9月議会に向けて。

今日は9月議会に向けての議案説明でした。先だって、パブリックコメントが実施されていた「多摩市みんなの文化芸術条例(仮称)」がいよいよ提案される段取りです。コロナ禍にあって重ねられてきた議論なので、文化あるいは芸術の役割が改めて再認識されながらの制定となったことの意義と意味は大きいのではないかと思っています。議会は子ども教育常任委員会で審査することになりますが、さらにどのような意見が出されるのか楽しみです。こうした条例制定は担当所管が議論の経過をまとめ、情報公開も進めていくのですが、今回の事務局を務めていたくらしと文化部の担当者は委員会要点録などの掲載が比較的スムーズだったという印象。議員はこうした情報掲載なども気にしながら、議会に向けた準備をするというわけです。たくさんというわけではありませんが、パブリックコメント募集とそれに対する回答も既に掲載されています。パブリックコメントの意見から学べる視点や気が付かされることもたくさんありますね。

ユニークなお友達がいて、遊びに行ってきました。スマホは持たず、アナログのジーコジーコする電話を使用しているということですが、ミッキーマウスレトロの貴重品。固定電話を使う人がめっきり激減している社会…電話をかけても出てもらえないことも多い…というエピソードを聞いたりして、なるほど…と思うのですが、懐かしい昭和の暮らし…逆に憧れます。

さて、新型コロナの感染もさらに広がりを見せているということもあり、市内小中学校も夏休みを延期することとなり、現段階では9月から再開することで調整を進めているとの報告があり、その段取りが整ったようです。学校と連動しながら、運営する学童クラブも対応が求められていきますし、保護者の予定やら段取りも変わりますね。「ええっ!夏休みが延長するかもしれないらしい」という立ち話の会話を耳に挟みました。

議会もこれまで通り、感染症対策を行いながら運営していくこととなりますが、「極力、集まる機会、集まる時間を減らす」ことを心がけたいとする議長からの方針を受け、協議が進められています。日程もなるべくコンパクトにという声も出ていますが、「基本的には通常通り」と考える声もあり、来週以降に改めて方針が確定していくこととなります。ただ、議決を必要とする案件などについてはなるべく早めに審査をしていくことが良いだろうとする配慮を行うため、一般質問の日程と委員会の日程を入れ替える段取りと決算審査の日程も短縮するために、議会評価(各常任委員会で行う事業評価)については見合わせる方向では協議が整い、正式には臨時開催される議会運営委員会で来週月曜日に確定することとなります。

新型コロナウイルス感染症対策で市職員もそちらに時間を取られたり、応援体制をとっていることは確かですが、かといって…行政活動がストップしているわけではありません。議会が行政活動をチェックするという立場、あるいは政策提案していく機能などを放棄することはなく、一般質問はもちろんのこと、9月議会の場合には昨年度決算審査もありますが、そこで行われる質疑などなるべく通常通りに行われていくことが望ましいと考えています。

オンラインを活用した議会運営についてもプロジェクトチームが立ち上がっていて、取組む方向になっていますが、よりリアル開催の会議に近い形で実施することが望ましい。オンラインを活用した議会運営に必要なのは議会事務局のやる気なんですよね。それによって大きく動きが変わってくることが、他市を見ていてもよーくわかります。オンライン導入に伴う議会運営の課題など一つ一つを抽出し、課題があるからやらないではなく、課題をクリアして、取り組む意欲を期待したいものです。

ここのところ、議会報告会についても中止をしたり、オンラインでの報告動画提供となっているのですが、双方向で市民とやり取りを進めていくような方策も一つ検討してもよいのでは?とも思います。他市ではすでに先行事例もありますし、そこは議会事務局の情報収集能力もまた問われていくところと言えるでしょう。

それにしても、多摩市では「ZOOM」が使用できない。他市では使用できているのになあ…という違いに不思議を感じますね。セキュリティとの関係があるようですが、「ZOOM」が使えるようになると、議会だけでなく行政活動についてももっと取組みが広がる気がしてなりません。

これ、お弁当です。入れ物がプラスチックなんですが…そう見えないですよね。ちょっと驚き。さっと水洗いをして容器を捨てざるを得ないことに複雑な気持ち。でも、お弁当はとても美味しかった。