「市長は市民の代表ですよ。職員の代表ではないですよ。」

新作「多摩の散歩道」・・・これは・・・個人的には「お茶受け」にはならない、なかなか攻めてくる味であると。これにホット茶を組み合わせると、ヒリヒリが倍増しそうな・・・とは言え、ついつい、食べてしまう味。相当、ハードというか、ヒリヒリ感を愉しんだ後、あんこ玉を食べたくなるようなそんな気分。

今日も一般質問でした。議員には個性的な人がとても多いとはいえ、公明党の渡辺しんじ議員ほどある意味話術に長けていて、「芸」がある方もいらっしゃらないのではないかと。渡辺議員は、見た目ちょっと怖い感じもある(実際に、私もものすごく怖そうな人という印象だったので)武道派っぽいのですが、多摩市議会芸能部であって、「市議会の仕事」とか「市議会議員の仕事」について子どもたちにもわかりやすく解説してくれる人を探すとしたら、おそらくピカ一の腕前をお持ちだと思っております。

渡辺議員の映画「一週間フレンズ」のロケ地めぐり(多摩市内)の話し・・・頷かずにはいられなかったですね。せっかく、ロケ地めぐりをしてくださった方々に「がっかりさせないように」という指摘について、「警告」を鳴らさずに上手に行政に伝える話術は盗みたいけれどなかなかたくみすぎて難しいなと思った次第です。

 

そんなことで、今日のブログのタイトルは・・・多摩市議会でも久々に名言飛び出す!「市長は市民の代表ですよね。職員の代表ではないですよね!」と問うた荒谷たかみ議員の一言。まさにその通り。図星だなと思えたのは私だけではないはず。いつしか市長は市民と同じ目線を忘れてしまったのではないか?・・・誤解を恐れずに言いますと「官僚組織に丸め込まれているのではないか?」って疑義を投げつけたわけで、それこそ「いっぽーん!」という感じありました。

ところで、荒谷さんは北九州市の「家守」のことを再度紹介していましたが、結局・・・多摩市はまちを「リニューアル」するのか、「リノベーション」しようとしているのか?すらきちんと語られていない感じあります。嶋田洋平さんがキーマン。動く「人」の存在が街を変えていくのだと思っています。答弁を聞いていると、救世主のような「人」の出現を待ち望んでいるのだなあと思います。「探す!」ということをしてもいいのにな・・・とも私は思うのだけど。

職員さんたちは、この名言をどう受け止めたのかしら?って思います。副市長は苦笑いしながら、その指摘を聞いたようですが、「苦笑い」をしている場合ではないと思ったのは私だけ?正直、市長に対する「評価」としてどう受け止めるのでしょう。

多くは書きませんが、やっぱり・・・何だか今の市政運営「どこか変?!」を議員がどことなーく発しているのではないかと感じる今日この頃です。明日は一般質問最終日。来週から予算審議になりますが、予算書を見ていると、「ん?」「これ、何?」というものが含まれているのです。さて、どこに絞って質疑しようかな。

 

 

「にぎわい」って何だ?!

こうしてキティちゃんに三越のお買い物袋の組み合わせも・・・見納めになっちゃうかなと思って、しばらく眺めておりました。私もシャッター押しているし、きっとファンの一人に見えたはず♪・・・やっぱりキティちゃんかわいいし、みんな囲んでいるし、サンリオピューロランドから帰り道の子どもも「もう一回、夢の世界」に出会えた気分になれて、この気持ちが継続したまま、京王多摩センター駅から電車に乗れるのは嬉しいことだなあって。

多摩センターの活性化とかにぎわいとか・・・今日は温かく、人通りもあって、結局、どこを捉えて「活性化」「にぎわい」って言うのかな?言えばいいのかな・・・って思ったりしました。「にぎわい」とは・・・非常にほわんとした便利言葉かもしれません。

目的さえ定まっていれば、パルテノン多摩にも人は足を運びます。今日は大ホールで玉川大学吹奏楽部の定期演奏会が行われていましたが、老若男女で熱気あふれていました。入口には町田市消防団のお花が飾られていました。いわゆる三越前の十字路のところにも、今日まで「サンリオひなまつり」でキティちゃんの顔出しパネルが置いてあって、小さい子どもだけでなく「キャー!」って駆け寄っている姿も見たりして、閑散としていて寂しいとか錆びれているという状況でなかったことは確かです。

今日は「たま広報」の発行日でしたね。市長施政方針の骨子が掲載されていました。その中で「持続可能で質の高いまちづくりの取組みを市民協働ですすめていく」とありました。そのための基盤として「市民の皆さんとの情報共有をしっかり進めていく必要があります」と書いてありました。同意します。

でも、具体的にどんな仕組みを取り入れるのか、市長はあらゆる世代に分かりやすく正確に情報が伝わる取組みを進めるとしていますが、どんなことを思い描いているのでしょうか?

周りの人には少しずつ話をしていますが、私は氷見市に学んでほしいと思います。氷見市の「市民の声、市民要望公開システム」・・・これは「持続可能で質の高いまちづくりの取組みを市民協働ですすめていく」基盤として必要不可欠です。もちろん土地柄も違う。いわゆる地域自治組織の在り様が異なっていることは容易に想像できますが、しかし、私たちにも必要な基盤だと確信します。こうした具体的なイメージを持って市長は語っているのかどうか気になっています。

「にぎわい」についても同様です。市長が思っている「にぎわい」って何だ?って思ったりします。私は思います。開発途上で空き地だらけの土地が広がっていれば・・・そこに住宅が来たり、企業が来たり・・・空き地がなくなり建物が出来てくることが「「活性化」あるいは「にぎわい」になるなって。でも空き地はいつしかなくなり、建物だらけになると・・・それまでの「活性化」とか「にぎわい」の指標や基準を変更余儀なくされる。そして、イベントも同じです。最初は物珍しくて、人が来たかもしれないけれど、いつしか飽きられてしまえば、そしてまた、定着してしまえば・・・それでおしまい。

今、多摩センターってどんな状況だと捉えているのか。それすら、議論をし、市長(行政)と議会では共通認識が図られていないのだと思っています。「パルテノン多摩を都市活性化の装置」にしたいと説明されています。それが意味するところは具体的には一体何なのか。問い詰めても、「なるほど」って思える答えが出ないことが大規模改修でズンズンと進めている既定路線に「ちょっと待って」と立ち止まりがかかってしまう理由です。もちろん、その答えを出すために行政だけでなく、議会も一緒に知恵を寄せ合う必要がある。もっと言えば、行政や議会で考えるのではなく、今さらながらですけれど・・・さらに市民も巻き込んで考えようよ!・・・というよりか、考える必要があるのではないか?って思っています。さ、明日からまた月曜日始まります。頑張りますか!

「市長の本音が知りたい!」

多摩センターのひなまつり。昼と夜の図。

さて、自分の一般質問の順番が終わり、ほっと一息の「ひなまつり」も終わり。昨日の議会の様子をちょこっとだけ書くとして・・・。結局一言でまるっとしてしまうとしたら、いずれの議員も・・・「市長の本音がわからない。見えない。」って訴えていて、要するに、市長が何をめざそうとしているのか、どこに向かって行こうとするのか、そのことに賛成とか反対とか判断する以前の問題として・・・・立ち位置もわからなければ、本気で何をやろうとしているのかも分からない状況になっているのではないか?そして、職員も、どっちの方角をめざしていいのか確信が持てないまま、一生懸命・・・「こうかな」「あーかな」と思いながら、微修正微修正微修正微修正微修正(重ねすぎかもしれませんが)ともがいているのではないか?と。

今日は朝から青少協北諏訪地区委員会の会議に参加し、お昼に帰宅して娘の弁当作りをしてから、大学OB会の定例会議に出席してから、パルテノン多摩の現代演劇講座に行ったりして、その後に日本ペンクラブさんが開催した「平和の日」の集い@パルテノン多摩小ホールへ。市長があいさつに立ち、市外からの参加者に「非核平和都市宣言」のことをPRしていたけれど、「ああ、そんなこともあったな」と思い出しました。会長の浅田次郎さんの基調講演の前に、多摩ファミリーシンガーズのみなさんの歌がありました。久しぶりにファミリーシンガーズさんの歌声を聞きましたが、小さかったメンバーの成長ぶりが何だか眩しく感じました。

「戦争と文学」・・・自由に表現できるのは当たり前と思っていたら、実は大間違いなのですよね。自由な表現が奪われることなど想像もできず、想像することもないのかもしれませんが、「今の当たり前」は当たり前ではないことを知らせ、伝えてくれるのが過去の歴史であったり、それをモチーフにして綴っている文学であったりするわけで、たまには「文学」に触れてみるかとそんな気持ちになった夕刻でした。

市長の本音、市長が本気で取り組もうとしていること・・・「?」・・・・とは言え、市長は口を開けば「スマートウェルネス、健幸都市」とさかんに叫んでいますが。

パルテノン多摩の今後の運営。

こちら「パルテノ」がお気に入りです。味もですが、名前も。もちろんギリシアヨーグルト、「パルテノン神殿」が商品名の由来です♪

さて、一般質問は「阿部市長は『多摩センター』をどんな‘まち’にしたいのか」「公益財団法人多摩市文化振興財団の今後について」でした。どちらも重たい問題過ぎて・・・。言ってみれば、どちらもパルテノン多摩の改修問題などにも密接にかかわることでもあるからです。なおかつ、どちらも市長がちゃんと方向性を示していかなければ、どんどんぶれるし揺れていくことと思っているからです。

って、別のこれに限らず市長はつねに方向性をちゃんと出していくことが求められますし、そこを補佐する副市長の力も大きい。とは言え、パルテノン多摩の改修問題がこれだけ騒ぎになっている(と言ってもまだまだ一部だけれど)わけなので、やはり市長の手腕が試されるときかなとも思っております。

昨日、再質問を作成していて、当たり障りなくサラリとだけは終われないなと思ったので、「財団の今後」ということに集中しようと決めていたのですが、本当は「多摩センターの今後」のほうがもっとたくさんの再質問を用意していたんです・・・・。これもどこかで取り上げておきたいなと思っていて、予算委員会でと思っています。

で、財団のことについては、次なるパルテノン多摩の運営者をどうするのか?と関わってくる問題。改修後もどうやら「財団」に任せていきたいと考えていることは、9月あるいは12月の私の一般質問でも確認できているところです。そもそも副市長は「任せるべきは多摩市文化振興であろう」って答弁をしており、担当部長も「多摩市文化振興財団に任せることが基本」なんてことを答えているわけです。多摩市の文化施策を推進していく重要なパートナーであるという認識も述べられてきました。

そこまで言うのだったら、「改修後も財団の運営でいく」と決めて、次のステップに進んでいくことが大事ではないかと考えてきました。ところが、9月の時には「12月に結論を報告したい」と言われ、12月の時には「当初予算までには方向性をしっかり固めていきたい」と答えをもらい・・・・そして今回も、「これから財団を第三者評価したり、専門家からアドバイスをもらったり、ワークショップなどでご意見も聞きながら」最終的な結論を出すというのが答え。

未だどうするかこうするかと迷うような状態こそ、「財団に任せたいと思っているけれど、でも、今の財団に任せる」と言い切れない’何か’があるというわけですね。その’何か’については、どういう聞き方をしても、行政からちゃんとした答弁をもらうことは難しいだろうと思っているため、嫌われること承知で「財団がダメ」な理由をちょっとだけ指摘。理事会や評議会がどこまで機能しているのか見えてこない状態、事業費の赤字率も出てきた資料によれば50%を超える状況で、財団の収入は6割以上が税金に依存している状態・・・・市民には「天下りのための組織」と言われ、「あの三セク」という言い方をされ、「廃止したほうがいい」と言われ、「温存しているのは議会の責任は大きい」と言われているわけですから。

やっぱり、堂々と自信を持って「財団」に任せることが最良の選択と言えるようになりたいですね。そのために事業者は広く公募し、市民にも公開でプレゼンテーションもしてもらうくらいの過程を経るべきだと思うわけです。公募をしないという選択は、もう今の段階ではありえない。そんな風にすると、ますます「議会何やってるの?」と言われかねないため。確かに財団はパルテノン多摩を運営するために設置されたこと、これまでの実績もあることは認めます。でも、だからといって、このまま継続させて良し!と議会が太鼓判を押せるかと言うと、なかなか難しい。

これが私の判断です。

あっ、もちろんパルテノン多摩の大規模改修がどう進んでいくのか?もわからないわけですが、「大規模改修しない」と決まったわけではありません。市が考えている「大規模改修」が実施されることになれば、いずれにせよ、その後の指定管理者を選んでいかなければならない。もし、「財団」に意思があり、その後の運営者にもなりたい!という気持ちがあるのなら、公募事業者の1団体として、しっかりと臨める体制を構築してもらうしかありません。指定管理料についても4億円を出し続けることはもう考えにくいわけ・・・・ですので、事業の組み立てに工夫も必要になってくるでしょう。財団の経営をどう立て直していくか、いつのころだったか、「経営改革プラン」なるものが策定されていましたが、もっと集中改革を進めていかないと、市民に説明できるような、市民が理解できるような内容にはならないでしょう。

 

「別にパルテノン多摩いらないけど」という声も私のところには寄せられていますので、その市民の声にもきちんと応えられるようしていかなければならない。パルテノン多摩の80億円の改修費。運営に毎年5億円で30年間運営するとしたら150億円。だったら、今、20億円かけて壊してもらいたい・・・・という同世代も決して少なくありません。この状況の中で、「シンボルだから」とか悠長に構えていられない…その気持ちと背中合わせで考えていかねばならないのです。個人的な心情として、財団の職員さんに顔見知りの方もいらっしゃるし、厳しいこと言いにくい。でも、言わなければならないですね。

3月定例会始まりました!

明日、一般質問ではトップバッターと言う不運?・・・なので、手当たり次第、床に資料をばらまいて、囲まれながら明日の質問事項を考えています。

今日は今年最初の定例会ですので、市長の施政方針演説があり、改革みらいは遠藤ちひろ議員、共産党は小林憲一議員、公明党は三階みちお議員からの代表質問が行われました。

市長の施政方針の内容はてんこ盛りのわりには、印象が薄かったのですが、いずれの代表質問に対しても、やたらと強調していたのは「健幸都市」のこと。市長は今年が任期最後の1年になりますが、「健幸都市」を実現させたいとの答弁がありました。たった1年で実現するとも思えませんが、並々ならぬ気合いを持って最後まで取り組むということでしょうか?。健幸スポットとか宣伝のための幟とか・・・あとは今回の定例会に提案されている「健幸都市宣言」とかが目玉なのか?

しかし、これについても市民は賛否両論・・・「健幸」という文字が街にあふれたら、子どもたちが漢字の書き取りテストで「健康」を間違えて「健幸」と書くのではないか?と。半分冗談半分本気ですけれど、「多摩市教育委員会は当然に『健幸』は〇だよね!」・・・と。造語の取り扱いはなかなか難しいなと思っております。

さて、代表質問ですが、遠藤ちひろさんは同じ会派なのでもちろんなのですが、小林さんも三階さんも主張の一部で、すっかり私の気持ちも代弁してくれるところもありました。特に三階さんはパルテノン多摩のことに関連しても「公共施設尾見直し方針と行動プログラム」と「パルテノン多摩の改修」についての考え方が矛盾しているのではないか?って指摘されていましたが、ここは私もそうだよな・・って思います。そして、図書館、パルテノン多摩、公園とバラバラに議論していることも問題だし、もう一度全体を俯瞰して議論のやり直しをしてはどうか?と提案もされていましたね。ここもかなり同意。
そうそう・・・とメモしたのは、小林さんが図書館「7館態勢」で行くべきと主張をされていたこと、そもそも今の「7館態勢」は維持しないこと前提で「図書館本館建設(中央館的機能)」が提案されていることとの関連で、共産党さんの図書館政策についても意見交換してみたいなと思いました。

結局、市長は「パルテノン多摩、図書館には道筋をつけていきたい」と意気込みを語るわけですが、しかし、そのためにどうしていくのか?が全然わからなかった。明日、私も質問も結局は押し問答に終始し、のれんに腕押し、糠に釘みたいなやりとりになりそうだ・・・。今から憂鬱。