2016年度決算審査始まりました!

予算決算特別委員会(多摩市の場合は決算と予算の連動を図るために、6月に予算決算特別委員会を設置して、委員長は決算審査の結果を予算につなげるためのフォローをすることになってます)が始まりました。

議長はメンバーではないので、議場にいることもできないらしいことに気がつき、議場に入ることも憚られ…結果、「そうだ!そういえば、録音室ではどのような操作をしているのだろう?」と議員になってから一度も臨場感を味わったことにない録音室へ。議事係の職員さんが本会議場でどんな作業、仕事をしているのかは正直よくわかっていないことに気がついたので、潜入?…ご一緒させていただきました。

昔はアナログだったとのことで、今はその時はどんな風だったのか知る由もありません。とは言え、一般質問の時には各議員、今日のように決算や予算質疑の時には各会派の発言持ち時間の管理をし、そしてまた、今はインターネット中継も行っていて、そのためのカメラ操作、あるいはインターネット中継では発言者にテロップが入るので、その操作等などが行われているわけです。そして、一応、機器がどうなっているのか?くらいは見たことがあっても、本番での操作など議員は当然ながら議場にいるわけで、見る機会は持てません。

傍聴席にいるのも変だし、かと言って議長室で音声を聞いたり、インターネット中継を見ているというのもなあ…と思って、ずっと朝から考えた挙句…自宅から市役所に行く運転中に思いついた名案!

おかげで、今日は一日、議場で決算審査の様子を傍聴し、さらには事務局職員がデジタルとは言え、かなりアナログな感じの操作をしていることを知ることができ、緊張感もあり、そしてまた、録音室は閉鎖空間なので、議長の様子をマジックミラー越しに見ている…不思議な感じもありました。音声は聞こえているので、議場がざわついたり、あとは執行部の後ろ側にあるために、市長や部長の様子を後方から見ることができ、その動きがとてもよくわかるという…。

そして、「パソコン画面がフリーズすると困るんですよね」と話をしていたら…それがドンピシャで当たってしまうという。「うわ、まずい。固まった。」と操作する職員さんの一言…そして、画面上で発言管理をしている時計の動きが固まり、録音室に音声が聞こえなくなり…タイムラグ発生して、議場内でのマイク音声もダウン…。

そして画面が真っ暗になり、勝手にまた再起動し始めるという…。こういう時に、もっと機敏に最初からどんな減少であったか動画を撮影すべきなのに、一瞬の焦りに…その瞬間を取り損ね、その後は一応動画を撮影してみたけれど、あまり意味がなかったか…。

とは言え、画面が真っ暗になって直後のタイミングで、議場では委員長が「暫時休憩」を言い渡したので、写真撮影の時間が記録されており、「休憩に入った時刻」を辿ることができた…ので少しは私の働きも役に立ったかな?と。議事係は暫時休憩に入った時刻、再開時刻など、ほんの数秒であっても、その時刻を正確に記録しています。よくよく考えてみれば、年間の議会活動の記録では「何時間何分」会議を行っていたかが報告されるので、実は議会を支えてくれる議事係の職員さんたちがやってくれているわけですね。

でも、改めて、録音室でご一緒させていただいて、「そうか、なるほど。」と理解できました。そして、録音室にいて、録音室から議場を見ながら、気が付いたことを議場内にいる議事係に伝達するための手段…これがないために時々不便なこともわかりました。録音室から一旦出て、議場内に行って、必要事項をやりとりしなければならないので、例えば、画面がフリーズした場合も「ちょっと伝えてこなきゃ!」ということで、一人が慌てて、録音室を飛び出して、議場へ…という感じ。録音室から議会事務局室までは内線電話が設置してありましたが。

そんなことで、今日は録音室で質疑応答とやりとりを聞いておりました。あとは気が付いたことと言えば、録音室は答弁者控室に接しているので、その中の空気感も何となく感じるともできるかな。

これは録画するための機器。いったい何がどうなっているのかわからない設備。ちなみに、停電があった場合には対応できる装備はあるそうです。

 

本日は総括質疑から、歳入までの質疑が終了。明日明後日は、各分科会で施策評価シートを作成するための審査や意見交換が行われるので、歳出総務費からの質疑については明々後日からとなります。私は分科会にもメンバーとして加われないのですが、それも残念なのでパソコン係の記録係に徹することで加えていただくことになりました。発言はできません…。質疑ができないという、とても残念な感じですが、「録音室を知る」ことができたのはちょっとよかった…。他の議員さんにも見ていただきたいのですが、それはなかなか難しい。でも、予算決算特別委員長は副委員長と議事進行を交替してもらう時には見ていただけるかな?…とお誘いしてみました。議事係さんたちがどんな業務をしているかを知ることで、議会運営に関して考える視点が少しは広がり深まった気がします。そして議会運営を支えてくれる職員の役割、存在の大きさも感じますね。録音室に関わる職員さんはなるべく若手の方がいいだろうなあ・・・ということも。

 

夕刻から青少年問題協議会の諏訪地区委員会へ。地域の情報交換。いろんな人が関わっているんだなあと何だかしみじみ感じました。いろんなことが「当たり前」に行われているわけではないことを感じると、やっぱり「感謝」だなと思った次第です。