あとに続く人材を育てることが鍵。

 20150529

地域の方が日々、お世話をしている諏訪の杜緑地の一角もお花がきれいな時期になりました。もう少しすれば、市内ではあじさいが見ごろになりそうですね。楽しみです。今日は一般質問の作成のために発達支援室にヒアリングをしてきました。発達支援室を開設した当初は都内でも珍しかったので、他市からも注目されてきましたが、後発で発達支援センターなど多摩市の発達支援室と同じような業務を行う拠点を設置する自治体も増えています。後発自治体はやはり、先発的な取組みから学び、よりよい内容になっているように考えています。

多摩市の発達支援室もそのあり方を改めて見直す時期に来ているのではないかと感じています。業務を見直すというのは案外簡単なようで難しい・・・というのも、結局、「時間が必要」になるからです。日々の業務に追われていると、業務を見直しするような余裕がなくなるというわけです。本当は業務見直しをやった方が良いのではないか?と薄々気がついていたとしても、やり始めると大変で、そこまで手が回らない状況が見えてしまう・・・パンクしちゃう・・・ことが想定内であれば、なかなか手が出さないのでしょう。手を出したところで中途半端にしても行けないとする責任感も同時に持つからだと思いますが、多摩市の業務はこと発達支援室に限らず、多くのところで、「手が回りきらない」状況が常態化しており、そのことが市役所全体の雰囲気にどよーんとした停滞感を醸し出しているのかもしれませんね。誰の責任とか、どこの責任とか・・・そういうことを言うつもりはないのですが、一人ひとりの職員さんと話せば、やる気がないわけではなく、いい知恵やアイデアを持っていることもあるのになあとホント、残念。

ということで、発達支援室のことに話を戻せば、そもそも発達支援室はどういう位置づけで設置されているものなのか?とか、それに対応した業務が展開できているか?とか、もしできていないとすれば、そもそも位置づけをもう一度見直す必要があるのか?とか・・・検討すべきいくつかの観点はありそうです。ヒアリングをしたのは異動してきたばかりの係長さん(現場の取りまとめ役)でしたが、「人事異動する」って「ゼロから新しい仕事を学ぶ」ということで、特に相談業務などにたずさわる部署の場合には前任者からの引継などもとても大変なことなんだなあと思いました。

実は、多摩市の場合には発達支援室、子ども家庭支援センター、健康センターと係長さんが保健師資格のある職員さんなのですが、今日のヒアリングに寄れば、やはり懸念していたように後に続く人材が先細りであるようで・・・・。今後がホント心配。保健師資格のある職員さんどうしのネットワークはとても重要で、子どもの発達支援でも乳幼児健診を担当する健康センターを入り口としながら、子ども家庭支援センター、発達支援センターと相談業務を支えているのですね。つまりは、相談業務の引継のことを考えてみても、保健師さんどうしでも大変であるのに、それが事務職だったり、それこそ全く畑違いの事務担当者がいきなり発達支援室などに異動してきたとすれば、もっと大変になるということなのです。今日のヒアリングからも、やはり人材育成の必要性を感じずにはいられませんし、とりわけ相談業務の屋台骨を多摩市としてどう構築していくのか・・・・これまでの蓄積を活かして、ベースになるものをきちんと作っていかねばならない気がするものです。

 

日々の業務に追われていて、後続の人材育成にまで手が回らない状況がある・・・のかもしれませんし、係長、課長と肩書きがつくことで課せられる責任と業務の忙しさにやっぱり一歩踏み出せない場合もあるのでしょうね。それもまた市役所全体にどよーんとした停滞感を生み出す要因にもなっているのかも。いずれにせよ、ちゃんと喝を入れるところの役割は一体誰が果たすべきもの?!・・・・「言われて直す。指摘されて直す。」よりは自己改革できる方が良いって私は思うのですが。

議案説明がありました。

20150528

改選後に向けた議会の準備・・・今日は議案説明がありました。今回の議案では公共施設の使用料見直し(値下がりするところもあるが、値上げするところが多い)が提案されるのですが、その内容がなかなか・・・判断の難しいところもあり、これから会派で議論をしなければならないと考えています。利用者負担の考え方そのものは否定もしませんし、必要なことだと思う一方で、「では、一体いくらが妥当なのか?」という点について、提示されている数値についてかなり議論が出そうです。

改選前から議員の私たちの場合は、半年ほど前から意見を聴いていることもあり、その時に意見を述べたりすることも可能なので、「今さら」ではなく、事前から意見をきちんと伝えておくことができたといえばできたのですが・・・新しく議員になった方々の場合には今回が初めてですし、また、選挙戦を通じて、市民の声を集めた結果で見解が変わってくる場合は当然にあるでしょう。ですので会派でも改めて意見交換をしていかねばならないと思っています。使用料には算定するための根拠となるルールがあり、それに基づいて、かなり綿密真面目に計算されている結果が示されているとはいえ、改定案に示される数字の中途半端さがどうも気持ちが悪いというか・・・例えば「370円」とか「430円」とか「1090円とか」「1940円」とか「2210円」という感じ。支払う方も、釣銭を出す事務作業も・・・なんか煩雑になりそう。「こまかいのありませんか?」とか「お釣りのないようにしてください」みたいなやりとりも行われそうですね。このあたりも議論のポイントになりそう。

そして、もちろん金額設定の在り方についても・・・・。どこまで負担してもらうことが適正なのだろうか?確かに利用者負担とは言っても、負担してもらっているのは運営費のなかの一部・・・むしろ「ごく一部」に過ぎません。「公共施設は何のためにあるのか?」みたいな根本的な思想にも関わってくるようなことかもしれませんが、このまま利用者負担は上がり続けるのか?という点も気になりますね。維持するのは「市民の税金」であることは間違いがなく、そしてまた、維持するための「市民の税金」には限りがあり、なかなかシビアな状況にあることも間違いのないこと・・・・「とは言え・・・・」の部分が問われてくると考えています。

 

さて、今日は議案説明の後、企画政策部の担当課長さんたちから「多摩市の行財政の課題」「多摩市の公共施設について」というお題で議員向けのレクチャーがありました。新人議員の方々をターゲットにした勉強会ではありましたが、同席させてもらった私たちもおさらいになり、いい研修だったなと思います。議会では改選後に新人議員に対する「研修」は実施していますが、「おさらい研修」というかたちで、「行政が考えている市政運営の課題」を各担当部署からレクチャーしてもらうというのは大事なことかもしれないと感じた次第です。「行財政の課題」について話をしてくれた財政課長さんは、時折、「個人的な分析と見解なんですが」と前置きをしながら、説明を展開してくださいましたが、議場などではなかなか披露されない「個人的」な考えを伺えるというのは新鮮でした。まだまだ勉強不足のところもあるなあと感じることもできてよかった。

そんなわけで、明日もよき日になりますように!

総合教育会議

 20150527 

4月から法律が改正され、「総合教育会議」なるものを設置しなければならなくなりました。いわゆる教育委員会と市長部局の連携強化を図っていこうとする話。市長が、教育に関する「大綱」を定めるのだそう。今日は第1回目の会議でした。他の予定をやりくりして、前半だけ傍聴してみましたが、この会議の必要性がいまいち見えてこなかった・・・・。法律で決められたことを単に粛々とこなすための場という感じで、多摩市には総合計画があって、教育振興プランもあって・・・その上で「大綱」をわざわざ策定しなければならない、そのための会議って・・・・?時間に労力を考えると、いまいちピンとこない場のように思いました。 とは言え、教育施策に関し、従来のように「まずは、教育委員会で」・・・とならないことを思うと、議会の場で積極的に市長に対し「教育施策」に関する答弁を求めることは可能になりそうですね。もちろん、今までも、教育施策に関し、市長に答弁を求め、市長からの見解を聞く場面はいくつもありました(例えば、給食センターのこと、図書館のこと等など)が、今までなら「教育委員会で答弁していただきます」と逃げられたところも、逃げられなくなるのかもしれませんね。 また、教育長と教育委員長を一本化した新「教育長」が設置されていく方向ですが、多摩市の場合は、現教育長の任期が今年の9月末までになっているので、それ以降で従来は事務局長的立場だった教育長と教育委員長が一本化(「新教育長」となります)され、新しい制度に則した体制になる予定です。「新教育長」の誕生はで、今までよりも機動的な教育委員会の体制が確保されていくことも期待もできるのかもしれません。

でも、やっぱり・・・法律改正に伴う業務増になっているだけに過ぎない気もしたのは私だけでしょうか?・・・市長と教育委員会とバラバラに動いていくことなど、考えられないこと。教育委員会でいくら理想図を描いたところで、予算権を持つ市長との調整が常に常に図られるわけで、何も・・・総合教育会議を設置しなくとも、「連携」体制はかなり図られてきた気がするので。市長部局と教育委員会との足並みが揃わず話題になっていた「いじめ事件」などの事例が今回の制度改正につながっているわけですが、私から見れば、市長部局と教育委員会の足並みが揃っていなかったほうが不思議。多摩市のことしかわからないため、何とも言い難いのですが、それほど何かが前進するような法改正とは言えなさそうだ・・・というのが本日昼下がりの感想でした。

「チーム力を高めよう!」給食センター♪

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今日は青少年問題協議会北諏訪地区、諏訪地区委員会合同の研修会。南野学校給食センターに行ってまいりました。久しぶりの給食センター。記憶を辿れば、南野調理所(南の学校給食センターのこと)の調理業務が民間委託化されてから初めての見学でした。玄関を入って目に飛び込んできたのが掲げられていた目標「チーム力を高めよう!」の文字でした。

個人の技量を超えたところにある、協力し合う、チーム力によって発揮されていく力量!・・・自身の活動でもいつも意識していることなので、共感と何とも言えないい親近感がわいてしまいました。

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ぐっと腰を入れて、大なべに大きなへらでかき混ぜる動作。これぞまさに・・・という写真です。調理所ではAコース、Bコースと言うふうに2パターンのメニューを調理しています。こちらは「きりぼし大根」の調理中の写真。子どもたちには不人気メニューで、残さいがとっても多いのですが、しかし「食べてほしい」「味を覚えてほしい」ということで時折出されるメニューですね。家庭だと調理するようで、なかなか調理しないようなメニューとも言えますが、こうした「和」の味や「伝統」の味を知ってもらうところに「食育」を担う学校給食の役割の一つがあるのかもしれません。

しかし、かき混ぜる作業・・・これは重労働。腰にベルトをまいておられる方のお姿も拝見し、どれほどハードな業務であるのかを窺い知ることができます。給食の試食会には参加したことがあっても、こうして調理の現場に足を運んだのは初めての方も多く、「実際の現場を見ることができて、とてもためになった」という感想が聞かれました。センター長からは、これまた学校給食センターの取組みについて、かなり要領のよい説明を受けることができたのも良かったですね。また、多摩地域の学校給食センターでは唯一の「消滅型」ゴミ処理設備も見せていただきました(ちょっと故障してしまったらしく、本日は稼働しておりませんでしたが)。

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それから、特筆すべきこととして、調理業務の受託事業者は障害者雇用もしていて、2名の方が仕事をされていることもわかりました。市では雇用していませんでしたが、民間事業者で雇用できるのはなぜでしょう。考えさせられますね。

いずれにせよ、学校給食センターに足を運び、改めてわかったこと。それは民間事業者の異物混入等に対する意識の高さ。耳まですっぽり被る帽子を着用している姿は、いつだったか、随分前に見学をした際(そのころはまだ直営だった)に作業着白衣から洋服の端が見えていたような頃とは様変わりしています。きっと、民間事業者の意識の高さに学び、永山調理所についても変更されているはずです。また、調理業務員に対し、毎月の検便検査をしているのも民間事業者ならでは。市職員の場合はどうなっているのか聞きそびれたのですが、検査コストがとても嵩むそうで、南野調理所に関していえば、献立作成他で関わっている調理業務以外の市職員は秋から冬にかけてしか検便検査はしないのだそう。このあたりも民間事業者との違いが見えてくるようです。できる範囲の中で予算を確保して対応しているとはいえ、「民間事業者は毎月」と聞くと、衛生管理面の徹底ぶりに違いを感じずにはいられませんね。

学校給食センターの調理業務民間委託化ではかなり紆余曲折ありながら、現在に至っているわけですが、目立ったトラブルも聞こえてこないことを思えば、永山調理所についても、この体制を導入していくことは自然なことかもしれません。「作り手の顔」が見えないということで、学校給食指導には難しさもありますが、「せっかく作ってもらったんだから、残さず食べよう。」と子どもたちに思ってもらえるような取組み、その工夫はまだまだできるような気がしています。どんなことに取組めそうか、私も考えてみたいと思った次第。

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私がいただいたのはポークカレーでした。調理所で小麦粉から丹念込めてつくるルーよりも市販のルーをブレンドした方が「美味しい!」・・・・と子どもたちには評判なんだそう。今日のカレーも市販のルーブレンドタイプでした。おいしかったです。また、せっかくなので、ちょっとだけきりぼし大根もいただいてみました。こちらも、味がよくしみこんでいておいしかったです。

いけてないのは・・・牛乳です。私はやっぱり牛乳は無理です。きりぼし大根に牛乳も嫌ですが、今日はデザートにニューサマーオレンジがでましたが、柑橘系に牛乳の組み合わせも・・・吐きそうになるので・・・・牛乳は残しました・・・(^_^;)すみません。牛乳はてっとり早くカロリーとれて、カルシウムが摂取できるとは言え、本当にこうしたメニューの組み合わせで良いものかどうかと考えさせられるものです。

 

学校給食費未納問題への対応、アレルギーのある子どもたちへの対応・・・いろいろヒアリングすることもできた充実の研修会。「いつでも、見学にいらしてください」というセンター長の言葉に・・・思わず「また、来ます!」と言いたくなってしまうような研修会になったかもしれません。もちろん、研修会に参加して、学校給食をいただくので、食材費分一人294円はお支払いしましたよ♪

 

それにしても、ご飯の量がとても多すぎて、満腹な昼下がり・・・苦しかったですね。子どもとは運動量が違う、代謝の仕方も異なる・・・・・子どもと同じ量だけ食べ、カロリーを取るのは危険危険・・・・。

地域を歩き、課題を知る。

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今日は午前中は一般質問を作成するためのヒアリング。その後、印刷したニュースレター5月号のポスティング。思ったよりも時間が確保できず、遅れ遅れになってしまって・・・。それでも今日は1万歩歩いてしまいました!かなりの運動量だと自負しています。

ポスティングをしていると、地域の状況もわかりますし、新たな課題発掘にもなります。今朝の永山駅では「空き家対策」にことについて質問をもらったのですが、やはり、地域を歩いてみれば空き家問題に多摩市も取り組んでいかなければならないと強く感ずる場所があるものです。賃貸住宅の空き室問題も合わせて解消が必要ですが、人の住んでいない一軒家は、新緑の季節に庭木などが伸び放題になっていて、ちょっと怖い感じがします。ちょうど今日の長官にも「空き家対策特別措置法」が明日から施行されることがトップ記事になっていましたが、行政代執行の費用負担の問題など・・・課題があることは確かです。でも、そうも言っていられない状況が放置されていることも事実。「公平公正に」と空き家対策に取り組もうとすると意外と簡単にはいかないのかもしれませんね。

「子ども教育常任委員会でまた活動するんです。」ということなんですが、子ども施策や教育施策が本当に前進してきたのかどうか、いろいろな見方がありますね。やはり、図書館を残してほしいという声は大きく、地域における図書館存在を改めて認識させられます。それにしても、サービスポイントを増やしていくとする今の考え方について実現可能性はいかほどなのでしょう?私はサービスポイントを増やすのであれば、「移動図書館」を復活してほしいと思います。ディーゼル車規制だったかを理由にもしながら、廃止された移動図書館でしたが、やっぱり、「移動図書館」って楽しい気がします。実は、移動図書館復活を望む声もあるのです。図書館でよりよい選書をしていくことを考えるとき、市民のニーズを「窓口」で把握することはとても大切なのですね。「人を介して」ということの大切さや必要性は再確認されてもいい時期かなと思うものです。利便性の高い機械で読み取れないものやことがある・・・これを忘れてはいけないのかなあと。ここもまた、市民の方と直接お会いして、教えていただけることです。

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地元の高校美術部の子どもたちがデザインした移動図書館。瀬戸内市で新しい図書館を建設するというので取材に行った際に撮影した一枚。これを見るたびに、ついつい多摩市なら「キティちゃんの移動図書館」になったらいいなあ・・・と思ってしまう私。市民を「待つ」図書館から、市民のところに「出かける」図書館で・・・・市長がいつも意識しているはずの「文字・活字文化」を地域から守っていきたいものです。図書館の現状で、どこまでそのことが意識されているのかわかりませんが・・・・。

ゆりのきに花♪

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一般質問の材料集め中。職員の方にヒアリングをしたり、市民の方と意見交換をしたり・・・・。図書館の本館に出かけてまいりました。また?・・・館長が変わりまして、情報システム系で22年間勤務されていた方が4月から着任されております。でも、実は、多摩市役所に入った時には図書館に配属され、図書館司書の資格もあるそう。とは言え、22年間も図書館の現場を離れていたので、きっと「浦島太郎」的気分も味わっていることでしょう。昔と今を比較し、そしてまた今から未来に向けた展望・・・どんな風に描かれていくのかなと思います。行政には継続性があるとはいえ、しかし、公共施設の見直し問題で話題になり、注目もされている図書館の在り方に関しては、現在提示されている内容のまま貫くことはできないと考えています。ですので、一般質問で図書館の今後について、どう考え、そしてまたどう取り組んでいこうとしているのか。市民と共に歩んできた多摩市立図書館の歴史がどう今後に活かされていくのか、あるいは活かしていこうとするのか・・・・問い質してみたいと考えております。

図書館本館のゆりのき。小さな花が咲いていて、とても珍しいのだそう。見えにくいですが、やわらかいオレンジ色の花が咲いていました。

 

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館長へのヒアリング、それから地域図書館の見学を経て、市民の方とも意見交換。これからの図書館政策をどこに向けていけばいいのか、正解を探す旅・・・という感もあります。私だけの意見や主張や私だけで拾い集めることのできる声も全体市民の中の一部に過ぎない・・・ということのなかで、どうやって多くの市民の理解を得られる内容にしていくか・・・ここはやっぱり市長や教育長の腕にかかっているのかもしれませんね。

いろいろやることがとてもたくさんあり、今月号のニュースレターの印刷も遅れ遅れになっております。ようやく一部ポスティングが始まりました。誰か助けて~・・・と思いつつ、ボチボチ配布をしています。何とか今月中には配布したいところです。週末も、諏訪小学校の運動会、まちかど保健室のミーティング、大学OB会の会合などなど予定があり、なかなか思うような時間が確保できないのが悩みです。でも、こうして活動できることのありがたさをひしひし感じています。やってきたことをコツコツ継続していく。まずはこれが原点。ここを忘れずに今日も明日も明後日も・・・・無理のない前進を!・・・と心がけなくちゃ!ですね。

 

あっという間の5月下旬。若葉、新緑とともに心地よい時間をお過ごしになれますよう。心も晴れやかに、深呼吸を忘れずに!

住宅マスタープラン改定懇談会。

20150521 

久しぶりに・・・・市が主催する会議の傍聴に足を運んでまいりました。そして、久しぶりに、ものすごく得した気分になりました。第2回目の住宅マスタープラン改定懇談会。メンバーの委員さんからそれぞれプレゼンテーションがあり、皆さんと一緒に学べてしまって得した気分と言うことです。

住宅マスタープランと言うのは、「住宅施策を総合的に進めていくための計画書」なのですが、単に住宅の供給(戸数とか)に関することのみならず、いわゆる「住み心地」と言えばいいのか、住環境み関する視点まで盛り込んで策定していくもの。なので、コミュニティのことから、みどりのことから、福祉のことから・・・とかくてんこ盛り、盛りだくさんの観点から「住」を考えていくのですが、ニュータウン再生に乗り出した多摩市の「要」にもなっていくプランになると私は思っています。

ただ、ニュータウン再生検討会議における検討結果や提言の取りまとめ時期と、住宅マスタープラン改定の時期が同時期になりそうなならなさそうな・・・という感じでもあり、上手くスケジュールを調整し、互いに整合性あるプランにしてもらいたいなとは考えていて、実はそこがちょっとした課題のような気がしています。行政としては並行して会議を進めていく格好になっているので。

住宅マスタープランの懇談会は「シャンシャン」で終わるような会議とはちょっと異なるような感じもあり、まだまだ委員どうしでのディスカッション、討議を深めていく感じではありませんが、回数を重ねるうちに、もう少し活発になるといいなと感じます。出されている意見はかなり示唆に富んでいるものも多く、例えば多摩市は「住宅都市」と言っているが、「住宅都市」という言葉に一捻りして、歩車道分離や公園などの空間などの魅力までイメージできるような表現はないだろうか?とか、そもそも論として「住まい」という言葉もとてもあいまいな表現になっていて、「住宅」そのもののことなのか、「住空間」「住環境」も含まれる表現なのか?など・・・区別をしておいた方が良いのではないか?などなど。

また、人口減少社会をちゃんと見据えた長期の視点を持ったプランにすることへの意識がなされており、将来世代に負担をかけない量的な配慮や維持管理コストへの配慮も必要であるとする意見もはっきりと表明されていました。なかなかおもしろい懇談会で、トンカチ部門については知識不足の私にとっては非常に有意義な時間を過ごせました。やっぱり、懇談会と言うのはメンバー次第にもなると思うのですが、座長副座長ともに女性と言うのも好印象。まちづくり、あるいは「住」ということに対し、女性の視点が今まで以上に求められるという証かなあなんて勝手に思ったものです。次回の懇談会も楽しみです。次は、メンバーでもある都市機構さん、東京都さんからのプレゼンがあるようですよ!

「いつまで若いつもりか?」

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本日午前中は会派の打合せ。大所帯になっている会派・・・情報交換やら意志疎通もそうそう簡単にいくものではありません。毎週水曜日に定例のミーティングをすることに決めました。今日はあわせて会派控室の家具の大移動も・・・・隣接する部屋との間にある壁を取り外す工事があるのです。当初、議会事務局は「取り外し工事の予算を確保していない」という説明をしたのですが、同じく大所帯になった自民党・新生会の代表の藤原さんが「選挙があることを見越せば、予算を使う使わないは別として一定確保しておくのは当然のことだろう。」という意見を述べられ、もちろん私も同意・・・・議会事務局が施設管理担当の総務部に交渉した結果、工事の運びとなりました。私が初めて議員になった頃の控室も2部屋分使用していて、とても広々した空間だったことを懐かしく思い出しながら、壁の取り外しがちょっぴり楽しみです。

さて、午後から、若手議員の集まりである「東京NO MARK」の改選後の顔合わせに出席。年齢の近い議員どうしで、横のネットワークを広げていき、勉強会や情報交換などを年に数回行っています。私も・・・ずいぶんと古参議員になったことを実感してしまうような場でもあり、「いつまで若手でいるつもり?」と市民の方に言われたことが頭の中をグルグル蘇るような時間ともなりました。年齢だけで区切れば、この業界で言えば、まだまだ「若い」。でも、議員歴で言えば、短いとは言えない・・・という立場になっていることを自覚していますが、「いつまで若手でいるつもりか?」と尋ねられた問いかけに、実は答えに窮してしまった自分がいることもまた事実です。

今回、多摩市議会にも同世代が増えました。残念ながら20歳代は0ですが、30歳代は5人!多摩市議会の平均年齢も若返ったようです。市議会でも横つながりをつくりながら、活動していくことができそうな気がします。「世代が一緒」というのはやっぱり心強いですね。同じ世代の議員がいるというのは、もしかすると同じ世代の職員にとっても心強いことなのかもしれないなあと思ったりする今日この頃。そして、もちろん同じ世代の市民にとっても!同世代をつないで、地域づくりの新たな活力としていきたいですね。

 

それにしても「いつまで若手でいるつもりか?」ということですが、まあ、「若づくり」はしません・・・っていうことで、ご容赦ください。

「落ち着きましたか?」

20150519

市議会では・・・新人議員研修会が始まっています。確か、入れ替わり立ち替わりでいろいろな部署の方々やってきて、業務の内容について説明をしてくださるのですが、消化しきれないほどの情報が入ってくるので、アップアップしていたころを思い出します。

私は・・・と言えば、お会いする方から「疲れはとれましたか?」とか「もう、落ち着いた?」とか・・・と言われることが多く、考えてもみれば、まだ選挙が終わってから一ヶ月もたっていないことに気が付くわけですが、相変わらず・・・・毎日時間がものすごい速さで過ぎていき、今は、6月定例会に向けて一般質問の準備でヒアリングなどにようやく入ったところです。本当は選挙が終わってからの、市民の方へのあいさつ回りなどもありますが、全部はやりきれなくて・・・すみません・・・と思いながら、やはりまずは議会活動優先にしながら、地域での活動を進めています。

それにしても、先立つものがナイ!という・・・財政環境と行政運営についても頭が痛くなりますが、個人的には財政が厳しいことだけでなく、「人材難」にそれ以上の課題があるのではないかと感じています。何がこんなにも職員を忙しくしているのだろう・・・と思えてならないほど、本当に忙しそうなのです。「市役所の職員は暇でブラブラしている」とイメージだけで語られることも多いですが、少なくとも私が関わっている部署の皆さんは忙しそうです。決して忙しぶっているわけではないと思います。ゆったりとした余裕があるから、新しい知恵やアイデアがわいてきて・・・と思いますが、そんな雰囲気とは隔たり感のある役所全体の空気を変えることの方が先を痛感します。どんなに必要だとわかっていても、やった方が良いと思っていたとしても・・・・「関われる人がいない」とか「そこまで手が回らない」という状態が散見される気がしてなりません。市民を騒がせてきた公共施設の縮減やら在り方の問題についても、その取り組みが一体どうなっていこうとしているか、動きがまったく感じられません。

 

市長は確か・・・「待ったなし!」と言っていた気がするのに。

 

今日は、夕刻からは青少年問題協議会諏訪地区委員会の総会がありました。ここ・・・諏訪地区委員会をめぐっては、ブリリア多摩ニュータウンの完成と子ども人口の増加、そしてまた今後は都営住宅の建替え問題もあったり・・・いろいろな環境変化に対応していかねばならない状況を抱えています。活動についてもきっと従来通りで続けていくことも難しくなっていくとも予想されますし、その時々に臨機応変に動ける組織になっているといいなと考えながら、参加しているところです。まだ諏訪地区委員会に関わりはじめてから2年もたっていないので、活動のちょっとしたお手伝いしかできていませんが、学校や子どもたちを支えていく活動として青少協地区委員会が今後発展していくための在り方も時代とともに変化していくのかもしれませんね・・・そもそも担い手をつないでいくことにも課題が大きく、それは諏訪地区に限らず、いずれの地域でも中心となって活動する人の世代交代は頭の痛い悩みになっています。

さて・・・・ビール話題。SNSを通じて多くの人が関わって商品化したものだそうです。復活するということで、注目していたのですが・・・・SNSを活用していくというアイデアが現代風ですね。こういう取組みを見るにつけ、行政へ議会への市民参画の在り方も時代とともにもっと工夫ができそうな気がしてならないのです。ちなみに本日の写真は話題のビールと、最近のお気に入りグッズです。これは単なるコロコロローラーなのですが、ねこのかたちが持ちやすいことと、ねこの足としっぽのところでツボ押しにもピッタリでおすすめです。毎日が忙しくても、健康グッズで地味にストレス解消できるのはいいですね~。「落ち着きましたか?」と言われ、そういえば、どうなれば「落ち着く」なのだろう?と思わず自問自答してしまった夜でした。

 

明日もいい日になりますように!

徒歩圏に出向く。

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年を重ねるにつれて、生活圏がどんどん狭くなっていく。車に乗らなくなれば、遠方まで買い物には行けなくなる。もちろんバスやタクシー利用することはできても、やっぱり、出にくくなり、出づらくなっていく・・・・商店街にあったスーパーマーケットが撤退した地域や「ちょっとした買い物」をしづらい丘の上にある地域などなど、移動販売サービスが展開しています。その昔、どこかの市場から野菜や果物をたくさん積みこんできたトラックがやってきて、おじさんが売っていた記憶があるのですが、その現代バージョンと言うか・・・・移動販売車が地域を巡っていることは知っていたものの、はじめて見学させていただきました。

すでに、移動販売車が定着している地域では・・・・住民の方が楽しみにしてトラックを待ってくださっていて、また、店員さんたち(ドライバーさん一人と店員さん二人)とも顔見知りなのかなあと思われるお客さんたちも・・・・。

そして、今日の私の目的はこちら・・・・。

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一昨日から試験的に始まった多摩市の健康センターとあいクリニック中沢さんとのコラボの「保健室」。血圧を測定して下さり、そしてまた、簡単な健康相談にものっていただけます。多摩市の保健師さんとあいクリニックの看護師さんが迎えてくださいました。やっぱり、「ちょっと聞いてみたい」という方がおられるようで、多摩市から送付されてきた健康診断の案内かなにか?をお持ちになり、質問を市に来られた方もいらっしゃいました。

何となく、「何が始まっているの?」という雰囲気でもありますが、個人的にはこうして出張していく、「出向いていく」ことはとても大切なことだと思っていて、試験的な取組みですが、毎回でなくとも定着していけばよいなと感じています。

 

 

とは言え、こうして出張にて相談にのっていくというかたちは、高齢化が進んでいくにつれますます必要になってくるはずで、この取り組みから学べることを活かしていけそうな気がするのです。「顔が見える市役所」にもなっていきそうですね。市職員が役所の中で待っているのではなく、自ら・・・こうして足を運んでいくことは阿部市長が言う「現場重視」の職員の姿にまさにぴったりで重なるものです。「出かける市役所」・・・大事な視点です。市役所に来るのがなかなか大変な不便地域などへの出張はある意味・・・これからの姿かもしれません。

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高齢者や赤ちゃん連れのママたちが多い印象。ちなみに、この車は京王ストア高幡不動店に所属しています。そして、商品の販売価格ですが・・・スーパー店頭の価格と同じです。割引シールがはってあるものもありましたよ!