【閑話休題】かりんとう。

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明日から定例会です。午前中は会派のミーティング。情報交換などなど。とりわけ、今回の定例会で議案になっていることとしては・・・「政策監」ポストをもう1席追加に対しては、今後、もう少し議論を深めないといけません。厚生労働省から健幸まちづくりを推進するために2年任期で政策監をお招きしてから、9か月になりますが、「その成果は?」という声も聞こえてきます。そうそう人を配置したからと言って、成果が出るものではないのでは?と思う一方で、「たった2年しかいないのだから、ちゃんと成果を出してもらわないと・・・」という声にも頷けるところもあります。

そして、パルテノン多摩のことですね。公明党会派のみなさんから、市長に意見が出されています。今、検討されている大規模改修プランを進めることに対し、再考すべきという内容と受け止めています。その内容について書いてある広報紙が我が家にも届いていました。この何と言うか、波及力と言うか活動力には頭が下がります・・・。組織力があるなあって思います。うちの会派も同じく・・・パルテノン多摩に対する今の進め方にはやや懸念があります。「何のための大規模改修なのか?」を改めて問いたいと考えています。
さて、最近・・・食べ控え中の「かりんとう」が届きましたので、明日からの議会に備えてやる気アップ!しました。

これがまた、すっごくおいしい!こだわりのおやつ。「大地のかりんとう」です。とても丁寧に作られている。作り手さんのことを思い浮かべながらいただける幸せ。おすすめします。頃合い見てお取り寄せをするか、多摩センターのお店にも売っているような感じなので、今度見に行ってみようと考えます。まさに私にとって素朴でおいしい「ごほうび!」。

 

市長が「知の創造拠点」みたいなキーワードを用いるようになっております。そこで見つけた資料が箕面市の図書館再構築のアクションプランです。これを見てみると、ものすごく具体的。抱えている課題を、どうすれば、どうなるのか・・・机上で議論したことに過ぎない・・・とする批判もあるかもしれませんが、ちゃんと書いてあると思います。だから、とてもわかりやすい。

今、市教委が取組んでいるのも単なる「図書館本館の整備」ではなく、「図書館本館の再構築に関わる基本構想」ということで、「新たな本館の整備と合わせて、図書館全体の仕組みを見直し、地域に必要なサービス内容や運営体制について検討するため、再構築の大もとになる『基本構想』の策定」ですから、最終的なアクションプランにまでどうつなげていくのかなと見守っております。

 

「大地のかりんとう」は私のかりんとうランクのなかで上位に入ってきました!私のご贔屓は「マスコトバ糖かりんとう」と、揚げないローカロリーのかりんとうはこちらで、もちろん・・・地元スイーツのこちら(多摩の散歩道)もたまに・・・なんですけど、昔から愛すべき「牛乳かりんとう」とか「蜂蜜かりんとう」は手軽すぎてついつい買い物かごに入れてしまいますので注意。いつか行ってみたいにはこちら・・・揚げたてを狙って♪・・・とかりんとう話題はこの辺で。食べすぎると危険であることは重々承知ですが、やめられないですね。

 

では、明日から頑張ります!

 

しつこくパルテノン問題を追う。

 

 

 

クリスマスリースをいつ飾るか?・・・何となく早くて12月という感じもありますが、本当はクリスマスの4週間前の11月30日に一番近い日曜日だということ。ですので、玄関に飾ってしまいたいなあと思いながら、街中のクリスマスを楽しんでします。これは初台で下車してオペラシティに行ったときに見たクリスマスツリー。

さて、相変わらず、一般質問でもパルテノン多摩のことを取り上げるので、「ネタがつきるのでは?」と言われているのですが、ネタはつきているというか、主張したいことはずっと変わらないわけので「つきる」ということはありません。前回定例会から考えても、この間・・・パルテノン多摩の大規模改修について言えば、行政は爆走中なので、迷走していないことだけを祈らないで、こちらとしては質問するだけです。

今回はうれしいことに、私以外にも多くの議員の皆さんがこの件について取り上げています。それだけ注目していると証。良きことだと思っています。なにせ・・・「80億円」ものプロジェクトですから。波風立たないで、そのままサラッと・・・進めてしまうなんてありえません。さらに、各議員の皆さんの質問内容ですが、パルテノン多摩だけに焦点を当てるのではなく、多摩センター全体の活性化にも向けた視点、言ってみれば「まちづくり」への提言なども盛り込まれていきそうなのでとても楽しみ。そういえば、私はちょうど一年前の12月定例会で「多摩センター地域に新たなグランドデザインを!~文教地区、学園都市としての魅力で再活性化の道筋を」というテーマで一般質問しています。その時には、まだまだパルテノン多摩のことも多摩センターのこともそれほどな話題にはなっておりませんでした。

ちなみに、この時からも、私の変わらない考え方は「パルテノン多摩は多摩センターのシンボルとしても残してほしい」ということ。ただし、器というか建物だけがシンボルであっても仕方ないわけで、伴うようにちゃんとなかみも磨いていかねばならないという問題意識は強く持っていまして、それは当時も今も変わらないですね。むしろ、仮に大規模改修工事を終えてからのこと・・・・「なるほど、納得。改修してよかった。」と言われるような伴うなかみ、運営になるかどうかがより重要で、正直、そこが「おぼろげにも見えてきません!」という現況ですね。ますますプレッシャーと言うか、爆走している行政の背中をそのまま押していいものかどうか?もっともっとアクセルを踏んじゃっていいのか?という気持ちの方が大きい。大規模改修の費用はもちろんのことですが、その後も運営のために約5億円はかかっていくというのが今の見込みですから。

 

 

大規模改修についても私のところには「あのパルテノンならば、ぜひ!」というよりは、「あんなパルテノンなら・・・・・」という声が大きいわけで、その理由の分析とそれに対する解決策を示す必要がありますね。「示せていますか?」・・・・・・・・「いません」と言わざるを得ません。肝心な議論が全くの置き去りになっていることに誰もが気がついているにもかかわらず・・・そこまで到達するような議論がまだできていなくて、これからですね。行政側としては、当初から、「まずは工事を先行させれば、運営のことについては工事期間中に考えることができます。」と説明し、その姿勢をブレずに貫いているのはさすがと思いますが、「それで本当にいいのでしょうか?」とする疑問に対し、きちんと説明し周囲を納得させられるのでしょうか?

 

課長にヒアリングをしていましたら、「今後の使い方についてどうするのか?」・・・次世代の人たちの声を集めないとと思っているからワークショップをやろうと思っている・・・って話をされていましたけれど、一体、いつどんなかたちで実施するのでしょう?その開催告知など、呼びかけはどのようなかたちで?

ここは伊地智議員の一般質問で「ワークショップをやる可能性があるとしても、基本計画が定められた後に開催されることになるのではないか?」と尋ねているので、要注目。どんな回答になるのでしょうね。

 

私の順番は他の会派のみなさんのパルテノン多摩関係の質問が終わってからになりそうなので、そのやりとりも聞きつつ、発言の組み立てをしていかないとなと思っております。同じようなことを感じている議員が多いということがわかれば、「前のめり」のままぶっ倒れてゲームオーバーになるようなことは避けられるかもしれないので・・・・・。ちなみにうちの会派はパルテノン多摩関係の質問は私からはじまって、藤條さん、大野さん、そして最後は遠藤ちひろさんに〆をやってもらう予定です♪いい順番だ!これ、意図的ではありませんのであしからず。発言順はくじ引きで決まります。

 

「パルテノン多摩のことについて、『ちょっと一言』」と意見を寄せてくださる方がいるのはありがたいです。ヒントをいただいて、それを質問に活かすようにつなげたいと思っています。相変わらずしつこくパルテノン多摩のことばかりやっているので、部長課長の気持ちをお察しします(笑)

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今、パルテノン多摩の市民ギャラリーで「障がい者作品展」が開催されています。力作揃い。今年も楽しませていただきました。チラシのデザインなどが少しグレードアップした気がします。

 

愛和小学校で開催したピザづくりなんですが、記念撮影の集合写真が送られてきました♪みんなとってもいい笑顔でした☆

 

 

 

 

 

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ガーデンとキッチンをつなぐ広場をつくる。

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愛和小学校で実践を進めているエディブルスクールヤード。学校菜園と同じような、でも・・・そうではないような・・・「なるほど、なるほど!」と誰もに理解されるような状況にまで活動を発展させるには時間がかかるだろうと思っています。「学校教育」のこれまでのプログラム、言ってみれば文科省の示す「指導要領」の規格にはぴったりこない内容になっているため、ある意味、旧来の発想に雁字搦めにされてきた学校だと受け入れるのは簡単ではありません。

でも、愛和小学校、かなり頑張って歩んでいると思います。前校長先生が「学校の特色」の一つとして取組み始めたことを今の校長先生が受け継いだ格好で、正直、戸惑いも多い新学期だっだのですが、「どうやったら、もっといいかたちで実践を重ねられるのか?」を中心に置きながら、歩んでいると思います。学校教育、授業の中だけで完結し、終わらせるのではない実践であり、地域や支援者との連携も大切。

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校庭の飼育小屋は学童クラブの整備のために撤去され・・・そのかわりにみんなで手づくり。ガーデンのお野菜を食べて育っているにわとりちゃん。卵を生みました!ちなみに、こんなにかわいい虹色の飼育小屋なんて、他の小学校では見たことがありません。。

ということで、エディブルスクールヤードの「キッチンクラス」の試みとして、昨日は愛和小学童クラブのみなさんと協力した「ピザづくり」が行われました。ポカポカ陽気のなか、レンガでつくるピザ窯。ハンモックも設置され、子どもたちがホントにうれしそうに遊んでいる姿。

 

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子どもたちはガーデンを見学して、そこでピザ作り開始。予め準備した粉をコネコネ・・・それから楽しいのがトッピング!収穫した野菜もちょっぴり使いました。子どもたちは銘々に「マイピザ」・・・色とりどりで、デザインもそれぞれの個性を活かして♪ユニークなトッピングも多々ありました。子どもたちが「おえかき」しているような感じで、見ているだけでも楽しいひととき。

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窯の温度がなかなか上がらずに苦労しながら、焼き上がって、みんなでパクパク。私も一切れだけいただいて、その場を後にしましたが、クリスピータイプのピザでサクサクしていて美味しかった!

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中庭でみんなが煙にいぶされながら、ピザ窯を囲んでいる風景。流れる時間に共有される何かがあって、この雰囲気がとてもよくて・・・。「子どもが喜んでいたから、またやってほしい」という感想も届いているようです。学童クラブの土曜日プログラムとして実施したのが良かったのかもしれません。子どもたちの参加人数もちょうどいいくらい。毎月とは言いませんが、こうしたキッチンクラスを定例で開催できるといいなあと個人的な感想です。学校行事なども忙しい事を考えると、学校が休みの日に先生たちの協力を得ていくことが実は課題だったりするのですね。もちろん今回も校長先生の全面的協力があって実現したことです。先にも書いた通り、エディブルスクールヤードはどうやって日本の教育課程と連携していけるのか・・・教育課程だけ完結できるものではないところが難しい。でも、様子を見にいらした教育長も「とてもいい感じだ!」と感想を述べておられましたし、地域の飯島議員もいらしてくださって、「これからのエディブルスクールヤード」に少しずつ知恵を寄せていきたいと思っております。

議員はどうしても自分の住んでいる地域の学校に目が向いて、他の地域にある学校には疎遠になりがち。こうして他の学校に足を運ぶ機会は、私にとっても他の地域にも目を向けることのできるいい機会です。

 

ちょうど、諏訪小学校でも恒例イベントがありましたのでそちらにも足を運び・・・・おやじの会のみなさんの焼き芋・・・モクモクした煙の中に荒谷議員を発見!おやじの会のメンバーとして活躍しておられました。パパたちもこうして行事に関わってくださるのはうれしいことですね。児童館のみなさんの体育館での積み木も大人気でした!

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ここ諏訪小学校の場合も、愛和小学校のようにいいスペースがあり、ポカポカ陽気の中・・・たくさんの家族が集まったいい時間が流れておりました。向こう側に子どもたちが育てている畑が見えて・・・・さて、こういう場所は全ての学校にあるでしょうか?校庭とは違って使える「広場」・・・・。

全部の学校に「あるべき」とは言いませんが、しかし、いい感じの広場として活用できる場所があるかどうかによりけりで、学校毎の取組みも変わっていくかなと思ったり。場があっても活用されていない場合もあるかもしれませんけれど。いずれにせよ、ガーデン(畑)の一番の悩みと言えば、私は長期休暇期間の手入れだと思っているのですが、地域の方々の協力が得られれば畑にも目が行き届き、手も行き届いて・・・・子どもたちにとってもありがたい環境になっていくでしょう。そして、教育的な観点+地域づくりやお楽しみ、交流も含めてキッチンクラスにつなげていける・・・・このサイクルを定着させていくことが出来れば、理想です。

一足飛びには行きませんが、でも、人はやっぱり最後は「土いじり」に戻るのでしょうか?・・・こんな私でもかつては泥んこ遊び、砂遊び大好きだったので。

私たち議会がホールを考える時間はあるのか?

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先日、子ども教育常任委員会のメンバー有志で世田谷パブリックシアターへ行ってまいりましたが、引き続きで本日は・・・座・高円寺へ行ってまいりました。どんな施設?・・・それはこちらに詳しく書いてあります。NPO法人が指定管理者になっておりますが、もともと「座・高円寺」の運営を担うためにつくられたのだそう。もともと旧高円寺会館があり、老朽化に伴って建替えられる際、区内に在住の劇作家の皆さんが集まり、「どんな施設にするのか」から話し合われ、今の建物が完成し、そして運営が継続されているのです。(参考記事:伊藤建築塾

高円寺と言えば、いまや阿波踊りのメッカでもあり、「阿波おどりホール」が。阿波踊りの団体が使用しない時には、別の活動にも使用できるのだそう。ちなみにホール1とホール2がありますが、ホール1は主催事業を中心にプロ、セミプロが使用、ホール2は市民も使用できるホールとなっていて、見事に役割分担と言うか、区別があり、そこがちゃんと生きておりました。ホール1を使用する団体には2週間前から稽古場(けいこ場1)を貸出していて、連続して使用できます。舞台幅と同じだけの広さが確保されているなんて理想的ですね。「演劇・お芝居のため」が目的で、そこを中心した施設づくり、そして施設の担い手もつないでいくための劇場創造アカデミー、小学生、中学生に向けたモノづくりも含めてのワークショップの数々・・・・。

施設の見学、ヒアリングと・・・・。上手く表現しきれない感想を持っているのですが、今回のパルテノン多摩の大規模改修の流れを辿る時、私たちにパルテノン多摩のことを考えるための時間ってどのくらいあっただろう・・・・って思えてならないのです。もちろん改修コストの問題もそうかもしれませんが、「私たち多摩市がもっと魅力あるパルテノン多摩にするためには大ホールはどんなホールのするのか?そして小ホールはどんなホールにしていくか?あるいは他のお部屋なども含めて、私たちがどんな場にしていきたいのか?」・・・議論を尽くすまでの時間があまりにもなさすぎないか?と思いがますます募るばかり。

座高円寺とパルテノン多摩を単純には比較はできないものの、あまりにもタイトなスケジュールで私たちは一体何をつくろうとしているのだろう?という気持ちになっています。

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もやもやっとした気持ちのまま高円寺から永山に戻って、今度は愛知大学のゼミにご縁をいただいたのでブリリア多摩ニュータウンと福祉亭をご案内。それぞれの場所で中心人物にお話をしていただきました。昨日は雪がしんしんと降っていたので、とても心配しましたが、寒い冬空にも太陽が雲からちらりと顔を見せてくれたりもして、一瞬のポカポカにも助けられ、午後いっぱいかけて若い皆さんとの意見交換のひとときでした。愛知県にも有名なニュータウンがありますが、多摩ニュータウンで学生の皆さんは何か掴んでくれたかなあ。

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それにしても昨日の雪。この中を長靴にて市役所に行き、一般質問通告書を提出。今回ももちろんパルテノン多摩のことを取り上げますが、もうあまりぐちゃぐちゃ聞くのはやめた!・・・って感じです。(2016年12月定例会岩永ひさか一般質問通告書

あちこちで知り合いに会うたびに、パルテノン多摩の話をされる場合もあれば、パルテノン多摩の話をちょこっとしてみる場合もあり。大規模改修のことにものすごく関心を寄せている方もいらっしゃれば、「そんなことあるんだ」という方もいて・・・。おもしろい反応は、「また、無駄遣いするんでしょ。」って言われたことかな・・・「無駄遣いしないで!やめさせて!」ではなく、最初から無駄遣いされることに諦めているというか、税金のムダヅカイって珍しくないと思われているんだなと思ったというか。そんな期待されていないことでいいんだろうか?と思うと、ちょっぴりため息とあとは「またガンバロ!」というファイトと。ご意見等お気軽にお寄せください!お待ちしています(hisaka_box@yahoo.co.jp)

パルテノン多摩が「私のお気に入りのホール」になるためには?

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「パルテノン多摩が、市民ひとりひとりの大切な財産――お気に入りとなるように、その可能性を探して、『公共ホール再生の議論をしている人』『設計に関わる人』の意見や考えを視て、聴いて、一緒に考えてみませんか?」

という呼びかけで開催されたシンポジウムでした。企画意図はちゃんと市民に受け止められ、「参加してよかった」って思える内容だったでしょうか?基調講演からパネルディスカッション・・・「うん。そう、そのとおり。」と頷けるところも多かったです。パルテノン多摩の大規模改修に対する理解を深めるというよりは、今後の文化施策や公共ホールのめざす姿について理解が深まったという声を伺いましたが、「パルテノン多摩の大規模改修」とは切り離したところで一般的な話として聞くとすれば、とても充実したシンポジウムに参加できたと思えたでしょう。。

 

私個人的にはパルテノン多摩の基本計画策定委員に公募市民で参加されている方が「愛着を持っているパルテノン多摩の大規模改修勝手に進めないで欲しい。私たちの話しを何も聞かないまま改修をするんですか?という気持ちがあったから応募した」って発言されていたのが印象的でした。さらに、「ここで住んでいる人たち暮らしている活動しているたくさんの人の意見を聴く場をたくさん作ってほしい!」って付け加えられておられました。この発言を市長はどう受け止めたのかなって。彼女がなぜ、そのような発言をしたのだろう・・・結構意味深だなと思ったりして。そして、市長はご自身が多摩市に引っ越してきた20歳代の頃、パルテノン多摩について「この施設をどうやって維持していくんだろう。」って思ったそうですが、今はどうなんでしょうね?大規模改修後の運営についてどう描いておられるのでしょう・・・と思った次第です。

 

最近になって、基本計画策定委員長でもあり、今日は基調講演、シンポジウムでも多くの示唆に富むご意見を下さった本杉省三先生先生が劇場・ホールをつくるということに関し、「客席数など分かり易い項目は、議論の俎上に載りやすいけれど、『何をする施設なのか?』や『そのために幾ら運営費をかけるのか?』という根本的な議論は非常に少ない」と指摘をされていたことがあると知りまして・・・。ぜひ、パルテノン多摩の基本計画策定委員会でもその議論をしてもらいたいのですが・・・・と願う一方で、策定委員会の会議もほぼほぼクライマックスを迎えているため、そんな時間的余裕はなさそうで・・・。せっかく本杉先生に加わっていただいているのに、根本的な議論まで至らずに委員会が幕を閉じる時期を迎えてしまうのでしょうか?

 

それにしても「パルテノン多摩って何をする施設なのか?」って・・・議論されているようで不十分にしか議論されていないのが偽らざる状況ではないかと思ったりするのです。パルテノン多摩は、「新しい公共ホール」をめざして、つくっていくとしているので、昭和時代にドデーンと完成したパルテノン多摩のコンセプトがそのまま将来にわたっても継続されていくはずはないと思うのです。しかし、新しい公共ホールへの進化をしていくためのコンセプトってどこでどう議論されてきたんだっけ?・・・・。議会でも討議してきた憶えはないですし・・・・パルテノン多摩の基本計画策定委員会の中でもそんなに深く熱心に議論されていたと記憶もないのですね。今日のシンポジウムで語られてきたことをもとにして、どこかでちゃんと議論すべきではないのかとますます思ってしまう自分がいるのですが・・・・。議員も多く参加していたので、どんな感想を持ったのか、聞いてみないと。「いい話を聞けて良かった」・・・で終わらせてはきっとダメですね。

 

パルテノン多摩が「私のお気に入りのホール」になるためには?・・・今日のシンポジウム参加者はそれぞれにどんな答えを持つことができたでしょう?

パルテノン多摩…島田療育センターへ。

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今年からパルテノン多摩は新日本フィルハーモニーではなく、読売交響楽団を迎えております。こうした交響楽団とホールとの関係構築も関係者の努力あってのことですね。いわゆる日本の三大オーケストラの公演を招致するためには、それなりのホールであることが条件となり、その点でパルテノン多摩はある意味・・・格調の高さが評価されているのかもしれませんね。大規模改修にあたっても、その後のパルテノン多摩で展開される事業内容を思い浮かべていくことが必要でしょう。はっきり言って、現状では、大規模改修後のパルテノン多摩の姿が見えてこず。「器だけを変えたとしてもね・・・・」という印象です。

さて、パルテノン多摩が懸け橋となり、島田療育センターに読売交響楽団のメンバーが出張したコンサートが行われると耳にしたので、これまた厚かましく様子を見学させていただきました。昼下がりのひととき、楽団員の方のユニークなトークとともに、馴染のある楽曲の演奏が約1時間。島田療育センターに入院されているみなさま全員が柔らかな音色と楽しんでまいりました。風邪が流行っている病棟を利用されているみなさんはホールに集まることができませんでしたが、ライブ中継により音が届いていたことでしょう。言葉を上手く発することができなくとも、身体全体で音楽を受け止めているみなさんの姿がありました。

こうした事業も実現に至るまで決して一足飛びとはいきません。楽団員の皆さんのスケジュール調整から始まるわけで、そうそう簡単にいくものではないそうです。読売交響楽団さんとのさまざまな折衝があって、ようやく実現!パルテノン多摩のスタッフの皆さんも無事に公演を終了できたことは感慨深いことかもしれません。

「ぜひ、来年も継続してほしい」・・・ってもちろん院長先生からも謝辞をいただきました。外出することも簡単ではない島田療育センターのみなさんにプロの音楽を届けていく仕事・・・パルテノン多摩の取組みとして意義あることと言えますね。ここだけに満足せず、地域にもっと目を向けて、パルテノン多摩が果たすべき役割をもっと発掘し、取り組んでほしいと思った次第です。

11月23日(水・祝日)にパルテノン多摩にてシンポジウムが行われます。「パルテノン多摩が『わたしのお気に入りになる』をめざして」・・・無理矢理、お気に入りにする必要はないと思っているのですが、市内でもさまざま他の魅力的な講演会などもあるなと思っているのですが・・・よかったらぜひ!私も参加する予定です。

多機能複合施設ではなく「融合」をめざす時代に。

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大和市にオープンしたばかりの、「文化創造拠点シリウス」に行ってきました!直前に行くことを決めたので、正式な視察対応を期待するのではなく、「もし、話を聞くことが出来たらラッキー」という具合な気持ちで。同じ会派の大野さん、生活者ネットワークの向井さんと岩崎さんと・・・急ごしらえの日程で行ってまいりました!

最新がてんこもりという感じで・・・・入り口で出迎えてくれたのはペッパー君だったり、カフェテナントは「スターバックス」で、コンビニには「ローソン」もないっており、一日中過ごすことのできる場所でもありました。

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もともとこの場所は神社さんの持ち物だったらしく、ぴっかぴかの鳥居、社務所、おみこしもガラスケースでちゃんと見れるようになっていて・・・。こちらもある意味、公共空間でもありますね。ここへきて心を鎮められる・・・みたいな。もう10年以上前、この場所には場外発売所誘致の計画があり、住民の方々の反対運動があったとのこと。

シリウスの核になるのは図書館ですが、最上階にある生涯学習センターの方に案内をしていただきました。ちなみに生涯学習センターは小学館集英社プロダクションさんが担当をしています。図書館は図書館流通センター、そしてホールはサントリーパブリシティサービス、子ども広場も別の事業者さんが担当をしています。いわゆる設備系というか施設管理についてもビル管理会社さんが行っています。全部で6社が協働して「やまとみらい」というグループを決しして指定管理者を受けているそうです。これもジョイントベンチャーですが、公共施設の運営と言う点では多摩市にとっては馴染みないかたちです。

それや・・・新しい施設過ぎて、「あら、素敵!」ということで目がチカチカして、眩しすぎ・・・・あれこれ目移りしては「へー!」「わーー!」という連続で。

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有料ラウンジ。2時間100円です。チケットを購入して入るシステムになっているのですが、もちろんLAN環境も整っていて、ものすごく居心地良く仕事が捗りそうな場所!8時間ここにいたとしても400円・・・と考えると、セカンドオフィスにも最適な場所。コワーキングにも対応できる感じ。奥には打合せできるスペースもあります。

通常、生涯学習センターというか公民館と言うのは団体登録が必要となり、団体で部屋などを借りるという手続きになりますが、こちら生涯学習センターは個人登録で、個人が部屋を借りることもできるとのこと。大中小のスタジオなど、個人で借りて歌の練習などができるのも魅力ですね。ですので、有料ラウンジで仕事をしながら、大事な打合せなどについては生涯学習センターの小会議室を借りれば十分に対応もできる!今、求められているニーズに応えることができる仕組みになっています。

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もちろん、最上階には見晴らしのいいフリースペースです。市民交流スペース「ふらっと」。ランチの時間になると、これまた人が増え、にぎやかな空間になっていました。机をかたずければ、広いスペースとなりちょっとしたイベントもできます!

駆け足での視察になってしまったとは言え、まずは・・・この場所の魅力を感じることもでき、運営などについても少しだけヒアリングすることもでき、改めて「正式視察」として足を運ぶ価値のある場所と確認。もう一度、完成に至るまでの経過、歴史やら運営のことについてもヒアリングをしたいと考えております。

子どもスペースもにぎやか、図書館ももちろん・・・・居心地の良さ重視。図書館は人手の代わりにハイテク設備が活かされていた気もしました。いずれにせよ、今、新たに公共施設を建設するともなれば、こういうものになっていくのでしょう。先進事例に学びつつ・・・しかし、多摩市が取組もうとしているパルテノン多摩の大規模改修や図書館本館の再構築はここまでにはならないことも意識しつつ、さて、どうしていくべきかを考えているところ。いろんな機能が寄せ集めの「複合」ではなく、「融合」させていくような発想ですね。「融合」を成功させるためには、やっぱりマネージメントするというか、コーデイネートするところの「人」が鍵を握るとは思うのですが・・・。

ハーモニークラブ発足しました!

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「こんなふうになるとは思わなかった。」って・・・代表が挨拶をしていたのですが、ホント・・・こんなかたちで少しずつ広がりを見せるなんて、思いにもよりませんでした。最初は「多摩市でも子ども食堂みたいなものができたらな」と思っていたら、「じゃあ、やってみるか」という話でから、でも、いわゆる「貧困対策」的なものをやりたいわけではなくて、「あたたかな地域の居場所」を一度でもつくれたらいいとの思いが膨らんでいき、「誰でも食堂にしたらいいね。」・・・キーワードを探したら「だんらん」かな?・・・などなど・・・・毎回、終わることのないブレインストーミングを継続しながら、取り組んできました。3月から月に1度ずつの食堂。

全面的に協力してくれるのは諏訪小学校の校長先生。「学校使えないかなあ」・・・「じゃあ、交渉してみるか」・・・・体育館や校庭を借りるのと同じようにランチルームを借りて。もともと諏訪小学校では大学生たちに支えられた放課後活動にも活発に取り組んでいるので、そういう意味では校長先生も比較的柔軟と言うか、心が広くて受け入れてくれたのかなと思います。そして、だんだんと盛り上がる雰囲気もともに感じ、「地域のニーズ」そして「子どもたちのニーズ」「親子のニーズ」を肌感覚で捉えて下さっているのかなって思います。

課題が決して少ないわけではない。どこまで継続できるかわからないけれど、何となく集まったメンバーでとりあえず「諏訪ハーモニーカフェ」を運営する「ハーモニークラブ」を発足しました。なにせ、食事の調理は「こばと第一保育園」さんの協力があってこそ。保育士さんも給食室の栄養士さん、調理員さんたちが本当によく動いてくださいます。でも、もっと地域が関わっていけるようにしたいとの思いでどこまでできるか・・・ハーモニークラブを支えてくれる人を少しずつ広げていくことが目下最大の課題かな。でも、そのために任意団体を立ち上げる運びになり、そしてハーモニークラブとして地域に根差したこんなあんな活動と夢は広がっています。「一人ぼっちをなくす」というのが私がずっと関わっているところにある思い。そして、今日も娘もこちらで食事をいただきましたが、他の大人の会話しながら食べることができる、いつもの食卓とは違った雰囲気を味わえることがいいですね。私にとってもホッとできるひととき、いつもは見ることのない娘の一面も垣間見れる感じがします。

多摩市の健幸まちづくり政策監や教育長、子ども青少年部長もお越しくださり、地域の方にも多数いらしていただきました。そしてカレーを試食していただきました。同じ地域でいつもお世話になっている荒谷議員も♪「荒谷さん、ぜひ仲間になって~♪」・・とかく荒谷議員はフットワークが軽くて、いつも忙しそうなのですが。

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食事を食べ終えた後、子どもたちはテレビはないので(笑)・・・・カードゲームをして遊んでいます。

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「月に1回」のこの場を楽しみにし、リピーターで来てくれる親子も増えてきました。輪もちょっとずつ広がってきました。「親子」の関係に、一息つけるような場になっているのだと思います。なにせ、私にとってもそんな場ですから・・・。私は娘が小さいころは、あちこちの会議などに同伴させることが多くありました。「子どもを会議に連れて行くなんて」と後ろめたい気持ちで、「すまないな」って気持ちもありましたが、そうせざるを得ないことも多くて・・・・・。ただ、その時、同伴させることによって「親子二人きり」から解放される気分を味わってきたと振返っています。一緒に会議にいる大人が娘の相手をしてくれる時間に「救い」を感じていました。他の大人に自分の子どもも目配りしてもらえ、声もかけてもらえて・・・ホントに助けられてきたなと思います。「甘い」とか言われるかもしれませんが、でも、「親子二人きり」の空間でずっとずっといることで行き詰まり感を持つことを否定してはいけないと思うので。こうした場づくりが息長く継続できるよう関わっていきたいなと考えています。

 

次回のハーモニーカフェ@こばと第一保育園はちょっとしたクリスマス会もやりますよ!12月22日18時半からの予定です。今日のメニュー、カレーライスのじゃがいもは北海道の方からの寄附でした。ありがとうございます!

世田谷パブリックシアターに行ってきた!

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子ども教育常任委員会の有志メンバーとパルテノン多摩の運営をしている財団の職員さんと一緒に世田谷パブリックシアターに行ってまいりました!財団の職員さんつながりってすごい・・・。受付のところで顔見知りさんにご挨拶されていて、「ネットワーク力」を垣間見た気がします。

ということで、視察時間約1時間半だったものが、気がつけば2時間ちょっとすぎくらいまで・・・施設内を見学しながらの意見交換もあり・・・何せ、ものすごくショッキングと言うか、有意義な意見交換の時間が持てたのではないかと考えています。でも、もちろん、短時間過ぎて「入門編」までも至らず、本当は「劇場運営の実際」にまで具体的な話を聞きたかったのですが、入り口論というか、「パルテノン多摩大規模改修に向けた悩み」をちょっとかいつまんでお話ししたところ、「改修にあたってのビジョン」をしっかり構築することの必要性、あるいは、舞台技術などには専門性高い人材の配置が必要で、発注者の側に「劇場がわかる専門家は存在しているのか?」という話まで・・・・別にダメ出しをされたわけではないのですが、世田谷パブリックシアターの成り立ちなどを聞けば聞くほどに・・・・正直、このまま大規模改修工事に突入してしまって本当にいいのかどうか・・・と不安がますます高まってきました・・・・。

世田谷パブリックシアターはその完成までに、「どんな劇場が欲しいのか?」「どんな場であったら使いたいか?」・・・このことをタウンミーティングで何度も何度も市民と意見交換も重ね、その度に、計画案も何度も何度も変更を余儀なくされたり、ひっくり返されたり補強されたりと繰り返してきたというのです。もちろん、パルテノン多摩の場合は新規に建設する施設ではないことを差っ引いたとしても、大規模改修して「市民に使い倒してもらう(という表現を行政は使用している)」とするならば、今のまま存続させるわけにはいかず、建物そのものをリノベーションする気持ちで、取り組まねばいかないはずですね。私たち議会はそのことを「市民の意見反映」をすべしとして附帯決議に項目を掲げているわけです。もともと私は市民の参加する時間がとれないだろう、意見反映するにしてもできない可能性の方が高いと指摘をしています。それでも市長は「限られた時間でできる」・・・・というよりか、「与えられたスケジュールの中でやれることはとりあえずやってみる。やるしかない。」くらいのことで対応している状態ですね。けど、やっぱり、そんな粗っぽいことではいけないのでは?無理を承知で取組んでいることは、やっぱり無理だったのでは?・・・市民からの反応に触れるたびにその思いが募ります。

そして、一方で、パルテノン多摩を支えていくための哲学のなさ・・・遠藤ちひろ議員も指摘していますし、文化振興条例やら計画に類するものを持たない多摩市の中でパルテノン多摩の存在意義や価値はどこにあるのかと問うてきましたが、未だにそこもどうなっているかもわからず、しかも、限られた時間でこちらも半ばやっつけ仕事?とも指摘せざるを得ない状況で、あれこれ取り組もうとしているような兆しを感じると、これではいけない・・・って・・・・運営などに成功しているホールに足を運べば運ぶほどにその思いもますます募るという状態。

いいホールをつくったり、もっと多摩センター全体のまちづくりに彩りを添えるような場づくりをしたい・・・などなど思い始めると・・・行き詰ってるところです。職員さんたちは「決定」したことに従って粛々と仕事を進めていて、もちろん、パルテノン多摩の大規模改修についても議会から附帯決議をつけられながらも、推進しているとはいえ・・・・「いい仕事」ができている、進んでいる・・・・って実感ともなっているかな。

 

世田谷パブリックシアター、やっぱりいいホールでした。演劇と舞踊に特化しているホールであってパルテノン多摩とは比べるなんてことはしませんが。公演初日で、視察の対応は難しいといったんは断られたものの、どうしてもと厚かましいお願いに応えて下さったみなさまに本当に感謝感謝です!

 

倒れるときは’前のめり’か?!

20161114

パルテノン多摩の大階段のイルミネーション。昼間は何だかなあ・・の風景も、夜になれば・・・そこそこ「キレイ!」って思います。

さて、今日は代表者会議では議会におけるBCP(業務継続計画)の策定に向けて、先進的に取り組んでいる大津市の計画を横目で見ながら、意見交換をし、その後は総務常任委員会が全議員に呼びかけていた勉強会に参加しました。

代表者会議では、この間ずっと入院されていた平野勝久議員が辞職願を出されたとの報告があり、閉会中なので議長により受理されたとのことです。長期間欠席が続いていましたので、体調も含め心配の声が上がっておりました。公務を継続していけるかどうかも懸念されていました。ご家族も含めた判断だと思っています。自民党・新生会の会派人数が4名となりまして・・・議会の会派構成も変わります。気になるのは自民党・新生会の会派から総務常任委員会へのメンバーがいなくなってしまうこと。議会全体として情報共有しつつ進めていくことも必要なので、そのあたりは総務の委員長の大野議員が配慮されるんだろうと思います。大野議員は「気遣い」「配慮」しすぎるくらいに目配りされるので心配はしていません。よろしく!大野さんという感じです。

今日は午後から開催された総務常任委員会はかなり緊張感あふれる内容だったと思います。特に「公共施設の見直し方針と行動プログラム」にまつわり、関連の重大報告事項がいくつか・・・。あくまでもこのプログラムと言うのは「行政計画」であって、議会が同意をしたり、お墨をつけているシロモノではありません。議会が関わるのは、この計画に基づいた予算が提案され、それに賛成か反対かの意思表示。よほどのことがない限り「総論賛成」で予算が可決されてしまうため、結局、行政がガチガチの理屈で固められた計画はそのまま進行していくことが多々あり。そもそも、計画も一気に進むわけではなく、予算上では小出し小出しで、計画達成のための取組みを積み重ねていくため、途中の修正が難しいということもあります。

とは言え、公共施設関連については、つまるところ・・・当初計画通りには進んでいないわけで、その理由をどう捉えるかですね。各地域から身近な公共施設に対し、存続を願う陳情書が提出され、もちろん議会で審査されれば「慎重に取り組むべし」となり、「当初計画通りに進まない」「当初の思惑に変更余儀なくされる」ことについて・・・・ここが「想定内」になっているかどうか?・・・・ということかもしれません。部長は「考えていることを表に出して、市民に議論してもらえたことは前向きに捉える」的な発言もあったけれど、市長はどう思っているんだろう?って。

市長は市民主権と言っているので、議論してもらうことそのものを煙たがるということもなく、「対話が大事」といっているので、おそらく市民どうしで議論してもらいたい、あるいはしっかりとひざ詰めで論議したい・・・・と思っているはずなんですが・・・・・しかし単に議論だけ存続させていくつもりなのか、それとも市民から寄せられた様々な意見をもとに、全体計画を見直すことを指示しているのだろうか?と思います。計画の各パーツの修正は、単に「公共施設の見直し方針と行動プログラム」のみならず、市政全体の政策をどうしていくか?にも直結していく話しなんですが、最終最後はフワフワっとして相変らず、わかるようでわからない「スマートウェルネス」という言葉にて丸められるというかごまかされて終わるというか。

「スマートウェルネスって何?!」

ここだって、ものすごいよくわからないまま言葉だけが独り歩きし、イメージだけは少しずつ伝播しているかもしれないけど、あくまでもあるのはイメージではなくて実態ではないというか・・・。

 

最近、「市長は前のめりになってる」と耳にすること多いです。もっとじっくり考えたほうがいいのに、パルテノン多摩の大規模改修をはじめとする様々問題に対し、焦っているのではないか?・・・と。

 

否定できず、しかし、議会も予算をつけているので、そこを後押ししているということも踏まえつつ・・・・しかし、「急がば回れ」・・・・という声が日に日に大きくなっております。なぜ、市民がそう訴えてくるのか、市長はその声にどう耳を貸そうとしているのだろうか?問われているような気がしています。「市長の前のめりを止めることができるのは議会!」・・・・・「なるほど」と思いながら、今、市政全体で取り組んでいることを全体的に捉えようと他の計画なども見始めました。特に多摩センター全体の再生と言うか、再生と言うと今は死んでしまっているようなので、「もっと多摩センターをわくわくする場所にする」という観点でどうしたらいいかを考え始めています。

市長には前のめりになりすぎると、倒れちゃうこと伝えたいなと思っています。市長が訴えていること、進めようとしていることにどれだけの共感が広がっているかを感覚的に市長が掴んでいくということかもしれません。そこは説明できないけれど・・・政治の「体感温度」みたいなことかもしれない。

 

倒れるときは、前のめりの方がいいけど、前のめりになりすぎで倒れた時・・・おでこ打つか、あるいは手をついたら骨折するか、あるいは・・・いずれにせよ・・・とりあえず私、頭の中でイメージしています。あくまでもイメージ。