」になる規則…稀にみる結果なので、「ええっ!」と思いますがルールはルール。

陳情審査の後、市側が実施したセカンドオピニオン的な調査委託の報告がなされました。基本構想段階での内容につき、ホールの実務家からの意見と多摩センター活性化に対する意見、また今後のパルテノン多摩の運営についても意見が述べられておりました。この報告を受けて、今度は多摩市がどう考えるのか?が問われることとなるでしょう。委託した内容「ママ」でよいのかどうか。もちろん議会側の意見もあると考えていますが、まだ今日の段階では意見交換するまでには至っていません。実務家の方に検証をしていただいた結果、もう少し精査が必要であり、精査すれば減額することは可能としながらも…今日段階で示された改修金額は「約75億円」。そしてまた、必要と思われる運営費についてもいろいろ運営の工夫によって変わるとしつつも概ね「約5億円~6億円」なんだなと…いうことだけはわかりました(指定管理料の見込みそのものも約3億~4億円で今と変わらず。現在も指定管理料と貸館などの利用料収入分を含めて約6億で運営しているので年間収支の構造が大きく変わるものではない)。

ここをどう判断するのかも問われますね。同じコストをかけても、集客が違う、にぎわいが違う、市民がもっと利用してくれる…というようになれば良いのかなとも思いますが、そのための工夫と仕掛けがどうできるんだろう?…が見えてきません。結局のところ「絵」は描いたとしても、具体的に行動していくところの意欲があまり感じられない、そのための道筋が少しもクリアにされていないような気がします。

いずれにせよ、専門家集団からの報告を受け、市長はどう考えるか、そしてどう取り組んでいくか…「議会の皆さんの意見も聞いてから…」と市長の見解を出す前に、議会を伺うのかもしれませんが…。

 

とは言え、当初段階ではどんなにか私が「9月定例会までに議会が結論を出すなんてことは時間的に考えても難しい」「物理的に難しい」と最初から何度も訴えても、「そんなことはない。9月定例会には補正予算を組む。そのためにやる方針だ。そうでなければ間に合わない。」と一歩たりとも譲らなかった副市長の頑なさを思えば…。今後に向けてどのように取組みを進めるのか、その工程をどう組み立てようとしているのか?…。9月定例会までに…とガリガリ進め、しかし置き去りにしているものもたくさんあるような気がして…結局、「じゃあ、多摩市は文化行政をどう進めようとするの?」みたいな根幹の部分はどう議論されている?なんてことも気になりますし。「社会包摂」を言っていたら何となく「OK!」にみたいなことでは通用しないはずなのに。

 

市民からは特別委員会を設置しているわけなので、特別委員長以上に議長の責任も大きいと責められているんですよね。もちろん私も行方を見守りつつ…と思っているわけで、議会事務局も含めて、どうやったら議論がもっといい方向に転んでいくか?そのためにどうやって議員どうしの意識合わせをしていくことができるか?どこに議論が足りていなくて、必要なのか?っていろいろ頭を悩ませております。悩んでいても仕方がないと思った瞬間に、「なるようになる!」…と開き直ってしまうのが私なんですが、今回ばかりはいつもながらの開き直り感には「フタ」ですかね?

 

明日は総務常任委員会が開催されます。今日は「9.11」でしたね。毎日の忙しさの中で忘れそうになるところを…思い出させてくれた友に感謝。

 

9月定例会 補正予算は修正案否決で原案可決。

結構…くたびれてしまい、週末。

先週金曜日の本会議では補正予算の審議が行われました。学校の事務の共同実施化に向けた調査費用に対する修正案が提出されましたが、結果的には否決。修正案に賛成をしたのは共産党と生活者ネット・社民党会派のみなさん。私たちの会派でも修正案に賛成するかどうかかなり悩みましたが、まずは現在、市内小中学校でどのように学校事務が行われているのかの実態把握をすることも重要だと考えて反対しました。こちらの事業評価表にもある通り、「現在、公立小中学校においては各学校1名の都費事務職員が配置されているが、校内の不明確な役割分担や属人的・非効率的な業務執行のため、副校長や主幹教諭が調査等の事務仕事に追われ、学校経営や教員の育成に力を注ぐことができていない状況である。」という実情がおそらく多摩市でもあるだろうなと思うため。実態把握をすることも必要とする認識でコンサル業務を委託するらしいので、それはまあ反対はしない……が、正直、「チーム学校」をつくると言いながらも「縁の下の力持ち」となる人材の配置や活用についてどれくらい考えているかについて、市教委の見解と方針が出されていないため、コスト削減と質の低下、チーム力の劣化にならなければいいけど…という懸念は払拭されていない。引き続き、ちゃんとウオッチしていかねばならないと思っています。

北諏訪小学校で開催する毎年恒例の「こどもの王国」。青少年問題協議会北諏訪地区委員会が中心となりつつ、ガッツリ応援部隊になっているのは児童館。ほぼ全市の児童館にはお世話になっているわけで、使用するテントを含めた備品類は各児童館からお借りしているのです。今年は「みかんやさん」。缶詰みかんを3つずつきれいに並べて売りました。

向井議員も同じく「みかんや」さんでした。荒谷議員と渡辺議員は朝の設営からずっと安全管理など見回りをされていて、橋本議員は救護係も兼ねた受付。地区委員会に所属している議員も一年に一度のこの日はみんなで協力しています。私は途中で離脱して、島田療育センターの「わいわい祭り」へ。

三階副議長と一緒に初めて訪問させていただいたお祭りでしたが、スタッフも総出で手づくりのお祭り!とてもいい雰囲気で開催されていました。島田療育センターを「守る会」のみなさんがとても盛り上げ上手!理事長さんのお話に寄れば、守る会のみなさんはかつて経営危機に陥った時にも支えてくれたりと、とても応援して下さっているそう。多摩市にとって島田療育センターの存在は大きい。子どもたちの育ちのサポートでも非常に頼りにしている場所です。一人ひとりの尊厳を大切にできる地域を共につくっていきたいと思います。

お祭り日和!増田議員の地元の乞田八幡神社へ。昨日の宵宮祭にも立ち寄り、お囃子の笛と太鼓を夕空を背中にし、だんだん日が暮れて空の色が変わるのを見て…今日は本宮祭で式典にも出席させていただきました。せっかくなのでお御輿も担がせていただきました。増田議員と私でまるで親子ですね…増田議員は私の両親と同い年です。増田議員には多摩村、多摩町からニュータウンの受入れのこと等など・・・いろんなこと伺ってきまして、お御輿を一緒に担げたことにちょっとした感激もありました。ありがたいですね。これも無形文化財なんです。多摩市の…そして、乞田八幡神社にはここ独特で特有の流儀があります。

お囃子の笛と太鼓…ついつい集まりたくなる音ですよね。巡行しているとマンションの窓が開くのがわかります。私たちにインプットされているリズムなんだろうなあと思うんです。そして日本の独特の宗教観…「八百万の神」…神社ってやっぱりいいですよね。やっぱり、「万物に感謝」…これが原点ですね。

 

 

9月定例会 一般質問5日目

「挑戦」…学校で書いてきた一枚がとても上手。そしてまた「挑む!」という言葉は勇気をくれるので、…使っていない額縁に入れてみた。「私も習字を習っていたらもっと上手だったと思う。」とこぼす娘。もっと上手になりたいらしい。その意欲◎◎◎!

今日で一般質問は終わりました。伊地智恭子議員からはじまって、大野まさき議員、飯島文彦議員と藤條たかゆき議員。伊地智さんはいつもの通り、とても丁寧な調査や勉強をされた上で質問が組み立てされていましたが、とりあげておられた「市庁舎問題」「北貝取小学校跡地活用問題」…ともにこれから私たちが向き合っていかねばならない課題ですね。特に市庁舎問題は「場所」をどこにするのか?からはじまって、機能をどうするかも検討が必要。「City hall」…というわけで、英訳すれば、ここにも「ホール」が使用されることの意味も考えたいところ。現在の市役所庁舎B棟の建物寿命を考慮して、平成41年度から新庁舎を稼働させていく方向なので、それこそコンパクトに議論していく必要があるのでしょう。いずれの自治体でも「新庁舎問題」では、その必要性が誰しも理解するけれど、市民に理解を求めていく道筋をしっかり作っていかねばならず、それこそ慎重に取り組んでいきたい問題です。

そして、北貝取小学校ですが、「市民活動の拠点と文化財資料の収蔵機能」という方針には変更がなさそうですが、ここにもやっぱり約10億円くらい必要だという答弁。市民が活動できる場所をどのくらい確保することが私たちの街にとって必要なのか…「広く市民の皆さんと話し合いを持ちながら」進めていくそうです。いつから話し合い進めるのだろう?

 

大野さんが触れ、飯島さんが策定を主張していた「スポーツ振興計画」の件について。その必要性を行政も認識しているようですね。個人的に思うのは、スポーツ振興にいかにして取り組んでいくのか・・・理念やら基本方針の確認書にすること以上に、充実している(むしろ他市に比べたら充実しすぎている)市内にあるスポーツ施設の老朽化に対し、どのように対応していくか?についての視点も盛り込んでほしい。要するに今後はスポーツとまちづくりを考えていくにも、老朽化した施設に対する改修が避けて通れない。結構、大掛かりに工事費がかかっていくだろうなと思っているので。ちなみに、今年度の予算審査で話題になった多摩東公園・陸上競技場・武道館の改修の基本設計・実施設計についても7000万円を超える費用になっています。多摩東公園の中にはテニスコートもありますが、そこはどうなっているのか?確認しておかないと。

 

人口も高齢化、街全体も年数を重ねているのは多摩市のみならず、他の自治体でも同じ。加えての人口減少・・・・ですから、やっぱり、「未来」のことを考えること抜きに、「今」だけのことを考えた結論を出すわけにはいかないですね。大所高所から考える必要があるからこそ時間はかかる。パルテノン多摩の問題にしても同様…。昨日、あらたに議員が指摘をしていたように「劣化診断をした時点」があり、そこからもっといろんな選択肢を示し、市民とともに協議を重ねていればよかったのかもしれません。つまり、そのこと含めて、これからは計画を考えていく必要がある。

意外と、用意周到に取組んで、丁寧な市民との合意形成を・・・と努力しようとする節も見られてきたのに、ここに来て何だか、議会への説明もおざなりになっている感も否めず。

 

明日は補正予算、議案提案…そして議会の業務継続計画に基づいた避難訓練というかちょっとした訓練が予定されています。滞りなく一日が終了するといいなあ。

9月定例会 一般質問4日目

これは、パルンくんとテノンちゃん。知る人ぞ知るキャラクターなのですが、生存しているのかしら?パルテノン多摩にいるらしいです。先日、多摩市のシティセールスに関して議員に対するアンケートがありましたが、「多摩市の知っているキャラクター」についてこのお二方は名前すらあがっていなくて残念でした。

さて、一般質問4日目。橋本由美子議員からの質問はいつもながらとても勉強になりました。子どもの貧困問題、あるいは道徳の教科化に関すること…小中学校についてはチーム学校として機能させていくための東京都の方向性に対する疑義を指摘…学校事務について共同実施する方針で、今回補正予算でも多摩市教委も導入に向けてのコンサル費用が提案される予定です。東京都の方向性ですから、従わざるを得ないのだと思っています・・・・。小池都知事もその方向を指示なさっているということでしょう。子どもたちの学び舎がもっと良くなるための方向・・・チーム学校をつくるための方向、現場の声はどう都知事に届いているのかなと思ったりします。

それはさておき。

「道徳の教科化」のところで橋本さんが指摘をされていた、図書館における教科書採択前の市民閲覧のこと。採択にあたっては市民の意見も募集するのが手続です。そのために各教科書会社作成の教科書が図書館で閲覧でき、意見を出すことができます。以前、市民閲覧に関して、「閲覧はできるけれど、意見を書くことのできる環境が整っていない。」と指摘されていたのに、改善されていなかったようです。確かに教科書は並んでいても、じっくり見比べることのできる場所の確保。意見を書くことのできるテーブルとイス…必要ですよね。今回もその環境が整っていなかったとのこと。前も橋本さんに指摘をされて、今回もまた・・・・。

申し送りがされていなかったのかもしれませんが、誰が聞いても、「そりゃそうだよな。」と思える指摘についてはぜひすぐにでも改善してもらいたいですね。これはパブリックコメントの募集でも同じことが言えるのですが、結構分厚い計画書などカッチリしたものの場合には、読み込むために時間もかかりますし、最近は概要版も出していますが、やっぱり概要版だけではわからないともなると、閲覧をして、じっくり意見を書きたいという人も中にはいるでしょう・・・・・ということを想定した環境整備は大切。

それにしても「考える力、議論する力」を養うことを重視する「道徳」になっていくそうですが、「大人の押しつけがましい」発想で授業が展開されることだけは回避したいものです。

 

押し付けがましくならず・・・に関しては、全国的にも大ブームの「若者参加」に関しても同じことが言えそうです。若い人たちの自由な発想で、アイデアでまちを元気にしてもらいたい・・・という願いとそれを具現化する方策はただいま検討中・・・のようですね。多摩市の若者会議にていろいろ構想されていくようですが、必要な拠点づくりのことも考えたいそうです。フューチャーセンターみたいな発想ですかね…。拠点を作ればそこを運営する人も必要というか管理者も必要になってきて・・・実はそんなに簡単とも思えません。とは言え、若い人たちが活躍できる場があるというのはうれしいこと。見守っていこうと思います。

 

今、多摩市役所も組織の新陳代謝と言うか、ニュータウン造成時代を知らない世代も増えてきました。次の世代に仕事をどう引き継いでいくかは課題になっていくことでしょう。増田議員の質問で、「地域の自治会との取り決め」の確認がされていましたが、「口頭」でのやりとりで書面には残していないということが、後々の地域住民と行政との間でトラブルになることもあるでしょう。行政側は担当者も変わっていきますから、大事なことを言い忘れたり、申し伝えるのを忘れたり…ということで次の世代が辛い思いをしないように、ぜひ、記憶を書き留めて、仕事をつないでいってほしいなと思いました。

 

ようやく明日は一般質問の最終日です。イントネーションが気になると指摘されましたので、明日からなおさないとな…と家で練習。