想いをつなぐということ。

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今日は終戦記念日。正午前に防災無線で案内がありましたね。「黙祷しなくちゃ!」と娘と一緒に、心を鎮めました。8月6日、9日にも広島、長崎・・・原爆が投下されたことを忘れないための防災無線での放送。市民の皆さんがどう受け止められたのだろうか?…と思います。「ああ、そういえば・・・。」と思い出す一瞬があるだけでもきっと違う。市民の実行委員会方式で継続されている多摩市平和展も・・・時代とともにきっとやり方も含めて、形は変わるかもしれないし、変わることが求められるのかもしれない・・・でも、どんな風であっても「つないでいこう」とする気持ちがずっと送られていくとよいなと思います。天皇陛下のお言葉の奥の奥に・・・感じることのできる「想い」を今日も受け止めました。

さて、先日、調布駅前のグリーンホールで行われた映画会に参加してまいりました。「くまもと映画」ということで、震災のチャリティイベントとして開催されたものでしたが、映画そのものは震災の半年前に制作されていたもの。めぐりあわせってこういうことかなあと思いながら、短編約40分間を鑑賞しました。とても美しい映画。映画のタイトルも「うつくしいひと」。映画を撮影したときの風景がおさまっていました。まだ、現地には行くことができていないので映像からの比較でしかわからないものの、平穏な日常がたんたんと時として流れている映画の各シーンは今とは確実に異なっているわけで、政治学者の姜尚中氏がいい役どころを演じていて。かなり内容的にはすぐに解するのも難しかったところもあり、上映後、前を歩いていたご婦人方が「よくわかったような、わからなかったけれど、でも、いい内容だった。」と会話を交わされていて、「なるほど」と・・・。

 

私は「いつもの日常」が訪れるだけでもありがたく感謝をせねば・・・としみじみ感じてしまいました。

 

それはなぜか・・・・。

 

いつしか、「非日常」だったものが日常化せざるを得なくなる時があるから。熊本のみならず、まだまだ東日本大震災も、そして豪雨などによる被害についても・・・まだまだ続いている。そして、非日常が「日常」になっているんだ・・という話を知人から聞いたことがあったため。熊本阿蘇の風景、熊本城の佇まい・・・・「スクリーンに映る景色」はもう日常とは言えませんね。次々に日本各地に何かしらの被害が起こると、その時だけ募金だの・・・・と動きが活発になり、でも、息長く支援をしていくことは支援する方もまた気持ちをつないでいくのに一苦労。そのことは否定しません。私も含めて、自分自身の日常を過ごすことで精一杯なので。「想い」こそあっても、それを日常的に表してくことは難しいのが現実ですね。それでも少しは・・・できるときにはささやかに行動していきたいものです。チャリティー上映会は基本的には無料でしたが、少しばかりの気持ちを募金箱に入れてまいりました。

 

今回のチャリティー映画なんですが、ちょっとびっくりしたのは主催者。調布市、調布市観光協会、そして調布市部課長会・・・と書いてあり。「部課長会」って書いてあるのが珍しい。でも、きっとそうなんだろうなあと。私から見れば、すごくアピールになっている感じもして。

映画「うつくしいひと」・・・監督も出演している方々も、製作者も・・・みんなが熊本。そういうのいいなあ。「みんなが多摩市」みたいな映画プロジェクトとか、演劇のプロジェクトとか・・・パルテノン多摩で周年行事の時にはちょこっとそれに近いものもあるけれど。とことんこだわって一本の作品に仕上げるようなことやれると素敵!

 

それにしても、オリンピックでやや寝不足だ・・・。トンボもちらほら見受けられるようになり、秋になりつつあることを感じますね。さて、8月も折り返し。9月定例会への準備も「まだ先のこと」ではなくなってきました。

今日もパルテノン多摩♪

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私らしい性格と言うか、「こだわる」としつこいだけなんですけれど、相変わらずの「パルテノン多摩」話題です。今日は市議会ウオッチングの会が主催した集会に参加してまいりました。「パルテノン多摩の大規模改修に対し、市民が率直に思っていることを討議し合おう」という試みだったのだと思います。でも、行政からも副市長を筆頭にした担当部長、課長たちも参加!

フツウ?

何がフツウなのかってよくわかりませんが、この類の集会に行政の職員さんたちが顔を出すことは少ない。なおかつ、渦中に置かれている「パルテノン多摩」のことであり、さらにもっと言えば、どちらかというと大規模改修に対し否定的な、消極的な意見が飛び交うことも何となく予測でき、想定できるような会合。でも、プライベートな感じで副市長も参加するという点について、必要以上の評価をするつもりはありませんが、阿部市政の「姿勢」が体現されているような気もします。正直、顔を背けず、こうした場にも堂々と出席し、そしてまた、参加者でグループ討議になった時にも一緒にテーブルについて熱心にメモを取っている姿勢・・・・これは私は「すごく前向き!」と受け止めました。たぶん、こうした職員さんたちの姿って他自治体を見ると珍しいのではないでしょうか?多摩市しか知らなければ、評価するにも難しいのかもしれませんが、祝日にこうした場に足を運んでくる多摩市役所の姿勢を私は素直に評価すべきと感じます。

「大規模改修についてはもっと説明をしなければならない」「このご時世に約80億円というのは未来にツケを残すのでは?」・・・「文化や芸術の拠点とか発信をすると言っているけれど、市民は本当にそれを求めているのか?」「政策には優先順位があるのではないか?」などなど・・・。

現在進めている公共施設全体の見直し議論とも並行していることと整理しきれていないこと、多摩センター全体のグランドデザインが描ききれていないことへの指摘は私も頷ける点もありました。ちなみに私の次回の一般質問は、再び「パルテノン多摩と多摩センター全体の未来図」に関する議論の進捗状況を問い質していく予定なのですが、まだ質問項目を考え中です。

 

私は・・・・こう思っています。 「もし、お金に余裕があったら・・・・?パルテノン多摩の大規模改修は何の問題もなくそのまま実施していいのか?」

 

で・・・・私は、仮にお金に余裕があっても、現状のパルテノン多摩のまま、従来通りの運営、なおかつ何の発展性も感じさせない在りようを認めることはできない!って心底思っているのです。

 

「では、なくしちゃえば?廃止しちゃえば?」

 

確かにそれも選択肢かもしれませんが、私の中にはその選択肢はありません。もちろん大規模改修費用がどのくらいであるのか?そこは慎重に見極めていくことが必要であり、今、市民がざわついている「約80億円にも上る!」と一人歩きする数字については、なるべく費用を抑えるプランを提出してほしいと考えています。そして「安かろう悪かろう」みたいな工事にしては困りますし、「ちょっと無理したほうが、後々を考えると良かった」と思えるような点に対しては、その内容をきちんと説明し、お金をかけたほうがいいとも考えたりします。ただ、避けたいのは、業者さんの言うとおりにしてしまうこと、現在の利用者だけの意見になびいて使用勝手を決めてしまうこと・・・・何と言うか、やっぱり「こういう利用の仕方をしていこう、させていこう、そのために仕掛けを工夫していこう!」というデザインがないまま大規模改修の内容が決まっていきそうな危惧と不安・・・・持っています。

しかし、何となく今日の会場の雰囲気から・・・・ちょっと残念だったのは、私は「パルテノン多摩」には磨かれていない可能性があるような気がするのですが、そのことはあまり理解されないのかなあ?・・・ということ。

廃止することはもしかすると簡単かもしれないけれど、本当にそれで未来の多摩市、まちの発展はありますか?考えられますか?・・・って思う時、ここにもっと人が集まって、行き交って、交流できるような拠点が求められているはず・・・そして、市民もですが、市外からも人を呼んでこれるような場所にできるようにしたいし、しなければならない!と思うのですね。栄枯盛衰・・・とは言え、「やっぱり多摩市が枯れてしまうのは悲しい」。

 

「パルテノン多摩、やっぱり大規模改修してよかった」と思われるようにしたい。そのために提案をしていきたいと考えています。

もちろん、私・・・今の進め方には賛成しがたいところもあります。何せ、すべき議論が全くすっ飛ばされて・・・基本計画策定の議論が先行している気がするので。そして、基本計画策定に関わっているメンバーの皆さんからの意見が一体どこにたどり着いていくのか・・・が見えてこないから。きっと本来は「そもそもパルテノン多摩って必要なの?」・・・何のために?みたいな根幹の議論に時間をかけるべきなのでしょうね。議会でもまだまだそこまでには至っていないというか、個人的にはあれこれ議場でも述べてはいるものの、議会として意見が集約され,収斂されているとは言えません。このあたりは改めて確認も含めて、今後の取組みがどうなっていくか要注目です。

 

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トレーノ・ノッテ・・・4階の喫茶コーナーです。中からは入りづらい。外からも、何となく暗がりになっていて・・・近寄りやすいとは言えない。でも、ここ・・・先日パルテノン多摩のキッズファクトリーで「多摩焼」をやっていましたが、その作品が展示されていました!

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親子で作品づくり。しかも「多摩ニュータウンの土」も含有している土からの作品。記念ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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それとは別に・・・実はトレーノ・ノッテさんのところでは多摩焼が販売されているんですよ♪ぜひご覧ください。「多摩焼」を長年リードしていらした水野さん!・・・「これを多摩市のちょっとしたお土産品にしたい」っておっしゃっていましたが、小さい作品はちょっとしたプレゼントに喜ばれるかな。そんな夢・・・応援できるパルテノン多摩になればいいのに。キッズファクトリーならぬ、シニアファクトリー♪

 

さて、最後・・・。この間、写真を撮り忘れていた多摩中央公園の公衆トイレです。暗くて鬱蒼としている感じもあるんですが、実は、かなりデザインされた建造物なんですよね。わかります?男子と女子トイレの間のところに木が植わっていて・・・・なんか、この光の加減が結構素敵だったりします。いちいちに「おしゃれ」といえば「おしゃれ」。

 

 

 

 

 

 

 

 

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と・・・今日もそんな一日と、あとは地域へ一部ポスティングも実施しました。「議員さんはお盆休みとかあるんですか?」と尋ねられましたが、「休みにしよう!」と心に固く決めれば休みになりますが、そうでもしない限り・・・結局・・・いつもナンヤカンヤ「休みなし」です。

 

今日は山の日。私は登山はしませんが、多摩中央公園で木々の中を歩きながら、木漏れ日を感じることができ、心地よい一日でした。

「足るを知る」・・・なのかどうか?!

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猛暑を通り越した酷暑だそうで・・・。街中も少しずつお休みモードになりつつありますが、私は選挙活動でお留守にしていた分、書類に目を通したり、ポスティングの段取りやらをしたり(もちろん、印刷も)…溜まっている業務を少しずつ片付けているところ。

先日、公共施設の見直し方針と行動プログラムの更新案についての市民説明会に参加。私が参加をした会場はパルテノン多摩でした。他の会場の様子はわからないのですが、参加者の年齢層はやっぱり高めですね。若い人はどう考えているのかなあ、私たちの同世代はこの街に何を期待しているのかなあ・・・って思う時、会場からの意見だけが全てではないって思えてならないのです。

手離すタイミングと勇気と・・・。

ここ、考えてしまうのですね。なんか、きれいごとで片付けようと思っても、多分、きれいごとでうまく行かないことも見えている・・・なので、やっぱり思い切った一歩が踏み出せない状況なのかもね・・・って。

そんなことを思いながら、一般質問の通告書を執筆中です。もちろん「パルテノン多摩」に関連することを質問する予定。加えて、図書館本館再構築のことも気になっているのですが、基本構想策定委員会の日程にどうしても都合がつかず、今のところ、まだ傍聴に行けていません。担当者にしてみれば、「情報を知りたかったら、市民と一緒に傍聴すればいい・・・」と思われそうですし、とりあえず、次回は何とか傍聴に行けるように調整をしておかないとと思っています。

「足るを知る」という言葉を思い出してみたり・・・これからの社会をどう描いていくべきか?とか考えるのですが、「足るを知る」って市民にわざわざ押し付けるべき言葉でもないですし、そもそも、どこまでいったら「足る」なのか?っていう基準も人それぞれ違うはずですし。結局は「解のない」ところで、「解を探す」というか「解を見つける」ということになっていく・・・そこにどんな工程と作業を入れ込むかですね。最後のところではバッチリと帳尻だけ合うのかもしれませんが、きっと合わすのだろうと思うのですが、市役所全体を見回すと、各部署ごとに様々進めている事業等が何となくバラバラな気がしてなりません。それぞれ一生懸命やっているのに、統一感がないというかマネジメントされていないというか。

さて、できるだけクーラーを使わないで・・・と思いますが、さすがに今日はクーラーを入れてしまいました。夜風は結構涼しかったりするのにな。こちらの新作をいただき、今日は一日満足。自分の生活にも「足るを知る」と唱えた時、何か・・・引き算したほうが良いものあるかなあ?

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わが街のインフラ・・・多摩センターの共同溝。

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多摩センター地域ご自慢かどうかわかりませんが・・・・。きっと、過去は「近未来のインフラ」として計画されていたと思われる「地域冷暖房」について現地調査をしてまいりました。供給している面積が約67ヘクタール!ニュータウン開発、もっと言えば、業務地域として発展することを見込んで敷設されたものだろうと思われます。

なぜ、今さら地域冷暖房なのか?…と言えば、これまたパルテノン多摩の大規模改修に関わる問題。パルテノン多摩の空調設備は地域冷暖房システムを活用しているからです。共同溝から、パルテノン多摩に蒸気を引き込む導入感もかなり老朽化が進んでいると伺っています。ちなみに多摩センター地域の地域冷暖房は「蒸気のみ」を活用しているのが特徴になっているとか。

東京ガスエンジニアリングソリューションズの皆さんに温かく迎えていただき?・・・装置なども見せていただきましたが、意外と設備が小さいことに私は驚きました。それにしてもこれだけのインフラ、一応活用もされていて、先方は「赤字ではない」とおっしゃっていたものの、しかし、先行投資含めて、当初計画(企画された)どおりのものになっているかはいまいちわからない感じ。そもそも、もっともっと事業所が立地するはずだった多摩センター地域にはマンションが増えているわけで、事業者さんとしては「マンション、アパートには供給しない」方針になっているので、そこから考えても・・・・まあ、壮大なプロジェクトはやっぱり壮大すぎたのではないか?とちょっとは感じるのですね。

 

なにせ、ニュータウンは人口が30万人になる!

 

ということで、あらゆるインフラがその規格になっていると聞いています。そのおかげで、広々した道路など私たち市民は享受できているのですが、しかし、これらを私たち市民が税金で維持しなければならないという「痛し痒し」・・・・。当初計画通りになっていないということの「負」の面を見ておくべきでしょう。

・・・ってそんなわけで、今はなき・・・「管路収集」というごみ収集の未来方式も、夢を描いてみたものの終わってしまったし、そちらも含めて、多摩市の保有している「共同溝」にも入ってきました。

 

あっ、これって、共同溝に潜入する入口なのね?!

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多摩センターエリア歩いたことある人には、見おぼえある場所かと。ここ、鏡張りになっていて、不思議と思っていたものの、あまり意識していませんでしたが・・・・。

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中はこんな感じ。使用されていないごみの管路もばっちり見えますし、地域冷暖房システムの供給管、水道管など等入っているところ。いつかいつかのいつかの先・・・・「多摩ニュータウン遺跡」になっていないかと思わず・・・(笑)

 

「夢のシステム」というか、先人たちが「多摩ニュータウン」に託したさまざまな思いやら実験などがここに込められているとか・・・勝手ながら思いました。しかし、共同溝・・・すごいところ。こちらの安全点検などをするってすごい・・・。

 

で、パルテノン多摩の大規模改修で「地域冷暖房システム」を活用し続けるのかどうか・・・

 

ここ、今日の見学調査をするときに与えられた「お題」と思われるのですが、「活用しない」とする選択をする方がいろんな意味でハードル高そう。まだ、委員会などでの議論もこれからですね。同時に、多摩中央公園のリニューアルにあたっての工事車両の搬入口なども確認してきましたが、私はそれより前に、グリーンライブセンターをどうするのか?も気になっていて、せっかく周辺を歩いたにもかかわらず、グリーンライブセンターはスルーされてしまったのが残念。

グリーンライブセンターはパルテノン多摩と一括管理されているんですよね~♪確か・・・。

「誰に使ってほしい場所なのか?」

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昨日の娘のバレエの発表会からの、一日休息におつきあい。まあ、私も休みをとりたかったので、ちょうどいい束の間夏休みでした。とは言え、街中に繰り出して、出かけると、まあまあすぐに頭に思い浮かぶのは「多摩市との比較」だったりするわけで、こういうのも一種の職業病でしょうか?

バレエの発表会はその準備からして、とっても忙しく・・・リハーサル、ゲネプロなどと言って、本番前2日間前からは朝からホールでの練習。そしてまた、それに至るまでも数回、実際に舞台に立つホールを使っての練習を思う時、パルテノン多摩の大ホールを使う(小ホールは小さすぎる)なんてことは、高すぎて手が出ないだろうと思ったのでした。

パルテノン多摩の大規模改修に対する市の答弁で「市民に使い倒してもらえる場所にしたい」あるいは「市民に使い倒してもらわねば意味がない」とする発言が度々あるのですが、しかし、そのためには市民がちょっと背伸びすれば手が届くくらいの利用料金にしておかないとね・・・って思います。一体全体、「市民に使い倒してもらえる」という言葉の表現でイメージしているものは何か?・・・考えさせられます。誰に使ってほしい?がきっと飛び交う言葉の中で明らかにはなっておらず、今回開催されている大規模改修基本計画策定委員会で協議が深まる、深めていきたいと考えているのかもしれませんが、策定委員のメンバーだけではおそらく決まりきらない範囲があるのではないか?って感じます。

なぜなら、策定委員の面々は、建築家としてはプロフェッショナルであったり、それぞれ芸術分野などでは見識が高い方々であると思うのですが、全て市民のニーズを網羅しているわけではないこと。また、この業界のトレンド的なことを的確につかみ、多少長いスパンで先を見ながら、「存在すべきかたち」を議論するためには舞台を支えるスタッフなどからも意見をもらっていく必要があると思われるからです。特に舞台技術系のことでは、その技術の進化は踏まえておく必要がある。もう30年も前になり、まだまだ黒電話主流時代なのですから・・・・今とは何もかもが全く違う。そんな技術革新を踏まえ、活用できる活用しやすい場所にしてこそ、業界のスタンダードとトレンドを見極めながら、施設利用促進に結び付けていけるような視点も欠かせないですね。

ま、いずれにせよ「誰に使ってほしい場所なのか?」という問いかけに、より具体的回答を持ち合わせることができるか。なおかつ、市には「公民館ホールとの違い」についても語ってもらう必要があるでしょうね。より私たちに対しわかりやすい言葉を用いて。

 

・・・と、こんなことをあれこれ考える束の間休日でありました。9月定例会に向けても少しずつ質問準備をしなければならず、ネタの仕込み?!3ヵ月に1度の定例会毎にパルテノン多摩に関連する質問をすること・・・必要かもなと思っているところ。情報収集をしていこ。

 

だんだん‘カタチ’になっていく!子どもの育ちを支えるために。

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今日は午前中は新百合ヶ丘に打合せ。その後、ついでに娘のバレエ発表会のリハーサル現場に。多摩市にあるバレエ教室だけれど、会場は川崎市の麻生市民館。図書館も併設されているホール。とってもいい感じかも・・・と思いながら、パルテノン多摩と比較するひととき。

それが終わってから、多摩市内に急いで戻り、「保幼小合同研修会」に参加。2部構成になっていて、後半のグループワークは現場の先生たちの集まりにて、やや私にとっては敷居が高かった・・・というか、「議員」がいるだけで喋りにくくなるでしょ…と思うため、ご遠慮しましたが、日ごろからお世話になっている島田療育センター支援部の山本秀二先生からの講義を聞いて、また一つ二つと脳みそに知識が詰め込むことができました。

やっぱり・・・現代っ子すべてにとってSST(ソーシャルスキルトレーニング)が必要であることを再確認しました。SSTというと、他人との関係性をつくることにやや苦手、不得意な子どもたちのためのものと思われがちですし、従来はその認識で足りていたのかもしれません。しかし、子どもたちをめぐる今の社会環境を捉えるなら、SSTの有用性を大人が理解し、互いの関係性作りの中で生かすことが求められる気がします。

ということで、多摩市特別支援教育推進計画にもばっちり位置づけされている「たまっこ輝きプログラム」をどうやって発展させていくのか?子どもの育ちを支えている地域の関係者がどんな視点を持ち、ソーシャルスキルトレーニングに向き合い、取り組んでいくのか?・・・学ぶことができましたが、学んだわけですが、参加された保育園、幼稚園、小学校の先生たちはどんな感想を持たれたのでしょう?

しかし、参加者名簿を拝見するに、それぞれ園のご都合もあるとはいえ、一人の先生の出席のないところもあったり、複数人で参加し、学ぼうとしているところもあり。また、小学校の場合にも1校から複数の先生が参加している学校とそうではない学校もあり。個人的には複数で参加することが、その後、研修内容を持ち帰った各園や学校なりの取組みにつなげやすいような気もします。ですので、ぜひ「複数参加」の呼びかけをしてもらいたいですね。

ちなみに会場は教育センター・・・あまりなじみのない施設であり場所ですが、諏訪に住んでいる私にとっては非常に身近な場所でもあり、多摩市で真っ先に廃校になった中諏訪小学校の建屋を利用している場所です。「かけはし」という教育センターの愛称はほとんど知られていない残念な場所。皮肉ながらも・・・「かけはし」になっていないとは言いませんが、まだまだ教育センターに期待される役割の発揮はこれからでしょう。ようやっと、私も長年提案してきた教育センターと発達支援室(健康福祉部)との兼任でセンター長が人事配置され、職員も兼務するようになりました。もう考えても見れば兼任発令や兼務発令の必要性・・・今まで事あるごとに何度発言し、提案してきたか!人事面からの縦割りは少しは緩和というか是正されたはず・・・と思います。

そういう意味で、少しずつですが、カタチになっているような気もしますし、うれしいです。「たまっこ輝きプログラム」で活用している「かがやきブック」についても、ようやく全小学校1年生で取組みが始まっていることもまた、うれしいことです。教育委員会では既にお蔵入り同然になりつつあったものが、こうして表に出てこれたというのもまた関係者の努力と理解あってこそ!

子どもの育ち、その連続性を地域でどうやって支えていくのか?子どもたち一人ひとりが困らないようにしていく・・・そのための支援は保育園だろうが、幼稚園だろうが、小学校だろうが・・・その使命は共通のこと。ひとりの子どもの抱えている「困った」を共有し、関係者が見守っていけるようなゆるやかなつながりが求められますね。さらに取組みを進化させていくために次の提案を温め中。さて、どこでいつ提案しようかなあ。

 

 

マジックサウンドルーム・・・その方向性は?#パルテノン多摩

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バードカービングの作品展を見に行き、いろんな趣味があるものだと思う。木工なんですけれど、そうは見えないし、本物みたいで剥製のようで・・・。協会もあるみたい。私が足を運んだ作品展への出品者はどちらかというと高齢の方が多かった印象ですが、こうした楽しみを持ち、豊かな時間を過ごすこと・・・素敵なことだなと思います。

今日は委員会メンバーで集まり、とりとめなく意見交換をしたような印象もあったのですが、話し合ったのはパルテノン多摩のこと。結局のところ、「子ども教育常任委員会」が掌握できる範囲と言うか、所管している領域の中で私たちはどんなことを議論できるのか?という視点も確認した感じです。ただ、先日、みなで見に行ったマジックサウンドルームと自動演奏楽器のこと・・・大規模改修にあたって、あのまま温存しておくかどうか方向性を何となく示しておく必要があるのではないか?とのゆるやかな認識では一致し、下記のようにまとめました。

・大規模改修にあたっては、マジックサウンドルームをあのままにしておくわけにはいかない
・マジックサウンドルーム内にある自動演奏楽器はあのまま多摩市が所有し続けることも難しい

大事な財産としての自動演奏楽器。所有するということは、適切な管理をすることが大前提です。言うまでもなく、非常に財産価値は高いものであるはずで、例えば小中学校やコミュニティセンターなどに配置換えして、もっと市民が身近で聴けるようにすれば良いのでは?というアイデアもあったのですが、実はそうするには「自動演奏楽器のための環境づくり」が必要となり、そこに予算を伴うことになり・・・そうそう簡単にはいきません。「適切な管理」とは温度や湿度を管理し、もちろん調音などもしなければいけないということ・・・やっぱり、「はいどうぞ!」というわけにはならないのですね。

適切な管理をしてくれるだろう・・・こと前提で引き取り手がいるといいなという・・・売却するのか、寄贈するのかなどなどその手法についてはいろいろあるかもしれませんが、そこは引き取り手を探すことも含めて、行政に検討してもらうことにし、大きな方向性としては「もう、持ち続けることはできない」「一定の役割を果たしてくれたと判断するしかない」という感じで一致した気がします。

しかし、これらの自動演奏楽器については’いわくつき’・・・こちらにもまとめてあるように、自動演奏楽器の購入にあたっては、どうもすっきりしないような経過もありますね。今さら、根掘り葉掘りする必要はないのかもしれませんが・・・結局は「誰が責任を負っていくのか?」・・・突き詰めていくと・・・・後世で対応しなければならない私たちなんですよね。ツケのひとつかもしれない。総額約4億円にも上る高価な財産が残され、しかし、それを維持できないという、今、非常に悩ましい、苦しい判断を迫られているわけですから。

 

小樽市で石原裕次郎記念館が老朽化のために閉鎖されるというニュース。似て非なる・・・なんですが、相通ずるものをどことなく感じるというか。これから老朽化する施設はどんどん増えていく。それは多摩市のみならず全国共通の課題。官民問わずということなのでしょうね。

パルテノン多摩のマジックサウンドルームと自動演奏楽器・・・その行方をどうするか?あとは行政の手に判断が委ねられた感じかな?!

やっと終わった!そして、また始まり。

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長きに渡る選挙が終了しました。写真は都知事選最終日の新宿東南口での鳥越候補街頭演説会。蓮舫さんが応援弁士に入りました。ちなみに私は手振り隊メンバー。大きな選挙はその活動に参加するといろんな方と出会うことができ、参加することで学ぶこともたくさんあります。多摩市だけで活動していては感じることができないことがあることは確か。なかなか言葉に表すのが難しいところなのですが。

さて、都知事選・・・候補者選びのところからして「ん?」・・・よくわからない・・・見えなかった。でも、私たちが支援する候補者として鳥越俊太郎さんが「野党共闘」を受け止めて下さって走ることができた選挙でした。「野党共闘」・・・はっきりいってさまざまな思惑が絡み合う、複雑怪奇な関係。そもそも一筋縄ではいかないところにあえて挑戦して、そして敗北。今回の結果から私たちが何を学び総括するのかが問われます。

一方、当選した小池百合子さん。その考えには賛同できないところもありますが、「既存の古臭い政治」「しがらみだらけの政治」・・・誰の方を向いて政治をやっているのか?・・・という市民の憤りはおそらく彼女に託されていったはず。そこは私も頷けるところが大いにある。「見えない」を「見える」にしてくれそうな期待感があったのでしょう。候補者選びで迷走していて、全くオープンではなかった状況が最初からあった「野党共闘」はどう考えても劣勢でしたね。

「都政を都民の手に取り戻す」というのは、とてもいいキャッチフレーズだと思っていましたが、市民、有権者の皆さんには浸透もせず、響かなかったことを大いに反省材料にしたいと思います。でも、本当に純粋な気持ちで「野党共闘」と汗をかいてくださった多くのボランティアの皆さんの姿に感謝の気持ちしかありません。その汗に誠実に向き合うことができていたか、、、問われているのは「誰か」をもっと真剣に考える必要がある。

市民の政治に対する不信感が今回の結果につながっている。きっと言動不一致甚だしいって市民は怒っている・・・私も自分自身を改めて振返り、活動を見つめ直さないといけないと考えています。

それにしてもものすごい日焼けした。「おでこ真っ黒」と言われています。「手振り隊」・・・あの炎天下、日焼けとか何とか言っていられなくて。長きに渡る選挙が終わり、日常に戻ります。ニュースの印刷もあり、配布もしなければならないし、次々とやらなくちゃいけないことが山積みです。

「終わったら終わり」なんですが、やっぱり、一区切りしたところで「終えて」そしてまた「始まる」という感じ。「フェアな民主主義」を問い続けたいと思います!